JPH0548557A - タイムスロツト切り替え制御方式 - Google Patents

タイムスロツト切り替え制御方式

Info

Publication number
JPH0548557A
JPH0548557A JP20900091A JP20900091A JPH0548557A JP H0548557 A JPH0548557 A JP H0548557A JP 20900091 A JP20900091 A JP 20900091A JP 20900091 A JP20900091 A JP 20900091A JP H0548557 A JPH0548557 A JP H0548557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time slot
line
control
allocation
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20900091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0787436B2 (ja
Inventor
Tatsuo Hishida
竜生 菱田
Yoshimasa Suetsugu
芳雅 末続
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP20900091A priority Critical patent/JPH0787436B2/ja
Priority to DE69229297T priority patent/DE69229297T2/de
Priority to EP92301858A priority patent/EP0507452B1/en
Priority to US07/846,903 priority patent/US5303230A/en
Publication of JPH0548557A publication Critical patent/JPH0548557A/ja
Publication of JPH0787436B2 publication Critical patent/JPH0787436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時分割多重化通信システムのタイムスロット
切り替え制御方式に関し、通信制御装置のタイムスロッ
ト制御の高速化と信頼性の向上をはかることを目的とす
る。 【構成】 通信制御装置を二つのプロセッサと、二つの
タイムスロット制御部とで二重化し、各タイムスロット
制御部は、他のタイムスロット制御部とタイムスロット
の排他制御信号を授受すると共に、タイムスロットの割
り当ての解除、変更あるいは割り当て不可の状況をプロ
セッサに通知するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN等の時分割多
重データ通信システムにおいて、システムの信頼性を向
上するために通信制御装置が二重回路化されている場
合、各回路のタイムスロットの使用について排他制御を
高速で行うタイムスロット切り替え制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータネットワークの増大
にともない、高速かつ大量のデータ転送および、データ
転送の高信頼性が要求されている。このため、ISDN
等の時分割多重データ通信システムを使用することによ
って高速かつ大量のデータ転送を実現し、通信制御装置
を多重化することによってシステムの高信頼性を提供す
ることが考えられる。
【0003】通信制御装置を多重化する場合、複数の通
信制御部が同一データを扱わなくてはならないのでデー
タおよび通信制御の一貫性を保持することが重要とな
る。図15は、従来の二重化通信制御装置の構成を示
す。図15において、通信制御装置は、二重化バスを介
して計算機と接続されている。
【0004】二重化バスは、#0Bおよび#1Bの2つ
のバスからなる。通信制御装置は、二重回路化されてお
り、バス#0Bに接続された#0系回路と、バス#1B
に接続された#1系回路からなる。#0系、#1系のい
ずれの回路も、マイクロプロセッサ1、タイムスロット
制御部2、N個の回線制御部3を有する。
【0005】各系の回路において、マイクロプロセッサ
1は、通信制御プログラムを実行し、N回線(チャネ
ル)データをN個1組の回線制御部3へ送ると共にタイ
ムスロット制御部2に対して、回線のタイムスロットへ
の割り当てを指示する回線割り当て命令を送りタイムス
ロット制御を行わせる。回線制御部3は、ISDN回線
の手順制御を行い、各回線のデータをタイムスロット制
御部2へ出力する。
【0006】タイムスロット制御部2は、各回線制御部
3からのチャネルデータを入力し、マイクロプロセッサ
1からの回線割り当て命令に従って、タイムスロットと
回線アドレスを対応付ける。
【0007】図16はチャネルデ−タの構成を示す。デ
ータの送受信の最小単位はタイムスロット(TS)であ
る。各タイムスロットは8ビットのデータを含む。n個
