JPH05502868A - レトロウィルス感染症を治療又は予防する薬学的組成物 - Google Patents
レトロウィルス感染症を治療又は予防する薬学的組成物Info
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- JPH05502868A JPH05502868A JP3501849A JP50184991A JPH05502868A JP H05502868 A JPH05502868 A JP H05502868A JP 3501849 A JP3501849 A JP 3501849A JP 50184991 A JP50184991 A JP 50184991A JP H05502868 A JPH05502868 A JP H05502868A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
レトロウィルス感染症を治療又は予防する薬学的組成物本発明は、レトロウィル
ス感染症、特に後天性免疫不全症候群(AIDS)を治療する薬学的組成物に関
する。
AIDSは、化アメリカ、ヨーロッパ及びアフリカで広(発生しているウィルス
感染症である。ワクチンまたは治療の研究が、多くの世界的な研究チームの主な
目的となっている。
レトロウィルスHIV (ヒト免疫不全ウィルス)、HIVI又はHIV2は、
ヒトにおいてAIDSの発生源として同定されている。HIVに加えて、種々の
動物種において類似の病理を誘導する他のレトロウィルス、例えば、ヒツジビス
ナウィルス(ovine Visna virus ) 、S I Vウィルス
(シミアン(Simian)免疫不全ウィルス)、FIVウィルス(ネコ(Fe
line)免疫不全ウィルス)又はBIVウィルス(ウシ(Bovine)免疫
不全ウィルス)が存在する。
簡潔に言えば、レトロウィルスは、以下のような構造を有している。種々の蛋白
質と結合したゲノムRNA分子からなり、蛋白質そのもののカプシドによって保
護されたヌクレオカプシドであり、全体はウィルス蛋白質が、それにも拘らず導
入された細胞由来の膜によって覆われ(enveloped )ている。
g 8g% p O1及びenv遺伝子はレトロウィルスに特徴的なものである
。gag遺伝子は、切断されてヌクレオカプシドを構成する種々の蛋白質を与え
るプレカーサー(precursor )をコードする。pol遺伝子は、切断
されてプロテアーゼ、即ち感染された細胞内でウィルスRNAをDNAに転写す
る逆転写酵素を与えるプレカーサー及びこのDNAを宿主細胞のゲノムに統合さ
せるインテグラーゼ(integrase )をコードする。env遺伝子は、
グリコジル化され大きいサブユニット(large 5ubunit )と小さ
いサブユニット(small 5ubunit )に切断されるウィルスのエン
ベロープ(enve 1ope)蛋白のプレカーサーをコードする。感染された
細胞内でのウィルスの増殖の間、小さいサブユニットはそのトランスメンブレン
ドメイン(transmembrane domain)を経由して細胞膜に固
定される。
そのC末端部分は細胞質と接触し、細胞内細胞質ドメイン(intracyto
plasmic domain )を構成する。−万N末端部分は細胞の表面に
存在し、細胞外ドメインを構成する。大きいサブユニットは、細胞の外に放出さ
れ、そこで小さいサブユニットの細胞外ドメインと相互作用する。この様にエン
ベロープ蛋白の2種のサブユニットは、コンプレックスの形態で結合しつづける
。ウィルス粒子か形成されると、それらは細胞の表面上に芽(buds)を発達
させ、ウィルスのエンベロープ蛋白の分子が固定された細胞膜内に覆われる。
HIVIウィルスの場合、e n、 v遺伝子は、切断されて小さいサブユニッ
)gp41及び大きいサブユニットgp120に切断されるプレカーサー糖蛋白
質gp160をコードする。
gagXpol及びenv遺伝子に加えて、ある種のレトロウィルス、特に後天
性免疫不全症候群を引き起こすレトロウィルスに一般的な他の遺伝子が存在する
。ウィルスの感染性を決定する因子をコードするvif遺伝子は(vif:ビリ
オン感染性因子(virion 1nfectivityfactor) )
、後者の他の遺伝子に属する。20から30kDaのMW(HIVIの場合23
