JPH0549268U - スチールボール脱落防止構造 - Google Patents
スチールボール脱落防止構造Info
- Publication number
- JPH0549268U JPH0549268U JP10070991U JP10070991U JPH0549268U JP H0549268 U JPH0549268 U JP H0549268U JP 10070991 U JP10070991 U JP 10070991U JP 10070991 U JP10070991 U JP 10070991U JP H0549268 U JPH0549268 U JP H0549268U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hammer
- spindle
- steel ball
- cam
- impact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンマカムとスピンドルカム及びスチールボ
ールから成るカム機構を備えたインパクトレンチ及びイ
ンパクトドライバにおいて、カム機構からスチールボー
ルの脱落を防止する構造に関するもの。 【構成】 ハンマ端面の一部に凹部、スピンドル端面の
一部に凸となる部材を配設し、通常の打撃動作を損うこ
となくスチールボールがカム機構内から脱落するチャン
スをなくした。
ールから成るカム機構を備えたインパクトレンチ及びイ
ンパクトドライバにおいて、カム機構からスチールボー
ルの脱落を防止する構造に関するもの。 【構成】 ハンマ端面の一部に凹部、スピンドル端面の
一部に凸となる部材を配設し、通常の打撃動作を損うこ
となくスチールボールがカム機構内から脱落するチャン
スをなくした。
Description
【0001】
本考案はインパクトレンチ、インパクトドライバのように打撃部のカム機構に スチールボールを有する構造のスチールボール脱落防止構造に関するものである 。
【0002】
従来技術の欠点を図4、図5で説明する。ハンマカム1、スピンドルカム2内 にスチールボール3を挿入する方法は、スプリング4を圧縮する方向にハンドプ レス(図示せず)等でハンマ5を後退させ、ハンマ端面5aをスピンドル端面6 aに突き当て、ハンマ5に形成されたスチールボール挿入溝7から各々1個づつ スチールボール3を入れる。ハンドプレスを戻すとスチールボール3はハンマカ ム1、スピンドルカム2内に位置できる。このように挿入したスチールボール3 は通常の打撃運動をさせてもカム機構内から飛び出すことはない。
【0003】 しかし、工具本体を落下させた反動でハンマ5がスプリング4を圧縮してカム 機構からスチールボール3が脱落する、ハンマ5の異常運動等で同様に脱落する 現象が希に発生する。
【0004】 スチールボール3が脱落すると打撃部の早朝損傷、打撃力低下等の不具合が起 こる。
【0005】
従来のインパクトレンチ、インパクトドライバのカム機構はスチールボールが カム機構内から脱落するという問題があった。本考案の目的はスチールボールの 脱落を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的はハンマの最大後退時のスピンドルとの突き当て面の一部を凹にし、 かつハンマが最大後退時突き当たるスピンドルの突き当て面の一部を凸となる部 材を配設することにより達成される。
【0007】
上記構造のハンマ、スピンドルは、ハンマがスピンドルと相対回転せず、軸方 向のみ後退する時にはハンマの突き当て面がスピンドルの突き当て面に配設した 部材に当接し、またハンマがカム機構に沿ってスピンドルと相対回転しながら後 退する時にはハンマの突き当て面がスピンドルの突き当て面と当接するように動 作する。
【0008】
本考案による実施例を図1〜図3により説明する。減速部のアイドルギヤ8の 軸受であるニードル9をハンマ5側に一部突出させ、ハンマ5が軸方向のみに後 退した時、ハンマ端面5aが前記ニードルの突出部9aに当接する構造となって いる。ハンマ5がハンマ5に形成されたハンマカム1、スピンドル6に形成され たスピンドルカム2、ハンマカム1とスピンドルカム2内のスチールボール3で 構成されたカム機構に沿ってスピンドル6軸上を回転しながら後退した時は、ハ ンマ端面5aがスピンドル端面6aに当接する構造となっている。
【0009】 ハンマ5にはハンマカム1の中央にスチールボール挿入溝7が形成され、スチ ールボール挿入溝7とスピンドルカム頂点2aを回転方向で一致させた状態でハ ンマ5をハンマ端面5aがスピンドル端面6aに当接するまで移動させないかぎ り、スチールボール3はカム内に挿入できない構造となっている。従ってスチー ルボール3をカム内に挿入する時はニードルの突出部9aがスピンドル端面6a から出張らないようにして組立てする。例えば、ニードル9及びアイドルギヤ8 はスチールボール3挿入後にスピンドル6に組込む。
