JPH0546887Y2 - - Google Patents

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JPH0546887Y2
JPH0546887Y2 JP13307589U JP13307589U JPH0546887Y2 JP H0546887 Y2 JPH0546887 Y2 JP H0546887Y2 JP 13307589 U JP13307589 U JP 13307589U JP 13307589 U JP13307589 U JP 13307589U JP H0546887 Y2 JPH0546887 Y2 JP H0546887Y2
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molds
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリフオーム製置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
FRPはSMC(シートモールデイングコンパウン
ド)を一対の型で挟圧加熱(プレス成形)するこ
とによつて製造することができるが、バスタブ、
宿泊用カプセル、大型合併浮化槽のような大型の
FRPを製造しようとすると大型の、挟圧力の極
めて大きいプレス成型機が必要となり、設備費が
増大する難点を有する。
この難点を解決するため、多数のガラス繊維束
を結合して所定形状を附与したプリフオームを使
用し、このプリフオームを一対の型間に保持し、
液状の樹脂を注入硬化するインジエクシヨン法
(RI法)が提案されている。RI法で使用するプリ
フオームは所定形状を有する型面にガラス繊維束
の切断物と結合剤を吹付けて型面に堆積せしめる
ことによつて製造することもできるが、この方法
(吹付け法)では堆積量にバラツキが生じ易い難
点がある。このため、熱可塑性結合剤でガラス繊
維束を結合してなるマツト状物を一対の型で挟圧
加熱し、熱可塑性樹脂を軟化させて所定形状とす
る方法(プレス法)が広く使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来技術(プレス法)は次のような問題点を有
する。
プレス法で製造されたプリフオームは、次いで
型から取出され、上記工程が繰返えされる。プリ
フオームを型から取出す時点でプリフオームは60
℃〜室温程度の充分低い温度に冷却されているこ
とが必要であり、プリフオームが充分冷却されて
いない状態で型から取出すと、熱可塑性樹脂が充
分硬化していないため、型から取出されたプリフ
オームが変形してしまう。
プリフオームは、熱伝導率の低いマツトで構成
され、しかも比較的密度が小さく多量の空気を含
んでいるので、加熱冷却に長時間を要し、生産性
が低下する。
又その都度型を加熱、冷却する必要があり、熱
エネルギのロスも大きくなる。
大寸法のプリフオームを製造するための大型プ
レス装置においては、このロスは極めて大きくな
り、又型の均一な加熱が困難となり、温度ムラが
生じ易くなる。
更に又、型をその都度加熱、冷却するため熱履
歴による型の損耗も大きい。
又型として熱伝導率の大きい金属製のものを使
用するため、型の製作費、重量が大となる。
型を強制冷却することも試みられているが、上
述したようにプリフオームの熱伝導率が小さいた
め、強制冷却を行なつても生産性を20%程度向上
しうるに過ぎず、しかもエネルギーロス、型の損
耗という問題点を解消することはできない。
本考案は、従来技術の有する上記問題点を解消
するためになされたものであり、プリフオームの
生産性が大であり、加熱エネルギーのロスも、型
の損耗も小さいようなプリフオーム製造装置を提
供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のプリフオ
ーム製造装置は、熱可塑性樹脂で結合された無機
質繊維よりなるマツト状物を加熱するための加熱
装置と、加熱されたマツト状物に所定形状を附与
するための一対の成形型と、上記型の少くとも一
方に穿設された冷却空気孔とを設けたものであ
る。
〔作用〕
無機質繊維よりなるマツト状物を直接加熱する
ことにより、型を加熱、冷却する必要をなくし、
熱エネルギーのロス、型の損耗を防止する。熱可
塑性樹脂で結合された無機質繊維よりなるマツト
状物を挟圧して、プリフオームを製造するための
一対の型にプリフオームを冷却するための通気孔
を設け、プリフオームをこの通気孔から送られる
冷却空気によつて直接冷却することにより、プリ
フオームの冷却速度を高め、生産性を向上させ
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1〜3図に基づいて説明す
る。
1は本考案プリフオーム製造装置であり、マツ
ト状物2を加熱するための加熱装置3、成形型4
を備えている。
成形型4は、対をなす雄型5、雌型6を備え、
雌雄6は支持台7上に固定支持され、雄型5はエ
アシリンダ8,8により昇降自在に支持されてい
る。雌型6の両側には雌型6の上面とほぼ同じ高
さの一対のレール9が設けられ、レール9は加熱
装置3の中迄延長せしめられている。
レール9には、枠体10が、車輪11を介して
架乗せしめられ、枠体10は成形型4と加熱装置
3の間を矢印で示すように自在に走行しうるよう
構成されている。
枠体10は上枠12、下枠13を有し、上枠1
2、下枠13は第3図に示すようにヒンジ(図示
せず)により、矢印で示す方向に開閉自在に係合
せしめられている。上枠12、下枠13は夫々方
形の外枠14及び外枠14に固定された、内枠1
5を有し、内枠15の寸法は成型すべきマツト状
物の大きさよりやや小さく、又雄型5よりやや大
きく形成されている。
第3図に点線で示すように、ガラス繊維束より
なるCSM(コンテイニユアスストランドマツト)
のような、無機繊維よりなるマツト状物2を下枠
13に設けられた内枠15の上に乗せ、上枠12
を下向きに回動させてマツト状物2を挟持する。
この状態で、枠体10をレール9に沿つて加熱装
置3中に送り込み、蓋16を閉じてマツト状物2
を所定温度迄加熱する。加熱温度は150〜220℃、
加熱所要時間は0.5〜3分程度である。ついで蓋
16を開いて枠体10を(マツト状物3を上枠1
2下枠13で挟圧保持したまま)引出し、第1図
に示すように雄型5を、上昇させた状態で、雄型
