JPH0546131B2 - - Google Patents

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JPH0546131B2
JPH0546131B2 JP57055464A JP5546482A JPH0546131B2 JP H0546131 B2 JPH0546131 B2 JP H0546131B2 JP 57055464 A JP57055464 A JP 57055464A JP 5546482 A JP5546482 A JP 5546482A JP H0546131 B2 JPH0546131 B2 JP H0546131B2
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Tsukasa Yamada
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Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Publication of JPH0546131B2 publication Critical patent/JPH0546131B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えばTV信号の垂直帰線期間に
NRZ信号を多重伝送しそれを受信する文字コー
ド放送用受信機のデイジタル信号識別部として用
いるのに好適な文字コード識別部を有する符号信
号伝送方式に関するもので、特にコード信号の誤
り訂正能力を強化したものである。
従来、2値のNRZ信号を識別するには、ある
特定の直流レベルを基準にしてそれを上回るか下
回るかによつて“0”、“1”を決定していたが、
そこには、伝送路におけるゴーストや群遅延特性
の悪化等、回線特性の劣化に起因するパルス信号
の波形歪によつて、コード識別部におけるいわゆ
るアイ開口率(入力信号の論理値“1”に相当す
る直流レベルに対する、サンプル時点における
“0”、“1”識別範囲の比)の低下に伴い、波形
歪、外部雑音、または内部雑音に起因するビツト
誤りが増加する欠点があつた(電子通信学会編、
電子通信ハンドブツク、昭和54年発行、第846〜
848頁及び第1135頁参照)。
第1図は、従来の回線特性が良質な場合の伝送
波形と識別レベルを示す。ここで101は直流レ
ベルで“1”を、102は直流レベルで“0”を
それぞれ伝送した場合のレベルを示す。103は
各ビツトのサンプル点を、104は識別基準レベ
ルをそれぞれ示す。各サンプル点103におい
て、信号レベルが識別基準レベル104より大き
い場合には“1”、逆に小さい場合には“0”と
して識別する。105はアイ開口を示し、いかな
る信号も雑音を含まなければ信号のレベルがこの
部分を通過することはない。一般にこの斜線範囲
105が広ければ、雑音により識別を誤る確率は
小となる。斜線範囲105以外では、回線特性に
より、信号レベルは確率的な分布をとる。
第2図は第1図と同様の信号の伝達について、
回線特性があまり良くなくアイ開口が閉じている
例を示す。この場合には、雑音がなくても信号レ
ベルが105になる場合があり、ビツト誤りを生
じることとなる。
第1図および第2図において、106はサンプ
ル点103において“1”側に生じたインパルス
性の雑音、107はサンプル点において“0”側
に生じたインパルス性の雑音を示す。インパルス
性雑音106の生起時に伝送信号が“1”の場合
は誤りとはならないが、“0”の場合には符号誤
りを生じる。逆に、インパルス性雑音107の生
紀時に伝送信号が“0”の場合には符号誤りを生
じないが、逆に“1”の場合には符号誤りを生じ
る。そこで、本発明の目的は、上述のような符号
誤りに対して符号誤りを適切に訂正することので
きる符号信号伝送方式を提供することにある。そ
のために、本発明では、巡回符号として予め構成
されて伝送されてきた受信信号を従来の方式によ
つて直接2値化するのではなく、受信信号を多段
階のレベル値でレベル識別して多値化すると共
に、誤りの生じている確率が高いと思われるレベ
ル(例えば第2図の106,107,105)に
ついては、“1”或いは“0”とすることなく消
失ビツトとして出力し、巡回符号を構成する原則
に基づいてパリテイ−ビツトを計算して、消失ビ
ツトを、もとのビツトに復元することにより、誤
り訂正効果を増大させる。
すなわち、本発明は、巡回符号を構成するよう
に情報ビツトにパリテイビツトを付加した論理
