JPH0545359U - 流体制御弁 - Google Patents

流体制御弁

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JPH0545359U
JPH0545359U JP10231191U JP10231191U JPH0545359U JP H0545359 U JPH0545359 U JP H0545359U JP 10231191 U JP10231191 U JP 10231191U JP 10231191 U JP10231191 U JP 10231191U JP H0545359 U JPH0545359 U JP H0545359U
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JP
Japan
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iron core
bellows
valve body
movable iron
fluid control
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Application number
JP10231191U
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English (en)
Inventor
一美 大倉
Original Assignee
株式会社京浜精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 流体制御弁を構成する各部品の製造コストの
低減と組みつけを容易とすることによって流体制御弁の
製造コストを低減するとともに可動鉄心の長手軸心方向
を短くして小型化された流体制御弁を提供する。 【構成】 弁本体1を弁座2にて一次側流路と二次側流
路4とに区分し、前記弁座の開口を、ソレノイドに生起
する磁力によって、固定鉄心に向けて移動する可動鉄心
9に、一体的に設けられたベローズ10の端部に形成し
た弁体10Bによって制御した流体制御弁において、可
動鉄心には、可動鉄心の弁座に対向する弁座側端部よ
り、弁座を閉塞し得る弁体を備えたベローズと、可動鉄
心の長手軸心方向の移動を許容し、長手軸心方向に直交
する周方向の振れを抑止する単一の板バネ11を固定的
に配置し、前記ベローズの鍔部10C及び板バネの外周
端を、弁本体の二次側流路より係止段部6を介して弁本
体の端部に向かって開口する位置決め収納孔5内に固定
的に配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用内燃機関に用いられる流体制御弁に関し、そのうち特に、可 動鉄心の端部に弁座を閉塞する弁体が形成されたベローズを備えた可動鉄心の支 持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の流体制御弁は特開平1−116306号公報に示される。これによると 、固定鉄心に対向して配置される可動鉄心の長手軸心方向に沿って上下方向にシ ャフトがのび、このシャフトの上端には弁座を閉塞しうる弁体を備えたベローズ が固定され、シャフトの下端は固定鉄心を貫通して固定鉄心外へと突出する。ベ ローズと可動鉄心の上端との間のシャフトには第1の板バネの中心部が固定的に 配置され、第1の板バネの外周端は弁本体に穿設された位置決め収納孔に配置さ れて固定される。 又、固定鉄心を貫通して下方に向けて突出するシャフトの下端には第2の板バネ の中心部が固定的に配置され、第2の板バネの外周端は弁本体の位置決め収納孔 に配置されて固定される。このように、シャフトが第1の板バネ、第2の板バネ によって支持されたことによると、シャフトの長手方向軸心における移動は許容 され、長手方向軸心線に直交する周方向における振れは抑止される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来例によると次の不具合を有す。 シャフトは可動鉄心より上下方向にのび、可動鉄心に比較して相当長く形成され るものであり、シャフトの直径及び真直度は正確に形成されなければならない。 シャフトが正確に形成されないと固定鉄心の貫通孔とシャフトとが接触し、可動 鉄心の動作上好ましいものでない。この為にシャフトの加工時間及び検査時間が 長くなること、及び材料費がかさむことより部品の製造コストの上昇をもたらし 好ましいものでない。 又、固定鉄心には貫通孔を穿設する必要があり、しかもこの貫通孔もまた正確に 形成される必要があることから前記シャフトと同様に部品の製造コストを引きあ げることになる。 又、固定鉄心を貫通したシャフトの端部に第2の板バネを配置したことによると 、流体制御弁のシャフト軸心方向の長さが大型化してコンパクトにまとめること ができないもので車輌への搭載の自由度が阻害される。 本考案になる流体制御弁は前記不具合に鑑みなされたもので、流体制御弁を構成 する各部品の製造コストの低減と組みつけを容易とすることによって流体制御弁 の製造コストを低減するとともに可動鉄心の長手軸心方向を短くして小型化され た流体制御弁を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
