JPH0548349A - 差動増幅器回路 - Google Patents

差動増幅器回路

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JPH0548349A
JPH0548349A JP3228471A JP22847191A JPH0548349A JP H0548349 A JPH0548349 A JP H0548349A JP 3228471 A JP3228471 A JP 3228471A JP 22847191 A JP22847191 A JP 22847191A JP H0548349 A JPH0548349 A JP H0548349A
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terminal
differential amplifier
transistor
power supply
amplifier circuit
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Heihachiro Ebihara
平八郎 海老原
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はスパイク状の信号を高速に増幅し、
大電圧、大電流負荷を得るための、低消費電流のブース
ターを用いた差動増幅器回路を提供し、例えば電気光学
的表示装置に応用して高品質な表示を得ようとするもの
である。 【構成】 コレクターもしくはドレイン出力型の反転ブ
ースターであって、出力トランジスターの制御電極に入
力電位に依存するバイアスを印加すると共に、カップリ
ングコンデンサーで入力信号を印加する。 【効果】 極めて高速に作動し、大振幅、大電流負荷が
得られ、かつ低消費電流で有る上安価に実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパイク状の間欠的な信
号を電流増幅、電圧増幅する低消費電力の高速差動増幅
器回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】差動増幅器は2つの入力端に印加する入
力電圧を機能的に処理できるため、非常に有益な増幅器
であるが、高速に電力を取り出す場合は能力的に不十分
な場合が多い。高出力電流をうたったものは一般に速度
が遅く、高速性をうたったものは一般に低出力電流であ
る。勿論、高速、高出力電流のものも有るが、これらは
小信号範囲の場合が多く、大振幅になると急速に速度が
低下するものがほとんどである。本発明者はスパイク状
の信号に応答する、高速、高出力電圧、高出力電流、低
消費電力の差動増幅器を用いる必要性に迫られて、市販
されている製品について調査したが性能的に完全に満足
するものは見あたらず、また近い性能を有するものは極
めて高価であった。
【0003】差動増幅器が十分な性能を有していない場
合、通常差動増幅器の能力を補うためにはブースターが
用いられる。すなわち差動増幅器の機能は十分に活か
し、差動増幅器にない特性は外部回路で補う考え方であ
る。本発明者は従来のブースターについても調査した
が、これにも適当なものは見いだせなかった。
【0004】従来例を示す前に本発明者が必要とした差
動増幅器あるいはブースターの機能及び特性について説
明して置く。図2は本発明者が特願平2−184147
号に於いて提案した表示装置用の駆動電源回路である。
周知の如く、液晶は負荷として容量性を示し、駆動状態
が変化したときスパイク状の電流が流れる。液晶に流れ
る電流が、電源線に介在する抵抗に流れるときに生ずる
電圧降下は、液晶画素の両端に印加される電圧を理想的
な矩形波からずらし、コントラストの低下やクロストー
クの発生を招く。図2はこの現象を改善するため一実施
例であって、極めて顕著な優れた効果を与える。
【0005】図2に於いてVH、VLはセグメント電極
駆動回路を介して液晶パネルのセグメント電極に印加さ
れる電位である。VMは行電極駆動回路を介して液晶の
行電極に与えられる電位である。抵抗rs、rcは電源
線に寄生する抵抗である。従来はVMの値として(EA
+EB)/2なる固定電位を与えていたが、図2の場合
はセグメント駆動回路を介して液晶に流れ込む、あるい
は液晶から流れ出す電流IH、ILに対応した電圧をV
Mに重畳し、電流が寄生抵抗に誘起する電圧降下を補正
する事により、液晶の両端に印加される駆動電圧波形を
理想状態に近づけて、性能低下を防いでいる。
【0006】図3は図2の回路の動作波形図であって、
図2に於ける電流IH、ILが容量性負荷であるところ
の液晶にスパイク状に流れると、前記差動増幅器200
の正入力端の電位EPは前記電流IH、ILに対応して
変動し、該差動増幅器200の出力VMは(EA+E
B)/2−(1/2+R/r)・Ra・(IH−IL)
となり、前記電流IHが流れるとVMは下降し、前記電
流ILが流れるとVMは上昇し、この結果寄生抵抗r
s、rcによる電圧降下によって生ずる液晶駆動電圧の
歪を補正する。
【0007】VMの値を固定値でなく、液晶に流れる電
流に応じて変動させる事により目的を達成出来るのであ
