JPH0547860B2 - - Google Patents

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JPH0547860B2
JPH0547860B2 JP62289161A JP28916187A JPH0547860B2 JP H0547860 B2 JPH0547860 B2 JP H0547860B2 JP 62289161 A JP62289161 A JP 62289161A JP 28916187 A JP28916187 A JP 28916187A JP H0547860 B2 JPH0547860 B2 JP H0547860B2
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Hiroshi Takakura
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Canon Inc
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Priority to DE3844906A priority patent/DE3844906C2/de
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Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は、文字(文章)、図形、イメージ等の
文書データを処理する文書処理装置に関する。 〔従来の技術〕 従来のワード・プロセツサ(略してワープロ)
は、文書中に縦線、横線等で罫引きされた表を描
く場合は罫線素片を繋ぎ合わせて行い、地図やイ
ラスト等の図形データ、写真等のイメージデータ
を貼り込む場合は、枠の素片を示すブロツクマー
クで閉じた矩形枠(ブロツク)を描き、そのブロ
ツクの中にイメージや図形といつた枠としての属
性、そして別に作成して用意されたイメージデー
タや図形データとの対応をとるための名前等の識
別子をセツトし、印刷時にその枠に対応するイメ
ージや図形を貼り込むという方法をとつていた。 しかしながら、このような手法では、文字の挿
入や削除により素片の位置がずれる場合があり、
データが崩れて表示されたり、或は全く表示され
なくなることがあつた。又、ブロツクが素片とい
つた文字の並びで構成されているため、ブロツク
とブロツクを重ねあわせたり、文章の追加挿入に
よつて文章の動きとは別の動きをブロツクとして
させることは不可能であつた。又、ブロツクとし
て、用紙に対するセンタリングや右よせなどのよ
せの制御やその他の機能をもたせることも非常に
難しいものであつた。 一方、近年マイクロプロセツサの発達やCRT、
プリンタ等の周辺機器の発展に伴い、ワークステ
ーシヨンを基にした高度な文書処理が行われるよ
うになつてきた。それは通常WSIWYG(What
You See Is What You Get)と呼ばれるもの
で、文書の印刷結果を画面に表示しながら、リア
ルタイムに入力編集を行うというものである。 ブロツクについても、文書中にブロツクとして
の独立した情報を持ち、ブロツクとして独自の処
理が行える様になつている。第2図は従来のワー
クステーシヨンに於ける文書処理のブロツク情報
を説明した図である。2−1はブロツクのプライ
オリテイで、ブロツクに重なりがあるときの重ね
の順を意味する。2−2はブロツクが文書中の文
章に従つて浮動するブロツク(以下浮動ブロツク
と呼ぶ)か、文章とは無関係にあるページのある
位置に固定的に貼り付いたブロツク(以下固定ブ
ロツクと呼ぶ)かを示すフラグである。2−3
は、固定ブロツクの場合は、固定ブロツクの貼り
付いているページ番号を浮動ブロツクの場合は、
浮動ブロツク番号を示す。2−4は、固定ブロツ
ク時の用紙の左上端を原点としたときのブロツク
の貼り付け位置を示す。2−5はブロツクの大き
さを幅と高さで規定したものである。2−6はブ
ロツク内の実際のデータの入つている位置を示す
ポインタである。 ところで、従来のブロツクでは、ブロツク中の
データ属性は、表、図形、文章、イメージのうち
1種類しかなく、従つてブロツク中に複数の属性
を持たせることができないため、例えば図形やイ
メージ中に文章で説明文を付け加えようとしても
不可能であつた。もちろん、文章、図形、イメー
ジが重なりあつた場合の条件でのブロツク内のデ
ータの削除やブロツク内のデータを他のブロツク
に移すことは不可能であつた。 また、従来のワークステーシヨンでは、固定ブ
ロツクしかないものか、浮動ブロツクしかないも
のしかなく、固定ブロツクと浮動ブロツクの間の
データの移動については、全く出来なかつた。従
つて、表示上の区別も全くなかつた。 一旦作成したブロツクに対してブロツクデータ
は、ブロツクのある起点、例えば左上端を原点と
して作成される。従つて、文章のレイアウト上、
或いは入力編集の都合上ブロツクの大きさを変更
する場合、例え、上下左右のどの向きに伸縮でき
たとしても、ブロツクの大きさは変るが、伸縮し
た部分の余白が空いたり、余白が詰つたりするわ
けでない。例えば第3図aの3−1に対して左上
方向に余白をつけるため、ブロツクを左上方向に
広げたとしても、第3図bの3−2のように、内
部の図形データが広げた方向に移動してしまうと
いう問題があつた。 文書によつては、用紙全体にブロツクを空けた
い場合があるが、従来のシステムでは、ブロツク
空けは、始点、終点をマウス等のポインテイング
デバイスで指定するため、指定するのが難しいだ
けでなく、完全に用紙全体にするのはほとんど不
可能であつた。 特願昭62−289141号のように用紙が同時に表示
したり、印刷したりできる複数のレイア、例え
ば、文章レイア、図形レイア、イメージレイア、
フオームレイアから構成する技術を本出願人は提
案しているが、その様な場合、ある特定ページに
貼りついているレイアをデータの挿入削除等の入
力編集の結果、別のページに移動したいことが発
生するが、従来のワークステーシヨンではこの様
な処理は、当然不可能であつた。 また、上記の様な複数レイアの用紙上に貼り付
いたブロツクに対してレイアのデータを固定して
ブロツクのみ移動することや、逆にブロツクのみ
固定してレイアのデータを移動することなども従
来のワークステーシヨンでは不可能であつた。 又、浮動ブロツクについては、従来のワークス
テーシヨンには次の様なものがあつた。 第4図aの様に文書4−3中に浮動ブロツク
マーク4−1と浮動ブロツク4−2が組み込ま
れ、浮動ブロツク4−2が文字と同じに取り扱
われるもので、浮動ブロツク4−2の前後に文
章が続いている。上下の行をブロツクが侵すほ
どブロツクの高さが大きいときは、必要な行数
分だけ行送りされ、上下の行を侵さない。浮動
ブロツク4−2の削除や移動は浮動ブロツクマ
ーク4−1の削除や移動で行う。 第4図bの様に浮動ブロツクを指示したとこ
ろに浮動ブロツクマーク4−4が入り、実際の
浮動ブロツク4−5は、その行外に段抜きで組
み込まれるもので、浮動ブロツクの削除や移動
はと同じ様に浮動ブロツクマーク4−4の削
除や移動で行う。 上記の様に従来では浮動ブロツクは、文字とし
て取り扱うか、段を抜いたブロツクというものし
か存在しなかつた。 またの様な浮動ブロツクを2段組み以上の多
段組みで行うと、例えば第4図cの様に浮動ブロ
ツク4−6の前の文章が1段で表示されて、非常
に体裁の悪いものとなつた。 固定ブロツク(枠)の移動については、従来は
移動したい固定枠をマウス等のポインテイングデ
バイスにより指示し、目分量で移動していた。従
つて、同一ページに複数の固定ブロツクが存在
し、そのブロツク間の相対位置を保存しながら移
動するのは、煩雑なだけではなく、非常に困難な
ものであつた。 また、複数の固定ブロツクを意識的に重ねると
き、固定ブロツクの作成順に重なる。しかし、一
旦重つた固定ブロツクの重なり順を変更する方法
がないので、誤つて重なりを間違えると最初から
固定ブロツクを作りなおす必要があつた。 次に固定ブロツクをページを越えて移動、複写
するときに、必要に応じて固定ブロツクの切り出
し、貼り付けを行えばよいが、しかし、各ページ
の同じ位置に貼り付けるには、矢張り目分量で行
うため非常に難しいものであつた。 また、従来では固定ブロツクをページをまたが
つて移動するときは、切り出し、貼り付けを行う
か、ページ移動で行つていた。切り出し貼り付け
は、切り出すブロツクのあるページの表示、ブロ
ツクの切り出し指示、貼りつけるページの表示、
貼り付け指示の手順をふまなければならないの
で、どうしても操作が煩雑になつた。またページ
移動はあるページ以降のデータを別のあるページ
から置くということしかできないので、複数の固
定ブロツクを任意のページに並びかえるというの
は大変難しく、また大変な労力を要した。 前述したが従来では、用紙が同時に表示したり
印刷したりできる複数のレイア、例えば文章レイ
ア、図形レイア、イメージレイア、フオームレイ
アから構成される技術がなかつた。もちろん枠に
ついても、複数のレイアで構成されるものがなか
つた。従つて枠内について枠サイズのみをとり出
したり、文章だけを取り出したり、図形だけを取
り出したり、或いはイメージだけを取り出した
り、それらの複数の組合せで取り出したりするこ
とが当然できないという問題があつた。 〔目的〕 以上の点に鑑み、本発明の目的は、表示画面を
利用して文書の編集を行うことが可能であつて、
文書に設けられる枠のサイズデータ或は、前記枠
内に表示すべき図形データ、イメージデータ及び
文字データの内の少なくとも1つを読み出すこと
ができ、文書の編集において再利用を図ることが
できる文書処理装置を提供することを目的として
いる。 〔実施例〕 以下図面を参照し、本発明について詳細に説明
する。なお、本発明でいう文書は、文章(字)、
図形、イメージの少なくとも1つから構成される
データ群を表わすものである。又、本発明は従
来、人間が机上の用紙に、文や図形やイメージを
ペン等で描く動作を、電子的に行おうとする装置
であるので、本明細中の用語の「用紙」、「切り取
り」、「切り出し」、「貼り付け」、「枠空け」、「詰

込み」…等は、全て、電子的に行うもので、例え
ばCRT上で表示制御されるものである。なお、
本発明の文書処理装置は、本発明の機能を達成す
るものであれば単体の機器であつても、複数の機
器から成るシステムであつても、LAN等を介し
て達成される各機器或いは、各システムを含むも
のであつても良いことは言うまでもない。 第1図は、この発明の一実施例を示す文書処理
装置のブロツク図であり、1−1はCRT表示部
で、ラスタスキヤンして文書画像データを表示す
る。1−2はビデオRAM(VRAM)で、CRT表
示部1−1の1画面のパターン展開情報を記憶す
る。1−3は表示制御部で、VRAM1−2への
パターン展開制御およびCRT表示部1−1への
パターン読出しを制御する。1−4は文書編集制
御と(データ制御)を行うマイクロプロセツサ
(MPU)で、各部を総括的に制御する。1−5は
主メモリで、後述のフローチヤートで示される制
御プログラムや文書データ等が格納される。1−
6は外部磁気デイスク装置で、文書フアイル等を
格納している。1−7は位置を指示する指示手段
を兼ねるポインテイングデバイス(PD)で、
