JPH054992Y2 - - Google Patents
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- JPH054992Y2 JPH054992Y2 JP14467287U JP14467287U JPH054992Y2 JP H054992 Y2 JPH054992 Y2 JP H054992Y2 JP 14467287 U JP14467287 U JP 14467287U JP 14467287 U JP14467287 U JP 14467287U JP H054992 Y2 JPH054992 Y2 JP H054992Y2
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Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 考案の目的
(産業上の利用分野)
本考案は、インフレーシヨンフイルム成形装置
において、連続的に成形されてくるチユーブ状フ
イルムをシート状に引き取るために用いられる案
内装置に関する。
において、連続的に成形されてくるチユーブ状フ
イルムをシート状に引き取るために用いられる案
内装置に関する。
(従来の技術)
インフレーシヨン成形装置においては、樹脂材
料が押出機からダイを通して押し出されてチユー
ブ状のフイルムが連続的に成形され、このチユー
ブ状フイルムは案内装置を通つて両側から挟むよ
うにして押さえ付けられてシート状に成形され、
次いでロール状に巻き取られる。
料が押出機からダイを通して押し出されてチユー
ブ状のフイルムが連続的に成形され、このチユー
ブ状フイルムは案内装置を通つて両側から挟むよ
うにして押さえ付けられてシート状に成形され、
次いでロール状に巻き取られる。
この案内装置において、チユーブ状フイルムを
シート状に成形するために、チユーブ状フイルム
を挟んで対向するとともにこの対向間隔をフイル
ム引取方向に狭くなるようにした一対の安定板が
用いられる。
シート状に成形するために、チユーブ状フイルム
を挟んで対向するとともにこの対向間隔をフイル
ム引取方向に狭くなるようにした一対の安定板が
用いられる。
従来、この安定板としては、
(A) 平板を用いたもの、
(B) 断面半円形の棒体をフイルム引取方向に間隔
を置いて並設したもの、 (C) 安定板本体に、フイルム引取方向に間隔を置
いて可撓性を有する複数本のコロ軸を設けると
ともに、これら各コロ軸に多数の小コロを千鳥
足状に配置して回転自在に取り付け、さらに、
安定板本体には各コロ軸の中央部を押し上げて
弓状に変位させる変位機構を設けたもの(実公
昭53−26467号公報)、 (D) 安定板本体に、移動するチユーブ状フイルム
の側面に接して自由回転される多数の小コロを
フイルムの移動方向に沿つて千鳥足状に配設し
たもの(実公昭55−21781号公報)等がある。
を置いて並設したもの、 (C) 安定板本体に、フイルム引取方向に間隔を置
いて可撓性を有する複数本のコロ軸を設けると
ともに、これら各コロ軸に多数の小コロを千鳥
足状に配置して回転自在に取り付け、さらに、
安定板本体には各コロ軸の中央部を押し上げて
弓状に変位させる変位機構を設けたもの(実公
昭53−26467号公報)、 (D) 安定板本体に、移動するチユーブ状フイルム
の側面に接して自由回転される多数の小コロを
フイルムの移動方向に沿つて千鳥足状に配設し
たもの(実公昭55−21781号公報)等がある。
(考案が解決しようとする問題)
ところが、安定板として平板を用いたもの(A)や
複数の棒体を用いたもの(B)は、通過移動するフイ
ルムが、安定板の表面に接触しながら滑つて移動
するため、フイルムと安定板表面(平板もしくは
棒体の表面)との間の摩擦がフイルムの移動に対
する大きな抵抗となるという問題がある。特に、
高速でフイルムを引き取る場合や、粘着性の大き
なフイルムまたは表面が粗いフイルムを引き取る
場合に、この引取操作が大きな制限を受ける。す
なわち、上記抵抗が大きいと、フイルム引取のた
めに大きな引取力を加える必要が生じ、フイルム
内部には、通常の引取用適正応力より大きな引張
応力が作用し、この引張応力は、フイルムが安定
板から離れると同時に開放されるので、フイルム
の移動方向(引取方向)に沿つて応力の不連続分
布が生じ、フイルムの物性面での低下をもたら
す。
複数の棒体を用いたもの(B)は、通過移動するフイ
ルムが、安定板の表面に接触しながら滑つて移動
するため、フイルムと安定板表面(平板もしくは
棒体の表面)との間の摩擦がフイルムの移動に対
する大きな抵抗となるという問題がある。特に、
