JPH0549417B2 - - Google Patents

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JPH0549417B2
JPH0549417B2 JP62035823A JP3582387A JPH0549417B2 JP H0549417 B2 JPH0549417 B2 JP H0549417B2 JP 62035823 A JP62035823 A JP 62035823A JP 3582387 A JP3582387 A JP 3582387A JP H0549417 B2 JPH0549417 B2 JP H0549417B2
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JP
Japan
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wire
die
machining
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electric discharge
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JP62035823A
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JPS63207525A (ja
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Toshuki Asao
Hiroshi Hosoda
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Fanuc Corp
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Fanuc Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤカツト放電加工機の改良に関
し、特に放電加工部を加工液槽内に浸漬して上下
のワイヤガイド間を走行する電極ワイヤで放電加
工を行う構成のワイヤカツト放電加工機における
下ガイド部と同下ガイド部内に装着されたワイヤ
案内ダイスの改良構造に関する。
〔従来技術〕
ワイヤカツト放電加工機においては、電極ワイ
ヤを機体のコラム上に設けたワイヤ供給リールか
ら適数のガイドローラを経由して上ワイヤガイド
部に誘導し、次いで被加工金属材料に対して放電
加工を施す被電加工部を経て下ガイド部に該電極
ワイヤを導き、そこから適当なワイヤ送り機構を
用いて使用済み電極ワイヤ、所謂消耗電極ワイヤ
をワイヤ回収部に搬送して回収する構成が一般に
取られる。このとき、最近の多くのワイヤカツト
放電加工機では、自動ワイヤ結線装置を放電加工
部近傍に設けてワイヤ断線時には、直ちに結線を
行つて電極ワイヤの送りを再開し、加工中断を極
力短縮して加工能率の向上を図るようにしてい
る。しかも、ワイヤカツト放電加工の加工速度を
高速化するため及び加工精度を向上させるため
に、しばしば、加工液槽内に放電加工部を浸漬し
て上下ワイヤガイド間を走行する電極ワイヤで加
工を行う構成も汎用されている。その場合に加工
液槽内に溜められる加工液は、一般にイオン交換
処理と加工粉のろ過処理とを受けて加工に適切な
比抵抗の水が使用される。
〔解決すべき問題点〕 加工液槽内に浸漬した放電加工部によつて放電
加工を行うワイヤカツト放電加工機の場合には、
必然的にワイヤガイド部は液中に浸漬されること
になるため、これらワイヤガイド部が金属材で形
成されていると、放電加工電源から給電ピンを介
して電極ワイヤに放電加工電圧が負荷されると同
時に、ワイヤガイド部にも電圧が負荷され、被加
工金属材料との間で行われる放電のみならず、電
圧が負荷されたこれらワイヤガイド部から加工液
を通して電流が漏出し、特に加工液の比抵抗が小
さく、つまり、電気抵抗が小さい程、アース電位
の金属部材、例えば、ワーク、Fアーム、ワーク
テーブル等への通電が著しく、これらを電気的に
腐食させる所謂電食を生ずることとなる。このた
めに、ワイヤガイド部、特に下ワイヤガイド部を
非導電性の例えば、プラスチツク材料で形成した
結果、該下ワイヤガイド部内部に宝石案内部を有
して保持された金属ダイスが電気的に浮き、これ
に電極ワイヤから漏出放電が生じることとなつ
た。然るに、この下ワイヤガイドの宝石ダイスを
保持した金属ダイスには、粉状の加工屑が停滞し
易く、故にこの放電加工屑を通して電極ワイヤか
ら金属ダイス部分に漏出放電が発生して、この、
漏出放電のジユール熱で電極ワイヤが切断する場
合が発生するという問題がある。このような、電
極ワイヤの切断は、自動ワイヤ結線装置が具備さ
れているにしても、可及的にその原因を解消して
おくことが、必要とされる。依つて、本発明の目
的は、そのような電極ワイヤの断線原因となる、
電極ワイヤから下ワイヤガイド部の金属ダイス部
分への漏出放電を阻止する手段を設けてワイヤカ
ツト放電加工機の故障原因を減低することにあ
る。
〔解決手段と作用〕
上述の発明目的に鑑みて、本発明は、放電加工
部を加工液中に浸漬して上下ワイヤガイド間を走
行する電極ワイヤで被加工金属材料を放電加工す
るワイヤカツト放電加工機において、加工液中に
設置された下ワイヤガイドの外被体を非導電材料
で形成すると共に該外被体の内部に固定手段で固
