JPH0545133A - 自動溶接装置の溶接線検出方法 - Google Patents

自動溶接装置の溶接線検出方法

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JPH0545133A
JPH0545133A JP20274591A JP20274591A JPH0545133A JP H0545133 A JPH0545133 A JP H0545133A JP 20274591 A JP20274591 A JP 20274591A JP 20274591 A JP20274591 A JP 20274591A JP H0545133 A JPH0545133 A JP H0545133A
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JP
Japan
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welding
welding line
shut
line
light
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Application number
JP20274591A
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English (en)
Inventor
Shingo Nishimura
真吾 西村
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルートギャップ零の薄板の突き合せ溶接にお
いても確実に溶接線を検出することのできる自動溶接装
置の溶接線検出方法を提供する。 【構成】 通常時には投光器15から発っせられたレー
ザ光Lを、所定振幅で回動する作動鏡17を介すること
により溶接線WLを横切る所定長さの範囲内で往復移動
させ、この反射光をセンサ23が受光してその明度の違
いを制御部3が判別することにより溶接線WLを検出す
る。そして、薄板のルートギャップ零の突き合わせ溶接
の場合のように溶接熱による母材Wの変形が相対的に大
きくなり、この変形による明暗の差と溶接線WLを横切
ることによる明暗の差との判別ができなくなって溶接線
WLの検出が困難な場合には、作動鏡の回動振幅を小さ
くすることにより溶接部位に投光されるレーザ光Lの長
さを短くして、長さ当たりの測定点を増加させて分解能
を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動溶接装置の溶接線
検出方法に係り、特に薄板のルートギャップ零の突き合
せ溶接における溶接線の検出に好適な自動溶接装置の溶
接線検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接の作業はスポット溶接と異な
って、本来、溶接工といわれる長年の経験と実績に裏付
けられた熟練労働者によって行われる作業分野にあり、
素人が若干の練習をつんだ程度では到底達成し得ない高
度な作業である。したがって、溶接ロボットにより自動
溶接を行う際にも当然このような高度な溶接工の技量を
実現し得るに十分な機能が要求されてくる。
【0003】その最も基本的な機能の一つとして、溶接
線を検出する機能がある。特にルートギャップが零の突
き合わせ溶接における溶接線を検出する方法としては、
従来よりスリット状のレーザ光を溶接線上に照射して、
その反射光の明度分布をCCD(charge coupled devic
e) カメラで判別して溶接線を検出する方法がある。こ
の方法では、母材を切断した際に切断部に生ずる微小変
形に起因して反射強度が低下するため、CCDカメラが
『暗』部を検出し、この暗信号を受信した制御部が溶接
線を検出する。このため、ルートギャップが零でも溶接
線の検出が可能と言われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、薄板の場合には母材切断部
に生ずる微小変形自体が小さいため、溶接中の母材の変
動や変形による『暗』部と区別できなくなって溶接線を
見失ってしまうおそれがある。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、ルートギャップ零の薄板の突
き合せ溶接においても確実に溶接線を検出することので
きる自動溶接装置の溶接線検出方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動溶接
装置の溶接線検出方法は、投光器から発っせられた光を
所定振幅で回動する作動鏡を介して溶接部位に照射し、
