JPH0545336A - 乾式磁粉探傷方法 - Google Patents

乾式磁粉探傷方法

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Publication number
JPH0545336A
JPH0545336A JP23234791A JP23234791A JPH0545336A JP H0545336 A JPH0545336 A JP H0545336A JP 23234791 A JP23234791 A JP 23234791A JP 23234791 A JP23234791 A JP 23234791A JP H0545336 A JPH0545336 A JP H0545336A
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JP
Japan
Prior art keywords
work
chamber
magnetic powder
fluorescent
fluorescent magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP23234791A
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English (en)
Inventor
Kenji Hanada
賢二 花田
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NIPPON JIKI KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON JIKI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON JIKI KOGYO KK filed Critical NIPPON JIKI KOGYO KK
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Publication of JPH0545336A publication Critical patent/JPH0545336A/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来の湿式磁粉探傷法より簡単で、検査コス
トを低減し、かつ後から塗装した場合に塗装が剥離する
原因が残らないようにする。 【構成】 ワーク(1)を磁化する磁化室(A)の底部
に蛍光磁粉(6)を収容し、この蛍光磁粉(6)を、エ
アーを吹き付けることにより磁化室(A)内に拡散させ
て、磁化したワーク(1)の欠陥部分に、この欠陥部分
に生じる漏洩磁束により磁着させた後このワーク(1)
を暗室からなる検査室(B)に移し、紫外線を照射して
欠陥部分に磁着している蛍光磁粉(6)を現出して目視
検査する。このワーク(1)をさらに脱磁室(C)に移
して脱磁したのち、このワーク(1)の周りに配置した
エアーノズル(12)からエアーを吹き付けて、ワーク
(1)に付着している蛍光磁粉(6)を払い落とし、こ
の蛍光磁粉(6)を再利用するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属部品の欠陥を磁粉
を利用して乾式で検査する乾式磁粉探傷方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】強磁性体の欠陥検査に従来から湿式によ
る磁粉探傷法が広く行われている。すなわち、被検査金
属部品(以下ワークと呼ぶ)を適当な方法で磁化してや
ると、表面や表面に近い内部の傷や鋳巣等の欠陥部分の
磁気抵抗は他の健全な部分のそれより大きいため、磁束
が欠陥部分にて湾曲させられ、その一部は空中に漏れて
漏洩磁束が発生する。この漏洩磁束を検出することで欠
陥を探知することができ、その探知方法として磁粉を水
または灯油に必要な蛍光剤や防錆剤を加えて混合した蛍
光磁粉液を、ワークにシャワーまたは浸漬により塗布し
た後、ワークを磁化することによりワークの欠陥部分に
漏洩磁束により蛍光磁粉が磁着するから、この蛍光磁粉
を暗室中で紫外線を照射して目視検査し、続いてワーク
を脱磁していた。
【0003】こうした湿式による磁粉探傷では、ワーク
が濡れるため乾燥設備が必要となり、さらに、蛍光磁粉
液中に不純物が混入しやすいため、定期的に蛍光磁粉液
を取り替える必要があって無駄が多いことと、汚れた蛍
光磁粉液を処理するための廃液処理設備が必要となっ
て、これらの作業及び設備投資が検査コストを大幅にア
ップさせていた。
【0004】また、湿式のため蛍光磁粉液がワークの傷
以外の場所にも付着するため、蛍光磁粉液の無駄が多く
なり、さらにワークに付着した磁粉が乾燥後も残りやす
いため、後工程でワークを塗装する場合、塗装剥離の原
因となる場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、検査に費用が掛かり過ぎる点と、塗装剥離の原因
が残る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを磁化
する磁化室の底部に磁粉に蛍光剤を加えた蛍光磁粉を収
容し、この蛍光磁粉を、エアーを吹き付けることにより
