JPH054981Y2 - - Google Patents

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JPH054981Y2
JPH054981Y2 JP1987078140U JP7814087U JPH054981Y2 JP H054981 Y2 JPH054981 Y2 JP H054981Y2 JP 1987078140 U JP1987078140 U JP 1987078140U JP 7814087 U JP7814087 U JP 7814087U JP H054981 Y2 JPH054981 Y2 JP H054981Y2
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gate
molded product
cutting
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cut
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプラスチツク成形品からフイルム状ゲ
ートを切り離すゲートカツト装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第11図で示す自動車用バンパーのように、外
観が良好で大型のプラスチツク製成形品1を射出
成形するには、スプルー2およびランナー3を含
む厚みが薄くて幅の長いゲート(フイルム状ゲー
ト)4が一般に使用されている。このゲート4を
除去するには射出成形機側でゲート4を有する成
形品1を取り出し、カツターを用いた手作業でゲ
ート4を成形品1から切り離し、切り離したゲー
ト4はさらに別工程でハサミを用いた手作業で粉
砕機に投入できる大きさになるまで小分割し、小
分割した後に粉砕機へ投入して粉砕していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の手作業によるゲート4の切り離しと
小分割する方法では、成形品1のゲートを切り離
した跡が、凸凹粗面となり、また切り込みすぎや
ゲート残りが大きくなつたりすることが起り易く
なり、更に、切り離されたゲート4が射出成形機
側に散乱したり、別工程へのゲート4の運搬、小
分割、粉砕等多くの手間が掛るという問題点があ
つた。
また、成形品1が射出成形機の金型内にある間
にゲート4を成形品1より切り離す装置について
は、特開昭56−148533号公報、あるいは特開昭59
−19124号公報等に開示されているが、これらは
成形品1の離型時にゲート4を成形品1から切り
離す技術について述べられているもので、金型は
複雑になり、しかもゲート4を十分に冷却する必
要があるために射出成形時間が長くなる。また、
ゴム質を含むポリプロピレンの様に軟かい樹脂に
対しては、切離不可あるいは切離後成形品ゲート
跡に仕上げを必要とする。さらに金型の下方に落
下するゲート4を取り出し、運搬、粉砕等の処理
をする設備を必要とする等の多くの問題点があつ
た。
本考案は、上記問題点に鑑みて成されたもの
で、成形後、固化したゲートをロツドレスシリン
ダにより摺動するゲート切断刃で切断し、切断し
たゲートが落下すると下方で受け部材がこれを受
け、その受け部材と回転刃とによりゲートを挟
み、一定寸法に回転刃によつて分割切断し、その
分割切断されたゲートを付帯設備として連動でき
るようにした粉砕機側へ移送できるようにして、
上記問題点を解決したゲートカツト装置を提供す
ることを技術的課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決するための手段と
して、ゲートカツト装置を構成するにあたり、幅
が長いゲートを有するプラスチツク成形品を固定
する受け治具と、該受け治具の一方を取り付けて
フレームに固着されたロツドレスシリンダと、該
ロツドレスシリンダのピストンに突設させて前記
ロツドレスシリンダの動作方向へ移動可能にした
ゲート切断刃と、前記受け治具の下方で切り離さ
れたゲートを短かく切断する一定ピツチで配設さ
れた複数の回転刃と、前記受け治具の下方で前記
回転刃側へ摺動自在に設けるとともにゲート押え
