JPH05500309A - 新規のポリガラクツロナーゼ遺伝子および利用方法 - Google Patents
新規のポリガラクツロナーゼ遺伝子および利用方法Info
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- JPH05500309A JPH05500309A JP2512382A JP51238290A JPH05500309A JP H05500309 A JPH05500309 A JP H05500309A JP 2512382 A JP2512382 A JP 2512382A JP 51238290 A JP51238290 A JP 51238290A JP H05500309 A JPH05500309 A JP H05500309A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
?−一
1雫−−シ
btuプより↑芒フク゛ン0フー1≧七3ボシンf阜陽七5へ本発明は分子生物
学の分野に関し、より詳しくは、組換え遺伝学および遺伝子工学の分野に関する
。本発明は更に、ポリガラクッロナーゼ酵素をコードするエルウィニア・力ロト
ボーラ(Erwinia carotovora)由来のDNA配列に関する。
本発明は、本発明の配列を含んで成るベクター、例えばプラスミド、およびその
ようなベクターにより形質転換された宿主細胞に関する。本発明の追加の観点は
、本発明の配列、本発明のベクターまたは形質転換宿主を使ったタンパク質の生
産方法に関する。本発明により、多量のポリガラクツロナーゼ酵素を純粋な形で
生産することができる。
関連技術の記載
ペクチン分解酵素の使用は食品工業において非常に重要である。伝統的には、例
えばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger )または
他の真菌由来の酵素の混合物が使われているけれども、種々のペクチナーゼか異
なる反応を触媒するので、所望の量で個々の酵素の純粋調製物を使用するのが一
層経済的であり且つ効率的である。
ペクチンポリマーは1.4−結合したα−D−ガラクツロン酸とメトキシル化誘
導体の鎖を含む。それらのポリマーは植物の中層と一次細胞壁の重要な構造要素
である。
ペクチナーゼ酵素は、ペクチンポリマーの骨格および側鎖結合の開裂を触媒する
能力のため、果実および野菜ジュースの製造、ワイン製造、醸造およびパン焙焼
において商業的に重要なものである。ペクチンメチルエステラーゼは、ペクチン
酸を与えるペクチンからのメタノールの脱離を触媒する。
ポリガラクツロナーゼはガラクツロン酸鎖中のグリコシド結合を加水分解する。
ペクテートリアーゼはβ−説離によるガラクツロノシル結合を開裂し、ペクチン
リアーゼは高度にメチル化されたペクチンのガラクッロノシル結合を開裂する(
Co1.1merおよびKeen、 Ann、 Rev、 Phytol)at
h、24:383−409(1986))。天然のペクチンの効率的分解は、ペ
クチンメチルエステラーゼとポリガラクッロナーゼまたはペクテートリアーゼを
使うことによって達成され得る。
例えば、柑橘系果実の細胞壁中に天然に存在するペクチンメチルエステラーゼは
、柑橘ジュース中に形成される「雲り」を不安定にする。ポリガラクッロナーゼ
の添加はこの問題を改善することができる。しかしながら、オレンジジュースの
ような曇り安定性着色ジュースを所望する場合には、ポリガラクッロナーゼ調製
物は他の酵素を含むべきではない。果肉を含まないレモンジュースや他のジュー
スを製造するためには、ポリガラクッロナーゼはペクチンエステラーゼと共に添
加しなければならない(RomboutsおよびPilnik、 Symbio
sisペクチナーゼの他のグループである細菌性ベクテートリアーゼは、果実お
よび野菜加工に通常必要な酸性pHでは低い活性を有するので、直接的には実用
性がない。
ペクテートリアーゼ、ポリガラクツロナーゼおよびエンドセルラーゼをコードす
る遺伝子はクローニングされている。
しかし、ペクチナーゼであるエルウィニア・クリサンセミ(Erwinia c
hrysanthemi) B574のペクチンメチルエステラーゼのヌクレオ
チド配列が報告されているだけである(Plastow、 A、S、、Mo1.
Microbiol、 2:247−254 (1988))。
果実および野菜加工で使われるpH範囲において活性である商業的に有用な量の
精製ペクチナーゼを生産する方法に対する要望かある。そのような方法は、それ
らのペクチナーゼをコードする精製され且つ特徴づけられたヌクレオチド配列の
使用を要求する。しかしながら、主要なペクチナーゼ、ペクテートリアーゼおよ
びポリガラクツロナーゼをコードする遺伝子のヌクレオチド配列は今までに報告
されていない。
情報開示の陳述
37C,F、R,61,56の要件に従って、下記のものは、37C,F。
R,!i 91.97および1.98に従って提示された出願人またはその代理
人に既知である書類の説明である。
出願人は、37C,F、R,!)1.98に従って書類のコピーと一緒に、それ
らの書類のリストを様−弐PTO−1449において下記に提出願人は列挙され
た書類に関する特許性を確立するための適当な行為に対するいかなる権利をも放
棄しない。
この陳述は、より具体的な情報か存在しないとかまたは関連技術の徹底調査を行
ったという陳述であると解釈すべきではない。
それらの書類の検討、およびここに列挙される書類の様式PTO−1449およ
びコピーの提出時に本出願の遂行の記録と全く同じものを作製することを慎んで
要請する。
Plastowら、鉦ml山狙is 2:115−122 (1986)は、エ
ルウィニア由来の4つのベクテートリアーゼ遺伝子と1つのポリガラクツロナー
ゼ遺伝子の分子クローニングを記載している。プラスミドを使って、該遺伝子を
E、コリ細胞中に形質転換せしめ、ポリガラクツロナーゼ活性を測定することが
できた。
TsuyumuおよびMiyamoto、 5y3Q山匹国影103−110
(1986)は、エルウィニア由来のベクテートリアーゼ遺伝子を用いてE。
コリ細胞を形質転換せしめ、そして形質転換細胞から分泌された遺伝子生産物を
検出した。
Kotou jansky ら、EMBOJournal 4ニア81−785
(1985)は、E。
コリ細胞を形質転換せしめるのにλフアージベクターを使った、エルウィニア由
来の4つのベクテートリアーゼ遺伝子と1つのエンドセルロース遺伝子のクロー
ニングを記載している。
RiedおよびCollmer、 A 1. and Environ、 Mi
cro、 50:615−622 (1985)は、ペクチン酵素を検出しそし
