JPH05500915A - 呼吸保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 呼吸保護装置 本発明は、フィルタ付き顔面マスクからなる呼吸保護装置に関する。この装置は 、特にこれに限られるというわけでわないが、立て込んだ場所や、交通量の多い 道路上において、所謂サイクリスト用として専ら使用されるためのものである。

本発明は、少なくとも鼻と口とを覆うためのスポンジ材からなる弾性的に伸縮す る顔面マスクからなり、該顔面マスクは、少なくとも鼻孔、及び口孔に亘る通気 可能領域を有する。更に、当該顔面マスクは、少なくとも１個のノンリターン式 呼息バルブと、装着時に、顔面に直接接触する少なくとも鼻孔、及び口孔に亘る 大きさの使い捨て可能の柔軟な通気性フィルタと、上記呼吸バルブを当該フィル タ内において対応する穴に一時的に結合するための手段と、上記顔面マスクを頭 部に取付けてフィルタを顔面マスクと顔との間に挟み込むようにする取付手段と を備えている。

尚、当該顔面マスクは、多孔性の織物（例えば綿）をライニングとして備え、発 汗し易い状態であることが好ましい。更に、該顔面マスクは、上記取付手段を保 持する部材を両側に有しており、当該部材が頭部のうしろで結合可能な構成にな っていることが好ましい。加えて、該結合部材の両側の後端部には、夫々に互い に結合するループ、及びフックが設けられ、更に、該雨後端部には、夫々適当に 拡げられた頭部の種々の大きさに適合できるようになっていることが好ましい。

又、顔面マスク自体は、弾性的に伸縮して、好適な装着を容易にするものである 。

又、顔面マスクは、例えば、ｒＰｌａｓｔａｚｏｔｅＪ、或いはｒＥｖａｚｏｔ ｅＪ　（ＢＸＬプラスチックス社の商標名、密閉気泡型架橋ポリエチレン、及び 共重合気泡材料）或いは、発砲ネオプレンからなるもので良い。

又、上記フィルタは、好ましくは活性炭からなるものであり、更に好ましくは、 活性炭の加工布の形態を採るものである。又、顔面と接触することになる当該加 工布の表面上には、装着感、強度、取扱性、及び空気中の塵埃等の捕捉性に優れ た微粒子からなる裏地等のライニングが施されていることが好ましい。

尚、上記活性炭の加工布は、木炭系の織物からなる無毒性のものであり、臭い、 蒸気、各種バクテリア、及び病原体、酸性ガス、及び０．５μｍ以上の大きさの ほこりを物理的に、或いは化学的に捕らえる機能を有する。

又、車両の排気汚染についていえば、当該加工布は、芳香性炭化水素、及び粒子 状物質については、優れた吸着性を示し、二酸化硫黄については、適度に吸着し 、二酸化窒素については、余り良い吸着作用を示さない。

この点に付いては、上記フィルタにプラチナを含浸することによって、−酸化炭 素の吸着性が向上し、又、銅を上記フィルタに含浸させることにより、二酸化窒 素、及び二酸化硫黄の化学吸着性が向上できる。又、不織布のライニングに過マ ンガン酸カリウムを含浸させることにより、酸性ガスの化学吸着性が高められ、 同時に、その色の変化に゛よって、フィルタの交換の時期が見知できる。

更に、好ましくは、上記顔面マスクは、フィルタの端からの洩れを最小にするた めに、可塑的に変形して鼻の突出部に適合できる１個以上のノーズクリップを備 えている。

以下、本発明を実施例により添付図面に基いてより詳細に説明する。

第１図は、呼吸保護装置の拡大斜視図である。

第２図は、呼吸バルブの側面図である。

第３図は、第２図におけるバルブのＢ−Ｂ線における断面図である。

第４図は、第２図におけるＣ−Ｃ線における断面図である。

第５図は、環状結合部材の軸断面図である。

上記図面に示される呼吸用保護装置は、顔面マスク１と、当該顔面マスクに嵌入 され、装置の装着時に顔面と直接接触するフィルタとからなる。

該顔面マスク１は、接合した織地カバーの間に挟持される発砲ネオブレンにより 構成され、顔面を被覆する部分３、及びその両側に一体成形された側方部分４と を有する。尚該被覆部分３は、垂直に鼻の頂点から顎に亘り、且つ水平に両顎に 亘って延出し、側方部分４の雨後端部６は拡げられて、夫々ｒＶｅｌｃｒｏＪ　 （登録商標）フック部材７、及びループ部材８か取付けられている。更に、該マ スク１には、複数の貫通孔９が設けられ、鼻孔、及び口の部分に対応する通気可 能領域を形成している。