上記磁化室内に拡散せしめて磁化したワークの欠陥部分
に磁着させ、続いてワークを検査室に移動して紫外線照
射しながら目視検査し、さらに脱磁室に移動して脱磁し
た後エアーを吹き付けてワークに付着している蛍光磁粉
を除去する乾式磁粉探傷方法である。
【0007】
【実施例】以下この発明を、図面に示す実施態様例に基
づいて詳細説明する。図において、(A)は磁化室、
(B)は検査室、(C)は脱磁室であって、横に並んで
いてこの3室を通してワーク(1)をハンガー(2)に
吊って移動させるためのハンガーレール(3)が上部に
設けてある。
【0008】磁化室(A)は磁化部(4)を備えている
とともに、漏斗状底部(5)を持ち、この漏斗状底部
(5)に蛍光磁粉(6)が収容され、さらに外部の送風
機(7)に連なる送風管(8)が接続されている。
【0009】検査室(B)は暗室になっていて、上部に
紫外線をワーク(1)に照射するブラックライト(9)
が2灯設けてある。
【0010】脱磁室(C)は、磁化室(A)と同様に漏
斗状底部(10)持ち、内部にワーク(1)を脱磁する
ための昇降自在な脱磁コイル(11)と、ワーク(1)
に磁着している蛍光磁粉(6)を脱磁後に払い落とすた
めの複数個のエアーノズル(12)が設けてある。
【0011】以上の構成において、ハンガー(2)に吊
られたワーク(1)が磁化室(A)にあって、送風機
(8)からの送風により蛍光磁粉(6)を磁化室(A)
内に拡散させると、ワーク(1)が磁化部(4)により
磁化されることによりワーク(1)に欠陥がある場合、
この欠陥部分の漏洩磁束により拡散している蛍光磁粉
(6)が欠陥部分に磁着する。
【0012】続いてこのワーク(1)を暗室の検査室
(B)に移動し、ブラックライト(9)がワーク(1)
を照射して欠陥部分に磁着している蛍光磁粉を現出させ
て、これを目視により確認する。
【0013】続いてこのワーク(1)を脱磁室(C)に
移動し、ワーク(1)の周りを囲む脱磁コイル(11)
を昇降させてワーク(1)を脱磁した後、ワーク(1)
の周囲のノズル(12)からエアーを噴射してワーク
(1)に付着している蛍光磁粉(6)を払い落とす。
【0014】払い落とされた蛍光磁粉(6)は落下して
漏斗状底部(10)に集まるから、これを回収して再利
用する。この再利用に当たってワークが鋳物の場合に表
面から落ちて混入する鋳物砂の如き異物がある場合は、
磁石を利用して蛍光磁粉のみを回収すればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したこの発明に係わる乾式磁粉
探傷方法によれば、ワークが濡れることがないため乾燥
工程が省略でき、従って乾燥設備も不要となり、さらに
蛍光磁粉液の廃液が生じないから処理作業及び処理設備
が不要となるとともに、ワークに付着した蛍光磁粉は再
利用できるため無駄が減少して、合理化と設備投資の軽
減により大幅なコストダウンができる。
【0016】さらに、蛍光磁粉はワークに湿式で付着し
たものでないため落としやすく、しかもエアー噴射によ
り強制的に払い落とすのでワークに残って後工程の塗装
を剥がす原因となるのを防止することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1例を示す概要図である。
【符号の説明】
A 磁化室 B 検査室 C 脱磁室 1 ワーク 4 磁化部 5 漏斗状底部 6 蛍光磁粉 7 送風機 8 送風管 9 ブラックライト 10 漏斗状底部 11 脱磁コイル 12 エアーノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被探傷金属部品を磁化する磁化室の底部
    に蛍光磁粉を収容し、該蛍光磁粉を、エアーを吹き付け
    ることにより上記磁化室内に拡散せしめて磁化した被探
    傷金属部品の欠陥部分に、該欠陥部分に生じる漏洩磁束
    により磁着させ、続いて該被探傷金属部品を検査室に移
    動して紫外線照射しながら目視検査し、さらに脱磁室に
    移動して脱磁した後エアーを吹き付けて付着している蛍
    光磁粉を除去することを特徴とする、乾式磁粉探傷方
    法。
JP23234791A 1991-08-19 1991-08-19 乾式磁粉探傷方法 Pending JPH0545336A (ja)

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JP23234791A JPH0545336A (ja) 1991-08-19 1991-08-19 乾式磁粉探傷方法

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JPH0545336A true JPH0545336A (ja) 1993-02-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101225388B1 (ko) * 2010-05-28 2013-01-22 현대제철 주식회사 원형강 표면 흠 제거장치 및 제거방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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