のタイムスロットで1フレームが形成される。このデー
タ構成により物理的に一本の伝送路を通じて最大n回線
(チャネル)分のデータを伝送することができる。
【0008】データを送受信するには、例えば、TS1
にはチャネル1、TS2にはチャネル2というように対
応付けてチャネルをタイムスロットに割り当てる。チャ
ネルのデータを送信するときには、対応するタイムスロ
ットの時に伝送路上に乗せ、受信する時には、対応する
タイムスロットの時に伝送路から抽出する。
【0009】また、必要によっては、一つのチャネルを
複数のタイムスロットに割り当てて送受信することによ
り伝送速度を上げることができる。例えば、一つのチャ
ネルに二つのタイムスロットを使えば一つの場合の二倍
の伝送速度で送受信することができる。
【0010】図15に戻って、#0系および#1系のタ
イムスロット制御部2はいずれもフレーム制御部4に接
続されている。フレーム制御部4は、タイムスロット制
御部2からのフレーム信号に対しフレーム同期信号の付
与等を行いISDN網へ出力する。
【0011】以前の通信制御装置においては、マイクロ
プロセッサ1を1台しか具備しておらず、従って、タイ
ムスロットの切り替えはこの1台マイクロプロセッサ1
上にある通信制御プログラムが行っていたため、このマ
イクロプロセッサ1に障害が起きた場合や、マイクロプ
ロセッサ1上の通信制御プログラムに障害が起きた場
合、この通信制御装置の信頼性は損なわれてしまうもの
となっていた。
【0012】従って、マイクロプロセッサ1やこのマイ
クロプロセッサ1上の通信制御プログラムに障害が起き
ても動作し続けるようにマイクロプロセッサ1を2個具
備することにより、システムの信頼性の向上をはかった
ものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】システムの信頼性を向
上するために二重化された通信制御装置においては、各
マイクロプロセッサ1が、通信制御プログラムによって
タイムスロットの排他制御を行う手法が考えられる。
【0014】すなわち、2つのマイクロプロセッサ1
は、常に現在どのタイムスロットが使用されているかを
監視し合うと共に、この監視情報を基に、同じタイムス
ロットが同時に2つのマイクロプロセッサ1から使用さ
れないように、タイムスロットの割り当てや切り替えを
制御しなければならない。
【0015】このような通信制御プログラムによるタイ
ムスロット制御方式は、ソフトウェア(通信制御プログ
ラム)のエラー、例えば、バグによって障害が発生し、
ハードウェアの誤動作、この場合には、タイムスロット
を二重に割り当ててしまう場合があり、信頼性を損なう
という問題が生じていた。
【0016】本発明は、マイクロプロセッサ1上の通信
制御プログラムがタイムスロットの排他制御を行なうの
でなく、より高速で高信頼なデジタル通信に対応する通
信制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるタイムスロ
ット切り替え制御方式は、時分割多重通信システムの通
信制御装置において、それぞれ、通信制御プログラムを
実行する二つのプロセッサと、二つのプロセッサの各々
から、それぞれ回線データを入力し、回線制御を行う二
組の回線制御部と、二組の回線制御部の各組から、それ
ぞれデータを入力し、タイムスロットと回線アドレスの
対応付けを行うと共に、現在の対応付けの状態を記憶す
る二つのタイムスロット制御部と、二つのプロセッサの
各々から、対応するタイムスロット制御部に対して、回
線をタイムスロットに割り当てるように指示する回線割
り当て命令を送る手段と、二つのタイムスロット制御部
の各々から対応するプロセッサに対して、回線のタイム
スロットへの割り当てを取り止めたことを通知する通知
信号を送る手段と、二つのタイムスロット制御部の一方
から他方に対して、回線のタイムスロットへの割り当て
を禁止する排他制御信号を送る手段とを具備して構成さ
れる。
【0018】また、上記タイムスロット切り替え制御方
式は、二つのタイムスロット制御部に優先順位を付与す
る手段を備え、回線割り当て命令が、二つのタイムスロ
ット制御部に対して、同じタイムスロットに同時に回線
アドレスを指示した場合、優先順位の高いタイムスロッ
ト制御部は、回線をタイムスロットに割り当て、他方の
タイムスロット制御部は、プロセッサに対して割り当て
ることができなかった回線アドレスを通知するようにそ
れぞれ制御するように構成される。
【0019】
【作用】上記構成により、各タイムスロット制御部は、
対応するプロセッサからの回線割り当て命令によって指
示されたタイムスロットが現在使用されていない場合、
そのタイムスロットに回線を割り当てると共に、他方の
タイムスロット制御部に対して排他制御信号を送ること
によって、そのタイムスロットの使用を禁止する。
【0020】排他制御信号を受信したタイムスロット制
御部は、もし、そのタイムスロットを使用していたらそ
のタイムスロットと回線アドレスの対応づけを取りや
め、プロセッサに対して取りやめられた回線のアドレス
を通知する。
【0021】各タイムスロット制御部は、対応するプロ
セッサからの回線割り当て命令によって指示されたタイ
