JPH054884Y2 - - Google Patents

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JPH054884Y2
JPH054884Y2 JP5489088U JP5489088U JPH054884Y2 JP H054884 Y2 JPH054884 Y2 JP H054884Y2 JP 5489088 U JP5489088 U JP 5489088U JP 5489088 U JP5489088 U JP 5489088U JP H054884 Y2 JPH054884 Y2 JP H054884Y2
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roll
work roll
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work
stand
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧延機のワークロール組換装置に関す
る。
(従来の技術) 第10図は従来例に係り、1′は圧延機で、そ
のロールスタンド2′に上下一対のワークロール
3′がチヨツク4′を介して装着されている。ロー
ルスタンド2′のロール軸方向一側の作業側には、
架台5′が配置されている。また、ワークロール
3′はチヨツク4′に取付けられた転動輪9′を介
して、ロールスタンド2′と架台5′とに対してロ
ール軸方向に往復動自在とされている。
そして、ワークロール3′はロールスタンド
2′への装着位置で、図中左端がロール駆動装置
のカツプリング(図示省略)に軸方向嵌脱自在に
嵌合されると共に、架台5′上の位置で交換可能
されている。
従来、上記のような構成においてワークロール
3′を往復動させるのには、走行式の作動体1
0′が用いられていた。
すなわち、作動体10′は車輪39′を介して架
台5′上をロール軸方向に往復動自在とされ、そ
の前端がチヨツク4′に係脱自在に係合され、ま
た、スプロケツト40′を備えている。このスプ
ロケツト40′は、架台5′のロール軸方向略全長
に亘つて張設されたチエーン41′に噛合され、
歯車式倍力機構(図示省略)を介して手動、ある
いは電動モータ等で回転し、これにより作動体1
0′を介してワークロール3′は往復動する。
このように、ワークロール3′を倍力機構を介
して往復動させるのは、ワークロール3′を前記
駆動カツプリングに嵌脱させる場合、ワークロー
ル3′とカツプリングとにはどうしても多少の芯
ずれがあるため、ずれに抗して嵌脱する必要上、
その際の軸方向移動に大きな力を必要とすること
による。また、ワークロール3′は駆動カツプリ
ングと嵌脱する際、そのチヨツク4′がロールス
タンド2′のポスト間に入り込むが、チヨツク
4′とポストとの相対位置にも多少のずれが生じ、
それに抗してロール軸方向移動させる必要がある
ことも、倍力機構を必要とする原因となつてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ワークロールは、転動体を介して往復動させる
ようにしているので、手で押す力だけで動かすこ
とができる。そのため、ワークロールと駆動カツ
プリングとの嵌脱を行う場合以外は、倍力機構を
介して動かすのは移動に長時間を要し、作業能率
の悪いものである。
また、ワークロールの交換を能率良く行う上で
は、架台をロール径方向に二組並置し、一方に交
換する方のワークロールを、他方に交換される方
のワークロールを載せるようにし、ロール径方向
に移動できるようにしておくのが良い。ところ
が、上記従来のように、作動体を架台のロール軸
方向略全長に亘つて往復動させるようにしている
と、架台を二組並置する場合、各架台に作動体を
必要として製造コストが嵩み、また、設置スペー
スが大きくなり、圧延機の一側の作業側近傍に配
置するのが操作上好ましい制御盤等の配置を制限
するという問題がある。
(課題を解決するための手段) 本考案の特徴とするところは、圧延機1のロー
ルスタンド2のロール軸方向一側の作業側に架台
5が配置され、このロールスタンド2と架台5と
に対し、ワークロール3が転動体9を介してロー
ル軸方向に往復動自在とされ、さらにワークロー
ル3は、ロールスタンド2への装着位置で駆動カ
ツプリング30に軸方向嵌脱自在に嵌合されると
共に、架台5上の位置で交換可能とされ、ワーク
ロール3に対し係脱自在に係合される作動体10
が設けられ、この作動体10を介してワークロー
ル3を、少なくとも前記駆動カツプリング30と
の嵌合開始位置と嵌合完了位置との間で往復動さ
せる倍力機構11が設けられている圧延機のワー