“0”および論理“1”からなる2値の符号信号
を伝送し、その伝送されてきた符号信号を受信す
る受信側では、受信された符号信号のレベルを多
段階のレベルで識別し、当該識別結果に基づい
て、当該受信符号信号のレベルが前記論理“1”
に相当するレベルを超えたレベルからなる第1レ
ベル、前記論理“0”に相当するレベル未満のレ
ベルからなる第2レベルまたは前記論理“1”お
よび“0”に相当する2つのレベルの間の所定の
レベルからなる第3レベルのときは当該受信符号
信号を消失ビツトとして検出すると共に、当該受
信符号信号のレベルが前記3種のレベル以外の前
記第1レベルと前記第3レベルとの間のレベルの
ときは当該受信符号信号を論理“1”のビツト信
号として検出し、前記第3レベルと前記第2レベ
ルとの間のレベルの時は当該受信符号信号を論理
“0”のビツト信号として検出し、当該検出結果
に基づいて、前記受信符号信号の1ブロツク毎に
消失ビツトがパリテイビツトの位置にくるよう
に、当該受信符号信号を巡回シフトさせ、全消失
ビツトがパリテイビツトの位置におさまるときの
み情報ビツトの位置のビツトから消失ビツトを復
元し、当該復元後のビツトを含む1ブロツクの受
信符号信号が正しく符号パターンに該当するとき
のみ当該復元後のビツトを含む1ブロツクの受信
符号信号からもとの符号信号を再生することを特
徴とする。
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
情報ビツト数をkビツト、ブロツク長をnビツ
トとした(n、k)巡回符号(符号語を巡回させ
たものが再び符号語となるような符号で、パリテ
イはn−k)では、(n−k)個の消失ビツトの
訂正が可能である。その原理を次に示す。第3図
aは(7、4)巡回符号(n=7、k=4)の例
である。ここで、301および302はそれぞれ
1ブロツクの符号長(7ビツト)および情報ビツ
トの符号長(4ビツト)を表わし、各ビツトの値
を“ABCDEFG”とすると、“EFG”の各ビツト
は、“ABCD”を後述の生成多項式(1)によつて演
算して得た線形結合によつて生成されるパリテイ
ビツトである。これを巡回シフトした第3図Bの
“GABCDEF”も同じ符号語となつており、
“GABC”について先の同じ線形結合を施したも
のが、“DEF”となつている。もう1ビツト巡回
させた“FGABCDE”についても原理的には同
じである。このように巡回符号では、いくつかの
基本パターンが巡回したものが各々の符号となつ
て、1つの符号体系をなしている。(7、4)巡
回形ハミング符号の符号体系は以下の構成となつ
ている。
基本パターン 巡回パターン (1) 0000000 (2) 1000101 1100010、0110001、1011000、 0101100、0010110、0001011、 (3) 1110100 0111010、0011101、1001110、 0100111、1010011、1101001、 (4) 1111111 以上に示した16個の符号は4ビツトの情報符号
を生成多項式 G(x)=1000101 0100111 0010110 0001011 ……(1) によつて演算して生成する。その16個の符号は上
述したような4つのグループに分類される。その
各グループを代表するパターンを基本パターンと
すると、上記(2)と(3)のグループは、同一パターン
が1ビツトづつ順次に送られ、1まわり巡回して
7通りづつのパターンを形成したようになる。
第4図A,Bは消失ビツト回復の例を示す。第
4図Aに示すように、情報ビツトB,C,D,4
01,402,403が消失ビツトになつたとす
ると、この3ビツトがパリテイの位置にくるよう
に、第4図Bに示すように巡回置換を行なう40
4。ここで、“EFGA”ビツトに(1)式のG(x)を乗
じることによつて、消失ビツト、、を回復
させることができる。
実際の例について更に詳しく説明すると、前述
の基本パターン(2)の“1000101”中の第2、第3、
第4ビツト“0”、“0”、“0”が消失ビツトXに
なつたとすると、出力は“1XXX101”となる。
ここでは消失ビツトを表わす。これを3ビツトだ
け右へ巡回置換すると、“1011XXX”となり、情
報ビツトに相当する位置には“1011”が入る。
i(x)=1、0、1、1と前述の(1)式のG(x)とに
より演算を行うと、符号C(x)=i(x)G(x)は、 G(x)=1000101 0100111 0010110 0001011=(1011000) となり、消失ビツト“XXX”は“000”であつた