CRT1−1の任意の位置を指定する。1−8は
キーボード、1−9はI/Oバスで、各ブロツク
とMPU1−4とを接続する。更にスキヤナ1−
10、プリンタ1−11が接続されていても良
い。 なお、この発明において、組版とは、元来、活
版印刷の1工程を表す言葉であり、一言で説明す
ると、「原稿に基づいて活字を拾い、原稿の指定
に基づいて順序、字詰め、行数、字間、行間、位
置等を正しく組み合げ、バランスのとれた1つの
文書を作り上げる」ことを意味するものである
が、ここではこれらの処理を電子的に行うことを
意味する。 第5図から第 図までは、本実施例の操作につ
いて具体的な表示例を用いて説明するための図で
ある。第5図は本実施例の入力編集画面である。
5−1は、文書用紙に対応した表示画面で、入力
された文書データ(ここでは文字データ)5−6
が表示される。5−2は文書編集カーソルで、現
在のデータの入力編集位置を示す。5−3はポイ
ンテイングカーソルで、第1図のPD1−7と連
動した動きをし、5−2の文書編集カーソルの移
動や編集範囲の設定、コマンドの指示をPDの不
図示のスイツチとともに行う。5−4は入力画面
で、KBD1−8からのデータを一時的に表示し、
仮名漢字変換の指示があればその表示データは仮
名漢字変換され、5−1の表示画面に送られる。
5−5のコマンドメニユー上の角丸、四角で示さ
れる表示データは、編集コマンドを意味し、1−
7のPDでの画面指示や1−8のKBD上の対応し
たキー指示によりコマンドを入力するためのラベ
ルである。 ここで浮動ブロツク(枠)の指示を行うとき
は、5−5のコマンドメニユー内の5−7の「浮
動枠」を選び、固定ブロツク(枠)の指示を行う
ときは、5−5のコマンドメニユー上の5−8の
「固定枠」を選ぶ。なお5−9はマルチウインド
ウ表示により、他のプリントのコマンド等が表示
されているが、他の図においても同様であるが、
本発明に直接関係ないので説明は省略する。 第6図は第5図のコマンドメニユーに対し、固
定枠5−8を選んだときの表示画面を示す図であ
る。「固定枠空け」6−1は第7図aの様にPD1
−7により始点7−1、終点7−2を対角で選ぶ
ことにより固定枠7−3を空ける。「固定枠削除」
(第6図6−2)は画面上の固定枠をPD1−7で
指示、削除することを意味する。第7図bは第7
図aの固定枠7−3を削除した図である。なお第
7図bにはメジヤーが表示されているが、画面制
御によつて表示、不表示を選択することができ
る。又、固定枠はDISK1−6中の一時領域であ
る第7図bのクリツプボード7−4に取り出すこ
とができるが、「固定枠削除」では、そのクリツ
プボード7−4に取り出した固定枠も削除するこ
とができる。 第8図aは「固定枠移動」6−3を選んだとき
の表示である。ここではメニユー(8−1〜8−
4)の説明であるので、枠は図示をしていない。
8−1の「上下左右」はページ内で第8図bの様
に固定枠を上下左右の任意の方向に移動すること
(矢印で示す)を意味する。上下左右の移動時は、
位置あわせがしやすい様に、PD1−7のカーソ
ルは、クロスカーソルに変化する。 第8図aの8−2「手前」、8−3「奥」は、
第8図c,dの様に枠に重なりがあるときに、
PD1−7の不図示のスイツチの指示により、指
示した枠を最も手前、或は、最も奥にすること
で、重なりの順序を変更することを意味する。8
−4の「ページ」は、第8図eの様に、固定枠、
或いは背景データと呼ばれるレイア(図形、イメ
ージ)上のデータを任意のページに移動すること
を意味する。 第8図fとgは複数の枠を同時に取り扱うこと
を説明した図である。固定枠8−7,8−8,8
−9は、通常はPD1−7により選択的に1つ選
ばれるだけであるが、KBD1−8の不図示の
「継続」キーとPD1−7を併用指示することで、
次々に追加選択することができる。第8図fは追
加選択した結果、固定枠8−7,8−8,8−9
が選ばれたことを示している。 複数の選択はPD1−7で選択の始点、終点を
対角点で行い、始点、終点で作られる矩形に含ま
れたブロツクを全て選ぶということでも行える。 複数選択された固定枠は、不図示の「継続」キ
ーとPD1−7の併用指示で、次々に選択解除す
ることもできる。 第8図gは、複数の枠に対して「固定枠移動」
6−3を行い、移動した結果を示すものである。 第6図の6−4の「固定枠サイズ」は、一度作
成した固定枠を拡大したり縮小したりすることを
意味する。 第9図aは固定枠9−1のサイズ変更を説明し
た図である。指示された固定枠9−1の周囲に付
加された黒丸は伸縮する方向を示し、例えば黒丸
9−2を指示して枠のサイズを変更すると、黒丸
9−2に向かいあう黒丸9−3を固定した状態で
枠が伸縮する。逆に9−3を指示して枠のサイズ
を変更すると9−2を固定した状態で枠が伸縮す
る。つまり、対角点をフリツプフロツプ的に原点
(固定点)を切換えているわけである。 枠の伸縮と中のデータの移動の関係は、第9図
b,c,dの様になる。中のデータが文章の場合
は、第9図bの様に固定枠は組版の用語でいう
と、小組とみなされ、小組の書式「天、地、左、
右」の長さの規定で、上に伸ばしても下に伸ばし
ても枠の大きさが同じであれば、同じ結果にな
る。第9図cの様に中のデータが図形の場合、第
9図dのイメージの場合は、伸ばした方向に空白
がつく、なお詳細は後述する。もちろん縮めた場
合は縮めた方向が詰まることになる。 尚、表の場合も、図形やイメージと同様であ
る。 第6図6−5は「頁単位編集」で固定枠、レイ
アのデータをページ単位で移動削除することを指
示すると第10図aのメニユーが現われ、移動を
選ぶと固定枠の場合、第10図bの様に固定枠の
みの移動が行える。なお、1,2,3,4,5の
数字は頁数である。又、背景データとよばれるレ
イア(図形、イメージ)の場合、第10図cの様
にレイアのみの移動が行える。もちろん固定枠と
背景データを選べば、両方の移動が行えることは
言うまでもない。 第10図dは固定枠削除を説明した図である。
削除と削除ページ、固定枠、背景データを選ぶこ
とにより、指定したページの固定枠とレイアの削
除が行える。 第10図eは、ページ削除を説明した図であ
る。指定したページ範囲のデータを全て削除す
る。 第6図の6−6「固定枠取出し」を選ぶと第1
1図aの様にクリツプボード7−4が現われる。
11−1の「外枠取出」を選ぶと、固定枠のデー
タは取り出さずに枠情報だけ取り出す。従つて取
り出された枠を貼り付けると、空の枠だけの固定
枠が貼り付く。11−2の「全体取出」を選ぶ
と、第11図bの様に指定した枠内にあるデータ
の種類を表示し、枠とともに枠内のデータを選択
的に取り出すことが出来る。デフオルト値として
は、枠内の全てのデータ(イメージ、図形、文
字)が選べる。尚、ここでいう取出しは、例えば
クリツプボードに格納されている枠に対して取り
出すということである。 第6図の6−7「固定枠詰込み」は、第12図
aの様に指定された枠に対して、クリツプボード
7−4中に格納されているフアイル(例えば「サ
ンプル文書」のフアイル)を詰め込むとき、クリ
ツプボード7−4中の指定フアイルの枠を縦横同
率変倍するか、縦横独立変倍するか、変倍なしで
行うかを指示する。縦横同率変倍すると元の形は
保存されるが、枠に対して、アンバランスになる
ことがある。又、縦横独立変倍すると枠には綺麗
に収まるが、形が歪むことがある。変倍なしの場
合は、枠の大きさによつては、元のデータが途中
で切れたり、或は、余分な空白が空く恐れがあ
る。又、変倍すると枠内に縦横全て収まらない場
合がある。そのために拡大優先と縮小優先を選べ
る。前者は枠一杯にデータを入れる代わりにはみ
出たデータを切り取ることを意味し、後者は、デ
ータがはみ出さない様に変倍することを意味す
る。 第12図bは、固定枠の詰め込みとレイアの関
係を説明した図である。文章(字)レイア12−
1、図形レイア12−2、イメージレイア12−
3から成つている固定枠12−4に対し、文章レ
イア12−5からなる切り出した枠データを「固
定枠詰込み」6−7で詰め込むと文章レイアのみ
が入れ換わり、固定枠12−4は、固定枠12−
5の様になる。この様にレイア毎にデータの詰め
込みが行えるので、複数レイアを使つてのデータ
の合成が容易に行える。 ここで図形レイア12−2とイメージレイア1
2−3に対応するダミーレイアを用意すれば、入
れ換えの発生しないレイアを消すことができるの
は言う迄もない。 第12図cは、枠に対する文章レイアの書式の
一部を示したものである。文章レイアは、貼り付
けや詰め込みに対し、対応する書式により、フオ
ーマツテイングされる。書式は、枠空け時は、標
準の書式が設定され、貼り付け、詰め込み時は、
切り出したときの書式が設定される。 第12図dは、文章レイアと図形レイアからな
る枠12−7で「固定枠詰込み」6−7を固定枠
12−8に対して行つた結果を示した図である。
図形レイアは枠の大きさにあわせて変倍される
が、文章レイアは切り出した書式に依存してフオ
ーマツテイングされる。尚、図形レイアを非相似
形に変倍した例を示したが、変倍せずに詰め込ん
だり、相似形に変倍することができるのは言う迄
もない。 また、イメージや、表に対しても図形データと
同様のことが行えることは言うまでもない。これ
により、文章は、元の書式(例えば枠12−7の
書式)に基づいて、枠12−8内に展開されるの
で、文字が変形したり、行、字間が変化したり等
の変化がなく見易いものとなり、逆にイメージ、
図形は、枠のサイズに基づいて変倍するので、枠
によつて不用意に欠けたりすることなく、枠に合
つた形で詰め込むことが可能となる。 第6図の「固定枠貼付け」6−8は、第13図
aの様にクリツプボード7−4中のフアイルをそ
の枠を切り出したときと同じ状態で貼り付けるこ
とを意味する。「任意位置」13−2を選ぶとPD
1−7のカーソルがクリツプボード7−4上の指
定フアイル13−1の枠の大きさのカーソル13
−3となり、貼り付けるときのレイアウト上の目
安とすることができる。 又、「保存位置」13−4を選ぶと、第13図
bの13−5の様に切り出した時の枠の用紙に対
する位置と枠の大きさを表示して場所を明示する
様にし、そこに切り出した状態のそのままで貼り
付けることが可能である。これにより所望の頁の
同じ位置に同じ大きさの枠を作ることができる。 「固定枠詰込み」6−7と「固定枠貼付」6−
8は、不図示の画像スキヤナが接続されていれ
ば、画像スキヤナから直接イメージデータを読み
取り、枠に詰め込んだり、貼り付けたりすること
ができる。 第6図6−9のメジヤーを選ぶと、画面上のグ
リツドと呼ばれる格子点の表示と制御を変えるこ
とが出来る。第14図の様に「独立定義」とし
て、指定した値で設定したり、「書式保存」とし
て、文書の書式からグリツドを決めて設定でき
る。書式からグリツドを決めると、版画や本文文
字ピツチ、行ピツチを考慮に入れることになるの
で、グリツドを使つて、枠空けや貼り付けをする
ときに、版面、文字、行の境界を綺麗にすること
ができる。 なお、第6図6−10の「頁内全枠」は、画面
上の全枠を選ぶことを指示する。 第6図6−11の「画面制御」は、画面の表示
をどのようにするかを指示する。例えば、2,4
倍表示や、1/2,1/4表示、グリツドの表示、不表
示、レイアの表示、不表示、グリツドの表示,不
