JPH0545753A - シートフイルム用カセツテ - Google Patents
シートフイルム用カセツテInfo
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- JPH0545753A JPH0545753A JP20592091A JP20592091A JPH0545753A JP H0545753 A JPH0545753 A JP H0545753A JP 20592091 A JP20592091 A JP 20592091A JP 20592091 A JP20592091 A JP 20592091A JP H0545753 A JPH0545753 A JP H0545753A
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- casing
- sheet film
- lid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】種々の異なるシートフイルムに対応して異なる
位置に設けられた係止部材をこの係止部材の数に対応し
た少ない押圧ピンで容易かつ確実に押圧して蓋体固定作
用を解除することを可能にする。 【構成】放射線シートフイルム12を収容するケーシン
グ14と、このケーシング14に対して開閉自在に係合
する蓋体16と、前記蓋体16をケーシング14に固定
可能な係止部材18a、18bと、この係止部材18
a、18b等に対応して異なる位置に設けられる複数の
押圧ピン挿入用係合孔20a、20bおよび22a、2
2bと、係合孔20a、20bに押圧ピン24a、24
bが挿入される際に前記係止部材18a、18bを押圧
して前記蓋体16の固定作用を解除する可撓性板体26
a、26bとを備える。
位置に設けられた係止部材をこの係止部材の数に対応し
た少ない押圧ピンで容易かつ確実に押圧して蓋体固定作
用を解除することを可能にする。 【構成】放射線シートフイルム12を収容するケーシン
グ14と、このケーシング14に対して開閉自在に係合
する蓋体16と、前記蓋体16をケーシング14に固定
可能な係止部材18a、18bと、この係止部材18
a、18b等に対応して異なる位置に設けられる複数の
押圧ピン挿入用係合孔20a、20bおよび22a、2
2bと、係合孔20a、20bに押圧ピン24a、24
bが挿入される際に前記係止部材18a、18bを押圧
して前記蓋体16の固定作用を解除する可撓性板体26
a、26bとを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、種類および/
またはサイズの異なる放射線シートフイルムに対応して
蓋体の異なる位置に設けられた蓋体固定用係止部材を容
易に操作可能なシートフイルム用カセッテに関する。
またはサイズの異なる放射線シートフイルムに対応して
蓋体の異なる位置に設けられた蓋体固定用係止部材を容
易に操作可能なシートフイルム用カセッテに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、放射線シートフイルムに画像等を
記録する際、この放射線シートフイルムがカセッテ内に
遮光状態で収容されて画像記録装置に装填された後、画
像情報を含む放射線がこのカセッテを通して放射線シー
トフイルムに照射され、さらに前記カセッテがこの画像
記録装置から取り出され、前記放射線シートフイルムを
現像装置内に搬入させて現像処理が施される。
記録する際、この放射線シートフイルムがカセッテ内に
遮光状態で収容されて画像記録装置に装填された後、画
像情報を含む放射線がこのカセッテを通して放射線シー
トフイルムに照射され、さらに前記カセッテがこの画像
記録装置から取り出され、前記放射線シートフイルムを
現像装置内に搬入させて現像処理が施される。
【0003】この場合、カセッテは、放射線シートフイ
ルム等のシートフイルムを収容するケーシングと、この
ケーシングに対して開閉自在に係合し、前記シートフイ
ルムをケーシング内に遮光状態に維持する蓋体とを備え
ており、この蓋体には、ケーシングに係合して前記蓋体
を固定可能な係止部材が設けられる一方、このケーシン
グには、外部に配置された押圧ピンにより前記係止部材
を蓋体内方に押圧させるための係合孔が形成されてい
る。
ルム等のシートフイルムを収容するケーシングと、この
