JPH0543899B2 - - Google Patents

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JPH0543899B2
JPH0543899B2 JP59230330A JP23033084A JPH0543899B2 JP H0543899 B2 JPH0543899 B2 JP H0543899B2 JP 59230330 A JP59230330 A JP 59230330A JP 23033084 A JP23033084 A JP 23033084A JP H0543899 B2 JPH0543899 B2 JP H0543899B2
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JP
Japan
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shift
transmission
cvt
port
gear ratio
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JP59230330A
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JPS61109955A (ja
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Mitsuru Takada
Hiroshi Ito
Shigeki Hiramatsu
Tadashi Tamura
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to US06/789,709 priority patent/US4682518A/en
Publication of JPS61109955A publication Critical patent/JPS61109955A/ja
Publication of JPH0543899B2 publication Critical patent/JPH0543899B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車両用無段変速機(以下「無段変速
機」を「CVT」と言う。)の制御装置に関する。
従来の技術 機関の動力伝達経路にCVTを含む機関動力伝
達装置において制御可能な変速幅を増大させて運
転性能(ドライバビリテイ)を向上するために特
願昭59−123620号(特開昭61−2957号公報参照)
などでは有段式副変速機(以下、補助変速機とも
言う)をCVTに対して直列になるように動力伝
達経路に付加している。
特願昭59−149569号(特開昭61−31752号公報
参照)はCVTと副変速機とを機関の動力伝達経
路に直列に含む動力伝達装置において、CVTの
変速比γ(γ=Nin/Nout:ただしNin,Noutは
それぞれCVTの入力側および出力側回転速度で
ある。)の制御の基礎となる目標入力側回転速度
をD(ドライブ)レンジやL(ロー)レンジなどの
シフト位置に応じて設定することを開示している
が、CVTの変速と副変速機の変速とが重なる場
合の両変速の関係をどのように規定すべきかはな
んら開示していない。例えばCVTの変速中は
CVTの油圧シリンダへ油圧媒体を供給する必要
があり、また副変速機の変速中は油圧式摩擦係合
装置へ油圧媒体を供給する必要があるので、もし
CVTの急激な変速中に副変速機の変速があると、
油圧媒体の供給量の総量が増大して、ライン圧が
低下してしまうおそれがある。このようなライン
圧の低下はCVTにおいてベルトの滑りを引起こ
し、ベルトの耐久性低下の原因となる。ライン圧
の低下を回避して油圧媒体の供給量を確保するた
めには、オイルポンプの容量を上昇させる必要が
ある。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、CVTの変速中に副変速機の
変速があつたときのライン圧の低下を、オイルポ
ンプの容量を上昇させることなく回避することが
できる車両用CVTの制御装置を提供することで
ある。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の要旨とする
ところは、複数の前進段が選択的に切り換えられ
る補助変速機が、変速比が無段階に変化させられ
る無段変速機に対して直列に設けられている車両
において、前記補助変速機の前進段を制御するシ