るが、図2の回路が十分な効果を発揮するためには図2
に示した差動増幅器200に過酷な性能が要求される。
IH、ILが流れないときはVMは(EA+EB)/2
が維持されていれば良いだけで、出力電流は必要ない
が、IH、ILが流れたときには比較的高い出力電圧と
比較的大きな出力電流が要求され、しかも一連の動作は
負荷を介しての正帰還を伴うため、動作速度も極めて速
く、前記差動増幅器200には大振幅、大電流出力と併
せて高速性も要求される。前記差動増幅器に必要な性能
は液晶パネルの大きさや、駆動条件によって異なるが、
一例を挙げると、出力電圧の最大値は±10V、最大出
力電流は数100mA、応答速度は100nS以下であ
る。また液晶表示装置は小型電池で動作する機器に登載
される事が多く、負荷電流以外の消費電流は十分小さく
なければならない。
【0008】必要とされる差動増幅器の性能を項目的に
上げると (1)電圧増幅率が高い事。 (2)大電圧出力がとれる事。 (3)電流増幅率が高い事。 (4)大電流出力がとれる事。 (5)高速である事。 (6)無負荷時の静的消費電流が小さい事。 (7)直流帰還が掛けられる事。 となるが、発明者が各項目毎に要求する性能に対し、部
分的に条件を満たす製品は有っても、これらの全ての条
件を同時に満たすものは見当たらず、また一部性能を無
視した上で比較的要求性能に近いと考えられる製品は極
めて高価であり、表示装置の部分として使用する事が制
限される。
【0009】そこでブースターの利用を考えざるを得な
くなるが、ブースターには様々な従来技術があり、代表
的な例を図4、図5に示す。図4(a)、(b)は非反
転型のブースターであって、出力がエミッター側からと
られるため、電圧増幅率が無く、電流増幅としか働かな
い。従って大きな電圧出力を得るためには差動増幅器に
大振幅動作が要求されるため、該差動増幅器の動作速度
が著しく低下してしまうため使用できない。図5は反転
型のブースターであって、図5(a)は最終段のトラン
ジスターのエミッターに挿入されている抵抗の値を十分
小さくすれば電圧増幅率は十分にとれるが、出力電位が
電源電圧のほぼ中央付近に於ける消費電流が極めて多く
なってしまう欠点がある。またブースターの入力信号源
として、電源から差動増幅器に流れる電流による電圧降
下を用いているため、該電流が該差動増幅器の出力端に
接続された抵抗に流れる電流にほぼ等しくなるようにす
る必要があり、該抵抗値を比較的小さな値に設定しなけ
ればならず、この点でも無駄な電力を消費してしまう。
また図5(b)は交流増幅用のもので、直流的には全く
信号が伝達されないので、直流的な帰還を掛けて使用す
る事は出来ない。
【0010】図6(a)は前記条件(4)、(6)の条
件を除けば他の条件は満たすと考えられる構成である。
すなわち抵抗602、609の値が比較的小さければ、
差動増幅器999の出力信号の僅かな変動に対しても十
分に大きな電圧振幅の出力が得られ、かつその出力を前
記差動増幅器999に帰還する事が出来る。しかしPN
PトランジスターとNPNトランジスターを貫通して流
れる電流が多いため、前記(4)、(6)の条件を満足
しない。該条件(6)を満足させるためには前記抵抗6
02、609の値を十分に大きくしなければならない。
ところがこのような条件の下では、低電流化は達成でき
るが、逆にその他の条件が満足できなくなる。すなわち
負荷に対し大電流を供給するためには前記PNPトラン
ジスター、NPNトランジスターに大きなベース電流を
流す必要があるから、前記抵抗602、609の値が大
きいとすれば、前記差動増幅器999出力振幅を大きく
せざるを得ず、結果的に大電流出力時に前記条件(1)
が満たせなくなる。また先に述べたように前記差動増幅
器999に大振幅出力を要求すれば該差動増幅器999
応答性は犠牲になり前記条件(5)が満足できなくな
る。更に図6(a)の構成は各トランジスターの直流増
幅率のばらつきにより、静的消費電流もばらつきが大き
くなる。
【0011】そこで図6(b)が考えられる。すなわち
前記PNPトランジスターのベース、エミッター間に新
規に抵抗605を、また前記NPNトランジスターのベ
ース、エミッター間に新規に抵抗612を挿入する。こ
の構成にすると各トランジスターのベースバイアス電位
は図6(a)に比べて安定化するとともに、前記抵抗6
02、609の値を小さく設定しても静的消費電流を減
少させる事が可能になる。しかしながら前記差動増幅器
999の出力電圧も前記抵抗602、609と前記抵抗
605、612に分圧されて各トランジスターに印加さ
れる事になるため、同一負荷電流を得ようとすれば前記
差動増幅器999の出力電圧を分圧比分だけ大きくしな
ければならず、それだけ該差動増幅器999の速度を犠
牲にする事になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的は (1)スパイク状の信号を電圧、電流増幅する差動増幅
器用ブースターであって、差動増幅器と共に用いて、全
体として、前記(1)乃至(7)の条件を満足させるよ
うな差動増幅器用ブースターを提供する事。 (2)スパイク状の信号を電圧、電流増幅する差動増幅
器であって、前記(1)乃至(7)の条件を満足し、か
つ安価で新規な差動増幅器を提供する事。である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明が上記課題(1)
を解決するために用いる手段の一つは、差動増幅器出力
を抵抗とコンデンサーの並列回路を介してPNPトラン
ジスターのベース端子に印加し、該PNPトランジスタ
ーのエミッター端子は第1の電源線に接続し、該PNP
トランジスターのコレクターはNPNトランジスターの
コレクター端子に接続して出力端となし、該NPNトラ
ンジスターのエミッター端子は第2の電源線に接続し、
ベース端子には抵抗とコンデンサーの並列回路を介して
前記差動増幅器出力を印加する事、他の一つの手段は入
力信号が分圧される割合を小さくして上記コンデンサー
の省略をはかる事であり、上記課題(2)を解決するた
めに用いる手段のは上記課題(1)の解決により得られ
たブースターを差動増幅器内部に組み込み、該ブースタ
ーの性能を最大限に利用する事により全体の構成を単純
化し、かつ全体として上記(1)乃至(7)の条件をよ
りいっそう十分なものにする事である。
【0014】
【作用】本発明によれば前記PNPトランジスター、N
PNトランジスターの静的バイアスは、それぞれのベー
ス端子に接続された抵抗により決定され、両方のトラン
ジスターを貫通して流れる電流の値は極めて小さく設定
できる。また動的信号はそれぞれのトランジスターのベ
ース端子に接続されたコンデンサーを介して、分圧され
る事なく該ベース端子に直接供給され、しかも前記トラ
ンジスターはエミッター接地であるから電圧増幅率が十
分有るため、前記差動増幅器の出力は小振幅で良く、該
差動増幅器の高速応答性が失われない。またトランジス
ターの電流増副作用により瞬間的に大振幅、大電流を負
荷に与える事が出来る。更に前記PNPトランジスタ
ー、NPNトランジスターの静的バイアス手段は、入力
端に直流的に接続されているから、差動増幅器の入力端
に直流的な帰還回路を設ける事が可能である。
【0015】
【実施例】図7(a)は図6(a)を基本にした本発明
の第1の実施例であり、差動増幅器999の出力が本発
明になるブースター700に供給される。該ブースター
700の構成は次の如くである。入力端は抵抗102
と、これに並列のコンデンサー103を介してPNPト
ランジスター104のベース端子に接続するとともに、
抵抗109と、これに並列なコンデンサー110を介し
てNPNトランジスター111のベース端子に接続す
る。前記PNPトランジスター104のエミッター端子
は第1の電源線H1に接続し、前記NPNトランジスタ
ー111のエミッター端子は第2の電源線L1に接続す
る。該NPNトランジスター111と前記PNPトラン
ジスター104のコレクターは共通に接続して出力端と
なす。
【0016】図7(a)に於いて、前記抵抗102と1
09の値は前記ブースター700の静的消費電流を押さ
えるため十分に大きな値を有する。これに対し動的信号
は前記コンデンサー103、110を介して前記トラン
ジスター104、111のベースに印加されるため、前
記差動増幅器999の出力振幅が小さくても前記トラン
ジスター104、111を十分能動にする事が出来る。
従って前記差動増幅器999の高速性を損なう事がな
い。
【0017】図7(b)は本発明の第2の実施例であっ
て、ブースター710は前記図7(a)に於いて、前記
トランジスター104、111のベースバイアスを安定
化するために、該トランジスター104、111のベー
ス端子と電源線H1、L1間にそれぞれ抵抗105、1
12を挿入したものである。図6(b)の説明で述べた
ように、図7(b)の構成にすると前記抵抗102、1
09を介して前記トランジスター104、111のベー
スに印加される信号は分圧される事になるが、動的信号
は前述のように前記コンデンサー103、110によっ
て伝達されるので、分圧されるのは静的な信号のみと考
えて良い。本発明の場合は静的状態に於いては出力電流
はほとんど必要ないため、静的信号が分圧されても静的
状態を保持するために前記差動増幅器999の出力信号
が大きく変化する事はなく、該差動増幅器の性能を低下
させる事はない。
【0018】本発明の第1実施例、第2実施例は差動増
幅器999の出力端子を抵抗とコンデンサーの並列回路
を介してトランジスターのベースに接続する事に特徴が
あるが、従来から図8(a)に示した回路構成はしばし
ば見受けられる。この構成は主にパルス増幅回路に用い
られるもので、トランジスターのベースに挿入された抵
抗はバイポーラトランジスター特有のベース電荷蓄積効
果による応答速度の低下を防ぐためのベース電流制限抵
抗であり、入力信号は基本的にはこの抵抗を介して十分
に大きな振幅の信号が印加される。この時該電流制限抵
抗と前記トランジスターのベース端子に寄生する容量と
によりベース端子の信号波形に歪が生じ、出力波形が歪
んでしまう。これを補正するのが前記電流制限抵抗に並
列に挿入されたコンデンサーで、一般にスピードアップ
コンデンサーと称される。該コンデンサーの役割はパル
ス波形の立ち上がり、立ち下がり時間を急峻にする事で