ケーシングに対して開閉自在に係合し、前記シートフイ
ルムをケーシング内に遮光状態に維持する蓋体とを備え
ており、この蓋体には、ケーシングに係合して前記蓋体
を固定可能な係止部材が設けられる一方、このケーシン
グには、外部に配置された押圧ピンにより前記係止部材
を蓋体内方に押圧させるための係合孔が形成されてい
る。
【0004】ところで、放射線シートフイルムとして、
一般撮影用フイルムの他、乳房撮影用、所謂マンモグラ
フィ用フイルムが使用されているが、この一般撮影用フ
イルムとマンモグラフィ用フイルムとでは、放射線画像
の撮影位置およびID情報の記録位置がそれぞれ異なっ
ている。このため、一般撮影用フイルムを収容するカセ
ッテにマンモグラフィ用フイルムを収容して使用する
と、ID情報記録位置と画像の位置とが重なってしま
い、またID情報記録位置を画像と重ならない位置に移
動すると、係止部材の位置と重なってしまう。
一般撮影用フイルムの他、乳房撮影用、所謂マンモグラ
フィ用フイルムが使用されているが、この一般撮影用フ
イルムとマンモグラフィ用フイルムとでは、放射線画像
の撮影位置およびID情報の記録位置がそれぞれ異なっ
ている。このため、一般撮影用フイルムを収容するカセ
ッテにマンモグラフィ用フイルムを収容して使用する
と、ID情報記録位置と画像の位置とが重なってしま
い、またID情報記録位置を画像と重ならない位置に移
動すると、係止部材の位置と重なってしまう。
【0005】そこで、一般撮影用フイルムとマンモグラ
フィ用フイルムとに応じて異なる位置に設けられる係止
部材に対応して複数の係合孔が設けられた放射線シート
フイルムカセッテを用意し、それぞれの係止部材に対応
する一組の押圧ピンを各係合孔に同時に挿入させること
により、いずれのフイルムを収容するカセッテであって
もその係止部材を押圧して蓋体を開放させるよう構成さ
れた放射線シートフイルムカセッテが、本出願人により
提案されている(実開平3−16148号公報参照)。
フィ用フイルムとに応じて異なる位置に設けられる係止
部材に対応して複数の係合孔が設けられた放射線シート
フイルムカセッテを用意し、それぞれの係止部材に対応
する一組の押圧ピンを各係合孔に同時に挿入させること
により、いずれのフイルムを収容するカセッテであって
もその係止部材を押圧して蓋体を開放させるよう構成さ
れた放射線シートフイルムカセッテが、本出願人により
提案されている(実開平3−16148号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、カセッテを構成するケーシングの側部にそれぞ
れの係止部材に対応して左右二組ずつ、計四個の係合孔
が形成されており、蓋体開閉装置側には、この四個の係
合孔に対応して四個の押圧ピンが進退自在に装着されて
いる。このため、ケーシングの側部に一対の係合孔のみ
が設けられたカセッテでは、上記蓋体開閉装置に適用す
ることができず、使用可能なカセッテが限定されて汎用
性に劣るという問題が指摘されている。
術では、カセッテを構成するケーシングの側部にそれぞ
れの係止部材に対応して左右二組ずつ、計四個の係合孔
が形成されており、蓋体開閉装置側には、この四個の係
合孔に対応して四個の押圧ピンが進退自在に装着されて
いる。このため、ケーシングの側部に一対の係合孔のみ
が設けられたカセッテでは、上記蓋体開閉装置に適用す
ることができず、使用可能なカセッテが限定されて汎用
性に劣るという問題が指摘されている。
【0007】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、種々の異なるシートフイルムに対応して異なる位置
に設けられた係止部材をこの係止部材の数に対応した少
ない押圧ピンで容易かつ確実に押圧して蓋体固定作用を
解除可能なシートフイルム用カセッテを提供することを
目的とする。
り、種々の異なるシートフイルムに対応して異なる位置
に設けられた係止部材をこの係止部材の数に対応した少
ない押圧ピンで容易かつ確実に押圧して蓋体固定作用を
解除可能なシートフイルム用カセッテを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、シートフイルムを収容するケーシング
と、前記ケーシングに対して開閉自在に係合し、前記シ
ートフイルムをケーシング内に遮光状態に維持する蓋体
と、前記蓋体の所定の位置に進退自在に設けられ、前記