ことがわかる。
以上に、本発明における消失ビツト回復の原理
について述べたが、次に“1”、“0”のほか、消
失ビツトXを検出するためのレベル識別方法、即
ち消失ビツトの設定方法について説明する。
第5図は、消失ビツト設定の基準の1例を示
し、501はレベル識別回路として用いられてい
るA/D変換器の出力の信号レベルを示す。この
例では、4ビツトA/D変換器に符号信号のビツ
ト列を通すことによつて、送られて来た2値符号
信号のレベルを16レベルのうちのいずれかのレベ
ルとして表示することが可能である。送信側から
送られて来た受信信号の入力の本来“1”に相当
するレベルがA/D変換器出力では出力“13”
に、“0”に相当するレベルが同じくA/D変換
器出力では“3”になるように信号レベル識別回
路として設けたA/D変換器のA/D変換レベル
の設定を行う。このような基準信号レベル設定の
もとで、A/D変換器出力が“0”、“1”、“2”、
“7”、“8”、“14”、“15”の場合には、受信ビツ
トを消失ビツトと解釈する。ここで、“0”、
“1”、“2”は負方向のノイズ、“14”、“15”は正
方向のノイズ、“7”、“8”は識別不能の場合に
対応する。強力な雑音によつては“0”以下、あ
るいは“15”以上のレベルの場合があり得ること
は勿論であるが、それら雑音はすべて“0”か
“15”のレベルとみなされるわけであり、同じよ
うに消失ビツトとする。
以上は消失ビツト設定の1例であつて、回線伝
搬特性に応じて消失ビツト判定レベルを変えるこ
とによつて、使用する回線に適した消失ビツトの
識別レベルを設定することができる。例えば、ア
イ開口率が大きい地点では、“6”、“7”、“8”、
“9”レベルを消失ビツトに設定し、逆にアイ開
口率が小さい地点では、“8”のみを消失ビツト
に設定することにより誤り訂正効果を大きくでき
る。
本発明により符号誤りの訂正を行う受信機の構
成の一例を第6図に示す。ここで、601は高周
波検波部であり、アンテナ入力信号600を映像
ベースバンド信号602に変換する。ここではテ
レビジヨン信号中に文字コード信号が挿入されて
いるので、ベースバンド信号には画像信号と2値
のコード信号とが時系別的に現われている。60
3は同期再生部であり、文字信号受信に必要な垂
直同期信号604、水平同期信号605、フレー
ム同期をとるためのフレーミング同期信号60
6、クロツク信号607等を発生する。608は
符号のレベル識別のためのA/D変換器であり、
映像信号602中の文字コード信号をクロツク信
号607のタイミングでそのレベルに応じてデイ
ジタル信号609(前述の例では各ビツトのレベ
ルを16レベルのいずれかを示す4ビツトの符号)
に変換する。610はDMA(Direct Memory
Access)コントローラであり、7ビツトの符号
信号のビツト列で構成された情報1ブロツク分
(上述した1サンプル・4ビツトの場合は、4×
7=28ビツト)のバラレル信号とライン情報から
なる信号611をランダムアクセスメモリ
(RAM)612へ転送する。このDMA転送にあ
たつては、DMAスタート指令を与える垂直同期
信号604(DMAは各フイールド毎に作動す
る。)ライン情報(1フイールド内の各ラインの
位置を示すアドレス)を得るための水平同期信号
605、RAM612への転送タイミングを与え
るフレーミング同期信号(コードフレーム、1フ
レーム7ビツト毎(28ビツト))606等をその
駆動のために用いる。DMA転送終了と同時に、
中央処理装置(CPU)613は、転送された
RAM612上のデータについて消失ビツトか否
かを各々のデータについて判定し、その判定デー
タ、即ち0、1に確定したものやレベル7、8を
識別レベルとした受信2値信号(消失と判定)を
別のRAM上へそれぞれ収容する。消失ビツトと
判定した場合には、判定データ、即ちそのブロツ
クのサンプル点の消失ビツトであるか否かを示す
データを“1”にセツトし、消失データである旨
を表わすようにする。さらに、受信2値信号と消
失判定データとを対応させながら、前述した本発
明による誤り訂正の原理に従つて符号を復号す
る。復号された符号によつて表示メモリー614
を制御し、陰極線管615に文字情報を表示す
る。
つぎに、本発明における誤りを訂正の詳細な処
理手順について、(7、4)巡回ハミング符号を
例にとつて第7図により説明する。前述した説明
のように、各サンプル4ビツトのデータの消失ビ
ツトを判定し、受信データと消失ビツトデータの
