JPH0549901A - 造粒方法 - Google Patents
造粒方法Info
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- JPH0549901A JPH0549901A JP20912791A JP20912791A JPH0549901A JP H0549901 A JPH0549901 A JP H0549901A JP 20912791 A JP20912791 A JP 20912791A JP 20912791 A JP20912791 A JP 20912791A JP H0549901 A JPH0549901 A JP H0549901A
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Abstract
漢方薬抽出液からエキス粉末を分離する第1の工程と、
前記エキス粉末とシリカ等の核となる粉末とを結合液に
よって付着凝集させる第2の工程とから造粒物を製造し
ていた。第1と第2の工程は、それぞれ別の装置によっ
て行っていたが、本発明は、1台の装置によって、造粒
物を製造できるようにした造粒方法を提供することを目
的とする。 【構成】50〜80℃のガス体が循環する容器内にシリカ等
の核となる粉末を仕込み、容器内のスプレーノズルか
ら、漢方薬抽出液を噴霧して、核となる粉末にミスト状
にして添加する。このミストの水分を蒸発させ、水分の
一部は結合液として働き、精製されたエキス粉末を核と
なる粉末に付着凝集させ、造粒、或いは、コーティング
して造粒物を製造する。
Description
とを結合液を用いることなく付着凝集して造粒物を製造
する造粒方法に関し、詳しくは、1台の転動流動装置で
造粒物を製造するようにした造粒方法に関する。
重質の粒状物を得るには、通常2つ以上の工程を経て製
造される。
装置が使用され、微粉状のエキス乾燥物が得られる。こ
の微粉状の材料に第2の工程で各種の粉末添加物を加
え、図3に示す流動造粒乾燥機で結合液をスプレーして
造粒され、引続きスプレーを停止して乾燥する。第2の
工程は図4及び図5に示す攪拌造粒機と流動乾燥機を用
いることもある。この様に複数の工程が必要であり、設
置場所・操作・洗浄等作業者の負担も重く、また液状の
原料を第1の工程で一旦乾燥して、第2の工程で結合剤
液を加えて造粒し、乾燥するなど乾燥に要する熱量も重
複して必要である。
(11)と補助サイクロン(12)とから主要部が構成され
る。乾燥塔(11)の天板(11a)には、固形分濃度が高
い溶液又は懸濁液を噴霧するスプレーノズル(13)又は
回転円板(図示せず)が設けられる。乾燥塔(11)の側
板底部(11b)には熱風供給用パイプ(14)が接続され
る。乾燥塔(11)の側板上部(11c)には、排気管(1
5)が設けられる。排気管(15)の入口は、乾燥塔(1
1)の中心に下向きにして配置される。排気管(15)の
出口は、補助サイクロン(12)の側板(12a)に接続さ
れる。補助サイクロン(12)の天板(12b)には排気ブ
ロワー(16)が接続される。乾燥塔(11)と補助サイク
ロン(12)の両下端部は、バルブ(17)(18)を接続し
た固形分、即ち粉体の排出口(11d)(12c)とされる。
この排出口(11d)(12c)に溶液又は懸濁液から分離さ
れた固形分、即ち粉体が収集される。
は、円筒状容器(41)の底部(42)を金網等の通気可能
な構造とし、容器(41)の底部(42)に、ヒータ(43)
に連設したダクト(44)を接続するとともに、容器(4
1)の上部にブロワー吸引する排気口(45)を設け、容
器(41)の内部上側にバグクロス(46)を付設し、容器
(41)の内部中間にスプレーノズル(47)を配設し、さ
らに、容器(41)の天板にクロスシェーキング用シリン
ダー(48)を設けたたものである。ダクト(44)から容
器(41)内に、適当な温度に温度調節された熱風を通気
し、第1の工程で得られた粉末に適当な配合量の添加剤
粉末(例えば、合成ケイ酸アルミニウム、澱粉等)を加
えて仕込まれた原料を流動状態にし、この流動する粉体
にスプレーノズル(47)から結合剤液をスプレーするこ
とにより造粒する。
は、第2の工程へ送られる。即ち、上記第1の工程で得
られたエキス粉末は、造粒の核となる吸液率の高い粉末
と混合されて、流動造粒乾燥機(40)の容器(41)内に
仕込まれる。造粒の核となる吸液率の高い粉末として
は、例えば、シリカ、合成珪酸アルミニウム、乳糖或い
は、澱粉等が用いられる。第1の工程で得られたエキス
粉末と核となる粉末との混合粉末を容器(41)内に仕込
んだ後、スプレーノズル(47)から結合液を噴霧もしく
は滴下する。すると、エキス粉末と核となる粉末は、結
合液の粘性によって、付着凝集し、造粒、或いは、コー
ティングされる。
に、図4及び図5に示す攪拌造粒機と図3と同等装置で
スプレーを行わない流動乾燥機の組合せにより造粒物を
生産している。図4及び図5において、(51)はベッセ
ル、(52)はメインブレード、(53)はクロススクリュ
ー、(54)は排気部、(55)は点検窓を示す。
1の工程を噴霧乾燥装置で行い、第2の工程を流動造粒
乾燥機、もしくは攪拌造粒機と流動乾燥機の組合せで行
っていた。
が必要となり、フロアーの有効利用が図れないなどの不
具合や各装置間のハンドリングなどの作業者の負担も大
きい。
形分、即ち、粉末が漢方薬抽出液から得られたエキス粉
末のような粘着力の強い粉末であると、第2の工程にお