て特徴づける方法を記載している。該方法は、エルウィニア遺伝子を含むE6コ
リクローンのベクテートリアーゼイソ酵素の分布を分析するのに使用された。
Kotoujansky、 Ann、 Rev、 Ph topathol、、
25:405−430 (1987)は、エルウィニアによる病原のペクチナ
ーゼ依存を論じている。ポリガラクツロナーゼに関する情報の簡単な概説は41
0頁に見つかる。
CollmerおよびKeen、 Ann、 Rev、 Ph to atho
l、、 24:383−409 (1986)は、植物病原論におけるペクチン
酵素の役割の一般的概説を含む。ペクテートリアーゼ遺伝子のクローニングおよ
びE、コリ細胞中での発現か論じられている。
Daniels ら、Ann、Rev、Ph to athol、、26:28
5−312 (1988)は、細菌病原性遺伝子の概説を含む。
ROmbOUtSおよびPilnik、 針可山狙口彩79−90 (1986
)は食品産業におけるペクチナーゼの役割を論じており、そしてGRAS状態の
微生物中にペクチナーゼ遺伝子を導入する可能性を言及している。
Plastow、 Mo1. Microbiol、 影247−254 (1
988)は、エルウィニアのペクチンメチルエステラーゼ遺伝子のクローニング
およびヌクレオチド配列を記載している。該遺伝子はE、コリ中で発現された。
本発明者らは、エルウィニア・カロトボーラ(Erwiniacarotovo
ra)においてポリガラクツロナーゼ酵素をコードする遺伝子を発見し、単離し
、クローニングし、そして配列決定した。該遺伝子は、GRAS (一般に安全
と認められる)状態の宿主を含む異種宿主細胞を使って商業的に有用な量のポリ
ガラクツロナーゼを生産するのに使用される。一般に、伝統的に既知の食品の醗
酵に関与する微生物由来の酵素だけが食品工業において使用することができる。
しかしながら、本明細書において開示されるポリガラクツロナーゼ遺伝子による
GRAS微生物の形質転換および該遺伝子の発現はこの制限を回避することがで
きる。
一態様では、本発明は、ポリガラクツロナーゼ酵素をコードする新規ヌクレオチ
ド配列を包含する。この配列を使ってプラスミドおよび発現ベクターを作製する
ことができる。それらのプラスミドおよびベクターを使って、グラム陰性菌とダ
ラム陽性菌の両方を含む様々な宿主細胞中で該遺伝子を発現させることができる
。
本発明の重要な局面は、特に、本発明が商業的に有用な量のエルウィニアボリガ
ラクツロナーゼの生産方法を提供することである。このエルウィニア酵素は、現
在入手可能な真菌由来のポリガラクツロナーゼに対比して、中性pHで高い活性
を有する。従って、本発明のタンパク質は、サトウダイコン、ニンジンおよびリ
ネンといった中性の植物および野菜材料の工業加工において通常認められるpH
範囲で活性である。
本発明はまた、新規性質、特にポリガラクツロナーゼを合成および分泌する能力
を有する細菌の生産手段を提供する。
そのような細菌は飼料生産において有用である。
それらの態様並びに本発明の追加の局面は、下記の本発明の詳細な説明を参照す
ることにより、当業者に一層明白になり容易に理解されるであろう。
図面の簡単な説明
91 pH3Kのポリガラクツロナーゼコード領域の位置決定。
太線は記載の制限部位を存するpH3K24中の4.1kb挿入断片を表す。存
在する制限酵素開裂部位を使うことにより(欠失体24−2〜24−6)または
エキソヌクレアーゼ■により(消化欠失体24−1.24−7〜24−9)部分
的に欠失体を作製した。細線は各欠失誘導体中に存在する4、1kb挿入断片の
セグメントを表す。
左側の多重クローニング部位(mcs)はHindII l−3phI−Pst
l−3al I−XbaI部位を含み、右側はSma I−Kpn l−3a
c I−EcoRIをそれぞれ含む。ポリガラクツロン酸(PGA)に対する欠
失誘導体のペクチン分解活性(+または−)を右側に示す。
@2 pehA遺伝子の配列決定手順。挿入断片中および隣接の多重クローニン
グ部位中のマツピングされた制限部位を使って、ポリガラクツロン酸ゼをコード
する領域をMla中にサブクローニングした(図1の説明文を参照のこと)。配
列決定反応は、Sangerのジデオキシチェーンターミネーション法(Pro
c、 Natl、 Acad、 Sci、 LISA 80:3963−396
5 (1977) )と5equenase TM(USB)を使って、指摘し
た出発点と配列決定方向において精製一本鎖鋳型から行った。
図3a、bおよびc pehA遺伝子のDNA配列。l也A遺伝子のDNA配列
およびそれのタンパク質生産物の推定アミノ酸配列を示す。精製ポリガラクツロ
ン酸ゼのNH2−末端配列分析により決定したアミノ酸配列は下線で示される。
プロセシング部位は縦の矢印により示される。翻訳開始点の前のリポソーム結合
部位(RBS)は、DNA配列の下側に示される。3′末端のところの可能な転
写終結ループは矢印により示される。
鳳」 ポリガラクツロナーゼの活性に対するp)fの効果。
[J5 ポリガラクツロナーゼの活性に対する温度の効果。
[N6 エルウィニア・力ロトボーラ(Erwinia carotovora
)の培地の逆相HPLC,ポリガラクッロナーゼ含有ピークは矢印により示され
ている。
1117 オリゴヌクレオチドプライマーであるオリゴ307と308のヌクレ
オチド配列。オリゴ308の推定アミノ酸配列も示されている。矢印はアミラー
ゼシグナル配列の3′末端および成熟ペクチナーゼのN末端をコードする領域を
示す。
好ましい実施態様の記載
次の記載では、分子遺伝学および生物学の分野の当業者に既知である種々の方法
論への参照を行う。参照するそのような既知の方法論を記載している刊行物およ
び他の資料は、あたかも全部が記載されたかのようにそっくりそのまま参考とし
て本明細書中に組み込まれる。
組換えDNA技術の一般原理を記載している標準的参考研究としては、Wats
on、 J、D、ら、Mo1ecular Biology of theGe
ne、 Iおよび(I巻、出版社The Benjamin/Cummings
PublCumm1n Company、 Inc。、 Menlo Park
、 CA (I987) ;Darnell、 J、E、ら、Mo1ecula
r Ce1l Biology、出版社5cientific America
n Books、 Inc、、 New York、 N、Y、 (I986)
;Lewin、 B、M、、 Genes II、出版社John Wiley
& 5ons、 New York。
N、Y、(1985) ; Old、 R,W、ら、Pr1nciples o
f GeneManipulation: An Introduction