【0010】 上記構成の本考案の動作について説明する。モータ(図示せず)の回転力は減 速部のピニオン10、アイドルギヤ8、リングギヤ11を介してスピンドル6に 伝達され、カム機構からハンマ5に伝達される。ハンマ5はカム機構に沿ってス ピンドル6と相対回転しながらスプリング4を圧縮する方向に後退する。ハンマ 爪5bとアンビル爪12との嵌合が外れる位置まで後退すると、ハンマ5はスプ リング4の復元力により、カム機構に沿って回転しながら前進し、次のアンビル 爪12を衝撃的に打撃する。
【0011】 ハンマ5の動作は前述のようにカム機構に沿って運動している時ではハンマ端 面5aに凹部5cを形成したのでハンマ端面5aとニードル突出部9aは当接せ ず、打撃運動を防げることはない。
【0012】 本体落下の衝撃やハンマ5の異常動作等でハンマ5が回転せず、後退のみの動 作の場合はニードルの突出部9aがハンマ端面5aと当接するのでスチールボー ル3が脱落することがなくなった。
【0013】
本考案によればハンマ端面の一部に凹部を、スピンドル端面の一部に凸となる 部材を配設したのでカム機構からスチールボールの脱落防止の効果を奏すること ができる。
【図1】 本考案になるインパクトレンチ、インパクト
ドライバのスチールボール脱落防止構造の一実施例を示
す要部断面側面図である。
ドライバのスチールボール脱落防止構造の一実施例を示
す要部断面側面図である。
【図2】 図1の打撃機構部スチールボール挿入図であ
る。
る。
【図3】 図1の打撃機構部の打撃時ハンマ最大後退図
である。
である。
【図4】 従来技術のインパクトレンチ、インパクトド
ライバの要部断面側面図である。
ライバの要部断面側面図である。
【図5】 図4の打撃機構部スチールボール挿入図であ
る。
る。
1 ハンマカム 2 スピンドルカム 2a スピンドルカム頂点 3 スチールボール 4 スプリング 5 ハンマ 5a ハンマ端面 5b ハンマ爪 5c 凹部 6 スピンドル 6a スピンドル端面 7 スチールボール挿入溝 8 アイドルギヤ 9 ニードル 9a ニードルの突出部 10 ピニオン 11 リングギヤ 12 アンピル爪
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンマに具備されたハンマカムとスピン
ドルに具備されたスピンドルカムをスチールボールで連
結したカム機構を有し、ハンマとスピンドルが相対回転
することでハンマ、スピンドル間に配設されたスプリン
グを圧縮する方向にハンマが後退する構造のインパクト
レンチ及びインパクトドライバにおいて、ハンマの最大
後退時のスピンドルとの突き当て面に一部凹部を形成
し、かつ前記ハンマが最大後退時突き当たるスピンドル
の突き当て面を一部凸となる部材を配設したことを特徴
とするインパクトレンチ、インパクトドライバのスチー
ルボール脱落防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070991U JPH0549268U (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | スチールボール脱落防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070991U JPH0549268U (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | スチールボール脱落防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549268U true JPH0549268U (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=14281207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10070991U Pending JPH0549268U (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | スチールボール脱落防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0549268U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016027952A (ja) * | 2011-12-27 | 2016-02-25 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | 手持ち式工具装置 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP10070991U patent/JPH0549268U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016027952A (ja) * | 2011-12-27 | 2016-02-25 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | 手持ち式工具装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971007 |