いて平均的な粉末に対する通常の量の結合剤液と同等の
量を噴霧すると、エキス粉末の粘着性のため、円滑な流
動状態を維持することが困難となり、所望の粒子径の造
粒物を製造することが困難である。
2の工程での結合剤液の添加速度を遅くして、長時間か
けて造粒しており、生産効率がよくないといった問題が
あり、また攪拌造粒機では造粒物が硬くなりすぎるなど
の問題があった。
に利用し、かつ生産効率とエネルギー効率を向上させた
造粒方法を提供することを目的とする。
するため、底部中心部に通気用の貫通穴を有する円筒状
容器の底部に円盤状の攪拌体を回転可能に設け、上記攪
拌体と容器底部との隙間から温度が50〜80℃の所定量の
ガス体を供給し、上記円筒状容器に造粒の核となる吸液
率の高い粉末を仕込み、上記核となる粉末を通風攪拌し
ながらこの粉末に固形分濃度が5〜70%の溶液、もしく
は、懸濁液をスプレー等によりミスト状にして添加し、
上記ミスト中の水分をガス体で蒸発させて固形分を核と
なる粉末に吸着、もしくは、付着凝集させ、或いは核と
なる粉末相互の付着凝集により粒子を成長させるように
なしたものである。
形分濃度が5〜70%の溶液もしくは懸濁液の水分が50〜
80℃のガス体で蒸発し、固形分が精製されるのと同時
に、スプレーした水分の一部が結合液の働きをして、造
粒の核となる吸液率の高い粉末に固形分を吸着もしくは
付着凝集させ、或いは、造粒の核となる粉末相互の付着
凝集により、粒子を成長させ、造粒、或いは、コーティ
ングされて造粒物が製造される。従って、本造粒方法に
よれば、従来の第2の工程に用いるスプレーノズル等を
容器の内部に配置した転動流動装置のみで、造粒物を製
造することができる。
説明する。但し、従来と同一部分は同一符号を附して、
その説明を省略する。
図1に示す転動流動装置(20)によって一括して行うも
のである。図1に示す転動流動装置(20)は、円筒状の
容器(21)の下部に攪拌体(22)を配置し、容器(21)
の内部の偏心した位置にスプレーノズル(23)を配設し
て、主要部を構成する。攪拌体(22)の中心部は、例え
ば、中空截頭円錐台形で、周辺部は攪拌力を増強するた
めに複数の攪拌翼(22a)を放射状等間隔に形成する。
容器(21)の底板(21a)の中心部には貫通穴(21b)を
穿設し、その周辺は、前記攪拌体(22)の形状と対応す
るように、截頭円錐面(21c)を内側へ突出し、攪拌体
(22)と底板(21a)との間にラビリンス流路(24)を
形成する。底板(21a)の下側には、断面が逆T字型の
基板(25)を配設し、中心部は、底板(21a)の貫通穴
(21b)から僅かに突出し、上下方向の貫通孔(25a)を
穿設する。この貫通孔(25a)内に回転軸(23)を挿通
する。回転軸(28)の下端部は、ベアリング(29)によ
って基盤(25)に回転可能に支持され、上端部に攪拌体
(22)の中心部を固着する。底板(21a)と基盤(25)
との間に空気流路(26)を形成する。基盤(25)の一部
には、熱風供給用パイプ(27)を接続する。この熱風供
給用パイプ(27)から30〜90℃のガス体を、空気流路
(26)、貫通穴(21b)、及び、ラビリンス流路(24)
を経由して容器(21)内に供給する。容器(21)の内部
のスプレーノズル(23)は、結合液を下向きに噴霧する
ように偏心して配設する。スプレーノズル(23)を容器
(21)の内部に偏心して配置することにより、攪拌体
(22)上の中心に、造粒物が積層されない。容器(21)
内のスプレーノズル(23)の上側には、粉末と気体とを
分離するためのバックフィルター(30)を付設する。容
器(21)の天板(21c)には、排気口(31)を付設す
る。
0)は以上のように構成され、次に、この装置によっ
て、造粒物を製造する方法について説明する。
ために、スプレーノズル(23)から、固形分濃度が5〜
70%の溶液、もしくは、懸濁液をミスト状にして噴霧す
る。このような溶液、もしくは、懸濁液の一例として、
漢方薬抽出液を用い、固形分としてエキス粉末を得る場
合について説明する。
ミスト状に噴霧させるのに先立ち、予め、転動流動装置
(20)の容器(21)内に、造粒の核となる吸液率の高い
粉末を仕込んでおく。造粒の核となる粉末としては、例
えば、シリカ、合成珪酸アルミニウム、乳糖、或いは、
澱粉等を用いる。そして、50〜80℃のガス体を熱風供給
用パイプ(27)から空気流路(26)、貫通穴(21b)、
及び、ラビリンス流路(24)を経由して容器(21)内に
供給し、容器(21)の天板に付設した排気口(31)によ
って、容器(21)内を排気する。すると、ガス体は容器
(21)内で対流状に循環する空気流を形成する。次に、
攪拌体(22)を回転して、容器(21)内の核となる粉末
を、容器(21)の内壁に向って渦巻き状に攪拌転動させ
る。核となる粉末は、この空気流によって、容器(21)
の内壁面に沿って上昇し、容器(21)の中間部で中心に
収束した後、攪拌体(22)上に落下して、通風攪拌され
るリサイクルを行う。このような核となる粉末が通風攪
拌されている雰囲気中に、上述したように、スプレーノ
ズル(23)から容器(21)内へ、漢方薬抽出液をミスト
状にして噴霧する。ミスト状にして添加されたミスト
は、容器(21)内が高温雰囲気にあることから、ミスト
中の水分はガス体で蒸発され、エキス粉末が精製される
と同時に、水分の一部が結合液としての働きをして、固
形分であるエキス粉末が核となる粉末に吸着、もしく
は、付着凝集させ、或いは、核となる粉末相互の付着凝