to Genetic Engineering。
第2版、出版社University of Ca1ifornia Pres
s、 Berkeley。
CA (1981) ;およびManiatis、 T、ら、Mo1ecula
r Clonig: ALaboratory Manual、出版社Co1d
Spring Harbor Laboratory。
Co1d Spring Harbor、 NY (1982)が挙げられる。
微生物学の一般原理は、例えば、Davis、 B、D、ら、Microbio
logy、第3版、出版社Harper & Row、 Ph1ladelph
ia、 PA (1980)中に記載されている。
「クローニング」とは、特定の遺伝子または他のDNA配列をベクター分子中に
挿入するための試験管内組換え技術の使用を意味する。所望の遺伝子をうまくク
ローニングするためには、DNA断片を作製し、該断片をベクター分子に連結せ
しめ、複合DNA分子をそれが複製できる宿主細胞中に導入し、そして受容体宿
主細胞の中から標的遺伝子を有するクローンを選択する方法を使うことが必要で
ある。好ましい態連結せしめ、そしてそれを使ってE、コリ(E、 coli
)を形質転換せしめる。ポリガラクツロナーゼをコードするDNAを含むクロー
ンのスクリーニングは公知の方法、例えば好ましくはLPGA Apプレート上
での複製平板培養によって達成することができる。
「ベクター」とは、その中にDNAの断片を挿入したりまたはクローニングした
りすることができるプラスミドまたはバクテリオファージ由来のDNA分子を意
味する。ベクターは1または複数のユニーク制限部位を含み、そしてクローニン
グされた配列が複製できるように限定された宿主またはビヒクル生物中で自己複
製することができるだろう。よって、rDNA発現ベクター」とは、追加のDN
A配列が自律性要素のゲノム中に組み込まれた後、宿主の染色体とは無関係に宿
主中で複製することができる自律性要素を意味する。そのようなりNA発現ベク
ターとしては、細菌プラスミドおよびファージが挙げられる。しかしながら、本
発明の目的上好ましいのは、本出願人の1989年2月lO日出願の同時係属出
願第308、861号中に記載されたようなり、アミロリクエファシェンス(B
、 amyloliquefacience )のα−アミラーゼ遺伝子に基づ
く発現ベクターを含んで成るプラスミドである。その明細書はあたかも完全に記
載されたかのようにそっくりそのまま参考として本明細書中に組み込まれる。
「実質的に純粋な」とは、他のタンパク質もしくは遺伝子、または通常天然に見
出されるかもしれない他の汚染物を本質的に全く含まず、そしてそれ自体は天然
では見出されない形態で存在する本発明のタンパク質、またはそのようなタンパ
ク質をコードする遺伝子を意味する。
2つの分子中のアミノ酸の配列か実質的に同じである場合、ある分子がもう一方
の分子と「実質的に類似」していると言われる。実質的に類似したアミノ酸分子
は類似した生物活性を有するだろう。よって、2つの分子が類似した活性を有す
るとすれば、たとえ一方の分子が他方の分子中には見出されない追加のアミノ酸
残基を含むとしても、またはアミノ酸残基の配列か同一でなくても、その用語を
本明細書中で使用する時は、それらの分子は変異形とみなれる。かくして、アミ
ノ酸配列から成るポリペプチドがポリガラクツロナーゼの触媒特性を有するなら
ば、そのアミノ酸配列はポリガラクツロナーゼタンパク質のアミノ酸配列と「実
質的に類似」している。
本明細書中て使用する時、ある分子が、通常その分子の一部ではない追加の化学
成分を含む時、その分子を他の分子の「化学的誘導体」であると言う。そのよう
な成分は分子の溶解性、吸収、生物学的半減期等を改善するかもしれない。ある
いは、その成分が分子の毒性を減らすか、または望まし゛くない副作用を削除も
しくは軽減することかある。そのようなEaston、 Penn、 (198
0)中に開示されている。
同様に、本発明のタンパク質の遺伝子の「機能的誘導体Jとは、ヌクレオチド配
列が「実質的に類似」であることがてきそして類似の活性を有する分子をコード
する、該遺伝子の「断片」、「変異体」または「類似体」を含む意味である。
本明細書中で使用する時、ポリガラクツロナーゼ遺伝子の「機能的誘導体」は、
ポリガラクツロナーゼの触媒特性を有するポリペプチドをコードするだろう。
好ましい態様では、導入される配列は受容体宿主中で自己複製することができる
ベクター中に組み込まれるだろう。種々様々なベクターのいずれもこの目的に使
用することができる。特定のプラスミドベクターを選択する際の重要な要因とし
ては、ベクターを含む受容細胞を認識できそしてベクターを含まない受容細胞か
ら選択できる簡便性;特定の宿主中で所望されるベクターのコピーの数;および
異なる種の宿主細胞間でベクターを「シャトル」することができるかどうか、が
挙げられる。好ましい原核ベクターとしては、プラスミド、例えばE、コリ中で
複製可能なもの(例えばpUc18 )が挙げられる。そのようなプラスミドは
、例えば、Maniatis、 T、ら(olecular C1onin :
A Laborator Manual、 Co1d SpringHarb
or Press、 Co1d Spring Harbor、 NY (19
82)中〕により開示されている。特に好ましい本発明に係るベクターは、E。
コリ(E、 coli ) 、B、サブチリス(B、 5ubtilis )
、ラクトコッカス(Lactococcucs)およびラクトバシラス(Lac
to−bacillus)中で複製することができるものである。
構成物を含むベクターまたはDNA配列が発現用に調製されれば、種々の適当な
手段、例えば形質転換、トランスフェクション、接合、プロトプラスト融合、リ
ン酸カルシウム沈澱およびジエチルアミノエチル(DEAE)デキストランのよ
うなポリカチオンの適用といった生化学的手段、並びにエレクトロポレーション
、直接マイクロインジェクションおよび入射微粒子衝撃CJohnstonら、
5cience 240:1538 (1988))といった機械的手段のいず
れかにより、ベクターまたはDNA構成物を適当な宿主細胞中に導入することが
できる。 本発明の好ましい態様では、プラスミドpH3K24からのポリガラ
クッロナーゼ遺伝子をグラム陽性ベクターと一緒にしてダラム陽性菌を形質転換
せしめる。好ましいグラム陽性宿主としては、バシラス(Bacillus)
、ラクトバシラス(Lactobaci l1us)およびラクトコッカス(L
actococcucs)が挙げられる。本発明の別の好ましい態様では、ポリ
ガラクツロナーゼのDNA配列を含むプラスミドpH3K24を用いてグラム陰