ムスロットが現在使用中のときは、そのタイムスロット
の使用を新たに指示された回線に切り替えると共に、割
り当てを解除された回線のアドレスを対応するプロセッ
サへ通知する。また、二つのタイムスロット制御部は、
優先順位をつけられる。
【0022】回線割り当て命令が、二つのタイムスロッ
ト制御部に対して、同じタイムスロットに同時に回線ア
ドレスを指示した場合、優先順位の高いタイムスロット
制御部は、回線をタイムスロットに割り当て、他方のタ
イムスロット制御部は、プロセッサに対して、割り当て
ることができなかった回線アドレスを通知するようにそ
れぞれ制御する。
【0023】上述のように、タイムスロットの排他制御
は、ハードウェアでもチェックされるため、たとえ、ソ
フトウェアに障害が発生し、タイムスロットを二重に割
り当てようとしても、この障害を検出することができ
る。この時、違法な割り当てを受け取ってもハードウェ
アは正常に動作する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。図1は、本発明によるタイムスロット切り替え制御
方式の構成を示す。図1において、図8と同一の参照番
号は同一の機能のものを示す。
【0025】図1において、通信制御装置は、二重化バ
スの#0Bおよび#1Bにそれぞれ接続される#0系お
よび#1系回路を有している。#0系、#1系の各回路
は、通信制御プログラムを実行するマイクロプロセッサ
10、タイムスロットと回線アドレスの対応付けを行う
タイムスロット制御部12およびISDN回線の手順制
御を行う一組の回線制御部13を有する。
【0026】マイクロプロセッサ10は、データ線11
によって、N個の回線制御部13と接続され、制御線1
5および17によってタイムスロット制御部2と接続さ
れる。制御線15を通じて、マイクロプロセッサ10か
らタイムスロット制御部12へ回線割り当て命令が送ら
れる。
【0027】制御線17を通じて、タイムスロット制御
部12からマイクロプロセッサ10へ、回線アドレス通
知割込み信号が送られる。
【0028】回線アドレス通知割込み信号は、タイムス
ロット制御部12が、マイクロプロセッサ10の回線割
り当て命令及び他系のタイムスロット制御部12からの
後述する排他制御信号により、回線をタイムスロットに
割り当てたり、割り当てを解除したり、回線が使用中に
変更された場合に、その回線アドレスをマイクロプロセ
ッサ10に通知するための信号である。
【0029】#0および#1両系のタイムスロット制御
部12は、制御線16Aおよび16Bによって相互に接
続される。制御線16Aを通じて、#0系タイムスロッ
ト制御回路12から、また、制御線16Bを通じて、#
1系タイムスロット制御回路12から、それぞれ、他系
のタイムスロット制御回路12に対して排他制御信号が
送られる。
【0030】排他制御信号は、タイムスロット制御回路
12がマイクロプロセッサ10から、あるタイムスロッ
トに対する回線の割り当てを指示する回線割り当て命令
を受けたとき、他系のタイムスロット制御回路12に対
して、このタイムスロットを使用しないように依頼する
ための制御信号である。各系のタイムスロット制御回路
12は、フレーム制御回路14を介して、網と接続され
る。
【0031】図2は、タイムスロット制御部12の一実
施例の構成を示す。図2において、タイムスロット割り
当て回路18は、マイクロプロセッサ10と制御線15
および17によって接続されると共に、制御線16Aお
よび16Bによって他系のタイムスロット割り当て回路
18と接続される。タイムスロット割り当て回路18
は、また、タイムスロット管理テーブル19と接続され
る。
【0032】タイムスロット管理テーブル19はタイム
スロット番号と、そのタイムスロットが使用されている
かどうかを示すEフラグおよびそのタイムスロットに割
り当てられている回線アドレスとを対応付けて格納する
メモリによって構成される。
【0033】LNC(回線制御部)選択回路20は、回
線制御部13およびタイムスロット管理テーブル19と
接続され、タイムスロット管理テーブル19の内容を基
にして、現在使用される回線制御回路13を選択する。
【0034】以下、1図および2図に示すタイムスロッ
ト切り替え制御方式の動作について図3〜図7を参照し
て説明する。 (1)図3は初期状態における、#0および#1系のタ
イムスロット制御部12のタイムスロット管理テーブル
19の各内容を示す。
【0035】(2)図3の初期状態において、#0系の
通信制御プログラムが、タイムスロット1に対して回線
アドレス5を割り当てる回線割り当て命令を発行したと
すると、#0系のタイムスロット割り当て回路18は、
タイムスロット管理テーブル19のタイムスロット1の
Eフラグをチェックする。
【0036】この場合、Eフラグは“1”ではないの
で、指示された回線アドレスをタイムスロット1にセッ
トするとともに、#1系タイムスロット制御部12に対
してこのタイムスロット1の使用を取りやめるよう依頼
する排他制御信号を発行する。
【0037】#1系のタイムスロット制御部12では、
このタイムスロットを使用しているかどうかタイムスロ
