JPH05500731A - Vlsiバイポーラ処理及びキーホール・トランジスタ - Google Patents
Vlsiバイポーラ処理及びキーホール・トランジスタInfo
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- JPH05500731A JPH05500731A JP50799989A JP50799989A JPH05500731A JP H05500731 A JPH05500731 A JP H05500731A JP 50799989 A JP50799989 A JP 50799989A JP 50799989 A JP50799989 A JP 50799989A JP H05500731 A JPH05500731 A JP H05500731A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
VLSIバイポーラ処理及びキーホール・トランジスタ
発明の背景
本発明は非常に小さな積層されたバイポーラ・トランジスタの製造のための処理
に係わり、特にポリシリコン接触を伴うバイポーラ・トランジスタを製造するた
めの自動整列処理に関する。
半導体技術での潮流は超高速、高充填密度、及び低パワー消失を伴った素子の大
規模集積化へ向けられている。
これらの特性を達成するには、特に速度とパワー消失との間の兼ね合い、及びパ
ワー消失と充填密度との間の兼ね合いが常時組み合わせて含まれる。
一般に、高充填密度、高速、及び低パワーの目標を達成するため、素子群が可能
な限り小さく作られることは本質的なことである。バイポーラ及び電界効果トラ
ンジスタ技術の両方において、素子の平面的な広がりを減少することが望ましい
。FET技術では、設計目標は主にゲート長さを減少することに焦点が当てられ
、そのことは素子の平面的な広がりを減少することと素子の操作速度を高めるこ
との両方に役立つ。バイポーラ技術では、エミッタ領域と垂直方向の接合構造の
深さを減少することが望ましい。
素子の平面的な広がりはりソグラフィ (写真平版)技術及び役立つ道具に大き
く依存する。特別のりソグラフィ処理によって与えられる分解能は、通常それぞ
れのマスキング工程で作られる最小の特徴物の大きさを決定する。付は加えるに
、非常に小さな特徴物の大きさで、マスク工程間での整列(アライメント)が非
常に重要になる。改善がなされ続けてきたか、従来のりソグラフィはまさに2μ
m以下の信頼できる分解能を与える。同様に、0.5μm以下の整列の公差を得
ることは従来の装置では非常に困難である。結果として、処理される素子の経済
的な歩留りを得ることは、素子の大きさが減少しチップあたりの素子の数が増加
するにつれて非常に困難に成る。
金属酸化半導体(MOS F E T)技術の早期における魅力の一つは、−の
素子を製造するため必要とされるマスキング処理工程の数、及び基板におけるゲ
ート電極と互いに隣接する拡散領域との間の自動整列(セルフ・アライメント)
を得るため比較的容易であることの両方において、その技術の単純さに由来する
。そのような技術の例は、L、I、、VadaszなどによるIEEEスペクト
ラム、1969年10月、28−35頁の“シリコン−ゲート技術”に示されて
いる。付は加えるに、より最近のMO8FET技術は、c、s、ohなどによる
IEEE エレクトロン・デバイス・レター、EDL−5巻、NO,lO,19
84年10月、400−402頁の“自動整列化されたポリシリコンのソース及
びドレイン電極を有する新たなMO3FET構造”に例として示されているよう
に、自動整列されたソース・ドレイン電極を与える。
上記に示された参考文献の比較によって示される改冴に抵抗すること無く、大き
さと整列の関係はMO5FET技術において本質的な一面である。FET素rの
ゲート幅は兄来設討における選択の問題である。現在のMOS技術は、高充填密
度及び低パワー要求で作られる大規模集積(VLSI−チップあたり10,00
0ゲート)された回路を可能にする。さらに、VLS I −MO5回路は非常
に高い歩留り、通常30?6付近で製造される。
MOS技術の主な欠点は、バイポーラ技術と比較すると速度である。MO3素子
ではゲート遅れは、特に容量性の負荷で負荷を受けると、通常1ナノ秒を超える
。対称的に、バイポーラ素子は容量性の負荷を受けると約0゜5ナノ秒又はさら
に優れたゲート遅れを保持し得る。
バイポーラ技術は一般にMOS技術の利点に欠けている。バイポーラ素子は一般
にMO3素子より高いパワーを実質的に要求する。また、バイポーラ素子は一般
に素子当たり、より大きな基板領域を実質的に要求する。エミッターカップルド
・ロジック(E CL)を用いた従来のバイポーラ技術は一般に250μm2以
上のトランジスタ領域を生み出し、300−500 psのシステム伝播遅れを
与える速度で操作されるときゲートあたりlO+wW(相当ゲートあたり5 r
RW)を超えて消失する。共通のパッケージ技術は全チップのパワー消失を10
W程度に制限する。これらの要素は、バイポーラ密度をチップあたり又は約30
00ゲーあたり1.0 、000個より少ないトランジスタに制限して、MO5
素子より実質的に低充填密度、又は速度におけるに実質的な兼ね合いに帰着する
。また、それらの複雑さのため先行するバイポーラ技術の歩留りはMOS技術と
比較して2又はそれ以上(10−15%)の係数たけ低い。
結果的に、商業規模のバイポーラ技術は大規模集積(LSI)回路充填密度に制
限されている。従来のLSI技術によって生み出されたバイポーラトランジスタ
は一般に2mAで3 GHz程度の遮断周波数f1を有する。
バイポーラ素子を製造するため基板を処理することにおいて、設計者はエピタキ
シャル又は3重の拡散技術の間で選択するであろう。エピタキシャル処理は商業
利用において卓越する。エピタキシャル処理の例は、Haなどによる合衆国パテ
ント番号4,381,953.1saacなどによる合衆国パテント番号4,4
83,726 、Koなどによる合衆国パテント番号4,433,471 、K
ranzerなどによる合衆国パテント番号4,495,010 、及びエレク
トロニクス、1985年12月23日、45−47頁の“0MO8を駆逐するバ
イポーラプロセス゛に示されている。3重の拡散技術の例は、Millo「など
による合衆国パテント番号4.278,543 、R,Wolr1eニよるシー
メンス・しt:’ ユ0) XXXIX(1972)No、8.370−373
頁の“高速高電圧シリコン3重拡散パワートランジスタ“、及びKodakaな
どによる1984年の神戸での固体状態素子及び材料に関する第16回(198
4年の国際)会議の拡張された要約の209−212頁“超自動整列プロセス技
術を用いたA 30 ps St バイポーラ IC“に説明されている。エピ
タキシャル及び3重の拡散技術の特性の分析はW、J、CHUDOBIAKによ
る1969年4月のIEIEIEの会議録の718−720頁の“軽くドープさ
れたコレクタを有するトランジスタのスタティック・コレクターエミッタ飽和電
圧に関して”に表されている。
また、設計者は能動トランジスタ領域のようないろいろな素子の特徴をどの様に
定めるかの多くの選択を有する。リソグラフィ技術は広く使われるが、上述した
ようにリソグラフィの分解能に制限される。個別的なバイポーラ素子の製造にお
いて、リソグラフィによって与えられる素子の特徴物より小さいものを形成する
ため、制御された下をくり抜く (アンダーカット)技術を用いることも知られ
ている。この技術はF、Morandiなどによって“制御されたアンダーカッ
ト・マイクロ波素子”5O8−フェアチャイルド、S、P、A、ミラノ、イタリ
ア、国際電子素子ミーティング、1968年10月23−25 日、ワシントン
、D。
C,(1968年IEEEによって出版された要約)に述べられている。
素子間の領域を越えて絶縁された電界酸化層を与えることと同様に、素子領域を
定めるためMOS技術においているいろな技術が従来から使われている。その−
はJA。
Appelsなどによる“シリコンの局在酸化:新しい技術面″フィリップ・リ
サーチ・レポート、2重巻、No、3(1971,8月) 、157−165頁
、及びJ、S、Makrisなどによる“集積回路における細かい線の幾何学を
形成すること″tBMテクニカル・ディスクロージャ・ブレティン、16巻、N
o、1O(1974年3月)、3240−3241頁に述べられたL OCOS
技術である。また、J、^、Appelsなどは140s l−ランジスタの準
備において、窒化−酸化のサンドウィッチ構造(LOGUS−n方法)の制御さ
れたアンダーエツチングの使用を開示する。
しかしながら、L OG U S方法は熱酸化の厚い層を成長させる拡張された
熱サイクルを必要とする。このことは合衆国パテント番号4,381,953
(縦列32行5−6)にバイポーラトランジスタを製造することにおいて明らか
に避けられる。Haなど、 l5aacなど、及びKoなどのパテント、並びに
Kodakaなどの文献によって例示される現在のバイポーラ技術は、代わりに
いろいろな平面エツチング・補充分離技術を用いる。バイポーラの充填密度を増
加させる方法としてテキサスインスツルメント及びシーメンス(Kranzer
などを参照)によって試みられているその様な技術の変化は上述の“エレクトロ
ニクス”記事に報告されたトレンチ(溝形)分離である。MOS及びバイポーラ
技術の両方において整列問題を解く努力のほとんどは自動整列プロセスに向けら
れている。いろいろな自動整列プロセスが上述のパテントで述べられている。M
OS (Haなどを参照)及びバイポーラ(Ohなどを参照)技術における当業
者は、ゲート又は接触部を形成するためパターン付けされたポリシリコン層を用
いる。この層はシリコンニ酸化物蒸着又は反応性イオンエツチングによって付随
される熱成長によって形成される絶縁性酸化物の箱型構造体によって覆われる。