性宿主細胞を形質転換せしめる。
ベクターの導入後、受容細胞を選択培地中で増殖させ、ベクター含有細胞の増殖
について選択する。クローニングされた遺伝子配列の発現は、所望の非相同もし
くは相同タンパク質の生産、またはこのタンパク質の断片の生産をもたらす。
発現されたタンパク質は、常用条件に従って、例えば抽出、沈澱、クロマトグラ
フィー、アフィニティークロマトグラフィー、電気泳動等によって単離・精製す
ることができる。例えば、細胞を遠心によりまたは適当な緩衝液を使って収集し
、溶解し、そして例えばDEAE−セルロース、ホスホセルロース、ポリリボシ
チジル酸−アガロース、ヒドロキシアパタイト上でのクロマトグラフィーにより
、または電気泳動もしくは免疫沈澱により、タンパク質を単離することができる
。好ましい態様では、発現されたタンパク質は、本発明の配列またはプラスミド
を分泌ベクターと一緒に使用した時、宿主細胞から分泌されるだろう。これは単
離および精製が簡易化されるという利点を有する。
別の好ましい態様では、プラスミドpH3K24を修飾し、そしてB、アミロリ
クエファシェンス(B、 amyloliquefacience )のα−ア
ミラーゼ遺伝子に基づ(バシラス・サブチリス(Bacillus 5ubti
lis )発現ベクターであるプラスミドpKTH39と組み合わせ、ハイブリ
ッド発現単位を形成せしめた。この発現ベクターを含むプラスミドを用いてB、
サブチリス細胞を形質転換せしめ、クローンを増殖させ、そしてスクリーニング
した。クローンBRB679は、上清中のポリガラクツロナーゼ活性により証明
されるように、該遺伝子を発現しそして遺伝子生産物を分泌した。
本発明を実施する様式および方法は、下記の実施例への参照により当業者に十分
に理解されるだろう。この実施例は本発明の範囲およびそれに向けられる請求の
範囲を限定するものではない。
実施例I
E、コリ (五」匪L)からのプラスミドDNAの迅速な単離は、Holmes
およびQuigley (Anal、 Biochem、134:193−19
7(1980))に従って行った。制限酵素消化およびサブクローニング用のD
NAは、BirnboimおよびDoly (Nucl、Ac1ds Res。
7二1513−1523 (1979))の方法により、200 rILlの液
体培養物から調製した。B、サブチリス(B、 5ubtilis)からのプラ
スミドDNAの単離は、Gryczanら(、J、 Bacteriol、 1
34: 318−329 (1978))に従って行った。
エルウィニア・カロトボーラ(Erwinia carotovora)由来の
染色体DNAは次のようにして単離した。まず細胞を20−のし培地中で28°
Cにて一晩、インキュベートし、収得し、そして4−の50mMグルコース−1
0mM EDTA −25mM Tris、 pH8,0中に再懸濁した。次い
で1■のリゾチームを添加し、懸濁液を室温で20分間インキュベートした。0
.4mlの10%SDSを添加し、混合し、次いで200μgのRNアーゼを添
加し、穏やかに振盪しながら28°Cて40分間インキュベートした。次に、2
.5■のプロテイナーゼKを添加し、同温度てインキュベーションを60分間続
けた。次いて、懸濁液を同容のフェノールで2回、フェノール−クロロホルム(
1:]、)で11回そしてクロロホルムで1回抽出した。1/10容の3M酢酸
ナトリウムと2.5容のエタノールを添加し、混合した。DNA沈澱を超遠心管
に移し、この管をエタノールで満たし、DNA沈澱をペレット化した。上清を捨
て、ペレットを乾燥し、更にl OmMTris−HCI−1mM EDTA、
pH8,0中に再懸濁して1mg/rnI!のDNA71度にし、そして4°
Cで保存した。
製造業者(IBI、 Boehringer)の教示に従って制限酵素消化を行
った。制限断片を0.8%アガロースゲル中での電気泳動により分離した(Ma
niatisら、Mo1ecular C1onin 、 ColdSprin
g Harbor Laboratory、 Co1d Spring Har
bor、 N、Y。
1982) 。選択した制限断片をBen5on、” ue 2:66−68
(1984)により記載されたようにして低融点ゲルから単離した。
DNA断片の5′−リン酸化末端の脱リン酸には、子ウシ腸ホスファターゼ(C
IP) (Boehringer)を使った。
エキソヌクレアーゼI[(Boehringer)を使ってクローン化DNA断
片中に欠失を造成した。
DNA断片の末端をT4 DNAリガーゼ(IBI)により連結した。
DNA修飾酵素は全て製造業者により与えられた教示に従っE、コリ (E c
oli) HBIOI細胞の形質転換は、ManiatiSら、前掲において記
載されたCaC1z法を使って行った。B、サブチリス(ubtilis)細胞
はGryczanらの方法(J、 Bacteri−ol、 134:318−
328 (1978))により形質転換した。
USA 80:3963−3965 (1977) )に基づいて5equen
ase TM(USB)合成オリゴリボヌクレオチドプライマーは、381A型
At)plied Biosystems合成装置を使ってホスホアミダイト法
により合成した。
e、プラスミドpKTH39の作製
本出願人の同時係属出願第308.861号に詳細に記載されているプラスミド
pKTH29から出発して、下記のようにしてpKTH39を調製した。エキソ
ヌクレアーゼで処理した乾燥pKTH29調製物を、本出願人の同時係属出願第
308.861号に記載されたリン酸化EcoRI−リンカー分子を含む溶液5
μl中に溶解した。その溶液に0.5ul!の10mM ATP、 0.5 u
I!の1mMスペルミジンおよび0.51.tlのT、−DNAリガーゼ(2
Weiss単位)を添加した。この溶液を23°Cで3時間インキュベートし、
その後それを40mM Tris HCI −100mM NaC1−10mM
MgCLz緩衝液(pH7,6)中に20μlに希釈した。15単位のEco
RI酵素(BiolabS)を添加し、溶液を37°Cて12時間インキュベー
トした。65°Cで10分間のインキュベーションにより反応を停止させた。E
coRIて処理した調製物を1mlの5epharose 4Bカラムを通して
濾過した。この濾過における溶出緩衝液として2mMTris HCl−0,1
mM EDTA (pH7,5)を使った。濾液を35ul画分において収集し
、そしてそれらの放射能によりプラスミド含存画分を同定し、収集し、乾燥した
。乾燥したDNAを20μlの66mM Tris HCI −6,6mM M
gCl2−10mMジチオトレイトール緩衝液(1)88.0)中に溶解し、そ