を突設させた、前記回転刃と交差して切り離され
たゲートを前記回転刃に切断させる複数の受け部
材と、前記回転刃により裁断されたゲートを排出
させるシユートとを備えたものである。
〔作用〕
本考案は上記構成によるもので、受け治具によ
り固定されたプラスチツク成形品を、ロツドレス
シリンダに設けられたゲート切断刃によつてプラ
スチツク成形品とゲートとの境界部を切断し、切
り離されたゲートを受け治具の下方で受け、ゲー
トを回転刃側へ移動させて回転刃によりゲートを
短かく切断し、短かく切断したゲートをシユート
を介して粉砕機側へ移送することができるように
なり、成形品のゲート跡が均一で切り込みすぎや
ゲート残りが大きくなりすぎることが避けられ、
しかも幅の長いゲートを一定寸法に分割切断する
ことで粉砕機の詰まりが防止できるようになる。
また、成形品からゲートを自動的に切断し、小分
割することにより粉砕機を連動可能にすることが
でき、ゲート処理をすみやかに実行できるように
するとともに、別工程のゲート分割、処理が不要
となり、作業場のゲート散乱もなくなつて作業が
簡略化でき、生産性が向上するようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第9図に基
づき説明する。
第1図乃至第6図で示すように、ゲートカツト
装置10はアングル材と板材とを組み立てて形成
したフレーム11の前側上部フレーム12に中央
側の斜下方へシリンダロツド13を向けたシリン
ダ14を左右に各1つ配設し、シリンダロツド1
3の先端に挾持部材15を取り付け、挾持部材1
5には前側上部フレーム12を貫通する案内バー
16をシリンダロツド13と平行に設け、案内バ
ー16の挾持部材15側と反対側の端部には挾持
部材15の移動距離を制御する位置制御用コマ1
7および18をシリンダロツド13の始点と終点
に合わせた移動距離だけ離して取り付ける。前側
上部フレーム12からシリンダ14側に突設させ
たブラケツト19にシリンダロツド13の前進限
界用リミツトスイツチ20と後退限界用リミツト
スイツチ21を配設し、位置制御用コマ17およ
び18の動作により、各リミツトスイツチ20ま
たは21が作動するように位置決めする。
前側上部フレーム12の上端面から前側下方へ
湾曲した板状のガイド22を突設させて成形品1
をゲートカツト装置10へ設置し易くする。
フレーム11の前側上部フレーム23に成形品
1を固定するための受け治具24を取り付け、挾
持部材15が受け治具24側に移動した場合に成
形品1の一部を挾持部材15と受け治具24との
間で挾持し、成形品1を固定することができるよ
うにする。
受け治具24の前端部下方にはロツドレスシリ
ンダ25を、受け治具24により固定される成形
品1の長手方向と平行にしてフレーム11の側部
フレーム26に設け、ロツドレスシリンダ25の
端部に作用流体導入用の配管25aを接続し、そ
のロツドレスシリンダ25のピストン27に連結
部材28を設けて、ボルト29によりゲート切断
刃30の基台31を連結部材28に取り付けて、
ゲート切断刃30をピストン27の動作に従つて
成形品1の長手方向に移動できるようにする。ゲ
ート切断刃30を取り付ける基台31には成形品
1の長手方向と平行な軸芯を有する孔31aを穿
設し、挾持部材15と受け治具24とによつて挾
持された成形品1のゲート4との境界部に平行に
設けられたガイドレール32を挿通できるように
する。ガイドレール32の端部はフレーム11の
側部フレーム26に成形品1の側部受け部材33
とともに固着させる。ガイドレール32の側面は
滑めらかな平面に形成させ、ガイドレール32を
挿通した基台31の孔31aからガイドレール3
2側へローラ34,35を回転自在に突設させる
とともにガイドレール32の側面に当接させて、
基台31が成形品1とゲート4との境界部に沿つ
てゲート切断刃30が移動できるようにする。基
台31に設けたローラ34の軸に当接させてロー
ラ34の取付角を変化させる傾き調整ボルト36
を基台31の後側側面に取り付け、基台31の前
側側面に他のローラ35の軸を上下させる上下調
整ボルト37を取り付けて、基台31に取り付け
たゲート切断刃30の位置を適正な位置に調整で
きるようにする。ガイドレール32の端部近傍に
