JPH05502734A - ガス・クロマトグラフィー装置と方法 - Google Patents

ガス・クロマトグラフィー装置と方法

Info

Publication number
JPH05502734A
JPH05502734A JP3517932A JP51793291A JPH05502734A JP H05502734 A JPH05502734 A JP H05502734A JP 3517932 A JP3517932 A JP 3517932A JP 51793291 A JP51793291 A JP 51793291A JP H05502734 A JPH05502734 A JP H05502734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
sample
chamber
gas chromatography
components
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3517932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2539314B2 (ja
Inventor
サックス リチャード
ランキン クリスティン
クレンプ マーク
Original Assignee
ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミシガン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミシガン filed Critical ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミシガン
Publication of JPH05502734A publication Critical patent/JPH05502734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2539314B2 publication Critical patent/JP2539314B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • G01N30/38Flow patterns
    • G01N30/40Flow patterns using back flushing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/06Preparation
    • G01N30/12Preparation by evaporation
    • G01N2030/121Preparation by evaporation cooling; cold traps

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ガス・クロマトグラフィー装置と方法 関連出願 本件は、1990年9月28日提出の米国特許願071590174 (発明の 名称:ガス・クロマトグラフィー装置と方法)の利益を要求する国際出願である 。 発明の分野 本発明は、ガス・クロマトグラフィー法の速度、操作の柔軟性、ならびに正確さ を高めるガス・クロマトグラフィー装置と方法に関する。 発明の背景と要約 ガス・クロマトグラフィーは、揮発性の有機、無機化合物からなる複雑な混合物 を分離、分析するため広く採用されている方法である。この混合物は、移動和気 体による、吸収剤の入ったカラムから混合物を溶離してその成分に分離される。 ガス・クロマトグラフィー法は、気−液クロマトグラフイーと気−固クロマトグ ラフィーとに大別することができる。気−液クロマトグラフイーは、現在、最も 広く採用された方法で、不活性な支持構造、一般的にはキャピラリー・チューブ に薄い層状に塗布された不揮発性の液状吸着剤が入っている。キャリア・ガスと 称される移動和気体がクロマトグラフィー・カラムを通って流れる。試料は、移 動相である気体と吸着剤に分離し、試料成分の分離係数または溶解度によって変 わる速度でカラムを通って移動する。管状のガラスあるいはステンレス鋼製のキ ャピラリー・チューブなど、各種のカラムが使用されている。使用上は、試料は 、移動キャリア・ガス流の中にあるキャピラリー・チューブガスカラムの入口端 に引き込まれる。サンプルを構成する成分は、カラムに沿って分離され、試料成 分の性質によって変わる間隔と濃度でカラムの出口から逃げる。カラムの出口に ある検出器、例えば、伝熱検出器あるいは水素炎イオン化検出器(FI[)は、 試料成分があればこれに反応する。Fl内の溶離物質が燃焼すると、帯電した種 が火炎内に形成される。火炎の挙動はバイアスされたイオン検出器を介して監視 され、この検出器は、つながるエレクトロニクス装置とともに、検出器の出力の 時間と大きさの関係をトレースする。複雑な混合物のトレースには、強さの違う 多数のピークが認められる。試料の個々の成分がそれぞれの固有の時間でピーク に達し、その大きさは、それぞれの濃度の関数であるから、このクロマトグラム の評価を通して、多くの情報が得られる。 上記の種類のガス・クロマトグラフィー装置は、今日広く用いられている。現在 の装置は優れた性能、利便性を備えてはいるけれども、本発明は、この方法を最 適化し、さらにその有用性を高めることを目的としたものである。 現在使用されているガス・クロマトグラフィー装置とその方法は、一種類のサン プルの分析を終えるのにかなりの分析時間を要する場合が少なくない。こうした 時間上の条件はいくつかの要因から生しる。長いカラム(例えば、10m以上) を使用しているため、対象物質がカラム全体を横断するのに必要な時間が長くな る。また、従来からカラムの長さを長くする必要があるのである。それは、サン プルがカラムの入口端では、高濃度の物質プラグとしては供給されず、かなりの 時間をかけて取り込まれるからである。サンプルが濃度の高いプラグの形で取り 込むことができない場合分離された混合物中で問題のない程度の明確な出力を得 るには、試料が分離カラムに沿ってかなりの距離を進ませなければ、試料の部分 がカラムに取り込まれる時間に差がでることから出力に汚れが生じるのが避けら れないからである。さらに、一部の試料にとって、完全な分離のプロセスは、分 離カラムに沿って非常に緩慢に移動する比較的沸点の高い成分が存在するために 大幅に高まる。この方法から望まれる重要な情報はすべて、対象のピークがクロ マトグラムに記録されるから比較的短時間内に得られるけれども、これらの沸点 の高い成分は次のサンプルが取り込まれるまでカラムから溶離する必要がある。 従来のガス・クロマトグラフィー法には、さらに時間的制約がある。すなわち、 バックフラッシュ・プロセスがそれである0分離に続いて、分離中に試料が進む 方向と逆の方向に進む液状の流れを与えることによってカラムをバックフラッシ ュすることが必要となるのが通常である。この方法は、残留しているおそれのあ る試料成分の入ったカラムを清浄にし、二〇カラムを何度も使用できるようにす る。カラムをパージするのに必要なバックフラッシュの時間はその長さの平方の 関数であるから、長いカラム・ガス・クロマトグラフィー装置は、ガス・クロマ トグラフィーの実験をおこなうのに相当の時間を要するわけである。 従来の方法を使用した場合のガス・クロマトグラフィーの実験をおこなう上での 上記の時間的制約から、プロセス制御法や統計的に工程品質保証情報を得るため 大量のデータ・サンプルを収集するなどの用途での利便性が制約される。 本発明によるガス・クロマトグラフィー装置ならびにその方法は、ガス・クロマ トグラフィーでの評価をおこなうのに必要な時間を大幅に短縮する。こうした評 価時間の短縮は、数々の要因によるものである。