箱型構造体は後のイオン打ち込み工程で自動整列されたマスクとして役立つ。
従来のバイポーラプロセスでは、能動素子の特徴物(フィーチャー)はコレクタ
領域内に該領域と同形状の四角な又はほぼ四角なエミッタ領域として一般に形成
される。自動整列技術は両範囲内に水平な特徴物を形成するよう、及び単一のり
ソグラフィのマスクを使う幾つかの処理工程に対し努める。また、基板又はエピ
タキシャル層内へのドーパント不純物の拡散にまさって付随する基板表面上のポ
リシリコンの蒸着はこれらの自動整列された技術において使われる。Ohなどの
上述されたパテントはポリシリコンによって与えられたベース接触部と自動整列
されたベース領域を形成するためこの技術を用いる。上述されたKodakaな
どは、拡散されたエミッタを形成するため高濃度にドープされたポリシリコンエ
ミッタ接触部の利用を開示する。
Koなど、及びKranzerなどのようなエピタキシャル処理ては、コレクタ
接触領域と能動素子領域との間のコレクタ抵抗Rcxを減するため、従来におい
てエピタキシャル層の下方のN型埋込層か使われている。しかしながら、この取
組み方の効果は、側方の素子の大きさがactive能動素子と埋込層との間の
縦方向の間隔に比較して小さくなるにつれて減少する。また、この取組み方は、
経済的な歩留りを得ることにおける付随する困難とともに、引き続くマスキング
工程の整列を困難なものとする。旧11erなどの3重拡散工程では歩留りが増
加するけれども、コレクタに基礎を置く電気容量Cabの増加により速度を犠牲
にし、コレクタ抵抗Rcxの増加により飽和電流を減する。エミッタ及びベース
を狭めることによってコレクタに基礎を置く電気容量を減するための従来の取組
み方はベース抵抗Rbxを増加する傾向にある。同様にコレクタ抵抗を減する試
みはコレクタ基板の電気容ICcsを増加する傾向にある。つまり、従来のバイ
ポーラ処理間での、及び与えられた処理内でいろいろな実施パラメータ間での選
択において設計者に顕著な兼ね合いが提供される。
これまで知られているように、高密度高速で、高歩留り、かつ低パワーで作られ
る超大規模集積バイポーラ回路(VLSI)の実施を可能にするいかなる先行す
る集積回路製造工程も工夫されて来なかった。
従って、商業的に実行でき、バイポーラ回路構造の超大規模集積を可能にするバ
イポーラ集積回路技術に対する要求が残っている。
発明の概要
本発明の−の目的は、高密度高速で、かつ低パワーのバイポーラ集積回路を製造
する集積回路製造プロセスを作ることである。
本発明の第二の目的は、バイポーラ素子の利点である高速を得つつ、高歩留り、
高密度、かつ低パワーのMO8技術の利点をバイポーラ技術にもたらすことであ
る。
本発明の第三の目的は、VLSIバイポーラ回路の製造を可能にすることである
。
他の目的は、VLS1回路の速度を増加を増加することである。
本発明の更なる目的は、高速バイポーラ・トランジスタのパワー要求を減するこ
とである。
本発明の更に他の目的は、バイポーラ集積回路の製造において、特にLSIとV
LSIの水準の複合体において歩留りを改善することである。
追加する目的は、増加したベース抵抗とコレクタ基板の電気容量とを釣り合わせ
る必要無くコレクタ抵抗とコレクターベース電気容量との両方を減することであ
る。
本発明は前述した目的を達成し、多くの方法で先行技術の困難及び欠点を克服す
る。リソグラフィの分解能問題は、リソグラフィの使用を一般に役立つリソグラ
フィ技術の分解能の可能性内で容易である特徴物の輪郭及び特徴物寸法に限定す
ることによって解決される。これらの技術は、より小さな平面的な特徴物の寸法
を定めることが必要である場合に、平面的に添加され縮小されるマスキング技術
の組み合わせによって補足される。これらの技術は、より大きな精度で、リソグ
ラフィ技術のみが容易に製造できるよりも小さな特徴物の寸法を定めるために選
択され制御される。整列に関することは、増加する充填密度と共に、従来の整列
装置によって容易に与えられる公差内で危なげないほとんどの整列工程を与える
マスキング方策を採用することによって緩和される。一般に、このことはそれぞ
れの水手方向の広がりに素子特徴物を定める工程を分離することによって成され
る。
すなわぢ、好ましい実施例では、長くて狭いコレクタ領域が−のコレクタ・マス
キング工程で形成され、コレクタ領域の幅はエミッタ長さを究極的に定める。次
いで、引き続く接触マスキング工程で、所定の間隔及び大きさを要求する素子特
徴物がコレクタ領域の長さ方向に沿って定められる。このマスキング工程での素
子特徴物は、たとえマスクか整列装置の公差限界で間違って整列されても素子特
徴物が容易にコレクタ領域をtransect Lうるに十分な長さに作られる
。コレクタ領域自体はその長さ方向に沿って同じ程度にマスクを誤って整列する
に十分な長さに作られる。
コレクタ領域、能動トランジスタ、及びコレクタ、ベース、エミッタの接触部の
自動整列は好ましく使われる。
自動整列機構は先んする工程の危なげない間隔を利用するように設計され、それ
自体相対的に簡潔で事実上素人でも分かる工程を用いる。好ましくは最初のパタ
ーンを定めるマスクは、自動整列された囲い込みチャネル停止及び表面分離と共
に、コレクタ領域を定めるように使われ、好ましくは埋め込み及び拡散によって
基板内にコレクタを形成する。第二のパターンを定めるマスクは、コレクタ領域
をt ransectする間を置かれた2つの開[1部を定めるために使われる
。低抵抗領域か、開口部が例えば熱酸化によって選択的に閉しられた後、これら
開口部内で基板の表面部内に形成される。第二マスクの除去により、コレクタ及
び中央能動素子、又はエミッタ領域の反対側の端部にコレクタ及びベース接触領
域が露出する。
これらの領域には縦方向のバイポーラ・トランジスタか、′好ましくはNPNか
形成される。単一のポリシリコン層かベース、コレクタ、エミッタ接触部を、酸
化物の箱型構造を作ること無く、反応性のイオンエツチングを用いること無く形
成するために使われ得る。好ましくは、プロセスはエピタキシャル技術よりむし
ろ3重拡散技術を用いて実行される。コレクタ接触部と能動素子領域との間の低
抵抗領域は埋込層を不必要にする。
これらの手段は製造プロセスを簡単にし、歩留り、充填密度を改善し、有用な素
子特性を与える。非常に高い充填密度にかかわらず、トレンチ分離のような困難
な分離技術は、いろいろな上述の参考に示されるように、要求されない。エピタ
キシャル処理で埋込層、囲い込み分離部、及び能動素子特徴部を整列する問題は
全て避けられる。あるいはエミッタ接触部と共にコレクタ及びベースの接触部の
密接な整列が要求されない。チップ当たり10.000ゲート< 25−50.
000個のトランジスタ)以上を有するVLS Iバイポーラ集積回路は本発明
の好ましい実施例に従って成功裡に製造される。これらの回路は従来のECL素
子に比較し得る性能を発揮するのみならず、従来のECLバイポーラ素子と大き
さにおいて1/2゜のトランジスタ領域、かっECLバイポーラ素子と同じ大き
さにおいてゲートあたり1/10のパワー消失を発揮する。さらに、これらの密
度及び性能上の利点は確立されたMOSプロセスにおいて、従来のバイポーラプ
ロセスの2倍に比較し得る生産歩留りで得られる。
好ましいプロセス及び結果として得られるトランジスタの更なる改善は、設計者
が結合を減らすよう設計する集積バイポーラ素子において通常行わなければなら
ない多くの兼ね合いを可能にする。細長く並べられ又は長方形のコレクタ構造の
代わりに、この改善は出願人がコレクタに対し“キーホーノビと呼ぶものを使う
。細長いコレクタ設計に比較して、キーホール・コレクタは、コレクタ接触領域
内で広がりエミッタ領域へ延びる低抵抗領域に隣接し、かつベース接触部内で狭
くなり低抵抗領域に入り込むコレクタ領域と共に、第一パターンを定めるマスク
によって定められる。この構造はコレクタ抵抗RCXとコレクターベースの電気
容量Ccbとの結合を減する。結果として、これらの2つのパラメータ、すなわ
ち、Rcxはコレクタ領域の幅を増加し低抵抗領域に隣接することによって、C
cbはベース範囲、ベース接触部とを減じ、低抵抗領域に入り込むことによって
独立に制御され得る。このようなことはコレクター基板の電気容量Ccsを増加
すること無くなされ得る。付は加えるに、低抵抗開口部群の寸法及びそれらのコ
レクタ領域の縦方向への間隔(エミッタ領域の幅を定める)を減することは好ま
しい。このようなことはコレクタ抵抗Rcx及び電気容量Ccbを更に減じ、ベ
ース接触領域を狭め低抵抗領域に隣接することにより、ベース抵抗Rbxにおけ
るいかなる抵抗をも相殺する。このような改良点は実質的に素子の性能を増加す
る。
本発明の前述の他の目的、特徴、及び利点は、図面を参照して進められる以下の
詳細な説明から容易に明らかになるであろう。
図面の簡単な説明
第1図は本発明に従ってNPN )ランジスタが形成されるべきであるコレクタ
領域を示すシリコン基板を上がら見た平面図、
第2図は、最初の蒸着、コレクタのりソグラフィ、エツチング及び埋込み工程を
示す第1図における2−2線に沿った断面図、
第3図は窒化物のエツチング及び下をくり抜く工程を示す第2図に似た図、
第4図は窒化物層から低温酸化物をストリッピングする工程及びフィールド領域
の局在酸化工程を示す第3図に似た図、
第5図は窒化物層をストリッピングし、コレクタ・リソグラフィ、イオン埋込・
打込の各工程を示す第4図に似た図、
第6図は、低圧蒸気連続蒸着の窒化物層及び低温酸化物層、並びに酸化物層及び
窒化物層の連続エツチングの各工程を示す第5図に似た図、
第7図は第6図に示すようなコレクタ領域を上から見た平面図、
第8図は、ベース接触部とエミッタ領域との間の基板内に導体部を形成するため
のP+リソグラフィ及びイオン埋込の各工程を示す第6図に似た図、第9図は、
エミッタ接触領域とコレクタ接触領域との間の基板内に導体部を形成するための
