JPH0544167B2 - - Google Patents

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JPH0544167B2
JPH0544167B2 JP60125021A JP12502185A JPH0544167B2 JP H0544167 B2 JPH0544167 B2 JP H0544167B2 JP 60125021 A JP60125021 A JP 60125021A JP 12502185 A JP12502185 A JP 12502185A JP H0544167 B2 JPH0544167 B2 JP H0544167B2
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JP
Japan
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winding
composite wire
sections
composite
wire
Prior art date
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Application number
JP60125021A
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English (en)
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JPS61168220A (ja
Inventor
Takeshi Kojima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP12502185A priority Critical patent/JPS61168220A/ja
Publication of JPS61168220A publication Critical patent/JPS61168220A/ja
Publication of JPH0544167B2 publication Critical patent/JPH0544167B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2871Pancake coils

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高電圧、大容量の変圧器巻線の改良に
関するものである。
周知のようにこの十数年来、電力需要の伸びに
応じて送電電圧も高くなり、また電気機器の容量
も増大の一途をたどつてきた。
これに伴つて変圧器も高電圧、大容量化に適し
た巻線が必要となつてきたが、従来の高電圧巻線
としては巻線の直列キヤパシタンスを増大させる
構成とした耐衝撃電圧特性にすぐれたいわゆるハ
イセルキヤツプ円板巻線がよく知られている。
すなわち第1図に示すように巻線導体を円板状
に巻回したものを1セクシヨンとして複数個積み
重ね、隣接する2つのセクシヨン、例えば第1の
セクシヨンS1と第2のセクシヨンS2、第3のセク
シヨンS3と第4のセクシヨンS4などを組み合せそ
れぞれ対のセクシヨンとして、まず同一の単一平
角導体102からなる各巻回1,2,3,4,
5,6および7,8,9,10,11,12をそれぞれ
両セクシヨンS1,S2に双成コイル状に配設し、次
いでこれら1ないし12からなる各巻回間に13ない
し24に至る各巻回を再び両セクシヨンS1,S2に分
布させて巻線導体の巻線半径方向の位置が入り組
むように挿入配設し、これら各巻回が順次直列接
続されるような構成となるもので、図では第4セ
クシヨンS4迄が示されているが、以下同様に下方
へ一方の線路Uから他方の線路端あるいは中性点
端迄巻回されるものである。なお図中101は巻
線が巻回される絶縁筒を示す。
この第1図に示した変圧器巻線においては、図
から明らかなように1セクシヨンあたりの巻回数
をn、1巻回間の分担電圧eとすれば、各巻回間
には大略neの電圧がかかるため、この間のキヤ
パシタンスを充電する電流がふえ、等価的に巻線
の直列キヤパシタンスが増加して衝撃電圧に対す
る電位分布特性が良くなるものである。
また同様にセクシヨンS2とS3の間には最大巻回
番号差7と42間の分担電圧約3neの電圧が、また
セクシヨンS1とS2の間には最大約2neの電圧がか
かるので、上記の巻回間の電圧neと合わせ、こ
れらの各電圧に対して導体の絶縁厚さやセクシヨ
ン間の油道寸法等が決められている。そして機器
の容量が大きくなつてくると平角導体の素線サイ
ズを大きくしたりあるいは複数本並列にして巻線
を構成している。
しかしながら並列素線数が多くなつてくると1
本、1本の素線には上述の分担電圧に耐えるよう
に所要の紙巻絶縁を施す必要があるところから、
将来の1000KV級超々高電圧用巻線等では素線所
要絶縁厚さが数mmにもなり、導体厚さと大差なく
なり、巻線の占積率が悪くなり、変圧器全体の大
形化を招くことになる。
また、導体サイズに大きいものを使つて並列素
線数を減らすことによつて絶縁紙の占める割合を
減らそうとすると、周知のように、巻線導体で発
生するうず電流損がほぼ導体の厚さの2乗に比例
して増加するので、損失の増加、温度上昇の増加
などをきたし、結局冷却器の増加など機器の大形
化をきたす欠点がある。
これを防ぐため従来第2図に示すようにフオル
マル被膜あるいは絶縁紙を巻回した2本の平角導
体A,Bを並べてそれらの外周に一括して更に絶
縁紙を巻回して複合線103とし、これをもとに
第1のセクシヨンS1と第2のセクシヨンS2にそれ
ぞれ複合線1A,1B,2A,2B,3A,3
B,4A,4Bおよび5A,5B,6A,6B,
7A,7B,8A,8Bを双成コイル状に配設
し、次いで1A,1Bないし8A,8Bからなる
各巻回間に9A,9Bないし16A,16Bの複
合線をそれぞれ図示のように両セクシヨン間に入
り組むように分布させて挿入配設し、各巻線が順
次直列接続される構成とし、かつ複合線8A,8
Bと9A,9Bのセクシヨン間の渡り部分105
で複合線を構成する素線A,Bを転位させて接続
して2セクシヨンを構成し、以下これを順次繰返
して他端子端に至らせて変圧器巻線を構成するよ
うにしたものが考えられている。しかしながらこ
のようなものであると各セクシヨン間において素
線転位を行うため複合線の絶縁をほどく必要があ
りその作業が極めて面倒であると共に各セクシヨ
ン間において再びその転位部分の絶縁を行うとそ
の部分の絶縁信頼性が大幅に低下する。一般に複
合線は各素線の絶縁が十分に成されているが転位
のため一旦絶縁をほぐすと再び絶縁を施しても絶
縁信頼性に問題を残す恐れのある場合がある。従
つてこの素線の転位個所は少なければ少ない程よ
い。
しかも転位後の絶縁部分は絶縁のための被覆あ
るいは絶縁テープ等が転位前より大きく出つ張つ
てしまい他の巻線或いは他の接地電位部分との必
要絶縁寸法をとるため機器全体が大形化するとい
う欠点がある。特に超々高電圧用巻線等ではこの
ような絶縁信頼性の低下は大きな事故へ波及する
恐れが極めて大きく重要な技術課題として提示さ
れていた。
本発明は上述の欠点を除去するためになされた
もので、ハイセルキヤツプ円板巻線の耐衝撃電圧
特性を損なうことなく、占積率がよく、かつ損失
の少ない絶縁信頼性の極めて高い変圧器巻線を得
ることを目的とするものである。
以下に本発明を図面に示す一実施例にて説明す
る。
本発明は第3図に示すように巻線の全セクシヨ
ンS1〜S10の中央、即ち変圧器巻線全体として変
圧器巻線が上、下対称となるような巻線軸方向中
央に位置する1組のセクシヨンS5とS6との間1個
所で複合線の素線A,B(図では素線40A,4
0Bと41A,41B)がその巻線半径方向の位
置が逆に成るように転位させている。このように
すると素線A,Bを転位するため複合線をほどく
個所が1個所ですみ作業が容易になるほか複合線
の持つ絶縁信頼性の低下を最小限に抑えることが
でき、その結果巻線全体としての絶縁信頼性が大
幅に向上する。しかも、素線A,Bの転位が巻線
軸方向の中央に位置する部分で行われるため、巻
線軸方向の巻線もれ磁束が巻線の上、下端近傍で
素線半径方向に曲がる磁束成分が均等となり電流
バランスがとれる。
第4図は複合線104がそれぞれ絶縁被覆され
た3本の素線A,B,Cを並べてそれらを一括絶
縁した構成で、第3図と同様に巻回したもので、
巻線軸方向中央に位置する複合線8A,8B,8
Cと9A,9B,9Cのセクシヨン間の渡り10
5のところで図示にように素線AとCを転位接続
したものである。なお、この実施例および第5
図、第6図に示す実施例はいずれも変圧器巻線全
体の巻線軸方向中央部の構成だけを図示してあ
る。
第5図は2本の素線A,Bからなる複合線と同
じく2本の素線C,Dからなる複合線の2本の複
合線を用いて巻回するときの実施例を示す図で、
複合線6A,6B、6C,6Dと7A,7B,7
C,7DでそれぞれAとB、CとDの各素線を転
位接続しているものである。
第6図は第5図と同様2本の複合線を入組ませ
て巻回した場合の実施例で、並列の複合線を互い
に離して巻き、その間に1セクシヨン当りの巻回
数すなわち図に示す実施例では6巻回後の複合線
を交互に挿入して配設したものである。
以上の各実施例においては、いずれも1セクシ
ヨンあたりの巻回数が限定されるものではなくい
くらでもよい。また並列複合線数あるいは複合線
の構成素線数がもつと多い場合も同様主旨の巻線
構成ができる。
次に上記のように構成した本発明による変圧器
巻線の作用効果を説明する。
第3図を例にとれば、まず巻線半径方向に隣接
する複合線がお互いに大略1セクシヨンあたりの
巻回数に1巻回間の分担電圧を乗じた電圧差をも
つて配設されているので、第1図と全く同様に巻
回間の直列キヤパシタンスが大きく、したがつて
衝撃電圧に対する電位分布特性がよいことは明ら
かである。
次に、仮に2本の素線A,Bをそれぞれ個別に
所要絶縁厚さだけ施して巻回する従来の巻線を考
えると、この素線2本分の半径方向の厚さとして
は、第7図aに示すように2b+4tとなる。
ここで、bは素線1本の厚さ、tは素線片側絶
縁厚さである。
これを複合線とし第7図bに示すように一括巻
回絶縁厚さをt1、各素線絶縁厚さをt2とすれば複
合線の厚さは2b+4t2+2t1となる。
電位分布特性は両者の場合とも殆ど同じである
から複合線の所要絶縁厚さt1+t2はtと同じであ
る。したがつて一巻回あたり2t1だけ複合線の方
が薄くなる。t2は同一電位の素線間絶縁に必要な
厚さでよいからこの差は極めて大きい。例えばb
=3mm、t1=1mm、t2=0.4mm、t=1.4mmとすれ