ある。すなわち前記電流制限抵抗は基本的に動的信号を
伝達するものであって、前記トランジスターをバイアス
するものではなく、また前記コンデンサーは前記電流制
限抵抗により伝達される動的信号の波形歪を補償する機
能を有する。これに対し本発明の場合、図7(a)に於
ける前記抵抗102、109はそれぞれ前記トランジス
ター104、111をバイアスするための抵抗であっ
て、動的信号を伝達する目的は有していない。動的信号
は前記コンデンサー103、110により伝達される。
【0019】一方帰還回路を有する従来の差動増幅器回
路に於いては、本発明の構成を有する例は見当たらな
い。すなわち図8(b)の例は、差動増幅器の出力は反
転増幅器801に印加され、該反転増幅器801の出力
は前記差動増幅器の正入力端に帰還され、該差動増幅器
の負入力端に信号が印加される構成のバッファー回路で
あるが、この構成に於いて、前記反転増幅器801内に
於いて波形歪を生じ、該反転増幅器801の出力波形が
前記差動増幅器の負入力端に印加された信号波形と差を
生ずると、該差動増幅器は該波形差をなくす方向に自分
自身の出力波形を変化させる。従って帰還回路を有する
差動増幅器回路に於いては図8(a)の構成に示したス
ピードアップコンデンサーは本質的に必要がないのであ
る。従って本発明の如く、ブースターに入力端に接続さ
れたバイアス手段と、入力端に接続された結合コンデン
サーを有する作動増幅器回路は新規なものである。
【0020】図9(a)、図9(b)はそれぞれ本発明
の第3、第4の実施例である。図9に於いて前記図8に
示した第1、第2の実施例と同じ構成要素は同一の記号
を用いている。図9に於いては前記図8に示した前記抵
抗102、109に更にダイオード101、108を直
列に挿入する。このダイオードの機能は以下の通りであ
る。図8に於いて、前記コンデンサー103、110を
介して動的信号が前記トランジスター104、111の
ベース端子に印加され、該コンデンサー103、110
を介してベース電流が流れると、該コンデンサー10
3、110に電荷が蓄積される。この電荷は前記抵抗1
02、109を介して放電されるが、動的信号の周期に
比して前記コンデンサー103、110と前記抵抗10
2、109による時定数が長いと放電が十分に行われ
ず、前記コンデンサー103、110に蓄積される電荷
は時間と共に増加し、前記トランジスター104、11
1のベースバイアス電位が徐々に変化してしまう。前記
コンデンサー103、110は前記トランジスターに十
分大きなベース電流を流すためはあまり小さな値をとる
ことは出来ず、また前記抵抗102、109は静的消費
電流を小さく押さえるためにはあまり小さな値をとるこ
とが出来ない。
【0021】そこで図9にの如く前記ダイオード10
1、108を挿入すると前記抵抗102、109の両端
に掛かる電圧が小さくなるから、静的消費電流を増加さ
せる事無く、該抵抗102、109の値を小さくする事
が出来、放電時定数を小さくする事が出来るので上記問
題点が解決されるのである。
【0022】図10(a)は本発明の第5の実施例を示
す回路図である。図10(a)に於いて、入力端は抵抗
102を介して抵抗105とダイオード101のそれぞ
れの一端に接続するとともにコンデンサー103を介し
て前記ダイオード101の他の一端とPNPトランジス
ター104のベース端子に接続し、更に、抵抗109を
介して抵抗112とダイオード108のそれぞれの一端
に接続するとともにコンデンサー110を介して前記ダ
イオード108の他の一端とNPNトランジスター11
1のベース端子に接続する。前記抵抗105の他の一端
と前記PNPトランジスター104のエミッター端子は
第1の電源線H1に接続し、前記抵抗112の他の一端
と前記NPNトランジスター111のエミッター端子は
第2の電源線L1に接続する。前記PNPトランジスタ
ー104とNPNトランジスター111のコレクターは
共有に接続して出力端とする。
【0023】図10(a)のバイアス方法と図9(b)
のバイアス方法との違いを図11に基づいて説明する。
図11(a)は図9(b)の一部分を書き直したもので
ある。前記抵抗102と前記ダイオード101の順序が
図9の場合と異なっているが、機能としては何の相違も
ない。具体的に比較するため、いくつかの前提を設け
る。例えば前記第1の電源線H1の電位は20Vであ
り、静的動作状態に於いてはブースターの入力端の電位
は0Vで有るとしよう。また前記トランジスター104
のベース電流はベース、エミッター間電圧が1V(実際
にはもっと小さいが簡単のため仮に1Vとする)で十分
に小さくなるものとしよう。また前記ダイオードのスレ
ッショルド電圧が18Vとしよう。この前提の下では前
記トランジスター104のベース端子の電位が19Vの
時、該トランジスター104のベース電流は無視でき、
電流Ixは前記抵抗105、ダイオード101、抵抗1
02を介して20Vの電位から0Vの電位に向かって流
れるのみである。この時前記抵抗105の両端に印加さ
れる電圧は1Vであり、また前記ダイオードのスレッシ
ョルド電圧が18Vで有るから、前記抵抗102の両端
に印加される電圧も1Vとなる。2つの抵抗を流れる電
