JPH0547914U - 光波による脳波刺激装置に用いる眼鏡 - Google Patents

光波による脳波刺激装置に用いる眼鏡

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JPH0547914U
JPH0547914U JP10570791U JP10570791U JPH0547914U JP H0547914 U JPH0547914 U JP H0547914U JP 10570791 U JP10570791 U JP 10570791U JP 10570791 U JP10570791 U JP 10570791U JP H0547914 U JPH0547914 U JP H0547914U
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賢司 小蒲
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株式会社サテライトインテリジェンス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立を容易にして量産化を可能にする。光波
による脳波刺激装置の効果が十分に発揮でき、安全で使
いやすく、光源の交換がしやすく、プログラムに対する
精度が良く、効果的な光波による脳波刺激装置の設計を
可能にする。 【構成】 眼鏡本体1の内側にボス2を突設し、このボ
スに螢光表示管32を取付けている取付け板31と、そ
の後方に位置する透光アクリル板4と鼻当て5とをねじ
6で固定してあり、上記透光アクリル板は、取付け板
と、鼻当てとの間に配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、目蓋に多様な色調の光を照射する光波による脳波刺激装置に使用 する眼鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アメリカにおいて開発された光波による脳波刺激装置(商品名:シ ンクロエナジャイザー)が知られている。この光波による脳波刺激装置は、様々 にプログラムされた可変速度で点滅する光源からの可変光をゴーグル形状の眼鏡 を通じて網膜に多彩な色の連続した抽象模様として残し、同時に可変光に同期す るホワイトノイズ等のパルス音と、リラクゼーション等のための音楽を聴覚に一 定時間加えることにより、脳波を制御するものである。この光波による脳波刺激 装置の光源には白熱豆電球や発光ダイオードが用いられていた。そして眼鏡は、 眼鏡本体の内側に白熱豆電球(又は発光ダイオード)を取付けると共に、内側中 央部に鼻当てをねじで止めていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来例によれば、白熱豆電球又は発光ダイオードの取付けと、鼻当ての取付け とを別位置で行い、取付け個所が多くなる分だけ、また位置決めも必要となり、 組立てに手間がかかる不都合があった。
【0004】 また従来例によれば、光波による脳波刺激装置の光源の色調が、脳波を誘導す る効果に大きな影響があることは、研究の結果明らかにされている。しかし、現 在までの光波による脳波刺激装置の光源には、上記のように白熱豆電球または発 光ダイオードが使用されているので、発光色が白、赤、緑、マゼンタの4色のい ずれかに限定され、このため、光波による脳波刺激装置の効果が十分に発揮でき ない問題があった。また、白熱豆電球は発熱し、顔面に不快感を与え、そして火 傷等の人体に対する危険性があった。また光源を固定する機構部分の変形、破損 などの恐れもあった。さらに、寿命が短いため、タングステンの切れた白熱豆電 球の交換の為に大変な手間がかかっていた。さらに、信号に反応する応答速度が 遅いため、プログラムに対する精度が悪い。その上、白熱豆電球及び発光ダイオ ードは、光波による脳波刺激装置の光源としては広い面積を占めたり、複雑な発 光図形を描けないため、より高度で効果的な光波による脳波刺激装置の設計に対 応できなかった。
【0005】 この考案の目的は、組立を容易にして量産化を可能にすることである。この考 案の他の目的は、光波による脳波刺激装置の効果が十分に発揮できて安全で使い やすく、光源の交換がしやすく、プログラムに対する精度が良く、効果的な光波 による脳波刺激装置の設計を可能にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る眼鏡においては、眼鏡本体内側に突部を設け、この突部に光源 を備えている発光ユニットと、透光板と、鼻当てとを止め部材で保持しているも のである。上記透光板は、発光ユニットと、鼻当てとの間に配置されている。発 光ユニットの光源として、白熱豆電球、発光ダイオード、蛍光表示管等適宜であ るが、輝度を上げ使用者のリラクゼーションを高める見地から蛍光表示管である ことが望ましい。
【0007】
【作用】
光源と透光板と鼻宛てとの取付け個所が突部の1個所に集中できる。光源とし て螢光表示管の存在により多様な色調の光を目蓋に照射し、最も効果的なプログ ラムが設計可能な光波による脳波刺激装置が稼動する。
【0008】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1〜図3において、眼鏡本体1は、顔面に取付けて、眼を覆う大きさであっ て、ABS樹脂によりゴーグル状に形成されている。眼鏡本体1内面中央から突 部であるボス2を突出してあり、このボスは眼鏡本体と一体成形されている。ボ ス2には、段部21,22の位置で、発光ユニット3、透光板である透光アクリ ル板4及び鼻当て5を止め部材であるねじ6により固定してある。
【0009】 発光ユニット3は、図示の例では取付け板31と、光源となる高輝度蛍光表示 管32とからなる。取付け板31は、長方形状に形成されており、その中央部の 孔においてボス2の段部21に位置保持されており、両端部前面は眼鏡本体1と 一体に形成されている当板7に当接している。取付け板31の背面両側に高輝度 蛍光表示管32,32を両面接着テープ(図示せず。)で取付けてある。高輝度 蛍光表示管32は、脳波刺激装置(図示せず。)に電気的に接続されている。