はリミツトスイツチ38を配設して、基台31の
移動範囲を設定できるようにするとともにゲート
細分割側が始動できるようにする。
ガイドレール32の設置位置よりも後側下方の
位置に、成形品1から切り離されたゲート4を受
ける2枚1組の板状に形成したゲート受け部材4
0をガイドレール32の長手方向に垂直な面に平
行にして複数組配設する。ゲート受け部材40に
はガイドレール32側の端部の上端側にガイドレ
ール32と離れる方向へ湾曲したゲート押え40
aを突設させ、2枚合わせの板材間にはゲート4
を細分割するための回転刃41を通過させること
ができる隙間をあける。ゲート受け部材40のゲ
ート押え40a配設側と反対側の端部を、フレー
ム11にガイドレール32に対して垂直な面上で
水平に取り付けたシリンダ42のシリンダロツド
43の先端部に基台44を介して取り付け、ゲー
ト受け部材40と基台44とはボルト45を用い
て微調整可能に結合する。ゲート受け部材40を
シリンダロツド43の先端部に接続したことによ
り、シリンダ42の作動時にシリンダロツド43
の伸縮に応じ、ゲート押え40aがガイドレール
32に対して近接離間する方向へゲート受け部材
40が移動できるようになる。
回転刃41はガイドレール32と平行に配置さ
れた回転軸46にゲート受け部材40の配置間隔
に合わせて配設する。回転軸46の端部にはチエ
ーンスプロケツト47を嵌着し、フレーム11の
側端部に配設したモータ48の回転軸49に嵌着
したチエーンスプロケツト50との間にチエーン
51を架け渡して回転力を伝達する。シリンダ4
2により動作するゲート受け部材40はゲート押
え40aが回転刃41に交差するまで回転刃41
側に移動することができるように、シリンダ42
と回転軸49との相対位置およびシリンダ42の
長さとゲート受け部材40の長さを設定する。
受け治具24の前面直下の位置からゲート受け
部材40と回転刃41との中間位置までの間に、
成形品1から切り離されたゲート4をゲート受け
部材40へ誘導する斜面を形成するシユート50
を設け、回転軸46のガイドレール32側には回
転刃41側にゲート受け部材40の回転刃41側
の端部を入れ込み、ゲート受け部材40の下方か
らフレーム11の下側中央部へ細分割されたゲー
ト4を誘導する斜面を形成するシユート52,5
3を設け、シユート52,53のロツドレスシリ
ンダ25側端縁には細分割されたゲート4がロツ
ドレスシリンダ25側へ飛び出してゲート4が散
乱することを防止するカバー54を設ける。フレ
ーム11の下側中央部にはシユート52,53か
ら滑り落ちて来たゲート4をフレーム11の前側
へ誘導し、ゲートカツト装置10の外部へ排出さ
せるシユート55,56を設ける。
このように構成したゲートカツト装置10を、
第7図および第8図で示すように射出成形設備6
0の一部として利用し、プラスチツク材を射出成
形機61の金型加圧機62から粉砕機63までを
一貫して処理するとともに、粉砕機63から射出
成形機61へ粉砕したプラスチツク材を戻して再
利用できるように設備を構成する。金型加圧機6
2の前方からゲートカツト装置10に接続する粉
砕機63の近傍に待機させる移載機64の上方ま
でガイドレール65を延設し、このガイドレール
65に成形品1を搬送するトラバーサ66を移動
自在に設ける。
ガイドレール65に沿つて金型加圧機62の側
方には、固定型67と可動型68とからなる射出
成形用金型69から成形品1を受取部70aによ
り受け取り、金型69より取り出す取出機70を
設置し、取出機70から成形品1を受け、成形品
1の向きを反転する反転装置71を取出機70の
前方に位置するガイドレール65の真下に設置
し、取出機70と反転装置71との間に払出コン
ベア72を配置して、取出機70の受取部70a
に載せて取り出された成形品1を払出コンベア7
2に移し、反転装置71へ移送させることができ
るようにする。
反転装置71の金型加圧機62側と反対側に位
置する側方にゲートカツト装置10を配置し、ゲ
ートカツト装置10の反転装置71側と反対側に
位置する側方に粉砕機63を配置し、ゲートカツ
ト装置10の前方から粉砕機63の材料投入口ま
で細分割したゲート4を搬送するコンベア73,
74を配置する。
反転装置71、ゲートカツト装置10、および