ット管理テーブル19のEフラグをチェックし、この場
合“0”なのでこの排他制御信号に対しては何も実行し
ない。
【0038】また、初期状態において、#1系の通信制
御プログラムがタイムスロット3に対して、回線アドレ
ス7を割り当てる回線割り当て命令を発行すると、#0
系と同様に他系との衝突はなく、従って、回線7はタイ
ムスロット3に割り当てられる。図4は、このときのタ
イムスロット管理テーブル9の内容を示す。
【0039】図4の状態において#1系のマイクロプロ
セッサが、タイムスロット1に対して回線アドレス2を
割り当てる回線割り当て命令を発行したとすると、#1
系タイムスロット制御部12において、タイムスロット
割り当て回路18は、タイムスロット管理テーブル19
のタイムスロット1のEフラグをチェックする。
【0040】この場合“1”でないので、指示された回
線アドレスをタイムスロット1にセットするとともに、
#0系タイムスロット制御部12に対してこのタイムス
ロット1の使用を取りやめるよう依頼する排他制御信号
を発行する。
【0041】#0系タイムスロット制御部12では、こ
のタイムスロットを使用しているかどうかタイムスロッ
ト管理テーブル19のEフラグをチェックし、この場合
“1”なのでこのEフラグを“0”にリセットすると共
に、使用していた回線アドレス(この場合5)をマイク
ロプロセッサ10に通知する回線アドレス通知割込み信
号を発行する。図5は、この時点でのタイムスロット管
理テーブル19の状態を示す。
【0042】(4)次に、図5の状態において、#1系
マイクロプロセッサ10がタイムスロット3に対して回
線アドレス6を割り当てる回線割り当て命令を発行した
とする。#1系タイムスロット割り当て回路18は、タ
イムスロット管理テーブル19のタイムスロット3のE
フラグをチェックする。
【0043】この場合“1”なので、指示された回線ア
ドレスをセットするとともに、新たにセットされる前の
回線アドレス(この場合7)をマイクロプロセッサ10
に通知する回線アドレス通知割込み信号を発行し、さら
に#0系タイムスロット制御部12に対して、このタイ
ムスロット3の使用を取りやめるよう依頼する排他制御
信号を発行する。
【0044】#0系タイムスロット制御部12ではこの
タイムスロットを使用しているかどうかタイムスロット
管理テーブル19のEフラグをチェックし、この場合
“0”なのでこの排他制御信号に対しては何も実行しな
い。図6はこの時点でのタイムスロット管理テーブル1
9の状態を示す。
【0045】(5)図6の状態において、#0と#1の
マイクロプロセッサ10から同時にタイムスロット2に
対して回線アドレス8と回線アドレス9をそれぞれ割り
当てる回線割り当て命令が発行されたとする。
【0046】各系のタイムスロット割り当て回路18
は、タイムスロット2のEフラグが“0”なのでEフラ
グを“1”にセットし、各々指示された回線アドレスを
割り当て、各々、他系のタイムスロット制御部12に対
してタイムスロット2の使用を取りやめるように依頼す
る排他制御信号を発行する。
【0047】この時、予め#0系の方が優先順位が高い
ように設定されていたとすると、この設定により#0系
は排他制御信号を無視するが、優先順位の低い#1系は
排他制御信号によりタイムスロット2のEフラグを
“0”にリセットするとともに、マイクロプロセッサ1
0に対して割り当てることができなかった回線アドレス
(この場合9)を通知する回線アドレス通知割込み信号
を発行する。図7は、この時点でのタイムスロット管理
テーブル19の状態を示す。
【0048】図8は図1の通信制御装置を具体的に示し
たものである。図8において、二つの同一の構成を持つ
タイムスロット制御部100は、それぞれ、#0系およ
び#1系のプロセッサ101と接続される。
【0049】タイムスロット制御部100は、タイムス
ロット対チャネルナンバの割り当ておよび解除を行うタ
イムスロット割り当て回路102、プロセッサ101か
らのMST/SLV指示信号(優先順位信号)を受信し
てどちらの系に優先権があるかを判別するMST/SL
V回路103、タイムスロットとチャネルナンバの対応
表をメモリに保持するTS−TABLE104、および
チャネル毎のLNCを選択するLNC選択回路105に
より構成されている。
【0050】図9はMST/SLV回路103の詳細回
路図である。図9において、各MST/SLV回路は自
系のプロセッサからのMST/SLV信号と他系のMS
T/SLV回路からのMST/SLVとに基づき優先権
の有無を判定し、タイムスロット割り当て回路102へ
優先権を持つことを示すMST信号を出力する。
【0051】MST/SLV回路103は、自系のプロ
セッサからのMST信号と他系のMST/SLV回路1
03からのMST信号のORと、自系のプロセッサから
のSLV信号と他系のMST/SLV回路からのSLV
信号のNORとのANDをとり、このAND出力をD−
FF106のD入力とする。
【0052】D−FF106はMST信号を自系のタイ
ムスロット割り当て回路102へ出力する。 また、各
MST/SLV回路は、自系のプロセッサ101からの