N+リソグラフィ及びイオン埋込の各上程を示す第8図に似た図、第10図は窒
化物層の下をくり抜く工程を示す第9図に似た図、
第11図は低温酸化層をストリッピングし、露出し7たシリコン基板のベース酸
化、窒化物層のストリッピングl1、並びに基板のエミッタ接触領域及びベース
接触領域のベース・リソグラフィ及びP埋込の各工程を示す第10図に似た図、
第12図はポリシリコン層の蒸着、コレクタ接触領域及びエミッタ領域内でポリ
シリコン層のりソグラフィ及びN十埋込の工程を示す第11図に似た図、第13
図は、第3の一対の窒化物及び酸化物の連続層の蒸着、ベース酸化物領域及びフ
ィールド酸化物領域上方の窒化物層を選択的に露出する酸化物層のりソグラフィ
及びエンチングの各上程を示す第12図に似た図、第14図は、窒化物層のエツ
チング、酸化層のストリッピング及び露出したポリシリコンの局在酸化の各工程
を示す第13図に似た図、
第14図aは、第14図に示されたトランジスタの製造段階において抵抗部の幅
を定めるため使われるようなりソグラフィ、エツチング及び局在酸化の各]工程
を示す発明のプロセスに従って製造された抵抗部の断面図、第15図は、窒化物
層のストリッピング、リソグラフィ及びベース接触領域でポリシルコンのP埋込
の各工程を示す第14図に似た図、
第16図は第3対の窒化物及び酸化物の層の低圧化学気相蒸着、コレクタ及びベ
ース接触領域並びにエミッタ領域内でポリシリコン接触層を選択的に露出するり
ソグラフィ及びエツチングの更なる各工程を示す第15図に似た図、
第16図aは抵抗部の長さ及び接触領域を定めるため使われるような第16図に
対応する製造段階でリングラフィ及びエツチングの各工程を示す第13図aでの
16a−16a線に沿った抵抗部の断面図、第16図すは、本発明のプロセスに
従った基板接触部の製造を示す第16図に示された図と同じような平面に沿った
断面図、
第17図は接触部の金属処理を示す第16図に似た図、第18図は、第1図及び
第7図に示す部材である実線で示された第1(コレクタ)及び第2(接触部)パ
ターン設定マスク、及び破線で示されたポリシリコンのパターンが付いたマスク
(第13図参照)を拡大し上から見た平面図、
第19図はキーホール・トランジスタ構造によって影響を受けるパラメータを描
くバイポーラ・トランジスタの電気的に図示した模型、
第20図は、改良された発明に従ってキーホール・トランジスタを形成するため
に使われるような第1及び第2パターン設定マスク、並びにポリシリコン・パタ
ーン・マスクの組み合わせを示す第18図に似た図、第21図は第11図に対応
する段階で示される第20図のコレクタ及び接触特徴物マスクによって製造され
るキーホール・トランジスタ構造の上方から見た平面図である。
好ましい実施例の詳細説明
以下に説明されるプロセスは30 ohm−Cmよりも大キな抵抗値を与えるた
め少しP−ホウ素をドープされたく111〉のシリコンウェーファスの形状にあ
る基板上で実行される。第1−図乃至第18図は、所定の長方形のコレクタ領域
20内のシリコン基板上で本発明の方法にしたがったバイポーラ・トランジスタ
の製造に関係する。VLSI密度回路を配置することにおいて、一様の長さ及び
幅の複数の長方形領域20は一様な間隔て置かれている。例えば第1図において
、領域20は3.4 uII幅、1.2u慣長さとして示されている。適宜の間
隔が横の方向へ8umピッチ、長さ方向へ16 umたけ与えられている。これ
らの寸法は、例えば1.2ura間隔にピッチを減少することによって、又は領
域20内で素子特徴物を小さくすることによって、若しくは両方によって更に縮
小され得る。
図示された工程に先立ち、薄い(75オングストローム)パッド酸化物(SIO
□)層が、従来技術において示されたように乾燥酸化によって基板の表面上で熱
的に成長する。残った説明の目的のため、基板の塊が参照符号21によって示さ
れ、処理工程か実行される表面は参照符号22によって示される。パッド酸化物
層は図示されないが、基板表面22を形成すると理解される。
第1図及び第2図を参照するに、窒化物層24の低圧化学気相蒸着(LPGVD
)で開始され、低酸化(5i02)層26を生み出す。これらの層のそれぞれは
約l000オングストロームの厚みに蒸着される。次はコレクタのリソグラフィ
である。この工程において、バイポーラ・トランジスタ素子が形成されるべき領
域は形状において長方形で、長くて狭い寸法、例えば12 um、X 3.4
us、であるフォトレジスト層30に覆われる。酸化層26は窒化物層24の表
面を露出するため、フォトレジストの周囲をエツチングで取り除かれる(HF−
エツチングが全ての酸化工程で使われる)。このことはフィールド埋込工程に引
き継がれ、該埋込工程でフォトレジスト層3゜によって覆われた領域を囲むフィ
ールド領域は約4.000オングストロームの深さ及びP+41度にホウ素と共
にイオンを打ち込まれ、埋込チャネル停止部32を形成する。
第3図を2照するに、次工程は第1窒化物エツチング工程で、基板の露出したフ
ィールド領域から窒化物層を取り除く。このエツチング工程は注意深く制御され
、酸化物の縁の下方に約5.000オングストロームの距離35て下をくり抜き
又は四部33を与える。このこと並びに引き続く窒化物エツチング工程及びスト
リッピング工程が沸騰しく158℃)濃縮されたリン酸浴と共に還流器内で実行
される。エツチング割合は1分光たり約40オングストロームである。エツチン
グ繰り返しはアンダヵット(下くり抜き)量を決定するために制御される。この
アンダヵット量は好ましくは±20%以内に制御される。このアンダカットは埋
込チャネル停止部32の内側境界に対し窒化物層の縁に一定の間隔を保たせ、又
ははめ込む。
第4図を参照するに、ウエーファスは酸化物層26の残部を取り除くためエツチ
ング工程を次に受け、露出された窒化物層24の上部表面を残す。次いで、ウエ
ーファスは露出されたフィールド領域を酸化するため局在的に5時間950℃で
酸化工程を受け、それによってフィールド酸化物層34を形成する。この工程は
“バーズビーク”酸化物形成体36を窒化物層の縁の下方へ押す。窒化物層下方
へのバースビーク酸化物形成体36の突出距離37は、狭くて縮小したコレクタ
領域の最終的な寸法を正確に定めるため、フィールド酸化物が成長してできる厚
み38を制御することによって制御される。酸化物層は約8.000オングスト
ロームの厚み38に成長するのが好ましく、それに対応I〜でバーズビークは窒
化物層24下方へ約5,000オングストロームの距離たけ侵入する。
当初の3.4 umのコレクタ領域幅は窒化物層の下をくり抜くことにより平均
1.Oumたけ縮小され、次いで再度平均1.0υmだけ縮小され、1.4 u
nの最終平均幅を与える。同時に、コレクタ領域の幅は約10 usに縮小され
る。このことは第7図に示すように、縮小したコレクタ領域20aを生み出す。
また、局在酸化工程の間に、チャネル停止イオンかPドーピング濃度の拡げられ
たチャネル停止部40を形成するため拡散する。第5図に示されるその後の工程
てコレクタ領域埋込部43かチャネル停止部40へ向けて下方及び横方向へ拡散
される。前述の最初の間隔を開けた部分と共に、得られる拡散部44は広く、浅
く傾斜したチャネル停止部40とのP−N接合部を形成する。この広い接合部は
エピタキシャル処理において表れるよりも低い電気容量を発揮する。
前述の工程ではいろいろな知られたLOGUS方法(フィリップスの調査報告2
6.162〜163頁参照)が用いられる。先行のLOCUS方法はMOSソー
ス領域及びドレイン領域の寸法を定めるためMO3技術において発達された。そ
れらの方法はバイポーラ素子を製造することにおいて、特に小さく、通常1.4
umのエミッタ長さ、及び拡散されたフィールドチャネル停止部4oとコレク
タ領域44との間の接合部から能動素子領域の端部の間隔を開けた部分をきわど
く定めるため、以前に使われていたとは信じられない。アンダカット工程及び局
在酸化工程は安定的に相互に独立であり、ガウス分布によって変化が特徴付けら
れる。例えば20%公差(3シグマ)内でそれぞれを制御し、エミッタ長さの設
定の組み合わされた精度は、1.4 umて±0.28 umに、例えば約1.
1.umと1.7 ua+との間に思い通りに保持される。同様に、チャネル停
止部40は前述の変化範囲を超えて縮小したコレクタ領域20aから十分に間隔
を置かれて残る。
次に第5図を参照するに、第2窒化物エツチング工程が窒化物層24をストリッ
ピングするため使われ、基板表面22を露出する。この工程は第2リソグラフイ
エ程に引き継がれ、該第2リソグラフイエ程で、フィールド酸化物層は、縮小し
たコレクタ領域内に露出されたシリコン表面を残すけれども、フォトレジスト層
42で覆われる。この工程はコレクタ領域埋込工程によって引き継がれ、該コレ
クタ領域埋込工程において亜リン酸イオンが約4,000オングストロームの深
さに埋め込まれ、埋込コレクタ領域43を形成するためN十濃縮される。次いで
、フォトレジスト層42はストリッピングされ、つ工−ファスは1100℃の温
度で2時間焼鈍され、約1.4 umの深さにコレクタ埋込イオン内に拡散し打
ち込む。この工程で、拡散されたコレクタ領域44はNドーピング濃度と共に、
より十分に広く、かつ深く形成される。
第6図を参照するに、酸化物(SiO□)の1..000オングストロ一ム層に
よって引き継がれた次の窒化物(Si3N4)の1. 、500オングストロ一
ム層46はウエーファスの全表面上に低圧化学気相蒸着され、フィールド酸化物
及び露出された基板表面22上方に含む。この工程は、距111t58を離して
間隔を置かれた開口部54.56を有するフォトレジスト50の層を与える第3
リソグラフイエ程によって引き継がれる。酸化物層48は開口部54.56内で
エツチングされ、レジストはストリッピングされ、窒化物層46は開口部54.