【0010】 透光アクリル板4は、蛍光表示管32の内側(図1上側)に位置している。透 光アクリル板4は、図4に示すように両側の蛍光表示管32,32に対応する位 置に四角形状の透明部41,41を形成してあり、両透明部を除く他の部分(点 描図示部分)を不透明としている。透光アクリル板4の中央にボス2が貫通する 孔42を開けてある。透光アクリル板4の外周部の4個所前面は、眼鏡本体1と 一体に形成されている当板8に当接しており、このために透光アクリル板が前方 に位置している蛍光表示管32との間隔が確保される。透光アクリル板4は、蛍 光表示管32からの発熱が人体に与える影響を減らすと共に、直接発熱している 蛍光表示管に触れる危険を防止する役目をしている。
【0011】 鼻当て5は、透光アクリル板4の内側中央部に接した状態で、ねじ6でこの透 光アクリル板に取付けられている。ねじ6は、鼻当て5を貫通し、透光アクリル 板4及び取付け板31を貫通しているボス2の軸心部にねじ込まれている。
【0012】 本眼鏡の組立てを説明すると、眼鏡本体の前部を下にしてボス2を起立状態に しておいてから、蛍光表示管32を取付けている取付け板31の中央の孔にボス を通すと、取付け板はボスの段部21に位置保持されると共に当板7上に載置さ れて保持される。そして透光アクリル板4の中央の孔42にボス2の上端部を通 して、ボスの段部22と当板8に位置保持させ、さらにボス2の上端部に鼻当て 5の中央部を当てて、最後に上側からねじ6をボスの軸心にねじ込んで鼻当て5 を固定する。
【0013】 蛍光表示管32において、低速電子線用蛍光体によって、7色以上の色調、ま たはカラーフィルターを使用することによって、広範囲の色調の光を発色させる ことが可能となり、これによって、最も光波による脳波刺激装置の効果を高める 発光色を自由に選択できる。また、蛍光表示管32に多色の発光面を配置させ、 様々な色彩の中から、選択した一色を独立して発光、または混在、及び混色させ て発光をさせることが可能である。研究の結果、赤系統の光は、脳波を快活なβ 波方向に導くのに効果的な色であり、緑系統の色はリラックスしたθ波方向の脳 波に誘導することに効果的な色である。また、白色は個人のイメージで色彩をコ ントロールする光で、β波方向もθ波方向へも、どちらでも脳波誘導が可能であ る。よってこの考案により、光波による脳波刺激装置に多様な色調の光を出力す る、効果的な発光プログラミングを設計することが可能である。
【0014】 また実験例によれば、本眼鏡は、蛍光表示管32を使用することにより、従来 の発光ダイオードに比べ約80%の消費電力でよく、低電圧で高輝度を得られる 光源が得られた。また蛍光表示管32によれば、光源の寿命が飛躍的に延びた。 すなわち、光源としての白熱豆電球の使用耐用時間が数百時間であるのに対し、 本例では輝度半減まで6,000〜8,000時間、実用可能時間は50,00 0時間という膨大な時間の延命が可能となった。
【0015】 当板7,8と、段部21,22とのいずれか一方を省略することができる。
【0016】 上例において、発光ユニットにおける光源として蛍光表示管32を使用してい るが、白熱豆電球等を用いてもよい。
【0017】 透光板4として、着色された透光板や、無色透明の透光板に着色されたものを 取り付けることにより、好みの色の光を得ることができる。
【0018】 止め部材としてねじを用いれば解体が容易となるが、このねじに代えてピンを 用いてもよく、ピンの場合にはボスに圧入固着するものであってもよい。
【0019】
【考案の効果】
請求項1及び2によれば、止め部材により眼鏡本体の突部に光源、透光板及び 鼻当てを保持し、保持個所を1個所に集中できるので、組立が容易となり、量産 性に寄与する。そして透光板を配置しているので、光源からの発熱による人体に 与える影響を減らすと共に、直接発熱している光源に触れることを防止する。
【0020】 請求項2によれば、光源が蛍光表示管であるために、最も光波による脳波刺激 装置の効果を高める発光色を自由に選択できると共に、光波による脳波刺激装置 に多様な色調の光を出力する、効果的な発光プログラミングを設計することを可 能にし、従来例に比較して低電圧で高輝度が得られ、光源の長い寿命化が可能と なり、信号に対する応答が速く、設計したプログラムに対し、正確な反応をし、 より精度の高い脳波刺激装置を提供でき、自由な面積、複雑な図形を設計し、カ スタム品を容易に製作することが可能であり、最も効果的な発光図形をもった脳 波刺激装置の製造を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の平面断面図である。
【図2】この考案の背面断面図である。
【図3】この考案の縦断面図である。
【図4】透光アクリル板の背面図である。
【符号の説明】
1 眼鏡本体 2 突部(ボス) 3 発光ユニット 31 取付け板 32 光源(蛍光表示管) 4 透光板(透光アクリル板) 5 鼻当て 6 止め部材(ねじ)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡本体内側に突部を設け、この突部に
    光源を備えている発光ユニットと、透光板と、鼻当てと
    を止め部材で保持してあり、上記透光板は、発光ユニッ
    トと、鼻当てとの間に配置されていることを特徴とする
    光波による脳波刺激装置に用いる眼鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1における発光ユニットの光源
    は、蛍光表示管であることを特徴とする光波による脳波
    刺激装置に用いる眼鏡。
JP10570791U 1991-11-29 1991-11-29 光波による脳波刺激装置に用いる眼鏡 Expired - Lifetime JP2560849Y2 (ja)

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