kDa)のこの因子は、感染された細胞の細胞質中で検出される。研究によって
、vif蛋白を不活性化する変異を含有する株由来のピリオンが、正常なRNA
と複製(replication )酵素を有するが、それらの感染性は100
から1000倍以下であることが判明した。
多くの研究グループが、一般的な方法で種々のHIV型ウィルス(HIVl、H
IV2.5IVXFIV及びビスナ)から得られるvif蛋白質は、互いに重要
なホモロジーを保有していないことを観察した(ニス、ワインーポプリンら(S
、 Vain−Hobson et al、) 、セル(Cell)、(198
5)、40.9−17 、ピー、ソニゴら(P、 Sonigo et al、
)、セル(Ce11.)、(1985) 、42.369−382 、アール、
ニー、オルムステッドら(R,A、 01m5ted et al、) 、Pr
oc、 Natl、 Acad。
Sci、 USA (1989) 、86.8088−8092 、エル、チャ
クラパルティら(L、 Chakrabarti et al、) 、ネイチャ
ー (Nature)、。しかしながら、これらvif蛋白質の中で、等価のア
ミノ酸同定の力で、互いに一定のホモロジーを示す非常に短い配列が同定された
。更にこれら配列のいくらかは、チオール−プロテアーゼ活性を有する蛋白質、
例えば、カテプシンB又はH1パパイン及びアクチニジン(actinidin
e)中のみに認められるものである。例として第7図参照。
従って、チオール−プロテアーゼ活性とvif蛋白質とが関連があり、この活性
の基質がエンベロープ蛋白の小さいサブユニットであることが判明した。それゆ
え、vif蛋白質は、エンベロープ蛋白の構造に作用するか及び/又は構造が規
定される方法に作用することによりエンベロープ蛋白の変異過程に関与して、高
レベルのピリオン感染性を生じている可能性がある。
結果として、本発明は、
(i)ロイペプチン(leupeptin )以外のチオール−プロテアーゼイ
ンヒビターを治療薬として含有するレトロウィルス感染症を治療又は予防する薬
学的組成物、(11)そのような治療を必要とする対象者(subject )
に治療的に効果的な量のチオール−プロテアーゼインヒビターを投与する行動を
含むレトロウィルス感染症を治療又は予防する方法、
(iii)レトロウィルス疾患を治療又は予防するためのチオール−プロテアー
ゼインヒビターの使用、(iv)レトロウィルス感染症を治療又は予防するため
に医薬物質を生産するためのチオール−プロテアーゼインヒビターの使用、
を提供する。
レトロウィルス感染症の中でも、HIV−型ウィルス感染症及び特にHIV−1
感染症について特に述べる。
チオール−プロテアーゼインヒビターは、公知の生成物、例えばシスタチン類(
cystatines)及びその誘導体、アンチパイン [(S)−1−カルボ
キシ−2−フェニルエチルコーカルバモイルーArg−Va 1−Arg−a
1、E−64(L−トランス−エポキシスクシニル−ロイ゛シルアミド−(4−
グアニジノ)−ブタン) 、N−[N−(L−3−1ランスカルボキシイラン−
2−カルボニル)−1,−oイシル]−アグマチン(agmatine)、ロイ
ペプチン、ヨード酢酸/ヨードアセタミド又はN−Cbz−Phe−Ala−ジ
アゾメタン等である。
しかしながら、本発明の目的達成のために、より好ましい化合物は、v1f蛋白
に特異的なインヒビターである。
後者のvif蛋白に特異的な型のインヒビターは、例えばその三次構造がエンベ
ロープ蛋白の小さいサブユニット上に局在的に存在するvif蛋白−認識部位に
類似するオリゴペプチドが含まれる。
本発明の目的達成のために使用されるチオール−プロテアーゼインヒビターの活
性は、HrVウィルス又はenv/ v i fダブル発現システムのような適
当なターゲットを使用して、インビトロ(in vitro)の試験で検出され
る。
AIDSの症状に応じて、投与される量は広い範囲にわたり、投与される対象者
の状態、使用される特定の化合物の活性に依存する。
vif蛋白は感染された細胞の細胞質中に局在しているので、チオール−プロテ
アーゼインヒビターはvifに到達するために細胞内に貫通できる必要がある。
このため、細胞内に貫通でき、他の分子と修飾又は結合し、或いはリポソームの