れに1.5μiの10mM ATPと0.3μlのT4−DNAリガーゼを添加
した。溶液を23℃で3時間インキュベートし、その後コンピテントB、サブチ
リス(B。
5ubtilis) IHO6064株をプラスミド調製物により形質転換せし
め、そしてカナマイシンを含む細菌プレート上で培養した。
Gryczanら、J、 Bacteriol、 134:318−329 (
1978)により記載された方法により形質転換体からプラスミドを単離し、該
プラスミドをまずゲル電気泳動により特徴づけ、その後EcoRrリンカ−分子
の両末端のところのDNA塩基配列を決定した。
こうして、プラスミドpKTH29からプラスミドpKTH38とpKTH39
を得た。
プラスミドpKTI(38ては、BcoRi リンカ−分子はα−アミラーゼ構
造遺伝子の領域中の分泌シグナルの開裂部位の90ヌクレオチド対後方に位置す
る。プラスミドpKTH39では、EcoRI リンカ−分子はシグナル配列の
領域中のα−アミラーゼ遺伝子の開始メチオニンの16ヌクレオチド対後方に位
置する。
分泌シグナルの連結部位のところでまたはそのすぐ近隣でリンカ−分子を連結す
るために、プラスミドpKTH38をEcoRIで開裂せしめた。開裂したプラ
スミド10μgの3つの部分を各々 115μRの20mM Tris、 60
0mM NaC1,12mM MgC1z、 12mMCUC12,1mM E
DTA緩衝液(pH8,1)中に懸濁した。10ulのBAL−31酵素(Be
thesda Re5earch Laboratories、 BRL、 4
0ulmJ)を各プラスミド部分に添加し、そして試験管を30°Cの水浴中で
5,6および7分間インキュベートした。12mMの最終濃度を与えるように0
.5M EDTA、 pH8,0を添加することにより反応を停止させた。BA
L−31で処理されたDNA部分を一緒にし、フェノールで2回抽出し、エタノ
ール沈澱させた。エタノール沈澱物を75μ!の63mM Tris、 6.3
mM MgCl□緩衝液(1))f8.0)中に懸濁し、この溶液に5μj2の
1mM dATP、 1mM dGTP、 1mMclcTPおよび1mM d
TTPを添加し、最後に5μ!のT4ポリメラーゼ(PL−Biochemic
als、 5U/ μl )を添加した。該溶液を11°Cで80分間インキュ
ベートした。上記と同様に0.5M El)TAを添加することにより反応を停
止させ、溶液をフェノールで抽出し、そしてDNAをエタノール沈澱させた。エ
タノール沈澱物を250μfの10mM Tris、 1mM EDTA緩衝液
(pH8,0)中に溶解した。この溶液の55μlに50μlのリン酸化旧nd
III リンカ−分子(BRL、 75ピコモル)、5μfの660mM Tr
is、 100mMMgC12,50mMジチオトレイトール緩衝液(pH7,
5)および10μlのT4 DNAリガーゼ(BRL、 21/μl)を添加し
た。得られた混合物を15°Cて15時間および65°Cで10分間インキュベ
ートした。イソプロパツールの添加によりDNAを沈澱させ、DNA沈澱物を7
0%エタノールで洗浄し、真空乾燥した後、100μiの10mM Tris、
50mM NaC1,5mM MgCl2.5mMジチオトレイトール緩衝液
(pH8,0)中に懸濁した。この懸濁液に3μlのHindIII制限酵素(
BRL、 10 U/μff )を添加し、37°Cで4時間および65°Cで
10分間インキュベートした。0.8%LGTアガロースゲル(Marine
Co11oids Inc、)中での30V、15時間の電気泳動によりDNA
を精製した。直鎖状プラスミド領域をゲルから切す取り、DNAを65°Cにて
フェノール抽出し、そしてエタノール沈澱させた。エタノール沈澱物を35μl
の66mMTris、10mM MgC1,5mMジチオトレイトール緩衝液(
pH7,5)に溶解し、これに1,5a(!の10mM rATPと1.5μi
のT4 DNAリガーゼ(BRL、 2Ll/μl)を添加した。この混合物を
22°Cて3時間インキュベートした後、コンピテントB、サブチリスQ工5u
btilis)IHO6135株中に形質転換せしめ、該細胞をカナマイシン含
有栄養培地プレート上で培養した。上述した方法に従って形質転換体からプラス
ミドを単離し、そしてDNA配列決定によりプラスミド中のHindllI リ
ンカ−分子の位置を決定した。こうして、HindIII リンカ−分子が分泌
シグナルの直後に位置するかまたはα−アミラーゼ構造遺伝子領域中の分泌シグ
ナルの開裂部位の後ろの種々の位置に位置する一系列のプラスミドが得られた。
プラスミドpKTH39に関しては、リンカ−分子をシグナル配列の連結部位の
ところまたはそのすぐ近くで連結するために、プラスミドpKTH38について
上述したのと同様のアプローチを使った。B、アミロリクエファシェンス(B、
amylo−1iquefaciens)のα−アミラーゼ遺伝子の欠失シグ
ナル配列を含むプラスミドpKTH39を使う場合、所望の構造遺伝子はEco
R1部位のところ、または例えば本出願人の出願第308.861号の実施例3
に記載されたような試験管内変異部位を使って同じ部位に、または公知の方法に
より開始コドン(−me t )とEcoR1部位の間の任意の中間部位のとこ
ろに挿入することができる。所望の位置における新規連結部位の造成は、部位特
異的試験管内突然変異誘発、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を含むかそれらに
限定されない当業者に既知の方法により、または必要なプロモーター断片を試験
管内で合成することにより、達成することかできる。これらは全て、本発明の教
示によって日常の技術を使って行うことができる。
プラスミド産生タンパク質は、5ancarらのマキシ細胞法(J、 Bact
eriol、 137:692−693 (1979))により生産した。ある
いは、製造業者(Amersham)により提供された教示に従ってDNA指令
試験管内転写−翻訳システムによってプラスミド産生タンパク質を生産した。2
5S−標識タンパク質生産物をLaemmli (Nature 227:68
0−685 (1970) )に従ったドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)により分離し、そして染色し乾燥した
ゲルのオートラジオグラフィーにより可視化した。
g、pc活性のアッセイ
ペクチン分解活性は、0.7%ポリガラクツロン酸を含むし寒天プレート上で検
出した。ペクチン分解コロニーの周りに白色帯の出現をもたらすIM CaCL
でプレートを染色することにより、活性を明らかにした。
