JPH05502058A - 金属コードをキャプスタン上に通す事によって熱処理する方法および装置 - Google Patents

金属コードをキャプスタン上に通す事によって熱処理する方法および装置

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JPH05502058A JP2512610A JP51261090A JPH05502058A JP H05502058 A JPH05502058 A JP H05502058A JP 2512610 A JP2512610 A JP 2512610A JP 51261090 A JP51261090 A JP 51261090A JP H05502058 A JPH05502058 A JP H05502058A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金属コードをキャプスタン上に通す事によって熱処理する方法および装置 本発明は金属コードを熱処理する方法および装置に関するものである。このよう な方法および装置は、高速で、例えば少なくとも15m/sの速度で微細パーラ イト組織を得るように鋼コードをパーライト化処理する事ができる。
特許5U−A−1,224,347により、外気中に配置された平滑キャプスタ ン上に鋼コードを通す事によって、従来の鉛バテンチング法よりも遥かに高い速 度でこの処理を実施し、しかもこの鉛処理法の欠点、特に衛生上の危険および環 境保護上の問題を生じないパーライト化処理法が公知である。経験上、この特許 に記載の方法は鉛パテンチング法よりも明瞭に劣った使用価値を有する製品を生 じる。例えば3mmの直径のコードについて、冷却曲線は大きな再熱区域、例え ば50℃の温度上昇区域を示す。
このような大きな再熱はコードとキャプスタンとの間の低い伝熱係数の結果、オ ーステナイトからパーライトへの変態によって熱量ピークか発生した時にコード とキャプスタンとの間に大きな温度差を生じる事による。このような熱処理中の 20℃以上の再熱現象の故に、特に大径のコードの高い使用価値を得る事ができ ない。
従って本発明の目的は、キャプスタン上にコードを通過させる際に、コードの高 い繰り出し速度とコードとキャプスタン間に高い熱交換を生じるようにして金属 コードを熱処理する方法および装置を提供するにある。
従って、本発明は、キャプスタンによって少なくとも1本の金属コードを熱処理 する方法において、a)グループを有する少なくとも2本の伝熱性キャプスタン 上にコードを送り、これらのグループの間で滑車式に交差させ、前記グループの 幅をコードの幅より少し大とし、前記グループの中のガスが前記コードおよびキ ャプスタンと接触するようになす段階と、b)前記キャプスタンと少なくとも1 つの部材との間に配置された少なくとも1種のガスによって前記キャプスタンを 加熱または冷却し、前記ガスは前記キャプスタンおよび前記部材と接触し、また 前記部材は伝熱性であって、キャプスタンの外側に配置され、熱量保持流体をこ の部材と接触させながら循環させる段階と、C)実施される熱処理に対応してキ ャプスタンと部材との間のガス層の厚さを選定する段階とを含む方法に関するも のである。
また本発明は、キャプスタンによって少なくとも1本の金属コードを熱処理する 装置において、a)前記装置は、コードの幅より少し広い幅のグループを有する 少なくとも2本の伝熱性キャプスタンと、前記コードを前記キャプスタンのグル ープの中に繰り出してこれらのグループの中に滑車式に交差させる手段と、前記 グループの中に配置されて前記コードおよびキャプスタンと接触するガスとを含 み、 b)前記装置は、前記キャプスタンを加熱または冷却する手段を含み、前記手段 は、 一前記キャプスタンの外部に配置された少なくとも1つの伝熱性部材と、 一熱量保持流体を前記部材と接触させる手段と、−前記キャプスタンと前記部材 との間に配置されてこれらのキャプスタンおよび部材に接触するガスとを含み、 C)また前記装置は、実施される熱処理に対応してキャプスタンと部材との間の ガス層の厚さを変動させる手段とを含む装置に関するものである。
また本発明は本発明による少なくとも1つの装置を含む金属コード熱処理プラン トに関するものである。
また本発明は、本発明による方法および/または装置および/またはプラントに よって処理された金属コード、およびこれらのコードによって補強された製品、 例えばゴム製品および/またはプラスチック製品、特にベルト、パイプ、タイヤ 外皮に関するものである。
以下、本発明を図面に示す実施例について説明する。
付図において、 第1図はグループを有する2つのキャプスタンを含む本発明による装置の断面図 、 第2図は第1図の1. I −11線に沿った断面図、第3図は第1図および第 2図の装置の2つのキャプスタンの上にコードを滑車状に巻き付けた状態の正面 図であって、他の部材を除去した図、 第4図は第3図の側面図、 第5図は第3図のV−■線に沿った断面図であって、一方のキャプスタンの一部 の断面を示す図、第6図は第5図のキャプスタンのグループの拡大図、第7図は 本発明による6基の装置を含むパーライト化処理プラント全体図、 第8図は第7図のプラントにおけるコードおよびキャプスタンの温度の変動を示 す時間関数のグラフ、第9図は第7図のプラントにおいてコード処理中のオース テナイトからバーライへの変態%を示す時間関数グラフ、また 第10図は第7図のプラントで処理されたコードのパーライト組織の一部の断面 図である。
第1図と第2図は本発明の方法を実施するための本発明による装置1を示す。こ の装置1は2個のキャプスタン2.3を含み、これらのキャプスタン上に、処理 されるコード4が巻き付けられる。キャプスタン2.3は伝熱性であって、例え ば金属物質で構成される。キャプスタン2の回転軸線はxx’、キャプスタン3 の回転軸線はyy’ でそれぞれ図示される。これらの軸線xx’。
yy’ は相互に平行であって、例えば同一垂直面の中に配置される。第1図は これらの軸線XX’ l YY’ を通る垂直面に沿った装置1の断面図であり 、第2図は前記軸線に直交する垂直面に沿った装置の断面図である。第3図はキ ャプスタン2.3およびその上に巻き付けられたコード4の正面図、第4図はキ ャプスタン2.3およびその上に巻き付けられたコード4の側面図である。装置 の他の部分はこれらの第3図および第4図から除去されたものとする。第1図の 断面は第2図の線分1−Iに沿った断面図であり、第2図は第1図の線分I I −11に沿った断面図である。第2図と第3図において、軸線xx’ は文字X によって表示され、軸線yy” は文字yによって表示される。コード4は矢印 Fa力方向下方キャプスタン2の点5に到達する(第3図)。キャプスタン2は モータ(簡略のため図示されない)によって軸線xx’ 回りに回動され、この キャプスタン2の回転方向は矢印F2によって示されている。コード4はキャプ スタン2によって点6まで案内され、この点からキャプスタン2を離れて、矢印 F2.3方向に、上方の非駆動キャプスタン3の方に送られる。このコードは点 7においてキャプスタン3と接触し、このキャプスタン3がコードを点8まで支 持する。このキャプスタン3の軸線yy゛回りの回転方向は矢印F3によって示 される。
コード4はキャプスタン3を離れ、矢印F3.2方向に移動し、点9においてキ ャプスタン2に接触する。次にキャプスタン2は再びコード4をその回転方向に 、キャプスタン3の方に案内する。キャプスタン2.3上のコード4の巻き付け は交差している。すなわちコード4によって駆動されるキャプスタン3の回転方 向F3はキャプスタン2の回転方向と逆である。この場合、方向F2゜3とF3 ,2は相互に交差するか、キャプスタン2と3の間のコード4の順次に配列され た部分の間に接触がない。
この軌道は多数回繰り返され、従ってコード4は2つのキャプスタン2.3上を 8の字状に多数回走行する。最後にコード4は下方キャプスタン2の点10から 矢印方向Fsにキャプスタン2.3を出る(第3図)。
キャプスタン2.3とのコード4の接触はこれらのキャプスタン上に備えられた グループ11によって実施される。
第5図はキャプスタン2の軸線xx’ を通る面に沿ったこのキャプスタン2の 一部の断面図である。この断面は第3図の線分V−Vによって示されされる。