中にカプセル化されるインヒビターが選択される。好ましくは、チオール−プロ
テアーゼインヒビターを非感染細胞にのみ作用させる様なシステムが選択される
。
使用される薬学的な投与形態は、非常に多様であり、その特徴が当業者に知られ
ている注射形態又はその他の形態であっても良い。
以下の実施例は、本発明を限定すること無く本発明の他の特徴および利点を示す
ものであり、以下の図を参照する。
第1図は、大腸菌(E、coli)の発現プラスミド及びワクシニアウィルスの
ゲノムに挿入されたvif蛋白の野生型(wild type )および変異型
(mutant types)をコードするDNAフラグメント(第1図a)、
及びワクシニアウィルスのゲノムに挿入されたenv蛋白をコードするDNAフ
ラグメントを図式的に示したものである;Sはシグナル配列(signal 5
equence )を示し、Hは疎水性配列を示し、TMはトランスメンブレン
配列を示す。矢印は、gp120及びgp41を与えるプレカーサーの切断部位
を示す(第1図b)。
第2図は、以下のプラスミドで形質転換された大腸菌株TGE 901から得ら
れる音波処理上清を110AtのE64の存在(+)又は非存在(−)下でイン
キュベーション後、ヨードアセタミドでラベルされた音波処理上清のポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動(30mA)から得られるオートラジオグラフの2O−2
5Kda付近の部分を示したものである:
十
一カラム1 及び1 :pTG959、ネガティブコントロール
一カラム2−及び2+、野生型vif蛋白を発現するpTG4190
+
一カラム3 及び3 :114位で変異されたvif蛋白を発現するpTG41
93
+
一カラム4 及び4 :133位で変異されたvif蛋白を発現するpTG51
06
+
一カラム5 及び5:1.14位及び133位で変異されたvif蛋白を発現す
る
pTG5115
第3図は、上述の試料をHIV−陽性ヒト血清で免疫沈降したもののポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動(5mA;200mMの燐酸ナトリウムを添加した通常の
負荷(loading )緩衝液)から得られるオートラジオグラフの35−4
5Kda付近の部分を示したものである。試料は、(env蛋白を発現する)ワ
クシニアウィルスVVTG9−1及び野生型ワクシニアウィルスVVWT (コ
ントロール)テ共に感染された(coinfected) B HK −21細
胞(W)培養、並びにワクシニアウィルスVVTG9−1及び(野生型vif蛋
白を発現する)ワクシニアウィルスVVTG1160で共ニ感染すFLf:BH
K−2[胞(V)培養の細胞抽出物(P)又は上清(S)である。矢印は、gp
41を示す。
第4図は、gp41のC末端部分に対するウサギポリクローナル血清で免疫沈降
されたBHK−21細胞の抽出物のポリアクリルアミドゲル電気泳動(30mA
)から得られるオートラジオグラフの100−200KDa及び4O−45Kd
a付近の部分を示したものである。VVWTで感染された(カラム1)、又は(
env蛋白を発現する)VVTG9−1及び(野生型vif蛋白を発現する)V
VTG1160 [カラム2及び5コ、又はVVTG9−1及びvvWT[カラ
ム3コ、又はVVTG9−1及び(114位で変異されたvif蛋白を発現する
)VVTG4185で共に感染されたBHK−21細胞は、E64−Dの非存在
下[カラム1から4コ又は10μMのE64−りの存在下[カラム5]で培養さ
れている。
第5図は、HIV−陽性ヒト血清で免疫沈降されたBHK−21細胞の抽出物[
カラム1から3]及び上清。
[カラム4から6]のポリアクリルアミドゲル電気泳動(30mA)から得られ
るオートラジオグラフの100−200KDa付近の部分を示したものである。
(env蛋白を発現する)VVTG9−1及びVVWT [カラム1及び4コ又
はVVTG9−1及び(野生型vif蛋白を発現する)VVTG1160 [カ
ラム2.3.5及び6]で共に感染されたBHK−21細胞は、E64−Dの非
存在下[カラム1.2.4及び5]又は10μMのE64−Dの存在下[カラム
3及び6]で培養されている。矢印はgp160及びgp120を示す。
