JPH0546159Y2 - - Google Patents

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JPH0546159Y2
JPH0546159Y2 JP1986170057U JP17005786U JPH0546159Y2 JP H0546159 Y2 JPH0546159 Y2 JP H0546159Y2 JP 1986170057 U JP1986170057 U JP 1986170057U JP 17005786 U JP17005786 U JP 17005786U JP H0546159 Y2 JPH0546159 Y2 JP H0546159Y2
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JP
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liquid crystal
crystal device
light
light source
transparent electrodes
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JP1986170057U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は視認性を高めた信号灯、特に道路また
は鉄道などの交通信号灯に好適な信号灯に関す
る。
[従来の技術] 交通信号灯は一般に第3図のようにランプ3
1、透明着色カバー32、及びケーシング33及
びフード34から成り、赤・青、または赤・黄・
青の透明着色板32を有する信号灯が夫々一対と
なり、いずれかの信号灯を点灯することにより通
行者に指示を与える。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、交通信号灯は直射日光が当ると
消灯している信号灯であつても、点灯中の信号と
の識別が困難になり、時として信号の誤認による
事故を招く恐れがある。
信号灯の視認性をよくするためにはランプの輝
度を高めることもできるが、直射日光下ではそれ
も限界があつた。
そこで、本考案者は一対の透明電極間に配され
ている液晶と、該一対の透明電極間に電力を供給
するための電源とからなる液晶装置を点滅可能な
光源の前部に設け、該光が点灯時に該液晶装置が
光を透過し、且つ該光源が消灯時には該液晶装置
が光を遮断するように透明電極間に印加される電
圧をオン・オフする手段を設けたことを特徴とす
る、消灯時に該光源が視認できないようにした信
号灯を先に実用新案登録出願をした。ところが液
晶装置の透明電極は通常ガラス板、若しくは合成
樹脂板に付着されるため、その表面での反射光に
より目視者を眩惑することがあつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案はかかる信号灯の欠点を除去し、直射日
光下でも視認性を容易にした信号灯を提供する。
すなわち、本考案は一対の透明電極間に配され
ている液晶と、前記一対の透明電極間に電力を供
給するための電源とからなる液晶装置を点滅可能
な光源の前部に設け、該光源の点灯時には前記液
晶装置が光を透過し、且つ光源の消灯時には前記
液晶装置が光を遮断するように透明電極間に印加
される電圧をオン・オフする手段を設けた信号灯
であつて、 前記液晶装置は、ネマチツク液晶を多数のカプ
セルにそれぞれ封入し、これら多数のカプセルを
前記一対の透明電極の間に配するように構成し、
この液晶装置が光源の前面に配設された外筒に取
付けられるとともに、該液晶装置の表面が目視線
に対して直交する方向に前記光源に対して傾斜し
てなる信号灯である。
また、本考案においては、前記液晶装置の表面
の光反射低減処理は、該液晶装置の透明電極の基
板の表面に光無反射膜を被膜するか、あるいは該
基板としてのガラス表面に二酸化珪素の薄層を形
成することにより成し遂げることができる。
また、本考案において、前記液晶装置が取付け
られる外筒には放熱孔を設けることができ、これ
により該液晶装置の温度上昇を低減し、温度によ
る液晶の特性劣化を防ぐ。
[作用] 本考案による信号灯は、消灯時には液晶装置が
外部からの光を遮断するので光源の乱反射による
疑似点灯を防止でき、また点灯時には液晶装置が
光を透過して光源からの光を確実に視認すること
ができる。
また、前記液晶装置はその表面が目視線に対し
て直交する方向に光源に対して傾斜して構成され
ているので、目視者の信号灯に対する視認性を高
めることが可能である。
さらにまた、前記液晶装置はネマチツク液晶を
多数のカプセルにそれぞれ封入し、これら多数の
カプセルを前記一対の透明電極間に配するように
構成されているので、従来の偏光板による液晶装
置を用いた信号灯と比較して光源の点灯時におけ
る光の透過率が高く、したがつて明るい信号表示
が得られる。
[実施例] 以下、本考案を図面を引用して詳述する。
第1図において1はケーシング3内に設けられ
たランプであり、ランプ1の前方に透明着色板2
がケーシング3に取付けられ、液晶装置5をケー
シング3に目視線8に垂直になる方向に傾斜して
取付けた外筒4が設けられている。
液晶装置5はポリビニルアルコール等の高分子
材料等から成る球殻状のカプセル内にネマチツク
液晶を封入し、上記高分子材料等からなる板状体
の中に多数の上記カプセルを散在させ、更にこの
板状体を透明電極を付着した二枚の板ガラスで挾
持したものであつて、透明電極は図外のスイツチ
を介して電源に連つている。このスイツチはラン
プ1のスイツチと連動しておりランプ1が消灯さ
れているとき、液晶装置5のスイツチがオフにな
つているので液晶装置5の透明電極に電圧が印加
されず、液晶がカプセルの壁面に沿うように配列
しており、しかもカプセルの向きには規則性がな
いため光を散乱させて遮断し、ランプ1あるいは
透明着色カバー2が全く視認できず、他方、ラン
プ1が点灯すると液晶装置5のスイツチがオンに
なり、液晶装置5の透明電極に40V〜100Vの電
圧が印加され、カプセル中の液晶が電界の方向に
配列され、光を散乱せず透過してランプ1の光が
透明着色板2を通して視認できる。
液晶装置5のランプ1とは反対側のガラス板の
表面に二酸化珪素の薄層6を形成する。これはガ
ラス板の当該面を二酸化珪素のほぼ飽和した珪弗
化水素酸の溶液に所定時間接触させることにより
成し遂げられる。この二酸化珪素の薄層6により
外部からの光の反射を低減させ、目視者への光の
外乱を少なくし、透明着色板2の色の視認性を高
めることができる。
又、交通信号灯では押ボタン式のように通常連
続的に信号灯が点灯している場合その信号灯の表
面の温度上昇(50.deg以上)が大きく、液晶装置
5の液晶への影響も少なくない。このため第2図
について液晶装置5をケーシング3に取付ける外
筒4に細い開口部7(円形またはルーバー式等)
を設けることにより液晶装置5の温度上昇を低減
し温度による液晶の特性劣化を防ぐことができ
る。
以上は本考案の実施例を示したものであつて、
本考案は、前記実施例に限定されるものではな
い。
[考案の効果] 本考案による信号灯では、信号灯の前方からの
光があつても、点滅可能な光源の消灯時には液晶
装置のカプセル内のネマチツク液晶によつて効果
的に光を散乱させ、外部からの光を遮断して光源
の乱反射による疑似点灯を確実に防止することが
できる。また、光源の点灯時には、液晶装置のカ
プセル内のネマチツク液晶が電界方向へ配列する
ので、光源からの光を透過して確実に視認するこ
とができる。したがつて、点灯している信号と消
灯している信号の区別が明確となるため、信号の
誤認を確実に防止できる。
また、本考案の信号灯においては、液晶装置の
表面が目視線に対して直交する方向に傾斜して構
成されているので、前記液晶装置の表面の反射に
よる目視者の信号灯に対する視認性を向上させる
ことが可能である。
さらにまた、前記液晶装置はネマチツク液晶を
多数のカプセルにそれぞれ封入し、これら多数の
カプセルを前記一対の透明電極間に配するように
構成されているので、従来の偏光板による液晶装
置を用いた信号灯と比較して光源の点灯時におけ
る光の透過率が高く、明るい信号表示を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す交通信号灯の
縦断面図、第2図は本考案の他の実施例を示す交
通信号灯の縦断面図、第3図は従来の交通信号灯
の縦断面図である。 1,31……ランプ、2,32……透明着色
板、3,33……ケーシング、4,34……外
筒、5……液晶装置、6……二酸化珪素薄層、7
……外筒の開口部、8……目視線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の透明電極間に配されている液晶と、前
    記一対の透明電極間に電力を供給するための電
    源とからなる液晶装置を点滅可能な光源の前部
    に設け、該光源の点灯時に前記液晶装置が光を
    透過し、且つ前記光源の消灯時には前記液晶装
    置が光を遮断するように透明電極間に印加され
    る電圧をオン・オフする手段を設けた信号灯で
    あつて、 前記液晶装置はネマチツク液晶を多数のカプ
    セルにそれぞれ封入し、これら多数のカプセル
    を前記一対の透明電極間に配するように構成
    し、この液晶装置が光源の前面に配設された外
    筒に取付けられるとともに、該液晶装置の表面
    が目視線に対して直交する方向に前記光源に対
    して傾斜してなる信号灯。 (2) 前記外筒には放熱開口孔が設けられている実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載の信号灯。 (3) 前記液晶が、ねじれネマチツク効果を有する
    ように前記一対の透明電極の間に配されている
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の信号
    灯。
JP1986170057U 1986-11-05 1986-11-05 Expired - Lifetime JPH0546159Y2 (ja)

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JPS6376998U JPS6376998U (ja) 1988-05-21
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JP2006172174A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Seiwa Electric Mfg Co Ltd フードおよび信号機

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