JPH0544516A - 内燃機関の油温過上昇抑制装置 - Google Patents

内燃機関の油温過上昇抑制装置

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JPH0544516A
JPH0544516A JP20411891A JP20411891A JPH0544516A JP H0544516 A JPH0544516 A JP H0544516A JP 20411891 A JP20411891 A JP 20411891A JP 20411891 A JP20411891 A JP 20411891A JP H0544516 A JPH0544516 A JP H0544516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
oil temperature
temperature
water temperature
cooling water
Prior art date
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Pending
Application number
JP20411891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Yageta
和則 谷下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP20411891A priority Critical patent/JPH0544516A/ja
Publication of JPH0544516A publication Critical patent/JPH0544516A/ja
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油温の過上昇を抑制すると共に、構造の簡素
化と部品点数の削減により製造作業能率の向上とコスト
の低廉化を図る。 【構成】 セクション1及び2で機関冷却水温が115
℃以下で100℃以上であると判別し、さらにセクショ
ン3で機関回転数が5.500rpm以上と判別し、セクシ
ョン4及び車速が150km/h以上であると判別した場合
は、セクション5でエアコンの作動を停止させる。これ
によって、機関の駆動負荷を低下させて油温の過上昇を
抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機関やトランスミッシ
ョン等の潤滑油温の過上昇を車両に一般的に備えられた
機器を用いて抑制する油温上昇防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば機関等の潤滑油
は、温度によってその粘性が変化し、高温になると粘性
が低くなって、例えばシリンダとピストン間に油膜切れ
が発生するなど、各摺動部に対する潤滑性能が低下する
ばかりか、長時間に亘って高温化が続くと熱劣化を起こ
し耐久性が著しく低下する。
【0003】そこで、斯かる潤滑油を所定温度以下に保
つために従来から種々の装置や工夫がなされており、そ
の一つとして実開昭61−65218号公報に記載され
ている技術のように、油通路の途中にオイルクーラを装
着して所定油温以上で潤滑油を積極的に冷却するように
したものもある。
【0004】また、オイルパンに油温センサを装着し
て、該油温センサで潤滑油温度を検出し、高油温時に
は、エンジンの補機類の作動を停止して機関の負荷を低
下させることにより、油温の過上昇を防止することが行
われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前者のよう
に特別にオイルクーラを装着したものにあっては、構造
が複雑になり、製造作業が煩雑なると共に、製造及び部
品コストの大巾な高騰が余儀なくされる。
【0006】また、後者のように油温センサを用いたも
のにあっては、該油温センサや油温計及びこれらの配線
等の多くの部品点数が必要となり、この場合も製造作業
性が悪化するばかりか、コストの高騰を招いている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、機関運転状態を検出す
るために、一般的に車両に備えられた機関回転数センサ
や水温センサ等を利用して油温の過上昇を抑制したもの
である。即ち、図1に示すように機関冷却水温を検出す
る水温センサ1と機関回転数を検出する回転数センサ2
及び車速を検出する車速センサ3からの各出力信号を入
力する制御手段4と、該制御手段4から出力された制御
信号に基づいてコンプレッサの作動が制御されるエアコ
ン5とを備えた車両において、前記機関冷却水温がオー
バヒート近くの所定温度で、かつ機関回転数及び車速が
夫々所定値以上の場合に、前記制御手段4により前記エ
アコン5の作動を停止させることを特徴としている。
【0008】
【作用】前記構成の本発明によれば、前述のように機関
冷却水温度,機関回転数及び車速が所定値の場合には、
制御手段4によりエアコン5の作動を停止させて機関に
対する駆動負荷を低減させる。これによって、オイルク
ーラや油温センサ等の他の装置を用いずに潤滑油等の油
温の過上昇を確実に防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0010】図2は本発明に係る油温過上昇抑制装置の
一実施例を示す全体構成図であって、図中10は電子制
御燃料噴射装置を備えた自動車用内燃機関、11は該内
燃機関10のシリンダヘッド10aのウォータジャケッ
ト内に設けられて機関冷却水温度を検出する水温セン
サ、12はディストリビュータ13に設けられて、現在
の機関回転数を検出するクランク角センサ、14はサス
ペンションの車輪近傍に設けられて、現在の車速を検出
する車速センサであって、この各センサ11,12,1
4はその情報信号を制御手段たるコントローラ15に入
力されるようになっている。
【0011】このコントローラ15は、内蔵されたマイ
クロコンピュータが前記各センサ類の他、吸入空気量を
検出する図外のエアーフローメータやスロットルスイッ
チ等のセンサ・スイッチ類からの出力信号を入力して現
在の機関運転状態を検出し、基本噴射燃料や補正量等を
演算し、その制御パルス信号を燃料噴射弁16に出力し
ている。また、このコントローラ15は、前記各センサ
11,12,14からの情報信号に基づいてエアコン1
7のコンプレッサスイッチ18をON−OFF制御し、
機関潤滑油の油温を抑制するようになっている。即ち、
冷却水温は、機関全体の温度を検出する基準となり、機
関の潤滑油温度は一般に機関冷却水温度と略比例してい
る。したがって、基本的には、機関冷却水温度を潤滑油
の油温として用いた。また、高車速でかつ機関高回転時
には、冷却水温は走行風により冷却されてその上昇が抑
制されるのに対し、油温は機関高回転のために上昇す
る。依って、機関回転数と車速をも油温検出の情報要素
としている。
【0012】以下、コントローラ15によるエアコン1
7の制御作用を図3に基づいて説明する。
【0013】まず、セクション1で水温センサ11から
の出力信号により現在の冷却水温度が115℃以下か否
かを判別する。ここで、YESつまり115℃以下であ
ると判別した場合は、オーバヒート温度以下であるとし
てセクション2に進む。このセクション2では、今度は
冷却水温度が100℃以上か否かを判別し、100℃以
上である場合はセクション3に進み、ここではクランク
角センサ12からの出力信号により現在の機関回転数が
5.500rpm以上の高回転か否かを判別する。5.50
0rpm以上である場合は、セクション4で今度は車速セ
ンサ14で検出された現在の車速が150km/h以上か否
かを判別する。ここで、車速が150km/h以上と判別す
ると、斯かる一連の冷却水温,機関回転数,車速の条件
下では油温が過上昇するおそれがあるため、セクション
5においてコンプレッサスイッチ18を切ってエアコン
17の作動を停止させる。したがって、機関の大きな駆
動負荷が低減し、油温のそれ以上の上昇を効果的に抑制
することができる。
【0014】また、前記セクション1で、冷却水温度が
115℃以上であると判別した場合は、オーバヒートに
近い状態であるため、そのままセクション4に進んでエ
アコン17の作動を停止させる。これによって、機関の
駆動負荷の低下による冷却水温の過上昇が抑制されオー
バヒートの発生を防止できると共に、該冷却水温と比例
的な油温の過上昇も抑制することができる。
【0015】尚、セクション2〜4で夫々ONつまり冷
却水温が100℃以下で機関回転数が5.500rpm以
下,車速が150km/h以下である場合は、油温の過上昇
がないためセクション1に戻り、各セクションで判断を
繰り返す。
【0016】このように、本実施例にあっては、オイル
クーラ等の他部品を用いずに通常車両に備えられた水温
センサ等を用いて潤滑油温度の過上昇を抑制することが
できるため、製造作業能率の向上とコストの低廉化が図
れる。また、冷却水温や機関回転数及び車速の各情報信
号を夫々単独で判断するものではなく、各々の情報信号
を組み合わせて全ての条件が満足した段階でエアコンの
作動を停止させるようにしたため、エアコンの作動−停
止を頻繁に行うことがない。この結果、車室内温度の安
定化と装置の耐久性の向上が図れる。
【0017】本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、機関の潤滑油の他にトランスミッション等の潤
滑油や作動油圧に適用することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る内燃機関の油温過上昇抑制装置によれば、とりわけ
機関冷却水温がオーバヒート近くの所定温度でかつ機関
回転数及び車速が夫々所定値以上の場合に制御手段によ
りエアコンの作動を停止させるようにしたため、機関の
駆動負荷の低下により油温の過上昇を効果的に抑制する
ことができる。
【0019】しかも、斯かる油温の過上昇を従来のよう
にオイルクーラや油温センサを用いずに通常の車両に備
えられた回転数センサ等を用いて抑制できるので、構造
が簡素化すると共に、部品点数を大巾に削減でき、製造
作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図。
【図2】本発明の一実施例を示す全体構成図。
【図3】本実施例のコントローラによる制御作用を示す
フローチャート図。
【符号の説明】
10…内燃機関、11…水温センサ、12…クランク角
センサ(回転数センサ)、14…車速センサ、15…コ
ントローラ(制御手段)、17…エアコン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関冷却水温を検出する水温センサと機
    関回転数を検出する回転数センサ及び車速を検出する車
    速センサからの出力信号を入力する制御手段と、該制御
    手段から出力された制御信号に基づいて作動が制御され
    るエアコンとを備えた車両において、前記機関冷却水温
    がオーバヒート近くの所定温度で、かつ機関回転数及び
    車速が夫々所定値以上の場合に、前記制御手段により前
    記エアコンの作動を停止させることを特徴とする内燃機
    関の油温過上昇抑制装置。
JP20411891A 1991-08-14 1991-08-14 内燃機関の油温過上昇抑制装置 Pending JPH0544516A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20411891A JPH0544516A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 内燃機関の油温過上昇抑制装置

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JP20411891A JPH0544516A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 内燃機関の油温過上昇抑制装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544516A true JPH0544516A (ja) 1993-02-23

Family

ID=16485118

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20411891A Pending JPH0544516A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 内燃機関の油温過上昇抑制装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012122393A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Toyota Motor Corp すべり軸受およびそれを備える内燃機関の制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6343926B2 (ja) * 1979-09-14 1988-09-01 Nippon Signal Co Ltd

Patent Citations (1)

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