第6図は、mRNAから最初に合成されるHIVI。
Bru アイソレート(isolate)由来のvif蛋白のアミノ酸配列を示
す。N−末端部分のメチオニン残基N011は通常その後除去される。
第7図は、ウィルスHIVI−Bru、HIV2ROD/SIV mac、ビス
ナ、FrVのvif蛋白並びに種々のチオール−プロテアーゼの(アミノ酸同定
または同等の効力による)ホモロガスな領域を示す。保存されていないアミノ酸
は、イタリック体で表す。配列中の番号は存在するアミノ酸の数を表す。
実施例 1:vif蛋白に関連するチオール−プロテアーゼ機能の検出
チオール−プロテアーゼはその活性部位にシスティン残基を保有する。更にチオ
ール−プロテアーゼは特異的にE64によって阻害されることが知られている。
チオール−7’ロチアーゼがE64と接触する状態におかれた時、E64は活性
部位に結合し、この部位のシスティン残基をブロックする。
チオール−プロテアーゼの活性部位の特性を検出するために、E64を用いてヨ
ードアセタミドのラベリングによる阻害試験を行う。ヨードアセタミドはほとん
どの蛋白質のシスティン上に、非特異的に結合する。
最後に、vif蛋白中の活性部位の位置を正確に同定するために、野生型vif
蛋白を、オリジナルの114位及び133位のシスティン残基の位置で変異させ
た。v i f蛋白と同様に試験する。
IA、大腸菌(E、coli)での野生型vif蛋白の発現HIVI、Bru
アイソレートのvif蛋白をコードするDNA配列を含有する、ワイ、リビエル
ら(Y。
Riviere et al、、’) 、J、 Virol、 (1989)、
66 : 2270に記載されたファージM13TG185由来のBglII−
EcoRIフラグメントを、酵素BglII及びEcoRIで切断された(特許
出願EP−A−292,404に記載された)プラスミドpTG959に挿入し
、vif蛋白をコードするDNA配列がラムダファージpLプロモーターの支配
下にあるプラスミドpTG4190を得る。
ゴッテスマン エム、イー、ら(Gottesman M、E、et al。
、)により、J、Mol、 Biol、(1980) 140 :57にN48
30/pKC30という名称で記載されたTGE901株をプラスミドpTG4
190により形質転換し、0D6ooが0. 1になるまで30℃で培養する。
vif蛋白をコードするDNAフラグメントの発現を42℃で4時間誘導する。
細胞を遠心分離によって収得し、培養物500m1あたり20m1のPBSに再
溶解させ、氷にアルコールを加えた洛中で8分間音波処理を行う。その後溶液を
遠心し、発現された約1%のvif蛋白を含む上清を試験のために維持する。
1B、114位、又は133位、又は114位及び133位で変異されたvif
蛋白の大腸菌での発現ファージM137G185を、アマジャム(Amersh
am)のキット及び0TG2540オリゴヌクレオチド=5− GCAGAGT
CTGAAAAGAGCTCAAAGTAATACAG 3−
を使用して、vif蛋白の114位のアミノ酸に対応するBglII−EcoR
Iフラグメントのコドンを目標として部位突然変異にかける。これは114位の
オリジナルなシスティン残基のロイシンへの置換に相当する。その後変異Bgl
II−EcoRIフラグメントを、あらかじめ酵素Bgiff及びEcoRIで
切断された発現プラスミドpTG959に挿入し、プラスミドpTG4193を
得る(第1図)。
同様にして、133位のシスティンを、0TG2658オリゴヌクレオチド:
5− GCTTGATATTCAAGCTTAGGGCTAACT 3−
を使用してロイシンに変異させる。この様に変異されたBgllI−EcoRI
フラグメントを、酵素BglII及びEcoRIで切断された発現プラスミドp
TG959に挿入し、プラスミドpTG5106を得る(第1図)。
同様にして、114位及び133位のシスティンを、0TG2540及び0TG
2658オリゴヌクレオチドを使用して同時にロイシンに変異させる。この様に
変異されたBgln−EcoRIフラグメントを、酵素Bg1m及びEcoRI
で切断された発現プラスミドpTG959に挿入し、プラスミドpTG5115
を得る(第1図)。
大腸菌株TGE901をプラスミドpTG4193、pTG5106又はpTG