流Ixは等しいから、これら2つの抵抗値も等しい。
【0024】次に図11(b)は図10(a)の一部分
を示す図であり、図11(a)と同様の前提で考えてみ
ると、電流Ixは前記抵抗105と前記抵抗102を介
して20Vから0Vに向かって流れる。前記抵抗105
の両端には19V、前記102の両端には1Vの電圧が
印加される事になり、両抵抗に流れる電流が等しいから
前記抵抗102の値は前記105の19分の1の値でよ
い事になる。すなわち図11(a)と図11(b)に於
いて電流Ixが等しいとすれば、前記抵抗102の値は
図11(b)の場合は図11(a)に比べて10分の1
で良く、前述した前記コンデンサー103の放電時定数
がよりいっそう小さくできる事になり、ブースターの動
作をより確実なものにする事が出来る。
【0025】ところで前記抵抗105と前記102の抵
抗は前記入力端の信号を分圧する事は前述した。すなわ
ち図11に於いて0Vと仮定した入力端が1Vに変化し
たとすれば、前記トランジスター104のベース端子に
現れる変化は図11(a)の場合は0.5Vである。一
方図11(b)の場合は0.95Vである。つまり図1
1(a)の場合は入力信号が半分に分圧されてしまうた
め、結果的に差動増幅器出力を大きくしなければなら
ず、従って該差動増幅器の高速性が犠牲になるから、こ
れを避けるために前記コンデンサー103を設けて動的
信号の分圧を排除したのである。しかし11図(b)の
場合は分圧によって信号が減少する割合は非常に僅かで
あるから、前記コンデンサー103が不要となる場合が
出てくる。図11(b)はこのような場合の本発明の第
6の実施例である。図11(b)の実施例の説明は上述
の説明で明かであるので省略する。
【0026】図12は静的消費電流を安定化させる本発
明の第7、第8の実施例を示す回路図であり、前記図1
0(a)、(b)に示した第5、第6実施例を基本に改
良した例を示しているが、勿論前記第1実施例乃至第4
実施例にも適用できる。図12に於いて前記トランジス
ター104の前記エミッターと前記第1の電源線の間に
抵抗106とコンデンサー107の並列回路を挿入し、
前記トランジスター111の前記エミッターと前記第2
の電源線の間に抵抗113とコンデンサー114の並列
回路を挿入する。
【0027】図12の構成に於いて、例えば前記トラン
ジスター104の静的なバイアス状態は前記抵抗106
を流れる電流による電圧降下による負帰還作用により、
回路構成要素のばらつきに対して安定化される。一方ス
パイク状の動的入力信号に対しては前記コンデンサー1
07、114を介して電流が流れるから、出力電流は十
分大きな値を出力する事が出来る。また前記抵抗10
2、109の値をより小さく設定できるため前記コンデ
ンサー103、110の放電時定数を更に減少させる事
が可能となる。
【0028】ところで、液晶表示装置に於いては一般に
複数の電圧を必要とするが、これらの電圧の内いくつか
は、主たる電圧源から比較的出力容量の小さな昇圧回路
によって作られる場合がある。本発明の第1乃至第8の
実施例に於いて前記電源線H1、L1が十分な出力容量
を有していない場合、ブースターの動的出力にともなっ
て該電源線H1、L1の電位が変動し、該電源線H1、
L1が液晶駆動電圧回路に接続されている場合には液晶
駆動電圧が変動して表示状態に影響を及ぼす場合が考え
られる。そこで図1はこの点を解決した本発明の第9の
実施例であり、図9(b)の第4実施例を改良にした実
施例であるが、勿論本発明の他の実施例にも適用でき
る。
【0029】図1に於いてブースター100の構成はコ
ンデンサー107、114、抵抗106、113以外は
図9(b)の第4実施例と同様である。すなわち前記ト
ランジスター104の前記エミッターは前記抵抗106
を介して前記第1の電源線に接続するとともに前記コン
デンサー107を介して前記第1、第2の電源線とは異
なる電源線に接続する。前記トランジスター111の前
記エミッターは前記抵抗113を介して前記第1の電源
線に接続するとともに前記コンデンサー114を介して
前記第1、第2の電源線とは異なる電源線に接続する。
また図1に於けるコンデンサー115と抵抗116は発
振防止回路であって、必要に応じ設置する。該発振防止
回路は本発明の他の実施例にも適用する事が出来る。
【0030】図1の第9実施例によれば、前記ブースタ
ー100の出力から流入、流出する瞬間的な大電流は一
時的に前記コンデンサー114、107を介して前記第
1、第2の電源線とは異なる電源線に流入、流出するた
め、前記PNPトランジスター104、NPNトランジ
スター111のエミッター電位は変動するものの、前記
第1、第2の電源線のH1、L1の電圧変動はほとんど
無い。前記PNPトランジスター104、NPNトラン
ジスター111のエミッター電位の変動は前記抵抗10
6、113を介して前記第1、第2の電源線H1、L1
から電流が徐々に流入、流出する事により回復する。従
って該第1、第2の電源線H1、L1から急激に大電流
が流入出する事がないから該第1、第2の電源線H1、
L1の電位は安定しており、液晶の駆動電圧源として用
いても問題が起きない。