高速でフイルムを引き取る場合や、粘着性の大き
なフイルムまたは表面が粗いフイルムを引き取る
場合に、この引取操作が大きな制限を受ける。す
なわち、上記抵抗が大きいと、フイルム引取のた
めに大きな引取力を加える必要が生じ、フイルム
内部には、通常の引取用適正応力より大きな引張
応力が作用し、この引張応力は、フイルムが安定
板から離れると同時に開放されるので、フイルム
の移動方向(引取方向)に沿つて応力の不連続分
布が生じ、フイルムの物性面での低下をもたら
す。
これに対して、上記(C)および(D)のように、コロ
を用いる場合には、このコロはフイルムと転がり
接触するのでフイルム引取に際しての抵抗は小さ
くできるので、上記のような問題は生じにくい。
ところが、使用樹脂が比較的高剛性でしかも粘着
力のない樹脂(例えば、HDPE等)のような場合
には、元来、引取に際しての抵抗の問題は生じに
くいのに対して、コロを用いるとフイルムとの接
触面積が小さくなるため、このコロに接触する部
分が局部的に圧迫され、フイルム表面に凹凸を生
ぜしめる等、フイルム表面精度(平面度等)を低
下させるという問題がある。
を用いる場合には、このコロはフイルムと転がり
接触するのでフイルム引取に際しての抵抗は小さ
くできるので、上記のような問題は生じにくい。
ところが、使用樹脂が比較的高剛性でしかも粘着
力のない樹脂(例えば、HDPE等)のような場合
には、元来、引取に際しての抵抗の問題は生じに
くいのに対して、コロを用いるとフイルムとの接
触面積が小さくなるため、このコロに接触する部
分が局部的に圧迫され、フイルム表面に凹凸を生
ぜしめる等、フイルム表面精度(平面度等)を低
下させるという問題がある。
本考案は、このような問題に鑑み、成形される
フイルムの粘着性等の性質に応じて安定板による
案内方法を選択することができ、引取抵抗の問題
およびフイルムの局部的圧迫による表面精度低下
の問題をともに解決することができるような案内
装置を提供することを目的とする。
フイルムの粘着性等の性質に応じて安定板による
案内方法を選択することができ、引取抵抗の問題
およびフイルムの局部的圧迫による表面精度低下
の問題をともに解決することができるような案内
装置を提供することを目的とする。
ロ 考案の構成
(問題を解決するための手段)
上記目的達成のための手段として、本考案の案
内装置は、チユーブ状フイルムを挟んで対向し、
その間隔がチユーブ状フイルムの引取方向に向か
つて狭くなつた一対の安定板のチユーブ状フイル
ムと対向する面に、この対向方向への相対突出位
置が調整可能な第1および第2フレームを取り付
け、第1フレームには上記引取方向に間隔をおい
て複数のホーミングバーを固定し、第2フレーム
には上記間隔内に位置して複数のロールバーを回
転自在に取り付けて構成されており、第1フレー
ムおよび第2フレームの相対突出位置を調整し
て、チユーブ状フイルムを、ホーミングバーもし
くはロールバーのいずれかにより選択的に案内さ
せることができるようになつている。
内装置は、チユーブ状フイルムを挟んで対向し、
その間隔がチユーブ状フイルムの引取方向に向か
つて狭くなつた一対の安定板のチユーブ状フイル
ムと対向する面に、この対向方向への相対突出位
置が調整可能な第1および第2フレームを取り付
け、第1フレームには上記引取方向に間隔をおい
て複数のホーミングバーを固定し、第2フレーム
には上記間隔内に位置して複数のロールバーを回
転自在に取り付けて構成されており、第1フレー
ムおよび第2フレームの相対突出位置を調整し
て、チユーブ状フイルムを、ホーミングバーもし
くはロールバーのいずれかにより選択的に案内さ
せることができるようになつている。
(作用)
上記構成の案内装置を用いると、安定板による
フイルムの案内に際して、フイルムの特性に応じ
てホーミングバーによる案内もしくはロールバー
による案内のいずれかを選択できる。このため、
例えば、高剛性でしかも粘着力のない樹脂
(HDPE等)から成形されるフイルムの場合には、
摩擦抵抗は小さいのでホーミングバーによる案内
を選択し、フイルムとの接触面積を大きくしてフ
イルムの局部的な圧迫を防止し、表面精度を高
め、一方、比較的低剛性でしかも粘着性のある樹
脂(EVOH,L−LDPE,サーリン等)は、ロー
ルバーによる案内を選択して摩擦抵抗を小さく
し、フイルム引取時にフイルムに過度の引張応力
が作用するのを防止することができる。
フイルムの案内に際して、フイルムの特性に応じ
てホーミングバーによる案内もしくはロールバー
による案内のいずれかを選択できる。このため、
例えば、高剛性でしかも粘着力のない樹脂
