JPH0545816U - 連続照明カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内の天井の埋め込み型又は直付け型の照明
器具が長大な形状や配列であっても、一枚物形態で外観
を損なわず配置できる連続照明カバーを得る。 【構成】 この連続照明カバー１は、埋め込み型か直付
け型の照明器具２の下面側に配置するもので、照明器具
２の下面側に間隔を明けて平行に配置した複数本のサポ
ート部材４と該サポート部材４で支持される透光性シー
ト材５とで構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は室内の埋め込み型又は直付け型の照明器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

室内の天井に埋め込み型として配置する照明器具、あるいは直付け型で配置す る照明器具はいずれもアクリル樹脂製シート等の透光性シート材を用いたカバー を下面側に装着している。そして広い室内の場合や照度を高くする場合には、前 記照明器具本体を連結する形態に並べて配置することもある。この時の下面側の カバーも単板では大きすぎて製作困難であり、取扱いも難しいため、二枚を連結 して装着する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記従来の照明器具の下面側のカバーは連結部の外観が良くな い難点がある。すなわち、透光性シート材を露出させたまま重ねて連結すると粗 雑な感じで、軽薄に見える。しかしこれを避けるため他の部材で連結部を覆うと 目立ちすぎて不都合になりやすいが、他に適切な対応策も無い。 本考案は室内の天井の埋め込み型又は直付け型の照明器具が長大な形状や配列 であっても、一枚物形態にできて外観を損なうことなく配置できる連続照明カバ ーを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る連続照明カバーは、埋め込み型又は直付け型の照明器具の下面側 に配置する連続照明カバーであって、前記照明器具の下面側に間隔を明けて平行 に配置した複数本のサポート部材と該サポート部材で支持される透光性シート材 とで構成する。

【０００５】

【作用】 この連続照明カバーの本体部分である透光性シート材は、埋め込み型又は直付 け型の照明器具の下面側に間隔を明けて平行に配置した複数本のサポート部材に よって支持されるため、横波が連続した形状の面になる。そしてこの横波形状は サポート部材の配置間隔、支持状況、あるいは透光性シート材の性状、配置状況 等によって多様に変化して下方から見上げた外観も変わる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の連続照明カバーの一実施例を示す一部破断面を含む分解斜視図 、図２は別の実施例の連続照明カバーの一部破断面を含む分解縦断面図である。 図中、１は連続照明カバー、２は照明器具、３は天井、４はサポート部材、４ １ａ，４１ｂはサポート部材４の側板、４２は側板４１ａ，４１ｂの係合用溝、 ５は透光性シート材、５１は透光性シート材５の筒状部分である。 図１に示すように、本実施例の連続照明カバー１は埋め込み型の照明器具２の 下面側に配置する。天井３に埋め込み配置した照明器具２の下方側辺部分に一定 間隔で丸棒状のサポート部材４を平行に並べて装着するが、詳細には側板４１ａ ，４１ｂを介して行う。

【０００７】 すなわち、照明器具２本体の長手方向側辺の下方にほぼ同一長さの側板４１ａ ，４１ｂを取付け、側板４１ａ，４１ｂの上辺に設けてある係合用溝４２に希望 する所定間隔でサポート部材４の両端を嵌め込む。なお、係合用溝４２は予め一 定の小間隔で多数備えてある。サポート部材４はアルミニューム製の丸パイプを 用いたが、他の材質であってもよい。このサポート部材４で透光性シート材５を 支持する。透光性シート材５はこの場合、耐熱性と透光性を考慮してガラス繊維 製の白色布を用い、幅を側板４１ａ，４１ｂの配置間隔にほぼ一致させ、長さは 側板４１ａ，４１ｂの長さよりも若干大とした。更にこの透光性シート材５の面 にサポート部材４の配置間隔よりやや広い間隔で全幅にわたる細長い筒状部分５ １を、サポート部材４と同一本数だけ縫製により形成する。

【０００８】 以上のように構成した透光性シート材５の筒状部分５１にサポート部材４を貫 通し、その両端を側板４１ａ，４１ｂの係合用溝４２に嵌め込むと連続照明カバ ー１が出来上がり、懸垂線に沿って下方に膨らんだ曲面が平行に並び、下から見 上げると横波が続く形態に見え、照明器具２からの光は適度に拡散されて下方を 柔らかく照射する。サポート部材４と透光性シート５の筒状部分５１の各配置間 隔を相互に変更すると、透光性シート４の下方への脹らみ形状が変化して外観も 変わる。又、照明器具２本体がある程度以上は長大化できず、複数個の照明器具 ２本体を間欠的に配置した場合でも、この連続照明カバー１の透光性シート材５ は前記のような構成であるため、一枚物で照明器具２の各々の下方を覆うことが でき、非常にすっきりした外観が得られる。更に又、この連続照明カバー１は着 脱が簡単にできるため、掃除あるいは前記外観の変更も非常に容易である。

【０００９】 次に図２に示す別の実施例について述べる。これは照明器具２が直付け型のも ので、天井３の下面に取り付けられるが、連続照明カバー１はその下方に配置す る。この場合の連続照明カバー１のサポート部材４は透明な硬質プラスチック棒 を用い、その左右端部を上方に折り曲げて腕部分４３とする。そして照明器具２ の側方に配置した側板４１ａ，４１ｂに一定間隔の小穴４４を多数設けて、これ らの小穴４４に前記サポート部材４の腕部分４３の上端を挿入、装着し、更にこ れらのサポート部材４の上面に透光性シート材５を載せる。透光性シート材５は 乳白色の硬質プラスチックシートに大きい横波と細かい装飾模様とを形成したも のを使用する。なお、この時の透光性シート材５は一枚物にこだわる必要はなく 、サポート部材４の上面で左右の透光性シート材の側辺を重ねるようにして連続 形態にすることができる。このようにしてもサポート部材４の上面であるため継 ぎ目は下方から見えず、又、サポート部材４も透明体製のため、目立ち方が少な い。その他の構成、作用等については、前記実施例と同様につき説明は省略する 。

【００１０】

【考案の効果】

本考案に係る連続照明カバーによれば、室内の天井に埋め込み型又は直付け型 で配置する照明器具が長大な形状や配列であっても、一枚物形態にできて外観を 損なうことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す連続照明カバーの配置
状況の一部破断面を含む分解斜視図である。

【図２】別の実施例を示す連続照明カバーの配置状況の
一部破断面を含む分解縦断面図である。

【符号の説明】

１ 連続照明カバー ２ 照明器具 ３ 天井 ４ サポート部材 ５ 透光性シート材 ４１ａ，４１ｂ 側板 ４２ 係合用溝 ５１ 筒状部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 埋め込み型又は直付け型の照明器具の下
   面側に配置する連続照明カバーであって、 前記照明器具の下面側に間隔を明けて平行に配置した複
   数本のサポート部材と該サポート部材で支持される透光
   性シート材とで構成したことを特徴とする連続照明カバ
   ー。