【0031】図13は本発明の第10の実施例であり、
図1を更に改良したものである。図11では図1に於け
る前記抵抗106、113を定電流源117、118に
置き換えている。このような構成にすると静的消費電流
は前記定電流源により、明確に規制されるうえ、前記コ
ンデンサー107、114の放電の回復時に流れる充電
電流が定電流となるため回復時間も短縮され、動作が安
定化される。図13に施した改良もまた本発明のその他
の実施例に適用する事が出来るが、前記抵抗105、1
12を設置する方が動作が安定する。
【0032】図14は本発明になるブースターを図2の
構成に適用した例を示すものであって、前記差動増幅器
200の出力端は本発明になるブースター888の入力
端に接続され、該ブースター888の出力端は前記差動
増幅器200の正入力端子に接続される。前記ブースタ
ー888は反転増幅のため、前記差動増幅器200の
正、負入力端の接続は図2の場合と全て逆に接続する。
この構成の動作を前記ブースター888に図1に示した
第9実施例を適用した場合について説明すると、電流I
H、ILが流れないときは出力電圧VMは(EA+E
B)/2に固定される。この状態では出力電流は必要と
されないので、前記抵抗102、105、106、10
9、112、113の値を適切に選ぶ事により、前記ブ
ースター888が消費する電流を極めて僅かに設定する
事が出来る。次に電流IHが流れると前記ブースター8
88の入力端電圧は上昇し、この変動は前記コンデンサ
ー103、110を介して前記PNPトランジスター1
04と前記NPNトランジスター111のそれぞれのベ
ース端子に伝達される。この結果前記PNPトランジス
ター104のベース電位は上昇して該PNPトランジス
ター104はオフ方向となり、一方前記NPNトランジ
スター111のベース電位は上昇して該NPNトランジ
スター111はオン方向となる。この時該NPNトラン
ジスター111に流れ込むベース電流は前記コンデンサ
ー110を介して流れるため、微少な入力変動に対して
も十分大きな値を取る事が出来る。この時該NPNトラ
ンジスター111のエミッターに流れる瞬間的な大電流
は殆ど前記コンデンサー114に流れ込み、前記電源線
L1には僅かな電流が流れるだけである。
【0033】前記電流IHが流れなくなり前記差動増幅
器200の出力が静的安定状態に戻ると前記ブースター
100の出力電位は再び(EA+EB)/2となり、前
記コンデンサー114に充電された電荷は前記抵抗11
3を介して前記電源線L1に徐々に放電され、初期状態
に復帰する。電流ILが流れた場合は上記と類似の動作
が前記PNPトランジスターを中心に行われるが、容易
に類推が出来るので説明は省略するが、この時は前記N
PNトランジスターはオフ方向となるため、前記抵抗1
13に流れる電流はほとんど前記コンデンサー114の
放電電流のみとなり、放電が加速される。
【0034】本発明になるブースターは動的信号に対し
十分な電圧増幅率と電流増幅率を有するため、前記差動
増幅器200の動作を小振幅範囲に押さえる事が出来、
該差動増幅器に対する負荷は微小となり、該差動増幅器
200の高速性が失われる事がない。この事は逆に前記
差動増幅器200を極めて単純にしても、本発明になる
ブースターとの組み合わせにより、十分に使用に耐える
可能性を示唆する。
【0035】図15は上記の考えに基づいて成された本
発明の異なる実施例であって、第3、第4の電源線H
2、L2に接続された最も簡単な構成の差動増幅器15
1の出力端子は、第5、第6の電源線H3、L3に接続
された緩衝器152の入力端子に接続され、該緩衝器1
52の出力端子が本発明になるブースター888の入力
端子に接続される。前記電源線H1、H2、H3及びL
1、L2、L3の電位は等しくても、また異なっていて
も構わない。実施例ではH3=5V、L3=−5V、H
1、H2=20V、L1、L2=−20Vとし、±20
Vは5Vから昇圧して得られた電圧源を使用したが極め
て満足する結果が得られた。
【0036】図15は差動増幅器151、緩衝器15
2、ブースター888の相互の接続を示したものである
が、図15全体を1個の新規な差動増幅器153と見な
す事もできる。この新規な差動増幅器153は、市販さ
れているいわゆるオペアンプと比較すると、精密な特性
面では劣る部分があるが、本発明が得ようとする差動増
幅器の前記(1)乃至(7)の条件を十分に満足するも
のであり、しかも構成が単純であるため市販の高速差動
増幅器に比べコスト的にも桁違いに安価に作成する事が
出来る。更に大容量コンデンサーの除いた部分は容易に
集積化する事が出来る。
【0037】
【発明の効果】以上述べた如く本発明になる差動増幅器
回路よればコントラスト向上、クロストークの排除、応
答性の改善を計った前記特願平2−184147号に用
いる差動増幅器回路として極めて優れた性能を安価に提
供する事が出来、高品質表示装置の提供に及ぼす効果は
極めて大きい。更に本発明になる差動増幅器回路は液晶
表示装置の駆動電源用のバッファーとして従来から用い
られている差動増幅器に適用しても優れた効果を得られ
る事は明白であり、また表示装置以外の利用も勿論可能
であるから本発明の使用を上記特願平2−184147