ケーシングに係合して前記蓋体を固定可能な係止部材
と、前記係止部材の位置に対応して前記ケーシングに設
けられる少なくとも1つの第1押圧ピン挿入用係合孔
と、前記第1押圧ピン挿入用係合孔の位置とは異なる位
置に設けられる少なくとも1つの第2押圧ピン挿入用係
合孔と、を有するシートフイルム用カセッテであって、
前記第1および第2押圧ピン挿入用係合孔の少なくとも
1つの係合孔に押圧ピンが挿入される際に前記係止部材
を蓋体内方に押圧して前記蓋体の固定作用を解除する押
圧部材を備えることを特徴とする。
めに、本発明は、シートフイルムを収容するケーシング
と、前記ケーシングに対して開閉自在に係合し、前記シ
ートフイルムをケーシング内に遮光状態に維持する蓋体
と、前記蓋体の所定の位置に進退自在に設けられ、前記
ケーシングに係合して前記蓋体を固定可能な係止部材
と、前記係止部材の位置に対応して前記ケーシングに設
けられる少なくとも1つの第1押圧ピン挿入用係合孔
と、前記第1押圧ピン挿入用係合孔の位置とは異なる位
置に設けられる少なくとも1つの第2押圧ピン挿入用係
合孔と、を有するシートフイルム用カセッテであって、
前記第1および第2押圧ピン挿入用係合孔の少なくとも
1つの係合孔に押圧ピンが挿入される際に前記係止部材
を蓋体内方に押圧して前記蓋体の固定作用を解除する押
圧部材を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係るシートフイルム用カセッテでは、
シートフイルムの種類および/またはサイズに対応して
ケーシングのそれぞれ異なる位置に複数の係合孔が形成
されており、押圧ピンが、このケーシングのいずれかの
係合孔に挿入されると、各係合孔に一体的にわたって前
記ケーシング内に配置されている押圧部材が、この押圧
ピンによって押圧されて係止部材を蓋体内方に変位させ
る。このため、係止部材による蓋体固定作用が解除さ
れ、蓋体をケーシングから開放させることができる。
シートフイルムの種類および/またはサイズに対応して
ケーシングのそれぞれ異なる位置に複数の係合孔が形成
されており、押圧ピンが、このケーシングのいずれかの
係合孔に挿入されると、各係合孔に一体的にわたって前
記ケーシング内に配置されている押圧部材が、この押圧
ピンによって押圧されて係止部材を蓋体内方に変位させ
る。このため、係止部材による蓋体固定作用が解除さ
れ、蓋体をケーシングから開放させることができる。
【0010】
【実施例】本発明に係るシートフイルム用カセッテにつ
いて実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
いて実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
【0011】図1において、参照符号10は、本実施例
に係るシートフイルム用カセッテを示す。このカセッテ
10は、マンモグラフィ用フイルムである放射線シート
フイルム(シートフイルム)12を収容するケーシング
14と、このケーシング14に対して開閉自在に係合
し、前記放射線シートフイルム12をケーシング14内
に遮光状態に維持する蓋体16と、前記放射線シートフ
イルム12の種類および/またはサイズに対応して前記
蓋体16の所定の位置にかつ進退自在に設けられ、前記
ケーシング14に係合して前記蓋体16を固定可能な係
止部材18a、18bと、一般撮影用フイルムに使用さ
れる係止部材(図示せず) およびこの係止部材18a、
18bの位置に対応して前記ケーシング14の異なる位
置に設けられる複数の押圧ピン挿入用係合孔20a、2
0bおよび22a、22bと、前記複数の係合孔20
a、20bおよび22a、22bに対応して前記ケーシ
ング14内に一体的に配置され、係合孔20a、20b
に押圧ピン24a、24b(図2参照)が挿入される際
に前記係止部材18a、18bを蓋体16の内方に押圧
して前記蓋体16の固定作用を解除する可撓性の板体
(押圧部材)26a、26bとを備える。
に係るシートフイルム用カセッテを示す。このカセッテ
10は、マンモグラフィ用フイルムである放射線シート
フイルム(シートフイルム)12を収容するケーシング
14と、このケーシング14に対して開閉自在に係合
し、前記放射線シートフイルム12をケーシング14内
に遮光状態に維持する蓋体16と、前記放射線シートフ
イルム12の種類および/またはサイズに対応して前記
蓋体16の所定の位置にかつ進退自在に設けられ、前記
ケーシング14に係合して前記蓋体16を固定可能な係
止部材18a、18bと、一般撮影用フイルムに使用さ
れる係止部材(図示せず) およびこの係止部材18a、
18bの位置に対応して前記ケーシング14の異なる位
置に設けられる複数の押圧ピン挿入用係合孔20a、2
0bおよび22a、22bと、前記複数の係合孔20
a、20bおよび22a、22bに対応して前記ケーシ
ング14内に一体的に配置され、係合孔20a、20b
に押圧ピン24a、24b(図2参照)が挿入される際
に前記係止部材18a、18bを蓋体16の内方に押圧
して前記蓋体16の固定作用を解除する可撓性の板体
(押圧部材)26a、26bとを備える。
【0012】ケーシング14は、矩形状を有しており、
上部に開口部28が形成されるとともに、一方の側部3
0の上端にこの開口部28側に突出する屈曲部32が設
けられる。この側部30には、一般撮影用フイルムに使
用される係止部材(図示せず)の位置に対応する係合孔
20a、20bと、マンモグラフィ用フイルムである放
射線シートフイルム12に使用される係止部材18a、
18bの位置に対応する係合孔22a、22bとが、そ
の中央部から離間する方向に順次設けられている。側部
30の内壁面には、固定部材34a、34bを介して板
体26a、26bが撓曲自在に装着される。この板体2
6a、26bは、可撓性を有する、例えば板ばねで構成
することができる。
上部に開口部28が形成されるとともに、一方の側部3
0の上端にこの開口部28側に突出する屈曲部32が設
けられる。この側部30には、一般撮影用フイルムに使
用される係止部材(図示せず)の位置に対応する係合孔
20a、20bと、マンモグラフィ用フイルムである放
射線シートフイルム12に使用される係止部材18a、
18bの位置に対応する係合孔22a、22bとが、そ
の中央部から離間する方向に順次設けられている。側部
30の内壁面には、固定部材34a、34bを介して板
体26a、26bが撓曲自在に装着される。この板体2
6a、26bは、可撓性を有する、例えば板ばねで構成
することができる。
【0013】ケーシング14の他方の側部30aには、
蝶番36a、36bを介して蓋体16が開閉自在に装着
される。この蓋体16は、板状を有しており、その開閉
する先端部に係止部材18a、18bがばね38a、3
8bを介して外方に押圧された状態で装着される(図2
参照)。この係止部材18a、18bの一部は、蓋体1
6の上面に形成された開口部40a、40bから外部に
露呈して操作部42a、42bが構成される。蓋体16
の上面には、放射線シートフイルム12に関する情報、
例えば患者名等のID情報を記録するためのID窓44
が形成される。
蝶番36a、36bを介して蓋体16が開閉自在に装着
される。この蓋体16は、板状を有しており、その開閉
する先端部に係止部材18a、18bがばね38a、3
8bを介して外方に押圧された状態で装着される(図2
参照)。この係止部材18a、18bの一部は、蓋体1
6の上面に形成された開口部40a、40bから外部に
露呈して操作部42a、42bが構成される。蓋体16
の上面には、放射線シートフイルム12に関する情報、
例えば患者名等のID情報を記録するためのID窓44
が形成される。
【0014】押圧ピン24a、24bは、蓋体開閉装置
(図示せず)を構成するとともに、一般撮影用フイルム
に使用される係止部材(図示せず)に対応し、すなわち
係合孔20a、20bに対応して配置されている。
(図示せず)を構成するとともに、一般撮影用フイルム
に使用される係止部材(図示せず)に対応し、すなわち
係合孔20a、20bに対応して配置されている。
【0015】次に、このように構成されるカセッテ10
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0016】まずマンモグラフィ用フイルムである放射
線シートフイルム12を遮光状態で収容しているカセッ
テ10が、撮影装置(図示せず)に装填されてこの放射
線シートフイルム12に放射線画像情報の撮影が行われ
た後、図示しない蓋体開閉装置に装填される。
線シートフイルム12を遮光状態で収容しているカセッ
テ10が、撮影装置(図示せず)に装填されてこの放射
線シートフイルム12に放射線画像情報の撮影が行われ
た後、図示しない蓋体開閉装置に装填される。
【0017】この蓋体開閉装置内では、押圧ピン24
