JPH0546341B2 - - Google Patents

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JPH0546341B2
JPH0546341B2 JP20913384A JP20913384A JPH0546341B2 JP H0546341 B2 JPH0546341 B2 JP H0546341B2 JP 20913384 A JP20913384 A JP 20913384A JP 20913384 A JP20913384 A JP 20913384A JP H0546341 B2 JPH0546341 B2 JP H0546341B2
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JP
Japan
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acid
general formula
methoxyphenyl
ethyl
present
Prior art date
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JP20913384A
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JPS6187675A (ja
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Jiichi Fukami
Shinya Inoe
Kenichiro Nakao
Ryoji Kikumoto
Kazumasa Nitsuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Priority to US06/719,456 priority patent/US4716161A/en
Priority to DK161985A priority patent/DK158518C/da
Priority to EP85104477A priority patent/EP0161498B1/en
Priority to DE8585104477T priority patent/DE3565538D1/de
Priority to HU851384A priority patent/HU193361B/hu
Priority to CA000479278A priority patent/CA1287051C/en
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Publication of JPH0546341B2 publication Critical patent/JPH0546341B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、血圧降下作用を有するキナゾリン誘
導体およびその酸付加塩に関する。 (発明の構成) 本発明の要旨は、下記一般式(): (上記一般式()中で、R1は水素原子、メト
キシ基またはエトキシ基を表わし、R2は水素原
子、−SO2CH3
【式】または
【式】 を表わし、R1および−NHR2の置換位置は、6
位または7位である。R3は水素原子または炭素
数1〜3のアルキル基を表わす。) で示されるキナゾリン誘導体およびその酸付加塩
に存する。 上記一般式()中、R3のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基およびイソ
プロピル基が挙げられる。 本発明化合物の具体例としては、たとえば、次
のような化合物が挙げられる。 3−〔2−〔4−(2−メトキシフエニル)−1−
ピペラジニル〕エチル〕−7−アミノ−2,4−
(1H、3H)キナゾリンジオン 3−〔2−〔4−(2−メトキシフエニル)−1−
ピペラジニル〕エチル〕−7−メタンスルホニル
アミノ−2,4−(1H、3H)キナゾリンジオン 3−〔2−〔4−(2−メトキシフエニル)−1−
ピペラジニル〕エチル〕−7−アセチルアミノ−
2,4−(1H、3H)キナゾリンジオン3−〔2−
〔4−(2−メトキシフエニル)−1−ピペラジニ
ル〕エチル〕−7−カルバモイルアミノ−2,4
(1H、3H)キナゾリンジオン 3−〔2−〔4−(2−メトキシフエニル)−1−
ピペラジニル〕エチル〕−7−アセチルアミノ−
6−メトキシ−2,4−(1H、3H)キナゾリン
ジオン 3−〔2−〔4−(2−メトキシフエニル)−1−
ピペロジニル〕エチル〕−6−アセチルアミノ−
7−メトキシ−2,4−(1H、3H)キナゾリン
ジオン また、上記の種々の化合物の酸付加塩も本発明
に係る薬剤の有効成分として包含される。付加塩
として用いられる酸としては、例えば、塩化水素
酸、ジユウ化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸等の無
機酸、酢酸、コハク酸、アジピン酸、プロピオン
酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、シユウ酸、
クエン酸、安息香酸、トルエンスルホン酸、メタ
ンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。 次に本発明化合物の製造法について説明する。 本発明化合物は、下記一般式(): (上記一般式()中で、R1およびR2は上記一
般式()で定義されているとおりであり、Xは
ハロゲン原子を表わす。) で示されるキナゾリン誘導体と1−(2−アルコ
キシフエニル)ピペラジンまたは1−(2−ヒド
ロキシフエニル)ピペラジンとを、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等の不活性溶媒
中、通常室温から150℃程度の範囲内で反応させ
る。また、反応により生じるハロゲン化水素を捕
集して反応を促進させるために過剰の上記ピペラ
ジン誘導体を加えたり、あるいはピリジン、トリ
エチルアミン等の第三級有機アミン、あるいは炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基を加え
てもよい。 あるいは、本発明化合物は下記一般式(): (上記一般式()中で、R1およびR2は上記一
般式()で定義されているとおりである。)で