フトバルブと、前記無段変速機の変速比を制御す
る変速比制御弁装置とを備え、該シフトバルブお
よび変速比制御弁装置は共通の油圧源から出力さ
れる作動油を用いる形式の車両用無段変速機の制
御装置であつて、(a)前記補助変速機の変速を検出
する補助変速機変速検出手段と、(b)前記無段変速
機の変速を検出する無段変速機変速検出手段と、
(c)前記無段変速機の変速中に前記補助変速機の変
速が生じた場合には、該補助変速機の変速が終了
するまで前記変速比制御弁装置により該無段変速
機の変速を略停止させる変速停止手段とを含むこ
とにある。
発明の効果 このようにすれば、無段変速機の変速中に前記
補助変素機の変速が生じた場合には、変速停止手
段により、補助変速機の変速が終了するまで無段
変速機の変速が略停止させられる。このように、
多量の作動油を消費する補助変速機の変速が終了
するまでは、無段変速機の変速による作動油の消
費が防止されるので、油圧源すなわちオイルポン
プの容量を増大させることなく、ライン圧の低
下、それに伴うCVTのベルトのすべり、耐久性
の低下などが好適に解消される。
実施例 図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第2図において、CVT1は1対の入力側シー
ブ2a,2b、1対の出力側シーブ4a,4b、および
入力側と出力側のシーブに掛けられて機関動力を
伝達するベルト6を備えている。一方の入力側シ
ーブ2aは入力軸8に軸線方向へ移動可能に、回
転方向へは固定的に設けられ、他方の入力側シー
ブ2bは入力軸8に固定されている。また一方の
出力側シーブ4aは出力軸10に固定され、他方
の出力側シーブ4bは出力軸10に軸線方向へ移
動可能に、回転方向へは固定的に設けられてい
る。入力側シーブ2a,2bの対向面および出力側
シーブ4a,4bの対向面は半径方向外方へ向かつ
て相互の距離を増大させるテーパ状に形成され、
ベルト6の横断面は等脚台形状に形成されてい
る。出力側シーブ4a,4bの押圧力はベルト6の
滑りを回避して動力伝達を確保できる最小限の値
に制御され、入力側シーブ2a,2bの押圧力は
CVT1の変速比γ(=入力軸8の回転速度Nin/
出力軸10の回転速度Nout)を決定する。流体
継手12は機関のクランク軸14へ接続されてい
るポンプ16と、ポンプ16からのオイルにより
回転させられ入力軸8に固定されているタービン
18とを備えている。ロツクアツプクラツチ22
はクランク軸14と入力軸8との間の接続を制御
し、ダンパ24はロツクアツプクラツチが解放状
態から係合状態へ切換えられる際の衝撃および機
関のトルク変動を吸収する。車速あるいは機関回
転速度が所定値以上になると、ロツクアツプクラ
ツチ22が係合状態に保持されて、流体継手12
におけるオイルによる動力伝達の損失を回避す
る。オイルポンプ26は、ポンプ16と一体的に
回転し、油圧制御装置を介してオイルをCVT1、
流体継手12等へ送る。カウンタ軸28は、
CVT1の出力軸10に対して平行に設けられ、
2つの歯車30,32を有している。出力軸10
の機関動力は出力軸10と同軸的な歯車34から
カウンタ軸28上の歯車30,32を介して差動
装置36へ伝達され、さらに差動装置36から左
右のアクスル軸38,40を介して左右の駆動輪
へ送られる。有段式副変速機42はCVT1の出
力軸10に対して同軸的に設けられる。副変速機
42はラビニヨオ形複合遊星歯車装置43を含
み、この遊星歯車装置43は、第1と第2のサン
ギヤ44,46、第1のサンギヤ44にかみ合う
第1のプラネタリギヤ48、この第1のプラネタ
リギヤ48と第2のサンギヤ46とにかみ合う第
2のプラネタリギヤ50、この第1のプラネタリ
ギヤ48にかみ合うリングギヤ52、および第1
と第2のプラネタリギヤ48,50を回転可能に
支持するキヤリヤ54を備えている。第2のサン
ギヤ46は副変速機42の入力部分としての
CVT1の出力軸10と一体的な軸64へ接続さ
れ、キヤリヤ54は歯車34へ接続されている。
高速段用クラツチ56は軸64と第1のサンギヤ
44との接続を制御し、低速段用ブレーキ58は
第1のサンギヤ44の固定を制御し、後進用ブレ
ーキ60はリングギヤ52の固定を制御する。
第3図は副変速機42の各摩擦係合要素の作動
状態および各レンジにおける減速比を示してい
る。○は係合状態、×は解放状態を意味し、ρ1お
よびρ2は次式から定義されている。
ρ1=Zs1/Zr ρ2=Zs2/Zr ただしZs1は第1のサンギヤ44の歯数、Zs2