a、24bが一般撮影用フイルムに対応して配置されて
おり、この押圧ピン24a、24bがケーシング14側
に移動されて、ケーシング14の係合孔20a、20b
に挿入される。このため、押圧ピン24a、24bの先
端が、ケーシング14の側部30の内壁面に装着されて
いる板体26a、26bを開口部28内に押圧し、この
板体26a、26bが固定部材34a、34b側を支点
にして開口部28の内方に撓曲する。従って、板体26
a、26bは、係止部材18a、18bをばね38a、
38bの弾性力に抗して蓋体16の内方に押圧し、この
係止部材18a、18bをケーシング14の屈曲部32
から離脱させて前記係止部材18a、18bによる蓋体
16の固定作用が解除される。
a、24bが一般撮影用フイルムに対応して配置されて
おり、この押圧ピン24a、24bがケーシング14側
に移動されて、ケーシング14の係合孔20a、20b
に挿入される。このため、押圧ピン24a、24bの先
端が、ケーシング14の側部30の内壁面に装着されて
いる板体26a、26bを開口部28内に押圧し、この
板体26a、26bが固定部材34a、34b側を支点
にして開口部28の内方に撓曲する。従って、板体26
a、26bは、係止部材18a、18bをばね38a、
38bの弾性力に抗して蓋体16の内方に押圧し、この
係止部材18a、18bをケーシング14の屈曲部32
から離脱させて前記係止部材18a、18bによる蓋体
16の固定作用が解除される。
【0018】次いで、蓋体16が開放され、開口部28
から放射線シートフイルム12が取り出されて、この放
射線シートフイルム12は、図示しない現像装置内に搬
送されて所定の現像処理が施される。
から放射線シートフイルム12が取り出されて、この放
射線シートフイルム12は、図示しない現像装置内に搬
送されて所定の現像処理が施される。
【0019】この場合、本実施例では、マンモグラフィ
用フイルムである放射線シートフイルム12を収容する
カセッテ10を構成するケーシング14の側部30に、
この放射線シートフイルム12用の係止部材18a、1
8bに対応する係合孔22a、22bと、一般撮影用フ
イルムに使用される係止部材(図示せず)に対応する係
合孔20a、20bとが形成される。そして、ケーシン
グ14を構成する側部30の内壁面に、この係合孔20
a、22aおよび係合孔20b、22bを一体的に閉塞
して可撓性の板体26a、26bが配設されている。
用フイルムである放射線シートフイルム12を収容する
カセッテ10を構成するケーシング14の側部30に、
この放射線シートフイルム12用の係止部材18a、1
8bに対応する係合孔22a、22bと、一般撮影用フ
イルムに使用される係止部材(図示せず)に対応する係
合孔20a、20bとが形成される。そして、ケーシン
グ14を構成する側部30の内壁面に、この係合孔20
a、22aおよび係合孔20b、22bを一体的に閉塞
して可撓性の板体26a、26bが配設されている。
【0020】このため、カセッテ10を、一般撮影用フ
イルムを収容したカセッテの蓋体を開閉するための蓋体
開閉装置に装填すれば、押圧ピン24a、24bが係合
孔20a、20bに挿入される際に、板体26a、26
bの撓曲作用下に係合孔22a、22bに対応して設け
られている係止部材18a、18bが押圧され、この係
止部材18a、18bによる蓋体16の固定作用が解除
される。
イルムを収容したカセッテの蓋体を開閉するための蓋体
開閉装置に装填すれば、押圧ピン24a、24bが係合
孔20a、20bに挿入される際に、板体26a、26
bの撓曲作用下に係合孔22a、22bに対応して設け
られている係止部材18a、18bが押圧され、この係
止部材18a、18bによる蓋体16の固定作用が解除
される。
【0021】従って、蓋体開閉装置にマンモグラフィ用
フイルムと一般撮影用フイルムとに対応して二組(合計
四個)の押圧ピンを設ける必要がなく、一組(二個)の
係合孔のみを有するケーシングを備えたカセッテをも装
填することができ、汎用性が一挙に向上するという効果
が得られる。
フイルムと一般撮影用フイルムとに対応して二組(合計
四個)の押圧ピンを設ける必要がなく、一組(二個)の
係合孔のみを有するケーシングを備えたカセッテをも装
填することができ、汎用性が一挙に向上するという効果
が得られる。
【0022】一方、一般撮影用フイルムを収容するカセ
