JPH0545403A - 放電位置検出装置 - Google Patents

放電位置検出装置

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JPH0545403A
JPH0545403A JP20292891A JP20292891A JPH0545403A JP H0545403 A JPH0545403 A JP H0545403A JP 20292891 A JP20292891 A JP 20292891A JP 20292891 A JP20292891 A JP 20292891A JP H0545403 A JPH0545403 A JP H0545403A
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JP
Japan
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light
discharge
propagating
radiant
receiving member
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Application number
JP20292891A
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English (en)
Inventor
Ichiro Aono
一朗 青野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 放電2の際に生じる輻射光を受けて蛍光を発
生する蛍光物質を内部に含むとともに蛍光を伝搬させて
2つの端面5a及び5bから伝搬輻射光を発生する受光
部材5′と、伝搬輻射光を検出する光検出手段(光ファ
イバー61及び62、受光端6a及び6b、並びに光検出
器7′)と、光検出手段の出力信号に基づいて2つの伝
搬輻射光の発生時間差あるいは光量差を測定することに
より受光部材5′上における放電2の発生位置Pを標定
する放電位置標定装置9とを備えたことを特徴としてい
る。 【効果】 高電圧電気機器内部に放電2によって生じた
故障箇所を標定できる放電位置検出装置が得られる効果
がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高電圧電気機器内部
での放電を検出し、その発生位置を標定する放電位置検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、例えば特開昭58−69425
号公報に示された従来の放電検出装置を示す構成図であ
る。図2において、1は高電圧電気機器内部の放電監視
空間であり、ここで発生する放電2aあるいは2bが監
視される。3は導体から構成される高圧充電部、4a及
び4bは高圧充電部3を絶縁するための碍子である。5
は細長い形状の受光部材であり、放電の際に生じる輻射
光を受けて蛍光を発する蛍光物質を内部に含み、この蛍
光を伝搬させて端面5aから伝搬輻射光を発生する。6
は光ファイバーであり、受光端6aから入射される伝搬
輻射光の伝送路を構成する。7は光ファイバー6によっ
て伝送される伝搬輻射光を検出する光検出器、8は光検
出器7の出力信号に基づいて放電が発生したことを検出
する放電発生検出装置である。
【0003】次に、図2に示した従来の放電検出装置の
動作について説明する。放電監視空間1内において、高
圧充電部3から発生した放電2aあるいは2bの際に生
じる輻射光は、受光部材5内部の蛍光物質に到達し、こ
れを励起する。このとき発生するこの蛍光物質特有の波
長をもつ蛍光は受光部材5中を伝搬し、端面5aから伝
搬輻射光が発生する。この伝搬輻射光は、受光端6aに
入射し光ファイバー6によって伝送され、光検出器7に
よって検出される。さらに、放電発生検出装置8は、光
検出器7の出力信号に基づいて放電が発生したことを検
出する。
【0004】このように放電が検出されると、放電監視
空間1を内部に有する高電圧電気機器や、この高電圧電
気機器が組み込まれている電気回路が、放電による被害
を受けないように、課電を迅速に停止する措置をとるこ
とが可能である。
【0005】この従来技術の特長は、受光部材5を長く
することにより、長い距離に渡る高圧充電部3上の放電
が検出できること、及び、蛍光物質によって、放電の際
に生じる輻射光を、光検出器7に到達するまでに減衰し
ないような波長の蛍光に変換することの2点であって、
これらにより、放電発生の有無を長い距離に渡って感度
良く検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電検出装置は
以上のように構成されているので、高電圧電気機器内部
で放電が発生したことは検出できるが、放電発生後の復
旧措置を行うために必要となる放電によって生じた故障
箇所の標定ができないという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、高電圧電気機器内部に放電によ
って生じた故障箇所を標定できる放電位置検出装置を得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の発
明に係る放電位置検出装置は、放電の際に生じる輻射光
を受けて蛍光を発生する蛍光物質を内部に含むとともに
蛍光を伝搬させて2つの端面から伝搬輻射光を発生する
受光部材と、伝搬輻射光を検出する光検出手段と、光検
出手段の出力信号に基づいて2つの伝搬輻射光の発生時
間差を測定することにより受光部材上における放電の発
生位置を標定する放電位置標定手段とを備えたものであ
る。
【0009】また、この発明の請求項2の発明に係る放
電位置検出装置は、放電の際に生じる輻射光を受けて蛍
光を発生する蛍光物質を内部に含むとともに蛍光を伝搬
させて2つの端面から伝搬輻射光を発生する受光部材
と、伝搬輻射光を検出する光検出手段と、光検出手段の
出力信号に基づいて2つの伝搬輻射光の光量差を測定す
ることにより受光部材上における放電の発生位置を標定
する放電位置標定手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、放電の際に生じる輻射光
を受けた蛍光物質が蛍光を発生し、この蛍光が受光部材
中を伝搬し、2つの端面から伝搬輻射光が発生し、光検
出器が伝搬輻射光を検出して放電位置標定手段に出力
し、放電位置標定手段が2つの伝搬輻射光の発生時間差
