JPH0545944U - ゴム栓付コネクタ - Google Patents
ゴム栓付コネクタInfo
- Publication number
- JPH0545944U JPH0545944U JP10453891U JP10453891U JPH0545944U JP H0545944 U JPH0545944 U JP H0545944U JP 10453891 U JP10453891 U JP 10453891U JP 10453891 U JP10453891 U JP 10453891U JP H0545944 U JPH0545944 U JP H0545944U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- connector
- contact
- rubber
- rubber stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防塵防滴性を維持すると共にワイヤへの装着
作業性の優れたゴム栓付コネクタを提供すること。 【構成】 コンタクト受容通路23を有するハウジング20
に挿入されるワイヤ付コンタクト30及びそのワイヤ34に
装着されるゴム栓40を有する。このゴム栓40はワイヤ34
の外径に匹敵する内径を有する開口41及びこの開口41か
ら外縁42に至るスリット43が形成されている。コンタク
トが成端されたワイヤ34の所定位置にゴム栓40をスリッ
ト43を介して簡単に装着する。
作業性の優れたゴム栓付コネクタを提供すること。 【構成】 コンタクト受容通路23を有するハウジング20
に挿入されるワイヤ付コンタクト30及びそのワイヤ34に
装着されるゴム栓40を有する。このゴム栓40はワイヤ34
の外径に匹敵する内径を有する開口41及びこの開口41か
ら外縁42に至るスリット43が形成されている。コンタク
トが成端されたワイヤ34の所定位置にゴム栓40をスリッ
ト43を介して簡単に装着する。
Description
【0001】
本考案は電気コネクタ、特に防塵機能を有するゴム栓付コネクタに関する。
【0002】
電気コネクタには用途に応じて種々のものが提案され汎ゆる電気・電子機器及 び電子応用機器に多数使用されている。例えば電車等の車両にも制御信号線の相 互接続等に多数使用されている。
【0003】 斯る車両の如き戸外で使用される機器等にあっては、屋内又は室内で使用され る機器用電気コネクタに比して厳しい使用環境である場合が多い。特に、塵等が コンタクト部に推積して接触不良を生じる危険がある。斯る車両等の安全制御系 等に使用される電気コネクタに接触不良が生じると、人命に関る事故の原因とな り得るので斯る事態を避ける為の工夫が必要である。
【0004】 そこで、一般の自動車等の車両用コネクタにあっては防水、防滴及び防塵の為 にゴム栓を使用し、例えば電気コネクタの絶縁ハウジングの後面、即ちワイヤ導 出面から塵や水滴が侵入するのを防止する。ゴム栓付コネクタが種々提案され広 く実用化されている。尚、ここでゴム栓とは必ずしも材料がゴムであることを意 味せず、ゴム又はゴムと同等の特性を有する材料一般を意味するものと解釈すべ きである。
【0005】 従来の斯るゴム栓付コネクタには各ワイヤの端部に予めゴム栓を自動又は手作 業で装着したワイヤにコンタクトを圧着接続するものがある。斯る目的の為にワ イヤの端部にゴム栓を自動的に挿入する装置は例えば特公平3-54436 号及び実公 平2-1833号公報等に開示されている。このようにゴム栓を装着したワイヤ端部に コンタクトを成端(一般には圧着接続)して、それをハウジングのコンタクト受 容通路内に押込みゴム栓付コネクタを実現している。また、斯るコネクタ用密封 栓は実開昭59-173980 号公報等に開示している。
【0006】 しかし、ゴム栓を装着したワイヤにコンタクトを成端するには次の如き欠点が ある。即ち、ゴム栓が邪魔になり成端の作業性が悪くなる。また、ゴム栓が円形 の場合には特に問題ないが、矩形等の場合には、装着されたゴム栓と所定方向に コンタクトを成端するのは容易でない。更に、成端時の圧着圧力又は圧着高さが 不適切である場合にはコンタクト及びワイヤのみならずゴム栓も廃棄することと なり、これらのコスト及び加工費が無駄となるために製造コスト上昇の要因とな るという欠点がある。
【0007】 他方、ハウジング内に複数のコンタクトを挿入して使用する多極のゴム栓付コ ネクタにあっては、各コンタクト毎にゴム栓を装着せず、共通のゴム栓の開口に ワイヤが成端された所定数のコンタクトを圧入して、一括して防塵又は防水化を 図るゴム栓付コネクタが提案されている。斯る共通ゴム栓付コネクタの例は特開 平3-43972 号公報等に開示されている。
【0008】 このように共通ゴム栓を使用すると、ワイヤ又はコンタクト毎にゴム栓を使用 する場合に比して小型高密度化が図れる等の特徴がある。しかし、一般にワイヤ 直径より大きいコンタクトをゴム栓の各開口に無理に圧入するので、開口が部分 的に破損して防塵防滴効果が低減することもあり得る。更に、圧入作業が困難で あるので作業効率が低いという欠点もある。