は第2のサンギヤ46の歯数、Zrはリングギヤ
52の歯数である。すなわちL,Dレンジの低速
段では低速段用ブレーキ58により第1のサンギ
ヤ44が固定されるため減速比1+ρ1/ρ2で機関
動力が伝達され、L,Dレンジの高速段では高速
段用クラツチ56が係合状態になつて遊星歯車装
置43が一体となつて回転し、これにより減速比
1で機関動力が伝達され、Rレンジでは後進用ブ
レーキ60によりリングギヤ52が固定されるた
め、減速比1−1/ρ2の逆回転で機関動力が伝達
される。
第4図ないし第6図は油圧制御装置の詳細図で
ある。オイルポンプ26はストレーナ72を介し
て吸込んだオイルを加圧してライン圧油路74へ
供給する。スロツトルバルブ76は、吸気スロツ
トル開度θに関係したスロツトル圧Pthを出力ポ
ート78に発生する。スロツトルバルブ76のス
プール77は、スロツトルカム79からスロツト
ル開度θの増大に連れて増大する作用力と制御ポ
ート81からフイードバツク圧としてのスロツト
ル圧Pthとを対向的に受け、ライン圧油路74と
出力ポート78との接続を制御する。マニユアル
バルブ80は、シフトレバーのL(ロー)、D(ド
ライブ)、N(ニユートラル)、R(リバース)、お
よびP(パーキング)レンジに関係して軸線方向
位置を制御され、ライン圧油路74の第1のライ
ン圧Pl1を、Rレンジ時にはポート83へ、Lレ
ンジ時はポート85へ、Dレンジ時はポート8
5,87へ、それぞれ導く。
リリーフ弁89は、ライン圧油路74の第1の
ライン圧Pl1が所定値以上になるとライン圧油路
74のオイルを逃がす安全弁としての機能を有す
る。
二次油圧油路82はオリフイス84プライマリ
レギユレータバルブ198の余剰オイルが排出さ
れるポート85とを介してライン圧油路74へ接
続され、セカンダリプレツシヤレギユレータバル
ブ86は、オリフイス88を介して二次油圧油路
82へ接続されている制御室90を有し、制御室
90の油圧とばね92の荷重とに関係して二次油
圧油路82とポート94との接続を制御し、二次
油圧油路82の二次油圧Pzを所定値に維持する。
潤滑油油路95はポート94あるいはオリフイス
97を介して二次油圧油路82へ接続されてい
る。ロツクアツプ制御弁96は、二次油圧油路8
2を流体クラツチ12に並列なロツクアツプクラ
ツチ22の係合側および解放側へ選択的に接続す
る。電磁弁100はロツクアツプ制御弁96の制
御室102とドレン104との接続を制御し、電
磁弁100がオフ(非励磁)である場合はロツク
アツプクラツチ98の解放側へ二次油圧油路82
からの二次油圧Pzが伝達されて機関動力が流体
クラツチ12を介して伝達され、電磁弁100が
オン(励磁)である場合はロツクアツプクラツチ
98の係合側およびオイルクーラ106へ二次油
圧油路82からの二次油圧Pzが供給されて機関
動力はロツクアツプクラツチ98を介して伝達さ
れる。クーラバイパス弁107はクーラ圧を制御
する。
変速比制御弁装置108は、第1および第2の
スプール弁110,112、第1および第2の電
磁弁114,116を備えている。第1の電磁弁
114がオフである期間は第1のスプール弁11
0のスプールは室117の二次油圧Pzによりば
ね118の方へ押圧されており、ポート119の
第1のライン圧Pl1は第1のスプール弁110の
ポート120を介して第2のスプール弁112の
ポート122へ送られ、ポート124とドレン1
26との接続は断たれている。第1の電磁弁11
4がオンである期間は室117の油圧が第1の電
磁弁114のドレン128を介して排出され、第
1のスプール弁110のスプールはばね118に
より室117の方へ押圧され、ポート120には
ライン圧Plが生じず、ポート124はドレン12
6へ接続される。また、第2の電磁弁116がオ
フである期間は第2のスプール弁112のスプー
ルは室128の二次油圧Pzによりばね130の
方へ押圧され、ポート122とポート132との
接続は断たれ、ポート134はポート136へ接
続されている。ポート132,134は油路13
8を介してCVT1の入力側油圧シリンダへ接続
されている。第2の電磁弁116がオンである期
間は室128の油圧が第2の電磁弁116のドレ
ン139から排出され、第2のスプール弁112
のスプールはばね130により室128の方へ押
圧され、ポート122はポート132へ接続さ
れ、ポート134とポート136との接続は断た
れる。ポート136は油路142を介してポート
124へ接続されている。オリフイス140は第