ポリガラクッロナーゼ活性は、0.5%(W/V)ポリガラクツロン酸、 50
mM酢酸ナトリウム(pH6,0)、 100mM NaC1,2mMEDTA
および適当量の精製ポリガラクツロン酸ゼを含む反応混合物中で還元基の遊離を
測定することにより決定した。反応混合物を30°Cで1時間インキュベートし
、そしてどこかに記載されたp−ヒドロキシ安息香酸ヒドラジド法(Lever
。
nal、 Biochem、 47:273−279 (1972))を使ッテ
、遊離シタ還元基をアッセイした。このアッセイにおける標準としてD−ガラク
ツロン酸を使用した。1単位のポリガラクツロナーゼは、上記の条件下で1マイ
クロモルの生成物の遊離を触媒する酵素活性の量として定義された。
h、ポリガラクツロン酸ゼの精製およびN末端アミノ酸配地からゲル濾過により
ポリガラクツロナーゼを精製した。清澄化した培地0.5mlをBlo−Ge1
P−100(Bio−Rad Laboratories。
Richmond、 CA)カラム(1,OX 28cm )上に適用し、そし
て50mMTris/HC1,pH7,5,100mM NaC1で5−7時間
の流速で溶出させた。ポリガラクツロナーゼを含む画分をSDS−PAGE(L
aemmli、 )J4旦re 227:680−685 (1970))によ
り検出し、プールし、そしてUNISEP Minicent−10限外濾過器
(Bio−Rad)を使って濃縮した。精製したタンパク質をポリガラクツロナ
ーゼアッセイに使用した。タンパク質量はBradfordの方法(Anal、
Biochem、 72:248 (1976))により決定した。
N末端配列分析用に、ポリガラクツロナーゼを逆相高性能液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)により精製した。清澄化した培地0.5−を、0.1%(v/v
) トリフルオロ酢酸(TFA)で平衡化されたTSK TMS 250逆相カ
ラム(0,46X4 cm)に注入した。
0.1%TFA中のアセトニトリルの増加直線勾配(60分間で0〜100%)
を使って、結合しているタンパク質を1mt’/分の流速で溶出させた。タンパ
ク質は280 nmで検出した。タンパク質含有ピークを収集し、5DS−PA
GEにより分析した。
N末端配列分析のために、精製したPGを気相/液相シークエンサー(Modi
fied Beckman 8900)中で分解した(Kalkkinenおよ
びTilgmann、 J、 Prot、 Chem、 7:242−243(
1988))。約6μgの精製PGを、2■のボリブレン(Polybren)
で前処理したグラスファイバーフィルター上にのせた。分解には、03CPTH
プログラム(Applied Biosystems)を使用し、そしてBro
wn MicroGradient LCポンプ、Jonesクロマトグラフィ
ーオーブン、5pectra Physics SP 8450検出器およびM
erek Hitachi D−2000積分ブロー、ト器から成る系を使って
遊離したアミノ酸誘導体をオンラインで検出した。PTHアミノ酸の分離は、5
3°Cにおいて25mM酢酸ナトリウム、pH3,7,5%テトラヒドロフラン
中のアセトニトリル勾配を使うことにより0.2 X21cmの逆相カラム(A
pplied Biosystems)上で行った。
菌株
株 参考文献または入手源
エルウィニア・力ロトボーラ Pirhonen M、ら、(Erwinia
carotovora) SCC3193Microbial Patho 。
力ロトボーラ亜種(Ecc) 上359−367エシエリキア・コリ 13oy
er et Roulland−(Escherichia coli) K1
2 HBIOI Dussoix、 J、 Mo1. Biol。
肚:459−472 (1969)
エシェリキア・コリ Yanisch−Perronら、(Escherich
ia coli) K12 JM109 Gene 33:103−119 (
1985)エシェリキア・コリ Hanahan、 J Mo1. Biot。
E、コリ、B、サブチリスおよびエルウィニア・カロトボーラ菌株は、それぞれ
+37°Cまたは+28°C(エルウィニア)においてLブロスまたはL培地(
Miller J、、 1972゜Experiments in Mo1ec
ular Genetics、 Co1d Spring HarborLab
oratory、 Co1d Spring Harbor、 NY)中で増殖
させた。プラスミド維持のため、アンピシリン(Ap)およびカナマイシン(K
m)をそれぞれ150μg/−および10μg/mA’において培地に添加した
。
出発プラスミド
pUc9 Viera & Messing、 Gene 19:pUc18
Yanisch−Perron ら、GeneM13 mp18/19 Yan
isch−Perron ら、Gene競:1.03−119 (1985)
実施例■
カロトポーラSCC3193からのゲノムDNAライブラリーをプラスミドpU
c18中で作製した。SCC3193からの染色体DNAを単離し、5au3A
で部分消化し、そして生じた制限断片を電気泳動により分離し、1.5kb〜5
kbの断片をゲルから単離した。それらの断片を、予めBam旧で消化され脱
リン酸されているplJc18と連結せしめた。連結混合物を用いてコンピテン
トE、コリHBIOI細胞を形質転換せしめた。150μg/rnlのアンピシ
リンを含むしプレート上に形質転換混合物を塗布することにより、形質転換体を
選択した。LPGA Apプレー・ト上で複製平板培養することによりポリガラ
クッロナーゼをコードするクローンをスクリーニングし、陽性クローンを更なる
分析のため単離した。
pH5K24と命名したそれらのクローンの1つは、細胞抽出物からのエンザイ
ムアッセイにより測定すると、ポリガラクッロナーゼを産生じた。
b、 pH3K24中の挿入断片の特徴づけプラスミドpH5K24中のDNA
挿入断片を制限マツピングにより特徴づけた(図1)。挿入断片は4.1kbの
サイズであっ伝子を位置決定するために、pH3K24の欠失誘導体を作製した
。
PC活性に影響を及ぼすことなく最も右の1.7 kb Aval−3maI断
片を削除することができた(24−2.3mar部位は1)UCl3の多重クロ
ーニング部位(mcs)中に存在する〕。同様に、酵素活性に影響を及ぼすこと
なく該挿入断片の左端から約soo bpをエキソヌクレアーゼ■消化により除
去することができた。このことは、1丸遺伝子か最も左のEcoRI−Ava
I断片からの1,6kb断片中に存在することを示唆する(図1)。
c、pehA遺伝子のヌクレオチド配列pehAを有する1、6kb断片のヌク