MST信号およびSLV信号を他系のMST/SLV回
路103へ送る。
【0053】初期状態において、D−FF106はSL
Vすなわち“0”にセットされている。この状態で、少
なくとも一方のプロセッサ101からのMST信号が活
性状態であり、かつ、両方のSLV信号が非活性状態で
ある時、D−FF106は“1”すなわちMSTにセッ
トされ、それ以外の時はSLVにセットされる。
【0054】MST/SLV回路103は、他系のMS
T/SLV回路103と同時にMST信号を出力しない
ように制御する必要がある。そのため、一方がSLVに
セットされたらMST信号を他方へ送り、一方がMST
にセットされたらSLV信号を他方へ送る。
【0055】もし両方のMST/SLV回路103がS
LVを指示された場合は、各々のMST/SLV回路か
らMST信号が他のMST/SLV回路へ送られるが、
MST信号とSLV信号が混在した場合にはSLV信号
の指示を優先させることにより、両方のMST/SLV
回路103のD−FF106が同時にMSTにセットさ
れることを防いでいる。
【0056】図10はタイムスロット割り当て回路10
2の回路図である。各タイムスロット割り当て回路10
2は、カウンタ107、タイムスロット割り当て/解除
部108、およびTS−TABLE管理部109を有す
る。
【0057】カウンタ107は、1タイムスロットのビ
ットをカウントし、ビット1をFRM RD信号として
TS−TABLE104へ送り、ビット2をTS−TA
BLE管理部109へ送り、ビット8をタイムスロット
割り当て/解除部108およびTS−TABLE管理部
109へおくる。
【0058】タイムスロット割り当て/解除部108
は、自系のプロセッサ101からのタイムスロット割り
当て/解除命令を実行し、また、他系のタイムスロット
割り当て回路108との間で同じタイムスロットを奪い
合いしないための排他制御を行い、更に、タイムスロッ
トを他系に奪われたり自分でチャネルナンバを変更した
場合に奪われたチャネルナンバまたは変更したチャネル
ナンバを自系のプロセッサ101に通知する。
【0059】タイムスロット割り当て/解除部108が
チャネル割り当て命令を受け取ると、TS−TABLE
104の該当するタイムスロットにチャネルナンバを書
き込みチャネル割り当てを行う。
【0060】この時、既にタイムスロットが使用されて
いたら、そのタイムスロットとチャネルの対応を取り止
め、新しく指示されたチャネルナンバを割り当て、プロ
セッサ101に対して変更前のチャネルナンバを通知す
るチャネルナンバ通知割り込み信号を送る。
【0061】また、タイムスロットにチャネルナンバを
割り当てた場合、他系のタイムスロット割り当て回路1
02に対してそのタイムスロットにチャネルを割り当て
ることを禁止するSLT DSBL信号を送る。
【0062】SLT DSBL信号を受け取った他系の
タイムスロット割り当て回路102のタイムスロット割
り当て/解除部108は、該当するタイムスロットを使
用している場合はそのタイムスロットとチャネルの対応
を取り止めると共に、取り止められたチャネルを通知す
るチャネルナンバ通知割り込み信号をプロセッサ101
へ送る。
【0063】TS−TABLE管理部109は自系のT
S−TABLEを管理する。
【0064】図11はTS−TABLE104の入出力
を示す。TS−TABLE104はデュアルポートRA
Mで構成されており、同時に二つの入出力が可能であ
る。
【0065】TS−TABLE104のポート0はタイ
ムスロット割り当て/解除部108との間で、命令によ
る読み書きに使用され、ポート1はTS−TABLE管
理部109との間で、現在使用されているタイムスロッ
トの読み書きに使用される。
【0066】図12はTS−TABLEの内容を示す。
TS−TABLE104においては、タイムスロットと
チャネルとをフラグEおよびE0によって対応付ける。
EとE0の両方共”0”の時はタイムスロットが使用さ
れていないことを示し、そのタイムスロットのチャネル
ナンバは無効である。
【0067】Eが“0”でE0が“1”の場合は、タイ
ムスロット割り当て命令を受け取ったがまだそのタイム
スロットは使用されていないことを示し、そのタイムス
ロットのチャネルナンバは新たに対応付けられたチャネ
ルナンバである。
【0068】EとE0が両方とも“1”の場合は、この
タイムスロットが現在使用されていることを示す。Eが
“1”でE0が“0”の場合は、現在このタイムスロッ
トは使用中であるが、タイムスロット解除命令を受け取
ったことを示す。
【0069】図13はタイムスロット割り当て/解除部
108の詳細回路図である。図13において、命令レジ
スタ110はプロセッサ101からのタイムスロット割
り当て/解除命令を一時保持する。
【0070】タイムスロット割り当て/解除命令はビッ
トS,ビットR,チャネルナンバ、およびタイムスロッ
トナンバを含む。Sは、この命令が割り当て命令である
時に“1”にセットされ、Rはこの命令が解除命令であ
る時に“1”にセットされる。
【0071】命令レジスタ110に命令がセットされる
と、TS−TABLE104から対応するタイムスロッ