または光量差を測定し、放電の発生位置を標定する。
【0011】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す構成図であ
る。図1において、1、3、4a、4bは前述と同様の
ものであり、2は2a及び2bに、61及び62は6に、
6a及び6bは6aに、それぞれ相当するものである。
5′は両方向に蛍光を伝搬させて2つの端面5a及び5
bから伝搬輻射光を発生すること以外は前述と同様の受
光部材、7′は光ファイバー61及び62によって伝送さ
れる2つの伝搬輻射光を検出する光検出器である。ま
た、光ファイバー61及び62、受光端6a及び6b、並
びに光検出器7′は光検出手段を構成する。9は光検出
器7′の出力信号に基づいて放電が発生した位置を標定
する放電位置標定装置であり、放電位置標定手段を構成
する。
【0012】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。前述と同様に、放電2が発生す
ると受光部材5′中の蛍光物質から蛍光が発生する(蛍
光発生箇所をP、蛍光発生箇所Pと端面5aとの距離を
1とする。)。蛍光は受光部材5′中を、図中の矢印
Qa、Qbの両方向に伝搬し、端面5a、5bから伝搬輻
射光が発生する。これらの伝搬輻射光は、それぞれ受光
端6a、6bに入射し、光ファイバー61、62によって
伝送され、光検出器7′によって検出される。
【0013】ここで、図中の光路長差Lがあるために、
矢印Qb方向に伝搬した蛍光が端面5bに達し伝搬輻射
光が発生する時刻は、矢印Qa方向に伝搬した蛍光が端
面5aに達し伝搬輻射光が発生する時刻よりも、発生時
間差t0だけ遅くなる。光ファイバー61及び62は同じ
長さにされているので、これらの伝搬輻射光は発生時間
差t0の差を保ったまま光検出器7′に検出される。
【0014】放電位置標定装置9は、光検出器7′の出
力信号に基づいて発生時間差t0を測定する。また、放
電位置標定装置9は、内部に受光部材5′中の蛍光の伝
搬速度v0を記憶しており、これらの値と、 L=v0・t0 … なる関係とから光路長差Lを算出し、蛍光発生箇所Pを
決定する。
【0015】さらに、高圧充電部3とアース電位部との
距離D(図1参照)に比較して受光部材5′の長手方向
(Lの方向)は極めて長いため、蛍光発生箇所Pの位置
を放電の発生位置とみなしてもよい。このため、放電発
生位置標定がなされたことになり、同時に、放電によっ
て生じた高電圧電気機器内部の故障箇所も標定される。
【0016】実施例2.実施例1においては、光路長差
Lのために生じる発生時間差t0を用いて放電の発生位
置を標定したが、光量差を用いてもよい。この場合の動
作は以下のようになる。
【0017】光路長差Lがあるために、矢印Qb方向に
伝搬した蛍光が端面5bに達した際に発生する伝搬輻射
光の光量は、矢印Qa方向に伝搬した蛍光が端面5aに
達した際に発生する伝搬輻射光の光量よりも、光量差x
0dBだけ弱くなる。光ファイバー61及び62は同じ長さ
にされているので、これらの伝搬輻射光は光量差x0dB
の差を保ったまま光検出器7′に検出される。
【0018】放電位置標定装置9は、光検出器7′の出
力信号に基づいて光量差x0dBを測定する。また、放電
位置標定装置9は、内部に受光部材5′中における蛍光
の単位長さ当たりの減衰量y0dBを記憶しており、これ
らの値と、 L=x0/y0 … なる関係とから光路長差Lを算出し、蛍光発生箇所Pを
決定する。
【0019】なお、実施例1の発生時間差を用いる方法
と、実施例2の光量差を用いる方法とを併用し、光路長
差Lの算出精度を上げるようにしてもよい。
【0020】実施例3.実施例1及び2においては、伝
搬速度V0あるいは減衰量y0は、すべての放電位置検出
装置について一定であるとし、また、線形な関係ある
いはが成立するものとした。
【0021】ところが、放電位置検出装置の組立時に、
受光部材5′上の各点に、放電の際に生じる輻射光を模
擬した光を照射し、光検出器7′までの発生時間差ある
いは光量差についての線形関係からのずれをも考慮した
各放電位置検出装置固有の伝達特性を調べておけば、よ
り高精度の放電発生位置標定を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、放電の
際に生じる輻射光を受けて蛍光を発生する蛍光物質を内
部に含むとともに蛍光を伝搬させて2つの端面から伝搬
輻射光を発生する受光部材と、伝搬輻射光を検出する光
検出手段と、光検出手段の出力信号に基づいて2つの伝
搬輻射光の発生時間差または光量差を測定することによ
り受光部材上における放電の発生位置を標定する放電位
置標定手段とを備えたので、高電圧電気機器内部に放電
によって生じた故障箇所を標定できる放電位置検出装置
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1〜3を示す構成図である。
【図2】従来の放電検出装置を示す構成図である。
【符号の説明】
2 放電 5′ 受光部材 5a、5b 端面 61、62 光ファイバー 6a、6b 受光端 7′ 光検出器 9 放電位置標定装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電の際に生じる輻射光を受けて蛍光を
    発生する蛍光物質を内部に含むとともに前記蛍光を伝搬
    させて2つの端面から伝搬輻射光を発生する受光部材
    と、前記伝搬輻射光を検出する光検出手段と、この光検
    出手段の出力信号に基づいて2つの前記伝搬輻射光の発
    生時間差を測定することにより前記受光部材上における
    前記放電の発生位置を標定する放電位置標定手段とを備
    えた放電位置検出装置。
  2. 【請求項2】 放電の際に生じる輻射光を受けて蛍光を
    発生する蛍光物質を内部に含むとともに前記蛍光を伝搬
    させて2つの端面から伝搬輻射光を発生する受光部材
    と、前記伝搬輻射光を検出する光検出手段と、この光検
    出手段の出力信号に基づいて2つの前記伝搬輻射光の光
    量差を測定することにより前記受光部材上における前記
    放電の発生位置を標定する放電位置標定手段とを備えた
    放電位置検出装置。
JP20292891A 1991-08-13 1991-08-13 放電位置検出装置 Pending JPH0545403A (ja)

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