レオチド配列を決定した。
配列決定方法は図2に記載されており、対応する配列は推定アミノ酸配列と一緒
に図3に記載されている。該配列は、1位のMetで出発し、そして適当な位置
の典型的なリポソーム結合部位GAGG (ShineおよびDalgarno
、 Proc、 Natl、 Acad。
Sci、 USA″71:1342−1346 (1974))により先行され
る唯一の長い転写解読枠を含んだ。翻訳終結コドンは1207位に位置する。
Pehタンパク質の計算分子量Mrは42.849であった。
d、PGタンパク質の同定
353で標識されたプラスミド産生タンパク質を5DS−PAGEにより分離し
、Mrv−カー(Sigma MW−SDS−7L)との比較により分子量を決
定した。
pH3K24を含有するマキシ細胞からのプラスミド産生タンパク質の分析は、
L山A遺伝子が見かけMW 42.000のポリペプチドをコードすることを示
した。
プラスミド産生タンパク質をDNA依存性試験管内転写翻訳により分析した時、
45.000の見かけMrを有するポリペプチドが得られ、これは匹屏遺伝子産
物が前駆体として合成されることを示唆している。
e、PCの単離およびそれのN末端アミノ酸配列の決定PGが実際に前駆体とし
て合成されることを確証するために、成熟PGのN末端アミノ酸配列を決定した
。これを行うために、プラスミドpH3K24をバクテリオファージT4と共に
エルウィニア°カロトボーラ(Erwinia carotovora)亜種力
ロトポーラ5CC3193中に形質導入し、Ap′形質導入体を選択した。それ
らの形質導入体は、5CC3193と比較して数倍のPGを過剰生産した。この
過剰生産は、5CC3193により通常生産される別の細胞外酵素の合成または
分泌の抑制をもたらした。
5CC3193(1)H5K24)(7)培養上清中のタンパク質の約90%が
PCであった。
5CC3193(pH3K24)の−晩培養物からの培養上清を単離し、方法の
部に記載したようにしてポリガラクッロナーゼを精製した。
精製したタンパク質は5DS−PAGEにおいて42.000の見かけ分子量を
有する一本のバンドとして移動した。該酵素の比活性は500 U/■タンパク
質であった。該酵素の最適pHは約5.5であり(図4)、最適温度は35〜4
5°Cの範囲てあった(図5)。
ポリガラクッロナーゼを逆相HPLCにより精製しく図6)、アミノ酸配列分析
にかけた時、単一のN末端アミノ酸配列5er−As p−3er−Arg−T
hr−Va l−3er−G 1u−Pro−Lys−Thr−Pro−3e
r−3e r −か得られた。この配列はヌクレオチド配列(139−180,
図3)から推定されるものと同一であり、プロセシングされた成熟PGのN末端
を決定する。
鋳型としてプラスミド1)H3K24を使ってPCR反応CMullisら、M
ethods Enzymol、 lji:335−350 (1987) )
により脂肪遺伝子を合成し、変更された5′および3′末端構造物を作製した。
3′末端は4つの追加の制限酵素部位(EcoRI、 BamHI。
SmaIおよびNarI)を含むように変更した。オリゴヌクレオチドプライマ
ー(オリゴ307)は図7に示される。5′末端は、成熟PGのN末端の上流に
、B、アミロリクエファシェンス(B、amyloliquefacience
) a−アミラーゼ遺伝子ノシクナル配列の22個のC末端アミノ酸残基を含む
ように合成した。
前記シグナル配列構造を追加のクローニング部位を含むようにわずかに変更した
。オリゴヌクレオチドプライマー(オリゴ308)は図7に示される。
PCR反応混合物は10μm1の緩衝液、16alの1.2mM dNTP混合
物、0.1ナノモルのオリゴ307.0.1ナノモルのオリゴ308.100
ngのpH3K24.0.5μmの酵素、全量100μlの水を含んだ。PCR
反応はPerkin−Elmer PCR装置中で25サイクル間続けた。各サ
イクルは92°Cで1分、55°Cで1分および72℃で1分のインキュベーシ
ョン期間から成った。
反応混合物をフェノールで2回抽出し、エタノール沈澱せしめ、そして30μl
のTE中に溶解した。lOμ!試料を全量20μlにおいてEcoRIで消化し
た。フェノール抽出後、1μlをEcoRI消化されCIP処理されたプラスミ
ドpUC9に連結せしめた。
連結混合物を用いてE、コIJ DH5αF′細胞を形質転換せしめ、L X−
gel、 IPTG、 App−レート上平板培養した。4つのコロニーからD
NAを単離し、1つのクローン(#5)か正しいサイズの断片を含むことかわか
った。200 ngのEcoRI消化したクローン#5を7μlの容量でEco
RI消化したpKTH39と連結せしめた。pKTH39は、B、アミロリクエ
ファシェンス(B、amyloliquefacienee) a−アミラーゼ
遺伝子に基づくバシラス・サブチリス(Bacillus 5ubtilis)
発現ベクターであり、プロモーター−3D領域に加えてα−アミラーゼシグナル
配列の8個のN末端アミノ酸残基を含む。オリゴ307によりコードされる22
個のC末端アミノ酸残基に連結すると、完全な機能性α−アミラーゼシクナル配
列が形成される。上述したように、pKTH−39プラスミドの詳細な記載は、
本出願人の同時係属出願第308.861号に見つかる。連結混合物を用いてB
、サブチリス 5ubtl’ ) BRBIを形質転換せしめ、L Kmプレー
ト上に塗布した。
アガロースゲルを使って挿入断片の存在についてクローンをスクリーニングした
。正しい方向てEcoRI断片を含むBRB679 (BRB679= BRB
I[pKTH1892])と命名した1つのクローンを培養用に選択した。
クローンBRB679を、0.1Mリン酸カリウムpi(7,0,5%グルコー
スおよびKmが補足された二重緊縮しブロス中で増殖させた。−晩培養物を20
−の増殖培地中に1.:loo希釈した。
Kletteg 100 +4時間の時点で試料を採取した。この試料からPG
活性を測定すると、上清か10.0000/mfのポリガラクツロナーゼ活性を
含むことかわかった。
宿主細胞中でのポリガラクツロナーゼの分泌を獲得する現在最良の方法は、完全
な機能性シグナル配列をポリガラクッロナーゼ遺伝子と結合することである。本
出願人の同時係属出願第308.861号において開示されたpKTH5Q−5
9ベクターがこの目的に最も好ましい。成熟ポリガラクッロナーゼをコードする
変更銀山遺伝子をpKTH50−59の群から選択されたベクターと融合し、そ
の融合体を使って宿主細胞を形質転換せしめる。ポリガラクッロナーゼ遺伝子の
発現は、宿主に適する増殖培地中での培養後の細胞外ポリガラクッロナーゼ活性
として検出される。