5116により形質転換する。
培養及びバクテリア音波処理はパラグラフIAに記載のように行い、音波処理上
清を同様に回収する。
IC,E64によるヨードアセタミドのラベル化の阻害試験:
1A及びIBで得られる試料の各上清40μlを2検体づつ、PBSバッファー
(ダベルッコ−(Dubelcco)の食塩加リン酸緩衝液;セロメト(Ser
omed) )中で30分間37℃でインキュベートする。但し試料の一つに前
もって10μMのE64(シグマ(Sigma) )を添加する。その2つの試
料をその後10μMの140−ラベルされたヨードアセタミド(アマジャム)の
存在下PBSバッファー中で30分間37℃でインキュベートする。ネガティブ
コントロールは、プラスミドpTG959により形質転換された大腸菌株TGE
901の培養後得られる音波処理上清を用いる。
これら試料を5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動にかける(第2図)。
野生のvif蛋白は、ヨードアセタミドによってラベルされ、ブロードのバンド
の形態で移動する。E64とのブレインキュベーションは、vif蛋白の見掛け
の移動を修飾し、その移動は、E64がvif蛋白と複合体を形成することがで
きることを示す。
133位で変異され、その結果114位のみにシスティンを保有するvif蛋白
は、もはや事前にE64とブレインキュベーションしても、ヨードアセタミドで
ラベルされない。対照的に、E64とのブレインキュベーションは、114位で
変異され133位のシスティンのみ保有するvif蛋白の、ヨードアセタミドに
よるラベル化を阻害しない。114位及び133位の2つのシスティンを変異さ
れたvif蛋白は、ヨードアセタミドでラベルされない。
上記に記載した阻害試験を、E64の代わりにフェニルメタンスルホニルフルオ
ライドや大豆トリプシンインヒビターのようなセリンプロテアーゼインヒビター
100μMで置き換えて繰り返す。そのようなインヒビターは、vif蛋白が野
生型であっても変異型であっても、vif蛋白のラベル化を修飾しない。
これらの結果によって、
−HIVI vif蛋白はチオール−プロテアーゼの活性部位に類似する構造を
有するドメインを保有し、−114位のシスティンはこのドメインの一部である
ことが判明する。
実施例 2:HIVl ウィルス由来のgp41蛋白の変異におけるE64の阻
害効果の検出
野生型又は114位で変異されたvif蛋白を、以下の方法によってBHK−2
1細胞(子供の(baby)ハムスターの腎臓)中でenv蛋白と共に発現させ
る(coexpressed) :最初に、BHK−21細胞中で種々の形態の
vif蛋白及びenv蛋白を発現するベクターは以下のとおりである:野生型v
if蛋白をコードするDNAフラグメントを含有するリコンビナントワクシニア
ウィルスVVTG1160は、ワイ、リビエルら(Y、 Riviere et
al、、)らにより、(1989)J、 Viroll、競: 2270−2
277、に記載されている。
114位で変異されたvif蛋白をコードするDNAフラグメントを含有するり
コンビナンドワクシニアウィルスVVTG4185は、エム、ピー、キーニーら
(M、P。
Kieny et al 、、) 、(1984)、ネイチャー (Natur
e)、312 。
163−166頁に従って、ツクシュアウィルスゲノム中にプラスミドpTG4
193由来のBglII−EcoRIフラグメントを挿入することによって得ら
れる。
HrVl、Bru アイソレートの天然のenv蛋白をコードするDNAフラグ
メントを含有するリコンビナントワクシニアウィルスVVTG9−1は、キーニ
ー エム。
ピー、ら(Kieny M、P、et al、) 、(1986)、バイオテク
ノロジー(Biotechnology ) 4.790−795頁に記載され
ている。
全てのリコンビナントワクシニアウィルスは、ワクシニアウィルスのコペンハー
ゲン株(Copenhagen 5train )から得られる。
106個のBHK−21細胞を(i)コントロールであるVVTG9−1 (e
nv)及びVVTGWT Cワクシニアウィルスの野生型のコペンハーゲン株)
、又は(ii)VVTG9−1 (env)及びVVTG1160 (野生型v