本考案になる流体制御弁は前記目的達成の為に、弁本体を弁座にて一次側流路 と二次側流路とに区分し、前記弁座の開口を、ソレノイドに生起する磁力によっ て、固定鉄心に向けて移動する可動鉄心に、一体的に設けられたベローズの端部 に形成した弁体によって制御した流体制御弁において、 可動鉄心には、可動鉄心の弁座に対向する弁座側端部より、弁座を閉塞し得る弁 体を備えたベローズと、可動鉄心の長手軸心方向の移動を許容し、長手軸心方向 に直交する周方向の振れを抑止する単一の板バネを固定的に配置し、前記ベロー ズの鍔部、及び板バネの外周端を、弁本体の二次側流路より係止段部を介して弁 本体の端部に向かって開口する位置決め収納孔内に固定的に配置したものである 。
【0005】
【作用】
可動鉄心は固定鉄心内を貫通しないので可動鉄心を短く形成できるとともに固 定鉄心に貫通孔を穿設する必要がない。又、可動鉄心をセンタリング支持する板 バネを一枚としたので可動鉄心を短く形成できるとともにベローズを含む板バネ を備えた可動鉄心の組みつけが極めて容易に行なうことができた。
【0006】
【実施例】
以下、本考案になる流体制御弁の一実施例図1により説明する。 1は弁本体であって、流路に設けた弁座2によって一次側流路3と二次側流路4 とに区分され、一次側流路3は例えば大気に連絡され、二次側流路4は例えば気 化器の吸気路に連絡される。(気化器は図示されない) 5は二次側流路4より係止段部6を介して弁本体1の上端Aに向かって開口する 位置決め収納孔であって円筒形をなす。
【0007】 12は固定鉄心であって、その周囲にソレノイド7が巻回され、ソレノイド7 の周囲に磁性材料よりなるハウジング8が配置される。ハウジング8は円筒形状 をなし、その下部8Aは位置決め収納孔5内へ圧入又は挿入され、上部8Bは固 定鉄心12の側方拡大鍔部12Aをカシメて結合される。而して固定鉄心12、 ハウジング8及び後述する可動鉄心によって磁気回路が形成される。
【0008】 9は固定鉄心12に対向して配置された可動鉄心であって、位置決め収納孔5 を通り弁座2の近傍に達する。可動鉄心9は弁座側より小径部9A、中径部9B 、大径部9C、可動鉄心部9D(大径部9Cより大径)が順次形成され、小径部 9Aと中径部9Bとにより第1段部9Eが形成され、大径部9Cと可動鉄心部9 Dとによって第2段部9Fが形成される。
【0009】 10はその内外の圧力差に応じて伸縮動作するベローズであって、胴部に伸縮 自在な蛇腹部10Aが形成され、蛇腹部10Aの下端には弁座2を開閉する弁体 10Bが形成され、蛇腹部10Aの上端には蛇腹部10Aより大径の鍔部10C が形成される。尚、弁体10Bには蛇腹部10Aの内外を連通する連通孔10D が穿設される。 本実施例において鍔部10Cは薄板金属材料をプレス加工によって形成して蛇腹 部10Aの上部に気密的に結合し、環状の鍔部が外側方に向かってのびる。
【0010】 11はバネ板材料よりなり環状をなす外周端11Aと、環状の外周端11Aの 一部より中心部に向かう舌片部11Bと、舌片部11Bの中心部に穿設された取 りつけ孔11Cと、よりなる板バネであって、板バネ11は図2によく示される 。
【0011】 次に、流体制御弁の組みつけについて説明する。 まず、可動鉄心9にベローズ10、板バネ11が図3に示される如く組みつけら れる。 まず、可動鉄心9の小径部9Aより板バネ11の舌片部11Bに穿設した取りつ け孔11Cを大径部9Cに向けて挿通し、可動鉄心9の第2段部9F上に板バネ 11の取りつけ孔11Cを配置し、次いで大径部9Cに圧入リング12を圧入す る。これによると、板バネ11の中心部(舌片部11B)は、第2段部9Fと圧 入リング12との間に固定して挟持される。
【0012】 次いで、ベローズ10の弁体10Bの中心部に貫通して設けた挿入孔10Eを可 動鉄心9の小径部9Aに圧入し、ベローズ10の中心部を可動鉄心9の第1段部 9E上に一体的に固着する。これによると、ベローズ10の弁体10Bは可動鉄 心9の下端(小径部9A)に固定して配置される。
【0013】 以上のようにして構成した可動鉄心9のサブアッセンブリー(図3に示された 状態)を、ベローズ10を下方にして弁本体1の位置決め収納孔5内へ挿入する 。これによると、ベローズ10の弁体10Bは弁座2に対向した二次側流路4内 に配置され、ベローズ10の鍔部10Cは弁本体1の係止段部6上に配置され、 さらにベローズ10の鍔部10C上に板バネ11の外周端11Aが配置される。
【0014】 次いで、係止段部6上にあるベローズ10の鍔部10Cと板バネ11の外周端 11A上にハウジング8の下部8Aを圧入する。これによると、ベローズ10の 鍔部10Cと板バネ11の外周端11Aとは係止段部6とハウジング8の下端8 Bとの間に挟持されて固定される。
【0015】 而して、ベローズ10及び板バネ11の中心部にある舌片部11Bは可動鉄心 9に固定され、ベローズの鍔部10C及び板バネ11の外周端11Aは弁本体1 に対して固定された。 尚、20は固定鉄心12と可動鉄心9との間に縮設したスプリングであり、この スプリング20によってベローズ10の弁体10Bは弁座2を閉塞保持する。