まず、本発明のガス・クロマト グラフは、比較的短い長さ、例えば、IOメーター以内、望ましくは約2メータ ーのカラムを使用していることである。さらに、冷却集束チャンバーが用いられ 、それによりサンプルが固体相で捕集されてから、新規の高速加熱回路を使用し て気化して、サンプルが高濃度の狭いプラグとしてカラムの入口端に注入できる ように図っているからである。この濃度の高いサンプル・プラグは、短いカラム を使用すると同時に、納得いく分解能が与えられる。 さらに、本発明は負圧ポンプを使って、対象混合物の(他の成分に対して)低い 沸点の成分をカラムから溶離した後、カラムを通る流体の流れの方向を逆にする バックフラッシュ装置を組み込んで分析時間を短縮する。従って、カラムに沿っ て長距離を進まなかった高沸点′!#J質は、比較的短い時間で、バックフラノ シュしてガス抜きすることができる。このバックフラッシュ操作は、長いカラム を使用した場合に必要となるバックフラッシュ流を駆動するための圧縮ガス発生 源を使用しなくても逆方向に分離カラムを通って流体を引き込む負圧ポンプを使 っておこなう。 本発明によりガス・クロマトグラフィー法による評価のもう一つの最適化は、一 部のサンプルは高濃度の幅が広くなったピークで、混合物中の溶媒による長い「 テール」を備えたピークの表われたクロマトグラムが得られるという事実に関係 するものであるから、これを「溶媒ピーク」と呼称する。78媒のピークあるい は溶媒のピークのテールに沿って熔解する不純物は、溶媒のピークと比較して比 較的時間が短く、大きさも小さいために完全に不鮮明となる場合がある。従って 、かなりのデータが不鮮明となる場合がある。 現在、上記の溶媒があることが原因のデータの不鮮明さの問題を回避する装置が 知られている0例えば、複数個のカラムを使ったいわゆるハートカッティング法 が使用されている。しかし、この方法は、必要なガス・クロマトグラフィー装置 がいたずらに複雑となり、一段と多くの制御用入力が必要となり、評価を行うの に必要な時間が大幅に長くなる。 本発明によれば、ガス・クロマトグラフィー装置は、高濃度の溶媒成分を溶離し た場所において、ただし、溶媒のピークに続く対象成分がカラムからi′81I するまでに、カラムを通る流れの方向を逆転させることのできる装置の要素を通 して流れの方向を制?Hする装!が備ねうている。この対象成分は、反対方向に 、カラムを通して還流して、冷却集束装置内へと入り、そこで、冷却によりもう 一度集束させてから、高速に加熱され再びカラムに注入される。これらの物質は 溶媒がピークに達する原因となる高1度物質の少なくとも一部が入っていないが ら、対象となる他の成分が次の分離プロセスで容易に検出される。多量の溶媒を 除去するためのこの流の逆転とサンプルの再収集プロセス(以後「バックフラッ シュ・再捕集」モードという)は、何度も繰り返して、溶媒物質あるいは大きい 、持続時間の長いピークを生み出す物質がほぼ完全に除去できる。 上記以外の本発明の長所、利点は、添付の図面と合わせて、以下の好ましい実施 例と添付の特許請求の範囲の説明から、本発明の関係する当業者には明らがとな ろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明によるガス・クロマトグラフィー装置の絵図面である。 図2(a)から2(c)は、一連のクロマトグラムである0図2(a)は、流れ の方向を逆転せずに物質の完全なりロマトグラムであり、図2(b)はバックフ ラッシュ・モード開始後のクロマトグラム、図2(c)は冷却集束捕集法で収集 後の残留物を再度注入するクロマトグラムである。 図3は、各種溶媒の種類の関係を示し、サンプルの回収効率と各種バックフラン ツユ時間の関係とを示す。 図4 (a)〜4 (r)では、まず図4(a)から4(d)は一連のクロマト グラムで、各バンクフラッシュ時間の初期特性と再注入特性を示し、図4(e) では、拡大した時間スケールでのクロマトグラムで、図4(a)〜4(d)まで のバックフラッシュ時間を示し、図4(「)は、対象となるピークを拡大し、重 ねあわせたクロマトグラムである。 図5(a)〜5(C)は、図5(a)で、対象混合物の完全なりロマトグラムを 、図5(b)で、溶媒の一部クロマトグラムを、また、図5(c)で、さまざま のバックフラッシュ・サイクルの部分的、拡大クロマトグラムを示す。 図6(a)〜6(d)は、図6(a)で、対象混合物の部分的クロマトグラムを 、図6(b)で、図6(a)の混合物の完全なりロマトグラムであって、高沸点 成分につきもののピークを示したものを、また、図6(c)で、バックフラッシ ュが開始した場合の供試混合物のクロマトグラムを、さらに、図6(d)では、 ハックフラノツユ動作による連続サンプルの一連のクロマトグラムをそれぞれ示 す。 図7は、本発明の容量性放電ヒーター回路の電気的略図である。 発明の詳細な説明 図1は、本発明のガス クロマトグラフィー装置の基本構成の絵画図で、これを 10とする。同図に見るように、零装置は、サンプル棄気とキャリア・ガス供給 装置12を内蔵し、キャリア・ガス供給装置12は、試料サンプルを引き込む手 段であると同時に、窒素、水素またはヘリウムなどのキャリア・ガスの供給袋! を兼ねる。供給装置12は、延伸した金属製のキャピラリー・チューブ14と液 体で連絡しており、このキャピラリー・チューブ14は、気体の引込み口および 出口との接続部18および20を備えた冷却チャンバー16の内部に配設されて いる。気体の接続口18および20は、窒素などの低温の気体を冷却チャンバー に通し、金属製のキャピラリー・チューブ14とチューブの中空のコア部の内容 物の極端な冷却を引き起こす。冷却チャンバー16は、ガス・クロマトグラフィ ーの評価のため、試料の小さい小型のプラグを作る過程である熱集束用の冷却キ ャピラリー・チューブ14に使用されている。ヒーター回路22は接合部24と 26で金属製キャピラリー・チューブ14と接続されている。ヒーター回路22 は、容量性成t(CD)?[が盛り込まれていることが望ましく、この電源で、 比較的高い電流スパイクが接合部24と26の間の金属製キャピラリー・チュー ブ14を通過し、キャピラリー・チューブの極めて高速の加熱をきたす。このヒ ーター回路22で100.000℃/秒の温度上昇率が得られた。後で詳述する が、この加熱で、サンプルの気化によりクロマトグラフィー・カラム32への注 入される試料「プラグ」ができる。 ヒーター回路22の詳細を図7に示す。LC回路LC,−t、csはそれぞれ、 並列に接続した約10100Oの一対のコンデンサを構成し、各並列に接続した コンデンサC1とCtは、107mHのインダクターLと直列に接続されている 。 LC,〜LC,は、詳細図のLC,と同一である。帯電入力端子AおよびBの両 端に約10−100ボルトのDCt圧が印加され、LC回路LC,−LC,のそ れぞれのコンデンサー01とC2に充電する。電源の入力保護のためダイオード D、が設けである。電源がまず投入され、LC回路LC,−LC,が完全に未充 電の状態から充電される場合に、電源からの電流を制限しやすいように抵抗R1 が設けである。抵抗R8がC2とアースとの間に設けられている。 図7の回路には、さらに、放電制御のためのサブ回路74が設けてあり、LC回 路LC,−LC,内の各コンデンサ一対の放電を制御しつつ可能とするようにな しである。この放電制御回路74には、二相式変圧器T1.3つのSCRSl、 si、’llが配しである。76で印加された高い、正の、切り替え可能なトリ ガ電圧は、S CRS + 33それぞれを正常時逆バイアス(すなわち、オー ブン)状1!に保持し、放を電圧を監視するため抵抗R1が設けである。金属製 キャピラリー・チューブ14の負荷は、端子CおよびDに接続されている。 動作時は、LC,−LC,は、充電入力端子AおよびBの両端の電圧で充電され 、正常時逆バイアスSlにより充電状態に保持されている。