(HDPE等)から成形されるフイルムの場合には、
摩擦抵抗は小さいのでホーミングバーによる案内
を選択し、フイルムとの接触面積を大きくしてフ
イルムの局部的な圧迫を防止し、表面精度を高
め、一方、比較的低剛性でしかも粘着性のある樹
脂(EVOH,L−LDPE,サーリン等)は、ロー
ルバーによる案内を選択して摩擦抵抗を小さく
し、フイルム引取時にフイルムに過度の引張応力
が作用するのを防止することができる。
(実施例)
以下、図面を用いて本考案の好ましい実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
第1図は、本考案に係る案内装置を備えたイン
フレーシヨンフイルム成形装置を示す概略図であ
る。この装置は、インフレーシヨン成形されるた
めの樹脂材料を投入されるホツパ1と、このホツ
パ1に繋がり、樹脂材料を溶融混練してダイ3に
押し出すスクリユー2aを備えた押出機2とを有
する。ダイ3からは、中にエアが吹き込まれてチ
ユーブ状に成形されたチユーブ状フイルム50が
上方に吐出される。
フレーシヨンフイルム成形装置を示す概略図であ
る。この装置は、インフレーシヨン成形されるた
めの樹脂材料を投入されるホツパ1と、このホツ
パ1に繋がり、樹脂材料を溶融混練してダイ3に
押し出すスクリユー2aを備えた押出機2とを有
する。ダイ3からは、中にエアが吹き込まれてチ
ユーブ状に成形されたチユーブ状フイルム50が
上方に吐出される。
チユーブ状フイルム50は、左右に対向すると
ともに、フイルム50の引取方向(ここでは上
方)に狭くなつたハ字状に配設された一対の安定
板10,10により挟まれて、安定板10,10
の間を通つて、安定板10,10の上に位置する
引取用ピンチロール5により上方に引き上げられ
る。このとき、安定板10,10は上述のように
引取方向に狭くなつているとともに、チユーブ状
フイルムの幅寸法に対応した幅寸法およびチユー
ブ状フイルムの一定長さ部分が通過するような長
手方向(引取方向)寸法を有しているので、チユ
ーブ状フイルム50は、安定板10,10の間を
通過するときに、その両側面が順次狭められてシ
ート状に合わせられる。なお、安定板10,10
の角度は、図示しない開閉調節機構により調節可
能である。
ともに、フイルム50の引取方向(ここでは上
方)に狭くなつたハ字状に配設された一対の安定
板10,10により挟まれて、安定板10,10
の間を通つて、安定板10,10の上に位置する
引取用ピンチロール5により上方に引き上げられ
る。このとき、安定板10,10は上述のように
引取方向に狭くなつているとともに、チユーブ状
フイルムの幅寸法に対応した幅寸法およびチユー
ブ状フイルムの一定長さ部分が通過するような長
手方向(引取方向)寸法を有しているので、チユ
ーブ状フイルム50は、安定板10,10の間を
通過するときに、その両側面が順次狭められてシ
ート状に合わせられる。なお、安定板10,10
の角度は、図示しない開閉調節機構により調節可
能である。
このようにしてシート状に成形されたフイルム
50は、複数のガイドロール6a,6b,6c,
6dにより、図示の如く案内され、巻き取り装置
7の巻き取り軸7a上にロール状51に巻き取ら
れる。なお、安定板10,10、ピンチロール
5,5、ガイドロール6a〜6dは本体フレーム
4により支持される。
50は、複数のガイドロール6a,6b,6c,
6dにより、図示の如く案内され、巻き取り装置
7の巻き取り軸7a上にロール状51に巻き取ら
れる。なお、安定板10,10、ピンチロール
5,5、ガイドロール6a〜6dは本体フレーム
4により支持される。
以上の成形装置において、チユーブ状のフイル
ムをシート状に成形させるための安定板10,1
0のうち、右側の安定板10を矢印の方向から
見たのが第2図である。
ムをシート状に成形させるための安定板10,1
0のうち、右側の安定板10を矢印の方向から
見たのが第2図である。
この安定板10は、それぞれ長方形状の第1お
よび第2フレーム11および15を有する。第1
フレーム11は、本体フレーム4に固設されてお
り、この本体フレーム11には、上記チユーブ状
のフイルム50と対向する面上に、このフイルム
50の引取方向(上方)に所定間隔を有して複数
のホーミングバー12,12,……12が固設さ
れている。第2フレーム15は、第1フレームに
対して、上記チユーブ状フイルムとの対向方向
(安定板10のフイルム50と接触する面と直角
な方向)へ相対移動可能なように取り付けられて
いる。さらに、この第2フレーム15には、上記
ホーミングバー12間の所定間隔内に位置して配
された複数のロールバー16,16,……16が
