JPH0545021Y2 - - Google Patents

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JPH0545021Y2
JPH0545021Y2 JP1983059632U JP5963283U JPH0545021Y2 JP H0545021 Y2 JPH0545021 Y2 JP H0545021Y2 JP 1983059632 U JP1983059632 U JP 1983059632U JP 5963283 U JP5963283 U JP 5963283U JP H0545021 Y2 JPH0545021 Y2 JP H0545021Y2
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JP
Japan
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current collector
collector plate
zinc
lead
battery
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JP1983059632U
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JPS59165672U (ja
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    • Y02E60/124

Landscapes

  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はニツケル−亜鉛電池、銀−亜鉛電池の
ようなアルカリ亜鉛電池に使用される亜鉛極に関
し、特にその集電板とリードの改良に関する。
(ロ) 従来の技術 従来より集電板とリードが一体となつものは、
第1図に示す構造のものであり、集電板1の上縁
からリード2を引出したものであつた。この構造
では、電流取り出しが集電板の上縁であるため電
流がその上縁に集中する。そこで第2図に示す構
造のものが考えられ、リード4を集電板3の中央
まで入れ数個所でスポツト溶接するものである。
電流分布は第1図に示すものより均一になるが、
リード4と集電板3の重なり部は厚みが2倍にな
るため、薄い亜鉛極には使用できず、さらにスポ
ツト部の電析亜鉛が乱れるため、内部短絡が生じ
易い。
(ハ) 考案の目的 本考案はかかる点に鑑み考案されたものにし
て、集電板とリードが一体もので、接続接点がな
く、なおかつ電流分布を均一に行うことにより亜
鉛活物質の形状変化を防止し、電池サイクル寿命
の向上を計ることを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案は亜鉛活物質ペーストを集電板に固着し
てなる亜鉛極であつて、集電板と一体に打抜き形
成されるリードを前記集電板の中央部から引出し
たことを特徴とするものである。
(ホ) 実施例 以下本考案の一実施例を説明する。第3図は本
考案の集電板の正面図である。リード6は集電板
5と一体にフープ材から打抜かれる。この場合に
リード6は集電板5の中央部から引出され、集電
板5の上部には、リード6を隔離するスリツト7
が設けられ、該スリツトは2mm以下が好ましい。
次に酸化亜鉛100重量%、酸化水銀2重量%を
混合した混合物にポリテトラフルオロエチレンの
乳化液(60wt%)5重量%及び水50重量%を加
えせん断力を与えつつ混練する。得られた混練物
を圧延ローラーにより0.7mmの厚に圧延したペー
ストシートを集電板5の両面に当接し、圧延圧着
して厚み1mmの亜鉛極を得る。上記亜鉛極5枚と
周知の焼結式ニツケル極4枚を用いて容量2AH
のニツケル−亜鉛電池Aを作成した。
次に比較のために、集電板1,3を用いて同様
の方法により比較電池B,Cを作成した。第4図
は実施例による電池Aと比較電池B,Cとの充放
電サイクル特性を示す。尚、充放電条件は、
400mAで5時間充電した後、500mAで電池電圧
が10Vに達するまで放電した。1サイクル目の放
電容量を100とし、放電容量を百分率で示した。
この図より本考案による実施例の電池Aは、比較
電池B,Cに比しサイクル特性が改善されている
ことがわかる。第5図イ,ロ,ハは150サイクル
での亜鉛活物質の残り状態を示す亜鉛極の正面図
である。斜線部8が亜鉛活物質である。この図か
らも集電板5には全体に活物質が残つていて、亜
鉛極の形状変化を抑制していることがわかる。
この理由を考察すると、集電板1を用いた比較
電池Bでは電流分布がリード2の引出位置である
集電板1の上縁に集中し、その上縁位置での亜鉛
極の形状変化が大きい。さらにエツヂ効果による
周辺部の形状変化が大きい。集電板3を用いた比
較電池Cでは、リード4を集電板3の中央まで入
れスポツト溶接しているため、リード4による電
流集中はすこし分散されている。しかし亜鉛極の
形状変化によるサイクル寿命以外に、スポツト溶
接部にデンドライトが成長し、内部短絡によりサ
イクル寿命となつている。これに対し本考案によ
る電池Aは、リード6を集電板5の中央より取り
出しているため、リード6による電流集中は中央
であり、集電板における電流分布が均一になり、
亜鉛極の形状変化を抑制していると考えられる。
また集電板5とリード6が一体であるためスポツ
ト溶接部がなく、デンドライトによる内部短絡も
おこりにくい。
また集電板5としては、パンチング板、網、ラ
ス板等で構成してもよい。
(ヘ) 効果 本考案による亜鉛極は、亜鉛活物質ペーストを
集電板に固着した亜鉛極であつて、集電板と一体
に打抜き形成されるリードを前記集電板の中央部
から引出したことを特徴とするものであるか、集
電板上の電流分布が均一となり、亜鉛極の形状変
化を抑制し、サイクル寿命を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の集電板の正面図、第2図は本考
案の前提となる集電板の正面図、第3図は本考案
の一実施例を示す集電板の正面図、第4図は実施
例により得られる亜鉛極を備えた電池と比較電池
のサイクル特性図、第5図イ,ロ,ハは夫々150
サイクル後の亜鉛極の正面図である。 5……集電板、6……リード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 亜鉛活物質ペーストを集電板に固着してなる亜
    鉛極であつて、集電板と一体に打抜き形成される
    リードを前記集電板の中央部から引出したことを
    特徴とする亜鉛極。
JP1983059632U 1983-04-20 1983-04-20 亜鉛極 Granted JPS59165672U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1983059632U JPS59165672U (ja) 1983-04-20 1983-04-20 亜鉛極

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JP1983059632U JPS59165672U (ja) 1983-04-20 1983-04-20 亜鉛極

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JPS59165672U JPS59165672U (ja) 1984-11-06
JPH0545021Y2 true JPH0545021Y2 (ja) 1993-11-16

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ID=30189874

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Families Citing this family (1)

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JP2005174844A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Nissan Motor Co Ltd バイポーラ電池

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JPS59165672U (ja) 1984-11-06

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