粉砕機63の後方にはノズル61aを金型加圧機
62へ接続させた射出成形機61を配置し、射出
成形機61の材料投入用ホツパ61bへ粉砕機6
3の下部から材料配管75を配管して、粉砕機6
3により粉砕したプラスチツク材を射出成形機6
1側へ移送し、再度、射出成形用材料として利用
できるようにする。
粉砕機63から射出成形機61のホツパ61b
までの材料配管75に対してゲートカツト装置1
0と反対側のガイドレール65の真下に移載機6
4を配置し、ゲートカツト装置10によりゲート
4を切り離した成形品1を移載機64に移し、移
載機64に載置された成形品1をオーバーヘツド
コンベアハンガ76に移し換えて次工程へ搬送さ
せることができるようにする。
このように本実施例を構成したことにより、第
7図および第8図で示すように、この設備では射
出成形後に射出成形用金型69を開き、取出機7
0の受取部70aに成形品1を受け、受取部70
aを移動させて金型加圧機62側から成形品1を
取り出し、成形品1を払出コンベア72に載置し
て反転装置71へ搬送し、反転装置71により払
出コンベア72から受けた成形品1を反転し、反
転した成形品1をガイドレール65を走行するト
ラバーサ66がつかみゲートカツト装置10へ搬
送する。
トラバーサ66によりゲートカツト装置10に
送られた成形品1は、第1図および第2図で示す
ように、ゲートカツト装置10に設けられたガイ
ド22に沿つて下降し、受け治具24および側部
受け部材33に当接して下降を停止する。受け治
具24および側部受け部材33に成形品1が載置
すると、シリンダ14が作動してシリンダロツド
13が伸長し、先端の挾持部材15を成形品1側
へ押し付けて、受け治具24と挾持部材15とで
成形品1を挾持する。成形品1が挾持されて位置
固定されると、配管25aを介してロツドレスシ
リンダ25の切断側に加圧し、ロツドレスシリン
ダ25を作動してピストン27を切断側に動作さ
せて、ガイドレール32に沿つてピストン27に
連結させた基台31を走行させ、基台31の上端
に突出したゲート切断刃30が、成形品1と一体
に形成されているゲート4の端部に設けられた切
欠部4aから切り込み、成形品1とゲート4との
境界部を切断し、ゲート4を成形品1から切り離
す。ロツドレスシリンダ25のピストン27が終
端に達すると、原位置へ復帰し、ピストン27に
取り付けられた基台31の上端に突出したゲート
切断刃30が切断開始位置側へ復帰する。
成形品1から切り離されたゲート4はシユート
50を滑り落ちてゲート押え40aと回転刃41
との間に落ち、ゲート受け部材40の上に載る。
ゲート切断刃30が切断開始位置へ復帰すると、
基台31がリミツトスイツチ38を押し、回転刃
41を駆動するモータ48を始動させるととも
に、ゲート受け部材40を移動させるシリンダ4
2を作動させる。シリンダ42が作動すると、第
4図および第9図で示すように、ゲート受け部材
40が回転する回転刃41側へ移動し、ゲート押
え40aによつてゲート4を回転刃41へ近づく
方向へ押して行く。回転刃41は近づいて来たゲ
ート4を切断し、回転刃41の配設された間隔に
従いゲート4を切断して細分割する。
次に短かく細分割されたゲート4は、ゲート受
け部材40が配設された間を通つて下に落ち、第
1図で示すシユート52および53から第5図お
よび第6図で示すシユート55および56を経
て、ゲートカツト装置10の外部へ排出される。
細分割されたゲート4はゲートカツト装置10
の外側でコンベア73に載せられ、コンベア74
を経て粉砕機63へ移送される。粉砕機63に入
つて粉砕されたゲート4は、さらに細かく粉砕さ
れ、材料配管75を通して射出成形機61のホツ
パ61bへ投入され、再度、射出成形機61で溶
解され、成形用材料として再使用される。
一方、ゲート4を切断し、分離した成形品1
は、トラバーサ66がゲートカツト装置10より
取り出し、ガイドレール65に沿つて移載機64
が待機している位置まで搬送される。移載機64
の真上に達したトラバーサ66は向きを90度回転
し、成形品1の向きを移載機64に移載できる向
きにして、移載機64側に積み換える。移載機6
4に所定数の成形品1が積載されると、オーバー