回転自在に取り付けられている。なお、これらロ
ールバー16の軸は、上記フイルム50の引取方
向面内において、この引取方向と直角である。
よび第2フレーム11および15を有する。第1
フレーム11は、本体フレーム4に固設されてお
り、この本体フレーム11には、上記チユーブ状
のフイルム50と対向する面上に、このフイルム
50の引取方向(上方)に所定間隔を有して複数
のホーミングバー12,12,……12が固設さ
れている。第2フレーム15は、第1フレームに
対して、上記チユーブ状フイルムとの対向方向
(安定板10のフイルム50と接触する面と直角
な方向)へ相対移動可能なように取り付けられて
いる。さらに、この第2フレーム15には、上記
ホーミングバー12間の所定間隔内に位置して配
された複数のロールバー16,16,……16が
回転自在に取り付けられている。なお、これらロ
ールバー16の軸は、上記フイルム50の引取方
向面内において、この引取方向と直角である。
上述のように第2フレーム15は、第1フレー
ム11に対してフイルム50との対向方向に相対
移動可能なのであるが、この相対移動による第1
フレーム11に対する相対突出位置を設定する2
個の相対突出位置調整機構20が安定板10の上
下に設けられている。
ム11に対してフイルム50との対向方向に相対
移動可能なのであるが、この相対移動による第1
フレーム11に対する相対突出位置を設定する2
個の相対突出位置調整機構20が安定板10の上
下に設けられている。
この調整機構20の一方の左端部を示すのが第
3図である。調整機構20は、第1フレーム11
の左右両端に固定された一対のロツド支持ブロツ
ク21,21と、左右に延びるとともにこれらロ
ツド支持ブロツク21,21に回転自在に支持さ
れたロツド22と、このロツド22の左右部に互
いに反対巻き方向を有して形成されたネジ22
a,22aにそれぞれ係合する移動ブロツク2
3,23と、これら移動ブロツク23,23に対
応して第2フレーム15に固設された固定ブロツ
ク25,25と、それぞれ対応する移動ブロツク
23と固定ブロツク25とを連結する連結板2
4,24とから構成される。
3図である。調整機構20は、第1フレーム11
の左右両端に固定された一対のロツド支持ブロツ
ク21,21と、左右に延びるとともにこれらロ
ツド支持ブロツク21,21に回転自在に支持さ
れたロツド22と、このロツド22の左右部に互
いに反対巻き方向を有して形成されたネジ22
a,22aにそれぞれ係合する移動ブロツク2
3,23と、これら移動ブロツク23,23に対
応して第2フレーム15に固設された固定ブロツ
ク25,25と、それぞれ対応する移動ブロツク
23と固定ブロツク25とを連結する連結板2
4,24とから構成される。
このような構成の相対突出位置調整機構20に
おいて、ロツド22の端部22bを回転させる
と、このロツド22のネジ22aにネジ係合して
いる移動ブロツク23,23が、このロツド22
の上を互いに近ずきもしくは遠ざかる方向に移動
される。このため、例えば、第3図の矢印−
に沿つた第4図に示すように、連結板24が図中
上下に延びるような位置に移動ブロツク23を位
置せしめた場合には、固定ブロツク25およびこ
れが固設される第2フレーム15は、ロツド22
から最も遠ざかる。第2フレーム15には、軸受
けブロツク17によりその軸16aが回転自在に
支持されたロールバー16が取り付けられてお
り、上記状態では、このロールバー16は、チユ
ーブ状フイルム50の方に最も突出し、第5図に
示すように、ホーミングバー12よりもフイルム
50の方に突出している。このため、このときに
は、チユーブ状フイルム50は、安定板10の複
数のロールバー16と接触しながらピンチロール
5,5の方に案内されて引き取られる。
おいて、ロツド22の端部22bを回転させる
と、このロツド22のネジ22aにネジ係合して
いる移動ブロツク23,23が、このロツド22
の上を互いに近ずきもしくは遠ざかる方向に移動
される。このため、例えば、第3図の矢印−
に沿つた第4図に示すように、連結板24が図中
上下に延びるような位置に移動ブロツク23を位
置せしめた場合には、固定ブロツク25およびこ
れが固設される第2フレーム15は、ロツド22
から最も遠ざかる。第2フレーム15には、軸受
けブロツク17によりその軸16aが回転自在に
支持されたロールバー16が取り付けられてお
り、上記状態では、このロールバー16は、チユ
ーブ状フイルム50の方に最も突出し、第5図に
示すように、ホーミングバー12よりもフイルム
50の方に突出している。このため、このときに
は、チユーブ状フイルム50は、安定板10の複