この溶接部位からの反射光をセンサが受光すると共にこ
のセンサからの明暗信号により制御部が溶接線を判別す
る自動溶接装置の溶接線検出方法において、前記制御部
が溶接線を判別できない場合には、前記作動鏡の回動振
幅を小さくすることにより分解能を高めるという手法を
採っている。
【0007】
【作用】この発明に係る自動溶接装置の溶接線検出方法
によれば、通常時には投光器から発っせられたレーザ光
を、所定振幅で回動する作動鏡を介することにより溶接
線を横切る所定長さの範囲内で往復移動させ、この反射
光をセンサが受光してその明度の違いを制御部が判別す
ることにより溶接線を検出する。そして、薄板のルート
ギャップ零の突き合わせ溶接の場合のように溶接熱によ
る母材の変形が相対的に大きくなり、この変形による明
暗の差と溶接線を横切ることによる明暗の差との判別が
できなくなって溶接線の検出が困難な場合には、作動鏡
の回動振幅を小さくすることにより溶接線を横切る状態
で投光されるレーザ光の長さを短くして、長さ当たりの
測定点を増加させて分解能を高める。
【0008】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1〜図4
に基づいて説明する。図2を参照するに、溶接ロボット
1を用いた自動溶接装置は、溶接ロボット1の他に、セ
ンサコントローラ(制御部)3、ロボットコントローラ
(制御部)5、溶接電源7から構成されている。
【0009】溶接ロボット1は、図3も併せて参照する
に、すでに公知のもので通常6軸に回動制御でき、任意
の方向へ自由に移動できるアーム9の先端にトーチ11
と溶接線WLを検出するための検出部13を備えてい
る。この検出部13は、図4に示されているように、レ
ーザ光を発する半導体レーザ(投光器)15と、所定振
幅θで回動する作動鏡17と、第一及び第二の固定鏡1
9、21と、母材Wからの反射光を受光するCCDライ
ンセンサ(センサ)23とを有している。
【0010】この検出部13では、半導体レーザ15か
ら発っせられたレーザ光Lは作動鏡17によって反射し
て第一の固定鏡19に入射する。そして、この第一の固
定鏡19によって反射したレーザ光Lは溶接線WLを挟
んだ一方の母材W上の一点Aに照射され、その反射光が
第二の固定鏡21に入射する。そして、この第二の固定
鏡21で反射したレーザ光Lは前記作動鏡17の反対側
面でさらに反射してCCDラインセンサ23に入射す
る。このCCDラインセンサ23においては、微小時間
間隔で入射してきたレーザ光の明度を測定する。以上の
動作は作動鏡17が往復回動している間中行われてお
り、作動鏡17の回動により一方の母材W上の一点Aと
他方の母材W上の一点Bとの間を往復移動することにな
る。すなわち、点A〜点B間を所定数(作動鏡17の回
動周期をCCDラインセンサ23が明度を測定する微小
時間間隔で除したもの)に分割し、その各点における反
射光の明度信号がCCDラインセンサ23からセンサコ
ントローラ3に発っせられることになる。
【0011】センサコントローラ3は、CCDラインセ
ンサ23からの明暗信号を受信してその明暗の差から溶
接線WLの位置を検出する。つまり、溶接線WL位置に
おいては照射されたレーザ光Lが乱反射して『暗』とな
るので、この部位を溶接線WLと判断する。そして、溶
接線WLの位置を座標データとしてロボットコントロー
ラ5に発する。このロボットコントローラ5は得られた
座標データをロボット座標系に変換すると共にこの座標
データを溶接ロボット1に伝達し、これに従って溶接ロ
ボット1はアーム9を移動させて与えられた座標位置に
トーチ11を正確に配置して溶接作業を行う。
【0012】次に、ロボットコントローラ5の制御内容
を図1のフローチャートを基にして説明する。先ず、溶
接線WLの終端部P1の座標を認識させる(図1中S1
ステップ)。続いて、溶接線WLの始端部P2の座標を
認識させる(S2ステップ)。これら入力された終端部
P1及び始端部P2の座標から溶接線WLを算出する
(S3ステップ)。そして、溶接ロボット1に命じて始
端部P2から溶接を開始する(S4ステップ)。溶接ロ
ボット1はS3ステップで算出した溶接線WLに沿って
始端部P2から終端部P1に向かって溶接を進める(S
5ステップ)が、検出部13はこの溶接作業中常に微小
時間間隔をおいて溶接線WLの確認を行っている(S6
ステップ)。そして、溶接線WLが認識されている場合
は確認された溶接線WLの座標位置と実際に溶接を行っ
ている座標位置との誤差を求め(S7ステップ)、誤差
が許容範囲内にあるか否かを判断して(S8ステッ
プ)、許容範囲内にある場合には溶接作業を続行して終
端部P1に達したか否かを判断する(S9ステップ)。