【0016】 以上によれば、ソレノイド7に流れる電流に応じて可動鉄心9は固定鉄心12 に向けて上方向に移動し、弁体10Bをして弁座2の開口を制御するものであり 、可動鉄心9は板バネ11の舌片部11Bによってセンタリング支持されて可動 鉄心9の長手軸心方向に移動し得るもので、ベローズ10は一次側流路3内の圧 力変化を弁体10Bの連通孔10Dを介してベローズ10内へ作用させて一次側 流路3内の圧力変化に対して補償し得る。
【0017】 ここで本考案によれば、固定鉄心12内を可動鉄心9が貫通しないので可動鉄 心9の長さを短くできたものであり、これによって可動鉄心9の真直度等の加工 精度を特に精密にする必要がなくなるとともに加工時間の短縮化が図られ、これ によって可動鉄心9の製造コストの低減を図ることができたものである。 又、可動鉄心9を単一の板バネ11によってセンタリング支持したことによると 、可動鉄心9は更に短くすることが可能となったもので流体制御弁を小型化する ことができたものである。 又、流体制御弁の組みつけにおいて、ベローズ及び板バネを固着した可動鉄心を 弁本体の位置決め収納孔内に配置し、しかる後にソレノイド7、固定鉄心12を 備えたハウジング8を圧入すればよいので極めて簡単に組みつけが行なえるもの である。
【0018】
【考案の効果】
以上の如く、本考案になる流体制御弁によると、弁本体を弁座にて一次側流路 と二次側流路とに区分し、前記弁座の開口を、ソレノイドに生起する磁力によっ て、固定鉄心に向けて移動する可動鉄心に、一体的に設けられたベローズの端部 に形成した弁体によって制御した流体制御弁において、 可動鉄心には、可動鉄心の弁座に対向する弁座側端部より、弁座を閉塞し得る弁 体を備えたベローズと、可動鉄心の長手軸心方向の移動を許容し、長手軸心方向 に直交する周方向の振れを抑止する単一の板バネを固定的に配置し、前記ベロー ズの鍔部及び板バネの外周端を、弁本体の二次側流路より係止段部を介して弁本 体の端部に向かって開口する位置決め収納孔内に固定的に配置したので、各部品 の製造コストの低減を図ることができたとともに、可動鉄心の軸心方向長さを大 きく短縮できたので流体制御弁をコンパクトにまとめることができ、車輌への搭 載の自由度を大きく向上できたものである。 又、ベローズの鍔部と、ベローズの鍔部上に配置される第1の板バネの外周端を 、位置決め収納孔の係止段部をハウジングの下端との間に挟持し、固定したこと によると、ベローズと板バネが固着された状態にある可動鉄心のサブアッセンブ リーと、固定鉄心、ソレノイドが固着された状態にあるハウジングのサブアッセ ンブリーと、を弁本体の位置決め収納孔内に順次挿入すればよいので、その組み つけが極めて簡単に行ない得るもので製造コストの低減を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる流体制御弁の一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】図1における板バネの斜視図である。
【図3】図1において可動鉄心に板バネ及びベローズを
取りつけた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 弁座 4 二次側流路 5 位置決め収納孔 6 係止段部 9 可動鉄心 10 ベローズ 10B 弁体 10C ベローズの鍔部 11 板バネ 11A 板バネの外周端

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体を弁座にて一次側流路と二次側流
    路とに区分し、前記弁座の開口を、ソレノイドに生起す
    る磁力によって、固定鉄心に向けて移動する可動鉄心
    に、一体的に設けられたベローズの端部に形成した弁体
    によって制御した流体制御弁において、 可動鉄心9には、可動鉄心9の弁座2に対向する弁座側
    端部より、弁座2を閉塞し得る弁体10Bを備えたベロ
    ーズ10と、可動鉄心9の長手軸心方向X−Xの移動を
    許容し、長手軸心方向X−Xに直交する周方向の振れを
    抑止する単一の板バネ11を固定的に配置し、前記ベロ
    ーズの鍔部10C、及び板バネ11の外周端11Aを、
    弁本体1の二次側流路4より係止段部6を介して弁本体
    1の端部に向かって開口する位置決め収納孔5内に固定
    的に配置したことを特徴とする流体制御弁。
  2. 【請求項2】 前記、ベローズ10の鍔部10Cと、ベ
    ローズ10の鍔部10C上に配置される第1の板バネ1
    1の外周端11Aを、位置決め収納孔5の係止段部6と
    ハウジング8の下端8Cとの間に挟持し、固定してなる
    請求項1項記載の流体制御弁。
JP10231191U 1991-11-15 1991-11-15 流体制御弁 Pending JPH0545359U (ja)

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