JPH0545040Y2 - - Google Patents

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JPH0545040Y2
JPH0545040Y2 JP1985162005U JP16200585U JPH0545040Y2 JP H0545040 Y2 JPH0545040 Y2 JP H0545040Y2 JP 1985162005 U JP1985162005 U JP 1985162005U JP 16200585 U JP16200585 U JP 16200585U JP H0545040 Y2 JPH0545040 Y2 JP H0545040Y2
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JP
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hole
main shaft
eccentric
screwed
connecting part
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JP1985162005U
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建築物その他の工作物などに設置され
る避雷設備としての避雷針に係り、詳しくは、ポ
ール先端に取り付けられる避雷突針部の取付構造
に関するものである。
(従来の技術) 避雷設備に関しては建築基準法によつて高さ
20m以上の建築物に設置が義務づけられており、
関係諸官庁等の標準仕様によれば、例えば60mの
建築物には8m全長のポール取付が定められてい
る。又、避雷設備としての避雷針に関しては、
JIS A4201でポールと突針部の規格が制定されて
いる。この規格によれば、ポール先端が受雷部と
して突針部が固定され、突針部が突針支持金物及
びこれらのソケツトの各部材から構成されてい
る。上記突針部とポール並びに突針部各部の取付
は、一般的には各部材相互の連結部分に形成され
た雄ねじ部と雌ねじ孔とが螺合されており、必要
に応じて螺合部外周部からねじ等で雄ねじ部に当
接して緩み止めする構造となつていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記規格及び仕様によれば、ポール及び突針部
への風圧による振動が問題となる。換言すれば、
風圧によつてポール及び突針部が絶え間なく振動
するので、上記各部材の螺合が緩んで突針が脱落
する事故が度々報告されていた。
上記欠点に対応するためには、螺合個所に接着
剤を充填して一体固定する場合があつた。この場
合には実際には絶縁構造であつて導電構造になつ
ていないために本来は問題となるべきであるが、
実際には雷サージが高圧であるために接着剤を絶
縁破壊して大地放流されるため大きな問題として
取り上げられていない。しかしながら、この場合
であつても、雷サージ印加後には絶縁破壊して接
着力が喪失するばかりか、接着剤固定部分には振
動によつても破壊するので、十分な固定構造とは
言えないものであつた。
上記とは別な固定手段としてロー付けが実施さ
れている。ところが、避雷針の施工に関して特別
な免許精度がないために、実際の施工工事におい
てポールとソケツトとは一般にロー付けされる
が、それ以外の各螺合部分は施工業者の良心に因
つて左右されているのが実情であつた。
しかして、本考案は上記事情に鑑みて開発され
たものであつて、突針部を簡単且つ確実に固定取
付できるようにした避雷針の提供を、その目的と
するものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するための本考案の構成は、ポ
ール先端に突針部が取付られ、突針部を構成する
各部材が連結部分を介して相互に螺合組付されて
なる避雷針において、雄ねじ部の先端から曲げ変
形可能な主軸部が突出した一方の連結部分と、 雄ねじ部が螺合する雌ねじ孔とこれに隣接した
雌ねじ孔の軸芯から偏心した偏心孔と雌ねじ孔の
軸芯寄りの偏心孔の内壁に径方向に形成されたね
じ穴とねじ穴に螺合されるねじ部材とからなる他
方の連結部分とを有し、一方の連結部分の雄ねじ
部を他方の連結部分の雌ねじ孔に螺着して主軸部
が偏心孔内に位置した状態でねじ部材により主軸
部を押曲げて偏心孔の内壁に当接緊締することを
特徴とする。
(考案の作用) 避雷針の突針部を構成する各部材をこれらの連
結部分で連結する場合に、一方の連結部分の雄ね
じ部を他方の連結部分の雌ねじ孔に螺合する。そ
の後に螺合組付位置において、雄ねじ部先端から
突出する主軸部を雌ねじ孔に隣接して形成された
偏心孔内でその内壁に螺設されたねじ部材によつ
て側方へ強制的に押し曲げ、ねじ部材の対向した
位置の偏心孔内壁と当接して緊締し、連結部分間
の回り止めを行う。
(考案の実施例) 図面第1図乃至第3図は本考案に係る避雷針の
一実施例を示し、第1図は全体を示す同概略図、
第2図は突針部の拡大断面図、第3図は第2図の
A−A線断面図である。
避雷針1はポール2の上端に突針部3が設けら
れ、ポール基端が支持管取付金具4を介して建築
物Bに固定されている。突針部3はポール2に固
定したソケツト5を介して突針支持金物6と突針
7とから組付されて成り、このような構成は公知
である。
しかして、突針7の連結部分に形成された雄ね
じ部10の先端には曲げ可能に主軸部11が一体
突出されている。上記主軸部11は、塑性変形可
能な銅等の素材で容易に曲げ可能な細径に構成さ
れている。これに対して、前記突針支持金物6に
は両端部から雌ねじ孔12,13が形成され、こ
れらの中間に偏心孔14が形成されている。偏心
孔14は第3図に示すように雌ねじ孔12,13
の軸芯から径方向一側へ偏心して形成されてい
る。又、偏心孔14の偏心方向の側の内壁にはく
さび面部15が形成されている。さらに、くさび
面部15と対向する径方向他側にはねじ穴16が
設けられ、これにねじ部材17が螺合されてい
る。
上記構成によれば、突針支持金物6の雌ねじ孔
12に突針7の雄ねじ部10を螺合して組付位置
とする。その後にねじ部材17を螺合前進させれ
ば、ねじ部材17が主軸部11の先端に当接して
これを偏心孔の偏心方向へ曲げて行く。さらにね
じ込むことによつて、主軸部11は塑性変形して
曲げられた状態でくさび面部15に押付けられ
る。尚、突針支持金物6とソケツト5とは螺合組
付された後に必要に応じてロー付けされる。
(考案の他の実施例) 図面第4図は他の一実施例を示す要部断面図で
あり、同一符号は同等部分を示す。
しかして、ソケツト5の連結部分に形成された
雄ねじ部18の先端からは主軸部19が一体に突
出されている。従つて突出支持金物6の雌ねじ孔
13にソケツト5の雄ねじ部18を螺合して組付
けた後に、ねじ部材17によつて主軸部19を偏
心孔14の偏心方向へ屈曲させることができる。
図面第5図は他の一実施例を示す断面図であ
る。この実施例では、偏心孔14には一方のくさ
び面部20が内壁から直線状に延長され、これに
対して他方のくさび面部21が斜めに交差してい
る。その結果、ねじ部材17を螺合前進させれ
ば、主軸部19が他方のくさび面部21に沿つて
一方のくさび面部20の方向へも僅かに曲げられ
ることによつて、主軸部11の雄ねじ部18の締
付け方向に締付しつつ偏心固定できる。
なお、上記各実施例においては、主軸部の固定
を確実にするために、偏心孔の内壁にくさび面部
を形成してこの部分に主軸部を当接するようにし
たが、必ずしも内壁はくさび面の形状とする必要
はなく平坦なままでも実施可能である。
(考案の効果) 以上説明した通り本考案によれば以下の効果を
奏する。
避雷針の突針部を構成する部材相互を連結する
連結部分を一方を雄ねじ部の先端から曲げ変形可
能な主軸部が突出したものとし、これを他方の連
結部分の雌ねじ孔に螺合組付した状態で他の連結
部分の雌ねじ孔に隣接した偏心孔内に位置してい
る主軸部をねじ部材によつて側方に押曲げ、偏心
孔内壁側に当接させて緊締して固定するものであ
るから、避雷針が風圧等の振動や雷サージ等の衝
撃を受けても避雷針の突針部が緩んで脱落するこ
とがない。
また、主軸部はねじ部材により押し曲げられる
とともに固定される構造となつているので、連結
部分どうしの連結作業はねじ締め作業だけできわ
めて簡単に行うことができるから、ロー付け等に
比べて高所での作業や容易性や安全性に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
図面第1図乃至第3図は本考案に係る避雷針の
一実施例を示し、第1図は全体を示す同概略図、
第2図は突針部の拡大断面図、第3図は第2図の
A−A断面図、第4図及び第5図は他の一実施例
を示す要部断面図と断面図である。 1……避雷針、2……ポール、3……突針部、
4……支持管取付金物、5……ソケツト、6……
突針支持金物、10,18……雄ねじ部、11,
19……主軸部、14……偏心孔、17……ねじ
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ポール先端に突針部が取付られ、突針部を構
    成する各部材が連結部分を介して相互に螺合組
    付されてなる避雷針において、 雄ねじ部の先端から曲げ変形可能な主軸部が
    突出した一方の連結部分と、 雄ねじ部が螺合する雌ねじ孔とこれに隣接し
    雌ねじ孔の軸芯から偏心した偏心孔と雌ねじ孔
    の軸芯寄りの偏心孔の内壁に径方向に形成され
    たねじ穴とねじ穴に螺合されるねじ部材とから
    なる他方の連結部分とを有し、 一方の連結部分の雄ねじ部を他方の連結部分
    の雌ねじ孔に螺着して主軸部が偏心孔内に位置
    した状態でねじ部材により主軸部を押曲げて偏
    心孔の内壁に当接緊締することを特徴とする避
    雷針。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいて、主軸部が当接する偏心孔の内壁部分は
    くさび部となつていることを特徴とする避雷
    針。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024919B2 (ja) * 1980-12-11 1985-06-15 レイモンド・アリツポル 円板状物の乾燥方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6024919U (ja) * 1983-07-26 1985-02-20 佐々木 渺 逆転防止ボルト

Patent Citations (1)

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JPS6024919B2 (ja) * 1980-12-11 1985-06-15 レイモンド・アリツポル 円板状物の乾燥方法及び装置

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JPS6270400U (ja) 1987-05-02

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