負荷端子CおよびD の両端で高い電流パルスが必要なときは、76で正のトリガ電圧を取り除き(す なわち、オフにする)、SCHのS、、si、S、にそれぞれ順方向にバイアス がかかるようになる。これで、LC回路LC,−LC,のそれぞれの内部のコン デンサ対は、それぞれのインダクターしl−3Iそして、負荷端子CおよびDの 間を接続された負荷を通して放電する。放電中は、変圧器T1でできた電流は、 順方向にバイアスされたSCRSt、Ssを通って流れ、さらに、負荷を通って 流れる。SCRSt、Szを通って流れる電流は、極めて小さい「持続」電流で あり、これは、LC回路内のコンデンサーの完全な放電が行われた以後でもキャ ピラリー・チューブ14を通って流れることができる。これは、LC回路内のコ ンデンサーの完全な放電が行われた後短時間、例えば、50ミリ秒の間、トリガ 電圧を切るだけでよい、従って、76で加わったトリガ電圧を使って、変圧器T 、で供給する小さい持続を流の印加(そして印加の時間)ばかりでなく、LC回 路内のコンデンサCI、Czの放電が制御できる。LC回路LC,−LC。 それぞれのインダクターしは、その関係する回路内部のコンデンサーの放電のタ イミングを図る調時装置として機能するに過ぎない。 抵抗R1は、充電入力端子AおよびBに加わったものと同じ電位を示すものと理 解される。従って、放電がおこなわれると、R6の前後の電位差を監視すればこ れを監視できる。抵抗R,,R6は、持1電流を調整する手段となる。R2゜R ,、R,を使って、それぞれS2.S、、S、のトリガに加わる電流を制御する 。 本発明の主な特徴により、ガス・クロマトグラフィー装置10には、クロマトグ ラフィー カラム32とキャピラリー・チューブ14を通る流体の流れの方向を 制御する目的で、負圧ポンプ30が組み込んである。1字接続28により、負圧 ポンプ30は、サンプルと上記供給装置12と冷却チャンバー16の間をコンジ ット34を介してキャピラリー・チューブ14に接続されている。同様に、コン ジフト36は、冷却チャンバー16とカラム32との間のある個所で負圧ポンプ 30とキャピラリー・チューブ14とを連絡している。コンジット34および3 6をそれぞれ通る流体の流れを停止し、あるいはこれを流しておけるようにバル ブ・アセンブリ3日と40が設けである。バルブ・マセンブリ38と40はそれ ぞれ、コンピュータ42から制御信号を受け取るソレノイド作動式の空気圧作動 弁で構成されている。励磁すると、このソレノイド弁は開いて、加圧気体の発生 !(例えば、空気)からマイクロニエーマチック制御弁に気体を流れさせる。 この発明者は、この出願にあたって、サイエンティフィック・ガラス・エンジニ アリング社製の型式番号A3683のオン−オフマイクロニューマチック弁をう まく活かしている。 図1に略図で示したカラム32は、比較的短い分離カラムで構成され、本発明の 望ましい実施例では、長さ2メ一ター程度であろうが、ただし、10メーターを 超えることはない。発明者は、溶融石英ガラス製のカラムで、直径0. 25m mのものを使用した。カラム32は、温度制御チャンバー(図示せず)内に配し て、分MlIi度はサンプルの分離挙動に強く影響するので、これを正確に制御 できるよう図っている。検出装置33は、各種の検出器33から構成することが 可能であるが、水素炎イオン化検出装置(FID)が望ましい。さらに、図1は 、バルブ アセンブリ38.40、ヒーター回路22の動作を制?LL、検出器 33からの出力を受け取って分析するコンピューター42の使用例を示している 。 ガス・クロマトグラフィー装置10の基本動作は、まず、バルブ・アセンブリ3 日と40を閉位置に設定して始まる。キャリア・ガス、例えば、窒素は、キャピ ラリー チューブ14を通って流れる。このガスの流れは、金属製のキャピラリ ー・チューブ14を通り、さらに、カラム32と検出器33を通る。気化された 状態のサンプルは、キャリア ガスと混合される。冷却チャンバー16は、低温 流体をポー[8と20に流して冷却する。冷却チャンバ−16内部の金属製キャ ピラリー・チューブ14は、普通、コイル状をなして、冷却チャンバー16内の 低温環境に暴露された比較的大きい表面積を呈している。試料は、チューブ14 内部で凍結し、チューブ14の内面に固着している。この動作を「熱的集束」と いう0例えば2秒間のサンプル収集間隔が経過すると、金属製キャピラリー・チ ューブ14は、低圧の短時間のスパイクを発する容量性放電エネルギー貯蔵回路 を組み込んだヒーター回路22からのt流パルスによりすばやく加熱される。  −ヒーター回路22からの電圧スパイクは、毎秒約ioo、ooo°C/秒の速 度で金属製キャピラリー・チューブ14の温度を上昇させることが可能である。 この加熱の結果、サンプルの急速な再気化で、サンプルの蒸気プラグが発生し、 これは次に、キャリア・ガス流でガス・クロマトグラフィーによる分離のためキ ャピラリー・カラム32の中に注入される。キャピラリー・チューブ14の加熱 速度は容量性放電ヒーター回路22により極めて高くなるため、サンプルは、非 常に狭いプラグ状にカラム32の入口に注入され、これで、出力の分解能が高ま る。 比較的少量のサンプルの場合、注入帯域は5 10m5の範囲となろう。 さて、ここで図2を見ると、本発明の動作モードの一種を例示するため、ガス・ クロマトグラフィー装置10の作動性能と合わせて従来の装置の動作が説明しで ある。図2(a)に示すクロマトグラムは、高純度のイソオクタンの60ナノリ 、トルの初期注入て得られたクロマトグラムの例である。ペンタン(A)、へキ サン(B)、ヘンゼア(C)、n−オクタ7(D)、p−キルン(E)、。 −キシレン(F)およびノナン(G)それぞれの場合の突出形状(スパイク)が 示してあり、それぞれ対応する文字で示したピークをなしている。物質は、最初 に、冷却チャンバー16内で約−60°Cの温度まで冷却集束される。図2のト レースは、R2を使用した場合の平均的なキャリア・ガスの流速的70cm/s で4.0メーターのカラムを使用した場合を示す。図2(a)に示すように、非 常に支配的な溶媒のピークが示され、これを参照番号4日とする。溶媒のピーク 4日のテール部すなわち下り勾配に、AからCまでの文字で示したスパイク状を なした不純ピークのうち数種が観察される。以下の説明から明らかなように、溶 媒ピーク48は、他の対象ピークに重ね合わされ、溶媒ピークのそれと比べて強 度と持続時間が比較的小さく、かつ、短いため、かなり不鮮明である。 本発明の主要部分により、「バンクフランシュと再捕集」と称する動作がおこな われ、これを通して、カラム32と金属製のキャピラリー ・チューブ14を通 る流体の流れの方向を正確に制御すれば主要な不鮮明なピークが回復される。負 圧ポンプ30が動作中バルブ・アセンブリ3日を開くことにより、サンプルがカ ラム32に注入された後バンクフラッシュ・モードが始まる。このカラムの内部 で、キャリア・ガスが冷却チャンバー16とカラム32を通る際のキャピラリー チューブ14を通るキャリア・ガスの流れの方向は、逆になる。クロマトグラム 2(b)では、流れの方向が、サンプルがカラム32に注入されて17秒後に逆 になった場合の検出器の出力が記録されている。検出器の信号は、流れの方向が 逆になると急速にゼロへと落ちる。図2(b)に見られるピークA、B、Cと4 8は、カラムから溶離された成分から得られたものであるから、これらの分離し た要素は、図2(a)に示すピークD、E、F、 Gをなす残る成分から除去さ れる。17秒の時点でカラム32から溶離されたこれらの物質は、カラムを通し て冷却チャンバー16の中へと逆方向に引かれる。この時点で、ヒーター回路2 2による電流は、もはやキャピラリー・チューブ14が冷却チャンバ−16内部 の低温流体により低温冷却できるようには流れていない。 