JPH0547235U - 浴室出入口の下框 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】入浴後の湿った床面を早く乾燥させ、安全で且
つ快適に使用する。 【構成】浴室の出入口５の下部に設けられた下框７にお
いて、前記下框７の少なくとも浴室側の側面に通気孔７
２が形成されるとともに、該下框７内には適宜に温度調
整された風を前記通気孔７２を介して送風する送風ダク
ト７３が配設されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、浴室の出入口に形成された下框に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、脱衣室と浴室との境界に位置する出入口には下框が設けられており、浴 室にはこの下框をまたいで出入りしている。

【０００３】 そして、入浴時には、湯気やかぶり湯などで浴室内に湿気が充満し、特に床面 はかぶり湯などによって濡れた状態となる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このため、入浴後は室内の湿気をとるために換気を行っているものの、浴室内 、特に床面はなかなか乾きにくく濡れた状態のままとなり、滑って転ぶ危険があ るとともに、後に浴室内に入った際、足が濡れ不快感を与えるという問題があっ た。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の浴室出入口の下框は、浴室の出入口の下部に設けられた下框において 、前記下框の少なくとも浴室側の側面に通気孔が形成されるとともに、該下框内 には適宜に温度調整された風を前記通気孔を介して送風する送風ダクトが配設さ れたものである。

【０００６】

【作用】

下框内の送風ダクトから適宜温度に調整された温風を通気孔を介して浴室内の 床面に送風することにより、床面の乾燥を行う。

【０００７】

【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。

【０００８】 図１は浴室の構成を示している。

【０００９】 図１において、１は例えば浴槽２と洗い場３とが一体成形された浴室で、この 浴室１の出入口５がドア６により開閉自在に構成されるとともに、出入口の下部 に下框７が設けられている。

【００１０】 前記下框７は、図２に示すように、浴室１側と脱衣場側との側面にスリット状 に形成された通気孔７２を有するガラリ７１が取り外し自在に設けられている。

【００１１】 この下框７内には、送風温度を適宜温度に調整可能な図示しない送風機に連通 された送風ダクト７３が配設されている。

【００１２】 前記送風ダクト７３は、送風機から送風された風（温風等）を前記ガラリ７１ の通気孔７２を介して洗い場３の床面や脱衣場に送風する。

【００１３】 このように、洗い場３の床面に送風ダクト７３から温度調節された風を送風す ることで、入浴後の湿った洗い場３の床面を早く乾燥させることができる。

【００１４】 また、洗い場３の床面が乾燥している状態でも、この洗い場３の床面や脱衣場 の床面に温度調節された風を送風することで、これら床面を温めることができ入 浴時に快適である。

【００１５】 また、図３に示すように、前記下框７の底部に、排水トラップ８を配設するこ とで、この下框７部分を有効に利用することもできる。この排水トラップ８の上 部開口には目皿９が取り外し自在に配設されている。なお、前記実施例と同様な 部材には同符号を付し説明は省略する。

【００１６】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案によれば、下框内に配設された送風ダクトから通気 孔を介して浴室の床面に温度調節された風を送風することで、入浴後の湿った床 面を早く乾燥させることができ、滑って転ぶ危険がなく安全であるとともに、後 に浴室内に入った際足が濡れることなく快適に使用できる。

【００１７】 また、浴室の床面が乾燥している状態でも、この床面に温度調節された風を送 風することで、床面を温めることができ入浴時に快適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】浴室の構成を示す斜視図である。

【図２】下框の構成を示す断面図である。

【図３】下框の他の構成を示す断面図ある。

【符号の説明】

１ 浴室 ５ 出入口 ７ 下框 ７２ 通気孔 ７３ 送風ダクト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴室の出入口の下部に設けられた下框に
   おいて、 前記下框の少なくとも浴室側の側面に通気孔が形成され
   るとともに、該下框内には適宜に温度調整された風を前
   記通気孔を介して送風する送風ダクトが配設されたこと
   を特徴とする浴室出入口の下框。