いずれかを示す2ビツトに変換する。その2ビツ
トは各々対応させて別のRAM上へロードする。
受信データすべてについて、このような消失ビツ
トの判定を行ない、その後、誤り訂正動作に入
る。最初の1ブロツク(7ビツト)の受信データ
と消失データを取り出して消失ビツトの有無を調
べる。消失ビツトが1ビツトもない場合には通常
の誤り訂正を行なう。1ビツトの誤りについては
通常の方法での訂正が可能である。消失ビツトが
1ビツトでもある場合には、消失ビツトデータ7
ビツトを1ビツトづつ、7回(すなわち1巡)巡
回シフトさせ、その都度、消失ビツト間隔を調べ
る。それら7個の消失ビツト間隔のうち最小間隔
dを求める。dが4ビツト以上の場合には訂正不
可能なので、「誤り検出」とする。dが3ビツト
以下の場合には他の4ビツトによつてパリテイを
生成し、その全体のデータが、消失ビツトでない
ビツトも含めて本来のパターンの各ビツトと一致
するときには、訂正可能と解釈して訂正を行な
う。本来のパターンのビツトが生成したパリテイ
信号の対応するビツトに一致しなかつたときに
は、誤り検出と解釈する。この動作を1ブロツク
づつ全ブロツクについて行う。誤り訂正、誤り検
出後は、CPU613は表示制御に入る。
上述の実施例では、消失ビツトの判定をソフト
ウエアによつて行なつていたが、かかる判定はハ
ドウエアによつても当然構成することができる。
第8図にかかるハードウエア構成の一例を示す。
ここで、801は通常の“1”、“0”判定回路で
あり、デイジタル信号609をクロツク信号60
7のタイミングで識別して、符号“1”、“0”を
識別信号データ802として出力する。識別後の
1ビツト信号データ802は、DMAコントロー
ラ803に供給され、ここで8ビツトのパラレル
信号804としてRAM(図示せず)へ書き込ま
れる。パラレル信号804は、7ビツト信号デー
タ、7ビツト消失ビツトデータ、ラインナンバー
等で構成されて、DMAコントローラ803に供
給されフレーミング信号606のタイミングでそ
れらのデータはRAMへ書き込まれる。805は
レベル15識別回路、806はレベル7、レベル8
識別回路、807はレベル0識別回路であり、こ
れらの出力信号は消失ビツト信号の存在を示すも
のであるが、論理和回路808を経て出力信号8
09となつてDMAコントローラ803へ導びか
れる。垂直同期信号604、水平同期信号60
5、フレーミング同期信号606等については、
上述した実施例と同じ作用をする。このようなハ
ードウエア構成による消失ビツト判定回路によれ
ば、CPUのRAM容量が少なくてすむと共に
DMA転送並列ビツト長が短かくてすむ、すなわ
ち転送スピードがはやい等の利点がある。その理
由は、上述例では各ビツトのレベルを4ビツトで
表示したので28ビツト必要であつたのに対して、
本例では7ビツトでよいからである。
以上の両実施例では、(7、4)ハミング符号
による符号信号の場合について本発明を説明して
きたが、オーバーオールパリテイを付加した
(8、4)拡大ハミング符号に対して本発明を適
用する場合には、第9図のような手順で符号誤り
の訂正を行う。本来、(8、4)拡大ハミング符
号は1ビツトの誤り訂正、2ビツトの誤り検出能
力を持つている。ここで、1ブロツク(8ビツ
ト)内に消失ビツトが存在していない場合には、
通常の誤り訂正検出を行なう。消失ビツトがある
場合には、第7図に示した手順による誤り訂正検
出に従つて、訂正不能は誤り検出とみなし、訂正
可能なオーバーオールパリテイビツトが消失ビツ
トか、または訂正後の他の7ビツトと論理が一致
している場合には訂正可能とする。ここで、オー
バーオールパリテイビツトと訂正後の7ビツトと
の論理が不一致の場合には誤り検出とする。この
ような論理により、1ビツト付加したオーバーオ
ールパリテイビツトを生かし、誤り検出機能をさ
らに増大させることができる。
以上に説明した3つの実施例は、巡回符号につ
いての場合であるが、本発明は巡回符号を短縮化
した短縮巡回符号についても勿論適用可能であ
る。短縮巡回符号とは、本発明に基づくもとの巡
回符号における誤り訂正能力をそのまま保ちなが
ら、情報ビツトを短縮し目的のシステムのブロツ
クビツト長に合致させようとするものである。従
つて、効率の点では、もとの巡回符号に比べ低下
する欠点はある。(n、k)符号の各ビツトをx
のべき乗で表わし、生成多項式を(n−k)次の
g(x)とすると、通常の巡回符号では、xn−1=g1
(x)q1(x)と表示し、すべてxn−1を法とする演算で