流れの方向は冷却チャンバー16を通って右から左へと逆になっているから、試 料の残りの成分は、再び捕集されて、冷却チャンバー16の内部でもう一度集束 される。例えば、5秒間のこの流れの逆転に続いて、バルブ38は、再び、閉じ て、キャリア・ガスが通常の左から右へ流れるようにすることができる。その後 、ヒーター回路22により別の電流パルスが発生して、残留試料成分が再び気化 される。多量の溶媒が収集された混合物から除去されているから、いままで気付 かなかった、あるいは不鮮明であった対象のピークが図2(C)に示すように表 われる。特に、図2(a)にほとんど埋もれたようになっていたピーク50と5 2が図2(C)に表われる。図2(a)をもう一度詳しく調べてみると、かなり 不鮮明ではあるけれども、ピーク50.52があることが確認できる。特に、ピ ーク50は、溶媒ピーク上に小さいノヨルダー状に表われ、図2(a)ではほと んど検出できない。従って、この作動モードは、溶媒ピーク上またはその近傍に 表われる混合物成分を、個別に溶離されがちな成分と同し方法で評価することが できる。 本発明のバンクフラッシュと再捕集法は、流体の流れの方向の変化が関係するけ れども、比較的短いカラム、例えば、長さ2ノーターのカラムと合わせて使用す ると大幅に分析時間に影響することはない。 図3は、ノナン(A)、o−キルン(B)、p−キシレン(C)、オクタン(D )などの各種78割相互の関係を示す。同図では、サンプルの回収効率と各種バ ンクフラッシュ時間との関係を示す0図示されたように、5秒のバックフラッシ ュ時間から、評価された試料それぞれについて極めて高いサンプル回収率が保証 される。ノナン(A)などの一部物質の場合、わずか2秒のバックフラッシュ時 間で、この物質の75パ一セント以上を収集することができる。負圧作動式バッ クフラッシュ装置の場合、最低バックフラッシュ時間は、カラムの長さの平方で 測定されるから、本発明の約2メーターの短尺カラムの採用は、大きな利点とな る。 図4の連続するクロマトグラムは、バンクフラッシュ、再捕集作動モードでバン クフラッシュが始まる時間に応した装置lOの出力を示す0図4 (a)−(d )のトレースは、HPLC級のp−キシレン中に0.20パーセントのO−キル ンを0,1nL注入した場合の数種の溶媒を洗い流すためのバンクフラッシュ、 再捕集、再注入のシーケンスを示す。長さ2.0メーターのカラムを使って、1 00cm/秒のキャリア・ガス速度で、これらの数値をめた。クロマトグラム4  (a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ、注入開始後のバックフラノツ ユ開始時間が9.10s、9.30s、9.50sそして9.70sのときのも のである。これらのバックフラノツユ開始時間は、図4(e)の拡大した時間の 差し込み図中上下の矢印で措定しであるから、さらに容易に確認できる。また、 [4(e)は、バックフラッシュ動作のない場合の溶媒のテールの0−キンレン のピーク値54も合わせて示す。図4 (a)から4 (d)のバックフラノツ ユ時間それぞれに、2種のクロマトグラムが示しである。左側のクロマトグラム は、FID33で検出した?8荊の洗い流し時に得たものである。図4(a)か ら4(d)のFID信号ので勾配の立ち下がり縁は、気体の流れの方向が逆転し た時間と対応する。図4 (a)から4(d)の右側の4つのクロマトグラムは 、5゜0秒のハノクフラノンニ間隔中に再び冷却収束された残留物を再注入して 得たものである。残留溶媒のピークの大きさは、その溶媒の除去量が大きくなる ために、バックフラノツユ開始時間が後になるほど、急激に小さくなる。 図40)は、図4(a)から4 (d)に対応する4種のバックフラッシュ時間 についてp−キルンのピーク(56)近傍領域の詳細な比較である。ピークEの 幅はさらに広いが、これは、バクフラッシュがおこなわれていない場合を示す、 ここで注意すべきは、図4(f)の曲線E中にある0−キル/のピーク54は、 その上に重なった溶媒のピークの幅が広いため、完全にぼけていることである。 また、これらの図から明らかなように、図4(C)から(d)までに示す長いバ ックフラノツユ時間の場合にm−キルンのピーク58が明白となる。これは、こ の長いバックフラノツユ時間は、溶媒の除去が高まっていることによるものであ る。図4 (f)は、さらに、バックフラッシュ時間が遅れると、溶媒の除去量 が増え、それに伴ってテールが小さく、従って、ケースDの場合[14(flに 示すピーク56は、比較的小さな溶媒テール効果を呈することがわかる。 本発明によれば、溶媒の除去率を連続して高めるため装置が複数のハックフラノ ツユを行い、あるいは、試料内部の成分を発生させる他の大きなピークをつくり 出させることも可能である。図5(a)は、別の成分と併せ、トルエンのピーク Aと2フルオロトルエンのピークBを含んだ混合物を示すクロマトグラムである 。このクロマトグラムの場合各成分約0.04nLずつが存在した0図5(b) のクロマトグラムは、拡大した時間スケールでは、サンプルの大きさがトルエン 中にわずか0. 2パーセントの2−フルオロトルエンしか含有していない混合 物におよぼす影響を示す0図5(b)中のトレース、a、b、c、dとeは、5 ゜7nL、11.4nL、17.1nL、22.8nL、2B、5nLのサンプ ル量にそれぞれ対応するものである。図5(b)では、2−フルオロトルエンの ピークBは、うんと幅の広いトルエンのピークAのテール部に小さなショルダー 状を呈して表われる。図に示すように、この濃度の大幅な違いにも拘らず、繰返 しハックフラノツユ動作を繰返し行うことにより、大きなトルエンのピークAの 影響をほぼ排除することが可能である。図5(b)から明らかなように、サンプ ルのサイズが57から22.8nLに増えると、2−フルオロトルエンの量が増 えて、ピークの形状がいっそう鮮明になる。図5(b)で注意すべきは、2−フ ルオロトルエンのピークBは、サンプルのサイズが大きくなると、保持時間がよ り遅くなることである0図5(c)のクロマトグラムは、トレース62中に、比 較のためハックフラッシュを使用していない状態を示す。トレース62−68に ついては、2−フルオロトルエンの80パーツ/ミリオンのみがトルエン溶媒中 にあられれた。トレース64は、2−フルオロトルエンのピークが不鮮明なまま の一回のバックフラッシュ動作を示す。トレース6Gは、2−フルオロトルエン のピークBが見える状態になり始める二回目のバックフラッシュ動作を示す、最 後に、トレース6日で示す3回のハックフラノツユで、2−フルオロトルエンの ピークBとトルエンのピーク八がともに、明瞭に見えるようになり、図5(a) に示す同し濃度の場合のトレースよりも優れている。 ガス・クロマトグラフィー装置ll!10の以上説明した動作は、サンプルがカ ラム32に注入されて以後適当な時間でバルブ・アセンブリー38を作動させる コンピューター42の操作により行われる。比較的定量のサンプルを繰返し分析 するため、ハ、クフラ、ツユ時間は、あらがしめ設定された数値に設定でき、オ ペレーターが介入しなくても装置をプロセス制御Bあるいはプロセスの統計収集 操作のため自動化することができる。 上記の説明からさらに明らかなように、この装置のハックフラノツユと再捕集動 作モードは、バルブ・アセンブリー40(その機能については後述)を使用して いない。従って、ハックフラノツユと再捕集モードのみをおこなう本発明の実施 例では、バルブ・アセンブリー40とそれが接続される導管は、まったく省いて も良い。 さてまたここで図1に戻って、(再捕集と再注入を伴わずに)「ハックフラッシ ュ」と呼ぶ動作モードについて説明する。