クロール組換装置において、前記作動体10が、
架台5のロールスタンド2側の端部位置に、ロー
ル軸方向に往復揺動するよう取付けられ、さらに
作動体10はワークロール3との係合解除状態
で、往復動するワークロール3と干渉しない位置
まで揺動して退避可能とされている点にある。
(作用) ワークロール3を交換するには、まず、ロール
スタンド2に装着されているワークロール3に作
動体10を係合させる。しかる後に、作動体10
を倍力機構11を介してロール軸方向一側の作業
側に、ワークロール3が駆動カツプリング30か
ら抜脱するまで揺動させる。次に、作動体10と
ワークロール3との係合を解除したならば、作動
体10をワークロール3と干渉しない位置まで退
避させる。そして、ワークロール3を手で押して
架台5上に位置させ、新しいワークロール3と交
換する。この新しいワークロール3を手で押し
て、再びロールスタンド2方向に移動させ、駆動
カツプリング30との嵌合前に作動体10と係合
させる。しかる後に、作動体10を倍力機構11
を介し、ワークロール3と駆動カツプリングとの
嵌合が完了するまで揺動させる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図及び第2図において、1は四段圧延機
で、そのロールスタンド2上に上下一対のワーク
ロール3がチヨツク4を介して装着されている。
また、第1図左方にはロール駆動装置(図示省
略)が配備され、その駆動カツプリング30とワ
ークロール3の図中左端とがロール軸方向に嵌脱
自在に嵌合される。
ロールスタンド2のロール軸方向一側の作業側
には、架台5が配置されている。この架台5は、
図中左方の第一架台5aと右方の第二架台5bと
により構成されている。第一架台5aは、車輪6
を介してロール軸方向に往復動自在とされ、その
図中左端をロールスタンド2と着脱自在に連結さ
れる。第二架台5bは車輪7を介してロール径方
向に往復動自在とされ、第3図に示すように、ワ
ークロール3とそのチヨツク4とを二組、ロール
径方向に並置可能である。
また、第一架台5aの径方向両側には第2図示
のように制御盤8が配置されている。
そして、ワークロール3はそのチヨツク4に取
付けられた転動輪9を介し、ロールスタンド2と
架台5とに対しロール軸方向に往復動自在とされ
ている。このワークロール3を、駆動カツプリン
グ30との挿脱の際に往復動させる作動体10と
歯車式倍力機構11とが、架台5のロールスタン
ド2側の端部位置に設けられている。
すなわち、第5図乃至第7図に示すように、倍
力機構11は、ロール軸方向一対の側板12,1
3を有し、この側板12,13は架台5の上部フ
レーム14にその上端が固定されると共に、その
下端はステー15により連結されている。なお、
架台5の上部フレーム14の上面にはレール16
が取付けられ、このレール16上を前記チヨツク
4の転動輪9が走行する。
そして、両側板12,13により第一伝動軸1
7と第二伝動軸18とが軸受を介して回転自在に
支持され、また、一方の側板12にはハンドル軸
19が軸受を介して回転自在支持されている。こ
のハンドル軸19の内端に第一ギヤ20が、第二
伝動軸18に第二ギヤ21、第三ギヤ22が、第
一伝動軸17に第四ギヤ23がそれぞれ相対回転
不能に設けられ、第一ギヤ20と第二ギヤ21が
噛合され、第三ギヤ22と第四ギヤ23とが噛合
される。ここで、第二ギヤ21は第一ギヤ20よ
りも、第四ギヤ23は第一ギヤ22よりも大径で
歯数が多くされている。なお、ハンドル軸19の
外端にはハンドル24が取付けられ、各ギヤ2
0,21,22,23を覆うカバー25が設けら
れている。
また、第一伝動軸17には一対の揺動アーム2
6の下端が相対回転不能に取付けられている。
そして、各揺動アーム26の上端に、一対の杆
状作動体10の各一端が、ロール径方向支軸27
を介してロール軸方向に往復揺動するよう取付け
られている。この作動体10の他端は、第8図に
も示すように、チヨツク4に取付けられたフツク
28に掛止ピン29を介して係脱自在に係合され
る。
上記構成において、ワークロール3の交換を行
うには、まず、ロールスタンド2に装着されてい
るワークロール3のチヨツク4のフツク28に、
作動体10を掛止ピン29を介して係合させる。
次に、倍力機構11のハンドル24を回転さ
せ、作動体10をロール軸方向一側の作業側に向
けて揺動させる。この揺動距離は少なくともワー
クロール3が駆動カツプリング30から抜脱する
のに必要な距離とする。また、ロールチヨツク4
とロールスタンド2のポストとの相対位置にもず
れがあり、チヨツク4がそのポスト間に出入りす
るのに多少抵抗がある場合は、その出入りに要す
る距離を考慮してもよい。