この断面は複数のグループ11を示し、グループの1つを図6に拡大図示し、コ ード4かこのグループの中に配置され、図6は図5と同一面において取られた。
キャプスタン2は例えば7本のグループ11を備え、各グループはその軸線とし てキャプスタン2の軸線xx’ を有する。図6において、グループ11の幅J はコード4のキャプスタンの直径Dfより少し大であり、グループ11は、図6 の直径Jの半円形の底部110を有する。すべてのキャプスタン11は同一形状 と同一幅Jを有する。
放射方向遊隙(J−Dr)/2およびグループ11の間隙(グループピッチ)は 、コード4が一方のキャプスタンのグループ11から他方のキャプスタンの対応 のグループ11まで、これらのキャプスタンの間でコード部分が相互に交差する 箇所において相互に摩擦しないように移動するのに十分な大きさとしなければな らない。これらの値は当業者によって用途に応じて選定される。
好ましくは、非駆動キャプスタン3のグループ11は軸線yy゛のリング12上 に配置される。これらのリング12は例えば金属とし、キャプスタン3の本体1 3から機械的に離脱されうる(図1)。キャプスタン本体13は軸線yy’回り に自由に回動する事ができ、またこれらのリング12は本体13とは別個に自由 に回転し、本体13の円筒面に対して滑動する事ができる。他方、これらのリン グ13は相互に自由に回動する事ができる。
このような構造はコード4とキャプスタン3との接触を改良し、またキャプスタ ン2.3の間のコード4の緊張度を改良する。
これらのキャプスタン2.3の加熱と冷却は伝熱性部材、例えば両側壁16.1 7を有する金属プレート15から成り、これらの壁の間に熱量流体18、例えば 液体、特に水が流れ、この壁16はキャプスタン2.3の側面に配置される。壁 16.17の間に流体を循環させる手段は公知の手段、例えばポンプであって、 この手段は簡略のため図示されていない。流体18が管19によって送給され、 壁体16.17の間を循環し、次に管20を通してプレート15から出る。流体 18の流れは矢印F18で示されている。各キャプスタン2.3は軸受22.2 3の間を回転する軸21上に搭載される。これらの軸21は壁体16.17に挿 通され、流体18から密封的に離間される(図1)。軸受22はそれぞれスリー ブ24によって包囲され、これらのスリーブの中を冷却流体25が循環し、この 冷却流体の循環は簡略のため図示されていない。この流体25は流体18とする 事ができ、この場合、流体18そのものが冷却流体であって、スリーブ14は、 流体18の循環するプレート15の内部と連通ずる。
キャプスタン2.3はケーシング26の中に配置され、二〇ケーシング26は好 ましくは非酸化性ガス27、例えば水素または水素と窒素の混合物を収容する。
キャプスタン2.3と熱量保持流体18の間の熱交換はガス27によって実施さ れ、このガスは、一方では壁体16の実質的に平坦な面160とキャプスタン2 .3の実質的に平坦なそれぞれの面130との間に配置された高さHのガス層2 8を成す。前記の面130は、軸線xx’。
yy’ に対して垂直なまた部分的ケーシング26を画成する面160に対して 実質的に平行な同一面の中に配置され、ガス27がキャプスタン2.3および面 160に接触する。コード4の熱処理か加熱の場合、使用される流体18は加熱 流体であって、熱は流体18からガス17に、次にキャプスタン2.3に、次に これらのキャプスタンからコード4に伝達される。コード4の処理が冷却処理で ある場合、流体18は冷却流体であって、熱はコード4から流体18に逆方向に 流れる。ガス27がプレート15およびキャプスタン2.3と直接に接触して、 このような熱交換を可能とし、またプレート15は伝熱物質、例えば金属によっ て構成される。ネジ要素29によってキャプスタン2.3をそれぞれの軸線xx ’ およびyy’ に沿って移動させる事により距離Hを変動させる事ができる 。そのため、ネジ要素29は装置1の固定部分31のメスネジ山30の中にねじ 込まれる。レバー32を駆動してネジ29を回転させ、これによってネジ29を 軸方向に移動させ、この軸方向移動が軸21のシジルダ33を介して軸21に伝 達される事により、伝熱ガス層28の厚さHを変動させる。レバー32は、第1 図において点線で示したような公知手段34によってキャプスタン2.3のそれ ぞれの軸21を同時に作動させる事ができ、この手段は例えばノツチ付きベルト またはチェーンとする事ができる。熱交換は、コード4とキャプスタンのグルー プ11の底部との接触線35に沿った直接接触により、またこれらのグループ1 1の中にあってコード4およびキャプスタン2.3と接触するガス27によって 、コード4とキャプスタン2.3との間の伝熱が実施される。このような熱流束 はコード4の冷却の場合について矢印F27(第6図)に図示されている。単一 のガス27を使用する代わりに、相異なる伝熱性を有する2種類のガスを使用す る事ができよう。しかし構造の簡単化のため、装置の1の場合のように単一のガ ス27を供給する事が好ましい。同じく、装置1の中に多数の部材15を使用す る事もできるが、構造簡略のため唯一の構造15を使用する事が好ましい。
放射方向遊隙(J−Df ) /2が限定されているので、コード4とキャプス タン2.3との間の伝熱作用が容易に実施される。
熱処理が大直径のコードの急速冷却である場合、ガス27は良導性てなければな らない。さもなければ、プレート15とキャプスタン2.3との間のガス層28 の厚さHが装置材料の膨張係数と同一程度となり得るからである。好ましくは1 mm≦H≦200mmとする。
また好ましくはケーシング26の内部のガス27はガス層28を成し、キャプス タン2.3の回転による以外の運動を受けないようにする。
好ましくはキャプスタン2.3は、断熱要素37によって外部から断熱されたケ ーシング36の中に入る。すてに加熱されたコード4に対して熱処理を実施する ために装置1が使用される場合、ケーシング36は例えばその外周に規則的に配 置された加熱電気素子38を備える。
加熱素子、例えば電気抵抗素子38は、装置1の始動時にキャプスタン2.3を 加熱して始動体制を非常に急速に得る事ができる。軸21は断熱シールド39に よって断熱される。またこのような加熱素子38は、例えば熱処理が加熱処理で あって流体18が使用されない場合に使用する事かできる。
熱処理が等温性と異なる体制を含む場合、キャプスタンのグループ上の巻き取り 直径をコード4の長さと温度の変動に適合させる事が好ましい。すなわちキャプ スタン2.3の入口におけるコードの巻き取り直径Deがキャプスタンの出口に おけるコードの繰り出し直径Dsと異なるようにする事が好ましい。この場合D eとDsはこのキャプスタンの両端グループに対応する。−例として第5図はコ ードがキャプスタン2の上を通過する際の冷却に対応する位置関係を示し、直径 Deは直径Dsより大である。加熱の場合には、この位置関係は、逆になり、D e<Dsとする。熱交換を容易にするため、これらキャプスタンの軸線xx’  とyyoの間隔Eは、キャプスタン2.3の体積を考慮に入れまたこれらのキャ プスタン間のコード4の部分の相互接触を避ける程度に、できるたけ短くする。
キャプスタン2.3とプレート15は、伝熱性のため例えば青銅、鋼または鋳鉄 で製造される。
第7図は鋼コード4に対してオーステナイト処理を実施し、次にパーライト化処 理を実施するため熱処理する本発明によるプラント100全体を示す。
このプラント100は、装置50と、前述の本発明による装置〕と同型の6対の キャプスタンP1乃至P6を含む。本発明による装置Pi乃至P6はコード4を 冷却し、または実際上一定の温度に保持する事ができ、熱量保持流体18は例え ば水とする。図面の簡略のため、第7図には6対のキャプスタンPI乃至P6と 処理されるコード4のみが図示されている。
第8図はコード4とキャプスタン2.3の温度のノ々−ライト化熱処理の際の温 度変動を示し、コード4は鋼であり、温度Tを縦座標に示し、時間rtJを横座 標に示す。コード4は装置50の中に入り、そこでオーステナイト化処理を受け る。この装置50は2本のキャプスタン51.52を有し、これらのキャプスタ ン上にコード4か巻き取られ、このようにして形成されたコード4のループの中 に交番磁束を通過させ、この磁束は誘導体53によって発生される。このように してコード4の中に誘導電流が生じ、これによってコード4を変態温度AC3以 上の温度まで加熱し均一なオーステナイト構造を得る。装置50の中においてコ ード4の達した温度Tflは例えば900乃至1000℃である。
