JPH0544110U - 手術用具台 - Google Patents
手術用具台Info
- Publication number
- JPH0544110U JPH0544110U JP10375091U JP10375091U JPH0544110U JP H0544110 U JPH0544110 U JP H0544110U JP 10375091 U JP10375091 U JP 10375091U JP 10375091 U JP10375091 U JP 10375091U JP H0544110 U JPH0544110 U JP H0544110U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting plate
- mounting
- horizontal
- surgical
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】手術用具載置板を自由な位置及び高さに簡単に
移動することができる手術用具台を提供することを目的
とする。 【構成】天井に固定された取付台と、この取付台に一端
を支持されて水平面内を旋回自在な水平伸縮腕と、この
水平伸縮腕に吊着された垂直伸縮杆と、この垂直伸縮杆
の下端に取り付けられて水平面内で回動可能な載置板と
からなる。
移動することができる手術用具台を提供することを目的
とする。 【構成】天井に固定された取付台と、この取付台に一端
を支持されて水平面内を旋回自在な水平伸縮腕と、この
水平伸縮腕に吊着された垂直伸縮杆と、この垂直伸縮杆
の下端に取り付けられて水平面内で回動可能な載置板と
からなる。
Description
【0001】
本考案は手術中にメス、鉗子等の手術用具を載置するために使用する手術用具 台に関する。
【0002】
従来、外科手術等に使用される手術用具台としては図2に示すようなものが用 いられている。この手術用具台20は長方形の載置板21の四隅に脚22が取り 付けられたものであり、手術に際しては患者の横たわる手術台19の上をまたぐ ような位置に配置して使用されるものである。 この手術用具台20を使用して手術を行なう場合には、まず、患者を手術台19 の上に横たわらせ、しかる後に手術用具台20を図示する位置に設置していた。 そして手術後も患者を手術台19から患者運搬車に乗せ替えるために手術用具台 20を移動する必要があった。 また、手術用具台を設置するに当たっては手術用具台20の脚部22を患者や手 術台19に接触させないように注意深く行なわなければならないため、手術の迅 速性の要求にそぐわないものとなっていた。 さらに手術中には執刀医師や多数の手術介助者が患者の周囲に集まって作業を行 なうので、手術用具台20の脚部22を誤って蹴飛ばしたりつまづいたりして手 術の進行を乱すおそれもあり、脚部22は邪魔なものとなっていた。 さらに、この手術用具台は脚部22があるために手術台19をまたぐ位置で使用 するか、又は手術台19に隣接する位置で使用するかのいずれかによらなければ ならず、脚部22の存在は配置の自由度にも制約をあたえていた。したがって手 術上の都合や手術部位に応じて手術用具台20の位置や高さを変更したいといっ た要求があってもそれに十分応えることは無理であり、特に高さの調整機能は全 く備えられていなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 上述のように従来の手術用具台では、脚部が邪魔になっており、手術中にも手 術開始前後にも手術の迅速性を阻害しているという問題点があった。さらに載置 板の高さの調整ができないため手術介助者の身長の高低に対応できず、長時間に 亘る手術介助者の肉体的負担の軽減を図ることができないという問題点もあった 。そこで本考案は、脚部が邪魔になることがなく、位置及び高さの調整が簡潔か つ自在で手術介助者の身長の高低にも対応できる手術用具台を提供することを目 的としている。
【0004】
上記目的を達成するために本考案の手術用具台の構成は、天井等の被取付体に 固定された取付台と、この取付台に一端を支持されて水平面内を旋回自在な水平 伸縮腕と、この水平伸縮腕に吊着された垂直伸縮杆と、この垂直伸縮杆の下端に 取り付けられて水平面内で回動可能な載置板と、からなることを特徴としている 。
【0005】
上記構成からなる本考案の手術用具台においては、メス等の手術用具を載置板 上に載置して手術を行なう。載置板の向きを変更するには載置板を回動させる。 また載置板の高さを変更するには垂直伸縮杆を伸縮させる。さらに載置板と手術 台との遠近を変更するには水平伸縮杆を伸縮、あるいは旋回させる。
【0006】
以下、添付図面を参照して本考案の実施例について説明する。図1は本考案の 実施例を示す全体斜視図である。図に示すように、この装置では取付台1が天井 等の被取付体(図示せず)に固定されており、取付台1には支柱2が設けられて いる。そして支柱2には取付環3が回動自在に枢着されており、この取付環3の 側面に、先端側が細いガイド杆6に構成された水平角杆5の後端が固着されてい る。したがって水平角杆5は取付環3を介して支柱2に支持されており、かつ、 支柱2を中心として水平面内を旋回自在となっている。水平角杆5には摺動筒7 が摺動自在に嵌合されており、支柱2に対して摺動筒7を近接・離隔させること により、水平伸縮腕4に構成されている。
【0007】 次に垂直伸縮杆8について説明する。前述の摺動筒6の先端部に嵌合されてい る摺動筒7には、下向きに吊り下げるようにして垂直中空筒9が固定されている 。垂直中空筒9には下端から垂直摺動杆10が挿入されていて、垂直中空筒9内 部に設けられた電動機と駆動機構(図示せず)によって垂直中空筒9から垂直摺 動杆10が繰り出されたり、しまい込まれたりして垂直伸縮杆8として伸縮する ようになっている。11はこの駆動機構を操作するための昇降スイッチである。 次に垂直摺動杆10の下端には支持具12を介して載置板13が水平に支持され ている。支持具12は垂直摺動杆10に水平に支持させており、かつ、この垂直 摺動杆10を中心軸として回動自在になっているので、載置板13は水平面内で 自由に向きを変えることができるようになっている。そして載置板13の三辺に はハンドル14が設けられている。このハンドル14を持って載置台13を回動 させることができる。なおハンドル14は洗浄や消毒を容易にするために着脱自 在になっている。また15は衝立板であり消毒済みの手術用具が垂直摺動杆10 に触れることの無いように設けたものである。 なお、本実施例においては、取付台1には前記支柱2の他に支柱16が設けられ ており、この支柱16と取付腕17により無影灯18が支持されて、手術台19 上の手術野を照明するようになっている。
【0008】 以上のように構成された本実施例の手術用具台を使用して手術を行なうに当た っては、載置板13上に消毒布を敷いたうえ、メス、鉗子等の手術用具を載置す る。手術開始時に患者を手術台19上に横たわらせるためにはハンドル14を持 って載置板13を移動させる方向へ引っ張れば、水平伸縮腕4が伸長、あるいは 旋回して載置板13を手術台19から遠ざけることができるので、従来のように 手術用具台の脚部を患者や手術台にぶつける心配はなくなって迅速に移動するこ とができる。手術中においても同様にして手術台19と載置板13との位置関係 を調整できる。さらに載置板13の高さの調整も昇降スイッチ11を操作すれば 垂直摺動杆10が垂直中空筒9内を上下に摺動して極めて簡単に目的を達成する ことができる。載置板13の向きを変更する場合には垂直摺動杆10を中心とし て支持具12と一体的に載置板13が回動する。以上のようにこの実施例によれ ば脚部が邪魔になることがなく、位置及び高さの調整が簡潔かつ自在である。
【0009】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能であ る。例えば、水平伸縮腕4を摺動筒7がガイド杆6上をスライドして移動できる ような構造としないで、ガイド杆6と摺動筒7を固定し、角杆5の太い部分を筒 状にしてガイド杆6がその筒状部に出入自在な伸縮式にしても良い。また、実施 例においては水平伸縮腕4を手動伸縮式として垂直伸縮杆8を電動式としたが、 これを両方とも電動式にしたり両方とも手動式にしたりしても良い。また、載置 板13は支持具12から着脱できる構造にしても良い。その場合には着脱自在な 載置板は大小様々なサイズのものを用意して必要に応じて使い分けることもでき る。
【0010】 また、載置板13の形状も実施例のような長方形のものに限るわけではなく、 例えば扇型や円板型としてもよい。本考案において載置板13に脚を取り付ける 必要がないので、載置板13の大きさ及び形状は自由に変形が可能だからである 。さらに載置板13と垂直摺動杆10との取付部が載置板13の角部に位置する ような取付構造にしても良い。また、実施例では取付台1に2本に支柱2、16 を固定して手術用具台と無影灯18とを支持するようにしたが、取付台の1本の 支柱に両方を同軸的に取り付けるようにしても良い。また、無影等18と本考案 の手術用具台とは機能的には無関係であるから同一の取付台に取り付ける必要性 はないことはいうまでもない。
【0011】
以上詳細に説明したように本考案によれば、従来の手術用具台のような脚部が 無いので、手術の前後または手術中を問わず、載置板の位置を細心の注意を払わ なくても自由かつ迅速に変更することが可能となって、操作性に富むとともに、 手術の迅速化に資することができる。 さらに、本考案によれば載置板の高さの調整も簡潔自在に行なうことができるの で、手術介助者の身長の高低に応じた最適な高さに調整することが可能となって 、手術介助者の長時間に亘る肉体的苦痛を解放することができ、かつ手術作業の 効率化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る手術用具台の実施例の全体斜視図
である。
である。
【図2】従来例の全体斜視図である。
1・・・取付台 4・・・水平伸縮腕 8・・・垂直伸縮杆 13・・・載置板
Claims (1)
- 【請求項1】天井等の被取付体に固定された取付台と、
この取付台に一端を支持されて水平面内を旋回自在な水
平伸縮腕と、この水平伸縮腕に吊着された垂直伸縮杆
と、この垂直伸縮杆の下端に取り付けられて水平面内で
回動可能な載置板と、からなることを特徴とする手術用
具台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991103750U JPH0627132Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 手術用具台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991103750U JPH0627132Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 手術用具台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544110U true JPH0544110U (ja) | 1993-06-15 |
JPH0627132Y2 JPH0627132Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=14362254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991103750U Expired - Lifetime JPH0627132Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 手術用具台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627132Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101302934B1 (ko) * | 2013-07-02 | 2013-09-06 | 이평환 | 의료장비 설치용 천정 가동형 통합장치 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6034815U (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-09 | 西村 耕一 | 多目的天井吊消毒盤台装置 |
JPS6349153A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-03-01 | フリ−トヘルム クロイツア− | オ−バ−ヘッド支持機構 |
JPH02239854A (ja) * | 1989-03-13 | 1990-09-21 | Nippon Medical Supply Corp | 手術用器具支持装置 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP1991103750U patent/JPH0627132Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6034815U (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-09 | 西村 耕一 | 多目的天井吊消毒盤台装置 |
JPS6349153A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-03-01 | フリ−トヘルム クロイツア− | オ−バ−ヘッド支持機構 |
JPH02239854A (ja) * | 1989-03-13 | 1990-09-21 | Nippon Medical Supply Corp | 手術用器具支持装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101302934B1 (ko) * | 2013-07-02 | 2013-09-06 | 이평환 | 의료장비 설치용 천정 가동형 통합장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0627132Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20200289236A1 (en) | Apparatus and method for supporting a robotic arm | |
JP6935376B2 (ja) | ロボット手術システム | |
JP7166259B2 (ja) | 手術ロボットシステム | |
JPS60919Y2 (ja) | 歯科治療台装置 | |
KR101061987B1 (ko) | 침대 장착식 수술용 로봇 | |
US20180055708A1 (en) | Upper Extremity Positioner | |
US6471167B1 (en) | Surgical tray support system | |
US20060149138A1 (en) | Self-retaining retractor | |
CN102085088B (zh) | 腹腔镜支架组件 | |
EP3270861B1 (en) | Device and method of stabilizing patient's limb | |
JP2000507146A (ja) | アクセサリー支持体を備えた手術用開創器 | |
JPH0544110U (ja) | 手術用具台 | |
JP2020533054A (ja) | 可動外科手術制御コンソール | |
WO2009096899A1 (en) | Variable angle limb support | |
KR100995511B1 (ko) | 침대 장착식 수술용 로봇 | |
JP2001238923A (ja) | 医療用処置台 | |
CN212038629U (zh) | 一种带保暖布罩的tdb治疗仪 | |
JP5368945B2 (ja) | X線管保持装置及びx線撮影装置 | |
RU208225U1 (ru) | Ранорасширитель универсальный | |
CN215273007U (zh) | 一种医用外科手术拉钩 | |
CN218484626U (zh) | 一种胸外科专用穿刺器装置 | |
CN213430651U (zh) | 一种便于调节方位的手术台头灯 | |
CN219422984U (zh) | 一种便于切换的操作盘 | |
CN221285805U (zh) | 一种胸外科手术用支撑装置 | |
CN219422995U (zh) | 一种手术器械清洗用撑开架 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |