JPH0545541U - 圧力計元弁 - Google Patents
圧力計元弁Info
- Publication number
- JPH0545541U JPH0545541U JP9210791U JP9210791U JPH0545541U JP H0545541 U JPH0545541 U JP H0545541U JP 9210791 U JP9210791 U JP 9210791U JP 9210791 U JP9210791 U JP 9210791U JP H0545541 U JPH0545541 U JP H0545541U
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- pressure gauge
- main body
- cock
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コック操作により遮断したときに、弁の一方
の口側の流路と外部とを導通させることで、簡便に残圧
を排除する。 【構成】 入口および出口を連結する流路が形成された
弁本体と、前記流路中に回動自在に挿入されるとともに
連通孔が設けられ、前記流路を連通,遮断するコック本
体とを有し、前記コック本体には、その周面と前記連通
孔とを結ぶ排気孔が設けられ、前記弁本体には、その外
面と前記コック本体の挿入部分とを結ぶ放出孔が設けら
れている。
の口側の流路と外部とを導通させることで、簡便に残圧
を排除する。 【構成】 入口および出口を連結する流路が形成された
弁本体と、前記流路中に回動自在に挿入されるとともに
連通孔が設けられ、前記流路を連通,遮断するコック本
体とを有し、前記コック本体には、その周面と前記連通
孔とを結ぶ排気孔が設けられ、前記弁本体には、その外
面と前記コック本体の挿入部分とを結ぶ放出孔が設けら
れている。
Description
【0001】
本考案は、計装ライン等の圧力を計測すべく係るラインに設けられた圧力計の 元弁に関する。
【0002】
一般に、エアーシリンンダなどを制御する計装ライン等には、そのラインの圧 力状態を監視把握するための圧力計が設けられている。このような圧力計を付設 する場合、従来、例えば図7に示すように、エアーシリンダS1などに通じる導 管L1の途中から、導管L2を分岐させて設け、この導管L2の先端に圧力計P Iを取り付けている。これにより、エアーシリンダS1の作動時における、エア ーシリンダS1の一端側の吸,排気状態、ならびに導管L1中の圧力状態を確認 することができる。
【0003】
ところで、図7に示したラインにあっては、エアーシリンダS1の頻繁な作動 等による導管L1の脈動によって、長期にわたる使用のうちには圧力計PIの指 針に狂いが生じることがあった。
【0004】 また、このような圧力計PIの狂いを防ぐためには、図6に示すように、導管 L2に元弁V6を挿入し、必要時に圧力計PIと導管L2とを導通させ、長期間 の脈動による負荷をなくしていた。しかしながら、導管L2に上記元弁V6を挿 入した場合には、この元弁V6によって仕切られる元弁V6から圧力計PIまで の導管内に残圧が生じ、この場合も圧力計PIが常時加圧された状態となるので 、残圧を放出すべく別途パージ弁V7を導管L2に設ける必要があった。
【0005】 本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ ろは、圧力計とラインとを接続,遮断するとともに、別途パージ弁を設けること なく仕切られた圧力計側の残圧を放出することのできる、より簡便な圧力計元弁 を提供することにある。
【0006】
上記課題を解決するために、本考案の圧力計元弁では、入口および出口と、こ れらを連結する流路とが形成された弁本体と、前記流路中に回動自在に挿入され るとともに連通孔が設けられ、前記流路を連通,遮断するコック本体と、このコ ック本体を回動操作すべく該コック本体に付設された操作部とを有する圧力計元 弁において、前記コック本体には、その周面と前記連通孔とを結ぶ排気孔が設け られ、前記弁本体には、その外面と前記コック本体の挿入部分とを結ぶ放出孔が 設けられていることを特徴とする。
【0007】
本考案によれば、弁本体の出口側に圧力計が接続され、弁本体の入口側からラ インの加圧空気等が送気されて圧力計が加圧され、ライン圧力が指示されるが、 これら入口と出口とを連結する流路には、連通孔が設けられたコック本体が挿入 され、このコック本体に付設された操作部によりコック本体を回動操作して流路 を連通,遮断する。
【0008】 圧力計をライン側から仕切り、かつ圧力計側の残圧を放出する場合、コック本 体には、このコック本体の周面と上記連通孔とを結ぶ排気孔が設けられているか ら、コック本体を回動させて排気孔を出口側に対向させると、排気孔を介して出 口と連通孔とが導通する。このとき、また、弁本体には、この弁本体の外面と弁 本体におけるコック本体の挿入部分とを結ぶ放出孔が設けられているから、コッ ク本体の排気孔が出口側に対向した状態にあっては、コック本体の連通孔が弁本 体の放出孔に重畳して、放出孔を介して連通孔が外部に導通し、したがって、圧 力計の接続された出口側の残圧が放出される。また、コック本体の排気孔が出口 に対向した状態では、連通孔が流路に一致せず、コック本体によって入口側が遮 断されてライン側と圧力計側とが仕切られる。
