JPH0546383U

JPH0546383U - 傘立て具

Info

Publication number: JPH0546383U
Application number: JP10722591U
Authority: JP
Inventors: 和徳大川
Original assignee: 和徳大川
Priority date: 1991-12-02
Filing date: 1991-12-02
Publication date: 1993-06-22
Anticipated expiration: 2005-10-11
Also published as: JPH0744212Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】大小異なる傘に対しても、無理なく整然と収
納を行う。【構成】支持体（１）の上部に、上方広がりのテ−パ
−状で無底の傘収納筒（２）を多数取付け、該傘収納筒
（２）には、上下端をラッパ状に形成すると共に、下端
側から縦に複数のスリ割（２ａ）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は傘立て具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、傘立て具としては、実開昭５８年１３１８８号の傘収納管の一端開口部をラッパ状に拡開し、傘収納管を枠体に並列固定したもの、あるいは、実開昭５３−４４１３２号に傘収納管を下方が先細りのテ−パ−管にしたもの、等が開示されている。

【０００３】しかし、上記従来の傘立て具の傘収納管は、その内径が皆一定である。他方この傘収納管に収納する傘は、男物や女物又大人用や子供用あるいは折り畳んだ時と折り畳まない時等、その種類や状態によって傘の太さつまり外径がまちまちである。

【０００４】このことは傘収納管の内径が一定であるから、その内径より太い傘では傘収納管に傘を収納できず、又、細い傘では傘収納管を通り抜けてしまい傘を傘収納管で保持することができず、更に、通常傘は先の方が細いから傘収納管を細目にして種々の傘に対応させるにしても、傘収納管に傘が収納された場合に、傘の太さの大小によって、傘収納管から上部に出る傘の高さが一定せず、極端な場合には相当上方に出張り、収納された傘の状態が見苦しく、本来傘を整理収納するための傘立て具としての機能を十分発揮できないという欠点があった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、傘収納管が一定の内径であるために、傘を収納するに当り太さや長さの異なる種々の傘に対応できず、且つ傘収納筒の部分の乾燥も悪い点である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、支持本体（１）の上部に、上方広がりのテ−パ−状で無底の傘収納筒（２）を多数取付け、該傘収納筒（２）には、上下端をラッパ状に形成すると共に、下端側から縦に複数のスリ割（２ａ）を設け、太さの異なる種々の傘に対しても確実且つ整然と収納できるように対処した。

【０００７】

【作用】

傘収納筒（２）の上方から傘を差し込むと、先ず傘の中程の所で傘収納筒（２）の下部最小径部分が内接し、更に傘を差し込むと、上方に行くに従って太くなる傘径に対応して、傘収納筒（２）はスリ割（２ａ）の作用により、細径の下方が広がり、傘を所望な深さに収納できる。従って、傘の大小に関係なく無理なく、傘は収納される。

【０００８】

【実施例】

以下本考案の実施例を図に基づき説明する。（１）は上部に取付板（１ａ）を下部に水受け（１ｂ）を設けた支持本体である。（２）は取付板（１ａ）に多数嵌入して取付けた傘収納筒であり、該傘収納筒（２）は上方広がりで無底のテ− パ−筒であり、且つその上下端をラッパ状に形成すると共に下端側から縦に複数のスリ割（２ａ）を設け、傘収納筒（２）の下方内径が広げられるようにしている。又、傘収納筒（２）を支持本体（１）の上方に取付けるに際し、上記のような支持本体（１）に取付板（１ａ）を用いる以外に、細材を格子状にして傘収納筒（２）を取付けたり、あるいは各傘収納筒（２）を適宜な部材で連結させてもよい。又、傘収納筒（２）はその材質をプラスチックや弾性を有する金属が用いられ、更に全周に多数の通気穴（２ｂ）を設けている。

【０００９】

【考案の効果】

このように本考案は構成したことにより次のような効果を有する。

【００１０】傘収納筒（２）が上広がりのテ−パ−状で且つ下端から複数のスリ割（２ａ）を形成したことにより、傘の太さが異なっても、確実に収納でき、しかも収納した状態において傘収納筒（２）から上部に突出する傘の高さを一定に揃えられ、従来のような傘の差し込み具合による不揃いも解消でき見栄えも極めてよくなる。

【００１１】又、傘を傘収納筒（２）に差し込む際に、傘収納筒（２）のスリ割（２ａ）による筒径の弾性的拡張により、傘の太さによる差し込み力が余り変わらず、従来のテ−パ−状の傘収納筒のように時として傘を無理に押し込んで、抜けなくなったり、骨を傷めたりすることもない。

【００１２】更に、傘を傘収納筒（２）に差し込んで行くと、傘に付着した雨水が先の方から傘収納筒（２）で絞られる状態になるが、この絞られた雨水はスリ割（２ａ）から逃がす役目を成す。

【００１３】傘収納筒（２）に通気穴（２ｂ）を穿設したものは、従来収納された傘は傘収納筒（２）に当る部分が殆ど乾燥せず濡れたままであるが、通気穴（２ｂ）により通気がよくなり乾燥を早め、よって傘を引き抜いた際にその部分の濡れ具合も少なくなり、傘を持ち帰るにも都合がよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す全体斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】他の実施例を示す部分断面図である。

【符号の説明】

１支持本体２傘収納筒２ａスリ割２ｂ通気穴

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】支持本体（１）の上部に、上方広がりの
テ−パ−状で無底の傘収納筒（２）を多数取付け、該傘
収納筒（２）には、上下端をラッパ状に形成すると共
に、下端側から縦に複数のスリ割（２ａ）を設けたこと
を特徴とする傘立て具。
【請求項２】前記傘収納筒（２）が、弾性部材を用
い、且つ全周に多数の通気穴（２ｂ）を穿設した請求項
１記載の傘立て具。