JPH0547856Y2 - - Google Patents

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JPH0547856Y2
JPH0547856Y2 JP1986200397U JP20039786U JPH0547856Y2 JP H0547856 Y2 JPH0547856 Y2 JP H0547856Y2 JP 1986200397 U JP1986200397 U JP 1986200397U JP 20039786 U JP20039786 U JP 20039786U JP H0547856 Y2 JPH0547856 Y2 JP H0547856Y2
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JP
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motor
protrusion
shaft
fitting groove
transmission
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JP1986200397U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パワーシートにおけるモータと、こ
のモータの駆動力を伝達するトランスミツシヨン
とを連結する連結構造に関するものである。
(従来技術) 近年、簡単なスイツチ操作だけでシート各部の
調節が行えるパワーシートが、自動車等の座席シ
ートとして用いられている。一般にこのようなパ
ワーシートは、トランスミツシヨンを介してモー
タの駆動力を各駆動機構に伝達し、これによつて
シート各部を移動させるような構成となつてい
る。このトランスミツシヨンに連結される駆動軸
と、上記モータのモータ軸との連結構造の従来例
を、第4〜6図により説明する。
第4図はモータ1によりシート各部が駆動され
るパワーシートを示した図であり、同図において
2はトランスミツシヨンである。このトランスミ
ツシヨン2によつて、モータ1の駆動力がシート
各部の駆動機構に伝達される。
このトランスミツシヨン2とモータ1の連結構
造が第5図に示されており、同図において3はト
ランスミツシヨン2のウオームギヤである。この
ウオームギヤ3のハウジング4には、ウオームギ
ヤ3に連結される駆動軸5をスラスト方向および
ラジアル方向に軸支する2つの軸受6を内設して
いる。
この駆動軸5と、モータ1のモータ軸7との結
合部分は第6図のような構造となつている。駆動
軸5の端部に断面が矩形状の突起5aを形成し、
モータ軸7の端部に上記突起5aが嵌合する嵌合
溝7aを形成するとともに、この嵌合溝7aに上
記突起5aを嵌入することにより、両軸5,7を
連結している。
ところが、このような構成の場合、モータ1側
とトランスミツシヨン2側において別々に軸偏心
の精度管理を行うことになるため、両軸5,7の
結合部分において両軸5,7の偏心量が倍加して
しまう。この状態でモータ1を駆動し、両軸5,
7を回転させると、上記偏心に起因して、第6図
矢印のような両軸5,7の直径方向の相対的なス
ライドが発生する。このとき、突起5aおよび嵌
合溝7a間に擦れが生じ、この擦れによつて異音
が発生する不都合があつた。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑み、モータおよびトラン
スミツシヨンを備えたパワーシートにおいて、モ
ータ軸とトランスミツシヨンの駆動軸との偏心を
矯正し、両軸のスライドを規制することにより異
音発生を防止するモータとトランスミツシヨンの
連結構造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、モータおよびトランスミツシヨンを
有し、このトランスミツシヨンを介して上記モー
タの駆動力を各駆動機構に伝達することにより、
シート各部の調整を行うようにしたパワーシート
において、上記トランスミツシヨンの駆動軸と上
記モータのモータ軸の連結部のいずれか一方の端
部に断面が矩形状の突起を形成し、他方の端部に
この突起が嵌入されかつ軸の直径方向において両
端に達する嵌合溝を形成し、この嵌合溝に上記突
起を嵌入させることにより両軸を互いに連結し、
この連結部には軸の外周面に接しかつ上記突起が
嵌合溝中で直径方向に移動するのを妨げる形状の
貫通孔を有する連結部材を外嵌し、この連結部材
の内周面には上記嵌合溝に嵌合し、かつ、上記突
起を挟持する一対の突条が互いに対向して設けら
れていることを特徴とするものである。
このような構成によれば、両軸の突起および嵌
合溝が連結部材の貫通孔に嵌合した状態で連結さ
れているため、両軸の偏心が矯正されると同時
に、突起と嵌合溝の相対的なスライドが規制され
る。
特に、連結部材の内周面には上記嵌合溝に嵌合
し、かつ、上記突起を挟持する一対の突条が互い
に対向して設けられているため、この突条によつ
て、たとえモータ軸と駆動軸の軸径が異なつてい
たとしても、連結部材内においては突部の両側部
と連結部材内周面との間に形成される隙間がこの
突条で埋められた状態になる。
従つて、相対向した突条間に突起が嵌合し、突
起は両突条により両側から挟まれた状態になるた
め、モータ軸と駆動軸との連結はより確実なもの
となり、突起が嵌合溝内で直径方向に移動するの
が確実に阻止され、モータ軸の高速回転にも充分
対応することができる。
(実施例) 本考案の実施例を第1〜3図により説明する。
第1図において、11はモータであり、12は
トランスミツシヨン13におけるウオームギヤで
ある。ウオームギヤ12のハウジング14には、
ウオームギヤ12に連結される駆動軸15をスラ
スト方向およびラジアル方向に軸支する軸受16
a、およびスラスト方向のみ軸支する軸受16b
を内設している。また、モータ11は駆動軸15
よりも大径のモータ軸17を有する。
この駆動軸15と、モータ11のモータ軸17
との結合部分は第2図のような構造となつてい
る。駆動軸15の端部に断面が略矩形状の突起1
5aを形成し、モータ軸17の端部に上記突起1
5aが嵌合する嵌合溝17aを形成している。突
起15aは、嵌合溝17aの幅とほぼ同寸法だけ
残して駆動軸15の端部両側を削除することによ
り形成しており、駆動軸15の軸径と同寸法の長
さを有する。嵌合溝17aは、モータ軸17の中
心部をモータ軸17の直径方向において両端に達
する長さに切欠くことにより形成しており、モー
タ軸17の軸径と同寸法の長さを有する。従つ
て、嵌合溝17aの長さ方向の寸法は、突起15
aの長さ方向の寸法よりも大きくなつている。こ
の嵌合溝17aに突起15aを嵌入することによ
り、両軸15,17を連結している。
さらに、これらの軸15,17の連結部に、貫
通孔19を有する樹脂性の連結部材18を外嵌さ
せている。貫通孔19は、上記嵌合溝17aを有
するモータ軸17の外周面に接する径を有する。
さらに、この貫通孔19には、上記嵌合溝17a
に嵌合する一対の突条18aが形成されており、
これらの突条18a間に、上記突起15が嵌合す
るようになつている。
つまり、この貫通孔19は、モータ軸17の端
部が嵌合する外周部19aおよび突起15が嵌合
する中央部19bからなり、このような貫通孔1
9に突起15aおよび嵌合溝17aを両側から嵌
入することにより、両軸15,17が連結され
る。このとき、突起15aは上記貫通孔19の中
央部19bに嵌合しているため、上記突条18a
により両側から挟まれた状態となつて、嵌合溝1
7a中で直径方向(嵌合溝17aの長さ方向)に
移動することが妨げられている。
このように、モータ軸17と駆動軸15の連結
部において直径方向の相対的なスライドを規制し
ているため、この部分で連結部材18は、第5図
における右側の軸受6と同様に駆動軸15のラジ
アル方向の軸受としての働きをしている。従つ
て、同図に示される従来例の構造と比較すると、
この実施例の場合、第5図の軸受6の代わりにス
ラスト方向に関してのみの軸受16bを代用する
構造となつている(第1図と第5図とを比較参
照)。また、この実施例の構造の場合、突条18
aが嵌合溝17aに嵌合しているため、両軸1
5,17の連結部に対して連結部材18はその周
方向にはスライドしない構造となつている。
さらに、この連結部材18は、モータ軸17側
にフランジ部18bを有する。このフランジ部1
8bは、組付状態において、モータ11の凹部1
1aおよび上記ハウジング14の端部14aによ
り両側から囲まれる。従つて、連結部材18は、
軸15,17の連結部に対して軸方向のスライド
も規制されている。
このような構成において、モータ11を駆動
し、モータ軸17を回転させると、これに連結さ
れたウオームギヤ12の駆動軸15も回転する。
このとき、両軸15,17の連結部における連結
部材18によつて両軸15,17間の偏心が矯正
されており、しかも突起15aと嵌合溝17aの
直径方向の相対的なスライドが規制されているた
め、従来のように擦れによつて異音が発生するこ
とはほとんどない。
さらに、この実施例の構造の場合、モータ11
のハウジングとウオームギヤ12のハウジング1
4の間に連結部材18が介在しているため、両ハ
ウジング間は微小の間隙を残してほぼ塞がれた状
態となつており、上記トランスミツシヨン13側
のグリスがモータ11に流入することが防がれ
る。また、軸15,17の回転時に発生する振動
による音が、この連結部材18により和らげられ
る利点がある。
なお、この実施例では、トランスミツシヨン1
3側の駆動軸15に突起15aを形成し、モータ
軸17に嵌合溝17aを形成しているが、トラン
スミツシヨン13側の駆動軸15に嵌合溝を形成
し、モータ軸17に突起を形成するようにしても
構わない。また、突起よりも嵌合溝の長さ方向の
寸法が小さい場合でも、この突起の直径方向の移
動を両側から規制するような形状の貫通孔を連結
部材に形成する(例えば、上記突条18aの代わ
りに、突起の両端を両側から挟む一対の溝を貫通
孔の周面に形成する)ことにより、同様に連結部
材18の連結部に対する周方向のスライドを防ぐ
ことができる。両軸15,17が同径の場合に
は、長さ方向の寸法が軸径よりも小さくなるよう
に突起を形成すればよい。
(考案の効果) 以上のように本考案は、パワーシートにおける
モータのモータ軸と、このモータの駆動力を伝達
するトランスミツシヨンの駆動軸との連結部分
に、突起が嵌合溝中で直径方向に移動するのを妨
げる形状の貫通孔を有する連結部材を外嵌させて
いるため、両軸間の偏心がこの連結部において矯
正されるとともに、上記嵌合溝と突起の相対的な
スライドが規制され、これによつてモータ回転時
における異音の発生を防止することができる。
特に、連結部材の内周面には上記嵌合溝に嵌合
し、かつ、上記突起を挟持する一対の突条が互い
に対向して設けられているため、この突条によつ
て、たとえモータ軸と駆動軸の軸径が異なつてい
たとしても、連結部材内においては突部の両側部
と連結部材内周面との間に形成される隙間がこの
突条で埋められた状態になるため、相対向した突
条間に突起が嵌合し、突起は両突条により両側か
ら挟まれた状態になり、その結果モータ軸と駆動
軸との連結はより確実なものとなり、突起が嵌合
溝内で直径方向に移動するのが確実に阻止され
る。
従つて、本考案の連結構造を用いることによ
り、モータ軸の高速回転にも充分対応し、安定的
にその高速回転が駆動軸に伝達され好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるモータ軸と
トランスミツシヨンの駆動軸との連結構造を示し
た断面図、第2図は同モータ軸および駆動軸の端
部と連結部材を示した斜視図、第3図は第1図の
−線断面図、第4図は従来例におけるパワー
シートの斜視図、第5図は同シートにおけるモー
タ軸とトランスミツシヨンの駆動軸との連結構造
を示した断面図、第6図は同モータ軸および駆動
軸の連結部分を示した斜視図である。 11……モータ、13……トランスミツシヨ
ン、15……駆動軸、15a……突起、17……
モータ軸、17a……嵌合溝、18……連結部
材、19……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータおよびトランスミツシヨンを有し、この
    トランスミツシヨンを介して上記モータの駆動力
    を各駆動機構に伝達することにより、シート各部
    の調整を行うようにしたパワーシートにおいて、
    上記トランスミツシヨンの駆動軸と上記モータの
    モータ軸の連結部のいずれか一方の端部に断面が
    矩形状の突起を形成し、他方の端部にこの突起が
    嵌入されかつ軸の直径方向において両端に達する
    嵌合溝を形成し、この嵌合溝に上記突起を嵌入さ
    せることにより両軸を互いに連結し、この連結部
    には軸の外周面に接しかつ上記突起が嵌合溝中で
    直径方向に移動するのを妨げる形状の貫通孔を有
    する連結部材を外嵌し、この連結部材の内周面に
    は上記嵌合溝に嵌合し、かつ、上記突起を挟持す
    る一対の突条が互いに対向して設けられているこ
    とを特徴とするパワーシートにおけるモータとト
    ランスミツシヨンの連結構造。
JP1986200397U 1986-12-26 1986-12-26 Expired - Lifetime JPH0547856Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS433599Y1 (ja) * 1964-06-19 1968-02-14

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JPS433599Y1 (ja) * 1964-06-19 1968-02-14

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