トのチャネルナンバとフラグEとを読み出すと同時に現
在実行中のタイムスロットナンバをフレーム制御部から
受け、これと命令で与えられたタイムスロットナンバと
を比較回路111で比較する。
【0072】比較回路111の比較結果が一致の場合
は、現在使用中のチャネルナンバは変更することができ
ないので命令の実行を待たせる。命令レジスタ110に
Sがセットされている場合は、比較回路112によって
現在のチャネルナンバと命令で与えられたチャネルナン
バとを比較する。
【0073】比較回路111および112の各結果並び
にフラグEの値によって、命令による割り当てが新規割
り当てか割り当て変更かがゲート回路群によって判断さ
れる。上記判断の結果割り当て変更の場合は、通知チャ
ネルナンバレジスタ13にTS−TABLE104のチ
ャネルナンバを書き込みプロセッサ101へ送る。
【0074】また、新規割り当ておよび割り当て変更の
場合は、SLT DSBL信号を他のタイムスロット割
り当て/解除部108へ送る。割り当て解除は、レジス
タ110にRがセットされ、かつ、比較回路111の比
較結果が不一致の時、あるいは、他系からSLT DS
BL信号を受けた時に行われる。
【0075】NANDゲート14およびANDゲート1
5は、両系のタイムスロット割り当て/解除部108に
同時にタイムスロット割り当て命令が与えられた場合、
即ち、両系からSLT DSBL信号が同時に出された
場合、MST/SLV回路103により決定されたマス
タ側の系にこの信号を無視させるための回路である。
【0076】また、SLT DSBL信号を受取り、か
つ、該当するタイムスロットが使用されていた場合に
は、通知チャネルナンバレジスタ13にTS−TABL
E104のチャネルナンバを書き込み、プロセッサ10
1へ通知する。
【0077】新規割り当て、割り当て変更、あるいは割
り当て解除が確定すると、対応するデータがTS−TA
BLE104に書き込まれると同時に、レジスタ110
がリセットされる。なお、16は、ゲート17の二つの
入力のタイミングを合致させるための調整回路である。
【0078】図14はTS−TABLE管理部109の
詳細回路図である。タイムスロットのビット1で、カウ
ンタ107のBIT1信号により、現在進行中のタイム
スロットのEおよびE0がTS−TABLE104から
読出される。
【0079】読み出されたEおよびE0は、ビット2の
タイミングで、それぞれ、フリップフロップ118およ
び119にセットされる。セットされたEおよびE0が
両方共“0”あるいは“1”の場合は何も動作しない。
【0080】Eが“0”でE0が“1”の時には、TS
−TABLE104の対応するEに“1”を、ビット8
のタイミングで書き込む。また、Eが“1”でE0が
“0”の時には、TS−TABLE104の対応するE
に“0”を、ビット8のタイミングで書き込む。
【0081】上述のように、本発明によるタイムスロッ
ト制御方式を用いた通信制御装置では、二つの系のプロ
セッサからどのような回線割り当て命令が発行されて
も、必ずどちらか一方の系だけにしか回線アドレスが割
り当てられず、従って、同じタイムスロットを両系から
使用されないように保障することができる。
【0082】また、プロセッサは、回線アドレスの割り
当てに失敗したり、今まで使用していた回線アドレスが
無効になった場合にのみ、回線アドレス通知割込み信号
によりどの回線が使用できなくなったか知ることが可能
となり、従って、プロセッサおよび通信制御プログラム
の負荷を減らすことが可能となる。
【0083】上述の各実施例ではタイムスロット制御部
が2個の場合をしめしたが、2個以上用いてもよい。そ
の場合には、全てのタイムスロット制御部を一対一に排
他制御信号で結ぶことが必要である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多重化された通信制御装置において、従来救済できなか
った通信制御プログラムの障害も救済することが可能と
なる。従って、システム全体の障害救済率が向上され多
重化通信制御装置の信頼性の向上に寄与するところが大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1のタイムスロット制御部の構成を示す図で
ある。
【図3】図1の回路の動作を説明するための図(その
1)である。
【図4】図1の回路の動作を説明するための図(その
2)である。
【図5】図1の回路の動作を説明するための図(その
3)である。
【図6】図1の回路の動作を説明するための図(その
4)である。
【図7】図1の回路の動作を説明するための図(その
5)である。
【図8】図1の通信制御装置を具体的に示す図である。
【図9】MST/SLV回路の回路図である。
【図10】タイムスロット割り当て回路の回路図であ
る。
【図11】TS−TABLEの入出力を示す図である。
【図12】TS−TABLEの内容を示す図である。
【図13】タイムスロット割り当て/解除部の回路図で
ある。
【図14】TS−TABLE管理部の回路図である。
【図15】従来の技術を説明するための図である。