記述できる。一方、情報部をiビツトだけ短縮化
させた場合には、xn-i=g(x)q(x)+r(x)と表示で
き、xn-i−r(x)を法とする擬巡回符号と考えるこ
とができる。ただし、r(x)は(n−k−1)次以
下である。したがつて、1つの符号語を巡回させ
る場合、xn-iに“1”が来た時にr(x)を加えれば
他の符号語になることが分かる。
実施例として前述の(7、4)ハミング符号を
1ビツト短縮化した(6、3)短縮巡回符号につ
いて述べる。この場合には、g(x)はx3+x2+1な
のでxn-i=x6をg(x)で割つた余りのr(x)はr(x)=
x2+1となる。先頭ビツトを“0”としているの
で、符号語は、前述の(7、4)ハミング符号の
16通りのパターン(1)、(2)、(3)のうち、つぎの8個
となる。ここでは、符号語を7ビツト構成とした
ときの最高位桁の“0”は送らないものとする。
〔0〕000000→000000 〔0〕110001→110001 〔0〕101100→101100 〔0〕010110→010110 〔0〕001011→001011 〔0〕111010→111010 〔0〕011101→011101 〔0〕100111→100111 これらの符号語はx6+r(x)=x6+x2+1を法と
する擬巡回符号となつている。すなわち、ある符
号語を与えたときに第10図のシフトレジスタ1
001〜1006と排他的論理和回路1007と
を用いて、かかる符号語をシフトした後のこれら
シフトレジスタ1001〜1006の内容は、こ
の場合には、一見すると、他の符号後になつてい
るようにみえる。第10図において、シフトレジ
スタ1001〜1006のうちシフトレジスタ1
006が高次を表わすものとすると、上記(6、
3)短縮巡回符号のシフトせん移関係、すなわち
第10図に示したシフトレジスタを用いたときの
これら8個のパターンのせん移による相互関係は
第11図に示すようになり、この関係をもとにし
て消失ビツトを復元することができる。
かかる短縮巡回符号についての本発明による消
失ビツトの訂正は第12図に示す流れ図のように
なる。まず、検査ブロツク中に消失ビツトがある
かどうか調べる。消失ビツトがない場合には、通
常の誤り訂正検出を行なう。消失ビツトがあり、
消失ビツト間のビツト長b>n−kの場合には、
消失ビツトを訂正できないので、誤り検出とす
る。また、b≦n−kの場合には訂正可能なの
で、符号表の参照、あるいはシンドローム計算に
よる方法などによつて訂正を行う。
以上に述べた本発明の各実施例においては、
a/D変換出力を4ビツトで構成した場合につい
て説明したが、符号の構成ビツト数は3ビツトで
あつても本発明を適用できることは勿論である。
3ビツトの場合の消失ビツトはレベル0、4、7
とする。
以上から明らかなように、本発明によれば、巡
回符号の利点を活かして誤り訂正機能を向上させ
ることができる。
本発明の第1の実施例では、消失ビツトの設定
をソフトウエアによつて行うので、構成ハードウ
エアが少なくてすむ利点がある。さらに第2の実
施例では、消失ビツトの設定をハードウエアで構
成しているので、演算時間を節約でき、DMA転
送ビツト数も少なくてすむので、比較的低速の
DMA転送が可能である。第3の実施例では、オ
ーバーオールパリテイビツトを付加させた(8、
4)拡大ハミング符号に本発明を適用すること
で、誤り検出能力をさらに拡大させることができ
る。第4の実施例のように、短縮巡回符号の場合
であつても、他の実施例とほぼ同様の形態で誤り
訂正検出を行なうことができる。しかも、短縮巡
回符号なので任意の符号長を採用させることがで
きる利点がある。
通常のフイールドにおける受信TV信号波形
は、ゴーストや低速の群遅延の影響により歪を受
ける場合が多い。波形歪がひどい場合には、
“1”、“0”の識別が困難となり、通常の一定ス
ライスレベルでの判定では、スライスレベルとス
ライス位相を正確に調整しても誤るおそれがあ
る。このような誤りが多い場合には、従来の誤り
訂正方式によつて符号の訂正を行うことができ
ず、受信エラーを生じる危険がある。これに対し
て、本発明によれば、波形歪がひどく通常の受信
ができない場合でも正確なスライスレベルおよび
スライス位相の調整や、自動スライスレベル調
整、自動位相調整、ゴーストキヤンセラー等の必
要なく、しかも大きな誤り訂正能力を発揮させる
ことができる。
また、本発明は、パターン方式文字放送の場合
にも有効に適用でき、その場合には、各パケツト
(1H)の先頭に数バイトのコード信号が付加され