56内で基板表面22の一部分を選択的に露出するため上記開口部54.56を
通ってエツチングされる。
第6図の工程を上方から見た平面図で示す第7図を参照するに、開口部54.5
6は例えば2 uvの短辺60、及び例えば4 usの長辺62の長方形で、間
隔58て互いに平行である。つまり、この工程で定められるこれらの領域は、エ
ミッタ領域64、コレクタ接触領域66、及びベース接触領域68と一致する。
長辺62はコレクタ領域20aの長い寸法の方にほぼ垂直に向けられている。
開口部54.56間の間隔58により、高密度のVLS■適用のため、好ましく
は2 um又はそれ以下のエミツタ幅が定まる。開口部54.56の2u■幅及
び間隔は通常のりソグラフィ技術の分解能の可能性内で容易であるように選択さ
れる。これらの技術が改善されるにつれて、これらの寸法は現在の方法を幾何学
的により小さい素子に調整するために縮小され得る。
コレクタ領域20の長さに関係して、開口部54.56の長辺の垂直方向及びそ
のような開口部54.56の単一マスク内の固定間隔58はこの工程で実質的に
危なげなく整列する。理想的には、これらの開口部54.56は縮小したコレク
タ領域2Oa上の幅方向及び長さ方向の両方の中央へ置かれる。開口部54.5
6を領域20aに沿って長さ方向又は幅方向へ移動させることも可能である。開
口部54.56がある最小長さ、例えば1ua+で領域20aを横断する限り、
コレクタ接触部及びベース接触部を形成するためそれぞれの端部で領域20aの
活動する素子が製造され得る。つまり、±1 utaの幅方向及び長さ方向の整
列公差は容易に±0.5t++g公差に合わせられ得る。また、角度方向の整列
公差は、従来の技術(例えば、10:1突出整列及びE−ビームマスキング)が
与えられ得るよりも十分に緩め得る。
第8図を参照するに、4番目のりソゲラフイエ程が埋込マスク、つまり開口部5
4を取り囲む開口部72を定めるフォトレジスト層70を与えるため実行される
。ホウ素イオンは、能動トランジスタからP十低抵抗領域又は導体部74を形成
するために開口部54を介して、エミッタ領域64内に形成されるよう、ベース
接触領域68に埋め込まれる。埋込は、導体部74が埋め込まれたものとして、
例えば1.000オングストロームの比較的浅くなるように比較的低いエネルギ
で実行される。そのエネルギ水準ではイオンは窒化物層及び酸化物層46.48
を貫通しない。結果的に、この工程に対する埋込マスクの整列も実質的に危なげ
ない。
第9図を参照するに、フォトレジスト層70が取り除かれる。第8図に図示され
、説明されるマスク及びイオンの埋込手順は、エミッタ領域64とコレクタ領域
66との間に埋め込まれるN十低抵抗領域又は導体部80として浅い、例えばt
、oooオングストロームのフォトレジスト層78内でより大きな開口部76内
に選択的に埋め込むよう、開口部56を介して亜リン酸を埋め込むために繰り返
される。
第10図を参照するに、フォトレジスト層78が取り除かれる。第3図と結び付
けて説明されるように、つ工−ファスは、酸化物層48下方の凹部82を形成す
るよう窒化物層46の下をくり抜くため、エツチング工程を受ける。この工程は
窒化物層46を導体部74.80の埋込境界から所定の距離(例えば2,500
オングストローム)だけ間隔を開けるため制御される。この工程は2umから約
1.5 u厘までエミッタ領域のマスクとしての大きさを減する。
第11図を参照するに、酸化物層48がストリッピングされる。ウエーファスは
、開口部54.56内のそれぞれの露出された基板表面上に薄い(例えば1..
000オングストローム)ベース酸化物膜86.88を形成するため、熱酸化工
程(900℃、1/4時間)を受ける。これらの膜はアンダカット82の距離8
4によって決められる量だけ、埋め込まれた導体部74.80のそれぞれに重な
り合う。この工程は、エミッタ領域の幅において、例えば]、uIl+までのあ
る付加的な減少を生み出す。また、導体部74.80を形成する埋込部は下方、
及び側方へ僅かに拡散する。
ベース酸化物膜が形成された後、窒化物層46の残部はストリッピングされる。
次いで、5番目のりソゲラフイエ程が実行され、コレクタ接触領域を覆うフォト
レジストの層90が、露出されたエミッタ領域64及びベース接触領域68を残
しながら、ベース酸化物膜88の一部を越えて延びて与えられる。この工程はベ
ース埋込工程によって引き継がれ、該ベース埋込工程で、領域64.68がエミ
ッタ領域64内のベース埋込部92及びベース接触領域68内のベース導体部9
3を形成するためホウ酸イオンを埋め込まれる。埋込は、第8図におけるP+埋
込の実行において使用されるものに比較し得るエネルギ水準で実行される。しか
しながら、ドーピング濃度は幾らか低く、P4度部を作り出す。埋め込まれたイ
オンの幾つかはベース酸化物層86.88を貫通する。このことはP十領域74
においてドーピング濃度を増加する。領域80はそれにも拘らず正味のドーピン
グ濃度においてN+のままであるけれども、上記領域80のN型ドーピング濃度
は幾らか減少する。また、ベース酸化物のイオン貫通の結果として埋込部92.
93はベース酸化物層86の縁の下でP十領域74に接続される。ドーピングの
輪郭は第16図すと関連付けて更に図示され説明される。
第12図を参照するに、フォトレジスト90は取り除かれ、パッド酸化物(図示
省略)がストリッピングされる。LPGVDの薄い(例えば1,000オングス
トローム)層94でドーピングされていないポリシリコンが基板の全表面に塗布
され、領域64.66.68内の基板表面22を越えて含む。また、この層はフ
ィールド酸化物34及びベース酸化物層86.88の上部表面を越えて延びる。
ポリシリコン層の蒸着の後、6番目のりソゲラフイエ程がエミッタ領域64上方
の開口部98及びコレクタ接触領域66上方の開口部100を有するフォトレジ
スト層96を与えるため実行される。これらの開口部は開口部54.56(第6
図、第7図)と同じ様な大きさ、間隔の開は方、方向、及び整列になっている。
ヒ素イオンが、コレクタ接触領域66及びエミッタ領域64内にポリシリコン層
の露出された部分を埋め込むため、これらの開口部を介して埋め込まれる。基板
シリコン内へのヒ素イオンの引き続く拡散がNPN)ランジスタのエミッタを形
成する。この埋込工程は浅く、重い(N+)けれども、ドーピング濃縮を生み出
す低エネルギ埋込によって実行される。
第13図を参照するに、レジスト層96がストリッピングされる。窒化物層10
2及び酸化物層104は、全基板表面上方に低圧化学気相蒸着によって蒸着され
る。
この工程は第7リソグラフイエ程によって引き継がれ、該第7リソグラフイエ程
で、フィールド酸化物上方の開口部108及び開口部110.112を残しなが
ら、エミッタ領域64、並びにコレクタ及びベース接触領域66.68を選択的
に覆うフォトレジスト層106が定まる。第7図における開口部54.56のよ
うに、開口部110.112はそれぞれベース酸化物領域86.88上方に危な
げなく整列される。酸化物層104はこれらの開口部を介してエツチングされる
。
次に、第14図を参照するに、レジスト層106がストリッピングされ、窒化物
層102がエツチングされる。
次いで、酸化物層104かストリッピングされる。この手順はフィールド酸化物
34の頂上でベース酸化物領域86.88上方に露出されたポリシリコン層94
の上部表面を残す。エミッタ領域64、並びにコレクタ及びベース接触領域66
.68上方のポリシリコン層94は窒化物層102の残部によって隠される。最
後に、ウェーファスは、ポリシリコン層94の露出した一部分を局在的に酸化す
るため一時間950℃で酸化工程を受ける。上記領域では、ポリシリコンはポリ
酸化物114に変換され、該ポリ酸化物114はエミッタ領域64、並びにコレ
クタ及びベース接触領域66.68上方の残ったポリシリコン領域94群を互い
に絶縁する。また、酸化工程では、コレクタ接触領域66及びエミッタ領域64
においてドープされたポリシリコン領域から基板内へイオンが打ち込まれる。エ
ミッタ領域64内でポリシリコン領域からヒ素イオンの外方向への拡散によりト
ランジスタのエミッタ116が形成される。また、上記拡散によりコレクタ接触
導体部118が形成される。この拡散は基準表面と共にポリシリコン層の境界面
からのみ始まる。
(これは、拡散かシリコン二酸化物を介して非常にゆっくりと進行するからであ
る。) 拡散は基準表面で最大になる濃度勾配を与える。結果的に、垂直なトラ
ンジスタを取り囲む寄生の、垂直から外れた、端部のトランジスタは最小になる
。それ故、垂直なトランジスタの動作特性(破壊電圧、速度)は寄生トランジス
タの存在によって劣化しない。
第15図を参照するに、窒化物層1−02がストリッピングされる。この工程は
8番目のりソゲラフイエ程に引き継がれ、該リソグラフィ工程において、ベース
接触領域68上方で危なげなく整列した開口部122を有するフォトレジスト層
120が与えられる。ポリシリコン層94は、上記開口部122内で露出され、
次いてベース接触導体部を与えるためホウ素イオンを浅く埋め込まれる。
第16図を参照するに、フォトレジスト層120がストリッピングされる。薄い
(250オングストローム)窒化物層124及び2000オングストロ一ム酸化
物層126が低圧化学気相蒸着によって蒸着される。この蒸着工程は9番目のり
ソゲラフイエ程に引き継がれ、該リソグラフィ工程において、フォトレジスト層
(図示省略)が塗布され、全コレクタ領域上方に開口部128を形成するため模
様を付けられる。更に以下に説明されるように、この工程は、金属化のための準
備において基板上に形成される他の素子(第16図a及び第16図す参照)を定
めるのに役立つ。酸化層126は開口部128を介してエツチングされ、フォト
レジストは取り除かれ、窒化物層124は、エミッタ領域64並びにコレクタ及
びベース接触領域66.68内のポリシリコン層94、並びにポリ酸化物層11
4の上部表面を露出するためエツチングされる。
第17図を参照するに、金属化処理は好ましくはイオンめっきのような付加処理
によって達成される。図示するように、金属化処理線は大きさを決められ、4
umピッチで間隔を開けられるが、リソグラフィ技術が許す処理で、先の工程と
共に調整される。特別の金属化処理及び構造は本発明のいかなる部分をも形成せ
ず、それで簡単に説明する。好ましい金属化処理方法及び構造は慣用されている
(例えば、Sua+l1ers、D、の、”AProcess forTwo−
Layer Gold ICMetallization、”及び’5olid