定、保持されたワイヤ案内ダイスを金属ダイス部
分と該金属ダイス部分に内挿された宝石ダイス部
分とで形成し、該金属ダイス部分を前記電極ワイ
ヤに給電する給電ピンと導電線で接続して両者を
同電位構造にしたワイヤカツト放電加工機のダイ
スを提供して、ワイヤカツト放電加工作用中に、
加工液中に浸漬された放電加工部において、電極
ワイヤからワイヤ案内ダイスの金属部に漏出放電
が、生じないよにするものである。以下、本発明
を、添付図面を示す実施例に基づいて、更に詳細
に説明する。
〔実施例〕
第1図は、本発明に依り、給電ピンと同電位に
維持されたワイヤ案内ダイスを示した断面図、第
2図は、同ワイヤ案内ダイスを具備したワイヤカ
ツト放電加工機の要部を示した拡大部分正面図で
ある。
先ず、第2図を参照すると、ワイヤカツト放電
加工機10は、放電加工部12を、加工液槽(図
示なし)の内部の加工液面Hの下方に浸漬させて
いる。放電加工部12においては、被加工金属材
料Wが図示されていない周知のワークテーブル上
に固定、保持されることにより、該ワークテーブ
ルと共に水平面内でX軸方向及びY軸方向の直交
2軸方向に移動可能になつている。この被加工金
属材料Wの上方には上ワイヤガイド部14が設け
られ、また、下方には下ワイヤガイド部16が設
けられている。そして、電極ワイヤ18は、上ワ
イヤガイド部14の上方から供給され、上下両ワ
イヤガイド部14,16により、被加工金属材料
Wの加工部を通過して下ワイヤガイド部16の下
方から、ベルト送り機構24でワイヤ回収部へ搬
送、回収されるように構成されている。さて、下
ワイヤガイド部16は、ワイヤカツト放電加工機
10の縦コラム20から横方向に延びた下アーム
22の先端に保持されている。そして、この下ワ
イヤガイド部16は、その非導電材料製の外被体
内部に後述するワイヤ案内ダイスを保持し、か
つ、加工液中における電食を避けるため、上記外
被体が非導電材料としてのプラスチツク材料に依
つて形成されている。また、この下アーム22に
沿い、使用済となつた消耗電極ワイヤ18、つま
り、下ワイヤガイド16部の内部のワイヤ案内ダ
イスを通過後の電極ワイヤ18を、図示されてい
ないワイヤ回収箱等のワイヤ回収部へ搬送するベ
ルト機構24が保持されている。また、放電加工
電力を電極ワイヤ18に供給するための給電ピン
13は下ワイヤガイド部16上にカバー13bの
奥に設けられ、この給電ピン13から負電位の放
電加工電圧(通常、数十ボルト)が、電極ワイヤ
18に供給され、アース電位に維持された被加工
金属材料Wとの間で加工間隙を介して放電が行わ
れる。13aは、上記給電ピン13に放電加工電
源から加工電圧を印加する給電ケーブルである。
一方、ワイヤガイド部14,16には加工液が加
圧下で供給され、加工屑の除去を行うようになつ
ており、第2図には下ワイヤガイド部16に加圧
加工液を供給する給水管23が図示されている。
電極ワイヤ18をワイヤ回収部へ搬送するベルト
機構24は、上下一対の無端走行ベルト装置24
aと24bとで構成され、これら一対の無端走行
ベルト装置24aと24bの間に下ワイヤガイド
部16から出た電極ワイヤ18を挟持することに
より、該電極ワイヤ18を搬送する構成となつて
いる。上記無端走行ベルト装置24a,24bの
両者は何れも無端ベルト25a,25bが、駆動
プーリから回転駆動力を受け、図示のような多数
の大小の案内プーリやテンシヨンプーリ26によ
つて所望の搬送軌道を走行するように案内された
構造となつている。
さて、加工液槽内の加工液面下に浸漬された放
電加工部12において、放電加工が進捗されると
きは、給電ピン13から電極ワイヤ18に放電電
圧が印加され、一方、給水管23から圧力水が、
下ワイヤガイド16部を介して被加工金属材料W
の加工部に噴出されて、加工屑の除去がおこなわ
れるが、その加工屑はどうしても一部が下ワイヤ
ガイド部16内のワイヤ案内ダイス(第1図)の
所まで流下して行く。そして、この流下した粉状
の加工屑が、電極ワイヤ18とダイスとの間に介
在するとき、これを放電すると、ワイヤ18から
ダイス側に加工電流の一部が漏出放電して熱を発
し、電極ワイヤ18の断線事故を生ぜしめる一因
となる。そこで、本発明によれば、第1図に示す
ように、ワイヤ案内ダイス40(これは、第2図
に示した下ワイヤガイド部16の上記外被体の内
部にボルト止め等で固定保持されている。)の宝
石ダイス部分42,44を囲繞している金属ダイ
ス部分46,48を例えば、導電線50を用いて
既述の給電ピン13に電気的に接続、結線して同
電位化を図つたものである。このように金属ダイ
ス部分46,48を給電ピン13と結線して、同
電位化すれば、給電ピン13と電極ワイヤ18は
元々同電位で有るから、金属ダイス46の小孔4
6aの近くに加工屑が存在しても、電極ワイヤ1
8から金属ダイス部分46,48に電流が通電す
ることは無く、故に金属ダイス部分46,48が
電食作用を受けることが無いことと共に電極ワイ
ヤ18の断線原因も解消されるのである。なお、
同電位化の手段としは、上述した給電ピン13と
金属ダイス部分46及び48とを直線結線する方
法の外に、給電ケーブル13aからワイヤ案内ガ
イド40の金属ダイス部分46,48へ配線する
方法にしても良いことは、言うまでもない。
なお、上ワイヤガイド部14に設けられたワイ
ヤ案内ダイスの場合には、加工屑が、自然落下し
てダイス部分に停滞することが無いので、比較的