そして、ワークロール3が駆動カツプリング3
0から抜脱したならば、作動体10とフツク28
との係合を解除し、作動体10を第4図中仮想線
10″で示すように揺動させ、レール16の下方
に退避させる。
しかる後に、ワークロール3を手で押して第二
架台5b上に位置させる。そして、第一架台5a
と第二架台5bとの連結を解除し、しかる後に第
二架台5bをロール径方向に移動させることによ
り、第二架台5b上の新しいワークロール3を第
一架台5aのロール軸方向一側の作業側に位置さ
せる。そうして、第一架台5aと第二架台5bと
を連結し、新しいワークロール3を手で押してロ
ールスタンド方向に移動させ、駆動カツプリング
30との嵌合前に、作動体10をチヨツク4のフ
ツク28に係合させる。しかる後に、倍力機構1
1のハンドル24を回転させることで、ワークロ
ール3と駆動カツプリング30との嵌合が完了す
るまで作動体10を揺動させる。ワークロール3
の組換完了後は、第一架台5aを圧延作業の邪魔
にならない位置まで移動させて退避させればよ
い。
第9図は上記とは異なつた倍力機構11を示
し、前記のものとの相違は、ギヤを用いたもので
なく、前記の第一伝動軸17に相当する軸37に
長尺のハンドル38を取付け、このハンドル38
にてこの作用を奏させることで倍力機構11を構
成している。なお、前記実施例と同一部分は同一
符号で示す。
(考案の効果) 本考案によれば、作動体は架台のロールスタン
ド側の端部に位置され、往復動するワークロール
と干渉しない位置まで退避できる。これにより、
ワークロールの作動体を介した倍力機構による往
復動を駆動カツプリングとの嵌脱時のみ行ない、
その後の架台上のロール交換位置までの往復動は
ワークロールを手で押して行うことができ、ロー
ル組換作業の迅速化を図れる。
また、架台を二組ロール径方向に並置する場合
も、ロールスタンドとは反対側の端部に二組設け
れば良く、作動体は単一でよくコストも低減さ
れ、設置スペースにも余裕が生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案の実施例に係り、第
1図はワークロール組換装置の正面図、第2図は
同平面図、第3図は同右側面図、第4図は同要部
正面図、第5図は同要部平面図、第6図は同要部
右側断面図、第7図は同倍力機構の構成を示す断
面図、第8図は同作動体の要部正面図、第9図は
異なつた実施例の倍力機構の構成を示す断面図、
第10図は従来例に係るワークロール組換装置の
正面図である。 1……圧延機、2……ロールスタンド、3……
ワークロール、5……架台、9……転動輪、10
……作動体、11……倍力機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧延機1のロールスタンド2のロール軸方向一
    側の作業側に架台5が配置され、このロールスタ
    ンド2と架台5とに対し、ワークロール3が転動
    体9を介してロール軸方向に往復動自在とされ、
    さらにワークロール3は、ロールスタンド2への
    装着位置で駆動カツプリング30に軸方向嵌脱自
    在に嵌合されると共に、架台5上の位置で交換可
    能とされ、ワークロール3に対し係脱自在に係合
    される作動体10が設けられ、この作動体10を
    介してワークロール3を、少なくとも前記駆動カ
    ツプリング30との嵌合開始位置と嵌合完了位置
    との間で往復動させる倍力機構11が設けられて
    いる圧延機のワークロール組換装置において、前
    記作動体10が、架台5のロールスタンド2側の
    端部位置に、ロール軸方向に往復揺動するよう取
    付けられ、さらに作動体10はワークロール3と
    の係合解除状態で、往復動するワークロール3と
    干渉しない位置で揺動して退避可能とされている
    ことを特徴とする圧延機のワークロール組換装
    置。
JP5489088U 1988-04-22 1988-04-22 Expired - Lifetime JPH054884Y2 (ja)

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JP5489088U JPH054884Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22

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JPH01159905U JPH01159905U (ja) 1989-11-07
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