集により、粒子を成長させる。このようにエキス粉末と
核となる粉末とが付着凝集し、粒子を成長させることに
より、造粒、或いは、コーティングされて造粒物が製造
される。
プレー速度で漢方薬抽出液を噴霧することにより、造粒
物の製造率を向上させられる。
CGとを混合した149gの核となる粉末に対しては、固
形分濃度が28.8%の漢方薬抽出液を5300gスプレー添加
する。すると、95.4%の要求粒度で水分2.8%の造粒物1
650gを得た。
シリカ粉末に、合成シリカ粉末の濃度が10%の懸濁液を
スプレーして予備湿潤させ、ここに固形分濃度が60%の
漢方薬抽出液をスプレー添加すると、要求粒度30〜145m
eshが94.5%の造粒物を1200g得た。
くは、懸濁液の一例として、漢方薬抽出液の場合につい
て説明したが、食品の造粒物を製造する場合は、それに
対応した溶液、もしくは、懸濁液から固形物を精製す
る。
となる粉末とを付着凝集させる場合について説明した
が、核となる粉末相互の付着凝集により、粒子を成長さ
せ、造粒物を製造することもできる。
成されていた造粒方法を、1台の転動流動装置によって
行えるため、フロアスペースを有効に利用できる。ま
た、転動流動装置内で、漢方薬抽出液中から固形分を分
離するため、その固形分と核となる粉末との流動状態の
維持が容易となり生産効率が向上する。
Claims (1)
- 【請求項1】底部中心部に通気用の貫通穴を有する円筒
状容器の底部に円盤状の攪拌体を回転可能に設け、上記
攪拌体と容器底部との隙間から温度が50〜80℃の所定量
のガス体を供給し、上記円筒状容器に造粒の核となる吸
液率の高い粉末を仕込み、上記核となる粉末を通風攪拌
しながらこの粉末に固形分濃度が5〜70%の溶液もしく
は懸濁液をスプレー等によりミスト状にして添加し、上
記ミスト中の水分をガス体で蒸発させて固形分を核とな
る粉末に吸着、もしくは、付着凝集させ、或いは核とな
る粉末相互の付着凝集により粒子を成長させるようにな
したことを特徴とする造粒方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20912791A JP3258679B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 造粒方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549901A true JPH0549901A (ja) | 1993-03-02 |
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Family
ID=16567734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20912791A Expired - Fee Related JP3258679B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 造粒方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7020984B2 (en) | 2001-06-01 | 2006-04-04 | Glatt Systemtechnik Dresden Gmbh | Device for feeding a drying gas to a mixing granulator |
WO2009072334A1 (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-11 | Tomita Pharmaceutical Co., Ltd. | 製剤用核粒子 |
JP2010006769A (ja) * | 2008-06-28 | 2010-01-14 | Tomita Pharmaceutical Co Ltd | 製剤用核粒子 |
CN105500551A (zh) * | 2016-01-30 | 2016-04-20 | 黄利文 | 高效制备树脂颗粒的化工设备 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP20912791A patent/JP3258679B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
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JP2014196361A (ja) * | 2007-12-03 | 2014-10-16 | 富田製薬株式会社 | 製剤用核粒子 |
US9149434B2 (en) | 2007-12-03 | 2015-10-06 | Tomita Pharmaceutical Co., Ltd. | Core particle for pharmaceutical preparation |
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CN105500551A (zh) * | 2016-01-30 | 2016-04-20 | 黄利文 | 高效制备树脂颗粒的化工设备 |
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---|---|
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