電極ワイヤから該ダイス部分に向かう漏出電流が
少なく、故にあえて同電位化を図る必要はない
が、望ましい場合は、下ワイヤガイドのワイヤ案
内ダイス40と同様の同電位構成を設けてるよう
にしても良い。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、加工液中に浸漬した放電加工部により、ワイ
ヤカツト放電加工を行う場合においても、下ワイ
ヤガイド部に内蔵されたワイヤ案内ダイスが、給
電ピンと同電位に維持されるから、放電加工の進
捗中に加工屑が同ワイヤ案内ダイスの案内小孔部
分に流下して、電極ワイヤとダイスの金属部分と
の間に停滞してもワイヤからダイス側へ漏出放電
を生ずることが無く、故にジユール熱による電極
ワイヤの断線が発生する危惧が回避でき、同時に
ワイヤ案内ダイスの金属部分が、電食作用を受け
ることも無いのである。そして、ダイスが電極ワ
イヤや給電ピンと同電位に保たれても該ダイスを
保持した下ワイヤガイド部が、非導電材からなる
ので、下ワイヤガイド部からの漏出電流に原因し
たアース電位部材の電食作用が発生することも無
いのである。かくして、本発明によれば、ワイヤ
カツト放電加工機の耐用性能が著しく向上され、
且つ作用信頼性の向上も得られるという顕著な効
果を享受し得るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に依り、給電ピンと同電位に
維持されたワイヤ案内ダイスを示した断面図、第
2図は、同ワイヤ案内ダイスを具備したワイヤカ
ツト放電加工機の要部を示した拡大部分正面図。 10……ワイヤカツト放電加工機、12……放
電加工部、13……給電ピン、14……上ワイヤ
ガイド部、16……下ワイヤガイド部、18……
電極ワイヤ、40……ワイヤ案内ダイス、42,
44……宝石ダイス部分、46,48……金属ダ
イス部分、50……導電線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 放電加工部を加工液中に浸漬して上下ワイヤ
    ガイド間を走行する電極ワイヤで被加工金属材料
    を放電加工するワイヤカツト放電加工機におい
    て、 加工液中に設置された下ワイヤガイドの外被体
    を非導電材料で形成すると共に該外被体の内部に
    固定手段で固定、保持されたワイヤ案内ダイスを
    金属ダイス部分と該金属ダイス部分に内挿された
    宝石ダイス部分とで形成し、該金属ダイス部分を
    前記電極ワイヤに給電する給電ピンと導電線で接
    続して両者を同電位構造にしたことを特徴とする
    ワイヤカツト放電加工機のダイス。 2 前記ワイヤ案内ダイスが固定、保持された前
    記下ワイヤガイドの前記外被体を合成樹脂材によ
    つて形成した特許請求の範囲1項に記載のワイヤ
    カツト放電加工機のダイス。
JP3582387A 1987-02-20 1987-02-20 ワイヤカツト放電加工機のダイス Granted JPS63207525A (ja)

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JP3582387A JPS63207525A (ja) 1987-02-20 1987-02-20 ワイヤカツト放電加工機のダイス

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JP3582387A JPS63207525A (ja) 1987-02-20 1987-02-20 ワイヤカツト放電加工機のダイス

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JPS63207525A JPS63207525A (ja) 1988-08-26
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JP3582387A Granted JPS63207525A (ja) 1987-02-20 1987-02-20 ワイヤカツト放電加工機のダイス

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59129630A (ja) * 1983-01-14 1984-07-26 Fanuc Ltd ワイヤカツト放電加工機のダイスガイド
JPS6228126A (ja) * 1985-07-22 1987-02-06 アクチエンゲゼルシヤフト フユ−ル インヅストリエル エレクトロニク アギ− ロ−ソネ バイ ロカルノ 線切断装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59129630A (ja) * 1983-01-14 1984-07-26 Fanuc Ltd ワイヤカツト放電加工機のダイスガイド
JPS6228126A (ja) * 1985-07-22 1987-02-06 アクチエンゲゼルシヤフト フユ−ル インヅストリエル エレクトロニク アギ− ロ−ソネ バイ ロカルノ 線切断装置

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JPS63207525A (ja) 1988-08-26

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