ていることを利用し、このコード信号を巡回形ハ
ミング符号あるいは、巡回形の他の符号の形態で
構成しておけばよい。
従来の“1”、“0”識別方式では、たとえば、
コードを4ビツト、パリテイを3ビツトの計7ビ
ツト構成の信号の場合、1ビツト誤りしか訂正で
きなかつたのに対して、本発明では誤りバースト
長3ビツトまで訂正でき、誤りバースト長4ビツ
ト以上の訂正不能のときは、誤差信号として削除
し、誤つた信号を出力することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の信号識別の2形態
の説明図、第3図A,Bは巡回符号の一例を示す
線図、第4図A,Bは消失ビツトの回復の一例を
示す線図、第5図は本発明における消失ビツトの
設定例の説明図、第6図は本発明の構成の一例を
示すブロツク線図、第7図はその誤り訂正の手順
を示す流れ図、第8図は本発明における消失ビツ
ト判定回路の一例を示すブロツク線図、第9図は
本発明を拡大ハミング符号へ適用した例の動作手
順を示す流れ図、第10図は本発明の更に他の例
における短縮巡回符号のシフトを行う回路の一例
を示すブロツク線図、第11図は(6、3)短縮
巡回符号のせん移図、第12図は本発明による短
縮巡回符号の消失ビツトの訂正動作の手順を示す
流れ図である。 101……“1”に相当する直流レベル、10
2……“0”に相当する直流レベル、103……
サンプル点、104……識別基準レベル、105
……アイ開口、106……“1”側に生じた雑
音、107……“0”側に生じた雑音、301…
…符号長、302……情報、401……消失ビツ
トA、402……消失ビツトB、403……消失
ビツトC、404……巡回置換(3ビツト)、5
01……基準レベル、601……高周波検波部、
602……ベースバンド信号、603……同期再
生部、604……垂直同期信号、605……水平
同期信号、606……フレーミング同期信号、6
07……クロツク信号、608……A/D変換
器、609……デイジタル信号、610……
DMAコントローラ、611……情報1バイト分
のパラレル信号、612……RAM、613……
CPU、614……表示メモリー、615……陰
極線管、801……“1”、“0”判定回路、80
2……信号データ、803……DMAコントロー
ラ、804……パラレル信号、805……レベル
15識別回路、806……レベル7、8識別回路、
807……レベル0識別回路、808……論理和
回路、809……消失ビツトデータ、1001〜
1006……シフトレジスタ、1007……排他
的論理和回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 巡回符号を構成するように情報ビツトにパリ
    テイビツトを付加した論理“0”および論理
    “1”からなる2値の符号信号を伝送し、その伝
    送されてきた符号信号を受信する受信側では、受
    信された符号信号のレベルを多段階のレベルで識
    別し、当該識別結果に基づいて、当該受信符号信
    号のレベルが前記論理“1”に相当するレベルを
    超えたレベルからなる第1レベル、前記論理
    “0”に相当するレベル未満のレベルからなる第
    2レベルまたは前記論理“1”および“0”に相
    当する2つのレベルの間の所定のレベルからなる
    第3レベルのときは当該受信符号信号を消失ビツ
    トとして検出すると共に、当該受信符号信号のレ
    ベルが前記3種のレベル以外の前記第1レベルと
    前記第3レベルとの間のレベルのときは当該受信
    符号信号を論理“1”のビツト信号として検出
    し、前記第3レベルと前記第2レベルとの間のレ
    ベルのときは当該受信符号信号を論理“0”のビ
    ツト信号として検出し、当該検出結果に基づい
    て、前記受信符号信号の1ブロツク毎に消失ビツ
    トがパリテイビツトの位置にくるように、当該受
    信符号信号を巡回シフトさせ、全消失ビツトがパ
    リテイビツトの位置におさまるときのみ情報ビツ
    トの位置のビツトから消失ビツトを復元し、当該
    復元後のビツトを含む1ブロツクの受信符号信号
    が正しい符号パターンに該当するときのみ当該復
    元後のビツトを含む1ブロツクの受信符号信号か
    らもとの符号信号を再生することを特徴とする符
    号信号伝送方式。
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