この動作モードは、サンプルが冷却室 16内に収集される通常のプロセスで始まり、従って、サンプルはカラL32に 注入されて、流体が左から右に向かってこれらの要素両方を通って流れる(図1 参照)、カラム32のハックフラノツユをきたすためには、ポンプ30が作動中 は、バルブ3日は閉したままであり、一方、バルブ40は閉状lにある。負圧ポ ンプ30でできた負圧の作用で、流体の通常の流れ方向でキャピラリー・チュー ブ14を流れることができる。しかし、カラム32を通る流れは、逆方向すなわ ち右から左である。この逆方向の流れの目的は、具体的な評価プロセスでは対象 とはならないような混合物の沸点のより高い成分が、カラム32から溶離される のを待たなくてもカラムから除去できるような状態でガス・クロマトグラフィー 法を迅速に行うところにある。 パンクフラノツユ動作を図6(a)から6(d)に図示する。図6(a)は、比 較的揮発性の成分から構成される9つの成分混合物を示す拡大した時間スケール でプロットしたものである。ここに示すピークは、図6(a)では適宜A−1と する1図6(b)は、拡大した時間スケールで同しクロマトグラムを示す。図6 (b)に示すように、既述の9種の成分の後に残る沸点の高い残留物が多量に溶 離され、ピークJおよびKのピークができる。このピークは、?8M時間12秒 、28秒にそれぞれ対応する。既述のように、ピークjおよびKが対象とならな い方法が数多くあり、その溶層を待つことは、クロマトグラフィー法を実行する 速度を制限することになる。ピークJとKがそれ以降のクロマトグラムで重なっ て、出力にゆがみが出るようになるから、ハックフラッシュせずにピークA−I を溶離した後別のサンプルを再度注入するだけでは、うまくない。 図6(C)のクロマトグラムは、サンプル注入より6秒後に5秒間の操作が始ま ったときに動作を示す。沸点の高い成分JとKは完全に除去される。図6(d) は、図6(a)に示すのと同し混合物の3種の反復クロマトグラムである。この クロマトグラムの場合、サンプル注入より6秒後に5秒間の操作が始まった。図 6(d)から明らかなように、[6(b)で示すように溶離中の高沸点成分で1 枚の完全なタロマドグラムを作るのに必要なより若干長めの40秒後に以上の3 種の完全なりロマトグラムを発生させることが可能である。 バルブ40を開にしてカラム32をハックフラッシュしている間、金属キャピラ リー・チューブ14内の流れは”ノーマル”な流れ方向にある。従って、ハック フラノツユが行われている間、チャンバー16の冷却により次のサンプルが収集 され、そして熱的に集束される。 高圧ガス源によりカラム32の出口端から流れを追い出す手間もなく、本発明に よるバックフラッシュ動作がおこなわれる。むしろ、流体の流れを追いやる圧力 は、大気圧にさからって作動するポンプ30で生した負圧だけである。負圧によ るハックフラッシュは、カラムの長さが長い場合は実際上無理である。しかし、 工0メーター以内、望ましくは約2メーター〇カラムを採用している本発明の場 合は、こうした負圧によるバックフラッシュは、比較的短いバックフラッシュ時 間で十分に機能する。バックフラッシュ時間はカラムの長さの平方の関数である から、カラムの長さが長い装置は、本発明の詳細な説明では、負圧駆動によるハ ックフラノツユには不適である。再捕集と再注入を伴わないバンクフラッシュ動 作の場合、バルブ38とその関係するコンジフト34はまったく不要となる。 上記の説明は本発明の望ましい実施例を構成するものであるけれども、本発明は 、添付の特許請求の範囲の適正な範囲ならびにその公正な意味の範囲内で、変更 、改変、変種の可能なものである。 時間(S) 時間(S) 時間(S) 時間(S) 8 8.4 8.8 92 9.6 13’[+、4 1C1J3時間(S) 時間(S) 9 9.5 10 1)、5 11 時間(S) 時間(S) 時間(Sl 図7 要 約 ガス・クロマトグラフィーを先行技術によるよりも高速におこなうことができ、 かつ、対象物質によるクロマトグラムのピークが、有機混合物中の他の成分のピ ークでできた持続時間の長い高いピークにそれを重ね合わせることにより不鮮明 となることのないようにできるガス・クロマトグラフィー装置(1o)とその方 法について述べる9本発明の主要な面について見ると、それは、遊離した混合物 中のある成分によって生じた強度の強い持続時間の長いピークのとき、あるいは その直後に、カラム(32)を通る流れの方向を逆にして、残った成分を以降の 再注入のため熱収束室(14)内に引きこむ点にある。この時点でプロセスを停 止すれば、溶離された物質を形成する高い、持続時間の長いピークの濃度を小さ くして、その以降の再注入で、クロマトグラムに、本来なら不鮮明であったはず の特徴を表すことができる。 国際調査報告

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の各要素からなるガス・クロマトグラフィー装置。 サンブル供給源と、 キャリア・ガス供給源と、 熱集束チャンバーを冷却してサンプルを収集する手段を備えた熱集束チャンバと 、 10メーターまたはそれ以下の長さのクロマトグラフィー分離カラムと、サンブ ルおよびキャリア・ガスを前記各供給源から該集束チャンバーを通し、その後に 該カラムに通す一番目の流体コンジット手段と、該熱集束チャンバー内部の該一 番目のコンジット手段を急速に加熱して、該サンプルを気化するヒーター回路と 、 負圧ポンプと、 該チャンバーと該カラムとの中間地点で、該ポンプと該一番目のコンジット手段 とを連絡する二番目のコンジット手段と、該二番目のコンジット手段を通る流体 の流れを制御する一番目のバルブ手段と、該チャンバーと該カラムとキャリア・ ガス供給源との中間地点で、該ポンプと該一番目のコンジット手段とを連絡する 三番目のコンジット手段と、三番目のコンジット手段を通る流体の流れを制御す る二番目のバルブ手段と、該一番目と二番目のバルブ手段をともに閉じて、該供 給源から送られた流体の流れが該チャンバーを通り、最初の前方方向に該カラム 内へと入り、あるいは、該一番目のバルブ手段を開いて、流体の流れを逆方向に して、該カラムに通してこれをバックフラッシュし、または、該二番目のバルブ 手段を開いて、流体の流れを逆方向にして、該カラムと該チャンバーに通して、 該カラムから溶離していない該サンプルの成分を該チャンバーに戻して改めて収 集させることを特徴とする制御装置と、 該カラムから溶離した該サンプルの成分が存在することを検出する検出装置。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項に記載のガス・クロマトグラフィー装置におい て、該サンプルの成分のすべてが該カラムから溶離しているのではない場合は、 該カラム内でのサンプルの分離時に、該制御装置が該一番目のバルブ手段を開き 、未溶離成分をバックフラッシュし、ガス抜きすることを特徴とするガス・クロ マトグラフィー装置。
  3. (3)特許請求の範囲第(2)項に記載のガス・クロマトグラフィー装置におい て、該一番目のバルブ手段が開いていて、前記バックフラッシュならびにガス抜 きが行える状態のときに、該熱集束チャンバーを冷却し、該サンプルを収集する ことを特徴とするガス・クロマトグラフィー装置。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)項に記載のガス・クロマトグラフィー装置におい て、該サンプルの成分のすべてが該カラムから溶離しているのではない場合は該 制御手段で第二のバルブ手段を開き、該熱集束チャンバーを冷却して、未溶離成 分を改めて収集することを特徴とするガス・クロマトグラフィー装置。
  5. (5)特許請求の範囲第(4)項に記載のガス・クロマトグラフィー装置におい て、該制御装置が、該二番目のバルブ手段を閉じ、該未溶離成分を該カラムヘと 改めて吐き出させることを特徴とするガス・クロマトグラフィー装置。
