JPH054496U - ヒートパイプ放熱用フイン挿入装置 - Google Patents

ヒートパイプ放熱用フイン挿入装置

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JPH054496U
JPH054496U JP5667191U JP5667191U JPH054496U JP H054496 U JPH054496 U JP H054496U JP 5667191 U JP5667191 U JP 5667191U JP 5667191 U JP5667191 U JP 5667191U JP H054496 U JPH054496 U JP H054496U
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祐一 林
英治 橋本
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放熱用フィンの位置決めが容易に達成し得ると
共に、フィンを湾曲させること無くヒートパイプに装着
することができるフィン挿入装置を提供すること。 【構成】フィン挿入装置1のブロック3にヒートパイプ
装置の金属ベース7を固定する。そして放熱用フィン8
をヒートパイプ6上端部に載置し、スライダー5を下降
させてフィン押圧体51にてフィン8をヒートパイプ6
に押圧挿入する。制御機構9によりスライダー5の上下
動が制御できるので、フィンの位置決めも達成すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ヒートパイプを用いた冷却装置を製造するに際し、放熱用のフィン をヒートパイプに挿着するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気鉄道車両等に使用されるサイリスタやパワートランジスタ等の平型半導体 素子の冷却用として、ヒートパイプを使用した冷却装置が採用されている。
【0003】 一般に半導体用ヒートパイプ式冷却装置10は図4に示すように、半導体素子 の熱を受ける金属ベース7に、多数の放熱用フィン8を備えた複数本のヒートパ イプ6の一端61を挿入固定してなる構造である。このような冷却装置10の金 属ベース7の間に半導体素子を挟み、該素子が発する熱をヒートパイプ6の吸熱 −放熱作用を利用して放散させるものである。
【0004】 ところで、上記のようなヒートパイプ式冷却装置10を製造するには、先ず水 等の作動液を封入したヒートパイプ6の一端61を金属ベース7に設けた孔に挿 入すると共にハンダ付け等で固定する。そして図5に示すようにヒートパイプ6 の他端62(作動液封入端)側から、放熱用のフィン81,82,83……を順 次所定のピッチで挿入して固定するという作業を繰り返し、図4に示すような冷 却装置10を得るものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の放熱用フィン81,82,83……の挿着作業は、従来 は手作業で行われていた。すなわち、第1のフィン81をヒートパイプ6の所定 位置に挿入しハンダ付け等で固定した後、定規等を使用して第1のフィン81と の所定ピッチを計尺しながら第2のフィン82の位置決めを行い固定するという 作業を、各フィン毎に順次繰り返していた。このような作業は非常に手間がかか り、極めて作業効率が悪いものであった。
【0006】 更に、フィンに設けられているヒートパイプ6の貫通孔80とヒートパイプ6 の外径とは、フィンを挿入したときにズレ落ちないようほぼ一致させているか、 貫通孔80のほうが若干径小とされている。また一般的に放熱用フィンは厚さ1 mm程度の薄い銅板が使用される。このためフィンをヒートパイプ6に挿入する際 は、貫通孔80がヒートパイプ6外周を滑動するよう比較的強い力で、かつフィ ン全体に均一に力を加えねばならない。
【0007】 しかし、手作業で上記のようなフィン挿入条件を満たすのは困難であり、フィ ン自体も剛性に欠けるので、手作業で行うとフィンが湾曲しやすく、極めて見映 えが悪くなると言う不都合があった。
【0008】
【考案の目的】
従って本考案は、ヒートパイプ式冷却装置を製造する際に、放熱用フィンの位 置決めが容易に達成し得ると共に、フィンを湾曲させること無く綺麗にヒートパ イプに装着することができるフィン挿入装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成すべくなされたもので、その要旨とするところは、金 属ベースに一本又は複数本のヒートパイプの一端が固定されたヒートパイプ装置 に前記ヒートパイプの他端側より放熱用フィンを挿入するための装置であって、 基台と、基台上に載置される上記金属ベースの固定用ブロックと、基台上に立設 されるガイド体と、ヒートパイプ通過孔を有するフィン押圧体が一体化され前記 ガイド体に沿って上下動するスライダーと、前記スライダーの上外動を制御する 制御機構とを具備することを特徴とするヒートパイプ放熱用フィン挿入装置にあ る。
【0010】
【作用】 金属ベースにヒートパイプの一端を固定したのみの状態で、前記金属ベースは 当該フィン挿入装置の固定用ブロックに装着される。スライダーは制御機構によ ってその上下動を制御されるので、放熱用フィンを前記ヒートパイプの他端側か ら挿入した後、スライダーと一体のフィン押圧体でフィンを押し、制御機構を利 用してスライダーを所望位置で停止させることにより、各フィンの挿入及び位置 決めが自動的に行われるものである。
【0011】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の一実施例を詳細に説明する。 図1は本考案にかかるフィン挿入装置1を表す斜視図であり、基台2上にはヒ ートパイプ式冷却装置の金属ベース固定用のブロック3及びスライダー5を上下 動させるガイド体4が載置固定されている。ブロック3には上記金属ベースを収 納するための挿入孔32がブロック3の上面に開口するように設けられており、 またブロック3の側面から前記挿入孔32へ貫通するネジ体であって、金属ベー スを収納したときにネジ締してその先端部を当接させることにより金属ベースを 固定する固定ボルト31が設けられている。
【0012】 ガイド体4は、その全面両側部にレール部41,41を有しており、該レール 部41,41にスライダー5の嵌合部53がはめ合わされていると共に、スライ ダー5自体がレール部41,41に沿って摺動自在とされている。51はスライ ダー5と一体化されたフィン押圧体であり、該フィン押圧体51は、挿入すべき 放熱用フィン全面を均一な力で押圧挿入できるよう、フィンよりも大きい面積の ものが使用されている。また52はヒートパイプ通過孔であり、フィンを下方ま で押圧したときにヒートパイプが該通過孔52を貫通するようになっている。
【0013】 ガイド体4上部の横には、DCサーボモーター91及び操作パネル92からな り、スライダー5の上下動を(すなわちフィン押圧体51の上下動)を制御する ための制御機構9が設けられている。ガイド体4にはボールスクリューが内蔵さ れており、前記サーボモーター91とはタイミングプーリーベルトにより接続さ れ、上記ボールスクリュー及びサーボモーター91からなる駆動機構によってス ライダーの上下動が行われる。
【0014】 次いで、上記のフィン挿入装置1を使用した放熱用フィンの挿入動作を、図2 及び図3に基づいて説明する。
【0015】 先ず、金属ベース7に作動液を封入したヒートパイプ6複数本を装着した状態 のものを予め作成しておき、ブロック3の挿入孔32ヘ金属ベース7を収納する と共に、固定ボルト31を締め付けてブロック3に金属ベース7を固定する。そ してヒートパイプ6の上端側に、ヒートパイプ6の整列状態に合致した貫通孔8 0を有する放熱用フィン8を載置する。ここで、フィン8の貫通孔80の内径は 、ヒートパイプ6の外径と同径か僅かに小さいものにするか、或いはヒートパイ プ6の外形形状と若干異ならせる等、フィン8を載置したときにズレ落ちないよ うな工夫を施す必要がある。
【0016】 次いで、操作パネル92を操作してスライダー5をレール部41,41に沿っ て下降させる。するとスライダー5に一体化されていると共にヒートパイプ通過 孔52を有するフィン押圧体51が、フィン8を下方に押圧挿入することになる 。なお、前記ヒートパイプ通過孔52は、ヒートパイプ6の配列状態に応じて位 置合わせして設け、またヒートパイプ6の配列状態に若干の誤差があっても容易 に対応できるよう、ヒートパイプ6の外形よりも数ミリ程度大きい径としておく ことが望ましい。
【0017】 放熱用フィン8を所定位置まで押圧挿入したら、スライダー5を上昇させて貫 通孔80周辺をハンダ付けする等の方法でヒートパイプ6とフィン8とを強固に 固定する。そして次のフィン8を上記と同様にしてヒートパイプ6の上端側に載 置し、再びスライダー5を下降させてフィン8を所定位置まで押圧挿入し固定す る。このような作業を繰り返し、フィン8複数枚をヒートパイプ6に順次装着す るものである。
【0018】 各放熱用フィン8は図3に示すように、一定の間隔Dを置いた等ピッチでヒー トパイプ6に装着させることが、熱放散効率の点及び見映えの点から重要である 。このようにフィン8を装着するには、スライダー5の上下動を制御機構9にて 制御する必要がある。
【0019】 一例を挙げると、最初に挿入されるフィン8(金属ベースに最も接近するフィ ン8)と金属ベース7上端面との所定の間隔dとフィン8の厚さtとを加えたポ イントを、スライダー5のフィン押圧体51下面の動作下限としておき、2枚目 のフィン8を挿入する場合は上記ポイントより間隔Dだけ上のポイントをフィン 押圧体51の動作下限とするという具合にすれば良い。
【0020】 すなわち、1枚目のフィン8を挿入するときのフィン押圧体51の動作上限か らの移動距離をXとすると、2枚目のフィン8以降は順次(X−D),(X−2 D),(X−3D),……,(X−nD)というように移動距離が縮小するよう 、フィン押圧体51の上下動、すなわちサーボモーター91のそれぞれのフィン 挿入時の稼動時間を制御する如きプログラムを、操作パネル92内に組み込めば 良い。
【0021】 以上本考案の一実施例について説明したが、例えば金属ベース7の固定用ブロ ック3における固定手段、スライダー5の形状及び駆動機構等は、本実施例以外 の方法であっても良い。またフィン押圧体51をスライダー5から取り外し自在 としておき、ヒートパイプ6の配列状態に応じた貫通孔80を有するフィン押圧 体に取換えできるようにしておくことが望ましい。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した通りの本考案のフィン挿入装置によれば、ヒートパイプへのフィ ン押圧挿入作業をスライダーの上下動によって自動化することができ、制御機構 にてスライダーの移動距離を制御することにより、各フィンの位置決めも容易に 達成することができる。またフィン押圧体を使用することによって、フィン全面 に均等な力を加えつつ押圧挿入することができるので、手作業の場合のようにフ ィンが変型することがない等、本考案は優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるフィン挿入装置の一例をを示す
斜視図である。
【図2】図1のフィン挿入装置の使用状態を示す正面図
である。
【図3】スライダーによるフィンの押圧挿入状態を示す
拡大正面図である。
【図4】一般的なヒートパイプ式冷却装置を示す正面図
である。
【図5】従来のフィン挿入方法を説明するための斜視図
である。
【符号の説明】
1 フィン挿入装置 2 基台 3 固定用ブロック 4 ガイド体 5 スライダー 51 フィン押圧体 52 ヒートパイプ通過孔 6 ヒートパイプ 7 金属ベース 8 放熱用フィン 9 制御機構

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 金属ベースに一本又は複数本のヒートパ
    イプの一端が固定されたヒートパイプ装置に前記ヒート
    パイプの他端側より放熱用フィンを挿入するための装置
    であって、基台と、基台上に載置される上記金属ベース
    の固定用ブロックと、基台上に立設されるガイド体と、
    ヒートパイプ通過孔を有するフィン押圧体が一体化され
    前記ガイド体に沿って上下動するスライダーと、前記ス
    ライダーの上外動を制御する制御機構とを具備すること
    を特徴とするヒートパイプ放熱用フィン挿入装置。
JP5667191U 1991-06-25 1991-06-25 ヒートパイプ放熱用フィン挿入装置 Expired - Fee Related JP2537220Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200445481Y1 (ko) * 2009-05-11 2009-08-04 김봉선 히트파이프 삽입 설치장치

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JP2537220Y2 (ja) 1997-05-28

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