表示等である。第6図6−15の「頁」は現在処
理中のページを表示するとともに、任意のページ
への移行を指示する。 第6図6−12の「禁止領域」は、第15図で
示す様に、固定枠の周囲にデータ禁止領域15−
1を置くことを指定する。 第16図は、禁止領域と背景データとの関係を
説明した図である。固定枠16−1には、16−
4で示される禁止領域が設定されている。禁止領
域は、背景データとしての文章レイア16−5の
みに影響を与えるので、禁止領域16−2は、背
景データとしての文章レイア16−5を抑制す
る。しかし、禁止領域16−2は、文章以外のレ
イアは抑制しないので、例えば16−3の様な図
形レイアで、図形データを書き込むことが可能で
ある。 第6図6−13の「線種」は、枠自体の線種を
指定する。 第6図6−14は、固定枠として貼り付いてい
るイメージデータの処理を第17図で指示する。 第18図は第5図の「浮動枠」5−7を選んだ
ときの図である。18−1の「浮動枠枠空け」を
選ぶと、第19図aの様な浮動ブロツク設定メニ
ユー19−1が現われる。行内で実行するとポイ
ンテイングカーソル5−2の存在する位置に浮動
枠マーク19−2と浮動枠19−3が挿入され
る。浮動枠の大きさ属性は、浮動ブロツク設定メ
ニユー19−1で行う。浮動枠の大きさは文字数
と行数で決める方法と、ミリメートルで決める方
法がある。又、浮動枠の行中の位置を上揃え、セ
ンタリング、下揃えで指定することもできる。
又、特殊な設定として、挿入された行のベースラ
インからの浮動枠の位置も変更することができ
る。ここで本実施例の浮動枠は、浮動枠マーク9
−2のない行にかかることを許す。その場合、浮
動枠にかかつた部分は、第19図cの様に重ね書
きされるため、データが消えたようにみえる。つ
まり、行内に浮動枠を設定したので、第19図c
に示す様な枠は1文字として扱われるため、消え
たように見えるのであるし、第20図aではそう
ではない。しかし、こうすることで、第19図d
の様に、浮動枠19−4に対して、19−5の行
と19−6の行を左右に存在させることが可能と
なる。 第19図eは第19図dに対して、改行19−
7等の制御データを表示させたものである。浮動
枠19−10は、浮動枠マーク19−8により、
文字として取り扱われる。浮動枠19−10は、
行ピツチよりも充分に大きな高さを持つているの
で、前後の行を侵すが、改行19−7を必要なだ
け入れることで、前後の行を侵さない様にしてい
る。19−5で示す行と、19−6で示す行は、
異なる行であるが、浮動枠19−10が、前後の
行を侵すことにより、結果として、これらの行は
抑制されないので、浮動枠19−10の左右に並
ぶことができる。 尚、19−9で示す改行は、行列式データ19
−11に対する改行である。第20図aは「浮動
枠枠空け」18−1を段内にしたときの一例を説
明した図である。この場合は、枠の幅を段幅一杯
にしているので、段に収まる格好で枠空けがされ
る。第20図bは、枠の幅を段より大きくした場
合の例である。枠に侵食された部分は、追い出さ
れて処理される。 第21図aは「浮動枠枠空け」18−1を全段
にしたときの例である。全段にした場合、2段組
み以上の多段組みの場合、浮動枠を挿入したとこ
ろ迄のデータは、段揃えされない。しかし、書式
の設定を第21図bの様に「段揃えする」(白黒
反転は、選択されていることを意味する)にする
ことにより浮動枠の直前迄のデータを段揃えする
ことができる。 第18図の18−2「浮動枠削除」は、浮動枠
の操作処理時に表示されている浮動枠を消去した
い場合、ポインテイングカーソルで浮動枠を指示
し削除する。尚、文書処理上に於いて浮動枠は、
文字と同じ扱いをされるので、文字を削除する方
法を用いて、浮動枠を削除することもできる。 第18図の18−3の「浮動枠変更」は、一度
作成した浮動枠のサイズや位置決め等を変更する
ことが出来る。これは「浮動枠枠空け」18−1
と同様の処理で行える。 「浮動枠取出し」18−4、「浮動枠詰込み」
18−5、「浮動枠貼付け」18−6は、「固定枠
取出し」6−6,「固定枠詰込み」6−7、「固定
枠貼付け」6−8がクリツプボード7−4に対し
て行つた操作を浮動枠について行うものである。 このクリツプボード7−4を介すことにより、
浮動枠と固定枠でデータの変換が行える。 「画面制御」18−7、「頁」18−8、「禁止
領域」18−9、「線種」18−10、「貼付イメ
ージ」18−11は固定枠の「画面制御」6−1
0、「頁」6−15、「禁止領域」6−12、「線
種」6−13、「貼付イメージ」6−14と同様
であるので詳細は省略する。 以上、表示例を用い本発明の説明を詳細に行つ
たが、次に具体的に内部のデータあるいはフロー
チヤートを用いて更に詳細に説明する。
【固定枠制御テーブル】
第22図は文書が第1図に示したハードデイス
ク装置1−6から主メモリ1−5に読み込まれた
ときに作成される固定枠情報の構成を表したもの
である。22−1は枠制御情報で、固定枠内のデ
ータに関する情報、ページ番号、優先順位を示す
データである。優先順位は固定枠の作成順位を示
しており、複数枠が重なつた時の表示順位を示し
ている。22−2は固定枠の枠線の線種で、線
種・線色・線幅を示している。22−3は固定枠
の左上座標で、枠の左上のX座標データとY座標
データを示す。22−4は固定枠のサイズ情報
で、枠の幅・高さを示す。22−5は固定枠の禁
止領域で、枠の上下左右方向それぞれの禁止領域
の値を示している。22−6は固定枠データアド
レスで、当該固定枠に作成されたデータ(書式デ
ータ、文章データ、図形データ、イメージデー
タ)のアドレスを示している。22−7は固定枠
データサイズで、当該固定枠に作成されたデータ
(書式データ、文章データ、図形データ、イメー
ジデータ)のデータサイズを示している。
【浮動枠情報のデータ構造】
次に、第23図a,bを参照しながら、文章デ
ータ内に作成された浮動枠情報のデータ構造につ
いて説明する。 第23図aは文書データを示し、文書データに
浮動枠が作成されている状態を示してある。同図
bはこの文書データのデータ構成を説明する図で
ある。文書データ内に浮動枠が作成された時、図
から明らかなように文書データに浮動枠情報およ
び浮動枠データが組み込まれる。23−1は浮動
枠スタートコマンドで、浮動枠情報を示すデータ
の開始を示している。23−2は浮動枠コマンド
パラメータで、浮動枠の属性情報を示す。このパ
ラメータについては後述する。23−3は浮動枠
データで、当該浮動枠に作成されたデータ(書式
データ、文章データ、図形データ、イメージデー
タ)が書き込まれている。23−4は浮動枠デー
タ長で、浮動枠スタートコマンド23−1より浮
動枠エンドコマンド23−5までのデータ長を示
している。23−5は前述の浮動枠エンドコマン
ドで、浮動枠情報および浮動枠データの終了を示
す。
【浮動枠コマンドパラメータ】
第24図は第23図に示した浮動枠コマンドパ
ラメータ23−2の構成を説明したものである。
24−1は浮動枠データ長で、第23図に示す浮
動枠スタートコマンド23−1より、浮動枠エン
ドコマンド23−5までのデータ長を示すデータ
である。24−2はフラツグで浮動枠の属性情報
を示し、段抜き数、ベースライン、寄せ、おおよ
び段内・全段抜きの場合の幅・高さのオフセツト
情報を示している。24−3は浮動枠の枠線種
で、線種・線色・線幅を示す。24−4は浮動枠
のサイズ情報で、枠の幅と高さを表す。ここで示
される枠のサイズは、単位を1/10mmとした数値で
ある。24−5は浮動枠のオフセツトで、字方
向・行方向のそれぞれのオフセツト値を表す。2
4−6は24−4と同じ浮動枠のサイズ情報で、
枠の幅と高さをそれぞれ字数、行数で表した数値
が格納される。24−7は浮動枠の禁止領域で、
浮動枠の上下左右方向それぞれの禁止領域値を示
す。24−8は浮動枠データのサイズで、当該浮
動枠に作成されたデータ(書式データ、文章デー
タ、図形データ、イメージデータ)のデータサイ
ズを示している。
【浮動枠制御テーブル】
第25図は文書が第1図に示したハードデイス
ク装置1−6から主メモリ1−5に読み込まれた
ときに作成される浮動枠情報の構成を表したもの
である。25−1はフラツグで、前述した24−
2と同じものである。25−2はページで、当浮
動枠が作成されている文書ページ数を示す。25
−3は浮動枠の枠線で、線種・線色・線幅を示
す。25−4は浮動枠の左上座標で、枠の左上の
X座標データとY座標データ示す。25−5は浮
動枠のサイズ情報で、枠の幅と高さを表す。25
−6は浮動枠コマンドアドレスで、浮動枠コマン
ドパラメータの現在編集中のページの文章データ
の先頭からの位置を示している。
【固定枠編集処理】
第26図aは第6図に示した固定枠編集処理の
処理フローである。PD1−7での画面指示や
KBD1−8上のキー操作の入力処理を解析し<
S1>、対応する処理の内容を示したものである。 画面制御コマンド6−11が入力された場合、
画面制御処理を行う。画面制御処理では、画面の
拡大・縮小表示の指定、グリツドおよびメジヤー
の表示指定、そして各データ(フオーム、イメー
ジデータ、図形データ、ワープロデータ等)の表
示指定を行う<S3>。 保存コマンド6−16が入力された場合、保存
処理を行う。保存処理では、元の文書フアイルを
現在の編集状態に更新する。保存処理の実行を確
認するメツセージが表示され、確認の指示により
保存処理を行う<S4>。 再開始コマンド6−17が入力された場合、再
開始処理を行う。再開始処理では、現在の編集状
態から処理を開始した時の状態、または最後に保
存を実行した状態に復帰する。再開始処理の実行
を確認するメツセージが表示され、確認の指示に
より再開始処理を行う<S5>。 再表示が指示された場合、再表示処理を行う。
再表示処理では、現在の編集文書ページを組版処
理で再組版し再表示する<S6>。 スクロール処理が指示された場合、スクロール
処理を行う。スクロール処理では、、指示に従い
表示画面をスクロールし再表示する<S7>。 改頁処理が指示された場合、改頁処理を行う。
改頁処理では、改頁コマンド6−15で指定され
たページあるいは現在の編集文書ページの前後の
ページを表示する<S8>。 前記以外の固定枠編集コマンドが入力された場
合、後述する固定枠編集コマンドを実行する<
S2>。 第26図bは固定枠編集コマンド処理の処理フ
ローである。PD1−7での画面表示やKBD1−
8上の対応したキーの指示に従つて入力されたコ
マンド(第6図・6−1〜6−10)の処理を表
している。 次に、これら固定枠編集コマンドの各処理につ
いて説明する。 《固定枠枠空け処理》 第27図は、第7図aに示した固定枠枠空け処
理の処理フローを表したものである。 PD1−7により始点7−1の指示の入力<S1
>が判断されると枠空け処理<S2>が開始され
る。枠空け処理<S2>では、PD1−7による終
点7−2の指示により各点のVRAM1−2での
アドレスを求め、それらの点を対角とする枠7−
3をVRAM1−2上に展開する。 この時、編集文書ページに設定されているメジ
ヤーテーブル第35図bのグリツド適合モード3
5−1がグリツド適合「する」に指定されていれ
ば、始点7−1、終点7−2はグリツドの点に調
整されることになる。 さらに枠空け処理<S2>では、第22図に示
