JPH0546607Y2 - - Google Patents

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JPH0546607Y2
JPH0546607Y2 JP15184988U JP15184988U JPH0546607Y2 JP H0546607 Y2 JPH0546607 Y2 JP H0546607Y2 JP 15184988 U JP15184988 U JP 15184988U JP 15184988 U JP15184988 U JP 15184988U JP H0546607 Y2 JPH0546607 Y2 JP H0546607Y2
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hub plate
groove
case
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レバーハンドル等の回動操作により
ラツチボルトを没入する箱錠において、レバーハ
ンドル等に急激な回動力を加えたときに、レバー
ハンドルの回動を阻止して箱錠内部に衝撃的な外
力が伝達されないようにした箱錠の保護装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
レバーハンドル或いはノブを回動してラツチボ
ルトをドア端部のケース内に没入してドアを開く
箱錠には室外側からのキー操作或いは室内側から
のサムターン操作によつてデツドボルトを出没し
て施錠或いは解錠する箱錠や、ラツチボルトを出
没する機構とデツドボルトを出没する機構とを電
気信号を受けて作動するクラツチを介して接続し
た電気錠などがあり、特に電気錠では、内部の複
雑な機構をレバーハンドルに加えられる衝撃的な
外力より保護して内部の機構の損傷或いは誤動作
などを防止する必要がある。
第4図及び第5図は、内部に複雑な機構をもつ
た電気錠の一部破断正面図である。
同図において、ケース1に枢着されたハブプレ
ート2はばね3により反時計方向に付勢され、中
央の角孔4にレバーハンドル等の角軸が嵌着さ
れ、レバーハンドルを時計方向に回動するとハブ
プレート2に設けられた突起5がレトラクタ6を
押動し、レトラクタ6がフロント7に対して前進
する。
レトラクタ6は下面より垂設された垂直壁8に
孔9が設けられ、垂直壁の両側に配設されるスラ
ストワツシヤー10,10及び孔9にラツチボル
ト11の軸部12が貫通し、軸部12の後端部に
設けられた環状溝にスナツプリング13が嵌着さ
れ、ケース1に固着されるばね支持部材14と軸
部12に固着されたばね受15との間にばね16
が挿入される。
従つて、ラツチボルト11はばね16に押圧さ
れてフロント7の外方に突出し、レトラクタ6は
前進端にある。
レトラクタ6の上部には、スライダー17及び
プツシヤー18及び電磁石19とより構成される
電磁クラツチ20が設けられ、電磁石19が通電
によりプツシヤー18を吸引したときに、プツシ
ヤー18がスライダー17をレトラクタ6に押付
けて、スライダー17がレトラクタ6と共に移動
する。
下端部をケース1に枢着されたリンク21の中
間部はスライダー17に枢着され、リンク21の
上端部は中間リンク22の一端に枢着され、中間
リンク22の他端はカムプレート23に設けられ
た駆動部24に枢着される。
カムプレート23は、ケース1に回動可能に嵌
着され、室外側からのキー操作或いは室内側から
のサムターン操作により回動し、カムプレート2
3の時計方向及び反時計方向の回動によりデツド
ボルト25がフロント7より突出及び没入して機
械的に施錠及び解錠されるようになつているが、
次のようにして電気的に解錠することができる。
すなわち、電磁石19に通電したときにハブプ
レート2を時計方向に回動すると、レトラクタ6
が右側に移動してラツチボルト11をフロント7
内に没入すると共に、レトラクタ6と共にスライ
ダー17が右側に移動してリンク21が時計方向
に回動し、中間リンク22に押された駆動部24
がデツドボルト25をフロント7内に没入して解
錠する(第5図参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上述べたように、電気錠は電気的にも機械的
にも解錠されるが、電気的に解錠する場合にはレ
バーハンドルを回動操作してハブプレート2を時
計方向に回動してラツチボルト11及びデツドボ
ルト25を没入する。
このとき、レバーハンドルを激しく叩くように
して回動操作すると、その衝撃的な外力がレトラ
クタ6、電磁クラツチ20等の構成部品を損傷或
いは部品精度の劣化を招来し、延いては電磁クラ
ツチの部品の劣化、損傷による誤動作を惹起する
問題があつた。
本考案は、レバーハンドル等によりハブプレー