【0009】
本考案に係る圧力計元弁の実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0010】 本考案に係る圧力計元弁(以下、単に弁という。)は、その側断面を表わす図 1において、また側面外観を表わす図2において符号V1で示されている。この 弁V1は、その弁本体1に、入口3および出口4と、これら入口3および出口4 を連結する流路2とが形成されされている。上記入口3および出口4には、この 弁V1を導管や機器類に接続するため、例えば図1に示されるような雌ねじを形 成した継ぎ手部が設けられている。
【0011】 また、上記弁本体1の流路2には、図1に示されるように、その途中にコック を取り付けるため、流路2に直交して弁本体1の外方から開口された挿入部5が 形成されている。この挿入部5は、本実施例では、およそ逆円錐台状に形成され ている。
【0012】 そして、この挿入部5には、これに嵌合するおよそ逆円錐台状のコック本体6 が回動自在に、かつ気密に挿入されている。また、コック本体6には、流路2を 連通,遮断するべく連通孔8が設けられている。そして、挿入部5の開口側に位 置するコック本体6の端面には、操作部7が付設され、このコック本体6を回動 操作するようになっている。尚、符号5cは、外部との気密を保持するシール部 材である。
【0013】 このような弁V1にあって、上記コック本体6には、その周面と連通孔8とを 結ぶ排気孔9が設けられている。この排気孔9は、連通孔8に対してほぼ直交す る方向に、1箇所設けられていればよい。一方、弁本体1には、その外面とコッ ク本体6の挿入部5とを結ぶ放出孔10が開設されている。この放出孔10はま た、弁本体1の外面から挿入部5に対してほぼ直交する方向に設けられている。
【0014】 このような弁V1を用いる場合、例えば、図5に示されるように、エアーシリ ンダーS1などが接続された導管L1のライン圧力を検出するため、係る導管L 1から分岐する導管L2の末端に設置された圧力計PIの上流側に弁V1が挿入 される。また、上述したような弁V1は、流体に関する方向性を有しないが、説 明の便宜上、弁本体1の入口3を導管L2における上流側(ライン側)に、また 出口4を導管L2における下流側(圧力計PI側)に向けて取り付けられるもの とする。
【0015】 図3,図4には、弁本体1の流路2におけるコック本体6の回動位置が示され ているが、導管L1の圧力を計測するときには、弁本体1の流路2に挿入された コック本体6を、操作部7の操作により図3に示される位置まで回動させ、コッ ク本体6に形成された連通孔8を流路2に一致させると、流路2が連通し、入口 3から導管L1側の加圧空気が送気されて出口4側に接続されている圧力計PI が加圧され、ライン圧力が指示される。
【0016】 圧力検出後、図4に示される位置までコック本体6を回動させて排気孔9を出 口4側に対向させると、連通孔8の両開口部は流路2に対しておよそ直交する位 置となり、連通孔8の両開口部は挿入部5の内壁によって封止されるが、コック 本体6には、その周面と連通孔8とを結ぶ排気孔9が、連通孔8に対してほぼ直 交する方向に設けられているから、この排気孔9を介して出口4と連通孔8とが 導通する。
【0017】 このとき、また、弁本体1には、その外面とコック本体6の挿入部5とを結ぶ 放出孔10が、弁本体1の外面から挿入部5に対してほぼ直交する方向に開設さ れているから、上記のように、コック本体6の排気孔9が出口4に対向した状態 にあっては、コック本体6の連通孔8は両開口部が封止されている反面、連通孔 8が弁本体1の放出孔10に重畳し、この放出孔10を介して連通孔8が外部に 導通する。したがって、コック本体6の排気孔9が出口4に対向した状態では、 連通孔8が流路2に一致せず、コック本体6によって入口3側が遮断されてライ ン側と圧力計PIとが仕切られると同時に、圧力計PIの接続された出口4側の 導管L2中の残圧が放出される。
【0018】 このように弁V1にあっては、上記導管L2のような計測管路に別途パージ弁 を設ける必要もなく、コック本体6の回動操作のみで、導管L1側と圧力計PI とを導通,遮断するとともに、遮断時に圧力計PI側に発生する残圧をコック本 体6の排気孔9と弁本体1の放出孔10とを通じて極めて簡便に放出することが できる。したがって、必要都度圧力計PIを導管L1に導通させれば、エアーシ リンダS1の作動等によって生じる導管L1の脈動を長期にわたって受けること もなく、また、残圧により常時圧力計PIが加圧状態に置かれることもないので 、圧力計PIの指針に狂いを生じることがなく、圧力計PIの寿命を延命するこ とができる。
