JPH054605Y2 - - Google Patents

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JPH054605Y2
JPH054605Y2 JP3713687U JP3713687U JPH054605Y2 JP H054605 Y2 JPH054605 Y2 JP H054605Y2 JP 3713687 U JP3713687 U JP 3713687U JP 3713687 U JP3713687 U JP 3713687U JP H054605 Y2 JPH054605 Y2 JP H054605Y2
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drum
plunger
lead groove
cam lead
solenoid
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、特別な場合のみソレノイドプラン
ジヤの間欠往復運動を一方向の間欠回転運動に変
換できるようにした間欠回転機構に関する。
《従来の技術》 一つのソレノイドを用いて二つ以上のバルブを
同時に開閉制御する場合、例えば双方のバルブを
交互開閉動作させるためには、ソレノイドのプラ
ンジヤをシーソー機構に連動させればよい。ま
た、双方のバルブを同時開閉させるには、平行リ
ンク機構等を介してソレノイドのプランジヤに連
繋すればよい。
つまり、交互開閉か、同時開閉のうちのいずれ
か一つを選択して制御するようにすれば、単純に
一つのソレノイドを用いて同時複数のバルブを開
閉制御できる。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、一方のバルブを常時開(閉)状
態とし、他方のバルブをソレノイドで開閉できる
ようにするとともに、特別な場合、例えば異常事
態が発生したときのみに一方のバルブを閉じたい
(開きたい)ときは、一つのソレノイドでは制御
できず、別の非常閉鎖用のソレノイドを設けてお
かなければならなかった。
ところで、ソレノイドは駆動電流の方向や入切
を頻繁に繰り返すことによつて、プランジヤの往
復運動を繰り返しできる。
本考案者はこの動作に着眼し、この間欠往復運
動を利用して、前述の制御モードが達成できるや
否やに就いて種々の考察を行つた。
この結果、プランジヤの間欠往復運動を一方向
回転運動に変位できれば、この一方向回転運動を
適当な変換機構を介して一方のバルブに伝達で
き、したがつて、単なる入切による交互または同
時ON−OFF運動でなく、別の制御モードを組み
入れる可能性がある点に着眼した。
本考案は、以上の観点に立脚してなされたもの
であり、その目的は、プランジヤの往復運動に連
動してこの運動を一方向回転運動に変換すること
ができるようにすることによつて、異常発生時等
に対応した制御モードを一つのソレノイドによつ
て実現することにある。
《問題点を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、ソレノ
イド1によつて駆動されるプランジヤ3の往復運
動に連動して回転可能なドラム2と、このドラム
2を常時回転の原点位置側に付勢するスプリング
7と、ドラム2の外周に形成された第1のカムリ
ード溝2bに摺接してドラム2の正逆方向回転時
の回転速度を決定づけるピン8と、前記ドラム2
の内周面に形成された第2のカムリード溝2a
と、この第2のカムリード2aに噛合するピン6
a,6bからなつていて、前記第1のカムリード
溝2bの形状は、反原点位置側回転方向側への回
転速度が原点位置側への回転速度より大きな速度
差を生ずるリード形状とし、また前記ピン6a,
6bは前記プランジヤ3の外周に間隔をおくと共
にプランジヤ3の周方向に位相を前記第2のカム
リード溝2aの略1ピツチ分ずらして突設してあ
り、前記プランジヤ3を所定のストロークで所定
回数繰返し往復運動した時、前記ドラム3の反原
点位置側回転方向側への回転変位置が原点位置側
への回転変位置より大きくなるように構成したこ
とを特徴とする。
《作用》 プランジヤが所定のストロークで何回か往復動
作すると、ドラムは正逆回転時の速度差に応じて
順次一方向に間欠回転する。したがつて、ドラム
に弁体その他のデバイスを連繋しておくことによ
つて、プランジヤの往復運動時に該デバイスを駆