トを回動する箱錠、特に電気錠において、レバー
ハンドル等によりハブプレートに衝撃的な外力を
加えた場合に、ハブプレートの急激な回動を阻止
して錠ケース内部の部品を保護するようにしたも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、ケースに枢着され
レバーハンドル等の操作により回動するハブプレ
ートによりレトラクタを移動してラツチボルトを
ケース内に没入させるレトラクタとを有する箱錠
において、 上記ハブプレートの外周縁の一部分に凹溝を設
け、該凹溝の両端部に上記外周縁に接続する斜面
を設け、上記ケースに枢着されたレバーの一端に
頭部を設けると共に他端に爪を設け、上記頭部を
上記ハブプレートに接触する方向に付勢するばね
を設け、 上記ハブプレートの回動前には、上記頭部が外
周縁に接触し上記爪が凹溝に係入する位置にあ
り、上記ハブプレートの回動時に、上記頭部が上
記外周縁から上記斜面を摺動して凹溝に没入する
と共に上記爪は凹溝から離脱し、上記頭部が上記
斜面を非接触状態で移動するときには上記爪は凹
溝に係入状態にあることを特徴とする箱錠の保護
装置。
〔作用〕
レバーハンドル等を通常の回動速度で操作した
ときには、ハブプレートの回動に伴つてハブプレ
ートの外周縁に接触していたレバーの一端に設け
られた頭部が斜面を摺動して凹溝に係入し、他端
に設けられた爪が凹溝から離脱するので、ハブプ
レートはレバーに回動を阻止されることなく回動
し、レトラクタが移動してラツチボルトが没入す
る。
レバーハンドル等に衝撃力を加えて高速度で回
動しようとすると、ハブプレートの外周縁に接触
していたレバーの頭部が斜面に沿つて凹溝に係入
することができず、斜面に対して非接触状態のま
ま移動(相対的な移動)するので、レバーの爪は
凹溝に係入したまま斜面に衝突し、爪がハブプレ
ートの高速回動を阻止するので、箱錠内部の部品
には衝撃的な外力は伝達されない。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を参照しながら説
明する。
尚、従来例と同一部品については同一符号を付
す。
第1図は、ラツチボルト11及びデツドボルト
25が突出した状態における箱錠の表面カバーを
取除いた場合の一部破断正面図であり、フロント
7がドア端部と略同一面となるようにドアに埋設
されたケース1にハブプレート2が枢着され、ハ
ブプレート2がばね3により反時計方向に付勢さ
れ、ラツチボルト11がフロント7より突出し、
ラツチボルト11に引張されたレトラクタ6はハ
ブプレート2の突起5に当接して左側移動端にあ
り、リンク21は反時計方向の回動端にあり、カ
ムプレート23はデツドボルト25を突出せしめ
ていることは従来例と同様であるが、本考案で
は、ハブプレート2の左側にレバー26が設けら
れる。
レバー26は中間部に両側面より突出する軸部
27を有し、軸部27はケース1に設けられた孔
に回動可能に嵌挿され、レバー26の一端には軸
状の頭部28が突設され、レバー26の他端には
ハブプレート2に向けて突出する爪29が設けら
れる。
そして、軸部27の外周面に巻回されるばね3
1の一方は頭部に当接し他方はケース1の内壁面
に当接してレバー26の頭部28はハブプレート
方向に付勢される。
一方、ハブプレート2の外周縁31はハブプレ
ート2の回動中心を中心とした円弧に形成され、
外周縁31の中間部に凹溝32が設けられる。
凹溝32の形状は、ハブプレート2の回動中心
を中心とした円弧に形成され、凹溝32の両端部
に外周縁31に接続する斜面32aが設けられ
る。
ハブプレート2が、第1図に示すように、反時
計方向回動端にあるときは、頭部28が外周縁3
1に接触し、爪29が凹溝32内に係入してい
る。
そして、ハブプレート2が、第2図に示すよう
に、時計方向の回動端にあるときには、頭部28
が凹溝32に接触し爪29がハブプレート2から
離脱するようになつている。
以上のように構成された箱錠の保護装置の作用
について説明する。
(通常のレバーハンドル操作の場合) レバーハンドルに衝撃的な高速回動力を加えな
いで操作した場合には、ハブプレート2の時計方
向回動に伴つて、外周縁31に接触していた頭部
28はハブプレート2と接触を保つたまま斜面3
2aを摺動して凹溝32に接触する。
頭部28が斜面32aに沿つて摺動するにつれ
て爪29が凹溝32より離れ外周縁31に当たら
ない位置に離脱する。
ハブプレート2の回動によりラツチボルト11
が没入し、電磁クラツチ20に通電されている場
合にはデツドボルト25も没入することは従来例
と同様である。
(レバーハンドルを急激に回動した場合) ハブプレート2が時計方向に向かつて急激に高
速回転するときには、ばね30の弱い力を受けて
いる頭部には慣性力が働き斜面32aに落ち込む
ことができないまま、爪29が下側の斜面32a