す固定枠制御テーブルを主メモリ1−5に作成す
る。主メモリ1−5には、編集文書に作成されて
いる固定枠の枠制御テーブルが作成順に展開され
ている。 始点7−1、終点7−2のVRAM1−2での
アドレスにより、作成された固定枠の枠位置、枠
サイズを求め固定枠制御テーブルの枠位置、枠サ
イズそれぞれの格納エリアに書き込む。 また、PD1−7の入力<S1>によりそれの指
示位置が既に作成されてある固定枠の内部の場合
には、枠の選択処理<S3>となる。枠の選択処
理<S3>では選択された固定枠の四隅に選択状
態を示すシンボル7−5が表示される。(以後、
この状態を選択状態と表現する。) PD1−7の入力<S1>が固定枠内以外の文書
用紙の表示画面5−1上にあり、かつ2クリツク
の場合には、用紙サイズの大きさの固定枠を作成
し表示する。この場合も、第22図に示す固定枠
制御テーブルを主メモリ1−5に作成し、作成さ
れた固定枠の枠位置、枠サイズを固定枠制御テー
ブルの枠位置、枠サイズそれぞれの格納エリアに
書き込む<S4>。 《固定枠削除処理》 第28図は、第7図bに示した固定枠削除処理
の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠
削除コマンド6−2が選択されると、画面上にク
リツプボードの画面7−4を表示する。クリツプ
ボードの画面には、その時クリツプボードに格納
されているデータフアイルがそのデータ種類を表
すアイコンで表示される<S1>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<
S2>により、文書用紙上の削除する固定枠が選
択されると、当該固定枠(複数の場合もある)が
選択状態となり削除の確認を求めるメセージを表
示する。確認の指示により、主メモリ1−5上の
選択されている固定枠の固定枠制御テーブルを削
除し表示画面上より消去する<S3>。 また、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<
S2>によりクリツプボード画面上のデータアイ
コンが選択されると、選択されたアイコンを反転
表示し、削除の確認を求めるメセージを表示す
る。確認の指示により、選択されたデータフアイ
ルをクリツプボードから削除し、同時に当アイコ
ンをクリツプボード画面上から消去する<S4>。 《固定枠移動処理》 第29図aは、第8図aに示した固定枠移動処
理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠
移動コマンド6−3が選択されると、固定枠移動
メニユー8−1〜4を固定枠編集コマンドメニユ
ーの上段に表示する<S1>。この時、固定枠移
動の既定処理として上下左右移動処理<S3>が
選択された状態となつている。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>に
より、固定枠移動のその他の移動処理(手前移動
<S4>、奥移動<S5>、ページ移動<S6>)を
選択することができる。 次に、これら枠移動の各移動処理について説明
する。 ●上下左右移動処理 第29図bは、第8図bに示した固定枠の上下
左右処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>に
より、文書用紙上の移動する固定枠が選択される
と、当固定枠(複数の場合もある)が選択状態と
なる。 移動処理では固定枠を複数同時に選択できる。
頁内全枠コマンド6−11の入力の場合、現在編
集中のページにある全ての固定枠を選択状態にす
る。また、KBD1−8の「継続」キーを押下し
た状態でPD1−7により固定枠が指示されると、
指示された固定枠を次々と選択状態にする。PD
1−7により表示画面上に選択矩形が描かれた
時、その矩形内に包含される固定枠全てを選択状
態にする。 選択された固定枠の何れか1つの枠内でPD1
−7の押放しの入力があると、現時点でのPD1
−7の指示位置と、その1つ前の時点でのPD1
−7の指示位置から相対移動量を算定し、選択さ
れている固定枠をこの移動量分移動する。以後
PD1−7の押放しの入力が終了するまでこの処
理を繰り返す。 この時、編集文書ページに設定されているメジ
ヤーテーブル第35図bのグリツド適合モード3
5−1がグリツド適合「する」に指定されていれ
ば、前記PD1−7の指示位置がグリツドの点に
調整され、固定枠の移動量もグリツド間隔単位に
なる。 さらに、編集文書ページにメジヤーが表示され
ている場合には、8−5に示すようにPD1−7
のポインテイングカーソルはそれの指示する枠の
左上位置を中心とするクロスカーソルに変る。 移動中の固定枠は処理スピードを早めるために
枠線のみを表示して移動する<S3>。 PD1−7の押放しの入力が終了すると、移動
した固定枠の元の位置の表示を消去し、移動後の
位置に固定枠および固定枠データを再表示する。
同時に、移動した固定枠に対応した固定枠制御テ
ーブル第22図の枠位置22−5のX座標、Y座
標の各値を前記移動量を基にして更新する<S4
>。 ●手前移動処理 第29図cは、第8図cに示した固定枠の手前
移動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の
移動する固定枠が指示されると、当固定枠の固定
枠制御テーブル第22図の枠制御情報22−1の
優先順位を最上位にする。 即ち、第29図dに示すように、主メモリ1−
5上に展開されている現在の編集文書ページの固
定枠制御テーブルの順番を入れ替え、手前移動し
た固定枠の固定枠制御テーブルを最後尾におく<
S3>。そして、移動した固定枠を再表示する<
S4>。 ●奥移動処理 第29図eは、第8図dに示した固定枠の奥移
動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の
移動する固定枠が選択されると、当固定枠の固定
枠制御テーブル第22図の枠制御情報22−1の
優先順位を最下位にする。 即ち、第29図fに示すように、主メモリ1−
5上に展開されている現在の編集文書ページの固
定枠制御テーブルの順番を入れ替え、奥移動した
固定枠の固定枠制御テーブルを先頭におく<S3
>。そして、移動した固定枠を再表示する<S4
>。 ●ページ移動処理 第29図gは、第8図eに示した固定枠のペー
ジ移動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により固定枠の
ページ移動コマンドが選択されるとページ移動指
定画面8−5を表示する<S1>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<
S2>を判断し、ページ移動指定画面の項目指定
の入力の場合には移動データ(固定枠、背景デー
タ)または移動先ページを設定する<S3>。 また、固定枠が選択された場合には、当固定枠
(複数の場合もある)を選択状態とする<S4>。 さらに、ページ移動の実行が指定された場合に
は、移動データ、移動先ページが指定されている
場合にのみページ移動処理を実行する。移動デー
タが固定枠の場合には固定枠の移動処理<S5>、
背景データの場合には背景データの移動処理<
S6>となる。 次に、これら各データのページ移動処理につい
て説明する。 ●固定枠のページ移動処理 第29図hは、固定枠のページ移動処理の処理
フローを表したものである。 先ず移動対象として選択されている固定枠(複
数の場合もある)を表示画面から消去する<S1
>。次に、指定された移動先ページにある固定枠
を主メモリ1−5に読み込み、同ページの固定枠
制御テーブルを作成する。そして、移動先ページ
に新たに固定枠を作成し、その固定枠制御テーブ
ルを主メモリ1−5上に追加作成する<S2>。 元のページの移動する固定枠のデータを主メモ
リ1−5から退避する<S3>。移動先ページに
新しく作成された固定枠制御テーブルに元のペー
ジの移動する固定枠の固定枠制御テーブルの情報
を複写し<S4>、元のページの移動する固定枠
の固定枠制御テーブルを削除する<S5>。前記
処理を選択されている全ての固定枠に対して実行
する。 ●背景データのページ移動処理 第29図iは、背景データのページ移動処理の
処理フローを表したものである。 移動対象となる背景データは、編集文書ページ
の図形レイア、イメージレイアに作成されている
図形データ、イメージデータに限られる。 先ず、指定された移動先ページにあるデータを
主メモリ1−5に読み込み<S1>、同ページの
図形レイアおよびイメージレイアにデータがある
場合それら背景データを削除する<S2>。 次に、元のページの図形レイアおよびイメージ
レイアにある背景データを主メモリ1−5から退
避する<S3>。そして、図形レイアおよびイメ
ージレイア毎に元のページの背景データのアドレ
スを移動先ページに移しかえ<S4>、元のペー
ジを再表示する<S5>。 《固定枠サイズ処理》 第30図は、第9図aに示した固定枠サイズ処
理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力により<S1>、文書用紙上の
固定枠が選択されると、選択された固定枠にサイ
ズ変更を指示する●マークを表示する<S2>。
この●マークは、固定枠にそつて8箇所に表示さ
れる。 次に、PD1−7の入力により固定枠に表示さ
れているサイズ変更指示マーク●9−2が指定さ
れると、その点の対角点9−3を原点(固定点)
とする枠の伸縮処理を行う。伸縮の方向は、枠の
四隅に当る変更指示点が表示画面上でのXY両方
向の伸縮となり、それ以外の4点の変更指示点は
X方向あるいはY方向の一方向のみの伸縮とな
る。 前記PD1−7の入力によるサイズ変更指示点
の指示以後、PD1−7の押放しの入力に追随し
て、それの指示する表示画面上の指示位置から、
枠の左上位置座標および枠サイズを算定し、サイ
ズ変更した固定枠の枠線を再表示する。PD1−
7の押放しの入力が終了するまで前記処理を繰り
返す<S3>。 この時編集文書ページに設定されているメジヤ
ーテーブル第35図bのグリツド適合モード35
−1がグリツド適合「する」に指定されていれ
ば、前記PD1−7の指示位置がグリツドの点に
調整され、固定枠のサイズ変更量もグリツド間隔
単位になる。 さらに、編集文書ページにメジヤーが表示され
ている場合には、PD1−7のポインテイングカ
ーソルを、それの指示する固定枠のサイズ変更指
示点位置を中心とするクロスカーソルにする。 PD1−7の押放しの入力が終了するとサイズ
変更処理を終了し、サイズ変更前の固定枠および
固定枠内のデータを表示画面から一旦消去する。
そして、サイズ変更後の、固定枠の位置、枠サイ
ズを元にして固定枠を再表示する<S4>。 同時に、サイズを変更された固定枠の固定枠制
御テーブル第22図の枠位置22−3、枠サイズ
22−4を更新する。 次に、枠のサイズ変更処理と枠内の各レイアの
データ表示位置の関係について説明する。 第9図bに示す固定枠内の文章レイア上の文章
データは、文章データを制御する書式データが不
変であるため、サイズの伸縮方向に関係なく枠内
の文章データの表示位置は変わらない。 第9図c,dに示す固定枠内の図形レイア、イ
メージレイア上の図形データ、イメージデータ
は、枠の伸縮後も同データの編集文書用紙上での
