JPH0550132U - ナット - Google Patents
ナットInfo
- Publication number
- JPH0550132U JPH0550132U JP10250091U JP10250091U JPH0550132U JP H0550132 U JPH0550132 U JP H0550132U JP 10250091 U JP10250091 U JP 10250091U JP 10250091 U JP10250091 U JP 10250091U JP H0550132 U JPH0550132 U JP H0550132U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- protrusion
- main body
- broken
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】必要以上のトルクをかけられないようにする。
【構成】横断面の外周が円形でボルトに螺着し得る孔部
4を軸心に設けた本体1と、この本体1の外周面の外側
に外径方向に突出し所定トルクより大きな力が加わると
折れるようにした突起3とを備えた。
4を軸心に設けた本体1と、この本体1の外周面の外側
に外径方向に突出し所定トルクより大きな力が加わると
折れるようにした突起3とを備えた。
Description
【0001】
この考案は、ナットに関するものである。
【0002】
従来のナットは、図6に示すように、内周面に雌ねじ50が切られ外周を六角 形状にしてあった。このような角形状にしてあるのは、ナットを締め付ける工具 のかかりが良く、工具を使い易くするためである。
【0003】
従来のナットは、上記のように工具が使い易い形状であるため大きなトルクを 容易にかけることができる。しかしながら、これにより器具等の取付部やナット の内部に不用意に大きな力がかかって破損する虞れがある。この従来例では、ナ ットの内部を雌ねじ50としたが、特にボルトの雄ねじに螺合し得る板ばね等の 構造とした場合に破損しやすい。
【0004】 したがって、この考案の目的は、必要以上のトルクをかけられないナットを提 供することである。
【0005】
この考案のナットは、横断面の外周が円形でボルトに螺着し得る孔部を軸心に 設けた本体と、この本体の外周面の外側に外径方向に突出し所定トルクより大き な力が加わると折れるようにした突起とを備えたものである。
【0006】
この考案の構成によれば、横断面の外周が円形であるため、工具を使用できな い。締め付け時には突起に指をかけて操作する。このため、大きなトルクをかけ 難いが、増締め時等においてある程度以上のトルクがかかると、突起が折れるた め、それ以上操作できない。これに伴い、過剰な締め付けにより器具の取付部や ナットの孔部を破損させることはない。
【0007】
この考案の第1の実施例のナットを図1ないし図3に基づいて説明する。この ナットは、本体1、座金部2および一対の突起3,3を備えている。 本体1は、軸心に雌ねじを切った孔部4を設けた円錐台形である。また、広径 側の対向する外周面に平面部5,5が形成してある。座金部2は、本体1の広径 側の端面に外鍔状に一体に設けられる。突起3は、平面部5の外側に外径方向に 突出するように座金部2に立設される。突起3と平面部5は一体でもよく、離れ ていてもよい。また、この突起3は、座金部2の近傍にくびれ部6を有する。こ のくびれ部6より本体1側の操作部3aが、所定トルク以上の力で折れるように してある。この所定トルクは、ナットの増締め時において、ナットを取付ける器 具の取付部およびナットの孔部4が破損しない程度のトルクである。操作部3a が折れると、一対の平面部5,5をスパナ等の工具10で挟んでナットを緩める 操作ができる(図2)。
【0008】 つぎに、このナットの使用状態について説明する。器具側にあるボルトの雄ね じにナットの雌ねじ状の孔部4を螺合させ、突起3の操作部3aを指にかけて回 して締め付ける。座金部2が器具の取付部に当接すると、さらに増締めを行う。 図2に示すように、増締めの際、所定トルク以上の力が加わると操作部3aが折 れ、増締め操作が停止する。また、ナットを取外す際には、操作部3aが折れた 状態では平面部5,5に工具をかけて操作できる。操作部3aが折れていない状 態では締め付け時と同様に操作部3aに指をかけて操作する。
【0009】 この実施例では、本体1の横断面の外周が円形であるため、工具をかけること ができない。このため、突起3の操作部3aを持って手で操作することが強いら れる。操作部3aは、所定トルク以上の力が加わると折れるので、器具の取付部 やナットの孔部4を破損させることはない。特に、雌ねじに代わってナットの孔 部4にボルトの雄ねじに螺合し得る板ばねを取付けた構造とした場合に有効であ る。さらに、平面部5,5を設けているので、操作部3aが折れた場合のナット の取外し時においては、工具を使用できる。
【0010】 図4は第2の実施例を示し、このナットは本体1の外形が円柱形である。また 、平面部5,5はなく、突起3のくびれ部6より座金部2側の残部3bの高さA を3mmから4mm位に設定してある。この場合、突起3の操作部3aに所定ト ルク以上の力が加わって折れても、残部3bを利用してナットを取外すことがで きる。また、この実施例では、円柱形であるため、上記した板ばね等の内部構造 を持つ場合にスペースを大きくとれるので有利である。その他の構成効果は、第 1の実施例と同様である。
【0011】 図5は第3の実施例を示している。このナットは、本体1の外形が円柱形で、 座金部2がない。また、本体1の外周面から突起3を直接突設している。この突 起3は、内側から外径方向へ残部3b、くびれ部6、操作部3aと連設される。 この場合も、突起3の操作部3aが所定トルク以上の力で折れ、残部3bを利用 してナットを取外すことができる。その他の構成効果は、第2の実施例と同様で ある。
【0012】
この考案のナットによれば、横断面の外周が円形であるため、工具を使用でき ない。締め付け時には突起に指をかけて操作する。このため、大きなトルクをか け難いが、増締め時等においてある程度以上のトルクがかかると、突起が折れる ため、それ以上操作できない。これに伴い、過剰な締め付けにより器具の取付部 やナットの孔部を破損させることはない。
【図1】この考案の第1の実施例のナットの斜視図であ
る。
る。
【図2】突起が折れた状態の斜視図である。
【図3】突起が折れた状態でナットを取外す作業の説明
図である。
図である。
【図4】第2の実施例の斜視図である。
【図5】第3の実施例の斜視図である。
【図6】従来例の斜視図である。
1 本体 3 突起 4 孔部
Claims (1)
- 【請求項1】 横断面の外周が円形でボルトに螺着し得
る孔部を軸心に設けた本体と、この本体の外周面の外側
に外径方向に突出し所定トルクより大きな力が加わると
折れるようにした突起とを備えたナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250091U JPH0550132U (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250091U JPH0550132U (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550132U true JPH0550132U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14329132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10250091U Pending JPH0550132U (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550132U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4711429B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2011-06-29 | 株式会社青山製作所 | 締結方法 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP10250091U patent/JPH0550132U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4711429B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2011-06-29 | 株式会社青山製作所 | 締結方法 |
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