本明細書中に記載のベクターを使って、ラクトバシラス(Lactobacil
lus )およびラクト)ッカス(Lactococcus)宿主細胞中でポリ
ガラクッロナーゼ遺伝子を発現させる。方法は1989年7月10日出願の本出
願人の同時係属出願第377゜450号の実施例V、■および■に詳細に記載さ
れている。その明細書はあたかも全部が記載されたかのように本明細書にそっく
りそのまま参考として組み込まれる。
簡単に言えば、pKTH1797,pKTH1798,pKTH1799,pK
TH1801゜pKTH1805,pKTH]、806. pKTHI807お
よびpKTH1809により例示されるプラスミドは、プロモーターと分泌促進
シグナルを含む。
それらのプラスミドのプロモーターと分泌促進シグナルは、ラクトバシラスおよ
びラクトコッカスといったグラム陽性宿主細胞中での異種遺伝子の発現および遺
伝子産物の分泌を指令することができる。
ポリガラクツロナーゼ遺伝子の発現および遺伝子産物の分泌を得るために、ラク
トバシラスおよびラクトコッカスといった宿主細胞を、上記のプロモーターおよ
び分泌促進シグナル並びに本明細書に記載の成熟PehAタンパク質をコードす
る遺伝子を含むプラスミドにより形質転換せしめる。該タンパク質の発現を許容
する条件下で適当な培地中で宿主細胞を増殖させ、そして該タンパク質を培地か
ら回収する。
本発明を今まで十分に記載してきたか、後述されるような本発明の精神および範
囲を逸脱することなく多くの変更および改良を行い得ることは当業者に明白であ
ろう。
GA
2イー3 −
24−9 +
FIG、1
臼 討 匠 豐占 ■ 眠 芥 萄召
詰 拍 ■ ヨ3 擬召 ト 囲 I
ヨル 目3 韮 訂 ■ 臼 ヨ丑 に屓CD <n?CJQIOCJJ:’j
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じく くヵ ミ= 淀曝目、?ぷ;、1浣L8ぢ=ぺ陪汎菰ニは治:1口;a、
8限■ ミ5 I 眩 ■ H5藤 囲
8’5 ミ思 急曜 8窃 鴎; お; 邑己 88ミ nぎ 匠星 践茨 匠
目 3B QB芥 琴 訂 践ぎ 藤 し 芥 口
■“ S3 盆 質 88と お3 淀工呂篇 ミ= ミ妄 8−8; 淀品
担躍 短片ミ= 認芝 冒兵 に3 拐; 8己 80 暮ヨH
FIG、4
Fl(35
分
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成4年3月13日
Claims (28)
- 1.ポリガラクツロナーゼタンパク質をコードするヌクレオチド配列、またはそ れの機能的もしくは化学的誘導体。
- 2.エルウィニア・カロトボーラ(Erwiniacarotovora)菌か ら単離される請求項1のヌクレオチド配列、またはそれの機能的もしくは化学的 誘導体。
- 3.図3a,bおよびcに示されるような実質的に純粋なヌクレオチド配列、ま たはそれの機能的もしくは化学的誘導体。
- 4.請求項1〜3のいずれか一項のヌクレオチド配列を含んで成るプラスミド。
- 5.請求項4のプラスミドにより形質転換された宿主細胞。
- 6.前記細胞がバシラス(BaCIllus)、ラクトコッカス(Lactoc occus)およびラクトバシラス(Lactobaci11us)から成る群 から選択される、請求項5の宿主細胞。
- 7.前記細胞がBRB679である、請求項6の宿主細胞。
- 8.請求項4のプラスミドおよび分泌ベクターを含んで成るハイブリッド発現単 位。
- 9.前記分泌ベクターがプラスミドpKTH39を含んで成る、請求項8のハイ ブリッド発現単位。
- 10.宿主細胞中でポリガラクツロナーゼを生産せしめる方法であって、請求項 4のプラスミドを用いて前記宿主細胞を形質転換せしめ、形質転換された宿主細 胞を適当な増殖培地中で前記タンパク質の発現を許容する条件下で培養し、そし て前記宿主細胞または前記培地から発現されたタンパク質を回収することを含ん で成る方法。
- 11.プラスミドpHSK24またはそれの機能的もしくは化学的誘導体。
- 12.前記宿主細胞がグラム陰性菌である、請求項11のプラスミドにより形質 転換された宿主細胞。
- 13.請求項11のプラスミドおよび分泌ベクターを含んで成るハイブリッド発 現単位。
- 14.前記分泌ベクターがpKTH39を含んで成る、請求項13のハイブリッ ド発現単位。
- 15.図3a,bおよびcに示されるような実質的に純粋なヌクレオチド配列に よりコードされるポリペプチド、またはそれの機能的もしくは化学的誘導体。
- 16.図3a,bおよびcに示されるようなアミノ酸配列を含んで成るポリペプ チド、またはそれの機能的もしくは化学的誘導体。
- 17.請求項4のプラスミドにより形質転換された宿主細胞により合成される、 図3a,bおよびcのアミノ酸配列を含んで成るポリペプチド、またはそれの機 能的もしくは化学的誘導体。
- 18.前記宿主細胞がBRB679である、請求項18のポリペプチド。
- 19.請求項8のハイブリッド発現単位により形質転換された宿主細胞により合 成される、図3a,bおよびcに示されるような実質的に純粋なヌクレオチド配 列によりコードされるポリペプチド、またはそれの機能的もしくは化学的誘導体 。
- 20.請求項8のハイブリッド発現単位により形質転換された宿主細胞により合 成される、図3a,bおよびcのアミノ酸配列を含んで成るポリペプチド、また はそれの機能的もしくは化学的誘導体。
- 21.前記宿主細胞がBRB679である、請求項19のポリペプチド。
- 22.前記宿主細胞がBRB679である、請求項20のポリペプチド。
- 23.請求項4のプラスミドにより形質転換された宿主細胞により合成される、 図3a,bおよびcに示されるような実質的に純粋なヌクレオチド配列によりコ ードされるポリペプチド、またはそれの機能的もしくは化学的誘導体。
- 24.前記宿主細胞がBRB679である、請求項23のポリペプチド。
- 25.請求項13のハイブリッド発現単位により形質転換された宿主細胞により 合成される、図3a,bおよびcに示されるような実質的に純粋なヌクレオチド 配列によりコードされるポリペプチド、またはそれの機能的もしくは化学的誘導 体。
- 26.請求項13のハイブリッド発現単位により形質転換された暗主細胞により 合成される、図3a,bおよびcのアミノ酸配列を含んで成るポリペプチド、ま たはそれの機能的もしくは化学的誘導体。
- 27.前記宿主細胞がグラム陰性菌である、請求項25のポリペプチド。
- 28.前記宿主細胞がグラム陰性菌である、請求項26のポリペプチド。
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