数のロールバー16と接触しながらピンチロール
5,5の方に案内されて引き取られる。
これに対して、上記ロツド22を回転させて、
第6図に示すように、移動ブロツク23を固定ブ
ロツク25より内方に位置せしめると、左右の固
定ブロツク25,25間の間隔は変わらないの
で、矢印−に沿つた第7図に示すように、固
定ブロツク25は上方(矢印A方向)に移動され
る。このため、固定ブロツク25と一緒に第2フ
レーム15およびこれに回転自在に取り付けられ
たロールバー16も矢印A方向に移動され、第8
図に示すように、ロールバー16はチユーブ状フ
イルム50から離れ、このときにはホーミングバ
ー12がチユーブ状フイルム50に接触してこれ
をピンチローラ5,5の方に案内する。
第6図に示すように、移動ブロツク23を固定ブ
ロツク25より内方に位置せしめると、左右の固
定ブロツク25,25間の間隔は変わらないの
で、矢印−に沿つた第7図に示すように、固
定ブロツク25は上方(矢印A方向)に移動され
る。このため、固定ブロツク25と一緒に第2フ
レーム15およびこれに回転自在に取り付けられ
たロールバー16も矢印A方向に移動され、第8
図に示すように、ロールバー16はチユーブ状フ
イルム50から離れ、このときにはホーミングバ
ー12がチユーブ状フイルム50に接触してこれ
をピンチローラ5,5の方に案内する。
以上のように、ロツド22を回転させて第1フ
レーム11に対する第2フレーム15の相対突出
位置を調整することにより、安定板10によるチ
ユーブ状フイルム50の案内を、ロールバー16
により行わせたり、ホーミングバー12により行
わせたりすることができる。
レーム11に対する第2フレーム15の相対突出
位置を調整することにより、安定板10によるチ
ユーブ状フイルム50の案内を、ロールバー16
により行わせたり、ホーミングバー12により行
わせたりすることができる。
なお、以上においては、上下一対の相対突出位
置調整機構20,20を同時に作動させて、第1
フレーム11に対して平行に第2フレーム15を
相対移動させる例を示したが、各調整機構20の
作動を異ならせることにより、第2フレーム15
を斜めに突出させ、例えば、上部においては、ホ
ーミングバー12を突出させ、下部においてはロ
ールバー16を突出させるようにしたり、これと
は逆にしたりすることもできる。このようにする
と、フイルム50の案内を、最初はロールバー1
6により行わせ、ピンチローラ5,5の方に近ず
くとホーミングバー12により案内させるという
こともできる。
置調整機構20,20を同時に作動させて、第1
フレーム11に対して平行に第2フレーム15を
相対移動させる例を示したが、各調整機構20の
作動を異ならせることにより、第2フレーム15
を斜めに突出させ、例えば、上部においては、ホ
ーミングバー12を突出させ、下部においてはロ
ールバー16を突出させるようにしたり、これと
は逆にしたりすることもできる。このようにする
と、フイルム50の案内を、最初はロールバー1
6により行わせ、ピンチローラ5,5の方に近ず
くとホーミングバー12により案内させるという
こともできる。
また、本実施例においては、ホーミングバー1
2が取り付けられている第1フレームに対してロ
ールバー16が取り付けられている第2フレーム
15を移動させる例を示したが、これとは逆に、
ロールバーに対してホーミングバーを移動可能と
なして相対突出位置の調整を行うようにしても良
いのは無論である。
2が取り付けられている第1フレームに対してロ
ールバー16が取り付けられている第2フレーム
15を移動させる例を示したが、これとは逆に、
ロールバーに対してホーミングバーを移動可能と
なして相対突出位置の調整を行うようにしても良
いのは無論である。
ハ 考案の効果
以上説明したように、本考案によれば、安定板
によるフイルムの案内に際して、フイルムの特性
に応じてホーミングバーによる案内もしくはロー
ルバーによる案内のいずれかを選択できるので、
高剛性でしかも粘着力のない樹脂(HDPE等)か
ら成形されるフイルムの場合には、摩擦抵抗は小
さいのでホーミングバーによる案内を選択し、フ
イルムとの接触面積を大きくしてフイルムの局部
的な圧迫を防止し、これによりフイルムの表面精
度を高め、一方、比較的低剛性でしかも粘着性の
ある樹脂(EVOH,L−LDPE,サーリン等は)、
ロールバーによる案内を選択して摩擦抵抗を小さ
くし、フイルム引取時にフイルムに過度の引張応
力が作用するのを防止することができる。このよ
うにすることにより、樹脂材料の性質(例えば、
摩擦抵抗の大小)に応じて安定板を取り替える必
