JPH0547156A - テープカセツト - Google Patents

テープカセツト

Info

Publication number
JPH0547156A
JPH0547156A JP22483191A JP22483191A JPH0547156A JP H0547156 A JPH0547156 A JP H0547156A JP 22483191 A JP22483191 A JP 22483191A JP 22483191 A JP22483191 A JP 22483191A JP H0547156 A JPH0547156 A JP H0547156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
magnetic
reel
magnetic tape
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22483191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Soga
秀人 曽我
Mitsuo Uchiumi
充朗 内海
Makoto Okuda
誠 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP22483191A priority Critical patent/JPH0547156A/ja
Publication of JPH0547156A publication Critical patent/JPH0547156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープを収納したテープカセットにおい
て、テープの始端及び終端の一部に透光部を設け、テー
プ両端末の検出を容易にする。又テープを巻取及び供給
リールに固着するリーダテープやトレーラテープを不要
にし、テープカセットの生産性の向上を図る。 【構成】 磁気テープ10の終端及び始端の一部に、ベ
ースフィルム11の両面に塗布した磁性層12及びバッ
クコート層13を除去して、透光部14を設ける。また
磁気記録再生装置のテープ搬送経路に発光素子16a,
受光素子16bを設ける。テープカセットの一方のリー
ルに磁気テープ10が少なくなると、透光部14からの
光信号によりテープの始端及び終端を磁気ヘッドに損傷
を与えることなく検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置に使用
するテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置に使用されるテ
ープカセットにおいては、図5に示すように磁気テープ
1と供給用のリール2aに固着したリーダーテープ3a
又は巻取用のリール2bに固着したトレーラーテープ3
bを接続用のスプライシングテープ4により接続し、カ
セットハーフ内に保持したものが多い。磁気テープ1の
磁性層は光を通しにくく、リーダーテープ3a及びトレ
ーラテープ3bは透光性を有している。そこでこのよう
なテープカセットを使用するとき、この透過率の相違に
よつて磁気テープの始端及び終端の検出を行なってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のテ
ープカセットの構成では、磁気テープとリーダーテープ
3a又はトレーラーテープ3bの接合部からスプライシ
ングテープ4の接着剤が磁性面側に漏れて、記録再生ヘ
ッドがこの部分を通過した場合にヘッドの汚れ又は損傷
の原因になるという問題があった。又、リーダーテープ
3a及びトレーラーテープ3bを接続した磁気テープ1
を供給リール2a又は巻取リール2bに巻回した場合
に、磁気テープ1とリーダーテープ3a又はトレーラー
テープ3bの接合部近傍の上層では、スプライシングテ
ープ4の厚みによって磁気テープ1が部分的に変形して
巻回されて巻癖が生じる問題もあった。更に、テープカ
セットの組立において磁気テープ1とリーダーテープ3
a又はトレーラーテープ3bを高精度にスプライシング
テープ4で接続するといった組立工程に費やす時間も無
視できない等の問題点を有していた。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされてものであって、記録再生ヘッドに及ぼす磁気テ
ープ接合部の影響及び磁気テープの巻癖を最小限に抑
え、磁気テープの組立工程を簡素化し、且つ光の透過率
の変化によるテープの始終端検出を可能としたテープカ
セットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気テープ
と、該磁気テープを回巻するテープ供給リール及びテー
プ巻取リールと、該テープ供給リール及びテープ巻取リ
ールを保持するカセットハーフとを具備するテープカセ
ットにおいて、磁気テープは、ベースフィルムの一方の
面に磁性層を形成し、該ベースフィルムの他方の面に保
護皮膜を形成した光の透過性を有しないテープであっ
て、テープ供給リール及びテープ巻取リールに固定され
る端末の特定範囲の磁気テープに、光の透過率の高い透
光部を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、テー
プ供給リール及びテープ巻取リールに固定される端末の
特定範囲の磁気テープに、光の透過率の高い透光部を設
けている。そのためテープカセットを磁気記録再生装置
に装着して磁気テープを走行させる際、テープ巻取リー
ル又は供給リールが終端に近づくと、磁気テープの透光
部を検出してテープの端末を検出できることとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図面を参
照しながら説明する。図1及び図2は本発明の一実施例
におけるテープカセット内のリール2に回巻される磁気
テープの構成を示す説明図である。図2において磁気テ
ープ10はベースフィルム11の一方の表面に磁性層1
2が形成され、又他方の面に保護皮膜としてのバックコ
ート層13が形成される。磁性層12はベースフィルム
11の記録再生面に蒸着等により形成された磁性膜であ
り、その膜厚が通常の値であれば光を透過しないのもの
である。又バックコート層13はベースフィルム11に
潤滑保持被膜が塗布された層であり、磁気記録再生装置
のテープ供給ポストや他のテープ搬送手段から磁気テー
プの摩耗や傷を防止するものである。
【0008】ここで磁気テープ10の始端及び終端近傍
夫々の少なくとも1カ所以上に長さLの透光部14を設
ける。透光部14は磁性層12及びバックコート層13
を無蒸着,無塗布により形成した部分であり、又は磁性
層12及びバックコート層13を蒸着,塗布後に、部分
的に剥離等により透明なベースフィルム11が両面とも
露出するよう処理した部分である。透光部14を形成す
るために、例えばレーザ光を利用して磁性層12又はバ
ックコート層13を除去する方法がある。まず磁気デー
プ10上の必要な除去面のみを露出させ、不必要な部分
はマスキング手段によって磁気テープ10を覆う。次に
加工時にはベースフィルム11に対して加工歪みを生じ
ない程度に照射エネルギーを調節し、エネルギー密度及
び照射時間を最適加工条件にしてレーザ光を磁気テープ
10の上に照射する。これにより、マスキングされない
部分の磁性層12又はバックコート層13がレーザ光の
エネルギーで昇華されベースフィルム11より離散し、
マスキングされなかった磁気テープ10のベースフィル
ム11が露出して透光部14が形成される。
【0009】さて、図1に示すように、テープカセット
が磁気記録再生装置に装着されたときに、磁気テープ1
0の搬送経路の一部にフォトカップラ15を設ける。フ
ォトカップラ15は磁気テープ10を挟んで発光素子1
6aと受光素子16bとを対向させたものである。これ
らの素子16a,16bは磁気テープ10を介し光の透
過強度を検出して、その出力を波形整形する図示しない
回路に接続されている。
【0010】図3はテープカセットの外観図を示す平面
図及び側面図である。本図においてテープカセット17
は、図3(b)に示すように上ハーフ18aと下ハーフ
18bを有しており、供給リール19と巻取リール20
を夫々保持し、各リールに回巻された磁気テープ10が
テープカセット17内の固定ポスト21a及び21bを
介しテープの開口部22より外部に案内されるよう構成
されている。テープの開口部22に前蓋23を有してお
り、テープカセット17が磁気再生装置本体に装着され
たとき、図示しない係合手段により磁気テープ10がヘ
ッド機構部に回巻できるように前蓋23が回動自在に取
付けられている。又上ハーフ18aの一部には透明板2
4が形成され、各リール19,20における磁気テープ
10の残量を確認できるようにしている。
【0011】以上のように構成されたテープカセット1
7を磁気記録再生装置本体に装着して磁気テープ10を
走行させて記録又は再生動作を行うと、供給リール19
から引き出された磁気テープ10はヘッド機構部を経由
して巻取リール20に巻取られる。そのとき図1に示す
ように、磁気テープ10の搬送経路に設けたフォトカッ
プラ15の受光素子16bは磁気テープ10の透光部1
4を透過した発光素子16aからの透過光を受光する。
やがて供給リール19のテープが少なくなり終端に近づ
くと、磁気テープ10の透光部14がフォトカップラ1
5を通過する。このように磁気テープ10の終端又は始
端が通過したことが検知され、テープの搬送手段や回転
ヘッドの動作を停止させることができる。
【0012】さて、磁性層12およびバックコート層1
3の厚さは極めて小さいものであるため、磁気テープ1
0を供給リール19あるいは巻取リール20に巻回した
場合、透明なベースフィルム11を一体的に露出した透
光部14近傍の上層でのテープ変形による巻癖はほとん
ど生じない。また磁気テープ10の始端および終端近傍
の透光部14が磁気記録再生装置の記録再生ヘッドに突
入しても、磁性層12を除去した部分との境界で生じる
段差はヘッドの突出量に較べて極めて小さい。また記録
再生ヘッドがベースフィルム11と接触している時間
は、磁気記録再生装置が反転走行へモード移行するまで
の一時的なものである。このため必要に応じて磁性層1
2の間欠部の長さLを最小限に抑えることもできるた
め、記録再生ヘッドへの悪影響を最小限に抑えることが
できる。
【0013】前述したレーザ光による加工法によれば、
磁気テープ10を供給リール19及び巻取リール20へ
回巻する直前での加工も可能となり、非接触で加工が行
われるので磁気テープ10が非常に薄い場合でも損傷を
発生させることなく加工できる。
【0014】尚、本実施例ではレーザ光を照射して透光
部14を形成しているが、例えば化学処理によるレジス
ト塗布後のエッチング処理で透光部14を形成すること
もできる。即ち、磁気テープ10の製造時の蒸着又は塗
布工程中にベースフィルム11を選択的にマスキング又
はレジスト処理を行うことにより、連続して磁気テープ
10上に透光部14を形成することも可能である。又、
図4に示すように透明なベースフィルム11を露出させ
た部分の長さを磁気テープ10の始端10a、終端10
bで違った値L1,L2にし、透明なベースフィルム1
1の透光部14a,14bを明確に区別して検出するこ
とも可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気テー
プの両端末の特定範囲に部分的に透明な透光部を設けた
ことにより、発光素子と受光素子で形成されるフォトカ
ップラで容易に磁気テープの端末を検出できるようにな
る。又磁気テープが始端から終端まで共通のベースフィ
ルムで構成されているので、磁気テープの両末端をスプ
ライシングテープ等の他のテープを介して供給リールや
巻取リールに固着する必要もなく、テープカセットの生
産性を向上できる。又、使用する磁気記録再生装置の記
録再生ヘッドに及ぼす悪影響を無くすことができ、磁気
テープの巻癖を最小限に抑え、テープカセットの組立を
簡素化できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるテープカセットの
磁気テープの端末を示した説明図である。
【図2】本発明の第1実施例における磁気テープの端末
の構成を示した説明図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるテープカセットの
外観図を示し、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例における磁気テープの両端
末の構成を示した説明図である。
【図5】従来のテープカセットにおける磁気テープの端
末の構成を示した説明図である。
【符号の説明】 10 磁気テープ 11 ベースフィルム 12 磁性層 13 バックコート層 14 透光部 15 フォトカップラ 16a 発光素子 16b 受光素子 17 テープカセット 18a 上ハーフ 18b 下ハーフ 19 供給リール 20 巻取リール 23 前蓋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープと、該磁気テープを回巻する
    テープ供給リール及びテープ巻取リールと、該テープ供
    給リール及びテープ巻取リールを保持するカセットハー
    フとを具備するテープカセットにおいて、 前記磁気テープは、ベースフィルムの一方の面に磁性層
    を形成し、該ベースフィルムの他方の面に保護皮膜を形
    成した光の透過性を有しないテープであって、 前記テープ供給リール及び前記テープ巻取リールに固定
    される端末の特定範囲の前記磁気テープに、光の透過率
    の高い透光部を設けたことを特徴とするテープカセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記透光部は、前記テープ供給リール及
    び前記巻取リールの端部で相違なる幅を持つように形成
    されることを特徴とする請求項1記載のテープカセッ
    ト。
JP22483191A 1991-08-09 1991-08-09 テープカセツト Pending JPH0547156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22483191A JPH0547156A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 テープカセツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22483191A JPH0547156A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 テープカセツト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0547156A true JPH0547156A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16819870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22483191A Pending JPH0547156A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 テープカセツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547156A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278371A (ja) * 1987-03-11 1990-03-19 Yamatoya Shokai:Kk 画像の階調変換方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278371A (ja) * 1987-03-11 1990-03-19 Yamatoya Shokai:Kk 画像の階調変換方法
JPH0691612B2 (ja) * 1987-03-11 1994-11-14 株式会社ヤマトヤ商会 画像の階調変換方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0147966A2 (en) Film laminating apparatus
US4735878A (en) Optically read recording medium and method for making same
US4629668A (en) Optically read recording medium and method for making same
JPH0547156A (ja) テープカセツト
US6127100A (en) Method of manufacturing a stamper for use in optical information recording medium
JPH085579B2 (ja) ウエブの接合方法
CA2092283A1 (en) Process for connecting a number of short strips of photographic material to a long roll
JP2001162757A (ja) ラミネート方法
JPH05325321A (ja) テープエンド検出装置
EP0326260A3 (en) An imaging sheet roll containing photosensitive microcapsules
JPH0513301B2 (ja)
JPS6121720Y2 (ja)
JP2002133731A (ja) 光記録媒体の製造方法
JPH11157592A (ja) 位相差フィルム貼着体又はその原反の梱包方法及び該巻取り方法
JPH05281437A (ja) フェルール付き光ファイバーコードとその製造方法
US4738498A (en) Method of recordng a hologram
JPS5943476A (ja) 情報記録媒体
JPS6154089A (ja) テ−プカセツト
KR100263684B1 (ko) 테이프 카세트
JPH0510255Y2 (ja)
JPH01236487A (ja) 磁気テープ
KR900001271B1 (ko) 양성 감광성 수지를 이용한 음성패턴 형성방법
CA1123808A (en) Dual web sound movie cassette with emulsion stripping web
JP2001332062A (ja) 磁気テープカセット
JPS634448A (ja) テ−プ末端検出装置