ヘツドコンベアハンガ76が待機している位置ま
で移動し、成形品1をオーバーヘツドコンベアハ
ンガ76へ移載する。オーバーヘツドコンベアハ
ンガ76は載置された成形品1を次工程へ搬送す
る。
このような本実施例では、成形後の固化したゲ
ート4を金型69の外部で、ゲートカツト装置1
0のゲート切断刃30により成形品1から自動的
に切り離すことができるようになり、切断後の成
形品1のゲート跡が均一で、切り込みすぎ、ある
いは大きなゲート残りを生じることがなくなる。
またゲートカツト装置10の回転刃41により成
形品1から切り離されたゲート4を一定寸法以下
に小分割し、粉砕機63に投入するため粉砕機の
つまり等の不具合が避けられ、しかもゲートカツ
ト装置10からコンベア73および74によつて
ゲート4の切り取りから粉砕まで一貫処理でき、
ゲート処理が速くなり、別工程のゲート分割処理
が不要になつて運搬設備および運搬作業が不要に
なるとともにゲート処理周辺のゲート散乱も無く
なり、ゲート処理に関連する諸作業が簡略化され
て、工数が削減できるとともに生産性が向上す
る。さらに射出成形用金型にゲート切断機構を設
ける必要がなくなつて、金型が簡略化されるとと
もに、成形品の冷却を金型外部に出した後の時間
も利用できるようになり、射出成形時間の短縮が
できる。
上記実施例は本考案の主旨をより良く理解させ
るために具体的に述べたものであり、特に指定さ
れない限り別態様を制限するものではない。たと
えば、第10図で示すように、2つの回転ドラム
81を中心軸を平行にして並設し、その回転ドラ
ム81の外周面に複数個の切刃82を放射方向に
植立させ、各切刃82の先端が対向する回転ドラ
ム81から延びる切刃82の先端よりも対向する
回転ドラム31の外周面に近接する位置になるよ
うに切刃82の長さを設定し、ゲート受け部材を
側方へ移動可能に形成するとともに回転ドラム8
1をゲート受け部材の側方へ各回転ドラム81の
中間位置にゲート4が送られてくるように配置
し、各回転ドラムの回転方向を相互に近接した外
周面がゲート4の移動方向と同一方向になるよう
に回転させて、ゲート4が端部から各回転ドラム
81の中間位置に入り、各回転ドラム81に植立
された切刃82によつて挟み込まれるようにして
切り取られ、細分されていくとともに、切刃82
で切り込まれながらゲート4が回転ドラム81の
設置方向へ引き込まれていくように構成しても良
い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、ロツドレスシリンダに
より動作するゲート切断刃を成形品とゲートとの
境界線方向に移動させてゲートを成形品から切り
離すことができるようにし、しかも成形品より切
り離されたゲートを引き続き回転刃により小分割
することができるようにしたことにより、成形品
のゲート跡が均一になり、切り込みすぎやゲート
残りが大きくなりすぎることが避けられ、しかも
ゲートを小分割してから粉砕機に投入して粉砕処
理することで粉砕機のつまりを防止することがで
きる。また、成形品からゲートを自動的に切断
し、小分割することにより、粉砕機を連動可能に
することができ、ゲート処理をすみやかに実行で
きるとともに別工程のゲート分割、処理が不要と
なり、しかも作業場のゲート散乱もなくなつて、
作業が簡略化でき、ゲート処理の生産性が向上す
る。射出成形用金型にゲート切断機構を設ける必
要がなく、金型が簡略化できるとともに、成形品
の冷却には金型外部に取り出した後の時間を利用
することができ、射出成形時間が短縮され、射出
成形工程の生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるゲートカツト装置の実施
例(第4図の−断面)を示す縦断側面図、第
2図は本考案によるゲートカツト装置の実施例を
示す部分正面図、第3図は本考案によるゲートカ
ツト装置のゲート切断刃による切断状態を示す部
分断面斜視説明図、第4図は本考案によるゲート
カツト装置の実施例によるゲート受け部材と回転
刃とを示す斜視説明図、第5図は本考案によるゲ
ートカツト装置の実施例を示す正面図、第6図は
本考案によるゲートカツト装置の実施例を示す側
面図、第7図は本考案によるゲートカツト装置を
備えた射出成形設備を示す正面図、第8図は本考