i f) 又I;!(iii) VVTG9−1及びVVTG4185(11
4位で変異されたvif)によって共に感染させる。
コノ感染は、VVTG9−1の場合には、10pfuの多重度で、他の場合は1
5pfuの多重度で行う。
ウィルスを20℃で1時間吸着した後、BHK−21細胞を、10〜100μM
のE64−D(エチル (25゜35)−3[(5)−3−メチル−1−(3−
メチルブチルカルバモイル)ブチルカルバモイル]オキシラン−2−カルボキシ
レート1;これは細胞内に貫入するE64の誘導体であり、ネオシステム(Ne
osystem) (ストラスプール)によって合成)の存在下又は非存在下に
、100μCiのメチオニン35S(アマジャム(Amersham) )を添
加したメチオニン−フリーのMEM培地(ギブコ(Gibco) )中で培養す
る。37℃で4時間インキュベート後、溶解した細胞と上清を別々に回収するた
めに培養物を遠心する。env蛋白の存在は、上述のキーニー エム、ピー、ら
(Kieny M。
P、et al ) 、(1984)の記載の方法に従って、HIV−陽性ヒト
ポリクローナル抗血清との免疫沈降によって、上清中及び細胞溶解物中に検出さ
れる。この免疫沈降物を、5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(第3図及
び第5図)にかける。野生型又は変異型のvif蛋白の存在は、vif蛋白に対
するマウスモノクローナル抗体を使用して、ウェスタンブロッティング法によっ
て細胞溶解物中に同時に検出される。
第3図に示すように、野生型のvif蛋白の存在において、gp41蛋白の相対
移動度は、試験した他の試料中に存在するg I) 4.1のそれよりも実質的
に大きいことが観察される。これは約IKDaの減少に相当する。
更に、114位を変異されたvif蛋白は、野生型のvif蛋白の存在下で観察
されるgp41の翻訳後調節を誘導しない。この翻訳後調節はvif蛋白と関連
するチオール−プロテアーゼ活性によるものであろう。これは、vif蛋白の効
果を消失させるE64−Dの作用によって確認される。
結論としては、実施例2は、E64の様なチオール−プロテアーゼインヒビター
は、vif蛋白に関連する蛋白質分解機能を阻害することによって、gp41の
成熟を阻害することを示す。
上述で得られる細胞溶解物を、同様に、蛋白質env及びgp41に共通の15
個のC−末端アミノ酸残基に対するウサギ抗血清(ネオシステム(Neosys
tem)製、ストラスプール)を使用して免疫沈降テストにかける。この免疫沈
降物を、第4図に示すように5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動にかける
。同程度の量のgp160プレカーサーが、共感束(coinfection
)のタイプに関係なく免疫沈降される。一方、gp41の量は、VVTG9−1
及びVVTG1160での共感束の場合、V V T G 9−1及びV〜’T
G4185での共感束の場合又i;!VVTG9−1及びVVWTでの共感束の
場合よりも少ない。gp41はgp160プレカーサーのC−末端側に対応する
ので、上述の観察を考慮すると、vif蛋白は、gp160プレカーサーがgp
120とgp41に切断された後、特異的にgp41に作用するように考えられ
る。
第4図のカラム5に示すように、VVTG9−1及びVVTG1160で共に感
染された細胞の培養物中のE64−Dの存在は、vif効果を消失させる。E6
4−りの存在下又は非存在下においてコントロールでは差は認められない。
更に、第4図に示すように、VVTG9−1及びVVTG1160で共に感染さ
れた細胞の培養物中のE64−Dの存在は、免疫沈降されたgp160の量に影
響を及ぼさない。E64は、非特異的なチオール−プロテアーゼインヒビターで
あるため、これによって、gp41の翻訳後修飾は、細胞の異化に関与するチオ
ール−プロテアーゼによって引き起こされないことを効果的に示す。
BHK−21細胞を、実施例2と同様に、E64−Dの存在下又は非存在下で、
VVTG9−1 (env)及びVVTGWT、又はVVTG9−1 (enV
)及びVVTG1160 (野生型vif)とで共に感染させる(coinfe
cted)。このようにして得られた細胞溶解物及び上清を、HIV−陽性ヒト