示されるキナゾリン誘導体と下記一般式(): (上記一般式()中で、R1は上記一般式()
で定義されているとおりであり、Xはハロゲン原
子を表わす。) で示されるピペラジン誘導体とを反応させること
によつても得られる。この場合には、キナゾリン
誘導体()を水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、ナトリウムメトキシド等の金属アルコキシ
ド、あるいは、水素化ナトリウム等の金属水素化
物によつてナトリウム塩とし、種々の不活性溶媒
中、例えば、水、低級アルコール、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等を溶媒として室温から100
℃程度の範囲内の温度でピペラジン誘導体()
を反応させることによつて得られる。 あるいは、本発明化合物は下記一般式(): (上記一般式()中で、R1、R2およびR3は上
記一般式()で定義されているとおりである。)
で示されるキナゾリン誘導体と尿素とを、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、H−メ
チルピロリドン等の不活性溶媒中、あるいは無溶
媒中で加熱することによつても得られる。上記の
方法によつて得られる本発明化合物()は、例
えば、反応混合物に水を加えることによつて生じ
る結晶をアルコール等で再結晶することによつ
て、あるいは、反応液を濃縮後、シリカゲルクロ
マトグラフイーによつ精製できる。 また、本発明化合物()は、前記の有機酸ま
たは無機酸と酸付加塩を生じる。 (発明の効果) 本発明化合物は、後述する試験例に示されるよ
うに血圧降下剤として有用である。 投与方法は、公知のいかなる方法でもよく、皮
下注射、静脈内注射、筋肉注射、腹腔内注射等の
非経口投与も、また経口投与も可能である。投与
量は患者の年令、健康状態、体重、同時処理があ
るならば、その種類、処置頻度、所望の降下の性
質等により決定される。 一般的に有効成分の1日投与量は、0.1〜100
mg/Kg体重、通常1〜30mg/Kg体重であり、1回
あるいはそれ以上投与される。 経口投与する場合は錠剤、カプセル剤、粉剤、
液剤、エリキシル剤等の形体で、また非経口投与
の場合は、液体あるいは懸濁等の殺菌した液体の
形体で用いられる。上述の様な形態で用いられる
場合、固体あるいは液体の毒性のない製剤的担体
が組成に含まれ得る。 固体担体の例としては、通常のゼラチンタイプ
のカプセルが用いられる。また、有位成分を補助
薬とともにあるいはそれなしに錠剤化、粉末包装
される。 これらのカプセル、錠剤、粉末は一般的に5〜
95%、好ましくは25〜90%重量の有効成分を含
む。 すなわち、これらの投与形式では5〜500mg、
好ましくは25〜250mgの有効成分を含有するのが
よい。 液状担体としては、水あるいは石油、ピーナツ
油、大豆油、ミネラル油、ゴマ油等の動植物起原
の、または合成の油等が用いられる。 また、一般に生理食塩水、デキストロールある
いは類似のシヨ糖溶液、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール等
のグリコール類が液状担体として好ましく、とく
に生理食塩水を用いた注射液の場合には通常0.5
〜20%、好ましくは1〜10%重量の有効成分を含
むようにする。 経口投与の液剤の場合、0.5〜10%重量の有効
成分を含む懸濁液あるいはシロツプがよい。この
場合の担体としては香料、シロツプ、製剤学的ミ
セル体等の水溶膨形剤を用いる。 (実施例) 以下、実施例および試験例によりさらに本発明
を詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えな
い限り、以下の実施例に限定されない。 実施例 1 3−〔2−〔4−(2−メトキシフエニル)−1−
ピペラジニル〕エチル〕−7−アミノ−2,4
(1H、3H)キナゾリンジオン 7−アミノ−3−(2−クロロエチル)−2,4
−(1H、3H)キナゾリンジオン(1.5g)、1−
(2−メトキシフエニル)ピペラジン(1.4gおよ
ジメチホルフムアミド(1.4ml)に炭酸ナトリウ
ム(0.4g)を加え、80℃で50時間反応させる。
反応液を濃縮して得られる残渣をシリカゲルクロ
マトグラフイーで精製すると、3−〔2−〔4−
(2−メトキシフエニル)−1−ピペラジニル〕エ
チル〕−7−アミノ−2、4−(1H、3H)キナゾ
リンジオンが0.95g(38%収率)得られる。本化
合物の物性を表−1のNo.1の欄に示す。 実施例 2 3−〔2−〔4−(2−メトキシフエニル)−1−
ピペラジニル〕エチル〕−7−アセチルアミノ−
2,4−(1H、3H)キナゾリンジオン 1−(2−メトキシフエニル)−4−〔2−(4−
アセトアミド−2−アミノベンゾイル)アミノエ
チル〕ピペラジン(1.5g)に尿素(0.44g)を
加え160℃で8時間反応させる。反応液をクロロ
ホルムで抽出し、シリカゲルクロマトグラフイー
で精製すると、3−〔2−〔4−(2−メトキシフ
エニル)−1−ピペラジニル〕エチル〕−7−アセ
チルアミノ−(1H、3H)キナゾリンジオンが
0.96g(60%収率)得られる。本化合物の物性を
表−1のNo.3の欄に示す。同様にして、No.2およ
びNo.4〜6の化合物も得た。
【表】 試験例 本発明化合物の血圧降下作用を以下の方法で検
討した。 すなわち、自然発症高血圧ラツト(SHR)
(300〜370g、5〜7月令)を用い、エーテル麻
酔下で観血的に血圧および心拍数を測定し、薬物
投与前の平均血圧および心拍数を求めた後、薬物
を経口投与し、以後投与後6時間目まで血圧、心
拍数を測定し、投与前値からの最大降圧反応を求
め変化率で表わした。結果を表−2に示す。
【表】 *表−1の化合物No.に対応する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(): (上記一般式()中で、R1は水素原子、メト
    キシ基またはエトキシ基を表わし、R2は水素原
    子、−SO2CH3、【式】または【式】 を表わし、R1および−NHR2の置換位置は、6
    位または7位である。R2は水素原子または炭素
    数1〜3のアルキル基を表わす。) で示されるキナゾリン誘導体およびその酸付加
    塩。
JP20913384A 1984-04-17 1984-10-05 キナゾリン誘導体およびその酸付加塩 Granted JPS6187675A (ja)

Priority Applications (7)

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JP20913384A JPS6187675A (ja) 1984-10-05 1984-10-05 キナゾリン誘導体およびその酸付加塩
US06/719,456 US4716161A (en) 1984-04-17 1985-04-03 Phenylpiperazine derivatives and their acid addition salts
DK161985A DK158518C (da) 1984-04-17 1985-04-10 Phenylpiperazinderivater og syreadditionssalte deraf, fremgangsmaade til fremstilling deraf samt praeparater indeholdende derivaterne
EP85104477A EP0161498B1 (en) 1984-04-17 1985-04-12 Phenylpiperazine derivatives and their acid addition salts
DE8585104477T DE3565538D1 (en) 1984-04-17 1985-04-12 Phenylpiperazine derivatives and their acid addition salts
HU851384A HU193361B (en) 1984-04-17 1985-04-15 Process for producing phenyl-piperazine derivatives and acid additional salts
CA000479278A CA1287051C (en) 1984-04-17 1985-04-16 Phenylpiperazine derivatives and their acid addition salts

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US4711883A (en) * 1985-09-30 1987-12-08 Ortho Pharmaceutical Corporation Substituted 3-(4-phenyl-1-piperazinyl)alkylquinazolin-2,4-(1H,3H) diones, methods of preparation, compositions and method of use

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