要が無く、成形作業を簡易化することができる。
によるフイルムの案内に際して、フイルムの特性
に応じてホーミングバーによる案内もしくはロー
ルバーによる案内のいずれかを選択できるので、
高剛性でしかも粘着力のない樹脂(HDPE等)か
ら成形されるフイルムの場合には、摩擦抵抗は小
さいのでホーミングバーによる案内を選択し、フ
イルムとの接触面積を大きくしてフイルムの局部
的な圧迫を防止し、これによりフイルムの表面精
度を高め、一方、比較的低剛性でしかも粘着性の
ある樹脂(EVOH,L−LDPE,サーリン等は)、
ロールバーによる案内を選択して摩擦抵抗を小さ
くし、フイルム引取時にフイルムに過度の引張応
力が作用するのを防止することができる。このよ
うにすることにより、樹脂材料の性質(例えば、
摩擦抵抗の大小)に応じて安定板を取り替える必
要が無く、成形作業を簡易化することができる。
第1図は本考案に係るフイルム案内装置を有し
たフイルム成形装置を示す概略図、第2図は上記
案内装置として用いられる安定板を示す正面図、
第3図および第6図は上記安定板に用いられる相
対突出位置調整機構を示す正面図、第4図および
第7図は上記調整機構の下面図、第5図および第
8図は安定板の側面図である。 2……押出機、3……ダイ、5……ピンチロー
ル、7……巻き取り機、10……安定板、11…
…第1フレーム、12……ホーミングバー、15
……第2フレーム、16……ロールバー、20…
…調整機構。
たフイルム成形装置を示す概略図、第2図は上記
案内装置として用いられる安定板を示す正面図、
第3図および第6図は上記安定板に用いられる相
対突出位置調整機構を示す正面図、第4図および
第7図は上記調整機構の下面図、第5図および第
8図は安定板の側面図である。 2……押出機、3……ダイ、5……ピンチロー
ル、7……巻き取り機、10……安定板、11…
…第1フレーム、12……ホーミングバー、15
……第2フレーム、16……ロールバー、20…
…調整機構。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 インフレーシヨン成形されたチユーブ状フイル
ムをシート状にして引き取るために、前記チユー
ブ状フイルムを挟んで対向するとともにこの対向
する間隔が前記チユーブ状フイルムの引取方向に
向かつて狭くなつた一対の安定板を有してなるイ
ンフレーシヨンフイルム案内装置において、 前記安定板が、前記チユーブ状フイルムとの対
向面に沿つて配され、該対向面と直角な方向への
相対突出位置が調整可能な第1および第2フレー
ムと、前記引取方向に間隔をおいて前記第1フレ
ームに固定された複数のホーミングバーと、前記
間隔内に位置するとともに前記第2フレームに回
転自在に取り付けられた複数のロールバーとから
なり、 前記第1フレームおよび第2フレームの前記相
対突出位置を調整して、前記チユーブ状フイルム
を、前記ホーミングバーもしくは前記ロールバー
のいずれかにより選択的に案内させて、シート状
に引き取ることができるようにしたことを特徴と
するインフレーシヨンフイルム案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14467287U JPH054992Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14467287U JPH054992Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6448222U JPS6448222U (ja) | 1989-03-24 |
JPH054992Y2 true JPH054992Y2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=31412582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14467287U Expired - Lifetime JPH054992Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054992Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP14467287U patent/JPH054992Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6448222U (ja) | 1989-03-24 |
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