ば、(2b+4t):(2b+4t2+2t1)=11.6:9.6となり
約20%も巻線の占積率が向上することになる。
次に複合線の素線A,B間の転位を行なわず半
径方向位置が常にAは外側、Bが内側あるいはそ
の逆に配置されるとこの間の循環電流が流れ大き
なうず電流損が生ずるが、上記実施例のように巻
線軸方向の中央に位置する1組のセクシヨン間で
転位を行えば各素線の半径方向位置を占める割合
が均衡するので転位しない場合あるいは厚さ2b
の単一導体で巻回したときに較べてうず電流損を
厚さの自乗すなわち4分の1に低減できる。
第4図乃至第6図に示す実施例についても全く
同様のことがいえる。
しかも、素線A,Bの転位が巻線軸方向の中央
に位置する部分で行われるため、巻線軸方向の巻
線もれ磁束が巻線の上、下端近傍で巻線半径方向
に曲がる磁束成分が均等となり電流バランスがと
れる。
以上のように本発明によれば絶縁被覆を施した
平角導体を少なくとも2本並べてそれらの外周を
一括して絶縁して複合線を構成し、この複合線を
円板状に巻回したものを1セクシヨンとし、この
複合線を用いて2セクシヨンを1組として複数組
積み重ね、各セクシヨンを直列接続して円板状巻
線を構成する際、各組のセクシヨン間で前記複合
線の巻線半径方向の位置を交互に入り組ませて巻
線半径方向に隣接する複合線間にほぼ1セクシヨ
ンあたりの巻回数に1巻回間の分担電圧を乗じた
電圧差を与えるようにした変圧器巻線において、
変圧器巻線全体として変圧器巻線が上下対称と成
るような巻線軸方向中央に位置する1組のセクシ
ヨン間で前記複合線をその少なくとも2本の平角
導体の巻線半径方向位置が転位するように接続し
たのでハイセルキヤツプ円板巻線の耐衝撃電圧特
性を損なうことなく、占積率がよく、かつ損失の
少ない絶縁信頼性の極めて高い変圧器巻線を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のハイセルキヤツプ円板巻線の巻
線断面を示す構成図、第2図は従来の変圧器巻線
の断面を示す構成図、第3図は本発明の一実施例
を示す構成図、第4図乃至第6図は本発明の他の
実施例を示す構成図、第7図a及びbは従来の変
圧器巻線で使用される複合線と本発明の変圧器巻
線で使用される複合線の断面図である。 101……巻線を巻く絶縁筒、102……従来
の単一平角銅線の導体、103,104……平角
銅線2本あるいは3本からなる複合線、105,
106,107……セクシヨン間の導体の渡り部
分、A,B,C,D……素線、U……巻線の線路
端子、S1,S2,S3,S4,S5,S6……セクシヨン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 絶縁被覆を施した平角導体を少なくとも2本
    並べてそれらの外周を一括して絶縁して複合線を
    構成し、この複合線を円板状に巻回したものを1
    セクシヨンとし、この複合線を用いて2セクシヨ
    ンを1組として複数組積み重ね、各セクシヨンを
    直列接続して円板状巻線を構成する際、各組のセ
    クシヨン間で前記複合線の巻線半径方向の位置を
    交互に入り組ませて巻線半径方向に隣接する複合
    線間にほぼ1セクシヨンあたりの巻回数に1巻回
    間の分担電圧を乗じた電圧差を与えるようにした
    変圧器巻線において、変圧器巻線全体として変圧
    器巻線が上下対称と成るような巻線軸方向中央に
    位置する1組のセクシヨン間で前記複合線をその
    少なくとも2本の平角導体の巻線半径方向位置が
    転位するように接続してなる変圧器巻線。
JP12502185A 1985-06-11 1985-06-11 変圧器巻線 Granted JPS61168220A (ja)

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JP12502185A JPS61168220A (ja) 1985-06-11 1985-06-11 変圧器巻線

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JP12502185A JPS61168220A (ja) 1985-06-11 1985-06-11 変圧器巻線

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JPS61168220A JPS61168220A (ja) 1986-07-29
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS497719A (ja) * 1972-05-15 1974-01-23
JPS52129923A (en) * 1976-04-23 1977-10-31 Hitachi Ltd Electric machine winding

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS497719A (ja) * 1972-05-15 1974-01-23
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JPS61168220A (ja) 1986-07-29

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