に当接してハブプレート2の回動が阻止される。
かくして、箱錠内の部品は衝撃的な外力より保
護される(第3図参照)。
レバーハンドルの回動が阻止された場合、もう
一度ハンドル操作をやり直せば、衝撃的な回動を
加えない限り、上記の通常のレバーハンドル操作
の場合と同様になる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されたいる
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
(1) 施錠されたドアを無理に開けようとして乱暴
にレバーハンドル等を叩き付ける不心得者が居
る場合にも箱錠は損傷することなく保護され、
箱錠の耐久性が増加する。
箱錠の内部構造が複雑な場合、電磁クラツチ
を有する電気錠などにおいて特に保護効果は顕
著である。
(2) 保護装置としては、ハブプレートに凹溝を設
け、ハブプレートの近くにレバーを枢着して弱
いばねで付勢するだけでよいため、構造が簡単
であり、取付けコストは極めて安価であり、且
つ耐久性を有する。
又、従来の錠ケースの空間内に設けられるた
め錠ケースの大きさを大きくする必要もなく取
付けに便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図はレバーハンドルの操作前を示す箱錠の一部破
断正面図、第2図はレバーハンドルを通常に操作
した場合の箱錠の一部破断正面図、第3図はレバ
ーハンドルを急激に操作した場合の箱錠の一部破
断正面図、第4図はラツチボルト及びデツドボル
トが突出した状態にある従来の箱錠の一部破断正
面図、第5図はラツチボルト及びデツドボルトが
没入した状態にある従来の箱錠の一部破断正面図
である。 1……ケース、2……ハブプレート、6……レ
トラクタ、7……フロント、11……ラツチボル
ト、20……電磁クラツチ、23……カムプレー
ト、25……デツドボルト、26……レバー、2
7……軸部、28……頭部、29……爪、30…
…ばね、31……外周縁、32……凹溝、32a
……斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドア端部に埋設されたケースに枢着されレバー
    ハンドル等の操作により回動するハブプレート
    と、該ハブプレートの回動によりケース内を摺動
    してラツチボルトをケース内に没入させるレトラ
    クタとを有する箱錠において、 上記ハブプレートの外周縁の一部分に凹溝を設
    け、該凹溝の両端部に上記外周縁に接続する斜面
    を設け、上記ケースに枢着されたレバーの一端に
    頭部を設けると共に他端に爪を設け、上記頭部を
    上記ハブプレートに接触する方向に付勢するばね
    を設け、 上記ハブプレートの回動前には、上記頭部が外
    周縁に接触し上記爪が凹溝に係入する位置にあ
    り、上記ハブプレートの回動時に、上記頭部が上
    記外周縁から上記斜面を摺動して凹溝に没入する
    と共に上記爪は凹溝から離脱し、上記頭部が上記
    斜面を非接触状態で移動するときには上記爪は凹
    溝に係入状態にあることを特徴とする箱錠の保護
    装置。
JP15184988U 1988-11-24 1988-11-24 Expired - Lifetime JPH0546607Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15184988U JPH0546607Y2 (ja) 1988-11-24 1988-11-24

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JP15184988U JPH0546607Y2 (ja) 1988-11-24 1988-11-24

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Publication Number Publication Date
JPH0272762U JPH0272762U (ja) 1990-06-04
JPH0546607Y2 true JPH0546607Y2 (ja) 1993-12-07

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JP15184988U Expired - Lifetime JPH0546607Y2 (ja) 1988-11-24 1988-11-24

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JPH0272762U (ja) 1990-06-04

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