案によるゲートカツト装置を備えた射出成形設備
を示す平面図、第9図は本考案によるゲートカツ
ト装置の回転刃によりゲートが切断されて細分さ
れた状態を示す説明図、第10図は本考案による
ゲートカツト装置の回転刃に対する別態様を示す
平面説明図、第11図はゲートを付けた自動車用
バンパーを示す斜視図。 1……成形品、2……スプルー、3……ランナ
ー、4……ゲート、10……ゲートカツト装置、
11……フレーム、12……前側上部フレーム、
13……シリンダロツド、14……シリンダ、1
5……挾持部材、22……ガイド、23……後側
上部フレーム、24……受け治具、25……ロツ
ドレスシリンダ、26……側部フレーム、27…
…ピストン、28……連結部材、29……ボル
ト、30……ゲート切断刃、31……基台、31
a……孔、32……ガイドレール、33……側部
受け部材、38……リミツトスイツチ、40……
ゲート受け部材、40a……ゲート押え、41…
…回転刃、42……シリンダ、43……シリンダ
ロツド、44……基台、46……回転軸、47…
…チエーンスプロケツト、48……モータ、50
……チエーンスプロケツト、51……チエーン、
52,53……シユート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 湯口に該当するスプールと湯道に該当するラン
    ナーとを備えた幅の長いゲートを有するプラスチ
    ツク成形品を固定する受け治具と、該受け治具の
    一方を取り付けたフレームに固着されたロツドレ
    スシリンダと、該ロツドレスシリンダのピストン
    に突設させて前記ロツドレスシリンダの動作方向
    へ移動可能にしたゲート切断刃と、前記受け治具
    の下方で切り離されたゲートを短かく切断する一
    定ピツチで配設された複数の回転刃と、前記受け
    治具の下方で前記回転刃側へ摺動自在に設けると
    ともにゲート押えを突設させて切り離された前記
    ゲートを受け取り、この受け取つたゲートを前記
    回転刃と交差して切断させる複数のゲート受け部
    材と、前記回転刃により裁断されたゲートを排出
    させるシユートとを備えたことを特徴とするゲー
    トカツト装置。
JP1987078140U 1987-05-26 1987-05-26 Expired - Lifetime JPH054981Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987078140U JPH054981Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987078140U JPH054981Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63192016U JPS63192016U (ja) 1988-12-12
JPH054981Y2 true JPH054981Y2 (ja) 1993-02-09

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ID=30926808

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056522A (ja) * 1983-09-09 1985-04-02 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> ランナ−切断方法及び装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056522A (ja) * 1983-09-09 1985-04-02 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> ランナ−切断方法及び装置

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JPS63192016U (ja) 1988-12-12

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