号に記載の差動増幅器に限定するものではない。
【0038】ところで、以上の説明では使用するトラン
ジスターは全てバイポーラトランジスターを用いるもの
として来たが、トランジスターの一部もしくは全部を電
界効果型トランジスターで構成する事が出来る。図16
は本発明になる差動増幅器回路を電界効果型トランジス
ターで構成した実施例であり、差動増幅器161、緩衝
器162、ブースター888の全てを電界効果型トラン
ジスターで構成しているが、勿論バイポーラトランジス
ターが混在する構成であっても良い。この場合上記の説
明の中でベース端子としたところはゲート端子に、コレ
クター端子はドレイン端子に、エミッター端子はソース
端子に読み替える必要がある。トランジスターを電界効
果型にした部分ではベース電流に該当する電流は存在し
なくなり、上述の説明に於いて一部該当しない部分が生
ずるが、同業者にとっては容易に類推が可能な範囲であ
るので特に補足はしない。本発明の特許請求の範囲に於
いてはコレクター端子もしくはドレイン端子を第1端
子、エミッター端子もしくはソース端子を第2端子、ベ
ース端子もしくはゲート端子を第3端子と定義する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第5の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図2】表示品質を改善するための電源回路の回路図で
ある。
【図3】図3に示した回路の動作波形図である。
【図4】エミッター出力型のブースターの従来例を示す
回路図である。
【図5】コレクター出力型のブースターの従来例を示す
回路図である。
【図6】コレクター出力型のブースターの問題点を説明
するための回路図である。
【図7】本発明の第1、第2の実施例を示す回路図であ
る。
【図8】構成が本発明と類似した従来技術と本発明の相
違を説明するための回路図である。
【図9】本発明の第3、第4の実施例を示す回路図であ
る。
【図10】本発明の第5、第6の実施例を示す回路図で
ある。
【図11】本発明の第5、第6の実施例を説明する説明
図である。
【図12】本発明の第7、第8の実施例を示す回路図で
ある。
【図13】本発明の第9の実施例を示す回路図である。
【図14】本発明になる差動増幅器回路を図2の構成に
適用した構成図である。
【図15】本発明の異なるの実施例を示す構成図であ
る。
【図16】本発明の差動増幅器回路を電界効果型トラン
ジスターで構成した実施例を示す回路図である。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第2端子を第1の電源線に接続した第1
    のトランジスターと、第2端子を第2の電源線に接続し
    た第2のトランジスターとを有し、前記第1のトランジ
    スターの第1端子と前記第2のトランジスターの第1端
    子とを共通に接続して出力端子と成し、前記第1のトラ
    ンジスターの第3端子を、入力端の電位に基づいてバイ
    アスする第1のバイアス手段と前記第2のトランジスタ
    ーの第3端子を、前記入力端の電位に基づいてバイアス
    する第2のバイアス手段を設け、前記入力端を第1のコ
    ンデンサーを介して前記第1のトランジスターの前記第
    3端子に接続するとともに第2のコンデンサーを介して
    前記第2のトランジスターの前記第3端子に接続したブ
    ースターを有する事を特徴とする差動増幅器回路。
  2. 【請求項2】 前記第1(第2)のバイアス手段は前記
    第1(第2)のコンデンサーと並列接続される抵抗を有
    している事を特徴とする請求項1に記載の差動増幅器回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第1(第2)のバイアス手段は前記
    第1(第2)のコンデンサーと並列接続される第1(第
    2)のダイオードを有している事を特徴とする請求項1
    に記載の差動増幅器回路。
  4. 【請求項4】 前記第1(第2)のバイアス手段は前記
    第1(第2)のコンデンサーと並列接続される、第1
    (第2)の抵抗と第1(第2)のダイオードの直列回路
    を有している事を特徴とする請求項1に記載の差動増幅
    器回路。
  5. 【請求項5】 前記第1(第2)のバイアス手段は前記
    第1(第2)のトランジスターの前記第3端子と前記第
    1(第2)の電源線に接続した抵抗を有する事を特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の差動増幅
    器回路。
  6. 【請求項6】 前記第1(第2)のバイアス手段は前記
    入力端と前記第1(第2)の電源線の間に挿入される、
    2個の抵抗の直列回路を有し、該2個の抵抗の共通接続
    点はダイオードを介して前記第1(第2)のトランジス
    ターの前記第3端子に接続されている事を特徴とする請
    求項1に記載の差動増幅器回路。
  7. 【請求項7】 第2端子を第1の電源線に接続した第1