State Technology、 ” 1983年12月、137−141
頁、並びに明細書中に示された参考文献)。簡潔に言えば、金属化処理では、パ
ラジウムの薄い膜を蒸着しパラジウムをケイ化物を形成するため、ポリシリコン
の露出した表面との反応が要求される。次いで、チタニウム−タングステン(T
iW)のような障壁金属の薄い層が蒸着され、パラジウムのめっき層の蒸着に引
き継がれる。この工程は金属リソグラフィ工程、並びにエミッタ接触部130、
コレクタ接触部132、及びベース接触部134を形成するためにパラジウム上
に金の厚い膜をめっきするイオンに引き継がれる。同業者によって理解されるよ
うに、多一層の内部接続を形成するため追加の絶縁及び導体層を塗布しても良い
。
次に第14図a及び第16図aを参照するに、前述の方法はVLSIバイポーラ
回路における抵抗部を作るに容易に用いられる。抵抗部140が他の構造体から
便宜的に間隔(例えば、4 usピッチ)を開けられた場所にあるフィールド酸
化物34頂部に形成される。ポリシリコン層94は、第12図に示す工程で蒸着
され、第13図に示す方法で模様を付けられる。次いで、第14図aに示すよう
に、フォトレジスト106及び酸化物層104が取り除かれ、ポリシリコン層9
4の狭い部分を隠す窒化物層102の引き延ばされたストリッピング部を残す。
このストリッピング部の幅は便宜的に2u■に設定され、当初に抵抗部140の
幅を定める。次いで、第14図の局在酸化工程で、ポリシリコン部露出された部
分が酸化される。この工程では抵抗部140は分離され、減じられ最終幅である
約1.7 usに定められる。
第15図に示された工程へ進んで、抵抗部140上方の窒化物層が取り除かれる
。次いて、抵抗ポリシリコン部は、ベース接触領域68を埋め込むと共に同時に
P型ホウ素イオンを埋め込まれる。
次いで、窒化物層及び酸化物層124.126は第16図aに示されるように蒸
着され、模様を付けられる。
この工程は抵抗部の長さ1−42を定め、回路設計の要求に従って変えられる。
典型的な抵抗部長さは6.5 ufflである。また、この工程は第17図に示
される方法で金属線による接触のため抵抗部1.40のそれぞれの端部に接触開
口部を与える。接触開口部は第7図に示す方法で好ましく大きさを決められ向き
を決められるので、整列は危なげない。
第16図すには、基板接触部150が開示された方法でどのように形成されたか
が示されている。一般に、そのような接触部は上述されたコレクタ領域と同じよ
うに、次に説明される違った方法で形成される。第5図に示された製造段階では
、基板接触部が形成されるべき領域はフォトレジスト40によって覆われたまま
であり、N型コレクタ埋込を受けない。その領域は窒化物及び酸化物46.48
によって覆われ、第6図乃至第10図に示される工程に渡って覆われたままであ
る。
第11図の工程では、上記領域はP型埋述部93aのため開口される。埋込部9
3.92aのドーピングの輪郭は第16図すに破線95によって図示される所定
の深さて埋込濃度としてのピークを有する。この深さは好ましくは1. 、00
0オングストロームであり、埋込エネルギを制御することによって決定される。
この深さはシリコン及びシリコン二酸化物の両方において本質的に一定である。
つまり、埋込はバーズビーク36の下へ延び得るが、バーズビーク構造の表面の
向きのため、P型ドーピングされた領域は図示されるように、シリコン−シリコ
ン二酸化物の境界で終わる。
次いで、第12図に示される]−程で、上記領域は該領域をN型ポリシリコン埋
込から隠すためフォトレジスト部96及びポリシリコン層94によって覆われる
。」1記領域はポリシリコン接触部に模様を付は上記領域を取り囲むポリシリコ
ンの局在酸化によって分離するため、窒化物、酸化物、フォトレジスト層102
.104.106によって、第13図及び第14図の工程中選択的に覆われる。
次いて、基板接触領域はポリシリコン層のP型埋込のため第15図の工程で開口
される。第16図すを参照するに、窒化物及び酸化物124.126は基板接触
部150を選択的に露出するため蒸着され、マスク付けされ、模様付けされる。
この工程は第17図に示された方法で金属化線によって、接触のための接触開口
部を基板に与える。
幾種類かの異なる型のLSI及びVLSIのバイポーラ回路が前述の工程を用い
た生産量て成功裡に製造されてきた。そのような回路の−は18X 16ビノト
固定ポイント逓倍器で、ECL及びTTL版の両方で生産された。
この回路は1.21ミリX1.35ミリの範囲内で全部でI 1. 、6 K個
のトランジスタを有する加算器アレイを180 ミリX17gミリのダイ上に製
造した。制御回路機構、っまり1チツプのランチ及びE CL 1okHのイン
プット/アウトプットバッファは168 ミリX17gミリの範囲内で138に
の全トランジスタ数をもたらす。典型的なパワー消失は加算器アレイのみにおい
て1.8wである。インプット/アウトプットバッファ、ラッチ、及び制御回路
機構は全通常のパワーで2.9Wに上昇する。インプットラッチがらアウトプッ
トラッチへの最悪の場合の伝播路に対する典型的な乗算の伝播は12nsである
。回路内で、2つの水準の一連のゲーティングは単一の−5,2v供給源と共に
使用される。逓倍器内で使われる1つの副回路は44−トランジスタ、キャリー
保存加算器である。15個のシリコン抵抗器を含む全ゲートの大きさは9,20
0 u■2である。
等化のゲートの点で、この実際の副回路は等化ゲート当たり0.3■のパワーて
平方ミリ当たり−ゲートを詰め込む。これらは、L、5 umCM OS技術に
よって作られた回路及び通常のバイポーラ集積回路の1/1oより少ないパワー
水準に等化な回路密度である。伝播遅れは典型的にはゲート当たり300−60
0 psであり、ゲートの複雑さ及び負荷に依存する。トランジスタ水準では、
トランジスタの大きさは14ui2てあり、遮断周波数ftは50uAで5GH
zより大きく、接合容量は5−10fFの位数にある。逓倍器回路の製造で、前
述のプロセスは10個のウェーファスそれぞれに10回の製造作業を越えて平均
で約50%の非常に高い歩留りを発揮する。幾つかの作業での更に高い歩留りは
、歩留りに対する慣れ次第では60%を越えて増加し得ることを示す。
また、より大きな回路は対応する成功で製造された。
−は64 X 18ビツトの5ポートの記録器ファイルである。この回路は29
0ミリX290ミリのダイ上に製造され、45に個のトランジスタを含む。この
回路のECL版は39W (TTLに対し3.0 W )のパワー消失、6 n
sの典型的な読み出し−書き込みの繰り返し時間、最悪でも10 ns (TT
Lに対し15 ns )の読み出し−書き込みの繰り返し時間、及び100 M
llzと同じ高さのスルーブツト率を有する。限られた数の生産作業(20個の
ウエーファスそれぞれに2回の作業)における平均の歩留りは19%であったが
、個々のウェーファスの歩留りは50%に達する歩留りに対する能力を示す。
キーホール・トランジスタの実施例
比較目的のため、第18図は、第1図及び第2図でのフォトレジスト層30に模
様を付けるため、並びに第6図及び第7図でのフォトレジスト層50に模様を付
けるため使われる第1及び第2パターン設定マスク(実線)と、模様付はフォト
レジスト層106に対するポリシリコン模様付はマスク(破線)との複合の上方
から見た平面図を一定の比率に拡大して示し、第13図の酸化物層104を下に
置く。模様を付けられた酸化物層は下に置かれた窒化物層102に模様を付ける
ために使われる。
層102のエツチングされない部分はベース及びコレクタ接触領域を、ポリシリ
コン層の局在酸化中に、コレクタ領域及び中央エミッタ領域、又は能動素子領域
の反対側端部で保護する。この工程は素fを取り囲むポリシリコンの露出範囲を
酸化し、第14図に示されるような低抵抗領域を覆う。参照符号150Aによっ
て指定されるコレクタ特徴物は当初の12マイクロメータ長さの34マイクロメ
一タ幅を有する長方形である。参照符号]54A、1.56Aによって指定され
る接触設定特徴物は長方形である。後の特徴物154A、156Aは実質的に等
しい長さ及び幅の接触領域64.66.68(第7図参照)内にコレクタ特徴物
の長さを区分するため間隔を開けられ、大きさを決められ、理想的に位置付けら
れる。
参照符号164A、166A、168Aによって指定されるポリシリコン模様付
はマスク特徴物は長方形である。
それらは間隔を開けられ、大きさを決められ、接触設定特徴物と理想的に端部と
端部て整列される。
第20図はバイポーラ・トランジスタの一般的なモデルを示す。このモデルはそ
のベース内に寄生の一連の抵抗RbXを、そのコレクタ内に寄生の一連の抵抗R
cxを、そのコレクタとベースとの間に寄生の分路キャパシタンスCcbを、そ
のコレクタと基板との間に寄生の分路キャパシタンスCcsを有する理想的なノ
・イポーラ・トランジスタ170を示す。トランジスタ170のベースに接続さ
れるエミ・ツタを何する他のトランジスタ及びトランジスタ1.70のコレクタ
と一連の負荷抵抗R1dよ破線で示される。第11図を参照するに、ベース抵抗
Rbxは、長さ、断面積、及びP型紙抵抗領域74の抵抗によって本質的に決め
られる。コレクタ抵抗Rcxは同様に、長さ、断面積、及び領域80の抵抗(こ
よって決められる。キャパシタンスCcbはN型コレクタ拡散部44とP型ベー
ス92、ベース接触拡散部93、及び低抵抗領域74との境界面、並びにこの境
界面回りの相対的なドーピング濃度によって決められる。キヤ、<シタンスCc
sは同様に、N型コレクタ拡散部44とP型基板21とチャネル停止部40との
間の境界面、及びそれらの相対的なドーピング濃度によって決められる。上述し
t、:ように、コレクタ拡散部44をチャネル停止部40から離して置くことは
上記キャ<シタンスを低く押さλ、るのを助ける。
トランジスタ設計では、素子速度を制限するよう(こベース抵抗を以下に説明す
る他の要素との間で制御することは望ましいことである。また、素子飽和特性を
制限するようにコレクタ抵抗を制御することは望まI7いことである。第18図
の長方形のコレクタ設計では、コレクタ抵抗Rcxを減しるためコレクタ幅を増
加することは、ベースを含み、低抵抗領域に隣接するトランジスタの全幅を増加
する。このことはP型ベース拡散部とN型コレクタ拡散部との間の境界面を増加
させ、代わってベース−コレクタ・キャパシタンスCcbを増加させる。
ゲートのスイッチンク時間は一定時間
Ccb (Rbx+Rcx+R1,)