2の電磁弁116のオフ時にポート122から少
量のオイルをポート132へ導く。したがつて第
1の電磁弁114がオフでかつ第2の電磁弁11
6がオンである期間はCVT1の入力側油圧シリ
ンダへオイルが速やかに供給され、変速比γは下
降する。第1の電磁弁114がオフでかつ第2の
電磁弁116がオフである期間はCVT1の入力
側油圧シリンダへのオイルの供給はオリフイス1
04を介して行なわれ、CVT1の変速比γは穏
やかに下降する。第1の電磁弁114がオンでか
つ第2の電磁弁116がオンである場合、CVT
1の入力側油圧シリンダへのオイルの供給、排出
は行なわれず、CVT1の変速比γは一定に保持
される。第1の電磁弁114がオンでかつ第2の
電磁弁116がオフである期間は入力側油圧シリ
ンダ46のオイルはドレン126から排出される
ので、CVT1の変速比γは急激に上昇する。
変速比検出弁146は第7図に詳細が示されて
いる。スリーブ148,150は弁孔152内に
同軸的に配置され、スナツプリング154により
軸線方向へ固定されている。棒156は、スリー
ブ148の端部を貫通し、ばね座158を固定さ
れている。別の棒160は、両端部においてそれ
ぞれ入力側可動プーリ2aおよび棒156に結合
し、棒156を入力側可動プーリ2aの軸線方向
変位量に等しい変位量だけ軸線方向へ移動させ
る。スプール162は、ランド164,166を
有し、スリーブ150内に軸線方向へ移動可能に
嵌合している。ランド164はランド164と1
66との間の空間168を油室170へ連通させ
る通路172を有し、ランド166は空間168
へのスリーブ150のポート174の開口面積を
制御する。ポート174はスリーブ148の外周
の空間を介してドレン176へ接続されている。
油室170は制御圧Pcを発生する出力ポート1
78を有し、出力ポート178はオリフイス18
0を介してライン圧油路74へ接続されている。
ばね182はばね受け158とスリーブ150と
の間に設けられて棒156をスリーブ148から
押出す方向へ付勢し、ばね184はばね受け15
8とスプール162のフランジ186との間に設
けられてスプール162を油室170の方へ付勢
する。入力側固定プーリ2bに対するCVT1の入
力側可動プーリ2aの変位量が増大するに連れて
変速比γは増大する。入力側可動プーリ2aの変
位量の増大により棒156はスリーブ148から
押出されるので、油室170の方向へのばね18
4によるスプール162の付勢力は低下する。こ
の結果、スプール162は棒156の方へ移動
し、ランド166はポート174の開口面積を増
大させてオイルの排出流量を増大させるので、出
力ポート178の変速比圧Pγは低下する。変速
比圧Pγは出力ポート178の油圧媒体の排出量
を制御することにより生成されるので、上限をラ
イン圧Plに規定される。第8図および第9図の破
線は、変速比圧Prと変速比γとの2つの関係を
例示している。後述されるように第1のライン圧
Pl1は変速比γの減少に連れて減少するが、変速
比圧Prがライン圧Pl1に等しくなる変速比γ1(こ
の変速比γ1はスロツトル圧Pth、したがつて機関
トルクTeの関数である。)に低下すると、それ以
下の変速比範囲ではPr=Pl1となる。なお第8図
および第9図において二点鎖線は第1のライン圧
Pl1の理想値であり、T1>T2である。
カツトオフバルブ190は、ロツクアツプ制御
弁96の制御室102へ油路192を介して連通
している室194、および室194の油圧とばね
195のばね力とに関係して移動するスプール1
96を有し、電磁弁100がオフである場合、す
なわち、ロツクアツプクラツチ22が解放状態に
ある場合(副変速機42において変速を行なうと
き、動力伝達系の衝撃を吸収するためにロツクア
ツプクラツチ22は解放状態にされる。)、閉状態
になつて変速比圧Pγがプライマリレギユレータ
バルブ198へ伝達されるのを阻止する。
第1のライン圧発生手段としてのプライマリレ
ギユレータバルブ198は、スロツトル圧Pthを
供給されるポート200、変速比圧Pγを供給さ
れるポート202、ライン圧油路74へ接続され
ているポート204、オイルポンプ26の吸入側
へ接続されているポート206、およびオリフイ
ス208を介して第1のライン圧Pl1を供給され
ているポート210、軸線方向へ運動してポート
204とポート206との接続を制御するスプー
ル212、スロツトル圧Pthを受けてスプール2
12をポート202の方へ付勢するスプール21