動させることができる。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
第1図はこの考案に係る間欠回転機構を示して
いる。
図において、1はソレノイド、2は該ソレノイ
ド1の先端に突出するプランジヤ3を摺動可能に
挿通するとともに、ソレノイド1の先端部に配置
されたプレート4に回転可能に枢支されたドラム
である。
前記プランジヤ3先端にはノズルの開閉用の常
開形の第1の弁体5が一体に設けられている。
また、プランジヤ3の外周部には後退時に前記
ドラム2の内周部に摺接してドラム2を一方向に
回転運動させるためのカムフロアを構成する一対
のピン6,6a,6bが突設されている。
ドラム2は円筒形をなし、その外周に一端を結
合した引つ張りコイルスプリング7によつて時計
回り方向に付勢されている。
そして、ドラム2の内周部には螺旋状の第2の
カムリード溝2aが形成されている。該第2のカ
ムリード溝2aは前記ピン6,6a,6bの後退
時にこれに係合してそのピツチ分ドラム2を反時
計方向に回動させるものであり、かつ通常状態で
はプランジヤ3がドラム2の端面に突出している
ことによつて、図示の原点位置に位置している。
また、ドラム2の外周部の後部には、周方向に
沿つて円周状の溝2b−1および波形の溝2b−
2を組み合わせたヘリカル状の第1のカムリード
溝2bが切られ、該第1のカムリード溝2bには
ドラム2の正逆回動時の速度を決定づける変位取
出し用のピン8の先端部が摺接している。
前記第1のカムリード溝2bは、第2図に及び
第3図a,bに示すようにピン8をドラム2の反
時計方向回転で直線状の溝2b−1に導き、時計
方向回転で波形溝2b−2に導くようになつてお
り、これによつて、ドラム2の正逆方向に回転さ
せるとその速度差によつて結果的にドラム2を順
次一方向に間欠回転できるように構成されてい
る。
更にドラム2の外周前部側にはアーム2cが突
出形成され、該アーム2cをノズル開閉用の第2
の弁体9の軸部9aに当接している。そして、該
軸部9aの当接によつてドラム2は前記スプリン
グ7のバネ力による時計回り方向の回転を規制さ
れ、図示の原点位置に位置している。
前記第2の弁体9はパイロツト弁等を構成する
常開形のものであり、前記スプリング7の付勢力
に応じたアーム2cの角度位置で弁開状態となつ
ており、ドラム2が大きく反時計方向に回動した
状態で弁閉止状態となる。
以上の構成において、前記ソレノイド1は通常
状態ではプランジヤ3を前進位置に位置させ、前
記ピン6はドラム2から離脱している。
したがつて、前記ドラム2はスプリング7のバ
ネ力によつて時計方向に付勢され、かつ第2の弁
体9の軸9aがアーム2cの外周に当接すること
で回動を規制されている。
この状態で、各弁体5,9は開いており、流路
を開放している。
次に第一の弁体5を閉じるには、ソレノイド1
を駆動し、プランジヤ3を後退させれば、該弁体
5は閉じる。このときピン6はドラム2の内周の
第2のカムリード溝2aに摺接してドラム2を反
時計方向に回動させるが、第2のカムリード溝2
aの捩じれ角度は図示のごとく小さいのでドラム
2の回動変位置は小さく、第二の弁体9を閉鎖す
るまでのストロークは得られない。
弁体5の閉止状態から再開放する場合はソレノ
イド1を正方向に駆動してプランジヤ3を再前進
させる。このとき前記ピン6が第2のカムリード
溝2aから外れ、ドラム2はスプリング7のばね
圧によつて、図示する原点位置に復帰し、第二の
弁体9を解放した状態に保持する。
つまり、通常の開閉モードの場合には、プラン
ジヤ3の一往復によつては第二の弁体9を閉鎖す
るまでの回動変位量とはならず、また、ドラム2
は第一の弁体5の再解放毎に原点位置に復帰する
ので第二の弁体9は常時解放状態に保たれる。
この状態から異常が発生すると、前記ソレノイ
ド1が正逆作動を繰り返し、プランジヤ3が所定
のサイクルで往復運動する。
往復運動によつて、前記ピン6が内周の第2の
カム溝2aに繰り返し摺接し、ドラム2は第2の
カム溝2aのカムリード形状に沿つた反時計方向
回転運動と、スプリング7のばね圧による原点位
置への回転変位運動を交互に行う。
そして、反時計方向運動時にはドラム2の外周
の第1のカムリード溝2bに摺接しているピン8
は直線状溝2b−1側に案内され、逆方向回転時
には波系溝2b−2内に案内されてスプリング7
の付勢力によりゆつくりと時計方向側に戻る。
この速度差によつて、ドラム2は順次間欠的に