  6. (6)特許請求の範囲第(1)項に記載のガス・クロマトグラフィー装置におい て、該カラムの長さが約2メーターであるガス・クロマトグラフィー装置。
  7. (7)次の各要素からなるガス・クロマトグラフィー装置。 サンプル供給源と、 キャリア・ガス供給源と、 熱集束チャンバーを冷却してサンプルを収集する手段を備えた熱集束チャンバー と、 10メーターまたはそれ以下の長さのクロマトグラフィー分離カラムと、サンプ ルおよびキャリア・ガスを前記各供給源から該集束チャンバーを通し、その後に 該カラムに通す一番目の流体コンジット手段と、該熱集束チャンバー内部の該一 番目のコンジット手段を急速に加熱して、該サンプルを気化するヒーター回路と 、 負圧ポンプと、 該チャンバーと該カラムとの中間地点で、該ポンプと該一番目のコンジット手段 とを連絡する二番目のコンジット手段と、該二番目のコンジット手段を通る流体 の流れを制御するバルブ手段と、該バルブ手段を作動させ、最初の流れ方向にお いては、該バルブ手段を閉じて、該サンプルと該キャリア・ガスとを該一番目の コンジット手段に通し、該カラムの入口端へと送りこんで、分離させ、バックフ ラッシュならびに再捕集状態では、該バルブ手段を開いて、該カラムから溶離し ていない該サンプルの成分を該チャンバーに戻して改めて収集し、そして該カラ ムへ改めて吐き出させることを特徴とする制御装置と、 該カラムから溶離した該サンプルの成分が存在することを検出する検出装置。
  8. (8)特許請求の範囲第(7)項に記載のガス・クロマトグラフィー装置におい て、該サンプルの成分のすべてが該カラムから溶離しているのではない場合は該 制御手段で該バルブ手段を開き、該熱集束チャンバーを冷却して、未溶離成分を 改めて収集することを特徴とするガス・クロマトグラフィー装置。
  9. (9)特許請求の範囲第(7)項に記載のガス・クロマトグラフィー装置におい て、該制御手段で該バルブ手段を閉じ、該チャンバーに戻された未溶離成分を該 カラムに改めて吐き出させることを特徴とするガス・クロマトグラフィー装置。
  10. (10)特許請求の範囲第(7)項に記載のガス・クロマトグラフィー装置にお いて、該カラムが長さ約2メーターであることを特徴とするガス・クロマトグラ フィー装置。
  11. (11)次の手順からなるガス・クロマトグラフィーによる実験を行う方法。 サンプル供給源とキャリア・ガス供給源を設け、サンプルを冷却してこれを収集 し、かつ、該サンプルを加熱してこれを気化する手段を備えた熱集束チャンバー を設け、ガス・クロマトグラフィー分離カラムを設け、前記発生源、該チャンバ ーならびに該カラムと連絡するコンジット手段を設け、該発生源と熱集束チャン バーとの中間地点で該コンジット手段と連結された負圧ポンプを設け、 該サンプルが該カラムから溶離されたときにその成分が存在することを検出する 検出装置を設け、 該チャンバーを冷却して該サンプルを収集時に、該サンプルが限界分離時、又は その前に該カラムから溶離する成分と該限界時間後に溶離する成分とを含んでな る場合に、該サンプルを該チャンバーに送りこみ、該サンプルを気化しそして該 サンプルを該カラム内へ注入し、前記限界時間になると、該負圧ポンプに該カラ ムから該サンプルと該キャリアガスを吸引させ、該限界時間後に溶離する該成分 を該チャンバーに引き込ませ、該限界時間後に溶離する成分が該チャンバーに改 めて収集されるよう該チャンバーを冷却する。
  12. (12)特許請求の範囲第(11)項に記載のガス・クロマトグラフィーによる 実験を行う方法において、該限界時間が大きな持続時間の長いピークが該検出装 置によって観察される時間内の時間であり、また、この方法により、該ピークを 作りだした成分の少なくとも一部が該カラムから溶離し、従って、該チャンバー に戻される未溶離成分から分離され、該大きなピークに重なったピークを生成さ せた他の成分の存在を検出させることを特徴とする実験方法。
  13. (13)特許請求の範囲第(12)項に記載のガス・クロマトグラフィーによる 実験を行う方法において、該サンプルを気化し、該負圧ポンプに該サンプルを吸 引させる手順と、該チャンバーを冷却する手順とを一度以上繰返し、該大きな持 続時間の長いピークを発生させた成分の濃度を薄めることを特徴とする実験方法 。
JP3517932A 1990-09-28 1991-09-27 ガス・クロマトグラフィ―装置と方法 Expired - Lifetime JP2539314B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/590,174 US5096471A (en) 1990-09-28 1990-09-28 Gas chromatography system and methods
US590,174 1990-09-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05502734A true JPH05502734A (ja) 1993-05-13
JP2539314B2 JP2539314B2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=24361167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3517932A Expired - Lifetime JP2539314B2 (ja) 1990-09-28 1991-09-27 ガス・クロマトグラフィ―装置と方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5096471A (ja)
EP (1) EP0503053B1 (ja)
JP (1) JP2539314B2 (ja)
CA (1) CA2069734C (ja)
DE (1) DE69114121T2 (ja)
WO (1) WO1992005850A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8180203B2 (en) 2004-02-13 2012-05-15 Gl Sciences Incorporated Direct heating tube and method of heating fluid using same

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5205845A (en) * 1990-09-28 1993-04-27 The Regents Of The University Of Michigan Mechanical gas chromatography injection valves and column multiplexing techniques
US5281256A (en) * 1990-09-28 1994-01-25 Regents Of The University Of Michigan Gas chromatography system with column bifurcation and tunable selectivity
US5547497A (en) * 1992-09-30 1996-08-20 Chromatofast, Inc. Apparatus for gas chromatography
US5288310A (en) * 1992-09-30 1994-02-22 The Regents Of The University Of Michigan Adsorbent trap for gas chromatography
US5437179A (en) * 1993-07-07 1995-08-01 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Fast gas chromatography method, apparatus and applications