表示位置が変わらないようにデータの表示位置を
調整する。したがつて、これら図形データ、イメ
ージデータの場合、伸張変更の時には枠内に空白
の部分が生じ、圧縮変更の場合にはデータの部分
表示となる。 特に、図形レイアにある図形データは、枠の伸
縮処理により枠の左上位置が変更になつた時グリ
ツドの原点位置が変更になるため、再表示後グリ
ツドに図形が適合するように座標の調整を行う。
この調整により、図形データは表示画面上で若干
の位置のズレが生じることがある。 《頁単位編集処理》 第31図は、第10図aに示した頁単位編集処
理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、頁単位
編集コマンドが選択されると、画面上に頁単位編
集指定画面を表示する<S1>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>に
より、頁単位編集の指定を行う。先ず、「移動」
が選択された場合には「移動」欄を反転表示し、
移動する対象データ(固定枠、背景データ)、移
動の開始ページと移動先ページの入力処理とな
る。 「削除」が選択された場合には「削除」欄を反
転表示し、削除する対象データ(固定枠、背景デ
ータ)、削除の開始ページと終了ページの入力処
理となる。 「ページ削除」が選択された場合には「ページ
削除」欄を反転表示し、削除の開始ページと終了
ページの入力処理となる。 固定枠の移動処理第10図bは、指定された移
動開始ページ以降の全ての固定枠を移動先ページ
以降に移動する。移動する各固定枠の固定枠制御
テーブル第22図の枠制御情報22−1にあるペ
ージ番号を更新する。現在の編集文書ページが指
定されたページの範囲内にあれば同ページを再表
示する。 背景データの移動処理第10図cは、指定され
た移動開始ページ以降の全ての背景データ(図形
データ、イメージデータ)を移動先ページ以降に
移動する。現在の編集文書ページが指定されたペ
ージの範囲内にあれば同ページを再表示する。 固定枠の削除処理第10図dは、指定された範
囲の固定枠データを削除する。現在の編集文書ペ
ージが指定されたページの範囲内にあれば同ペー
ジを再表示する。 背景データの削除処理は、指定された範囲の背
景データを削除する。指定された範囲のページそ
れぞれの図形レイア、イメージレイアにあるデー
タを削除する。現在の編集文書ページが指定され
たページの範囲内にあれば同ページを再表示す
る。 ページ削除処理第10図eは、指定された範囲
のページデータを削除し、削除直後のページを再
表示する。 《固定枠取出し処理》 第32図aは、第11図aに示した固定枠取出
し処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠
取出しコマンド6−6が選択されると、固定枠取
出しのサブコマンドメニユー11−1、11−2
を固定枠編集コマンドメニユーの上段に表示する
<S1>。この時、固定枠取出しの既定処理とし
て全体取出し処理<S6>が選択された状態とな
つている。 さらに、固定枠取出し処理で取出された固定枠
データをフアイルとして格納するクリツプボード
の画面7−4を表示する。クリツプボードの画面
には、その時点でクリツプボードに格納されてい
るデータフアイルが、その種類を表すアイコンで
表示される<S2>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S3>に
より、固定枠取出しのその他の取出し処理(外枠
取出処理<S5>)を選択することができる<S4
>。 取出された固定枠データは、前記クリツプボー
ドにデータフアイルとして作成され格納される。 第32図bは、クリツプボードに格納される固
定枠データフアイルの構成を示したものである。 データフアイルの構成は大きく2つに分けられ
る。32−1はフアイルのヘツダ部であり、ブロ
ツク(枠)情報を示している。32−2はデータ
部であり、取出された固定枠のデータが書き込ま
れる。後述するように、このデータフアイル構成
は浮動枠取出し処理で取出される浮動枠データに
ついても同様である。 32−1−1はデータ属性で、当データを取出
した編集処理の区別、フアイルの種別、データの
種別を示す。フアイルの種別には統合データ、グ
ラフデータ、表データ、枠データがある。また、
データ種別には、文章データ(ワープロデータ、
表組データ)、図形データ、イメージデータがあ
る。 32−1−2のフラツグは浮動枠の属性情報
で、第24図で示した浮動枠コマンドパラメータ
構成中のフラツグ24−2に対応するものであ
る。浮動枠取出し処理の場合にのみ書きまれる情
報である。 32−1−3は取出された枠の線種で、枠線の
線種・線幅・線幅を表す。32−1−4は取出さ
れた枠の左上座標で、左上のX座標データとY座
標データを表す。32−1−5は取出された枠の
サイズで、枠の幅と高さを表す。 32−1−6のオフセツトは浮動枠のオフセツ
トを表しており、浮動枠コマンドパラメータ構成
第24図中のオフセツト24−5に対応するもの
である。前記フラツグと同様浮動枠取出し処理の
場合にのみ書き込まれる情報である。 32−1−7は取出された枠の禁止領域で、枠
の上下左右方向それぞれの禁止領域値を表す。3
2−1−8は取出された枠データ(書式データ、
文章データ、図形データ、イメージデータ)のフ
アイル中のアドレスを示している。 32−2は取出された枠のデータが種類別に書
き込まれる。 ●全体取出し処理 第32図cは、第11図bに示した固定枠の全
体取出し処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の
データを取出す固定枠が選択されると、当固定枠
は選択状態になる。選択された固定枠を主メモリ
1−5上に読み込み、当固定枠の固定枠制御テー
ブル第22図を設定する<S2>。 固定枠制御テーブルの各データのサイズ情報2
2−9より、選択された固定枠にあるデータの種
類を判定する<S4>。データの種類が複数(例
えば、図形データ、イメージデータ等)ある場合
には、11−3に示すような取出すデータの選択
画面を表示しする。取出すデータの選択画面には
選択された固定枠のデータの種類を表示して、取
出すデータを選択させる<S5>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>に
より取出すデータの種類が指定され、取出し処理
の実行が指示されると、指定されたデータ別に取
出し処理を実行する。 先ず、文書データが選択されている場合<S6
>、文書データを制御する書式データを枠データ
部32−2に書き込み、その先頭アドレスをデー
タアドレス32−1−8の書式データ部に設定す
る。続いて、文書データを枠データ部32−2に
書き込み、その先頭アドレスをデータアドレス3
2−1−8の文書データ部に設定する<S7>。 図形データが選択されている場合<S8>、図
形データを枠データ部32−2に書き込み、その
先頭アドレスをデータアドレス32−1−8の図
形データデータアドレス部に設定する<S9>。
イメージータが選択されている場合<S10>、イ
メージデータを枠データ部32−2に書き込み、
その先頭アドレスをデータアドレス32−1−8
のイメージデータ部に設定する<S11>。 次に、取出す固定枠の枠情報32−1について
当固定枠の固定枠制御テーブルからそれぞれ対応
する項目を書き込む。 一方、PD1−7の入力<S1>により文書用紙
上の固定枠以外の領域を指示されると、背景デー
タの全体取出し処理になる。編集文書ページのデ
ータ情報を主メモリ1−5上に読み込み<S4>、
データの種類を判定する。編集文書ページにある
データが文書データだけの場合には、当処理は出
来ない。 データの種類が複数(図形データ、イメージデ
ータ)ある場合は、前記固定枠の全体取出し処理
と同様に、11−3に示すような取出すデータの
選択画面を表示し、背景データの種類を表示して
取出すデータを選択させる<S5>。 以後の各データの取出し処理は固定枠の場合と
同様である。 ●外枠取出し処理 外枠取出し処理の場合には、前記クリツプボー
ドデータ構成第32図bのヘツダ部32−1の枠
情報のデータだけが作成される。 前記全体取出し処理と同様に、PD1−7の入
力<S1>により文書用紙上のデータを取出す固
定枠が選択されると、当固定枠は選択状態にな
る。選択された固定枠を主メモリ1−5上に読み
込み、当固定枠の固定枠制御テーブル第22図を
展開する<S2>。 次に、取出す固定枠の枠情報32−1について
当固定枠の固定枠制御テーブルからそれぞれ対応
する項目を書き込む。 背景データからの外枠取出し処理は出来ない。 《固定枠詰込み処理》 第33図aは、第12図aに示した固定枠詰込
み処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠
詰込みコマンド6−7が選択されると、固定枠詰
込み処理で詰め込むデータが格納されているクリ
ツプボードの画面7−4を表示する。クリツプボ
ードの画面には、その時点でクリツプボードに格
納されているデータフアイルが、その種類を表す
アイコンで表示される<S1>。 次に、PD1−7の入力<S2>により、クリツ
プボードの画面7−4上のデータアイコンを選択
することによつて、詰む込むデータを選択する。
選択されたデータアイコンは反転表示される<
S5>。 また、PD1−7の入力<S1>により文書用紙
上の固定枠が選択されると、詰め込むデータが既
に選択されている場合には、当固定枠への詰込み
処理を実行し<S3>、再表示する<S4>。 第33図aは枠データの詰込み処理の処理フロ
ーを表したものである。 第12図bに示すように、詰込み処理は詰め込
み先の固定枠の各データレイアと詰め込むデータ
の各データレイアとの対応するレイア毎に行われ
る。 先ず、詰め込み先の固定枠が指定されると、当
枠の枠情報および枠データを主メモリ1−5上に
読み込み、固定枠制御テーブル第22図を設定す
る。一方、詰め込むクリツプボードデータのフア
イルをオープンし、そのデータ属性32−1−1
から詰め込むデータの種類を識別する<S1>。 詰め込むデータにイメージデータがある場合、
詰め込み先の固定枠のイメージレイアのイメージ
データを削除し、替わつて詰め込むイメージデー
タの情報を設定する。同枠の固定枠制御テーブル
第22図のデータアドレス22−6のイメージデ
ータ部およびデータサイズ22−7のイメージデ
ータ部を更新する<S3>。 詰め込むデータに図形データがある場合、詰め
込み先の固定枠の図形レイアの図形データを削除
し、替わつて詰め込む図形データの情報を設定す
る。同枠の固定枠制御テーブル第22図のデータ
アドレス22−6の図形データ部およびデータサ
イズ22−7の図形データ部を更新する<S4>。 詰め込むデータに文章データがある場合、詰め
込み先の固定枠の文章レイアの文章データおよび
書式データを削除し、替わつて詰め込む文章デー
タおよび書式データの情報を設定する。同枠の固
定枠制御テーブル第22図のデータアドレス22
−6の文章データ部および書式データ部およびデ
ータサイズ22−7の文章データ部および書式デ
ータ部を更新する<S5>。 詰め込むデータにイメージデータあるいは図形
データがある場合には、詰め込む方法を指定する