【図16】フレームの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2 タイムスロット制御部 3 回線制御部 4 フレーム制御部 10 マイクロプロセッサ 11 データ線 12 タイムスロット制御部 13 回線制御部 14 フレーム制御部 15,16A,16B,17 制御線 18 タイムスロット割り当て回路 19 タイムスロット管理テーブル 20 LNC選択回路 100 タイムスロット制御部 101 プロセッサ 102 タイムスロット割り当て回路 103 MST/SLV回路 104 TS−TABLE 105 LNC選択回路 106 D−FF 107 カウンタ 108 タイムスロット割り当て/解除部 109 TS−TABLE管理部 110 レジスタ 111,112 比較回路 113 通知チャネルナンバレジスタ 114,115,117 ゲート 116 遅延回路 118,119 フリップフロップ MST/SLV マスタ−スレーブ指示信号 MST マスタ信号 SLV スレーブ信号 SLT DSBL 排他制御信号 I/O WR,I/O RD,I/O DATA,FR
M WR,FRM RD,FRM DATA 信
号 E,E0 フラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多重通信システムの通信制御装置
    において、 それぞれ、通信制御プログラムを実行する二つのプロセ
    ッサと、 前記二つのプロセッサの各々から、それぞれ回線データ
    を入力し、回線制御を行う二組の回線制御部と、 前記二組の回線制御部の各組から、それぞれデータを入
    力し、タイムスロットと回線アドレスの対応付けを行う
    と共に、現在の対応付けの状態を記憶する二つのタイム
    スロット制御部と、 前記二つのプロセッサの各々から、対応する前記タイム
    スロット制御部に対して、回線をタイムスロットに割り
    当てるように指示する回線割り当て命令を送る手段と、 前記二つのタイムスロット制御部の各々から対応する前
    記プロセッサに対して、回線のタイムスロットへの割り
    当てを取り止めたことを通知する通知信号を送る手段
    と、 前記二つのタイムスロット制御部の一方から他方に対し
    て、回線のタイムスロットへの割り当てを禁止する排他
    制御信号を送る手段とを具備し、 各前記タイムスロット制御部は、対応する前記プロセッ
    サからの回線割り当て命令によって指示されたタイムス
    ロットが現在使用されていない場合、そのタイムスロッ
    トに回線を割り当てると共に、他方のタイムスロット制
    御部に対して排他制御信号を送ることによって、そのタ
    イムスロットの使用を禁止し、 回線割り当て命令によ
    って指示されたタイムスロットが現在使用中のときは、
    そのタイムスロットの使用を新たに指示された回線に切
    り替えると共に、割り当てを解除された回線のアドレス
    を対応する前記プロセッサへ通知し、 他方の前記タイムスロット制御部から排他制御信号を受
    信したときは、もし、そのタイムスロットを使用してい
    たらそのタイムスロットと回線アドレスの対応付けを取
    り止め、前記プロセッサに対して取りやめられた回線ア
    ドレスを通知するように、制御することを特徴とするタ
    イムスロット切り替え制御方式。
  2. 【請求項2】 前記二つのタイムスロット制御部に優先
    順位を付与する手段を備え、 回線割り当て命令が、前記二つのタイムスロット制御部
    に対して、同じタイムスロットに同時に回線アドレスを
    指示した場合、優先順位の高い前記タイムスロット制御
    部は、回線をタイムスロットに割り当て、 他方のタイムスロット制御部は、前記マイクロプロセッ
    サに対して割り当てることができなかった回線アドレス
    を通知するようにそれぞれ制御することを特徴とする請
    求項1のタイムスロット切り替え制御方式。
JP20900091A 1991-03-06 1991-08-21 タイムスロット切り替え制御方式 Expired - Fee Related JPH0787436B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20900091A JPH0787436B2 (ja) 1991-08-21 1991-08-21 タイムスロット切り替え制御方式
DE69229297T DE69229297T2 (de) 1991-03-06 1992-03-04 Fehlertoleranter Kommunikationssteuerprozessor
EP92301858A EP0507452B1 (en) 1991-03-06 1992-03-04 Fault tolerant communication control processor