    のトランジスターと、第2端子を第2の電源線に接続し
    た第2のトランジスターとを有し、前記第1のトランジ
    スターの第1端子と前記第2のトランジスターの第1端
    子とを共通に接続して出力端子と成し、前記第1のトラ
    ンジスターの第3端子を第1のダイオードを介して第1
    の抵抗と第2の抵抗のそれぞれの一端に接続し、前記第
    1の抵抗の他の一端を入力端に接続し、前記第2の抵抗
    の他の一端を前記第1の電源線に接続し、前記第2のト
    ランジスターの第3端子を第2のダイオードを介して第
    3の抵抗と第4の抵抗のそれぞれの一端に接続し、前記
    第3の抵抗の他の一端を前記入力端に接続し、前記第4
    の抵抗の他の一端を前記第2の電源線に接続したブース
    ターを有する事を特徴とする差動増幅器回路。
  8. 【請求項8】 前記第1(第2)のトランジスターの前
    記第2端子と前記第1(第2)の電源線との間に挿入し
    た第5(第6)の抵抗を有する事を特徴とする請求項1
    乃至請求項7のいずれかに記載の差動増幅器回路。
  9. 【請求項9】 前記第1(第2)のトランジスターの前
    記第2端子と前記第1(第2)の電源線との間に挿入し
    た第1(第2)の定電流源を有する事を特徴とする請求
    項1乃至請求項7のいずれかに記載の差動増幅器回路。
  10. 【請求項10】 前記第1(第2)のトランジスターの
    前記第2端子を更に第3(第4)のコンデンサーを介し
    て前記第1、第2の電源線とは異なる電源線に接続した
    事を特徴とする請求項8もしくは請求項9に記載の差動
    増幅器回路。
  11. 【請求項11】 前記第1(第2)のトランジスターの
    前記第2端子を更に第3(第4)のコンデンサーを介し
    て前記第1、第2の電源線のいずれかに接続した事を特
    徴とする請求項8もしくは請求項9に記載の差動増幅器
    回路。
  12. 【請求項12】 前記入力端と出力端の間に発振防止回
    路を挿入したことを特徴とする、請求項1乃至請求項1
    1のいずれかに記載の差動増幅器回路。
  13. 【請求項13】 前記入力端を、差動増幅器の出力端に
    接続した事を特徴とする請求項1乃至請求項12のいず
    れかに記載の差動増幅器回路。
  14. 【請求項14】 前記入力端と前記差動増幅器出力端の
    間に緩衝器を設けた事を特徴とする、請求項13に記載
    の差動増幅器回路。
  15. 【請求項15】 前記差動増幅器は第5のトランジスタ
    ーの第1端子を第1の負荷要素を介して第3の電源線に
    接続し、第6のトランジスターの第1端子を第2の負荷
    要素を介して前記第3の電源線に接続し、前記第5のト
    ランジスターの第2端子と前記第6のトランジスターの
    第2端子とを共通に接続して第3の負荷要素を介して第
    4の電源線に接続し、前記第6のトランジスターの前記
    第1端子を出力端となし、前記第5、第6のトランジス
    ターのそれぞれの第3端子を差動入力端と成した事を特
    徴とする、請求項13に記載の差動増幅器回路。
  16. 【請求項16】 前記緩衝器は第7のトランジスターの
    第3端子を入力端となし、該第7のトランジスターの第
    1端子を第5の電源線に接続し、該第7のトランジスタ
    ーの第2端子を第4の負荷要素を介して第6の電源線に
    接続し、該第7のトランジスター前記第2端子を出力端
    と成した事を特徴とする、請求項14に記載の差動増幅
    器回路。
  17. 【請求項17】 前記差動増幅器に印加する電源電圧を
    前記第1、第2の電源線間の電圧と異なる値に設定した
    事を特徴とする、請求項13乃至請求項16のいずれか
    に記載の差動増幅器回路。
  18. 【請求項18】 前記緩衝器第に印加する電源電圧を前
    記第1、第2の電源線間の電圧と異なる値に設定した事
    を特徴とする、請求項14乃至請求項16のいずれかに
    記載の差動増幅器回路。
  19. 【請求項19】 前記出力端と、前記差動増幅器入力端
    の間に帰還回路を有する事を特徴とする請求項13乃至
    請求項18のいずれかに記載の差動増幅器回路。
  20. 【請求項20】 出力が表示装置の駆動電源として用い
    られる事を特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれ
    かに記載の差動増幅器回路。
  21. 【請求項21】 前記表示装置が液晶表示装置であるこ
    と事を特徴とする請求項20に記載の差動増幅器回路。
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EP92912448A EP0544917B1 (en) 1991-06-21 1992-06-22 Capacitive load driving circuit
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