JPH054399Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH054399Y2 JPH054399Y2 JP1984146167U JP14616784U JPH054399Y2 JP H054399 Y2 JPH054399 Y2 JP H054399Y2 JP 1984146167 U JP1984146167 U JP 1984146167U JP 14616784 U JP14616784 U JP 14616784U JP H054399 Y2 JPH054399 Y2 JP H054399Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electret
- diaphragm
- back electrode
- condenser microphone
- microphone unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 7
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
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- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、エレクトレツト方式のコンデンサ
マイクロホンユニツトに関する。
マイクロホンユニツトに関する。
従来のエレクトレツトコンデンサマイクロホン
は、エレクトレツト材をダイヤフラムリングに装
着した膜エレクトレツト形と、エレクトレツト材
を背面電極上に接着したバツクエレクトレツト形
との2種類に略分けられる。この内、前者の膜エ
レクトレツト形は、その音響特性が余りよくない
上に、ダイヤフラムの材質がエレクトレツト材に
限定されてしまうという欠点がある、これに対し
て、後者のバツクエレクトレツト形ではダイヤフ
ラムの材質を任意に選択できるという利点はある
が、他方において製造が比較的困難であるととも
に、その音質の面でも改善すべき点が残されてい
る。
は、エレクトレツト材をダイヤフラムリングに装
着した膜エレクトレツト形と、エレクトレツト材
を背面電極上に接着したバツクエレクトレツト形
との2種類に略分けられる。この内、前者の膜エ
レクトレツト形は、その音響特性が余りよくない
上に、ダイヤフラムの材質がエレクトレツト材に
限定されてしまうという欠点がある、これに対し
て、後者のバツクエレクトレツト形ではダイヤフ
ラムの材質を任意に選択できるという利点はある
が、他方において製造が比較的困難であるととも
に、その音質の面でも改善すべき点が残されてい
る。
このバツクエレクトレツト形の一例を第3図お
よび第4図を参照しながら、より具体的に説明す
ると、背面電極1の上面にエレクトレツトフイル
ム2を添着し、このエレクトレツトフイルム2の
上方に保持リング3に張設されているダイヤフラ
ム4をスペーサ5を介して対向的に配置するよう
にしている。したがつて、これによれば上述のよ
うに背面電極1にエレクトレツトフイルム2を添
着する工程が必要とされ、生産性およびコスト的
にも好ましくない。
よび第4図を参照しながら、より具体的に説明す
ると、背面電極1の上面にエレクトレツトフイル
ム2を添着し、このエレクトレツトフイルム2の
上方に保持リング3に張設されているダイヤフラ
ム4をスペーサ5を介して対向的に配置するよう
にしている。したがつて、これによれば上述のよ
うに背面電極1にエレクトレツトフイルム2を添
着する工程が必要とされ、生産性およびコスト的
にも好ましくない。
第4図にはダイヤフラム4の上面に金属蒸着膜
6が形成されている場合の等価回路が示されてい
る。同図において、Caはダイヤフラム4の変位
によつて変化する容量、C1はエレクトレツトフ
イルム2の容量、C2はスペーサ5の部分のダイ
ヤフラムリングと背面電極1に挾まれた部分の容
量、Eeはエレクトレツト電圧である。この等価
回路から明らかなように、容量Caで発生した信
号は容量C1とC2で分割され、容量C2の両端に現
われた分が信号出力となる。このため、例えばエ
レクトレツトフイルム材が厚い場合には、容量
C2が極めて大きくなり、S/N比が悪化し、音
質が阻害される虞れが多分にある。
6が形成されている場合の等価回路が示されてい
る。同図において、Caはダイヤフラム4の変位
によつて変化する容量、C1はエレクトレツトフ
イルム2の容量、C2はスペーサ5の部分のダイ
ヤフラムリングと背面電極1に挾まれた部分の容
量、Eeはエレクトレツト電圧である。この等価
回路から明らかなように、容量Caで発生した信
号は容量C1とC2で分割され、容量C2の両端に現
われた分が信号出力となる。このため、例えばエ
レクトレツトフイルム材が厚い場合には、容量
C2が極めて大きくなり、S/N比が悪化し、音
質が阻害される虞れが多分にある。
この考案は上述したような欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的は効率的にかつ安価に生産で
き、S/N比をより向上させることができる構造
を備えたエレクトレツトコンデンサマイクロホン
ユニツトを提供することである。
たもので、その目的は効率的にかつ安価に生産で
き、S/N比をより向上させることができる構造
を備えたエレクトレツトコンデンサマイクロホン
ユニツトを提供することである。
以下、この考案を第1図および第2図に示す一
実施例を参照しながら詳細に説明する。
実施例を参照しながら詳細に説明する。
このエレクトレツトコンデンサマイクロホンユ
ニツトは、従来コンデンサマイクロホンと同様に
形成された背面電極10を備えており、この背面
電極10には複数個の音波通路孔11が穿設され
ている。背面電極10と所定の間隔を置いて対向
するダイヤフラム12は、ポリエチレン等の合成
樹脂フイルム12aの上面に金属蒸着膜12bを
蒸着したものが用いられている。このダイヤフラ
ム12は金属材で作られた保持リング13に張設
保持され、エレクトレツト材で作られたスペーサ
14により背面電極10に対する所定の間隔は保
持されている。
ニツトは、従来コンデンサマイクロホンと同様に
形成された背面電極10を備えており、この背面
電極10には複数個の音波通路孔11が穿設され
ている。背面電極10と所定の間隔を置いて対向
するダイヤフラム12は、ポリエチレン等の合成
樹脂フイルム12aの上面に金属蒸着膜12bを
蒸着したものが用いられている。このダイヤフラ
ム12は金属材で作られた保持リング13に張設
保持され、エレクトレツト材で作られたスペーサ
14により背面電極10に対する所定の間隔は保
持されている。
第2図は第1図の構成に対応する等価回路であ
るが、この等価回路と第4図に示されている従来
例の等価回路と比較すると明らかなように、エレ
クトレツト材の電圧Eeと容量C1の直列接続が従
来例の容量C2に相当するので、信号出力は大き
く取れ、S/N比が向上し、高忠実な音質が得ら
れることになる。
るが、この等価回路と第4図に示されている従来
例の等価回路と比較すると明らかなように、エレ
クトレツト材の電圧Eeと容量C1の直列接続が従
来例の容量C2に相当するので、信号出力は大き
く取れ、S/N比が向上し、高忠実な音質が得ら
れることになる。
さらに、エレクトレツト材で構成されたスペー
サ14は背面電極10とダイヤフラム12との間
に挾まれた状態におかれるため、第3図の従来例
で示したバツクエレクトレツト形のエレクトレツ
トフイルム2よりもエレクトレツトの長寿命化が
図れ、かつエレクトレツトによる成極が背面電極
10やダイヤフラム12に依存しないため、背面
電極材やダイヤフラム材を任意に選択することが
できる。
サ14は背面電極10とダイヤフラム12との間
に挾まれた状態におかれるため、第3図の従来例
で示したバツクエレクトレツト形のエレクトレツ
トフイルム2よりもエレクトレツトの長寿命化が
図れ、かつエレクトレツトによる成極が背面電極
10やダイヤフラム12に依存しないため、背面
電極材やダイヤフラム材を任意に選択することが
できる。
以上のようにこの考案のエレクトレツトコンデ
ンサマイクロホンユニツトは、ダイヤフラムと背
面電極とをエレクトレツト材で構成されたスペー
サを介して対向配列させたものであり、これによ
りダイヤフラムをエレクトレツト材としたり、背
面電極上にエレクトレツト材を添着することな
く、簡単にエレクトレツト化することができ、信
号出力が大きく、S/N比が向上して高忠実な音
質が得られるエレクトレツトコンデンサマイクロ
ホンユニツトを極めて容易にかつ安価に提供する
ことができる。また、エレクトレツトによる成極
がダイヤフラムや背面電極に依存しないため、こ
れらダイヤフラム材や背面電極材を任意に選択す
ることができる。
ンサマイクロホンユニツトは、ダイヤフラムと背
面電極とをエレクトレツト材で構成されたスペー
サを介して対向配列させたものであり、これによ
りダイヤフラムをエレクトレツト材としたり、背
面電極上にエレクトレツト材を添着することな
く、簡単にエレクトレツト化することができ、信
号出力が大きく、S/N比が向上して高忠実な音
質が得られるエレクトレツトコンデンサマイクロ
ホンユニツトを極めて容易にかつ安価に提供する
ことができる。また、エレクトレツトによる成極
がダイヤフラムや背面電極に依存しないため、こ
れらダイヤフラム材や背面電極材を任意に選択す
ることができる。
第1図はこの考案によるエレクトレツトコンデ
ンサマイクロホンユニツトの一実施例を示す断面
図、第2図はその等価回路図、第3図は従来のエ
レクトレツトコンデンサマイクロホンユニツトの
一例を示す断面図、第4図はその等価回路図であ
る。 図面において、10は背面電極、12はダイヤ
フラム、13は保持リング、14はスペーサであ
る。
ンサマイクロホンユニツトの一実施例を示す断面
図、第2図はその等価回路図、第3図は従来のエ
レクトレツトコンデンサマイクロホンユニツトの
一例を示す断面図、第4図はその等価回路図であ
る。 図面において、10は背面電極、12はダイヤ
フラム、13は保持リング、14はスペーサであ
る。
Claims (1)
- ダイヤフラムと背面電極とをエレクトレツト材
で構成されたスペーサを介して対向配列させたこ
とを特徴とするエレクトレツトコンデンサマイク
ロホンユニツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984146167U JPH054399Y2 (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984146167U JPH054399Y2 (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6160599U JPS6160599U (ja) | 1986-04-23 |
JPH054399Y2 true JPH054399Y2 (ja) | 1993-02-03 |
Family
ID=30704406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984146167U Expired - Lifetime JPH054399Y2 (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054399Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50113216A (ja) * | 1973-10-01 | 1975-09-05 |
-
1984
- 1984-09-27 JP JP1984146167U patent/JPH054399Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50113216A (ja) * | 1973-10-01 | 1975-09-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6160599U (ja) | 1986-04-23 |
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