ことができる。詰め込み方法指定画面を表示し、
PD1−7あるいはKBD1−8の入力により詰め
込み方法を指定する<S2>。 イメージデータあるいは図形データの場合、詰
め込み先の固定枠の枠サイズ22−4と詰め込む
データの枠サイズ32−1−5より詰め込み先の
固定枠に合うようにデータの倍率を決定する。 詰め込み方法で、縦横同率変倍指定の場合に
は、データを縦横同一の倍率で拡大縮小し枠に合
うように調整する。この時、縦と横で枠に合う拡
大縮小の倍率が異なる場合は、拡大優先指定の時
は大きい倍率を縮小優先指定の時は小さい倍率を
採用する。 縦横独立変倍指定の場合には、データを縦横そ
れぞれの倍率で拡大縮小し枠に合うように調整す
る。この時、縦と横で枠に合う拡大縮小の倍率が
異なる場合は、それぞれの倍率を採用する。イメ
ージデータの場合、枠に合わせるため拡大優先指
定の時は枠サイズよりやや大きくなる倍率を採用
し縮小優先指定の時は枠サイズよりやや小さくな
る倍率を採用する。 変倍なし指定の場合にはデータの大きさは変わ
らず枠の中央に表示する。 文章データを詰め込む場合には、詰め込むデー
タの書式に依存して枠内に文章データを表示す
る。 第33図c〜eはスキヤナ1−10からイメー
ジデータを読み込み、同データを直接固定枠へ詰
め込む処理を表したものである。 詰め込み先の固定枠33−2をPD1−7によ
り指定すると、当固定枠は選択状態となる。当枠
33−2には文章レイアには文章データ33−
3、イメージレイアにはイメージデータ33−4
が存在している。 クリツプボード7−4上のスキヤナ部33−1
がPD1−7により指示されると、スキヤナ1−
10を起動し、イメージデータを表示するスキヤ
ナイメージ表示画面33−5を表示し、読み込ま
れたイメージデータを画面に表示する。スキヤナ
からイメージデータを読み込む場合には倍率の指
定が出来る。 PD1−7の指示位置がスキヤナイメージ表示
画面33−5上にある時、PD1−7に連動する
ポインテイングカーソルは前記詰込み先の固定枠
サイズの大きさのボツクスカーソル33−6に変
わる。 PD1−7の入力がスキヤナイメージ表示画面
33−5上にある間は、枠サイズの大きさのボツ
クスカーソルのまま画面上を移動する。 PD1−7によりスキヤナイメージ表示画面3
3−5上の任意位置が指示されると、当位置のボ
ツクスカーソル内にあるイメージデータを切り取
り、前記固定枠33−2に詰め込む。同時にスキ
ヤナイメージ表示画面を消去する。 固定枠33−2のイメージレイアのイメージデ
ータ33−4が削除され、替わつてスキヤナイメ
ージ表示画面で指定されたイメージデータ33−
7がイメージレイアのイメージデータとなり再表
示される。文章レイアの文章データ33−3はそ
のままである。 《固定枠貼付け処理》 第34図は、第13図aに示した固定枠貼付け
処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠
貼付けコマンドが選択されると、固定枠貼付けの
サブコマンドメニユー13−2、13−3を固定
枠編集コマンドメニユーの上段に表示する<S1
>。この時、固定枠貼付けの既定処理として任意
位置貼付け処理<S5>が選択された状態となつ
ている。 さらに、固定枠貼付け処理で貼付けるデータが
格納されているクリツプボードの画面7−4を表
示する。クリツプボードの画面には、その時点で
クリツプボードに格納されているデータフアイル
が、その種類を表すアイコンで表示される<S2
>。この時、クリツプボードにあるデータの中で
貼付けることの出来ない最新のデータ13−1を
最初の貼付けデータとして自動的に選択し、反転
表示する。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S3>に
より、固定枠貼付けのその他の貼付け処理(保存
位置貼付け処理<S6>)を選択することができ
る<S4>。 次に、これらの固定枠貼付け処理の各貼付け処
理について説明する。 ●任意位置貼付け処理 前記のようにPD1−7あるいはKBD1−8の
入力により、固定枠貼付けコマンド13−2が選
択された時、または任意位置貼付けコマンドが選
択された時、表示されているクリツプボードのデ
ータの中で貼付けることの出来る最新のデータ1
3−1を最初の貼付けデータとして自動的に選択
し、反転表示する。これ以後当データの任意位置
貼付け処理を行う。 PD1−7の入力<S3>により、その指示位置
が編集文書ページの表示画面上にある場合には、
PD1−7に連動するボインテイングカーソルが
前記選択されているクリツプボードデータの枠サ
イズ32−1−5に対応するボツクスカーソル1
3−3に変り、表示画面上に移動する。 PD1−7の入力<S3>のより貼付け位置が指
示されると、その指示位置を枠の左上位置とする
固定枠を作成し、再表示する<S5>。同時に、
主メモリ1−5上に新たに固定枠制御テーブルを
作成し、貼付けたグリツプボードデータの枠情報
およびデータの情報を固定枠制御テーブルのそれ
ぞれ対応する格納エリアに書き込む。 また、PD1−7の入力によりクリツプボード
の画面7−4上のデータアイコンを選択すること
によつて、貼付けるデータを任意に選択すること
が出来る。選択されたデータアイコンは反転表示
される<S8>。 この場合、後述する浮動枠取出し処理で取出さ
れたデータは、浮動枠固有のデータ(フラツグ3
2−1−2、オフセツト32−1−6)を除いて
は固定枠と共通のデータを持つことになり、固定
枠貼付け処理で貼付けることが出来る。逆の場合
も同様である。 ●保存位置貼付け処理 PD1−7あるいはKBD1−8の入力により保
存位置貼付けコマンド13−4が選択された時、
任意位置貼付け処理の場合と同様に、表示されて
いるクリツプボードのデータの中で貼付けること
の出来る最新のデータを最初の貼付けデータとし
て自動的に選択し、反転表示する。これ以後当デ
ータの保存位置貼付け処理を行う。 選択されているクリツプボードデータの枠情報
を基に、当枠の取出された時の枠位置32−1−
4に、枠サイズ32−1−5に示す幅、高さを持
つた枠を破線で仮表示13−5し、貼り付けを確
認すメツセージを表示する。PD1−7あるいは
KBD1−8による確認の指示で、この表示位置
に固定枠として貼付ける。 同時に、主メモリ1−5上に新たに固定枠制御
テーブルを作成し、貼付けたクリツプボードデー
タの枠情報およびデータの情報を固定枠制御テー
ブルのそれぞれ対応する格納エリアに書き込む。 また、PD1−7の入力によりクリツプボード
の画面7−4上のデータアイコンを選択すること
によつて、保存位置に貼付けるデータを任意に選
択することが出来る。選択されたデータアイコン
は反転表示される<S8>。但し、保存位置に貼
付けることの出来るデータは、枠の位置が確定し
ている必要があるため、固定枠編集および浮動枠
編集の取出し処理によつて取出されたデータに限
られる。 ●スキヤナ起動による貼付け処理 第34図b〜eはスキヤナ1−10からイメー
ジデータを読み込み、同データを編集文書ページ
へ固定枠として貼付ける処理を表したものであ
る。 クリツプボード7−4上のスキヤナ部34−1
がPD1−7により指示されると、スキヤナ1−
10を起動し、イメージデータを表示するスキヤ
ナイメージ表示画面34−2を表示し、読み込ま
れたイメージデータを画面に表示する。スキヤナ
からイメージデータを読み込む場合には倍率の指
定が出来る。 スキヤナイメージ表示画面上で、PD1−7の
押放しの入力により貼り付けるデータの範囲34
−3を指定すると、同範囲のイメージデータの貼
付け処理を実行する確認メツセージを表示する。
確認の指示により、前記指定された範囲内のイメ
ージデータが貼り付けるデータとし、スキヤナイ
メージ表示画面を消去する。 PD1−7に連動するポインテイングカーソル
を前記指定された範囲の大きさのボツクスカーソ
ル34−5に変え、表示画面上を移動する。PD
1−7の貼付け位置の指示により、指示位置を枠
の左上位置とする固定枠を作成し、前記範囲指定
して取出したイメージデータを再表示する34−
6。 同時に、主メモリ1−5上に新たに固定枠制御
テーブルを作成し、貼付けたイメージデータの枠
情報およびデータの情報を固定枠制御テーブルの
それぞれ対応する格納エリアに書き込む。 《メジヤー処理》 第35図aは、第14図に示したメジヤー処理
の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8によりメジヤー
コマンドが選択されると、先ず編集文書ページに
設定されている書式情報を参照する<S1>。そ
して、メジヤー指定画面を表示する。この時、メ
ジヤー指定画面には編集文書ページに設定されて
いるメジヤーの値が表示される<S2>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<
S3>により、メジヤーテーブルを設定する。 第35図bは、メジヤーテーブルのデータ構成
を示したものである。35−1はグリツド適合モ
ードで、グリツド適合「する」・「しない」の区
別、グリツド原点の位置情報(用紙または枠の
角、版面の角)、書式依存でのグリツド間隔情報
(文字ピツチ・行ピツチ)を示す。35−2は編
集文書ページの原点位置で、用紙の左上または右
上位置を示す。35−3は座標単位で、文書用紙
上の位置座標の単位をあらわす。35−4は編集
文書用紙の縮尺を示し、35−5は入力単位を表
す。35−6はグリツド間隔で、編集文書ページ
に設定されているグリツド間隔の大きさを示す。
35−7はグリツド原点のオフセツトで、グリツ
ド原点の位置座標のX方向あるいはY方向のオフ
セツトを示す。35−8はグリツド原点の座標
で、35−1のグリツド適合モードに指定されて
いるグリツド原点の位置情報に基いて設定された
原点位置のX座標とY座標の値を示している。 固定枠のメジヤー処理では、メジヤーを定義す
る場合2通りの方法で指定出来る。 一つは、「独立定義」の方法である。任意の原
点位置(編集文書用紙の左上または右上)、任意
のグリツド間隔を指定する。 もう一つは、「書式依存」の方法である。編集
文書ページに設定されている書式情報に基いてメ
ジヤーを指定する。第35図cは現在編集中の文
書ページで画面にはメジヤーが表示されている。
このページには35−1に示す書式が設定されて
いる。 第35図dは「書式依存」のメジヤー定義方法
を表したものである。書式35−1の組方向が横
組に指定されているため、原点は用紙の左上とす
る。縦組の場合は右上となる。 グリツド原点位置を版面の角に指定すると、書
式35−1の「天」、「のど」の値からグリツド原
点位置を35−3の位置座標に設定する。グリツ
ド間隔35−2は文字ピツチ指定のため書式35
−1に指定されている文字ピツチ4.1mmとなる。 第35図eはグリツド原点位置のオフセツト値
を指定したメジヤーを示している。オフセツト指
定の数値によりグリツド原点位置を35−4の位
置座標に設定する。 オフセツトの指定方向は、その時のグリツド間
隔の指定方法に関係する。グリツド間隔が文字ピ
ツチ指定であれば文字方向に(表示画面上では横
組の場合はX方向、縦組の場合はY方向)、行ピ
ツチ指定であれば行方向となる(表示画面上では
横組の場合はY方向、縦組の場合はX方向)。 第35図fはグリツド間隔を行ピツチ指定にし