US5611846A (en) * 1994-01-14 1997-03-18 Board Of Supervisors Of Louisiana State University And Agricultural And Mechanical College Portable gas chromatograph
US5498279A (en) * 1994-05-13 1996-03-12 Chromatofast High speed gas chromatography system for analysis of polar organic compounds
DE19538031C2 (de) * 1995-01-17 2002-11-28 Agilent Technologies Inc Chromatograph mit gesteuertem Ofen
US5652398A (en) * 1995-03-03 1997-07-29 Microsensor Technology, Inc. Fixed-volume injector with backflush capability
IT1275526B (it) * 1995-07-14 1997-08-07 Fisons Instr Spa Procedimento e dispositivo per l'iniezione di volumi elevati di campioni liquidi in un gascromatografo
US5827353A (en) * 1995-09-20 1998-10-27 O'neil; Gregory G. Precolumn separator for gas chromatograph
US5808178A (en) * 1995-10-16 1998-09-15 Thermedics Detection Inc. High speed gas chromatography
US5596876A (en) * 1995-11-28 1997-01-28 Scientific Instrument Services, Inc. Miniaturized cryogenic trap apparatus
IT1277749B1 (it) * 1995-12-29 1997-11-12 Fisons Instr Spa Dispositivo e metodo per effettuare la separazione di un campione in singoli componenti in un condotto capillare di un apparecchio per la
US5846292A (en) * 1997-05-06 1998-12-08 Board Of Supervisors At Louisiana State University & Agricultural & Mechanical College Chromatograph with column extraction
US5954860A (en) * 1997-10-23 1999-09-21 Hewlett-Packard Company Inductively heated cold-trap analyte injector
US6706535B2 (en) 2001-12-10 2004-03-16 The Regents Of The University Of Michigan Pulsed carrier gas flow modulation for selectivity enhancements with gas chromatography using series-coupled column ensembles
US6702989B2 (en) 2001-12-10 2004-03-09 The Regents Of The University Of Michigan Pulsed carrier gas flow modulation for selectivity enhancements with gas chromatography using series-coupled column ensembles
US6706534B2 (en) 2001-12-10 2004-03-16 The Regents Of The University Of Michigan Pulsed carrier gas flow modulation for selectivity enhancements with gas chroma tography using series-coupled ensembles
KR100633473B1 (ko) 2004-10-25 2006-10-16 한국가스안전공사 진공식 기화에 의한 가스성분의 분석장치 및 분석방법
US8043565B1 (en) 2005-05-13 2011-10-25 Griffin Analytical Technologies, L.L.C. Analytical instrumentation and processes
FR2893978B1 (fr) 2005-11-28 2008-01-04 Renault Sas Systeme de regeneration periodique d'un dispositif de piegeage catalytique d'oxydes d'azote
US20120270330A1 (en) * 2009-09-14 2012-10-25 Arizona Board Of Regents For And On Behalf Of Arizona State University Hybrid Separation and Detection Device for Chemical Detection and Analysis
KR101124531B1 (ko) 2011-10-17 2012-06-27 대한민국 기체크로마토그래프를 이용한 기체상 혼합물로부터 목적 물질의 선택적 분취방법
CA2851112A1 (en) * 2013-05-06 2014-11-06 Tomas Hudlicky Methods and apparatus for time-pulsed chromatography
RU2541729C1 (ru) * 2013-10-25 2015-02-20 Федеральное государственное унитарное предприятие "Научно-исследовательский технологический институт имени А.П. Александрова" Способ циклического разделения и регистрации ионов в газах (варианты)
US9863868B2 (en) 2014-08-07 2018-01-09 H2Optx Inc. Analysis and purging of materials in manufacturing processes
US9562862B2 (en) 2014-09-09 2017-02-07 H2Optx Inc. Optical and chemical analytical systems and methods

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3111835A (en) * 1959-11-30 1963-11-26 Core Lab Inc Hydrocarbon gas chromatography and apparatus
