JPH0548287Y2 - - Google Patents

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JPH0548287Y2
JPH0548287Y2 JP7325187U JP7325187U JPH0548287Y2 JP H0548287 Y2 JPH0548287 Y2 JP H0548287Y2 JP 7325187 U JP7325187 U JP 7325187U JP 7325187 U JP7325187 U JP 7325187U JP H0548287 Y2 JPH0548287 Y2 JP H0548287Y2
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magnetic sheet
sliding contact
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circular magnetic
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案はヘツド摺接装置に関し、特に面方向に
走行する記録媒体にヘツドを摺接させることによ
り信号を記録再生するようになされたシート記録
再生装置に適用して好適なものである。
B 考案の概要 本考案は、記録媒体を挟んでヘツド及びパツド
を対向させ、ヘツドを記録媒体に押し付けながら
パツドに設けた摺接溝に突出させることによりヘ
ツドを記録媒体に摺接させるようにしてなるヘツ
ド摺接装置において、パツドの摺接溝を形成する
突起のうち、ヘツドの移動軌道上の部分を所定の
幅だけ切除することにより、簡易な構成によつて
記録媒体の損傷を未然に防止し得るヘツド摺接装
置を容易に実現し得る。
C 従来の技術 例えば、円形磁気シートを記録媒体とするシー
ト記録再生装置においては、十分薄い、従つてフ
レキシビリテイの大きい円形磁気シートを面方向
に回転させて、これに記録及び再生用の磁気ヘツ
ドを摺接させることにより信号を記録又は再生す
る。このとき当該記録又は再生された信号に雑
音、ドロツプアウトが生じないようにするために
は、磁気ヘツドを円形磁気シートに対して安定に
摺接させる必要があり、このため従来第5図に示
す構成のヘツド摺接装置が用いられている。
すなわち第5図において、円形磁気シート1は
回転フランジ2に固着され、モータ(図示せず)
が回転フランジ2を回転駆動することにより矢印
aで示す方向に回転される。円形磁気シート1の
半径方向の仮想線L上には、円形磁気シート1の
信号記録面1Aに対向するように磁気ヘツド3が
当該仮想線Lに平行な矢印bで示す方向に移動可
能に配設されており、また、磁気ヘツド3に対し
円形磁気シート1を挟んで対向する位置(すなわ
ち非信号記録面1B側)にパツド4が配設されて
いる。
パツド4は第6図A及びBに示すように、摺接
溝4Aが、その三方を仮想線Lに平行でかつ円形
磁気シート1の非信号記録面1Bと対向するパツ
ド部4B及び4Cと、パツド部4B及び4Cを連
結し円形磁気シート1の外周部分と対向する土手
部4Dとで囲まれるようにして形成されている。
以上の構成において、記録又は再生時には、磁
気ヘツド3を円形磁気シート1の信号記録面1A
に押し付け、パツド4の摺接溝4Aに突出させる
ようにする。
このようにすることにより、円形磁気シート1
の円周方向(すなわち第5図において矢印aで示
す方向)については第7図Aに示すように、矢印
aで示す方向に円形磁気シート1が高速で回転す
ると、空気の粘性による空気流が非信号記録面1
Bに生ずるため、パツド4のパツド部4B及び4
Cと円形磁気シート1との間に介在する空気流の
圧力で円形磁気シート1を磁気ヘツド3側へ押圧
すると共に、磁気ヘツド3が凹状の摺接溝4A内
に円形磁気シート1を押し曲げるように突出さ
せ、この結果磁気ヘツド3が円形磁気シート1に
接触する状態を保持する。
また、円形磁気シート1の半径方向(すなわち
矢印b(第5図)で示す方向)については第7図
Bに示すように、パツド4の土手部4Dと円形磁
気シート1との間に介在する空気流の圧力で円形
磁気シート1の外周部分を磁気ヘツド3側へ押圧
する一方、円形磁気シート1の内周部分は回転フ
ランジ2に固定されているため、磁気ヘツド3が
円形磁気シート1を仮想線L上の任意の位置で押
圧したとき、円形磁気シート1は摺接溝4A内に
押し曲げられることにより、当該磁気ヘツド3が
円形磁気シート1に接触する状態を保持する。
以上のようにすれば、磁気ヘツド3を円形磁気
シート1の信号記録面1Aに対し、常に安定に摺
接させることができると考えられる。
D 考案が解決しようとする問題点 ところがかかる構成のヘツド摺接装置におい
て、シート記録再生装置が停止モードの状態で長
時間放置された場合には、その間磁気ヘツド3が
円形磁気シート1を押し曲げた状態に放置される
ので、円形磁気シート1が第6図A及びBについ
て上述したような形状に変形して当該円形磁気シ
ート1を損傷する結果になるおそれがある。
この問題を解決する方法として、第1に、停止
モード時、磁気ヘツド3又はパツド4を互いに離
間した位置に後退させることにより、円形磁気シ
ート1が変形を回避することが考えられるが、こ
れを実現するためには複雑かつ大型の機構を要す
る問題がある。
また第2に、パツド4の土手部4Dを省略し
て、磁気ヘツド3を摺接溝4Aの外側に逃がす方
法が考えられるが、このようにすると、第6図B
について上述したように、土手部4Dによつて円
形磁気シート1を磁気ヘツド3に押しつける機能
が得られなくなるため、円形磁気シート1への摺
接が不安定になるおそれがある。
本考案は以上の点を考慮してなされたもので、
円形磁気シートの変形を未然に防止し得るように
した簡易な構成のヘツド摺接装置を提案しようと
するものである。
E 問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本考案において
は、記録媒体としての円形シート1を挟んでヘツ
ド3及びパツド10を対向させ、ヘツド3を円形
シート1に押し付けながらパツド10に設けた摺
接溝4Aに突出させることによりヘツド3を円形
シート1に対して当該円形シート1の半径方向b
に移動し得るように摺接させるようにしてなるヘ
ツド摺接装置において、摺接溝4Aの外周側端部
に所定の間隔を間に挟むように一対の土手部10
D1,10D2を形成し、停止モード時ヘツド3
を間隔部10Eを通つて一対の土手部10D1,
10D2の外側位置又は間隔部位置に移動させる
ようにする。
F 作用 パツド10の土手部10D1及び10D2の間
に、ヘツド3を摺接溝4Aから外方へ逃す間隔部
を設けたことにより、停止モード時ヘツド3をパ
ツド10と対向しない位置に移動させることがで
きる。
かくして簡易な構成によつて、停止モード時に
記録媒体1の損傷を未然に防止できるようなヘツ
ド摺接装置を容易に実現し得る。
G 実施例 以下図面について、本考案の一実施例を詳述す
る。
第6図A及びBとの対応部分に同一符号を付し
て示す第1図A及びBにおいてパツド10は、第
6図の場合と比較して、円形磁気シート1の半径
方向(すなわち仮想線Lの方向)について、円形
磁気シート1の外周部分と対向する土手部4Dの
部分を長さHに相当する分だけ省略した構成を有
し、これにより、第2図に示すように、磁気ヘツ
ド3が摺接溝4Aの内部を円形磁気シート1の最
外周部に対向する位置にまで移動したとき、磁気
ヘツド3がパツド10に対向し得なくなるように
なされている。
またパツド10は、土手部4D(第6図)と同
様の機能をもつ一対の土手部10D1及び10D
2が、中心部に間隔Dの間隔部10Eを挟んで対
向するように形成されている。
ここで間隔Dは磁気ヘツド3が円形磁気シート
1を走査しながら摺接溝4A内を外周方向へ移動
するとき、当該磁気ヘツド3がスムーズに土手部
10D1及び10D2間を通過できるような幅に
設定されている。
以上の構成において、停止モード時、磁気ヘツ
ド3は円形磁気シート1の最外周部に対向し、か
つ第2図に示す位置に移動する。
かくして円形磁気シート1を極度に変形させる
ことを避け得、従つて停止モード時磁気ヘツド3
をそのままの状態で放置しても円形磁気シート1
を損傷することはない。
これに対して記録モード又は再生モード時にお
いては、土手部10D1及び10D2が円形磁気
シート1を磁気ヘツド3に抑えるように動作する
ことにより、磁気ヘツド3を円形磁気シート1の
信号記録面1Aに対して常に安定に摺接させるこ
とができる。
以上の構成によれば、パツド10の形状を僅か
に変更するだけの簡易な構成により、円形磁気シ
ート1の損傷を未然に防止し得るヘツド摺接装置
を容易に実現し得る。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、こ
の場合、円形磁気シート1が送り込まれて来る上
流側のパツド部4Bは傾斜面部4B1及びこれに
隣接する水平面部4B2によつて構成され、また
円形磁気シート1が送り出されて行く下流側のパ
ツド部4Cは傾斜面によつて構成され、これによ
り、記録モード又は再生モードにおいて磁気ヘツ
ド3が円形磁気シート1を摺接溝4Aに押し曲げ
たとき、パツド部4B及び4Cの円形磁気シート
1への当たりが滑らかになるようになされてい
る。
一方の土手部10D1は水平面部4B2の最外
側部分から摺接溝4Aに突出するように形成さ
れ、また他方の土手部10D2はパツド部4Cの
傾斜している表面上に形成されている。
このように構成しても、上述の場合と同様の効
果を得ることができる。
第4図は本考案のさらに他の実施例を示すもの
で、この場合土手部10D1及び10D2は第6
図について上述した土手部4Dと同程度に、長さ
Hだけ外方に突出するように構成され、停止モー
ド時磁気ヘツド3を土手部10D1及び10D2
間の位置に逃すようになされている。
このようにしても、上述の場合と同様の効果を
得ることができる。
さらに上述においては、本考案を円形磁気シー
トを記録媒体とする磁気記録方式のシート記録再
生装置に適用したが、これに限らず他の記録方式
のシート記録再生装置に広く適用し得る。
H 考案の効果 上述のように本考案によれば、簡易な構成によ
り記録媒体の損傷を未然に防止し得るヘツド摺接
装置を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBは本考案によるヘツド摺接装置
のパツドの一実施例を示す底面図及び正面図、第
2図は停止モード時の磁気ヘツドの摺接状態を示
す略線的断面図、第3図A及びBは本考案の他の
実施例を示す底面図及び正面図、第4図は本考案
のさらに他の実施例を示す底面図、第5図はヘツ
ド摺接装置の全体構成を示す略線的平面図、第6
図A及びBは従来のパツドの形状を示す底面図及
び正面図、第7図A及びBは記録又は再生時の磁
気ヘツドの摺接状態を示す略線的断面図である。 1……円形磁気シート、2……回転フランジ、
3……磁気ヘツド、4,10……パツド、10D
1,10D2……土手部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 記録媒体としての円形シートを挟んでヘツド及
    びパツドを対向させ、上記ヘツドを上記円形シー
    トに押し付けながら上記パツドに設けた摺接溝に
    突出させることにより上記ヘツドを上記円形シー
    トに対して当該円形シートの半径方向に移動し得
    るように摺接させるようにしてなるヘツド摺接装
    置において、 上記摺接溝の外周側端部に所定の間隔を間に挟
    むように一対の土手部を形成し、停止モード時上
    記ヘツドを上記間隔部を通つて上記一対の土手部
    の外側位置又は上記間隔部位置に移動させる ことを特徴とするヘツド摺接装置。
JP7325187U 1987-05-15 1987-05-15 Expired - Lifetime JPH0548287Y2 (ja)

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JP7325187U JPH0548287Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JPS63181149U JPS63181149U (ja) 1988-11-22
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