たメジヤーを示している。グリツド間隔35−7
は行ピツチ指定のため書式35−1に指定されて
いる行ピツチ7.2mmとなる。グリツド原点位置は
35−6の位置座標に設定する。 《禁止領域処理》 第36図は、第15図に示した禁止領域処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、禁止領
域コマンドが選択されると、禁止領域指定画面1
5−2が表示される。この時、禁止領域指定画面
の上下左右各欄には現在設定されている禁止領域
の値が表示される<S1>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>に
より、禁止領域の各指定欄を指示し、KBD1−
8から入力された数値を禁止領域値とする<S3
>。 さらに、PD1−7あるいはKBD1−8の入力
<S2>により固定枠が選択されると、当固定枠
(複数の場合もある)が選択状態となり、禁止領
域指定画面に表示されている禁止領域の値が当固
定枠の禁止領域値として設定される。選択された
固定枠の固定枠制御テーブルの禁止領域22−7
に数値が書き込まれる<S5>。 固定枠の禁止領域は、枠の外側15−1に設定
される。枠の禁止領域には組版処理により文章デ
ータは展開されない16−2。 また、PD1−7の2クリツク入力<S2>によ
り固定枠が選択されると、選択された固定枠に設
定されている禁止領域の値が表示中の禁止領域指
定画面に再表示される。この値が、以後作成され
る固定枠の禁止領域となる。 《線種処理》 第37図は、線種処理の処理フローを表したも
のである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、線種コ
マンドが選択されると、線種指定画面が表示され
る。この時、線種指定画面には現在設定されてい
る線種が表示される<S1>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>に
より、線種を指定する<S3>。 線種の指定では、線種(実線、点線、破線等)、
線幅(印刷時の幅に対応する)、線色(黒色、灰
色、白色)の指定が可能である。 さらに、PD1−7あるいはKBD1−8の入力
<S2>により固定枠が選択されると、当固定枠
(複数の場合もある)が選択状態となり、線種指
定画面に表示されている線種(線種・線幅・線
色)を当固定枠の線種として設定し<S5>、当
固定枠を再表示する<S6>。同時に、選択され
た固定枠の固定枠制御テーブルの線種22−2に
線種、線幅が書き込まれる。 また、PD1−7のクリツク入力<S2>により
固定枠が選択されると、選択された固定枠に設定
されている線種が表示中の線種指定画面に表示さ
れる。この値が、以後作成される固定枠の線種と
なる。 《貼付イメージ処理》 第38図は、第17図に示した貼付イメージ処
理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、貼付イ
メージコマンド6−14が選択されると、貼付イ
メージデータが格納されているデバイスを指定す
る画面を表示する<S1>。PD1−7あるいは
KBD1−8の入力<S2>により、デバイスが選
択されると第17図に示す貼付イメージデータ画
面を表示する。貼付イメージデータ画面には貼付
イメージ処理の各コマンドとそのデバイスに格納
されている貼付イメージデータの一覧(データ名
称、データサイズ、データの登録、更新日時)が
表示される<S3>、<S4>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>に
より、貼付イメージ処理の各コマンドを選択し、
処理を行う。 次に、貼付イメージ処理の各コマンドの処理に
ついて説明する。 ●枠データ名称表示処理 PD1−7あるいはKBD1−8により枠データ
名称表示コマンド選択されると、枠データ名称表
示画面を表示する。PD1−7の入力により編集
文書ページ上の固定枠が指示されると、選択され
た固定枠の固定枠制御テーブルから当固定枠にあ
るデータの種類を解析する。当固定枠のイメージ
レイアにイメージデータがある場合には、当イメ
ージデータの名称を枠データを名称表示画面に表
示する。また、編集文書ページの固定枠以外の表
示画面上が指示されると、背景にあるデータの種
類を解析する。当ページのイエージレイアにイメ
ージデータがある場合には、当イメージデータの
名称を枠データ名称表示画面に表示する。 ●枠への詰込み処理 PD1−7の入力により編集文書ページ上の固
定枠が指示されると、当固定枠が選択状態とな
る。この時、貼付イメージデータ画面上に一覧表
示されているイメージデータが選択されている場
合には、当イメージデータを選択された固定枠に
詰め込み再表示する。 また、貼付イメージデータ画面上に一覧表示さ
れているイメージデータが指示されると、当イメ
ージデータが選択され反転表示される。この時、
詰め込みの対象となる編集文書ページ上の固定枠
が選択されている場合には、当固定枠に選択され
たイメージデータを詰込み、再表示する。 この場合、詰め込みは等倍で行う。 ●メデイア内データ表示処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画
面上に一覧表示されているイメージデータが指示
されると、当イメージデータが選択され反転表示
される。そして、データの内容を表示するデータ
表示画面を作成し、選択されたイメージデータを
この画面に表示する。 ●メデイア内データ複写処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画
面上に一覧表示されているイメージデータが指示
されると、当イメージデータが選択され反転表示
される。そして、選択されたイメージデータの複
写先を指示するデバイス指定画面を表示する。 PD1−7あるいはKBD1−8により複写先の
デバイスが指定されると、そのデバイスに当イメ
ージデータを複写する。複写完了後、複写先デバ
イスの貼付イメージデータ画面を表示する。 ●メデイア内データ削除処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画
面上に一覧表示されているイメージデータが指示
されると、当イメージデータが選択され反転表示
される。そして、削除の確認を求めるメツセージ
が表示される。確認の指示により、選択されたイ
メージデータを格納先のデバイスより削除し、貼
付イメージデータ画面上のイメージデータ一覧表
示部を再表示する。 ●初期設定処理 PD1−7あるいはKBD1−8の入力により初
期設定コマンドが選択されると、初期設定の確認
を求めるメツセージが表示される。確認の指示に
より、格納先のデバイスの全イメージデータを削
除し、貼付イメージデータ画面上の一覧表示部を
再表示する。
【浮動枠編集処理】
第39図aは第18図に示した浮動枠編集処理
の処理フローである。PD1−7での画面指示や
KBD1−8上のキー操作の入力処理を解析し<
S1>、対応する処理の内容を示したものである。 画面処理コマンド18−7が入力された場合、
画面制御処理を行う。画面制御処理では、画面の
拡大・縮小表示の指定、グリツドおよびメジヤー
の表示指定、そして各データ(フオーム、イメー
ジデータ、図形データ、ワープロデータ等)の表
示指定を行う<S3>。 再表示が指示された場合、再表示処理を行う。
再表示処理では、現在の編集文書ページを組版処
理で再組版し再表示する<S4>。 スクロール処理が指示された場合、スクロール
処理を行う。スクロール処理では、指示に従い表
示画面をスクロールし再表示する<S5>。 改頁処理が指示された場合、改頁処理を行う。
改頁処理では、改頁コマンド18−8で指定され
たページあるいは現在の編集文書ページの前後の
ページを表示する<S6>。 前記以外の浮動枠編集コマンドが入力された場
合、後述する浮動枠編集コマンドを実行する<
S2>。 第39図bは浮動枠編集コマンド処理の処理フ
ローである。PD1−7での画面表示やKBD1−
8上の対応したキーの指示に従つて入力されたコ
マンド(第18図・18−1〜18−11)の処
理を表している。 次に、これら浮動枠編集コマンドの各処理につ
いて説明する。 《浮動枠枠空け処理》 第40図は、第19図aに示した浮動枠枠空け
処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、浮動枠
枠空けコマンドが選択されると、浮動枠設定メニ
ユー画面19−1を表示する<S1>。この時、
浮動枠設定メニユー画面には現在設定されている
浮動枠の属性が表示される。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>に
より、浮動枠属性を指定する<S3>。そして、
浮動枠の作成指示により、浮動枠を作成し表示す
る。 編集文書ページ内の文章データ中、文字編集カ
ーソル5−2で示される文章データのアドレスに
第23図に示す浮動枠コマンドデータを作成し挿
入する。浮動枠コマンドパラメータは前記浮動枠
属性情報から作成する。 フラツグ24−2には、浮動枠設定メニユーで
指定された段抜き数、行内の場合のベースライン
指定、段内・全段の場合の寄せ指定、および幅・
高さのオフセツト情報を書き込む。枠線種24−
3には後述する線種処理で設定された現在の浮動
枠枠線の線種、線色、線幅を書き込む。枠サイズ
24−4には浮動枠設定メニユーの特殊設定欄で
指定された枠の幅、高さの値を1/10mm単位で書き
込む。オフセツト24−5には、行内指定の場合
にはベースラインからのオフセツト値、段内・全
段の場合には幅・高さのオフセツトの値のそれぞ
れ指定された値を書き込む。枠サイズ24−6に
は設定された字取り、行取りの数値を書き込む。
禁止領域24−7には後述する禁止領域処理で設
定された現在の禁止領域値を書き込む。浮動枠デ
ータ長には浮動枠コマンドスタート23−1位置
から浮動枠コマンドエンド23−5位置までのデ
ータ長を書き込む。枠空けの場合には浮動枠デー
タ23−3は0である。 文章データ中に浮動枠コマンドを挿入後<S3
>、浮動枠の作成された編集文書ページを再表示
する<S4>。この時、枠の四隅には選択状態を
示すシンボルを表示する。 表示画面上の浮動枠作成位置には浮動枠コマン
ドマーク19−2を表示する。同時に、主メモリ
1−5上に浮動枠の浮動枠枠制御テーブル第25
図を作成し、作成された浮動枠の枠位置、枠サイ
ズおよび同ページ文章データ中の浮動枠パラメー
タ部23−2のアドレスを浮動枠コマンドアドレ
ス部25−6に書き込む。 第19図b,cは行内指定の浮動枠作成を示し
ている。第20図a,bは段内指定の浮動枠作成
を示している。第21図aは全段指定の浮動枠作
成を示している。 《浮動枠削除処理》 第41図は浮動枠削除処理の処理フローを表し
たものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の
削除する浮動枠が選択されると、当浮動枠が選択
状態となり削除の確認を求めるメセージを表示す
る。確認の指示により、編集文書ページの文章デ
ータに組み込まれた浮動枠コマンドを文章データ
の中から削除し、主メモリ1−5上の選択されて