に比例する。最初の項はベースーコレクタ・キャノぐシタンスCcbの優勢な効
果を示す。負荷抵抗Rl、の制御はそれが速度と同様にパワーとノイズ余裕(マ
ージン)との兼ね合いを含むので制限される。コレクタ抵抗Rcxはその飽和効
果のため減しられるべきである。また、ベース抵抗Rbxは減じられるべきであ
るが、ベース−コレクタ・キャパシタンスCcbを減じる程度の十分な速度に関
する効果を有さないてあろう。
第19図に戻って、本発明の改善は、独立に定められるこれら2つのパラメータ
を決定する構造特徴物を許すことによってRcxACcbとの結合を本質的に断
ち切る。第1に、コレクタ特徴物は幅方向を拡大するコレクタ接触部150Bと
、互いに及び上述した長方形の実施例に対し狭いベース接触部及びエミッタ部と
を有するキーホール形状によって定められる。この配列によりコレクタ接触部と
エミッタ領域との間の幅は大きくなり(例えば4.6 ui) 、それによって
ベース−コレクタ境界の領域を増加すること無くコレクタ抵抗Rcxを減じる。
実際、ベース及びエミッタ領域並びに相互接続低抵抗領域は狭くされ得る(例え
ば3.Oui)。それによって、へ−スーコレクタ境界領域及び結果として生ず
るベース−コレクタのキャパシタンスCcbを減する。
第2に、参照符号154B、1.56Bによって示される接触特徴物は共に密接
に間隔を開けられ(例えl;!’1.8um対2.0 +、v ) 、コレクタ
特徴物の長さ方向の寸法(こおいて減じられる(例えば、特徴物156Blこ対
し1.4 us。
特徴物154Bに対し 1.j!uI11対2.OuII) oこれ(よエミッ
タ領域の長さを減じ、より小さな能動素子を可能(こし、低抵抗領域の長さはR
cx及びRbxの両方を減じる傾向にある。また、コレクタ特徴物の全長Cよ例
え(zlounに減じられ得る。
第3に、参照符号164B、166B、1.68 B lこよって示されるポリ
シリコン設定特徴物は先行特徴物と共に整列に対する公差を増加するために拡大
される。とくに、エミッタ特徴物164Bは接触特徴物間の間隔と共に減じない
が、接触特徴物を重ね合わすように好ましく長く延ばされる。このことは、フィ
ールド酸化物34.36及び後の酸化のため露出されるベース酸化物膜86.8
8上に蒸着されたポリシリコンを残しながら、シリコン基板22の表面の頂部に
蒸着されたポリシリコンの領域を保護するため酸化物層154B、156B (
例えば、エミッタ領域のそれぞれの側の上にほぼ等しく区分されるQ、5umの
全型なり)上方に防御帯]−65を与える。
二の防御帯165はマスク整列において変化の典型的な範囲に接近し、又は超え
るように大きさを決められて0る(例えば0.3マイクロメータ)。似た防御帯
169がベース接触領域に近接するコレクタ領域の端部を重ね合わすため与えら
れている。
第21図は、第11図及び第12図に対応する段階て埋込用マスク操作を行うこ
と無く、第20図のコレクタ及び接触特徴物によって生み出される表面の配列形
状を示す。第1図乃至第18図の実施例との接続で上述されるように、下くり抜
き(アンダーカット)及び局在酸化手順はフィールド酸化物34及びバーズビー
ク形成体36によってコレクタ特徴物の当初の月決を減する。図示された例では
、最初の窒化物下くり抜き工程はコレクタ領域の幅を1.2 um はど減する
。フィールド酸化物34は約11,600オングストロームの厚み部分及び約7
,000オングストロームのバースビーク侵入部を作るため5時間1000℃で
の酸化によって形成される。これらの工程は物理的コレクタ長さを約8 um
に減し、物理的エミッタ長さを約0.8 um に減しくエミッタ拡散により1
.2 umの電気的長さ)、物理的コレクタ接触幅を約2.Oulll に減す
る。第10図及び第11図の第2下くり抜き工程及び酸化工程に引き継かれる接
触特徴物154B、1.56Bの密接な間隔は、第21図に示された酸化物長円
形部86.88を作るが、エミッタ領域64Bの物理的幅を約08uI11に減
する。また、フィールド酸化物厚みの増加は表面金属化処理部と基板との間のキ
ャパシタンスを減する。
コレクタ接触領域66B1エミツタ領域64B1ベース接触領域68B内でシリ
コン表面22の露出範囲の結果として得られる相対的な大きさは、はぼ同【7拡
大率て示される。コレクタ接触領域66Bの範囲は大きさの順だけエミッタ領域
64Bの範囲よりも実質的に大きい。
重要なことに、コレクタ接触領域近くのN型低抵抗領域80Bの電気的な幅(約
2.6 um)は、約2の係数だけエミッタ領域の電気的な長さよりも大きく、
次いてエミッタ領域に接近し、エミッタ領域でP型ベースの電気的な幅程度に1
5近くたけ先細りにする。このことはコレクタ接触領域から、最初の実施例で対
応する線形の構造よりも広い酸化物層80Bの直下にあるエミッタ領域へ導電路
を与える。このことはコレクタ境界Rcxを減する。
同時に、エミッタ領域64B、ベース接触領域68B、及びP型低抵抗領域74
Bは狭くなり、それによってベース−コレクタ境界の面積を小さくする。ベース
接触、エミッタ及び当初のコレクタ領域の介在部の組み合わされたマスク設定範
囲は、最初の線形の実施例におけるコレクタ領域の全範囲の60%程度である。
この組み合わされた範囲はキーホール設計において全コレクタ範囲のまさに50
%以下に減じられる。これらの比率は、マスクされたコレクタ領域がP型低抵抗
領域、ベース接触及び真性ベースを埋め込むことに先立って下くり抜き工程及び
フィールド酸化工程によって減じられるにつれて、更に減じられる。これはコレ
クターベース・キャパシタンスCcbを減する。
表1に、キーホール・トランジスタ配列の動作特性と第1実施例の線形の配列と
の比較を示す。
表1:キーホール対線形のトランジスタ比較パラメータ(単位) 線形 キーホ
ール 改善率1、Cjc(fF/素子) 9.5 7.2 24%2、Rcx(
オーム) 1250 1060 1.8%3、Rbx(オーム) 215020
40 5%4金属1板 052 .042 20%キャパシタンス(fF/um
2)
これらのパラメータは、2つの配置形状で組み立てて製造される超大規模集積回
路の動作に影響を及はす。両方の配置形状は本質的に同し32ビツト(倍精度−
64ビツト)浮動点逓倍器及び数学論理ユニット回路を作るため使用され、該回
路の構成は、1988年6月17日に出願された共通に割り当てられた合衆国特
許出願連続番号07/209.15Bに開示されている。
表2にこれらの回路の動作を比較する。
表2・線形対キーホールのFMPY及びFALU比較データ・レート・パラメー
タ 線形 キーホール1、倍精度乗W 14 MPLOPS 20 MFLOP
S2 倍精度A L U 33 MFLOPS 40 MFLOPS3、整数操
作 67 MIPS 80 MIPS好ましい実施例で我々の発明の概念を図示
し説明したが、その概念から逸脱しない限りにおいて、本発明が配置及び詳細に
おいて改良され得ることは当業者にとって容易に明らかであろう。我々は添付し
た請求の範囲及び真意内で案出される全ての改良を請求する。
補正書の翻訳文提出書
(特許法184条の8)
平成2年12月170
Claims (40)
- 1.一の集積回路を形成するため−の基準表面を有し、軽くドープされた−のP 型シリコン基板を与え、一の絶縁表面層によって前記基板の表面で、及び前記絶 縁層の下で−のP型チャネル停止部を定める手段によって前記基板内で境を接し ている−の長さ及び−の幅を有する−のコレクタ領域の輪郭を描き、前記長さが 多数の前記幅によって前記幅よりも大きくなるよう前記コレクタ領域の大きさを 定め、前記P型基板内で接合分離され、前記コレクタ領域によって寸法的に定め られる−のN型ドープされるコレクタを形成し、 一対の開口部を定めるため前記コレクタ領域を取り囲む−の領域をマスクし模様 を付け、ここで前記基準面の一部分は前記コレクタ領域内に露出され、前記コレ クタ領域の長さの所定の部分と同様の大きさの−の幅に、かつ前記開口部の幅よ りも大きな−の長さにそれぞれの開口部の大きさを定め、 前記開口部が長さ方向に平行で、幅方向に前記開口部の幅に大体等しい所定の間 隔だけ離れて設けられるよう開口部を相互に位置付け、 両開口部が前記コレクタ領域を横断し、それによって前記コレクタ領域を長さ方 向に3個の間隔を開けられた領域に区分し、該領域は前記コレクタ領域の一端に コレクタ接触領域、他端に−のベース接触領域、及び前記コレクタ接触領域と前 記ベース接触領域との間に間隔を開けて置かれた−のエミッタ領域上方に在り、 前記開口部内の前記コレクタ領域内に低抵抗領域群を形成し、前記低抵抗領域群 は前記基準表面の露出した部分の直下にある前記エミッタ領域と前記コレクタ接 触領域との間に延びるN型低抵抗領域と、前記ベース接触領域と前記エミッタ領 域との間のP型低抵抗領域とを含み、N型ドープされた−のコレクタ領域を形成 し、所定の−幅及び該幅より実質的に大きい−長さを有し、前記P型基板内で接 合分離され、前記基板表面でフィールド酸化物層によって境を接していて、 前記基準表面の直下にある前記コレクタ領域内の基板に、それぞれP型ドープ及 びN型ドープされた第1及び第2の低抵抗領域をそれぞれ形成し、 両低抵抗領域間の所定の−幅の−のエミッタ領域を定めるため両低抵抗領域に間 隔を開け、 前記両低抵抗領域を所定の−長さに大きさを定め、前記コレクタ領域の他端にベ ース接触領域及びコレクタ接触領域を定めるため前記コレクタ領域の長さに沿っ て前記両低抵抗領域を中央に位置付け、前記所定の長さだけ前記エミッタ領域か ら間隔を開け、 P型ベース及びエミッタ領域内へのN型エミッタの連続拡散によってNPN真性 バイポーラ・トランジスタを形成し、前記エミッタは前記コレクタ領域の幅によ って定められる−長さと、前記開口部間の間隔によって定められる−幅とを有し 、 コレクタ、ベース、及びエミッタ接触部をそれぞれコレクタ接触領域、ベース接 触領域、及びエミッタ領域に形成する各工程から構成され、 前記N型低抵抗領域は前記エミッタ領域に横から隣接する前記コレクタ接触部を 前記コレクタの一部分に連結することを特徴とする超大規模集積回路におけるバ イポーラトランジスタを製造する方法。