そして、終端部P1に達したら溶接作業を終了する(S
10ステップ)が、まだ終端部P1に達していない場合
にはS5ステップに戻って終端部P1に達するまでS5
ステップ〜S9ステップを繰り返す。この間、S6ステ
ップにおいて溶接線WLの確認ができない場合には、検
出部13の作動鏡17の回動振幅θを小さくして分解能
を高めることにより視野を拡大して溶接線WLの確認を
図り(S11ステップ)、S6ステップに戻って溶接線
WLが認識されるとS7ステップへ移行する。また、S
8ステップにおいて、誤差が許容範囲を越えた場合に
は、検出された溶接線WLの座標をロボット座標系に変
換し(S12ステップ)、その座標位置にトーチ11を
配置する(S13ステップ)。そして、S9ステップに
戻って終端部P1に達するまで溶接作業を繰り返し続行
する。
【0013】このように、溶接作業中は常に溶接線WL
を確認しながら溶接作業を行うため、正確な位置を溶接
することができる。そして、母材Wが溶接熱により変動
・変形して溶接線WLの確認ができない場合には、検出
部13の作動鏡17の回動振幅θを小さくすることによ
り分解能を高めるようにしたため、薄板のルートギャッ
プ零の突き合せ溶接においても溶接線WLを確実に検出
することができる。また、レーザ切断のように切断部に
おける微小変形が小さな切断面を有する母材Wの突き合
わせ溶接においても溶接線WLの検出ができるので、溶
接機能が向上する。さらに、溶接線WLの終端部P1と
始端部P2の認識のみ行えば良いため、従来と同様に簡
単なティーチングで正常な溶接が可能である。
【0014】尚、上記実施例においては、一枚の回動す
る作動鏡17と一対の固定鏡19、21を用いてレーザ
光を溶接部位に照射して溶接線WLを判別する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、回動する作動鏡
を有し且つその回動振幅を調整できるものであれば作動
鏡の枚数や固定鏡の枚数等は問わずに適用することがで
きる。
【0015】
【発明の効果】この発明に係る自動溶接装置の溶接線検
出方法は以上説明したような構成のものであり、溶接作
業中は常に溶接線を確認しながら溶接作業を行うため、
正確な位置を溶接することができる。そして、溶接熱に
よる母材の変形が相対的に大きくなり、この変形による
明暗の差と溶接線を横切ることによる明暗の差との判別
ができなくなって溶接線の検出が困難な場合には、作動
鏡の回動振幅を小さくすることにより溶接部位に投光さ
れるレーザ光の長さを短くして、長さ当たりの測定点を
増加させて分解能を高める。これにより、ルートギャッ
プ零の薄板の突き合せ溶接においても確実に溶接線を検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶接ロボットを用いた自動溶接装置におけるロ
ボットコントローラの制御内容を示すフローチャートで
ある。
【図2】溶接ロボットを用いた自動溶接装置を示す説明
図である。
【図3】溶接ロボットのアームの先端に設けられている
トーチ及び検出部を示す説明図である。
【図4】検出部の主な構成を示す説明図である。
【符号の説明】
3 センサコントローラ(制御部) 5 ロボットコントローラ(制御部) 15 半導体レーザ(投光器) 17 作動鏡 23 CCDラインセンサ(センサ) WL 溶接線 L レーザ光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光器から発っせられた光を所定振幅で
    回動する作動鏡を介して溶接部位に照射し、この溶接部
    位からの反射光をセンサが受光すると共にこのセンサか
    らの明暗信号により制御部が溶接線を判別する自動溶接
    装置の溶接線検出方法において、 前記制御部が溶接線を判別できない場合には、前記作動
    鏡の回動振幅を小さくすることにより分解能を高めたこ
    とを特徴とする自動溶接装置の溶接線検出方法。
JP20274591A 1991-08-13 1991-08-13 自動溶接装置の溶接線検出方法 Pending JPH0545133A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101225782B1 (ko) * 2009-02-25 2013-01-23 현대제철 주식회사 자동용접장치 및 그 제어방법
CN105222722A (zh) * 2015-11-18 2016-01-06 苏州信利昌电子材料有限公司 一种非接触式测试装置

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