該マスク１の両側部における口の近傍部分には、穴１１が設けられ、ノンリター ン式呼息バルブ１２が備えられている。尚、該バルブは、周側に開口部１４を有 するカバー１３と、非固定式のバルブ板１６と、穴１１を介してマスク内に延出 する環状弁座１７と、該穴１１の周辺部を弁座１７、及びカバー１３に対して挟 み込む保持部材１８とを有する。

又、顔面マスク１の鼻の頂上部に対応する部分には、アニール処理したアルミニ ウムの押圧部材からなる可塑的に変形するノーズクリップ２０が備えられている 。

尚、フィルタ２は、マスクの顔面被覆部３に適合する形状に形成され、微粒子の 不縁材料からなる外側の層と、活性炭布からなる中間層と、微粒子の不織材料か らなる内側の層、又はライニングとによって構成されている。

更に、該フィルタ２は、縫目２１に沿って縫い合わされた二部分から構成されて いる。

又、該フィルタ２は、上記穴１１に夫々対応する二つの開口部を有しており、そ の夫々には、結合部材２４が設けられている。尚、該部材２４は、顔面に対向す るフィルタ側面に沿うフランジ部２６と、該フィルタから突出する管状部２８と を備えている。又、該管状部２８は、夫々対応する呼息バルブ１２における保持 部材１８のボア内に嵌合する。

従って、上記の結合部材２４と、バルブ１２との係合構造によって、顔面マスク １とフィルタ２とを分離可能に結合することができ、且つ、該フィルタ２をマス ク１と装着者の顔面との間に介在させることが可能となるので、該フィルタ２を 最も効果的な位置に安定に保持することができ、しかも、必要に応じて容易に交 換することが可能となる。

ＦＩＧ、２゜ 、＋、−＋、＝、、、−、、、、、、　ＰＣＴ／ＧＢ　９０１０１５８１国際調 査報告

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも、鼻と口とを覆うスポンジ材からなる弾性的に伸縮する顔面マス ク（１）からなり、該顔面マスク１は少なくとも鼻孔、及び口孔に亘って通気可 能領域を有し、更に、該顔面マスク（１）が、少なくとも１個のノンリターン式 呼息バルブ（１２）と、装置の装着時に顔面に直接接触し、且つ、少なくとも鼻 孔、及び口孔に亘って延出する使い捨て可能の柔軟な通気性フィルタ２と、上記 呼息バルブ（１２）を当該フィルタ内において対応する穴に一時的に結合するた めの結合手段（２４）と、上記顔面マスク（１）を頭部に取付けてフィルタ（２ ）を顔面マスク（１）と顔との間に挟み込むようにする取付手段とを含むことを 特徴とする呼吸用保護装置。
2. ２．前記呼息バルブ（１２）が、装置の装着時の口の一端部近傍に設けられてい ることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. ３．二個の前記呼息バルブ（１２）が、口の夫々端部近傍に設けられていること を特徴とする請求項２に記載の装置。
4. ４．前記結合手段が環状部材（２４）からなり、該部材（２４）が前記穴から延 出して前記バルブ（１２）と着脱自在に係合することを特徴とする請求項１に記 載の装置。
5. ５．前記環状部材（２４）が、フィルタ（２）の顔面に直接対向する表面上に沿 うフランジ部（２６）を有することを特徴とする請求項４に記載の装置。
6. ６．前記顔面マスク（１）の通気可能領域が、複数の貫通孔（９）を備えている ことを特徴とする請求項１に記載の装置。
7. ７．前記顔面マスク（１）が、多孔性の布製ライニングを備えていることを特徴 とする請求項１に記載の装置。
8. ８．前記顔面マスク（１）が、側方部材（４）を両側に備え、該部材（４）が取 付手段を保持し、且つ、頭部のうしろで結合可能であることを特徴とする請求項 １に記載の装置。
9. ９．前記側方部材（４）の両後端部（６）が拡げられ、且つ、結合用のループ（ ８）とフック（９）とを、夫々保持することを特徴とする請求項８に記載の装置 。
10. １０．前記フィルタ（２）が活性炭からなることを特徴とする請求項１に記載の 装置。
11. １１．前記フィルタ（２）が、活性炭布からなることを特徴とする請求項１０に 記載の装置。
12. １２．前記布の顔面に接触する表面上に、ライニングが設けられていることを特 徴とする請求項１１に記載の装置。
13. １３．前記フィルタにプラチナ、及び／又は、銅、及び／又は過マンガン酸カリ ウムが含浸していることを特徴とする請求項１に記載の装置。