いる浮動枠の浮動枠枠制御テーブルを削除する<
S2>。そして、同ページを再表示する<S3>。 《浮動枠変更処理》 第42図は浮動枠変更処理の処理フローを表し
たものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の
浮動枠が選択されると、当浮動枠が選択状態とな
る。 さらに、浮動枠設定メニユー画面19−1を表
示し<S2>、選択された浮動枠の属性情報を画
面に表示する<S3>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>に
より、浮動枠枠空け処理の時と同様に、浮動枠設
定メニユー画面に表示されている各属性を再指定
する。属性の変更指定を終了し、変更の実行を指
示すると、再指定された属性情報を基に選択され
た浮動枠のコマンドパメータ部を更新する<5
>。そして、変更された浮動枠の在る編集文書ペ
ージを再表示する<6>。 《浮動枠取出し処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は
前記固定枠取出し処理と同様である。 《浮動枠詰込み処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は
前記固定枠詰込み処理と同様である。 《浮動枠貼付け処理》 第43図aは、浮動枠貼付け処理の処理フロー
を表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、浮動枠
貼付けコマンドが選択されると、浮動枠貼付け処
理で貼付けるデータが格納されているクリツプボ
ードの画面7−4を表示する。クリツプボードの
画面には、その時点でクリツプボードに格納され
ているデータフアイルが、その種類を表すアイコ
ンで表示される<S1>。この時、クリツプボー
ドにあるデータの中で貼付けることの出来る最新
のデータを最初の貼付けデータとして自動的に選
択し、反転表示する。 貼付けるデータが選択されている場合には貼付
けの確認を求めるメツセージが表示され、確認の
指示により貼付け処理を行う。 貼り付ける位置は、現在の文字編集カーソル5
−2の位置となり、当位置に対応する文章データ
のアドレスに第23図に示す浮動枠コマンドデー
タを作成し挿入する。浮動枠コマンドパラメータ
は前記クリツプボードデータのブロツク情報から
作成する。浮動枠コマンドの作成は浮動枠枠空け
処理の場合と同様である。 文章データ中に浮動枠コマンドを挿入後、浮動
枠の作成された編集文書ページを再表示する<
S3>。 また、PD1−7の入力によりクリツプボード
の画面7−4上のデータアイコンを選択すること
によつて、貼付けるデータを任意に選択すること
が出来る。選択されたデータアイコンは反転表示
される<S4>。 第43図b〜dはスキヤナ1−10からイメー
ジデータを読み込み、同データを編集文書ページ
へ浮動枠として貼付ける処理を表したものであ
る。 クリツプボード7−4上のスキヤナ部がPD1
−7により指示されると、スキヤナ1−10を起
動し、イメージデータを表示するスキヤナイメー
ジ表示画面34−2を表示し、読み込まれたイメ
ージデータを画面に表示する。スキヤナからイメ
ージデータを読み込む場合には倍率の指定が出来
る。 スキヤナイメージ表示画面上で、PD1−7の
押放しの入力により貼り付けるデータの範囲43
−2を指定すると、同範囲のイメージデータの貼
付け処理を実行する確認メツセージ34−4を表
示する。確認の指示により、前記指定された範囲
内のイメージデータが貼り付けるデータとし、ス
キヤナイメージ表示画面を消去する。 貼り付ける位置は、現在の文字編集カーソル4
3−1の位置となり、当位置に浮動枠コマンドを
作成し、浮動枠43−4の作成された編集文書ペ
ージを再表示する。 浮動枠の作成位置には浮動枠コマンドマーク4
3−3を表示する。 《禁止領域処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は
前記固定枠の場合の禁止領域処理と同様である。 但し、段抜き数で「行内」が指定された浮動枠
には禁止領域を設定することができない。 また、編集文書ページの書式で組み方向が横組
の場合には上方向、縦組の場合には右方向の禁止
領域を設定することができない。 《線種処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は
前記固定枠の場合の線種処理と同様である。 《貼付イメージ処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は
前記固定枠の場合の貼付イメージ処理と同様であ
る。 [効果] 以上、詳述した様に、本発明により、表示画面
を利用して文書の編集を行うことが可能であつ
て、文書に設けられる枠のサイズデータ或は、前
記枠内に表示すべき図形データ、イメージデータ
及び文字データの内の少なくとも1つを読み出す
ことができ、文書の編集において再利用を図るこ
とができる文書処理装置を提供することが可能と
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の適用が可能な文書処理装置
のブロツク図、第2図は、従来のワークステーシ
ヨンに於ける文書処理のブロツク(枠)情報の説
明図、第3図は、従来のワークステーシヨンに於
ける文書処理の内の枠サイズ変更の表示例を示す
説明図、第4図は、従来のワークステーシヨンに
於ける文書処理の内の浮動ブロツクの表示例を示
す説明図、第5図は、本発明の実施例に於ける入
力編集画面の説明図、第6図は、第5図に於い
て、固定枠5−7のコマンドメユーを選択した時
の表示画面の説明図、第7図は、固定枠を空ける
場合、或はその枠を一時格納する際の表示画面の
説明図、第8図は、固定枠を移動する場合の表示
画面の説明図、第9図は、固定枠サイズの変更を
行う場合の表示画面の説明図、第10図は、第6
図の頁単位編集6−5のコマンドメニユーを選択
した時の表示画面の説明図、第11図は、第6図
の固定枠取出し6−6のコマンドメニユーを選択
した時の表示画面の説明図、第12図は、固定枠
の詰込み処理の説明図、第13図は、固定枠の貼
付け処理の説明図、第14図は、画面上のグリツ
ドを変更する場合の説明図、第15図は、固定枠
の周囲に禁止領域を設ける場合の説明図、第16
図は、禁止領域に図形を書き込んだ場合の説明
図、第17図は、固定枠内のイメージデータ処理
の説明図、第18図は、第5図の浮動枠5−7の
コマンドメニユーを選んだ場合の説明図、第19
図は、第18図に於いて、浮動枠枠空け18−1
のコマンドメニユーを選んだ場合の説明図、第2
0図は、浮動枠枠空けの説明図、第21図は、浮
動枠枠空け及び段揃え処理の説明図、第22図
は、固定枠制御テーブルを示す図、第23図は、
浮動枠情報のデータ構造の説明図、第24図は、
浮動枠コマンドパラメータの構成の説明図、第2
5図は、浮動枠制御テーブルを示す図、第26図
は、固定枠編集処理の全体の処理フローを示す
図、第27図は、固定枠枠空け処理の処理フロー
を示す図、第28図は、固定枠削除処理の処理フ
ローを示す図、第29図は、固定枠移動処理の処
理フローを示す図、第30図は、固定枠サイズ処
理の処理フローを示す図、第31図は、頁単位編
集処理の処理フローを示す図、第32図は、固定
枠取出し処理の処理フロー及び取出されたデータ
のフアイル構成を示す図、第33図は、固定枠詰
込み処理の処理フローを示す図及びスキヤナから
の読み込みによる固定枠詰込み処理の説明図、第
34図は、固定枠貼付け処理の処理フローを示す
図及びスキヤナからの読み込みによる固定枠貼付
け処理の説明図、第35図は、メジヤー処理の処
理フロー及びメジヤーテーブルの構成を示す図及
び書式に合わせたメジヤーの設定処理の説明図、
第36図は、禁止領域処理の処理フローを示す
図、第37図は、線種処理の処理フローを示す
図、第38図は、貼付イメージ処理の処理フロー
を示す図、第39図は、浮動枠編集処理の全体の
処理フローを示す図、第40図は、浮動枠枠空け
処理の処理フローを示す図、第41図は、浮動枠
削除処理の処理フローを示す図、第42図は、浮
動枠変更処理の処理フローを示す図、第43図
は、浮動枠貼付け処理の処理フローを示す図及び
スキヤナからの読み込みによる浮動枠貼付け処理
の説明図。 図中、1−1はCRT表示部、1−2は
VRAM、1−3は表示制御部、1−4はMPU、
1−5は主メモリ、1−6は外部磁気デイスク、
1−7はポインテイングデバイス、1−8はキー
ボード、1−9はI/Oバス、1−10はスキヤ
ナ、1−11はプリンタである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表示画面を利用して文書の編集を行うことが
    可能な文書処理装置であつて、 前記文書に設けられる枠のサイズデータ並びに
    前記枠に対応して前記枠内に表示すべき図形デー
    タ、イメージデータ及び文字データを記憶できる
    記憶手段、 前記記憶手段に記憶される前記枠のサイズデー
    タを読み出すか、前記図形データ、イメージデー
    タ及び文字データの内の少なくとも1つを読み出
    すかを指示する指示手段、 前記指示手段からの指示に基づいて前記記憶手
    段から読み出される、前記枠のサイズデータ或
    は、前記図形データ、イメージデータ及び文字デ
    ータの内の少なくとも1つを、前記文書の編集に
    おいて再利用すべく格納する格納手段、 とを有したことを特徴とする文書処理装置。
JP62289161A 1987-11-16 1987-11-16 文書処理装置 Granted JPH01130267A (ja)

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JP62289161A JPH01130267A (ja) 1987-11-16 1987-11-16 文書処理装置
DE3838740A DE3838740A1 (de) 1987-11-16 1988-11-15 Dokumentationsverarbeitungsanlage
DE3844906A DE3844906C2 (de) 1987-11-16 1988-11-15 Verfahren zum Betrieb einer Informationsverarbeitungsanlage
US08/038,044 US5337406A (en) 1987-11-16 1993-03-24 Document processing apparatus for simultaneously displaying graphic data, image data, and character data for a frame
US08/181,544 US5848430A (en) 1987-11-16 1994-01-14 Frame within frame for document processor

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JPH01130267A (ja) 1989-05-23

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