【0019】 尚、上述した実施例の弁V1においては、コック本体6がおよそ逆円錐台状に 形成された仕切部材であるが、本考案はコック本体6を回動するという簡便な操 作で、圧力計PIとライン側とを接続,遮断するとともに残圧をパージするもの であり、コック本体の形状が球体である、所謂ボール弁などの構成を用いても実 施することが可能である。
【0020】
以上説明したように、本考案によれば、導管中にに別途パージ弁を設ける必要 もなく、コック本体の回動操作のみで、圧力計とライン側とを導通,遮断すると ともに、遮断時に圧力計側に発生する残圧をコック本体の排気孔と弁本体の放出 孔とを通じて極めて簡便に放出することができ、したがって、残圧により圧力計 が常時加圧状態に置かれることもないので、圧力計の指針に狂いを生じることが ない。
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す側面外観図である。
【図3】圧力計元弁における導通状態を示す説明図であ
る。
る。
【図4】圧力計元弁における遮断状態を示す説明図であ
る。
る。
【図5】圧力計元弁を計装ラインに用いた例を示す説明
図である。
図である。
【図6】従来の計装ラインでの圧力検出方法を示すフロ
ー図である。
ー図である。
【図7】従来の計装ラインでの圧力検出方法を示すフロ
ー図である。
ー図である。
V1 圧力計元弁 1 弁本体 2 流路 3 入口 4 出口 6 コック本体 7 操作部 8 連通孔 9 排気孔 10 放出孔 S1 エアーシリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 入口および出口と、これらを連結する流
路とが形成された弁本体と、前記流路中に回動自在に挿
入されるとともに連通孔が設けられ、前記流路を連通,
遮断するコック本体と、このコック本体を回動操作すべ
く該コック本体に付設された操作部とを有する圧力計元
弁において、前記コック本体には、その周面と前記連通
孔とを結ぶ排気孔が設けられ、前記弁本体には、その外
面と前記コック本体の挿入部分とを結ぶ放出孔が設けら
れていることを特徴とする圧力計元弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9210791U JPH0545541U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 圧力計元弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9210791U JPH0545541U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 圧力計元弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545541U true JPH0545541U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14045215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9210791U Pending JPH0545541U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 圧力計元弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545541U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016223182A (ja) * | 2015-06-01 | 2016-12-28 | 勲 田崎 | 移動式アスファルト材溶解釜 |
JP2021519892A (ja) * | 2018-03-30 | 2021-08-12 | アリアーヌグループ ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ | 一体型のパージ機能を備えた改良した調整バルブ |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP9210791U patent/JPH0545541U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016223182A (ja) * | 2015-06-01 | 2016-12-28 | 勲 田崎 | 移動式アスファルト材溶解釜 |
JP2021519892A (ja) * | 2018-03-30 | 2021-08-12 | アリアーヌグループ ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ | 一体型のパージ機能を備えた改良した調整バルブ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970218 |