5と雌型6の間に移動させる。
ついでエアシリンダ17,17を下降させて上
枠12に設けられた内枠15を押圧し、この状態
でエアシリンダ8を下降させ、雄型5でマツト状
物2を押圧し変形させつつ、雌型6内に挿入し、
雄型5と雌6とで挟圧する。マツト状物としては
無機質繊維を熱可塑性樹脂で結合したコンテイニ
ユアスストランドマツト(CSM)、チヨツプドス
トランドマツト(CM)が、例示される。
熱可塑性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂
が例示される。熱可塑性樹脂の附与量は無機質繊
維の4〜12wtg、好ましくは5〜10wtgとするの
が適当である。
なお、マツト状物は製造時に比較的高温の状態
で巻取られることがあり、この際の変形を防止す
るため若干の(熱可塑性樹脂の20%以下とするの
が適当である。)熱硬化性樹脂よりなる結合剤を
併用することもできる。
マツト状物2を構成する無機質繊維同去を結合
している熱可塑性樹脂は(マツト状物2を加熱装
置3で加熱しているため)軟化しており、上記挟
圧により平面状のマツト状物2は変形して所定形
状に成形される。エアシリンダー8の圧力は0.05
〜0.5Kg/cm2程度で充分である。
本考案においては雄型5、雌型6を加熱する必
要がないので、これらの型を耐熱性が小さく、比
重の小さいFRPで構成することができる。FRP
は熱伝導伝が小さいため、型で挟圧している間に
型との熱伝導による、マツト状物2の温度低下は
小さく、マツト状物2は熱可塑性樹脂が充分可塑
変形しうるような温度に保たれるので、成型を良
好に行なうことができ、型馴染みを良好とし、複
雑な形状のプリフオームを精度良く製造できる。
又、マツト状物2を上述したようにシリンダー1
7の下降により上枠12、下枠13で挟持した状
態で、押型5を下降させることにより、マツト状
物の成型時にマツト状物に皺が発生するのを防止
できる。
なお、マツト状物としてはCMを用いることも
できるが、CSMが適当であり、成型性が良好で
ある。
型の少くとも一方好ましくは雌型6に冷却空気
孔18が設けられている。成型終了後、バルブ
(図示せず)を開き、冷却空気孔18を、圧縮空
気源、又は減圧室好ましくは圧縮された冷却用の
空気室と接続する。冷却空気孔は10〜50cm角に1
個程度とするのが好ましい。
冷却用空気は冷却空気孔18から両型間に吹込
まれ、マツト状物の間を通り抜けて、両型の間か
ら外部に放出される。
このように冷却用空気でプリフオームを直接冷
却することにより、プリフオームを効率よく短時
間で冷却できる。冷却所要時間は型を加熱し、つ
いで型を水冷等で強制冷却する場合の1/2〜1/5程
度である。
〔実施例〕
熱可塑性樹脂として不飽和ポリエステルパウダ
ーを6.5wt%附与したCSM(450gr/m2)を1m2
大きさに裁断し、枠で支持し、180℃に保たれた
加熱炉で2分間加熱し、ついで一対の型を用い
0.2Kg/cm2の圧力で挟圧し、40cm×40cm、深さ30
cmに成型した。
ついで圧縮空気を冷却空気孔から送り込み、冷
却した。冷却所要時間は1分間であつた。
〔考案の効果〕
冷却所要時間を短縮し、生産性を向上しうる。
型としてFRP製のものを使用できる。プリフオ
ームの型馴染みが良好であり、複雑な形状のプリ
フオームを精度よく製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案プリフオーム製造装置の正面
図、第2図は成形型の断面図、第3図はマツト状
物を支持するための枠体の斜視図である。 図中、1はプリフオーム製造装置、2はマツト
状物、3は加熱装置、4は成形型、5は雄型、6
は雌型、7は支持台、8はエアシリンダ、9はレ
ール、10は枠体、11は車輪、12は上枠、1
3は下枠、14は外枠、15は内枠、16は蓋、
17はエアシリンダ、18は冷却空気孔を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂で結合された無機質繊維よりなる
    マツト状物を加熱するための加熱装置と、加熱さ
    れたマツト状物に所定形状を附与するための一対
    の成形型と、上記型の少くとも一方に穿設された
    冷却空気孔とを有するプリフオーム製造装置。
JP13307589U 1989-11-17 1989-11-17 Expired - Lifetime JPH0546887Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13307589U JPH0546887Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17

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JP13307589U JPH0546887Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17

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JPH0372408U JPH0372408U (ja) 1991-07-22
JPH0546887Y2 true JPH0546887Y2 (ja) 1993-12-09

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JP13307589U Expired - Lifetime JPH0546887Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17

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JP2008068532A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Honda Motor Co Ltd 繊維強化プラスチック製プリフォームの成形方法

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JPH0372408U (ja) 1991-07-22

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