装置50から出たコード4はキャプスタン対P1のキャプスタン2の上に到達す る。キャプスタン2.3は450℃乃至650℃のオーダの温度Telに保持さ れている。第8図において、時間原点Oはキャプスタン対りl上にコード4が到 達した時点に相当する。4秒以下の時間tl後にコード4はキャプスタンPI温 度に近い温度Tf2に達する。このような急速冷却によって、安定オーステナイ トから準安定オーステナイトまでの変態を可能とする。次にコード4は4対のキ ャプスタンP2乃至P5を順次に通過し、これらのキャプスタン対の役割はコー ド4を与えられた温度Tf2より10°以上変動しない温度に保持するにあり、 この場合コード4の温度Trは例えばT「2−8℃、Tf2+8℃の範囲内にあ り、またこの温度は準安定オーステナイトからパーライトへの変態時間中および この変態後の約1乃至3秒間継続する。このプラント部分の目的は、オーステナ イトからパーライトへの変換による熱量ピークの発生するこの期間中の再熱を防 止しくこの再熱は粗大なパーライト組織の形成に導く)また変態か終了する以前 の過早な冷却を防止するにある。変態終了前の過早な冷却はベイナイトを含有す る組織を生じ、従って脆く、特に耐久性に関して使用特性の低いコードを生じる 可能性がある。
キャプスタン対P2乃至P5の中のコード4の通過時間はそれぞれt2乃至t5 で示され、またこれらの時間において得られる温度はそれぞれTc2乃至Tc5 で示される。例えば、計t2 +t3 +t4 +t5は例えば4〜10秒のオ ーダである。4キヤプスタン対P2〜P5について各キャプスタン上のコード4 の巻きμり直径はキャプスタンの入口と出口において変動しない。すなわち常に De =Dsである。
第9図はオーステナイトからパーライトへの変態を時間に対して示す。時間(1 )は横座標軸に対応し、パーライトへの変態%は縦座標軸に対応する。この時間 t2中の変態は緩徐であり、パーライト化はこの時間の終了ごろに開始し、従っ て交換される熱量は低く、この第2キヤプスタンP2の温度Tc2は所望の変態 温度TI’2より少し低い。時間t3中の変態は非常に急速であって、従って交 換熱量が大となり、また第3キヤプスタンP3の温度Tc3が第2キヤプスタン 対P2の温度TC2より低くなる。温度t4中の変態は温度t2中の変態にほぼ 等しい速度で実施されるので、第4キヤプスタン対P4の温度Tc4はTe2に 非常に近い。時間T5中は熱的観点から顕著な金属学的変態が存在しないので、 この第5キヤプスタン対P5の温度Tc5はTc2とほとんど等しい。このよう な時間t5の温度保持の目的は時間t6の前にパーライト変態を終了させるにあ る。
好ましくは、時間t1に対応する最初の冷却に際して下記の式を得る。
K1≧0.3(1) K2≧0.85 (2) 0.5≦に3≦1.5(3) 2X10−4≦に4≦6X10−4 (4)ここに下記とする。
Kl −LL / (J XDf −Dr2) (5)K2−De/E (6) K3−100 (De/Ds−1) (7)K4 = (VxDf2XH)/  (L2 xDe2) (8)ここに、Llはグループ11の中にあってコード4 およびまたキャプスタン2.3と接触するガスの伝熱率、またL2はガス層28 を構成するガスの伝熱率であって、これらの伝熱率は600℃において特定され 、ワットm−1・k−1で表示される。グループ11とガス層28の中において 同一ガス27を使用する場合、LLとL2は等しく、Lによって表示される。D rはコード直径、ミリメートル、Jはグループ11の幅、ミリメートル、Eはキ ャプスタンの軸間距離、ミリメートル、Deはキャプスタン2.3の入口におけ るコード4の巻き取り直径、DSは同一キャブスタンの出口におけるコード4の 巻き取り直径、DeとDsはそれぞれミリメートルで表示され、■はコード繰り 出し速度、メートル7秒、Hはガス27のガス層28の厚さ、ミリメートルとす る。
好ましくは、実際上等温相に対応するキャプスタン対P2〜P5の少なくとも1 つの中において下記の式が成立する。
K2≧0.85 (9) K3−0 (10) さらに望ましくは、P2〜P4の少なくとも1つにおいて、下記の式か成立する 。
K1≧0.3 (11) 0.5X1.0 ≦に4≦9X1.0−3(12)前記式(1)〜(12)は、 ケーシング26中の、従って層8の中のガス27が実際上、キャプスタン2.3 の回転による運動以外の運動を受けない場合に成立する。
t2〜15段階で得られる等温性は、使用される要素数が4以上の場合にのみ改 良できるが、しかしこれは±8℃の等温性と仕様コード品質とを得るのには必要 でないほどの大きな投資を必要とする。
最終的冷却部分は、450℃〜650℃の温度Tr2のコードを3〜6秒のオー ダの時間で100〜200℃のオーダのTf3温度まで冷却させる。この冷却部 分は1対の交差キャプスタンを含み、下方キャプスタン2か駆動され、上方キャ プスタン3が駆動されず、また下方キャプスタンの第1グループの巻き取り直径 Deがこのキャプスタンの最後のグループの直径Dsより大であるので、キャプ スタンは50〜150℃のオーダの温度Tc6に保持される。
下記の実施例は、各キャプスタン対P1〜P6について単一ガス27を使用して 前記のプラント100によって実施された。従ってLL −L2−Lである。前 述のように、各キャプスタン対について、ケーシング16の中の、従ってガス層 28の中のガス27は実際上、キャプスタン2.3の回転による運動以外の運動 を受けない。
使用される鋼の組成を下記の表1に示す。
表1 (数字は重量%に対応) キャプスタン対P1〜P6の組立体のキャプスタン2.3は耐熱性鋼X 12  Cr旧2521 (T)IYSSENのTHERMAX 4845) Cr − 25%、Ni−20%をもって製作された。この鋼の特性は下記である。
−1・ −1 500℃での伝熱性+19W、m 、 k=6 400℃テノ熱膨張係数: 17. 10 m、 m−’。
、に−1 カバー率Trは、グループの底部と接触するコードの長さと、伝熱要素上に到達 する最初の接触点5と出口の最後の点10との間の、すなわち前記の点5と10 の間のコードの全長との比率である。
断面比は下記の式によって与えられる。
線引き前のコード断面 合理的変形は、ε−Log(R)によって与えられる。
Logは自然対数である。
保温時間は、準安定オーステナイトの1%かパーライトに変態されるに必要な時 間であって、この時間は冷却の開始時点(キャブスクン対P1へのコード到達時 点)から計算される。
変態時間はパーライトか196から99%に移行する時間である。
実施例 1 テスト条件は下記である。
−鋼 型1 一保温時間一約3秒 一変態時間一約3秒 一ニード直径:Df =1.1mm コードの繰り出し速度+15m/s −ガス 27: ・伝熱要素PI−P4については:H2+N2.75%体積%のN2.25%の N2 (クラッキングされたNH3)、 ・等温保持要素P5については:純粋N2・最終冷却要素P6については:純粋 H2技術的簡単化のために各伝熱要素について単一ガスが使用される。すなわち LL −L2−L、Lかし、必要な場合には、コード4/キヤプスタン2または 3の伝熱と、キャプスタン2または3/冷却プ)レート15との伝熱とのために 、相異なるガスを使用する事かできる。
初期冷却、期間t1 : 第1対のキャプスタンP1 コード人口のキャプスタン直径: De −LOO7rxtaコード出口のキニ ースタン直径+ D s = 1000mmキャプスタンの軸間距離 : E  −1050+nl11キヤプスタンのカバー率 : Tr −0,902グルー プのピッチ :l) −101111Iグループの幅 :J −1,70 キヤプスタン2の回転速度 :287 r、p、 m。