- 2.一対の間隔を開けられた開口部を定めるためコレクタ領域を取り囲む領域を マスクし模様を付け、ここで基板表面の部分は前記コレクタ領域内で露出され、 前記コレクタ領域を横断するように開口部の大きさを決め配置し、それによって 前記コレクタ領域を3個の間隔を開けられた部分に長さ方向に区分し、覆われた 領域は前記コレクタ領域の−端に−のコレクタ接触領域と、他端に−のベース接 触領域と、コレクタ接触領域とベース接触領域との間に間隔を開けられた−のエ ミッタ領域を含み、 低抵抗領域を形成するため前記開口部内で露出される基板の一部分を反対にドー プし、該基板の一部分は前記コレクタ接触領域と前記エミッタ領域との間にN型 低抵抗領域と、ベース接触領域と前記エミッタ領域との間に−のP型低抵抗領域 とを含む各工程を含み、請求の範囲1記載の低抵抗領域を形成し、間隔を開け、 大きさを決める各工程から構成されたことを特徴とする超大規模集積回路におけ るバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 3.第1絶縁材料の層及び第2絶縁材料の層を順番に基板表面及び絶縁表面層上 で蒸着し、前記第1絶縁材料及び第2絶縁材料はそれぞれ第1及び第2エッチン グ用試薬に選択的に影響を受けやすく、 基準表面の部分を露出するため前記第1及び前記第2絶縁材料の層をマスクされ た範囲内で、覆われたコレクタ接触領域、ベース接触領域、及びエミッタ領域を 内部に残しながら、開口部から選択的に取り除く各工程を含み、 請求の範囲2記載のマスクをし模様を付ける工程から構成されたことを特徴とす る超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 4.基板表面の露出された部分のそれぞれの回りの第2絶縁材料の層の下で第1 絶縁材料の層を所定の距離だけ下をくり抜き、 低抵抗領域上方で基板表面の露出された部分を覆うため絶縁層を形成し、該絶縁 層は2回以下の回数で第1距離及び第2距離の合計で2個の開口部間の間隔開け によって定められる−の幅を有する減じられたエミッタ領域を作るため、下をく り抜く距離によって定められる縁を含む各工程を含むことを特徴とする請求の範 囲3記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 5.低抵抗領域上方に絶縁層がシリコンの局在酸化によって形成され、その結果 前記絶縁層は更に減じられたエミッタ領域を定めるため第2材料の層の下に第2 距離だけ侵入することを特徴とする請求の範囲4記載の超大規模集積回路におけ るバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 6.低抵抗領域を形成するため基板の露出された部分に単独にイオン埋込用のド ーパント・イオンを含み、縁部分だけ減じられたエミッタ領域から間隔を開けら れたことを特徴とする請求の範囲4、又は5記載の超大規模集積回路におけるバ イポーラトランジスタを製造する方法。
- 7.低抵抗領域のそれぞれの上方に選択的に一の絶縁層を形成し、 該絶縁層上方に−のシリコン層を形成し、コレクタ接触領域、ベース接触領域、 及びエミッタ領域のそれぞれにおいて基板表面と接触し、 N型イオンを有するエミッタ領域及びコレクタ接触領域上方のシリコン層を選択 的にドーピングし、P型イオンを有するベース接触領域上方のシリコン層を選択 的にドーピングする各工程を含み、接触部及び真性バイポーラ・トランジスタを 形成することを特徴とする請求の範囲1、4、又は5記載の超大規模集積回路に おけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 8.基板上方の−のポリシリコン層を蒸着し、thereforドーパント型の イオンを前記ポリシリコン層にそれぞれの領域で選択的にイオン埋込みを行い、 低絶縁層上方の前記ポリシリコンを選択的に露出し、かつ低抵抗領域の下にある 開口部を定めるようマスクしかつ模様を付け、 コレクタ接触領域、ベース接触領域、及びエミッタ領域を基準表面で電気的に分 離する前記開口部内で露出される前記ポリシリコンを熱酸化する各工程を含み、 請求の範囲7記載のシリコン層を形成し、ドーピングする各工程から構成された ことを特徴とする超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する 方法。
- 9.ベース接触領域を低抵抗領域に対し自動整列させるため絶縁層を形成した後 に前記低抵抗領域間でP型ベースを基板表面内に拡散することを特徴とする請求 の範囲7記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方 法。
- 10.絶縁層によって低抵抗領域間で自動整列されるエミッタ領域を形成するた めN型イオンの一部をシリコン層から基板シリコン部内へ拡散することを特徴と する請求の範囲7、8、又は9記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトラ ンジスタを製造する方法。
- 11.フィールド酸化物層の一部分の上方のドープされないポリシリコン部を蒸 着し、 抵抗部の幅を定める所定の幅を有する−のポリシリコンの延ばされた領域を遮蔽 するためマスクしかつ模様を付け、 前記延ばされた領域を分離するため前記ポリシリコン部を選択的に酸化し、 所定の伝導率に前記ポリシリコンの延ばされた領域をドーピングし、 前記延ばされた領域を横断する一対の開口部を定めるためマスクしかつ模様を付 け、前記開口部のそれぞれに接触部を形成し、 前記開口部が前記抵抗部の長さを定める所定の間隔開けで位置付けられる各工程 を含んで抵抗部を形成することを特徴とする請求の範囲8記載の超大規模集積回 路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 12.フィールド酸化物層によって境を接している所定の幅及び長さを有する− の基板接触領域を形成し、第1ドーパント型のイオンを前記基板接触領域内の基 板部に第1深さにまで選択的にドーピングし、前記基板接触領域内の基準表面上 方で前記フィールド酸化物層の一部分に隣接するドープされていないポリシリコ ン部を蒸着し、 前記基板接触領域内に前記ポリシリコン部の一部分を遮蔽するためマスクしかつ 模様を付け、前記基板接触領域を分離するためフィールド酸化物層の前記隣接部 分上で前記ポリシリコン部を選択的に酸化し、 前記基板接触領域内の前記ポリシリコン部に第1ドーパント型のイオンを選択的 にドープし、前記基板接触領域内の前記ポリシリコン部に−の接触部を形成する 各工程を含んで基板接触部を形成することを特徴とする請求の範囲8記載の超大 規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 13.チャネル停止部を定めるためコレクタ領域回りをマスクし、模様を付け、 選択的にP型イオンでイオン埋込みをし、 基板シリコン部の所定厚み部をコレクタ領域の回りに選択的に局在酸化し、それ によって前記コレクタ領域はその厚みに比例した量だけ幅において減じられ、縦 型NPNトランジスタを含むに十分である深さにまでN型ドーパントをP型基板 内に選択的に前記コレクタ領域内部でイオン埋込みを行い、 エミッタ部は減じられた幅又はコレクタ領域によって決められる長さを有し、 前記コレクタ領域を形成することを特徴とする請求の範囲1、4、5、9、又は 10記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 14.P型とN型の埋込部を所定の距離だけ離して間隔を開け、 コレクタ領域回りに浅い傾斜のP−N接合部を形成するため前記埋込部を拡散す ることを特徴とする請求の範囲13記載の超大規模集積回路におけるバイポーラ トランジスタを製造する方法。
- 15.所定の最初の幅及び該幅より実質的に大きい所定の最初の長さを有し基準 表面の露出されたフィールド領域によって取り囲まれる−のコレクタ領域を定め かつ覆う−の第1遮蔽層を与えるため基準表面をマスクしかつ模様を付け、 基板の露出されたフィールド領域内に所定の厚みのフィールド酸化物層を形成し 、 コレクタ領域内に基準表面を露出するため前記第1遮蔽層を取り除き、 コレクタ領域内でN型コレクタを拡散し、P型基板内部に接合部を分離し、縦型 NPNトランジスタを含むに十分な深さを有する各工程を含み、コレクタ領域を 形成することを特徴とする請求の範囲1記載の超大規模集積回路におけるバイポ ーラトランジスタを製造する方法。 聯
- 16.基準表面をコレクタ領域を覆う第2遮蔽層でマスクしかつ模様を付け、所 定の幅の2つの開口部を有し、前記コレクタ領域の他端部にコレクタ接触領域及 びベース接触領域を定めるため、並びにコレクタ接触領域とベース接触領域との 間に間隔を開けられたエミッタ領域を定めるため前記コレクタ領域の長さ方向に 間隔を開け、N型及びP型低抵抗領域を基板内にそれぞれ形成し、2つの開口部 内で自動整列され、 前記両低抵抗領域を絶縁被覆するため前記2つの開口部内で前記基板上に−の第 2酸化物層を形成し、前記エミッタ領域並びにコレクタ接触領域及びベース接触 領域内で基準表面を露出するため第2遮蔽層を取り除く各工程を含み、 接触部群は前記第2酸化物層によって低抵抗領域に合わせて自動整列されるコレ クタ接触領域及びベース接触領域内に形成され、 NPNバイポーラ・トランジスタはフィールド酸化物層及び前記第2酸化物層に よって自動整列されるP型エミッタ及びN型エミッタの連続的な拡散によって前 記エミッタ領域内に形成され、エミッタ部は前記コレクタ領域の第2幅によって 定められる長さと、前記開口部間に開けられた間隔によって定められる最大幅と を有して低抵抗領域を形成することを特徴とする請求の範囲15記載の超大規模 集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 17.基板のシリコンをフィールド領域及び2つの開口部内部で局在酸化し、最 初に定められた幅及び所定の量だけ開けられた間隔のそれぞれを減ずる局在酸化 工程を制御する各工程を含む酸化層を形成することを特徴とする請求の範囲15 記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 18.一の第1エッチング用試薬に選択的に影響されやすい−の第1絶縁材料の −の第1層、及び−の第2エッチング用試薬に選択的に影響されやすく、かつ前 記第1エッチング用試薬に耐える−の第2絶縁材料の−の第2層を蒸着すること によって遮蔽層群のそれぞれを形成し、前記第1材料の下の前記第1層を所定の 距離だけ下をくり抜くため順番にそれぞれの遮蔽層をエッチングする各工程を含 み、 請求の範囲17記載のマスクし、模様を付け、制御する各工程から構成されるこ とを特徴とする請求の範囲17記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトラ ンジスタを製造する方法。