ポリクローナル抗血清を使用して、免疫沈降試験にかける。
第5図に示すように、E64−Dの非存在下、細胞溶解物中に存在するgp16
0プレカーサー及びgp120の総量は、vifが合成されているいないにかか
わらず、同一であり(カラム PV及びPW)、対照的に、上清中に存在するg
p120の量は、実質的にコントロール(SW)、envがvifと共感束され
る時(SV)に比較して高い。E64−Dの存在下でvifがenvと共感束さ
れると、gp120の上清の放出が、コントロール試験(SW)中に観察される
量と同等になる。
vif蛋白が、E64によって阻害されると、直接的でない効果が、gp120
の行動に関して観察され、この場合、env蛋白(gp120−gp41複合体
)が欠失していることもある。このことは、E64の存在下に、ピリオンが、自
らのカプシドに欠失したエンベロープを組み込んで、その構造を修飾するのでは
ないかと推測させる。
E64は、この様にしてピリオンの感染性を弱めることができるであろう。
実施例 4
BHK細胞中天然のenv蛋白の発現は、ベクターとしてリコンビナントワクシ
ニアウィルスVVTG9−1を使用して得られる。BHK細胞中に狂犬病糖蛋白
と融合されたenv蛋白の発現は、ベクターとして、キーニーら(Kieny
et al、、 ) 、Protein Eng、、(1986)、2:210
によって記載されたリコンビナントワクシニアウィルスVVTG1131を使用
して得られる。BHK細胞中でのvif蛋白の発現は、ベクターとしてリコンビ
ナントワクシニアウィルスVVTG1160を使用して得られる。
感染条件は以下のとおりである:細胞当たり10pfuの多重度で、天然のen
v蛋白または狂犬病糖蛋白と融合されたenv蛋白を発現するVVTG9−1又
はvvTG1131を、及び/又は20pfuの多重度で、vif蛋白を発現す
るVVTG1160又は野生型ワクシニアウィルス(vvWT)を、10” 個
(7)BHK21細胞!、[染させる。
1時間のウィルス吸着の後、BHK細胞を、10 個の細胞あたり、100μC
iのメチオニン35Sを添加したメチオニン−フリーのM E M培地(ギブコ
(Gibco) )中で培養する。ラベル化の5.6又は7時間後、それらを溶
解させ、ペレットと上溝を分離する。env蛋白の発現は、HIV−陽性ヒトポ
リクローナル抗体を使用する免疫沈降(メチオニン35Sラベル化)によって、
検出され、vif蛋白の発現は、抗−HIV−1vif蛋白モノクローナル抗体
を使用するウェスタンブロッティングによって検出される。
VVTG9−1単独のBHK細胞への感染に続いて、及びVVTG9−1+VV
WTの感染に続いて得られるenv蛋白の発現は、同様である。
env蛋白のみを発現するとき、gp120蛋白は完全な成熟の後放出される上
清中に検出される。env蛋白とvif蛋白が共に発現される時、2種のタイプ
の効果が観察される。第1は、一般に、翻訳へのvif蛋白の作用に対応しく非
特異的として記載されている効果)、ある種の蛋白質の合成のレベルを低下させ
、他の蛋白質のそれを増大させる。第2の効果は、エンベロープ蛋白に対するv
if蛋白の特異的な活性に対応する。gp160蛋白の成熟の加速現象が、細胞
の表面及び上清中に存在するgp120蛋白の量の増大と共に観察される。他方
、トランスメンブレン領域及び細胞内細胞質部分が、狂犬病ウィルス糖蛋白のト
ランスメンブレン領域及び細胞内細胞質部分により置き換えられているエンベロ
ープ蛋白が観察されると、vif蛋白の特異的な作用は、もはや観察されない。
チオール−プロテアーゼインヒビターであるヨードアセタミド10μMの濃度の
存在下、同じ実験を行うと、gp120蛋白は実質上上清中には検出されない。
これは、env蛋白の成熟がブロックされるか又は実質的に減少することを示唆
している。ヨードアセタミドの存在は、翻訳に対するvif蛋白の非特異的な作
用及びエンベロープ蛋白へのその特異的な作用を阻害する。
Figure 1
3 大腸菌 ワクシニア
CCpTG VVTG
二1=13
−JIs−拳雷 、藁[1,)噛轡
1 2 34 S
4二二
し!ゼ1」
1目−!!! 4GP160
シE凹1j
二鮎毘厚り玉
Met Glu Asn Arg Trp Gln Val Met工le V