滞留時間: t 1−2.94秒 単回数=7 コードの初期温度: T fl−930℃コートニー終温度: T r2−58 0℃キャプスタンは、2.4s3/hの25℃の水流によって、520℃の温度 に保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H−7.8mm伝熱要素の主パラメータ: に1−〇、424 に2−0.959 に3−0.7 K 4−4.99X 10−4 等温保持期間 t2.t3.t4.t5期期間2中、第2対キヤブスクン コード入口のキャプスタン直径: De = 1000a+aコード出口のキャ プスタン直径+ D s −100100Oキヤプスタンの軸間距離 : E  −11050iキヤプスタンのカバー率 : T r = 0.898グループ のピッチ :p −1,(llIIIグループの幅 : J =1.7mm キャプスタン2の回転速度 :287 r、p、 m。
滞留時間二12−1.26秒 単回数 3 コード温度は580±5℃に保持された。
キャプスタンは、0.15m 3/ hの25℃の水流によって、545℃の温 度に保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H=I(1(1mm伝熱要素の主パラメータ: Kl −0,424 に2−0.9.52 期間t3、第3対のキャプスタンP3 ニード入口のキャプスタン直径: D e −1000IIII11コード出口 のキャプスタン直径: D S −10100Oキヤプスタンの軸間距離 :  E −1050mmキャプスタンのカバー率 : T r−0,898グループ のピッチ :p−1011m グループの幅 : J −1,7mm キャプスタン2の回転速度 :289 r、p、 m。
滞留時間+ t 3−1.2[i秒 単回数・3 コード温度は580±6℃に保持された。
キャプスタンは、0.7m3/hの25℃の水流によって、417℃の温度に保 持された。
伝熱ガス層28の厚さ: H= 18.5m m伝熱要素の主パラメータ: に1讃0.424 に2−0.952 期間t4、第4対のキャプスタンP4:第2対のキャプスタンと 同等期間t5、第5対のキャプスタンP5ニード入口のキャプスタン直径+ D e =600miコード出口ニーャプスタン直径: Ds −600m1キヤプ スタンの軸間距M:E −630amキャプスタンのカバー率 : Tr −0 ,898グループのピッチ :p −10mm グループの幅 :J−3I1m キャプスタン2の回転速度 :480 r、p、 m。
滞留時間: t5−1.2fi秒 単回数:5 水循環を遮断し、電気抵抗38によってコード温度は585±2℃に保持された 。
電流消費を限定するため伝熱ガス層28の厚さHは最大限に保持された+H−5 0mm 伝熱要素の主パラメータ: K 1. = 2.392 x 10−”K2−0.952 に3−0 最終冷却期間T6 第6キヤプスタンP8 コード入口のキャプスタン直径+ D e −1000mmコード出口のキャプ スタン直径: Ds m 993■ギヤブスタンの軸間距離 : E m 11 050aキヤプスタンのカバー率 : Tr =0.894グループのピッチ  :p−10−門 グループの幅 :J −1,711 キヤプスタン2の回転速度 :287 r、p、 m。
滞留時間: t 8−4.19秒 単回数:lO コード初期温度: T f2−580℃コード最終温度: T f3−193℃ キャブスクンは、2.13m3/hの25℃の水流によって、170℃の温度に 保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H=1.5mm伝熱要素の主パラメータ: Kl −0,424 に2−0.952 熱処理後にコード4は引っ張り破断抵抗1200M Pa(メガパスカル)を有 する。
次にこのコードを公知のようにして黄銅処理して線引きして、最終直径0.17 m mを得る。この線引きされたコードの引っ張り破断抵抗は3000MPaで ある。
R−41,87 ε諷3.73 実施例 2 この実施例においては型1の鋼の代わりに型2の鋼を使用する事態外は前記の実 施例1と同様である。
保温時間と変態時間は実施例1とほぼ同等である。
熱処理後にコードは1350MPaの引っ張り破断抵抗を有する。
次にこのコードを公知のようにして黄銅処理し線引きし、最終直径0.17■を 得る。このコードの引っ張り破断抵抗は3500MPaである。
R−41,87 ε −3,73 実施例 3 このテストの条件は下記である。
一鋼型1 一保温時間一約3秒 一変態時間=約3秒 一コード直径: D r −1,83m m−コードの繰り出し速度V:15m /s−ガス27; ・伝熱要素P1〜P4:純粋H2 ・等温保持要素P5 :純粋N2 ・最終冷却要素P6 :純粋H2 初期冷却、期間t1 : 第1対のキャプスタンP1 コード入口のキャプスタン直径+ De −1510auiコ一ド出口のキャプ スタン直径: D s −15pOIIa+キヤプスタンの軸間距離 : E  −1575+i+gキャプスタンのカバー率 : Tr −0,902グループ のピッチ :p −11s■ グループの幅 : J −2,3s+gキャプスタン2の回転速度 + 191  r、p、 m。
滞留時間・tl−3,18秒 単回数=5 コードの初期温度: T rL−930℃コードの最終温度: T f2−51 ■0℃キャブスクンは、7.16m 3/ hの25℃の水流によって、540 ℃の温度に保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H−7mm 伝熱要素の主パラメータ。
Kl −0,488 に2−0.959 に3 −0.67 K 4−3.67X 10”−’ 等温保持期間 t2,13.t4.t5期期間2中、第2対キヤブスクン コード入口のキャプスタン直径+ D e −150011mコード出口のキャ プスタン直径: D s −1500■キヤプスタンの軸間距離 :E −15 75tnωキヤプスタンのカバー率 : T r −0,898グループのピッ チ :p−flaw グループの幅 :J −2,3瀉m キャプスタン2の回転速度 +192 r、T)、 m−滞留時間: t 2− 1..2G秒 単回数・2 コード温度は580±5℃に保持された。キャプスタンは、0.4 rn3/  hの25℃の水流によって、549℃の温度に保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H=123mm伝熱要素の主パラメータ: Kl −0,4118 に2−0.952 期間t3.第3対のキャプスタンP3 ニード入口のキャプスタン直径: D e −1500imコード出口のキャプ スタン直径: D s −1500aa+キヤプスタンの軸間距離 : E − 1575mrIキャプスタンキャプスタン : Tr −0,898グループの ピッチ 、p 露11fflfflグループの幅 : J −2,3mm キャプスタン2の回転速度 :I92 r、p、 m。
滞留時間・t3−1.26秒 単回数=2 コード温度は580±6℃に保持された。
キャプスタンは、1..85m 3/ hの25℃の水流によって、436℃の 温度に保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H=2(1mm伝熱要素の主パラメータ。
Kl −0,488 に2 =0.952 期間t4、第4対のキャプスタンP4:第2対のキャプスタンと同等 期間【5、第5対のギヤプスタンP5 ニード入口のキャプスタン直径: De −900■コ一ド出口のキャプスタン 直径: Ds −900amキャプスタンの軸間距離 :E −9451111 1キヤプスタンのカバー率 : Tr −0,898グループのピッチ :I)  −11m グループの幅 :J =3mm キャプスタン2の回転速度 ・320 r、p、 m。
滞留時間: t 5−1.51秒 単回数・4 コード温度は580±2℃に保持された。
水循環を遮断し、電気抵抗38によってキャプスタン温度は585±5℃に保持 された。
電流消費を限定するため伝熱ガス層28の厚さHは最大限に保持された:H=5 0mm 伝熱要素の主パラメータ: Kl −0,0233 に2−0.952 に3−0 K4−0.062 最終冷却期間T6 第6キヤブスタンP6 コート入口のキャプスタン直径: D e −1500■コ一ド出口のキャプス タン直径: D S = 1489101キヤプスタンの軸間距ill :E  −1575iImキャプスタンのカバー率 : Tr =0.894グループの ピッチ :l) =IImmグループの幅 J =2.3+n国 キャプスタン2の回転速度 :192 r、p、 m。