4、およびスプール212をポート202の方へ
付勢するばね216を備えている。スプール21
2の下から2つのランドの面積をA1,A2、スロ
ツトル圧Pthを受けるスプール214のランドの
面積をA3、およびばね216の作用力をW1と、
それぞれ定義すると次式が成立する。
カツトオフバルブ190が開いてポート202
に変速比圧Pγが来ている場合は Pl1=(A3・Pth+W1−A1・Pγ) /(A2−A1) ……(1) カツトオフバルブ190が閉じてポート202
に変速比圧Pγが来ていない場合は Pl1=(A3・Pth+W1)/(A2−A1) ……(2) なお(1)式および(2)式で定義されるPl1は第8図
および第9図においてそれぞれ実線および一点鎖
線で示されている。
第2のライン圧発生手段としてのサブプライマ
リレギユレータバルブ220は、L,Dレンジ時
に第1のライン圧Pl1をマニユアルバルブ80の
ポート85から導かれる入力ポート222、第2
のライン圧Pl2が発生する出力ポート224、変
速比圧Pγを導かれるポート226、フイードバ
ツク圧としての第2のライン圧Pl2をオリフイス
228を介して導かれるポート230、入力ポー
ト222と出力ポート224との接続を制御する
スプール232、スロツトル圧Pthを導かれるポ
ート234、ポート234からのスロツトル圧
Pthを受けてスプール232をポート226の方
へ付勢するスプール236、およびスプール23
2をポート226の方へ付勢するばね238を有
している。スプール232の下から2つのランド
の面積をB1,B2、スロツトル圧Pthを受けるス
プール236のランドの面積をB3、およびばね
238の作用力をW2とそれぞれ定義すると次式
が成立する。
Pl2=(B3・Pth+W2−B1・Pγ) /(B2−B1) ……(3) 第10図はサブプライマリレギユレータバルブ
220により生成される第2のライン圧Pl2とそ
の理想値との関係を示している。
シフトバルブ250はD,Lレンジ時に第2の
ライン圧Pl2を導かれる入力ポート252、出力
ポート254,256、オリフイス258を有
し、ドレン260において終わつている排出油路
261へ接続されているポート262、Dレンジ
時にマニユアルバイブ80のポート87から第1
のライン圧Pl1を供給される制御ポート264、
その他の制御ポート266,268、ドレン27
0、スプール272、およびスプール272をポ
ート268の方へ付勢するばね274を有してい
る。制御ポート266,268はオリフイス27
6を介して二次油圧Pzを導かれ、制御ポート2
66,268の油圧は電磁弁278により制御さ
れる。スプール272の下から2つのランドの面
積はS1,S2であり、S1>S2である。また、電磁
弁278のオン、オフは車両の運転パラメータに
関係して制御され、オン時にはドレン280から
オイルが排出される。
スプール272がばね274側の位置にある場
合、入力ポート252は出力ポート254へ接続
され、出力ポート256はポート262へ接続さ
れる。したがつて出力ポート254から第2のラ
イン圧Pl2がピストン281を有するアキユムレ
ータ282および高速段用クラツチ56へ供給さ
れ、副変速機42は高速段になる。
スプール272がポート268側の位置にある
場合、入力ポート252は出力ポート256へ接
続され、出力ポート254はドレン270へ接続
される。したがつて出力ポート256からの第2
のライン圧Pl2が低速段用アキユムレータ58へ
供給され、副変速機42は低速段となる。
Lレンジの場合は、制御ポート264に第1の
ライン圧Pl1が導かれていないので、電磁弁27
8がオフになると、スプール272は最初は面積
S2のランドに作用する二次油圧Pzにより、後は
面積S1のランドに作用する二次油圧Pzにより、
ばね274の方へ移動するが、電磁弁278がオ
ンになると、制御ポート266,268の油圧は
低下するので、スプール272はばね274によ
りポート268の方へ移動する。すなわちLレン
ジでは電磁弁278のオン、オフに関係して副変
速機42の高速段と低速段との切換が可能であ
る。
Dレンジでは制御ポート264に第1のライン
圧Pl1が導かれるので、スプール272が一たん
ばね274側の位置になると、面積S2のランド
に制御ポート264からの第1のライン圧Pl1が
作用し、その後の電磁弁278のオン、オフに関
係なく、スプール272はばね274側の位置
に、したがつて副変速機42は高速段に保持され
る。
シフトタイミングバルブ290は、高速段用ク
ラツチ56へ連通する制御ポート292、および
制御ポート292の油圧によつて軸線方向位置を
制御されるスプール294を有し、低速段から高
速段へのアツプシフトの際の高速段用クラツチ5
6へのオイルの供給流量および低速段用ブレーキ
58からのオイルの排出流量を制御する。
電磁弁100,114,116,278は二次
油圧油路82からの二次油圧Pzを導かれ、二次
油圧Pzの排出を制御する。特願昭59−12017号に
開示された油圧制御装置では電磁弁はスロツトル
圧Pthを導かれていた。したがつて従来装置では
最大スロツトル圧に対処できるように電磁弁のば
ね力およびソレノイド吸引力を設定しなければな
らず、電磁弁が大型化する不利があり、また低ス
ロツトル圧では電磁弁により制御されるスプール
弁のスプールの応答性の悪化が生じたり、スプー
ルに作用するばね力の設定が煩雑になる問題があ
る。この実施例では二次油圧Pzを用いることに
よりこれらの問題を解消して設計の自由度が向上
する。
第11図は制御ブロツク図である。電子制御装
置310は吸気スロツトル開度θ、車速V、
CVT1の入力側回転速度Nin、機関の冷却水温
度Tw、およびシフトポジシヨンなどのパラメー
タを入力信号として受け、油圧制御装置312の
電磁弁100,114,116,278を増幅段
314を介して制御する。
第12図はCVT1の制御態様の選択ルーチン
である。最初に変速制御コンピユータを初期化す
る(ステツプ330)、次に各種センサからの検出値
を読込み(ステツプ332)、各種機器が正常に作動
しているかどうかを調べるダイアグノーシス(ス
テツプ334)、燃料噴射量や点火時期の制御を行な
つている機関制御コンピユータとの相互制御(ス
テツプ336)、ロツクアツプクラツチ22の係合、
解放を制御するロツクアツプ制御(ステツプ
338)、およびCVT1と副変速機42とを含む変
速部の制御を行なう変速制御(ステツプ340)の
いずれかを実行する。変速制御はCVT1の変速
比制御(ステツプ342)および副変速機42の低
速段と高速段との切換制御(ステツプ344)を含
み、CVT1の変速比制御には、実際の入力側回
転速度が目標入力側回転速度となるようにCVT
1の変速比γを制御する通常のDレンジ制御およ
びLレンジ制御(ステツプ346)、副変速機42の
変速中および変速後におけるCVT制御(ステツ
プ348)、および車両走行中にNレンジへシフトさ
れたときに次のDレンジあるいはLレンジへのシ
フトチエンジが円滑となるようにCVT1の変速
比γを制御するNレンジ制御(ステツプ350)が
含まれる。本発明はステツプ348の中の副変速機
42の変速後のCVT制御に関する。
第13図は本発明の制御原理を示す図である。
本例はCVT1のアツプシフト中に副変速機42
のダウンシフトが生じた場合を示している。
CVT1の変速比γを変更するためにはCVT1の
入力側油圧シリンダにおいてオイルの流入、流出
が行なわれ、CVT1のアツプシフト中はオイル
をCVT1の入力側油圧シリンダへ供給する必要
があるので、CVT1のアツプシフトと副変速機
42の変速が重なると、オイルの供給量の総量が
増大する。副変速機42のダウンシフトは時刻t
1において始まり、時刻t2において終了する。
副変速機42が高速段にある場合の目標入力側回
転速度Ninoは低速段にある場合の目標入力側回
転速度Ninoより低い値に設定され、時刻t2に
おいてNinoは不連続に変化する。実際の入力側
回転速度Ninにおいて、破線は副変速機42の変
速が生じないでCVT1のアツプシフトがそのま
ま継続した場合のNinの変化を示し、一点鎖線は
副変速機42の変速が生じないでCVT1のアツ
プシフトが停止したときのNinの変化を示し、実
線は副変速機42のダウンシフト中、CVT1の
アツプシフトを停止した場合のNinの変化を示し
ている。従来装置では副変速機42の変速中も
CVT1のアツプシフトが継続するので、オイル
の供給が副変速機42の摩擦係合装置とCVT1
の入力側油圧シリンダとにおいて必要となり、多
量のオイルが消費されてライン圧Plは破線で示さ
れるように副変速機42の変速中、低下し、これ
がCVT1のベルト6の滑りおよび耐久性低下の
原因となることがあつた。これに対し実施例では
副変速機42の変速中はCVT1のアツプシフト
が停止され、これにより多量のオイルの消費が回
避されるので、ライン圧Plは副変速機42の変速
中もほぼ適切値Pl0に保持される。
第5図ではCVT1のアツプシフト時について