al Trp Gln Val 13Asp Arg Met Arg 工1e
Arg Thr Trp Lys Ser Lau Val Lys 26H
is His Met Tyr Val Ser Gly Lys Ala A
rg Gly Trp Phe 39ryr pi−q sis nis Ty
r Glu Ser Pro Hls pro Arg工1eser52Ser
Glu Val His 工1e Pro Leu GIY A!IP Al
a Arg Leu Val 65工le Thr Thr Tyr Trp
Gly Leu His Thr Gly Glu Arg Asp 78Tr
p His Leu Gly Gln Gly Val Ser X1e Gl
u Trp Arg Lys 91Lys Arg Tyr Ser Thr
Gln Val Asp Pro Glu Leu Ala Asp 104G
in Leu工1e His Leu Tyr Tyr Phe Asp Cy
s Phe Ser Asp 117Ser Ala 工Is Arg Lys
Ala Lau Leu Gly His Ile Val Ser 130
Pro Arg Cys Glu Tyr Gin Ala Gly His
Asn Lys Val Gly 143Ser Leu Gln Tyr L
eu Ala Leu Ala Ala Leu工le Thr Pro 15
6Lys Lys Ile Lys Pro Pro Lau Pro Ser
Val Thr Lys Leu 169Thr Glu Asp Arg
Trp Asn Lys Pro Gln Lys Thr Lys Gly
182H1!I krq Gly Ser日i、s Thr Met Asn
Gly His 192二と■二しニ
ー Fl −G Y/%4− Y 賢□W□讐要約書
活性成分としてチオール−プロテアーゼインヒビターを含有するレトロウィルス
疾患を治療又は予防する薬学的組成物。チオール−プロテアーゼインヒビターは
公知の生成物、例えば、シスタチン類及びその誘導体、アンチパインJ(S)−
1−カルボキシ−2−フェニルエチルコーカルバモイルーArg−Va l−A
rg−a’L E−64(L−4ランス−エポキシスクシニル−ロイシルアミド
−(4−グアニジノ)−ブタン’) 、N−[N= (L−3−トランスカルボ
キシイラン−2−カルボニル)−L−〇イシル]−アグマチン、ロイペプチン、
ヨード酢酸/ヨードアセタミド又はN−Cbz−Phe−Al a−ジアゾメタ
ン等である。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成4年6月18日
特許庁長官 深 沢 亘 殿 い
PCT/FR90100921
、発明の名称
レトロウィルス感染症を治療又は予防する薬学的組成物3 特許出願人
住 所 フランス国 67000 ストラスプール リュドゥ モルシャイム
11
名 称 トランスジーン ソシエテ アノニム4代理人
住所〒541
大阪市中央区平野町2−1−2 沢の鶴ビル・f106 (203) 0941
請求の範囲
1、後天性免疫不全レトロウィルス感染を治療又は予防するための医薬物質の生
産へのチオールプロテアーゼインヒビターの使用。
2、AIDSを治療又は予防するための医薬物質あ生産へのチオールプロテアー
ゼインヒビターの使用。
国際調査報告
″”” ”’ PCT/FR90100921−1向−^−一。−PCT/FR
90100921国際調査報告
FR9000921
S^ 43227
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.活性成分としてロイペプチン以外のチオーループロテアーゼインヒビターを 、薬学的に許容される担体又は希釈剤と共に含有するレトロウイルス感染症を治 療又は予防する薬学的組成物。 2.レトロウイルス感染症を治療又は予防するための医薬物質の生産へのチオー ループロテアーゼインヒビターの3.AIDSを治療又は予防するための医薬物 質の生産へのチオーループロテアーゼインヒビターの使用。 4.活性成分として、後天性免疫不全レトロウイルスのvif蛋白の特異的なイ ンヒビターを含有する請求項1に記載の薬学的組成物。
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