- 19.コレクタ領域の−の第1の長さ方向の端部を−の第1幅に大きさを決め、 及び−の第2の反対側の端部を該第1幅よりも小さい−の第2幅に大きさを決め 、コレクタ接触領域を位置付け、該コレクタ接触領域及びN型低抵抗領域の一部 分が前記第2幅に独立で前記第1幅に対応する幅に形成されるよう、前記第1端 部で低抵抗領域に隣接し、 エミッタ領域でP型ベース及びN型エミッタの拡散、及びコレクタ接触領域、ベ ース接触領域、及びエミッタ領域に接触部群を形成する各工程を含むことを特徴 とする請求の範囲1、15、16、17、又は18記載の超大規模集積回路にお けるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 20.第2端部はベース接触領域、エミッタ領域、及びP型低抵抗領域を含むた めコレクタ領域の長さ方向に大きさを決められ、その結果トランジスタのベース 及びエミッタ、ベース接触領域、並びにP型低抵抗領域のそれぞれはコレクタ接 触領域の幅に独立に前記コレクタ領域の第2端部の幅によって定められる寸法を 有することを特徴とする請求の範囲19記載の超大規模集積回路におけるバイポ ーラトランジスタを製造する方法。
- 21.コレクタ接触領域に隣接するN型低抵抗領域の−部分は第1幅によって幅 方向に定められ、エミッタ長さは第2幅によって定められることを特徴とする請 求の範囲19記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造す る方法。
- 22.第2端部はエミッタ領域を含み、第1端部の領域の半分未満である領域の 大きさに決められることを特徴とする請求の範囲19記載の超大規模集積回路に おけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 23.一の絶縁層を有する開口部内部に基板表面を選択的に覆い、コレクタ接触 領域、ベース接触領域、及びエミッタ領域のそれぞれの領域内に前記基板表面の 一部分を露出するため、前記領域群の覆いを取り、絶縁層及び基板表面上方のポ リシリコン層を蒸着し、前記ポリシリコン層の入り込みかつ取り囲む領域を露出 しながら、前記コレクタ接触領域、前記ベース接触領域、及び前記エミッタ領域 上方の前記ポリシリコン層を選択的に防護するためマスクし、かつ模様を付け、 防護された領域を分離するため前記ポリシリコン層の露出された領域を酸化する 各工程を含み、前記ポリシリコン層をマスクしかつ模様を付ける工程は、前記エ ミッタ接触領域を低抵抗領域上方へ延びる所定の縁だけコレクタに長さ方向で重 ね合う−の防護された領域を定めることを含むことを特徴とする請求の範囲19 記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 24.ポリシリコン層をマスクし模様を付ける工程は更に一対の防護範囲を定め る工程を含み、該防護範囲はエミッタ領域上方の防護範囲から長さ方向へ間隔を 開けられたベース接触領域及びコレクタ接触領域上方に位置することを特徴とす る請求の範囲23記載の超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製 造する方法。
- 25.コレクタ領域を最初の長さ10.2um、最初の第1幅4.6um、及び 最初の第2幅3.4umに調整し、最初の幅及び長さを約2.6umまでに減じ 、2つの開口部の間隔を1.8umの規模に大きさを決め、前記間隔によって定 められる最大幅を約1.0umにまで減じ、それによって約1.0um2の面積 のエミッタ領域を作り出す各工程を含むことを特徴とする請求の範囲19記載の 超大規模集積回路におけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 26.フィールド酸化物を11.000オングストロームより大きい厚みに形成 する局在酸化を含むことを特徴とする請求の範囲19記載の超大規模集積回路に おけるバイポーラトランジスタを製造する方法。
- 27.複数のバイポーラトランジスタを有し、一の基準表面を有する少しP型ド ープされたシリコン基板と、 前記基準表面のフィールド部分を覆い、各トランジスタ、並びに所定の幅及び長 さを有する各開口部に対し−のコレクタ領域をそれぞれ定める複数の細長い開口 部を有するフィールド酸化物層と、 各コレクタ領域内部で前記基板にある第1深さの−のN型コレクタ及び前記フィ ールド酸化物層の真下であって前記基板内にあるP型チャネル停止部とを備え、 該チャネル停止部及びコレクタは各コレクタ領域を取り囲むP−N接合部を形成 するため間隔を開けられ、各コレクタ領域は−の第1幅の−の第1長さ方向端部 、及び−の第2幅の−の第2反対側端部を有し、各トランジスタは、 前記コレクタ領域の第1端部で前記基板にある−のN型コレクタ接触領域と、 前記コレクタ領域の第2端部で前記基板にある−のP型ベース接触領域と、 前記コレクタ領域内部で中央に位置付けられ、第1深さより浅い第2深さを有す る基板内に−のP型ベース、及び第2深さより浅い第3深さを有するN型エミッ タを含む−のエミッタ領域と、 前記基準表面下の前記基板内部に、ベースをベース接触領域に接続するP型低抵 抗領域と、 前記基準表面下の前記基板内部に、コレクタをコレクタ接触領域に接続するN型 低抵抗領域と、前記エミッタをコレクタ接触領域及びベース接触領域から分離す るため、低抵抗領域のそれぞれ上方に基板表面を選択的に覆う2つの分離し、間 隔を明けて離された部分に形成された−の第2酸化物層とを備え、前記エミッタ は前記フィールド酸化物内に前記開口部の幅によって定める−の最大長さを有し て構成されることを特徴とする超大規模集積回路。
- 28.各バイポーラ・トランジスタのコレクタ領域は1.4umの平均幅以下、 及び10umの平均長さ以下を有することを特徴とする請求の範囲27記載の超 大規模集積回路。
- 29.フィールド酸化物層及び第2酸化物層のそれぞれはエミッタ領域の端を取 り囲み定める−のバーズビーク縁を有し、 P型ベースは前記バーズビーク縁下で−の第1所定距離だけ延びる−のP型埋込 部によって定められ、エミッタは、基板シリコンにある基準表面でドーピング濃 度がピークに達した部分を有し、前記バーズビーク縁下の第1距離より少ない− の第2所定距離だけ延びるN型拡散部によって定められることを特徴とする請求 の範囲27記載の超大規模集積回路。
- 30.エミッタは、トランジスタがコレクタ電流50uAで少なくとも50GH zの遮断周波数を有するよう、寸法付けられることを特徴とする請求の範囲27 記載の超大規模集積回路。
- 31.各トランジスタは5乃至10フェムト・ファラドの接合容量を有すること を特徴とする請求の範囲27記載の超大規模集積回路。
- 32.エミッタは1.0um以下の平均幅、及び1.4um以下の平均長さを有 することを特徴とする請求の範囲27記載の超大規模集積回路。
- 33.コレクタ領域の第1端部の第1幅は前記領域の第2端部の第2幅より大き く、第1端部はコレクタ接触領域に隣接するN型低抵抗領域の長さ方向部を含み 、エミッタはフィールド酸化物内の開口部の第2幅によって定められる−の長さ を有することを特徴とする請求の範囲27、28、29、30、及び31記載の 超大規模集積回路。
- 34.各バイポーラ・トランジスタのコレクタ領域は約0.8umの物理的第2 幅、及び約8.0umの物理的長さを有することを特徴とする請求の範囲33記 載の超大規模集積回路。
- 35.第2端部はP型ベース、低抵抗領域、及びベース接触領域を含み、第1端 部の面積の半分より大きくない面積に大きさ付けられることを特徴とする請求の 範囲33記載の超大規模集積回路。
- 36.コレクタ接触領域に隣接するN型低抵抗領域の一部分はエミッタ長さの約 2倍の幅を有することを特徴とする請求の範囲33又は35記載の超大規模集積 回路。
- 37.各バイポーラ・トランジスタのコレクタ領域は約2.0umの物理的第1 幅、及び約0.8umの物理的第2幅を有することを特徴とする請求の範囲33 記載の超大規模集積回路。
- 38.エミッタは約1.0umの電気的幅、及び約1.2umの電気的長さを有 することを特徴とする請求の範囲33記載の超大規模集積回路。
- 39.フィールド酸化物は局在酸化によって形成され、少なくとも11.000 オングストローム厚みを有することを特徴とする請求の範囲27又は33記載の 超大規模集積回路。
- 40.チャネル停止部及びコレクタは、各コレクタ領域を取り囲む浅い傾斜のP −N接合部を形成するために、横方向へ拡散されることを特徴とする請求の範囲 27又は33記載の超大規模集積回路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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PCT/US1989/002707 WO1990000312A1 (en) | 1988-07-01 | 1989-06-23 | Vlsi bipolar process and keyhole transistor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05500731A true JPH05500731A (ja) | 1993-02-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP50799989A Pending JPH05500731A (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | Vlsiバイポーラ処理及びキーホール・トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05500731A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2470034C2 (ru) * | 2007-04-02 | 2012-12-20 | Акцо Нобель Н.В. | Активирующий раствор |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP50799989A patent/JPH05500731A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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