JPH0549239U - 油強制回収装置 - Google Patents

油強制回収装置

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Publication number
JPH0549239U
JPH0549239U JP10852691U JP10852691U JPH0549239U JP H0549239 U JPH0549239 U JP H0549239U JP 10852691 U JP10852691 U JP 10852691U JP 10852691 U JP10852691 U JP 10852691U JP H0549239 U JPH0549239 U JP H0549239U
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JP
Japan
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oil
recovery device
drain pipe
pipe
air
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Pending
Application number
JP10852691U
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English (en)
Inventor
彦次郎 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械内に滞留している油を強制的に回収排出
する。 【構成】 用済の油を一時蓄溜するオイルパンに連結す
るドレン管を装置のケース本体内に設置される空気管内
のオリフイス部の近傍に連結し、該オリフイス部に生ず
る負圧によりドレン管内の油を吸引し、排出口のタンク
側に排出するもの。 【効果】 油が強制的に回収され、機械まわりが常時清
浄化され、作業性の向上、高精度加工が出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械等に使用される潤滑油,切削油を別体のタンク側に強制的 に回収するに好適な油強制回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械等において、ワーク加工のための切削油や、各部の潤滑のための油潤 滑が使用される。これ等の油はワーク加工により生じた切粉と混在した状態でワ ークまわり等に滞留する。切粉の混在した油がワークおよびテーブル上に散乱す ると、ワーク加工の邪魔になり、高精度加工が出来にくくなるため、切粉および 油はテーブルまわりに配設されるオイルパン側に流出誘導される。すなわち、図 2に示すようにベッド15上には主軸台11を支持するコラム12が支持され、 ワーク13を載置するテーブル14が支持される。ワーク13は、図略の油供給 装置により加工中に切削油等の油が供給される。ワーク13の加工により生じた 切粉はテーブル14の周辺に飛散するため、テーブル14のまわりにはベッド1 5に固着されるオイルパン10が配置される。切粉を混在した油は油の流出に伴 ってオイルパン10内に誘導され、その内に蓄溜する。引き続き行われるワーク 13の加工により、新たに切粉が発生し、油と共にオイルパン10側に流出する ため、オイルパン10内の油を排出させなければならない。一方、使用済の油に は前記のように切粉が混入すると共に、他の不純物が混在する。そのため、該油 を循環して再使用することは出来ない。そのため、従来のオイルパン10内の油 はたれ流ししていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
用済の油をたれ流しする場合、たれ流し場所が必要となると共に、たれ流され た油による公害を防止することが必要である。そのために特別のスペースや設備 費が必要となる。また、オイルパン10内から油を吸収することは技術的に可能 であるが、特別の吸収設備を用意すると設備費が必要となり、かつ設置スペース が必要となり、省スペース化に反する結果を招く。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、比較的安価な、かつ簡 便な方法により、オイルパン内の油を有効に吸引回収し、機械内に油が滞留しな いようにして機械まわりの清浄化を図ると共に、高精度加工を可能にする油強制 回収装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するめに、工作機械の潤滑油,切削油をタンク側 に強制的に回収する回収装置であって、使用済の油を一時蓄溜すべく機械の周縁 に配設されるオイルパンに連通するドレン管を回収装置のケース本体内に導入し 、該ケース本体内に配設され空気源に連通する空気管内に前記ドレン管を臨させ ると共に、該ドレン管の臨む前記空気管内に管径を縮径するオリフイス部を形成 してなる油強制回収装置を構成するものである。
【0006】
【作用】
ケース本体内に設置された空気管内に工場内等の既設の空気源から圧縮空気を 導入する。空気管内のオリフイス部を圧縮空気が通過する際に負圧が発生する。 一方、ドレン管は空気管内に臨んで配置されるため、空気管内に生じた負圧によ りオイルパン内の油はドレン管を介して空気管側に吸引される。吸引された切粉 を含まない油は別体のタンク内に蓄溜される。該タンクを適宜方法により処分す ることにより、油を飛散させることなく回収することが出来る。また、オイルパ ン内に滞留した切粉も適宜回収され処分することが簡単に出来る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1に示すように、主軸台 11を支持するコラム12およびワーク13を載置するテーブル14等を支持す るベッド15等から構成される工作機械16の機械の周縁にはベッド15側に固 持されるオイルパン10が配置される。油強制回収装置1は、ケース本体2と、 ケース本体2を貫通してその中間部に配置される空気管3と、空気管3内に連通 すると共に前記オイルパン10側に連通するドレン管4と、空気管3内に設けら れるオリフイス部5等とから構成される。オリフイス部5は空気管5の内径を縮 径するもので図略しているが公知形状のものから形成される。なお、オリフイス 部5は空気管3に連通するドレン管4の連結部位近傍に配置される。空気管3は 工場等に設置される圧縮空気源6に開閉バルブ7を介して連結される。また、ド レン管4の中間部にも開閉バルブ8が介設される。空気管3の排出口の下方には タンク9が配置される。
【0008】 次に、本実施例の作用を説明する。図1に示すように、オイルパン10内には 切粉17の混入した油18が蓄溜される。圧縮空気源6が工場エアの空気源の場 合には通常約7kg/cm2位の圧縮空気が常時蓄溜されている。開閉バルブ7を開放 し圧縮空気源6内の圧縮空気を空気管3内に導入すると圧縮空気が空気管3内を 適宜速度で流通しタンク9側に向かう。圧縮空気はオリフイス部5を通過する際 に絞られ、速度を早めると共にオリフイス部5を通り過ぎながら拡散する。その ため、オリフイス部5の周辺に負圧が形成される。一方、開閉バルブ8を開放し 、オイルパン10内の油18をドレン管4側に流出させると油18はドレン管4 と空気管3との連結部まで誘導される。一方、前記したようにオリフイス部5は ドレン管4と空気管3の連結部位近傍に配置されるため、ドレン管3から流れて きた油18は連結部位近傍に発生している負圧により空気管3内に強制的に吸引 される。それにより、オイルパン10内の油18は全部強制的に空気管3側に吸 引され、空気管3の排出口からタンク9内に排出されて蓄溜する。オイルパン1 0内の切粉17もその一部は油18と共にタンク9側に排出されるが、オイルパ ン10内に残留する。以上により、工作機械16のまわりに滞留している使用済 の油はオイルパン10内に順次流入されると共に油強制回収装置1により吸引さ れタンク9側に回収される。タンク9内に用済の油18が蓄溜したら、適宜タン ク9内から油18を排却容器(図略)側に移し換え、適当な油処理を施せばよい 。また、オイルパン10内に残留した切粉17も切粉除去手段により、適宜排出 処理することが簡単に出来る。以上のように、工場エアを利用してオリフイス部 5に負圧を発生させる簡単な手段により従来たれ流ししていた油を所定のタンク 9内に強制的に回収し、まとめて処理し得ることが出来る。
【0009】 本実施例において、圧縮空気を圧縮空気源6からの工場エアを利用したが、専 用のコンプレッサや工作機械16側に設置される圧縮空気供給源を利用するもの でもよい。また、開閉バルブ7,8の開放を手動操作するように説明したが、オ イルパン10内の油18の蓄溜量を自動検出し、それに基づき開閉操作を連動さ せるようにするものでもよい。また、空気管3およびそれに連通するドレン管4 の本数は一本に限定するものでない。また、タンク9は油排却専門用のドラム管 (図略)であってもよい。
【0010】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が上げられる。 (1)工作機械まわりに滞留している油を強制的に回収することが出来るため、 工作機械まわりが常時清浄化され、作業性が向上し、ワークの高精度加工が出来 る。 (2)油強制回収装置の圧縮空気源の工場エアを利用する場合には装置の空気管 を工場エア供給管と連結すればよく、極めて簡単に油回収作業が行われる。 (3)油強制回収装置は、ケース本体内の空気管の途中にオリフイス部を形成し 、ドレン管をオリフイス部の近傍に連結する比較的簡単な構造のものから構成さ れるため、安価に、かつ容易に実施することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構成図である。
【図2】従来の油回収方法を説明するための側面図であ
る。
【符号の説明】 1 油強制回収装置 2 ケース本体 3 空気管 4 ドレン管 5 オリフイス部 6 圧縮空気源 7 開閉バルブ 8 開閉バルブ 9 タンク 10 オイルパン 15 ベッド 16 工作機械 17 切粉 18 油

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の潤滑油,切削油をタンク側に
    強制的に回収する回収装置であって、使用済の油を一時
    蓄溜すべく機械の周縁に配設されるオイルパンに連通す
    るドレン管を回収装置のケース本体内に導入し、該ケー
    ス本体内に配設され空気源に連通する空気管内に前記ド
    レン管を臨させると共に、該ドレン管の臨む前記空気管
    内に管径を縮径するオリフイス部を形成することを特徴
    とする油強制回収装置。
JP10852691U 1991-12-06 1991-12-06 油強制回収装置 Pending JPH0549239U (ja)

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JP10852691U JPH0549239U (ja) 1991-12-06 1991-12-06 油強制回収装置

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JPH0549239U true JPH0549239U (ja) 1993-06-29

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ID=14487045

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933573U (ja) * 1982-08-23 1984-03-01 沖電気工業株式会社 紙葉類繰出し計数機構
JPS6274548A (ja) * 1985-06-14 1987-04-06 Nippon Maikuronikusu:Kk 冷却液循環装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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