滞留時間:t6−4.4秒 単回数ニア コード初期温度: T r2−580℃コード最終温度: T r3−211℃ キャブズクンは、5.88m” / hの25℃の水流によって、170℃の温 度に保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H=1.7mm伝熱要素の主パラメータ: に1−0.488 に2−0.952 に3−0.74 K 4−9.04X 10−” 熱処理後にコード4は引っ張り破断抵抗L200M Pa(メガパスカル)を有 する。
次にこのコードを公知のようにして黄銅処理して線引きして、最終直径0.28 m mを得る。この線引きされたコードの引っ張り破断抵抗は3050M P  aである。
R瓢42.72 ε−3,75 実施例 4 この実施例においては型lの鋼の代わりに型2の鋼を使用する墨量外は前記の実 施例1と同様である。
保温時間と変態時間は実施例1とほぼ同等である。
熱処理後にコードは1345M P aの引っ張り破断抵抗を有する。
次にこのコードを公知のようにして黄銅処理し線引きし、最終直径0.28mm を得る。このコードの引っ張り破断抵抗は3480M P aである。
R−42,72 ε −3,75 実施例 5 このテストの条件は下記である。
一鋼型1 一保温時間一約3.5秒 一変態時間一約3秒 一コード直径: D f’ = 2.35m m−コードの繰り出し速度V:1 5m/s−ガス27: ・伝熱要素P1〜P4およびP6:純粋H2・等温保持要素P5 :純粋N2 ・技術的簡略化のため、各伝熱要素について単一ガスを使用する。
初期冷却、期間【I : 第1対のキャプスタンP1 コート入口のキャプスタン直径: D e −2114+nmコート出口のキャ プスタン直径: D s ’−2100mmキャプスタンの軸間距@ :E − 2210malキャプスタンキャプスタン : T r −0,1199[iグ ループのピッチ =p 厘12mm グループの幅 : J −2,7mm キャプスタン2の回転速度 : 136 r、p、 m。
滞留時間: t 1.−3.54秒 単回数:4 コードの初期温度: T H−930℃コードの最終温度: T f2−580 ℃キャプスタンは、9.95m 3/ hの25℃の水流によって、558℃の 温度に保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H−10mm 伝熱要素の主パラメータ: Kl −0,51 に2−0.957 に3諺0.867 K 4−4.44x 10−’ 等温保持期間 t2.t3.t4.t5期期間2中、第2対キヤブスクン コード入口のキャプスタン直径:De〜2100IImコード出口のキャプスタ ン直径: Ds −2100mmキャプスタンの軸間距離 : E −221O n+mキャプスタンのカバー率 : Tr −0,896グループのピッチ + p −121 グループの幅 : J −2,7aa キヤプスタン2の回転速度 :137 r、p、 m。
滞留時間: t 2−1.77秒 単回数:2 コード温度は580±5℃に保持された。
キャプスタンは、0.68m /hの25℃の水流によって、550℃の温度に 保持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H−147mm伝熱要素の主パラメータ: Kl −0,51 に2−0.95 期間t3、第3対のキャプスタンP3 ニード入口のキャプスタン直径: D e −2100a+mコード出口のキャ プスタン直径: D s = 2100rAiキヤブスクンの軸間距離 : E  = 2210m11キヤプスタンのカバー率 : Tr −0,898キヤプ スタン2の回転速度 :137 r、I)、 m。
滞留時間: t 3−1.77秒 単回数 2 コート温度は580±6℃に保持された。
キャプスタンは、3m3/hの25℃の水流1こよって、443℃の温度に保持 された。
伝熱ガス層28の厚さ:H−25mm 伝熱要素の主パラメータ。
K1罵0.51 に2畠0,95 期間t4、第4対のキャプスタンP4:第2対のキャプスタンと同等 期間t5、第5対のキャプスタンP5 ニード入口のキャプスタン直径: D e −1200mmコード出口のキャプ スタン直径: D s −1200mmキャプスタンの軸間距@ :E −12 8hllキヤプスタンのカバー率 : Tr −0,898グループのピッチ  :p 票12mm グループの幅 ’J =4.51℃m キャプスタン2の回転速度 二239 r、p、 m。
滞留時間、 t5−2秒 単回数:4 コード温度は580土2℃に保持された。
水循環を遮断し、電気抵抗38によってキャプスタン温度は585±5℃に保持 された。
電流消費を限定するため伝熱ガス層28の厚さHは最大限に保持された:H=1 00mm 伝熱要素の主パラメータ: Kl −0,01 に2−0.952 に3−0 K4−0.115 最終冷却期間T6 第6キヤブスタンP6 コード入口のキャプスタン直径: D e = 2100aa+コ一ド出口のキ ャプスタン直径: D s = 2085■キヤプスタンの軸間距離 : E  −221haキヤプスタンツカバー率 : T r −0,8645グループの ピッチ :p−12m5 グループの幅 : J −2,7am キャプスタン2の回転速度 +137 r、p、 m。
滞留時間: t 6−5.28秒 単回数=6 コード初期温度: T f2−580℃コード最終温度: T r3−204℃ キャプスタンは、9.5m3/hの25℃の水流によって、170℃の温度に保 持された。
伝熱ガス層28の厚さ:H−2.2mm伝熱要素の主パラメータ: Kl −0,511 に2−0.95 に3 暉0.72 K 4−9.84X 10’ 熱処理後にコード4は引っ張り破断抵抗1195M Pa(メガパスカル)を有 する。
次にこのコードを公知のようにして黄銅処理して線引きして、最終直径0.35 m mを得る。この線引きされたコードの引っ張り破断抵抗は2950M P  aである。
実施例 に の実施例においては型1の鋼の代わりに型2の鋼を使用する事以外は前記の実施 例1と同様である。
保温時間と変態時間は実施例1とほぼ同等である。
熱処理後にコードは1355MPaの引っ張り破断抵抗を有する。
次にこのコードを公知のようにして黄銅処理し線引きし、最終直径0゜35mm を得る。このコードの引っ張り破断抵抗は3510MPaである。
実施例 7 この実施例は、組成の観点から型1を使用するが、580℃において3.8秒の 保温時間と3.8秒の変態時間を使用する以外は実施例1と同様である。
このプラントは、単回数を第1キヤプスタン対P1について7から8に変更し、 第3キヤプスタン対P3について3から4に変更した事以外は、実施例1に使用 したプラントと同等である。
熱処理および線引き後の破断抵抗は実施例1の破断抵抗と2%以上相違しない。
実施例 8 この実施例は、組成の観点から型2を使用するが、580℃において4.4秒の 保温時間と6秒の変態時間を使用する以外は実施例6と同様である。
このプラントは、単回数を第1キヤプスタン対P1について4から5に変更し、 第3キヤプスタン対P3について2から3に変更した事以外は、実施例6に使用 したプラントと同等である。
熱処理および線引き後の破断抵抗は実施例1の破断抵抗と2%以上相違しない。
実施例 9 この実施例は、組成の観点から型2を使用するが、580℃において4秒の保温 時間と3秒の変態時間を使用する以外は実施例2と同様である。
この実施例においては、自動制御によって第2キヤプスタン対P2を加熱モード に移行させる。すなわち第2キヤプスタン対においてコードの到着とコードがオ ーステナイトのパーライトへの変態による放熱体となる時点との間において発生 するコードの冷却を防止するように、冷却水循環を遮断しまた加熱用電気抵抗3 8を始動した。
熱処理と線引き後の破断抵抗は実施例2に対して2%たらず減少した。これは、 等温性が少し不良となった事による。
等温性を増大する事により、すなわちキャプスタン対数を増大する事により、適 合性が改良されるが、このようにして得られたコード抵抗のわずかの利得は一般 にそのコストに見合うものではない。
プラント100において本発明によって処理されたコード4は公知の溶融鉛パテ ンティング法によって得られるものと同一組織、すなわち微細パーライト組織を 有する。この組織は、フェライト層によって分離されたセメンタイト層を含む。
−例として、図10はこのような微細パーライト組織の一部70を示す。この部 分70は、フェライト層72によって相互に分離された実際上平行なセメンタイ トの2層71を示す。、セメンタイト層71の厚さは[i]で図示され、フェラ イト層の厚さはreJで示されている。パーライト組織は微細である。すなわち 、計五十eの平均値が250、−、の偏差をもって最大1000/−1に等しい 。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において任 意に変更実施できる。
igj 補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成4年3 月19日 1、 特許出願の表示 PCT/FR90100592 2、発明の名称 金属コードをキャプスタン上に通すことによって熱処理する方法および装置 3 特許出願人 住 所 フランス国りレルモンーフエラン、クール、サブロン、12東京都千代 田区丸の内三丁目2番3号 5、 補正書の提出年月日 1991年8月5日 6、 添付書類の目録 (1) 補正書の翻訳文 1 通 特願EP−A−275、864に記載の方法は、保護ガスを収容したケーシング の中において、グループを有するディスク上に金属コードを通過させ、これらの コードの加熱は直接に熱放射によって実施して金属コードを熱処理する方法であ る。
米国特許 US−A−2,965,368は、内側から加熱されたキャプスタン のグループの中に金属コードを通し、コードをこれらのキャプスタン上において 保護ガスと接触させながら滑車状に交差させる事によって金属コードを熱処理す る方法を記載している。
従って、本発明は、グループを有する少なくとも2本の伝熱性キャプスタン上に コードを送り、これらのグループの間で滑車式に交差させ、前記グループの幅を コードの幅より少し大とし、前記グループの中のガスが前記コードおよびキャプ スタンと接触するようになすキャプスタンによって少なくとも1本の金属コード を熱処理する方法において、 a)前記キャプスタンと少なくとも1つの部材との間に配置された少なくとも1 種のガスによって前記キャプスタンを加熱または冷却し、前記ガスは前記キャプ スタンおよび前記部材と接触し、また前記部材は伝熱性であって、キャプスタン の外側に配置され、前記ガス以外の熱量保持流体をこの部材と接触させながら循 環させて、一方ではガスと前記部材との間において、他方では前記部材と前記流 体との間において熱交換を生じる段階と、b)実施される熱処理に対応してキャ プスタンと部材との間のガス層の厚さを制御する段階とを含む方法に関するもの である。
また本発明は、コードの幅より少し広い幅のグループを有する少なくとも2本の 伝熱性キャプスタンと、前記コードを前記キャプスタンのグループの中に繰り出 してこれらのグループの中に滑車式に交差させる手段と、前記グループの中に配 置されて前記コードおよびキャプスタンと接触するガスとを含む、キャプスタン によって少なくとも1本の金属コードを熱処理する装置において、a)前記装置 は、前記キャプスタンを加熱または冷却する手段を含み、前記手段は、 一前記キャプスタンの外部に配置された少なくとも1つの伝熱性部材と、 一前記ガス以外の熱量保持流体を前記部材と接触させる手段と、 一前記キャブスクンと前記部材との間に配置されてこれらのキャプスタンおよび 部材に接触するガスとを含み、これらの手段は、一方ではガスと前記部材との間 において、他方では前記部材と前記流体との間において熱交換を生じるように成 され、 b)また前記装置は、実施される熱処理に対応してキャプスタンと部材との間の ガス層の厚さを制御する手段とを含む装置に関するものである。
請求の範囲 1、グループを有する少なくとも2本の伝熱性キャブスクン上にコードを送り、 これらのグループの間で滑車式に交差させ、前記グループの幅をコードの幅より 少し大とし、前記グループの中のガスが前記コードおよびキャプスタンと接触す るようになすキャプスタンによって少なくとも1本の金属コードを熱処理する方 法において、 a)前記キャプスタンと少なくとも1つの部材との間に配置された少なくとも1 種のガスによって前記キャプスタンを加熱または冷却し、前記ガスは前記午ヤプ スタンおよび前記部材と接触し、また前記部材は伝熱性であって、キャプスタン の外側に配置され、前記ガス以外の熱量保持流体をこの部材と接触させながら循 環させて、一方ではガスと前記部材との間において、他方では前記部材と前記流 体との間において熱交換を生じる段階と、b)実施される熱処理に対応してキャ プスタンと部材との間のガス層の厚さを制御する段階とを含む事を特徴とする方 法。
2、 キャプスタンと部材との間のガス層は前記部材の実質的に平坦な面とキャ プスタンの実質的に平坦な面との間に配置され、これらのキャプスタンの面は、 キャプスタンの回転軸線に対して垂直なまた部材の面に対して実質的に平行な同 一面の中に配置されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
3、 キャプスタンと部材との間に配置されたガスは実際上、キャプスタンの回 転による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項1または2のいずれ かに記載の方法。
4、コードを変態温度AC3以上の温度まで加熱して均一なオーステナイト組織 を得るオーステナイト化処理と、次にコードを冷却して準安定オーステナイト組 織を得てこれをパーライトに変態するパーライト化処理とを含む微細パーライト 構造を得るように少なくとも1本の炭素鋼コードを熱処理するための請求項1乃 至3のいずれかに記載の方法。
5、 準安定オーステナイト組織を得るため冷却に際して少なくとも1対のキャ プスタンを使用し、その際に下記の式を満たし、 Kl≧0.3(1) K2≧0.85 (2) 0.5≦に3≦1.5 (3) 2X10 ≦に4≦6X10 (4) ここに下記とする。
Kl −L/ (J XD「−D「2) (5)K2−De/E (6) K3 =100 (De/Ds−1) (7)K4 − (VxDf2xH)/  (LXDe2) (8)ここに、Lはグループの中、およびキャプスタンと部 材との間に存在するガスの伝熱率であって、この伝熱率りは600℃において特 定され、ワットm −k で表示され、Dfはコード直径、ミリメートル、Jは グループの幅、ミリメートル、Eは2つのキャプスタンの軸間距離、ミリメート ル、Deは任意のキャプスタンの入口におけるコードの巻き取り直径、Dsは同 一キャブスタンの出口におけるコードの巻き取り直径、DeとDsはそれぞれミ リメートルで表示され、■はコード繰り出し速度、メートル7秒、Hはキャプス タンと部材との間のガス層の厚さ、ミリメートルとし、このガスは実際上、キャ プスタンの回転運動による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項4 に記載の方法。
6、さらに準安定オーステナイトのパーライトへの変態に際して少なくとも1対 のキャプスタンを使用し、その際にコード温度が、準安定オーステナイト組織を 生じる冷却処理後に得られた温度の上下10℃以上に変動する事なく、この処理 時間はパーライト化時間以上とし、また少なくとも1対のキャプスタンについて 下記の式が満たされ、 K2≧0.85 (9) K3−0 (10) またこのキャプスタン対においてキャプスタンと部材の間のガスが実際上、キャ プスタンの回転運動による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項5 に記載の方法。
7、 パーライト化処理に際して少なくとも1対のキャプスタンについて、下記 の式が満たされ、Kl≧0.3(,11) 0.5X10−3≦に4≦9X10−3(12)またこのキャプスタン対におい てキャプスタンと部材の間のガスが実際上、キャプスタンの回転運動による運動 以外の運動を受けないことを特徴とする請求項6に記載の方法。
8、 パーライト処理後にコードを冷却するため、少なくとも1対のキャプスタ ンを使用することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の方法。
9、コードの幅より少し広い幅のグループを有する少なくとも2本の伝熱性キャ プスタンと、前記コードを前記キャプスタンのグループの中に繰り圧してこれら のグループの中に滑車式に交差させる手段と、前記グループの中に配置されて前 記コードおよびキャプスタンと接触するガスとを含む、キャプスタンによって少 なくとも1本の金属コードを熱処理する装置において、a)前記装置は、前記キ ャプスタンを加熱または冷却する手段を含み、前記手段は、 一前記キャプスタンの外部に配置された少なくとも]一つの伝熱性部材と、 一前記ガス以外の熱量保持流体を前記部材と接触させる手段と、 一前記キャブスタンと前記部材との間に配置されてこれらのキャプスタンおよび 部材に接触するガスとを含み、これらの手段は、一方ではガスと前記部材との間 において、他方では前記部材と前記流体との間において熱交換を生じるように成 され、 b)また前記装置は、実施される熱処理に対応してキャプスタンと部材との間の ガス層の厚さを制御する手段を含む装置。
10、キャプスタンと部材との間のガス層は前記部材の実質的に平坦な面とキャ プスタンの実質的に平坦な面との間に配置され、これらのキャプスタンの面は、 キャプスタンの回転軸線に対して垂直なまた前記部材の面に対して実質的に平行 な同一面の中に配置されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
11、キャプスタンと部材との間に配置されたガスは実際上、キャプスタンの回 転による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項9または10のいず れかに記載の装置。
]2. 各キャプスタンのグループはその軸線とししてキャプスタンの軸線を有 することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の装置。
13、一方のキャプスタンはその軸線回りにコードの牽引力によって自由に回転 し、このキャプスタンのグループは伝熱性リング上に配置され、これらのリング はキャブズタン本体上に配置されてキャプスタン本体とは別個にキャプスタン軸 線回りに回動できることを特徴とする請求項9乃至]2のいずれかに記載の装置 。
14、少なくとも一方のキャプスタン上のコードの巻き付は直径はキャプスタン の人口と出口において相違することを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに 記載の装置。
15、 請求項9乃至14のいずれかに記載の少なくとも1つの装置を含む少な くとも1本の金属コードの処理プラント。
16、コードを変態温度AC3以上の温度まで加熱して均一なオーステナイト組 織を得るオーステナイト化処理と、次にコードを冷却して準安定オーステナイト 組織を得てこれをパーライトに変態するノく一ライト化処理とによって微細パー ライト構造を得るように少なくとも1本の炭素鋼コードを熱処理し、この際に、 <−ライト化処理のために少なくとも1つの装置を使用する事を特徴とする請求 項]5に記載のプラント。
17、 準安定オーステナイト組織を得るための冷却に際して少なくとも1対の 装置を使用し、この装置は下記の式を満たし、 K1 ≧ 0.3 (1) K2 ≧0. 85 (2) 0、5≦に3 ≦ 1.5(3) 2 × 10 ≦に4 ≦6X10 (4)ここに下記とする。
Kl −L/ (J XDf−Df2) (5)K2−De/E (6) K3 =100 (De/Ds−1,) (7)K4− (VxDf2xH)/  (LXDe2) (8)ここに、Lはグループの中、およびキャプスタンと部 材との間に存在するガスの伝熱率であって、この伝熱率り一1−■ は600℃において特定され、ワットm −k で表示され、Dfはコード直径 、ミリメートル、Jはグループの幅、ミリメートル、Eは2つのキャプスタンの 軸間距離、ミリメートル、Deは任意のキャプスタンの入口におけるコードの巻 き取り直径、Dsは同一キャブスタンの出口におけるコードの巻き取り直径、D eとDsはそれぞれミリメートルで表示され、■はコード繰り出し速度、メート ル7秒、Hはキャプスタンと部材との間のガス層の厚さ、ミリメートルとし、こ のガスは実際上、キャプスタンの回転運動による運動以外の運動を受けないこと を特徴とする請求項16に記載のプラント。
18、さらに準安定オーステナイトのパーライトへの変態に際して少なくとも1 対の装置を使用し、その際にコード温度が、準安定オーステナイト組織を生じる 冷却処理後に得られた温度の上下10℃以上に変動する事なく、このコード温度 はパーライト化時間以上保持され、また少なくとも1対の装置について下記の式 が満たされ、K2≧0.85 (9) K3−0− (10) またこのキャプスタン対においてキャプスタンと部材の間のガスが実際上、キャ プスタンの回転運動による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項1 7に記載のプラント。
19、 準オーステナイトのパーライト化処理の少なくとも1つの装置について 、下記の式が満たされ、K1≧0.3 (11) 0.5X10 ≦に4≦9X10−3(12)またこのキャプスタン対において キャプスタンと部材の間のガスが実際上、キャプスタンの回転運動による運動以 外の運動を受けないことを特徴とする請求項18に記載のプラント。
20、 パーライト処理後にコードを冷却するため、少なくとも1つの装置を使 用することを特徴とする請求項16乃至19のいずれかに記載のプラント。
21、請求項1乃至8のいずれかに記載の方法によって得られたコート。
22、 請求項9乃至14のいずれかに記載の装置によって得られたコード。
23、 請求項15乃至20のいずれかに記載のプラントによって得られたコー ド。
24、 請求項21乃至23のいずれかに記載のコードによって補強された製品 。
25、タイヤ外皮を含むことを特徴とする請求項24に記載の製品。
国際調査報告 ma−一一一一、a+−C1”〒/I”1)Ql’l//It’ll:(1つ国 際調査報告 FR9000592 S^ 40073

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.キャプスタンによって少なくとも1本の金属コードを熱処理する方法におい て、 a)グループを有する少なくとも2本の伝熱性キャプスタン上にコードを送り、 これらのグループの間で滑車式に交差させ、前記グループの幅をコードの幅より 少し大とし、前記グループの中のガスが前記コードおよびキャプスタンと接触す るようになす段階と、b)前記キャプスタンと少なくとも1つの部材との間に配 置された少なくとも1種のガスによって前記キャプスタンを加熱または冷却し、 前記ガスは前記キャプスタンおよび前記部材と接触し、また前記部材は伝熱性で あって、キャプスタンの外側に配置され、熱量保持流体をこの部材と接触させな がら循環させる段階と、c)実施される熱処理に対応してキャプスタンと部材と の間のガス層の厚さを選定する段階とを含む事を特徴とする方法。 2.グループの中に使用されるガスはキャプスタンと部材との間に配置されるガ スと同一のガスであることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.キャプスタンと部材との問のガス層は前記部材の実質的に平坦な面と、キャ プスタンの実質的に平坦な面との間に配置され、これらのキャプスタンの面は、 キャプスタンの回転軸線に対して垂直なまた部材の面に対して実質的に平行な同 一面の中に配置されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の方 法。 4.キャプスタンと部材との間に配置されたガスは実際上、キャプスタンの回転 による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに 記載の方法。 5.コードを変態温度AC3以上の温度まで加熱して均一なオーステナイト組織 を得るオーステナイト化処理と、次にコードを冷却して準安定オーステナイト組 織を得てこれをパーライトに変態するパーライト化処理とを含む微細パーライト 構造を得るように少なくとも1本の炭素鋼コードを熱処理するための請求項1乃 至4のいずれかに記載の方法。 6.