説明しているが、CVT1のダウンシフト時には
CVTの出力側油圧シリンダへオイルが供給され
なければならないので、アツプシフト時と同様に
副変速機42の変速中はCVT1のダウンシフト
を中止する。
第1図は実施例の主要部の構成図である。
入力側回転速度センサ360は入力側回転速度
Ninを検出し、目標入力側回転速度計算手段36
2は吸気スロツトル開度θなどに基づいて目標入
力側回転速度Ninoを計算する。変速比制御手段
364はNinとNinoとの差に関係して第1およ
び第2の電磁弁114,116を制御し、これに
よりNinがNinoに近付くようにCVT1の変速比
γが制御される。CVT変速検出手段366は
NinとNinoとの差からCVT1の変速中か否かを
検出し、副変速機検出手段368は副変速機42
の変速中か否かを検出する。変速停止手段370
は、CVT1の変速中に副変速機42の変速が生
じると、その変速が終了するまで変速禁止信号を
発生して、変速比制御手段364によるCVT1
の変速を停止させる。変速比制御手段364は変
速禁止信号の入力中は、第1および第2の電磁弁
114,116をオンにする。この結果、CVT
1の入力側油圧シリンダへのオイルの供給および
入力側油圧シリンダからのオイルの排出が中止さ
れ、CVT1の変速は停止される。
第14図は副変速機42の変速中のCVT制御
ルーチンのフローチヤートである。最初に副変速
機42の変速信号の入力があるかないかを判定し
(ステツプ380)、入力がある場合のみ以下のステ
ツプへ進む。次にCVT1の変速指令の発生中か
否かを判定し(ステツプ382)、判定が否であれ
ば、すなわちCVT1の非変速中であれば第1お
よび第2の電磁弁114,116の制御信号をそ
のまま維持し(ステツプ384)、判定が正であれ
ば、すなわちCVT1の変速中であれば第1およ
び第2の電磁弁114,116をともにオンにし
て(ステツプ386)CVT1の変速を停止する。副
変速機42の変速が終了したか否かを判定し(ス
テツプ388)、この判定が正となるまでステツプ
382〜386が実行される。
本発明を実施例について説明したが、本発明は
これに限定されることなく種々の修正、変形が可
能であることは当業者にとつて明らかだろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う実施例の主要部の構成
図、第2図は機関動力伝達経路全体のスケルトン
図、第3図は各シフトレンジにおける摩擦係合装
置の作動状態を示す図表、第4図ないし第6図は
油圧制御装置の詳細図、第7図は変速比検出弁の
詳細図、第8図および第9図は第1のライン圧の
特性を示すグラフ、第10図は第2のライン圧の
特性を示すグラフ、第11図は制御ブロツク図、
第12図はCVT制御態様の選択ルーチンを示す
図、第13図は本発明の制御原理を説明する図、
第14図は副変速機のCVT制御ルーチンのフロ
ーチヤートである。 1……CVT、42……副変速機、114……
第1の電磁弁、116……第2の電磁弁、364
……変速比制御手段、366……CVT変速検出
手段、368……副変速機変速検出手段、370
……変速停止手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の前進段が選択的に切り換えられる補助
    変速機が、変速比が無段階に変化させられる無段
    変速機に対して直列に設けられている車両におい
    て、前記補助変速機の前進段を制御するシフトバ
    ルブと、前記無段変速機の変速比を制御する変速
    比制御弁装置とを備え、該シフトバルブおよび変
    速比制御弁装置は共通の油圧源から出力される作
    動油を用いる形式の車両用無段変速機の制御装置
    であつて、 前記補助変速機の変速を検出する補助変速機変
    速検出手段と、 前記無段変速機の変速を検出する無段変速機変
    速検出手段と、 前記無段変速機の変速中に前記補助変速機の変
    速が生じた場合には、該補助変速機の変速が終了
    するまで前記変速比制御弁装置により該無段変速
    機の変速を略停止させる変速停止手段と を含むことを特徴とする車両用無段変速機の制御
    装置。
JP59230330A 1984-10-24 1984-11-02 車両用無段変速機の制御装置 Granted JPS61109955A (ja)

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