US3220164A (en) * 1962-07-18 1965-11-30 Perkin Elmer Corp Recirculation chromatography
US3550428A (en) * 1967-12-26 1970-12-29 Gulf Research Development Co Method and apparatus for separating mixtures of hydrocarbons
US4374476A (en) * 1977-11-28 1983-02-22 Phillips Petroleum Company Vacuum vaporizing method and apparatus
US4274967A (en) * 1978-07-07 1981-06-23 Technicon Instruments Corporation Chromatographic apparatus and method
US4271697A (en) * 1979-10-17 1981-06-09 Phillips Petroleum Company Chromatographic analysis
US4477266A (en) * 1983-09-15 1984-10-16 Varian Associates, Inc. Solute focusing technique for on-column injection in capillary gas chromatography
US4536199A (en) * 1984-01-05 1985-08-20 Mobil Oil Corporation Gas chromatograph for reseparating a sampel into pure components
IT1200592B (it) * 1985-02-22 1989-01-27 Erba Strumentazione Metodo e dispositivo per regolare la temperatura di raffreddamento di una trappola per campioni in un'apparecchiatura di analisi gascromatografica
US4805441A (en) * 1988-02-22 1989-02-21 Cms Research Corporation Continuous air monitoring apparatus and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8180203B2 (en) 2004-02-13 2012-05-15 Gl Sciences Incorporated Direct heating tube and method of heating fluid using same

Also Published As

Publication number Publication date
CA2069734C (en) 1997-12-23
EP0503053A1 (en) 1992-09-16
WO1992005850A1 (en) 1992-04-16
EP0503053A4 (en) 1993-02-17
US5096471A (en) 1992-03-17
DE69114121D1 (de) 1995-11-30
CA2069734A1 (en) 1992-03-29
DE69114121T2 (de) 1996-05-09
EP0503053B1 (en) 1995-10-25
JP2539314B2 (ja) 1996-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05502734A (ja) ガス・クロマトグラフィー装置と方法
JP2684540B2 (ja) ガスクロマトグラフィー装置および方法
US5547497A (en) Apparatus for gas chromatography
US5720798A (en) Micromachined analyte trap for gas phase streams
US5565622A (en) Reduced solvent solid phase extraction
JPH06194351A (ja) ガスクロマトグラフシステム
US20140283593A1 (en) Method and system for downhole analysis
US5141534A (en) Sample collection and inlet systems for gas chromatography apparatus
Klemp et al. Cryofocusing inlet with reverse flow sample collection for gas chromatography
JP2001501303A (ja) ガスクロマトグラフのための分析エンジン
US5458783A (en) Supercritical fluid extraction coupled to analytical chromatography system
JPH06501936A (ja) 超臨界流体抽出用レストリクタ及び収集装置
Mandalakis et al. Optimization of a preparative capillary gas chromatography–mass spectrometry system for the isolation and harvesting of individual polycyclic aromatic hydrocarbons
US5372716A (en) Supercritical fluid extraction coupled to analytical chromatography system
US9588088B2 (en) Gas sample introduction device
Peters et al. Instrumentation and strategies for high-speed gas chromatography
EP0654667A1 (en) Gas chromatography systems
Rankin et al. Computer‐controlled vacuum backflush for capillary GC
WO1998050129A1 (en) Chromatograph with column extraction
Klemp et al. Vacuum Backflush—Recycle System for GC Analysis of High-Purity Solvents
Klemp et al. Strategies for rapid GC impurity analysis of high-purity solvents I: Instrumentation and procedures
Oreans et al. Trace analysis in coupled systems: Total transfer of traces from packed to capillary columns
JP2002502970A (ja) パルス注入および温度プログラムされた溶離によるバルブレスガスクロマトグラフシステム
Rankin et al. Sample vapor introduction techniques for use with cryofocusing GC inlet systems
Imasaka et al. Thin-layer chromatography with supersonic jet fluorometric detection