ッテにも、この一般撮影用フイルムとマンモグラフィ用
フイルムとに対応して異なる位置に複数の係合孔を設け
るとともに、これらの係合孔に一体的に可撓性板体を配
置させておけば、マンモグラフィ用フイルムを収容する
カセッテの蓋体開閉装置によりこの一般撮影用フイルム
を収容するカセッテの蓋体開閉作業を行うことが可能に
なる。
ッテにも、この一般撮影用フイルムとマンモグラフィ用
フイルムとに対応して異なる位置に複数の係合孔を設け
るとともに、これらの係合孔に一体的に可撓性板体を配
置させておけば、マンモグラフィ用フイルムを収容する
カセッテの蓋体開閉装置によりこの一般撮影用フイルム
を収容するカセッテの蓋体開閉作業を行うことが可能に
なる。
【0023】また、本実施例に係るカセッテ10を、上
記マンモグラフィ用フイルムを収容するカセッテの蓋体
開閉装置に装填する場合、この蓋体開閉装置には、ケー
シング14の係合孔22a、22bに対応する位置に押
圧ピン(図示せず)が配置されている。このため、押圧
ピンが係合孔22a、22bに挿入されて板体26a、
26bを開口部28側に変位させ、この板体26a、2
6bを介して係止部材18a、18bによる蓋体16の
固定作用を解除させることができる。
記マンモグラフィ用フイルムを収容するカセッテの蓋体
開閉装置に装填する場合、この蓋体開閉装置には、ケー
シング14の係合孔22a、22bに対応する位置に押
圧ピン(図示せず)が配置されている。このため、押圧
ピンが係合孔22a、22bに挿入されて板体26a、
26bを開口部28側に変位させ、この板体26a、2
6bを介して係止部材18a、18bによる蓋体16の
固定作用を解除させることができる。
【0024】なお、本実施では、二枚の板体26a、2
6bを使用しているが、例えばケーシング14の側部3
0の長さ方向に略対応する長さを有する一枚の板体を用
意し、この板体の略中央を前記側部30の内壁面に固着
してその両側面で係合孔20a、22aおよび係合孔2
0b、22bを一体的に閉塞するよう構成することもで
きる。
6bを使用しているが、例えばケーシング14の側部3
0の長さ方向に略対応する長さを有する一枚の板体を用
意し、この板体の略中央を前記側部30の内壁面に固着
してその両側面で係合孔20a、22aおよび係合孔2
0b、22bを一体的に閉塞するよう構成することもで
きる。
【0025】
【効果】本発明に係るシートフイルム用カセッテによれ
ば、以下の効果が得られる。
ば、以下の効果が得られる。
【0026】シートフイルムの種類および/またはサイ
ズに対応してケーシングのそれぞれ異なる位置に複数の
係合孔が形成されており、押圧ピンが、このケーシング
のいずれかの係合孔に挿入されると、各係合孔に一体的
にわたって前記ケーシング内に配置されている押圧部材
が、この押圧ピンによって押圧されて係止部材を蓋体内
方に変位させることができる。このため、押圧ピンの位
置が異なっていても、係止部材を容易に押圧してこの係
止部材による蓋体固定作用を解除し、蓋体をケーシング
から開放させることが可能になるとともに、この押圧ピ
ンの数を一挙に削減することができる。
ズに対応してケーシングのそれぞれ異なる位置に複数の
係合孔が形成されており、押圧ピンが、このケーシング
のいずれかの係合孔に挿入されると、各係合孔に一体的
にわたって前記ケーシング内に配置されている押圧部材
が、この押圧ピンによって押圧されて係止部材を蓋体内
方に変位させることができる。このため、押圧ピンの位
置が異なっていても、係止部材を容易に押圧してこの係
止部材による蓋体固定作用を解除し、蓋体をケーシング
から開放させることが可能になるとともに、この押圧ピ
ンの数を一挙に削減することができる。
【図1】本発明に係るシートフイルム用カセッテの概略
斜視図である。
斜視図である。
【図2】前記カセッテの一部縦断面図である。
【図3】前記カセッテの一部平面図である。
10…カセッテ 12…放射線シートフイルム 14…ケーシング 16…蓋体 18a、18b…係止部材 20a、20b、22a、22b…係合孔 24a、24b…押圧ピン 26a、26b…板体 30…側部 34a、34b…固定部材
Claims (1)
- 【請求項1】シートフイルムを収容するケーシングと、 前記ケーシングに対して開閉自在に係合し、前記シート
フイルムをケーシング内に遮光状態に維持する蓋体と、 前記蓋体の所定の位置に進退自在に設けられ、前記ケー
シングに係合して前記蓋体を固定可能な係止部材と、 前記係止部材の位置に対応して前記ケーシングに設けら
れる少なくとも1つの第1押圧ピン挿入用係合孔と、 前記第1押圧ピン挿入用係合孔の位置とは異なる位置に
設けられる少なくとも1つの第2押圧ピン挿入用係合孔
と、 を有するシートフイルム用カセッテであって、 前記第1および第2押圧ピン挿入用係合孔の少なくとも
1つの係合孔に押圧ピンが挿入される際に前記係止部材
を蓋体内方に押圧して前記蓋体の固定作用を解除する押
圧部材を備えることを特徴とするシートフイルム用カセ
ッテ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205920A JP2783471B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | シートフイルム用カセッテ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205920A JP2783471B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | シートフイルム用カセッテ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545753A true JPH0545753A (ja) | 1993-02-26 |
JP2783471B2 JP2783471B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=16514935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3205920A Expired - Fee Related JP2783471B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | シートフイルム用カセッテ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2783471B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6017067A (en) * | 1996-12-27 | 2000-01-25 | Mitsui Kinzoku Kogyo Kabushiki Kaisha | Latch device for a tailgate of a vehicle |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02109350U (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-31 | ||
JP3016148U (ja) * | 1995-03-23 | 1995-09-26 | ダウ化工株式会社 | 排水パネル |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP3205920A patent/JP2783471B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02109350U (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-31 | ||
JP3016148U (ja) * | 1995-03-23 | 1995-09-26 | ダウ化工株式会社 | 排水パネル |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6017067A (en) * | 1996-12-27 | 2000-01-25 | Mitsui Kinzoku Kogyo Kabushiki Kaisha | Latch device for a tailgate of a vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2783471B2 (ja) | 1998-08-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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