US07/846,903 US5303230A (en) 1991-03-06 1992-03-06 Fault tolerant communication control processor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20900091A JPH0787436B2 (ja) 1991-08-21 1991-08-21 タイムスロット切り替え制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0548557A true JPH0548557A (ja) 1993-02-26
JPH0787436B2 JPH0787436B2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=16565650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20900091A Expired - Fee Related JPH0787436B2 (ja) 1991-03-06 1991-08-21 タイムスロット切り替え制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0787436B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0787436B2 (ja) 1995-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5313467A (en) Integrated communication link having a dynamically allocatable bandwidth and protocol for transmission of allocation information over the link
US5185877A (en) Protocol for transfer of DMA data
EP0755137B1 (en) Hybrid network protocol with programmable assigned time slots and contention
EP0184976B1 (en) Apparatus for interfacing between at least one channel and at least one bus
US5210871A (en) Interprocessor communication for a fault-tolerant, mixed redundancy distributed information processing system
GB2156554A (en) Processing system with shared data
EP1701271A1 (en) Electronic apparatus system with master node and slave node
EP0333593B1 (en) A data processing system capable of fault diagnosis
GB2077468A (en) Multi-computer system with plural serial bus loops
US6131114A (en) System for interchanging data between data processor units having processors interconnected by a common bus
US6674751B1 (en) Serialized bus communication and control architecture
KR100473814B1 (ko) 직병렬 버스정합을 이용한 이중화시스템 및 방법
EP1890439B1 (en) Data processing management apparatus, mode management apparatus and mode management method
JPH0797874B2 (ja) マルチプロセッサ計算機
US5303230A (en) Fault tolerant communication control processor
JP2979771B2 (ja) 情報処理装置及びそのバス制御方法
JPH0548557A (ja) タイムスロツト切り替え制御方式
US4969089A (en) Method of operating a computer system and a multiprocessor system employing such method
JP3772358B2 (ja) 切替装置
KR100228306B1 (ko) 핫-스탠바이 이중화 장치 및 그의 구현 방법
JP2617037B2 (ja) 通信制御装置
JPH05308399A (ja) 二重化通信制御装置
JP2507140B2 (ja) 多重並列デ―タバス装置
JPH08221289A (ja) 二重化系の制御システム
KR20000065980A (ko) 에이티엠 시스템에서 셀 버스 이중화 및 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees