JPH0546944A - 薄膜磁気ヘツドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘツドの製造方法

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Publication number
JPH0546944A
JPH0546944A JP20419691A JP20419691A JPH0546944A JP H0546944 A JPH0546944 A JP H0546944A JP 20419691 A JP20419691 A JP 20419691A JP 20419691 A JP20419691 A JP 20419691A JP H0546944 A JPH0546944 A JP H0546944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
magnetic head
core
chip
dummy
Prior art date
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Pending
Application number
JP20419691A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Igarashi
猛 五十嵐
Taro Yamamuro
太郎 山室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP20419691A priority Critical patent/JPH0546944A/ja
Publication of JPH0546944A publication Critical patent/JPH0546944A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は薄膜磁気ヘッドのギヤップ深さを正
確に観察可能にし、且つ、磁気ヘッドの小型化を実現す
るために成された。 【構成】複数個連続して成膜される薄膜磁気ヘッド用チ
ップの切断面にコア本体と同様の形状のダミーコアを設
け、切断されたときこのダミーコアがチップ側面に露出
するようにし、このチップを観察しながら媒体接触面を
研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気ディスクや磁気テ
ープ等の磁気記録媒体にデータのリードライトを行う薄
膜磁気ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドはフェライト基板上に絶
縁層やインダクタンス層等をメッキやスパッタ法等で成
形してチップを製造したのち、このチップに保護板を接
着し、媒体に接触する断面(媒体接触面)が磁気回路部
から所定の長さになるように平滑に研磨して製造され
る。図3に基板上に成形され個別に切断されたチップの
例を示す。このチップは誘導型磁気ヘッド用のチップで
ある。基板1の上に下部コア2,絶縁層4,上部コア5
が形成されている。この薄膜磁気ヘッドの精度はデータ
読み取りのための上部コア5の長さ(ギャップの深さ)
に大きく依存するためこの長さが一定になるように媒体
接触面Aを研磨しなければならない。しかし、上部コア
5は絶縁層4や保護板に覆われているため、この長さを
観察しながら研磨することができない。そこで、従来は
図3に示すように上部コア5の両側にマーカ8を設け、
このマーカ8が媒体接触面Aに露出したとき、その長さ
まで研磨されたことを確認できるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、研磨の精度を
向上するためには常時正確な研磨量を知っている必要が
あるが、このためには細かいステップでマーカを設け逐
次そのマーカを確認しながら研磨を進めていかなければ
ならなかった。このため、マーカの本数が増加して薄膜
磁気ヘッドの小型化を妨げる原因となり、また、マーカ
を確認するためには研磨を中断して研磨面(媒体接触
面)を確認しなければならないため研磨作業の効率化を
妨げる欠点があった。
【0004】また、磁気ヘッド本体(上部コア5)とマ
ーカ8とは全く異なる構造であるため、パターニング工
程またはエッチング工程によって磁気ヘッド本体とマー
カとの形成位置の関係が微妙に異なり、マーカによる研
磨量読取精度には限界があった。
【0005】この発明は、チップ切断面に磁気ヘッド本
体と同じ構造のダミーコアを形成することにより上記課
題を解決した薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の磁気
ヘッド用チップを連続して形成し、これを切断面で個々
のチップに切断したのち媒体接触面を研磨する薄膜磁気
ヘッドの製造方法において、磁気ヘッドの磁気回路部を
形成するとき、同時にこの磁気回路部と同様の断面形状
を有するダミーコアを前記切断面を跨ぐ位置に形成し、
切断後このダミーコアの長さを測定しながら媒体接触面
の研磨を行うことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法において
は、チップ切断面を跨ぐようにダミーコアを形成した。
このダミーコアはコイルやMR素子などの磁気回路部を
含有していないがその断面形状は全くヘッド本体と同様
のものである。さらに、このダミーコアはチップ切断面
を跨ぐように形成されているため個々のチップに切断さ
れたとき隣合う2個の磁気ヘッドの両側面(切断面)こ
のダミーコアの断面が露出することになる。研磨工程に
おいて側面からこのダミーコアの形状や長さを観察する
ことにより、常に研磨量を正確に知ることができる。
【0008】これによって、研磨精度を向上するために
マーカの数を増やす必要がなくなりヘッド全体の小型化
につながる。また、ダミーコアはヘッド本体と同様の構
造であるため同じ工程で形成することができ、工程数を
増やす必要がない。このように、ヘッド本体と同様の工
程で形成されるため、パターニング工程やエッチング工
程の条件がどのように変化してもその位置関係や長さが
変わってしまうことがなくなる。さらに、側面から観察
することができるため、研磨作業を停止することなくそ
の長さを観察することができる。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の実施例に係る薄膜磁気ヘッ
ド用チップの形成状態を示す図、図2は同薄膜磁気ヘッ
ド用チップを個別に切断した状態を示す図である。この
薄膜磁気ヘッド用チップは図3の示したものと同様誘導
型磁気ヘッド用チップである。この実施例において図3
に示した従来の薄膜磁気ヘッドと同一構成の部分は同一
番号を付して説明を省略する。この実施例においては各
チップの両端部(切断面7)の位置にダミーコア6が形
成されている。このダミーコア6は絶縁層,上部コアを
有し、その外観においてはヘッド本体(上部コア5,磁
気回路部3からなる部分)と全く同様の構成を備えてい
る。ダミーコア6(上部コア形状の部分)は上部コア5
と同様の工程で形成されたものである。図1に示すよう
にダミーコア6は切断面7を跨ぐように成形される。切
断されたときには左右に隣接するそれぞれのチップの切
断面にその断面が露出するようにされている。チップは
図2の9に示すように保護板によって完全に覆われてい
るため内部の状態(上部コア5の長さ)を外部から知る
ことができないが、全く同一の形状のダミーコア6が側
面に露出しているため、この長さaを観察することによ
って上部コア5の長さ(研磨量)を知ることができる。
【0010】このように切断されたチップの媒体接触面
Aを研磨する場合には、研磨工程を行いながら側面から
aを観測することにより、作業を中断しなくても常時正
確な上部コアの長さを知ることができる。なお、チップ
の両側にダミーコアを設けているのは、両側のダミーコ
アの長さの差によって研磨の平行度を知るためである。
【0011】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ヘッド
本体と同様の断面形状を有するダミーコアを切断面を跨
ぐように形成したことにより、正確な研磨量を常時知る
ことが可能になる。さらに、その観測を側面から行うこ
とができるため、研磨作業を停止することなく作業中に
観察することが可能になる。さらに、磁気ヘッド本体の
成膜と同様の工程でダミーコアが製造されるため、従来
のマーカのようにマーカのみを形成する工程を設ける必
要がなくなり製造工程を簡略化することも可能になると
ともに、パターニング工程やエッチング工程の条件がど
のように変化してもその位置関係や長さが変わってしま
うことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る薄膜磁気ヘッド用チップの成膜
状態を示す図
【図2】同薄膜磁気ヘッド用チップを切断した状態を示
す図
【図3】従来の薄膜磁気ヘッド用チップを示す図
【符号の説明】
5 上部コア 6 ダミーコア 7 切断面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁気ヘッド用チップを連続して形
    成し、これを切断面で個々のチップに切断したのち媒体
    接触面を研磨する薄膜磁気ヘッドの製造方法において、 磁気ヘッドの磁気回路部を形成するとき、同時にこの磁
    気回路部と同様の断面形状を有するダミーコアを前記切
    断面を跨ぐ位置に形成し、切断後このダミーコアの長さ
    を測定しながら媒体接触面の研磨を行うことを特徴とす
    る薄膜磁気ヘッドの製造方法。
JP20419691A 1991-08-14 1991-08-14 薄膜磁気ヘツドの製造方法 Pending JPH0546944A (ja)

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JP20419691A JPH0546944A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 薄膜磁気ヘツドの製造方法

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JP20419691A JPH0546944A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 薄膜磁気ヘツドの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0546944A true JPH0546944A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16486426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20419691A Pending JPH0546944A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 薄膜磁気ヘツドの製造方法

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JP (1) JPH0546944A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6906893B2 (en) 2002-10-08 2005-06-14 Hitachi Global Storage Technologies Magnetic head coil and structure for protecting same during pole notch processing

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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