準安定オーステナイト組織を得るため冷却に際して少なくとも1対のキャブ スタンを使用し、その際に下記の式を満たし、 K1≧0.3(1) K2≧0.85(2) 0.5≦K3≦1.5(3) 2x10−4≦K4≦6×10−4(4)ここに下記とする。 K1=L1/(J×Df−Df2)(5)K2=De/E(6) K3=100(De/Ds−1)(7)K4=(V×Df2×H)/(L2×D e2)(8)ここに、L1はグループの中にあるガスの伝熱率、またし2はキャ プスタンと部材との間に存在するガスの伝熱率であって、これらの伝熱率L1お よびL2は600℃において特定され、ワットm−1・k−1で表示され、Df はコード直径、ミリメートル、Jはグループの幅、ミリメートル、Eは2つのキ ャプスタンの軸間距離、ミリメートル、Deは任意のキャプスタンの入口におけ るコードの巻き取り直径、Dsは同一キャプスタンの出口におけるコードの巻き 取り直径、DeとDsはそれぞれミリメートルで表示され、Vはコード繰り出し 速度、メートル/秒、Hはキャプスタンと部材との間のガス層の厚さ、ミリメー トルとし、このガスは実際上、キャプスタンの回転運動による運動以外の運動を 受けないことを特徴とする請求項5に記載の方法。 7.さらに準安定オーステナイトのバーライトヘの変態に際して少なくとも1対 のキャプスタンを使用し、その際にコード温度が、準安定オーステナイト組織を 生じる冷却処理後に得られた温度の上下10℃以上に変動する事なく、この処理 時間はパーライト化時間以上とし、また少なくとも1対のキャプスタンについて 下記の式が満たされ、 K2≧0.85(9) K3=0(10) またこのキャプスタン対においてキャプスタンと部材の間のガスが実際上、キャ プスタンの回転運動による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項6 に記載の方法。 8.パーライト化処理に際して少なくとも1対のキャプスタンについて、下記の 式が満たされ、K1≧0.3(11) 0.5×10−3≦K4≦9×10−3(12)またこのキャプスタン対におい てキャプスタンと部材の間のガスが実際上、キャプスタンの回転運動による運動 以外の運動を受けないことを特徴とする請求項7に記載の方法。 9.パーライト処理後にコードを冷却するため、少なくとも1対のキャプスタン を使用することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の方法。 10.キャプスタンによって少なくとも1本の金属コードを熱処理する装置にお いて、 a)前記装置は、コードの幅より少し広い幅のグルーブを有する少なくとも2本 の伝熱性キャプスタンと、前記コードを前記キャプスタンのグループの中に繰り 出してこれらのグループの中に滑車式に交差させる手段と、前記グループの中に 配置されて前記コードおよびキャプスタンと接触するガスとを含み、 b)前記装置は、前記キャプスタンを加熱または冷却する手段を含み、前記手段 は、 −前記キャプスタンの外部に配置された少なくとも1つの伝熱性部材と、 −熱量保持流体を前記部材と接触させる手段と、−前記キャプスタンと前記部材 との間に配置されてこれらのキャプスタンおよび部材に接触するガスとを含み、 c)また前記装置は、実施される熱処理に対応してキャプスタンと部材との間の ガス層の厚さを変動させる手段とを含む事を特徴とする装置。 11.グループの中に使用されるガスはキャプスタンと前記部材との間に配置さ れるガスと同一のガスであることを特徴とする請求項10に記載の装置。 12.キャプスタンと部材との間のガス層は前記部材の実質的に平坦な面とキャ プスタンの実質的に平行な面との間に配置され、これらのキャプスタンの面は、 キャプスタンの回転軸線に対して垂直なまた前記部材の面に対して実質的に平行 な同一面の中に配置されることを特徴とする請求項10または11のいずれかに 記載の装置。 13.キャプスタンと部材との間に配置されたガスは実際上、キャプスタンの回 転による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項10乃至12のいず れかに記載の装置。 14.各キャプスタンのグループはその軸線とししてキャプスタンの軸線を有す ることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の装置。 15.一方のキャプスタンはその軸線回りにコードの牽引力によって自由に回転 し、このキャプスタンのグルーブは伝熱性リング上に配置され、これらのリング はキャプスタン本体上に配置されてキャプスタン本体とは別個にキャプスタン軸 線回りに回動できることを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載の装 置。 16.少なくとも一方のキャプスタン上のコードの巻き付け直径はキャプスタン の入口と出口において相違することを特徴とする請求項10乃至15のいずれか に記載の装置。 17.請求項10乃至16のいずれかに記載の少なくとも1つの装置を含む少な くとも1本の金属コードの処理プラント。 18.コードを変態温度AC3以上の温度まで加熱して均一なオーステナイト組 織を得るオーステナイト化処理と、次にコードを冷却して準安定オーステナイト 組織を得てこれをパーライトに変態するパーライト化処理とによって微細パーラ イト構造を得るように少なくとも1本の炭素鋼コードを熱処理するための請求項 17に記載のプラント。 19.準安定オーステナイト組織を得るための冷却に際して少なくとも1対の装 置を使用し、この装置は下記の式を満たし、 K1≧0.3(1) K2≧0.85(2) 0.5≦K3≦1.5(3) 2×10−4≦K4≦6×10−4(4)ここに下記とする。 K1=L1/(J×Df−Df2)(5)K2=De/E(6) K3=100(De/Ds−1)(7)K4=(V×Df2×H)/(L2×D e2)(8)ここに、LIはグループの中にあるガスの伝熱率、またし2はキャ プスタンと部材との間に存在するガスの伝熱率であって、これらの伝熱率LIお よびL2は600℃において特定され、ワットm−1・k−1で表示され、Df はコード直径、ミリメートル、Jはグループの幅、ミリメートル、Eは2つのキ ャプスタンの軸間距離、ミリメートル、Deは任意のキャプスタンの入口におけ るコードの巻き取り直径、Dsは同一キャプスタンの出口におけるコードの巻き 取り直径、DeとDsはそれぞれミリメートルで表示され、Vはコード繰り出し 速度、メートル/秒、Hはキャプスタンと部材との間のガス層の厚さ、ミリメー トルとし、このガスは実際上、キャプスタンの回転運動による運動以外の連動を 受けないことを特徴とする請求項18に記載のプラント。 20.さらに準安定オーステナイトのパーライトヘの変態に際して少なくとも1 対の装置を使用し、その際にコード温度が、準安定オーステナイト組織を生じる 冷却処理後に得られた温度の上下10℃以上に変動する事なく、このコード温度 はパーライト化時間以上保持され、また少なくとも1対の装置について下記の式 が満たされ、K2≧0.85(9) K3=0(10) またこのキャプスタン対においてキャプスタンと部材の間のガスが実際上、キャ プスタンの回転運動による運動以外の運動を受けないことを特徴とする請求項1 9に記載のプラント。 21.準オーステナイトのパーライト化処理の少なくとも1つの装置について、 下記の式が満たされ、K1≧0.3(11) 0.5×10−3≦K4≦9×10−3(12)またこのキャプスタン対におい てキャプスタンと部材の間のガスが実際上、キャプスタンの回転運動による運動 以外の運動を受けないことを特徴とする請求項20に記載のブラント。 22.パーライト処理後にコードを冷却するため、少なくとも1つの装置を使用 することを特徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載のプラント。 23.請求項1乃至9のいずれかに記載の方法によって得られたコード。 24.請求項10乃至16のいずれかに記載の装置によって得られたコード。 25.請求項17乃至22のいずれかに記載のプラントによって得られたコード 。 26.請求項23乃至25のいずれかに記載のコードによって補強された製品。 27.タイヤ外皮を含むことを特徴とする請求項26に記載の製品。
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