【0009】
そこで、本考案は上述した従来のゴム栓付コネクタの欠点を解消又は軽減する 電気コネクタを提供することを意図するものである。即ち、予めワイヤが適切に 成端されたことを確認済のワイヤ付コンタクトのみを使用し、しかも1個又は複 数のコンタクトを有するコネクタのハウジングの後端に装着されるゴム栓に簡単 且つ迅速確実にコンタクトが挿通されるゴム栓付コネクタを提供することを可能 にすることである。
【0010】
本考案のゴム栓付コネクタによると、コンタクト数に応じた1個又は複数個の 開口及びワイヤに成端されたコンタクトを簡単に挿入する為のスリットを形成し たゴム栓を使用する。
【0011】 先ず、コンタクトをワイヤ端に従来の圧着等により接続する。次に圧着接続が 適切に行われていることを確認済のワイヤ付コンタクトをゴム栓の開口にスリッ トを介して挿入する。最後に、ゴム栓と共にコンタクトをコネクタのハウジング の後端から挿入してゴム栓でコネクタハウジングの後端の開口に栓をする。
【0012】
以下、添付図を参照して本考案のゴム栓付コネクタの好適な実施例を詳細に説 明する。
【0013】 図1は本考案の好適実施例によるゴム栓付コネクタ10の分解斜視図である。こ のゴム栓付コネクタ10は従来のコネクタと同様に絶縁ハウジング20及びワイヤ付 コンタクト30を有する。更に、平板状のゴム栓40を有する。この特定実施例では 1個のコンタクト30を有するコネクタを示すが本考案は斯る実施例のみに限定す るものでないこと勿論である。
【0014】 絶縁ハウジング20は相手コネクタ(図示せず)が挿入される前端21及びワイヤ 付コンタクト30が挿入される後端22を有する。この絶縁ハウジング20の前端21と 後端間に貫通するコンタクト受容通路23を有する。更に、図示せずも絶縁ハウジ ング20のコンタクト受容通路23内には挿入されたコンタクト20を保持する周知の ハウジングランス、即ちロック手段を有する。このハウジングランスにより、一 度挿入されえたコンタクト30は挿入方向と反対方向に張力を加えてもロックを何 らかの手段で解除するか破損しない限り抜けないよう保持する。
【0015】 ワイヤ付コンタクト30は、この特定実施例ではリセプタクル(雌形)コンタク トであり、相手コネクタのタブ形コンタクトを受けるリセプタクル部31、ワイヤ バレル32及び絶縁固定用(インシュレーション)バレル33を有する。ワイヤバレ ル32には絶縁ワイヤ34の導体35が圧着(かしめ)接続され、インシュレーション バレル33にはワイヤ34の絶縁被覆36がかしめられストレンリリーフとなる。
【0016】 更に、本考案のコネクタ10にはワイヤ34の絶縁被覆36上に装着されるゴム栓40 を有する。このゴム栓40は図示の如く略矩形平板状のゴム又はその他適当なエラ ストマで製造され、ワイヤ34の絶縁被覆36と同様直径の内径を有する開口41が形 成されると共に、この開口41からゴム栓40の一側縁42に至るスリット43を形成し ていることを特徴とする。このスリット43は極めて鋭利な刃又はレーザビームに より形成され、通常状態では図示の如く閉合されていることに注目されたい。
【0017】 このゴム栓40は点線で示す如く、コンタクトの成端後にワイヤ34の絶縁被覆36 上に装着する。この際に、ゴム栓40の開口41に比してコンタクトのリセプタクル 部31は十分大きくとも、ワイヤ34はスリット43を介して開口41内に挿入すること が可能である。挿入後にはその弾性によりスリット43は再度閉合するので、ワイ ヤ34とゴム栓40間には実質的に間隙を生じることなく、また開口41を破損又は変 形することなくワイヤ34の装着が可能である。ワイヤ34とコンタクトとの成端時 にはゴム栓40が装着されていないので、成端作業性がよい。また、長い又は長さ の異なるワイヤ34を使用している場合でも、ワイヤ34の他端からゴム栓40を挿通 する手間をかけることもない。ゴム栓40が装着されたワイヤ付コンタクト30をハ ウジング20のコンタクト受容通路23に挿入すると、ゴム栓40は、その外形がハウ ジング20の後端22の開口と略同じ寸法に設定されているのでハウジング20の後端 22を略完全に閉鎖して通常の使用上には十分な防塵防滴機能を果す。
【0018】 図2は図1のゴム栓付きコネクタ10に使用するゴム栓40の他の実施例を示す斜 視図である。図2(A)のゴム栓40' にあっては、スリット43' をゴム栓40' の 板厚方向に対して斜めに形成してワイヤ34の挿入作業性を維持したままで、防塵 防滴特性を改善している。尚、このスリット43' には必要に応じてシリコンオイ ル等を塗付することにより作業性及び防塵防滴特性が改善可能である。
【0019】 図2(B)は複数のコンタクトを有するコネクタに使用する為のゴム栓40''で あって、コンタクト数(この場合4個)に応じた開口41a 乃至41d 及び各開口43 からゴム栓40''の外縁42''へ至るスリット43a 乃至43d を有する。これら各開口 43a-43d には対応するワイヤ付コンタクト30を上述と同様手法で挿入することが 可能である。
【0020】 尚、3列以上のコンタクトを使用する場合にあっては、ゴム栓40の外縁42から 直接各開口41へスリット43を形成することが困難な場合もなる。その場合には、 隣接する開口41間をスリット43で連結して、1つの開口41を介して別の開口41へ ワイヤ34を順次挿入してもよい。但し、スリット43はゴム栓40が分解されないよ う且つ作業性が維持できるよう一定法則に基づいて形成されるのが好ましい。
【0021】 以上、本考案のゴム栓付コネクタを好適実施例に基づき詳述したが、本考案の 要旨を逸脱することなく種々の変形変更が可能であることが理解できよう。例え ば本考案はタブ形コンタクトを有するコネクタにも適用可能である。
【0022】
上述の説明から理解される如く、本考案のゴム栓付コネクタによると、ワイヤ にコンタクトを成端した後、ゴム栓がワイヤ上に簡単に着脱可能である為に、作 業性が極めて良好である。更に、実質的に完全な防塵防滴効果が得られる。また 、ワイヤ直径に比して十分大きいリセプタクルコンタクトを使用する場合であっ ても、ゴム栓を破損することなく装着が容易である等の種々の実用上顕著な効果 を有する。従って、電車等の車両用防塵防滴型コネクタに好適である。
【図1】本考案によるゴム栓付コネクタの好適実施例の
分解斜視図。
分解斜視図。
【図2】図1のコネクタに使用するゴム栓の他の実施例
の斜視図。
の斜視図。
10 ゴム栓付コネクタ 20 ハウジング 23 コンタクト受容通路 30 ワイヤ付コンタクト 40、40' 、40'' ゴム栓 41 開口 42 外縁 43 スリット
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングのコンタクト受容通路内に後
面からワイヤ付コンタクトを挿入保持する電気コネクタ
において、 前記ハウジングの後端に前記ワイヤの直径に対応する開
口及び該開口から外縁に至るスリットが形成されたゴム
栓を前記ワイヤ付コンタクトに挿通して前記ハウジング
に取付けることを特徴とするゴム栓付コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10453891U JPH0545944U (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | ゴム栓付コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10453891U JPH0545944U (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | ゴム栓付コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545944U true JPH0545944U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14383275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10453891U Pending JPH0545944U (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | ゴム栓付コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545944U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017027784A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ付き電線 |
JP2017027785A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ付き電線 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP10453891U patent/JPH0545944U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017027784A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ付き電線 |
JP2017027785A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ付き電線 |
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