反時計方向に回転してその回転変位量が大きくな
り、アーム2cに結合している第二の弁体9を閉
鎖側に移動させ、第二の弁体9の流路を閉じる。
この状態でメインの流路を第一の弁体5で閉じ
た状態に保つ、すなわちプランジヤ3を後退位置
に保つと第二の弁体9は閉鎖状態に保たれること
になる。
両弁体5,9が閉じた状態から復帰させるには
単にプランジヤ3を前進位置に保てば、ドラム2
はスプリング7の付勢力によつて時計方向に回転
し、第1のカムリード溝2bの波形溝2b−2に
沿つてゆつくりと原点位置側に回転変位し、第一
の弁体5の再解放の後、所定の時間後れをもつて
第二の弁体9を再解放するのである。
なお、実施例では第一、第二の弁体5,9を常
開形としているが、常閉形であつてもよく、その
組み合わせは目的に応じて種々選択できる。
また実施例において、異常事態発生時にプラン
ジヤを往復動作させるための機構は、ソレノイド
に接続された制御系の異常発生感知出力によつて
行うことができ、例えば感震器、ガス洩れ警報器
等が作動した状態で制御系から往復駆動司令信号
を送り、ソレノイドがこれに応じた作動を行うよ
うにすればよい。
《効果》 以上実施例によつて詳細に説明したように、こ
の考案の効果によれば、プランジヤが所定のスト
ロークで何回か往復動作すると、ドラムは正逆の
速度差に応じて一方向に大きく間欠回転するの
で、このドラムにデバイスを連繋しておくことに
よつて、プランジヤの往復運動時に該デバイスを
駆動させることができる。
したがつて、この考案では通常のON−OFF制
御とともに、異常事態などが発生した状態での別
の制御モードを一つのソレノイドで達成できるの
で、制御系における部品数の削減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る間欠回転機構を示す斜
視図、第2図は第1のカムリード溝の展開図、第
3図a,bは第2図に示す第1のカムリード溝2
bの部分拡大展開斜視図、第4図a〜dは第2の
カムリード溝とプランジヤに設けたピンとの関係
位置を示す説明図である。 1……ソレノイド、2……ドラム、2a……第
2のカムリード溝、2b……第1のカムリード
溝、2b−1……直線状溝、2b−2……波形
溝、3……プランジヤ、6……ピン、7……スプ
リング、8……変位取出し用のピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソレノイド1によつて駆動されるプランジヤ3
    の往復運動に連動して回転可能なドラム2と、こ
    のドラム2を常時回転の原点位置側に付勢するス
    プリング7と、ドラム2の外周に形成された第1
    のカムリード溝2bに摺接してドラム2の正逆方
    向回転時の回転速度を決定づけるピン8と、前記
    ドラム2の内周面に形成された第2のカムリード
    溝2aと、この第2のカムリード溝2aに噛合す
    るピン6a,6bからなつていて、前記第1のカ
    ムリード溝2bの形状は、反原点位置側回転方向
    側への回転速度が原点位置側への回転速度より大
    きな速度差を生ずるリード形状とし、また前記ピ
    ン6a,6bは前記プランジヤ3の外周に間隔を
    おくと共にプランジヤ3の周方向に位相を前記第
    2のカムリード溝2aの略1ピツチ分ずらして突
    設してあり、前記プランジヤ3を所定のストロー
    クで所定回数繰返し往復運動した時、前記ドラム
    3の反原点位置側回転方向側への回転変位置が原
    点位置側への回転変位置より大きくなるように構
    成したことを特徴とする間欠回転機構。
JP3713687U 1987-03-16 1987-03-16 Expired - Lifetime JPH054605Y2 (ja)

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JP3713687U JPH054605Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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JPS63145050U JPS63145050U (ja) 1988-09-26
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