JPH0543763U - 電装品用モータ構造 - Google Patents
電装品用モータ構造Info
- Publication number
- JPH0543763U JPH0543763U JP10205491U JP10205491U JPH0543763U JP H0543763 U JPH0543763 U JP H0543763U JP 10205491 U JP10205491 U JP 10205491U JP 10205491 U JP10205491 U JP 10205491U JP H0543763 U JPH0543763 U JP H0543763U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- bracket
- armature shaft
- thrust plate
- thrust
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- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータケーシングを構成するブラケツトが座
屈してしまうことを回避すると共に、電機子軸のスラス
ト負荷を受けるスラストプレートを確実に固定する。 【構成】 スラストプレート14の外周縁部が、ヨーク
3とフロントブラケツト6とのインロー嵌合部15に挟
持されるように、スラストプレートを大径にした。
屈してしまうことを回避すると共に、電機子軸のスラス
ト負荷を受けるスラストプレートを確実に固定する。 【構成】 スラストプレート14の外周縁部が、ヨーク
3とフロントブラケツト6とのインロー嵌合部15に挟
持されるように、スラストプレートを大径にした。
Description
【0001】
本考案は、車両、船舶等の輸送機械に備えられる内燃機関を始動するスタータ モータ等の電装品用モータ構造に関するものである。
【0002】
今日、車両、船舶等の輸送機械には、内燃機関を始動させるためのスタータモ ータ等の各種電装品用のモータが組込まれる。ところでこの様な輸送機械につい て軽量コンパクト化が強く要求され、モータについてもこの要求から免れること は当然にできない。 そこでモータケーシングを構成するヨークについては磁路を形成するため鉄等 の強磁性金属を採用しなければならないため、可及的に肉薄のものを採用して軽 量化を計り、一方、該ヨーク両端部にインロー嵌合して組付けられるフロントお よびリヤブラケツトについてはアルミニウム等の軽金属を採用して軽量化を計る ことが提唱される。ところがこの様にすると、前記インロー嵌合部において薄い ヨーク端縁が、ブラケツト端面に突当たることになつて、セツトボルトでこれら を緊締したとき強度的に弱いブラケツトがどうしても座屈してしまうという問題 がある。
【0003】 一方、両端部がブラケツトにそれぞれ回動自在に軸支される電機子軸のスラス ト受けをするため、フロントブラケツトと電機子軸側の大径段差状部とのあいだ にスラストプレートが介装されるが、このスラストプレートの取付けが弛く隙間 があるものにあつては、スラストプレート自体の振動によつて異音が発生したり フロントブラケツトが異常摩耗したりする要因になつて問題がある。
【0004】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる電装品 用モータ構造を提供することを目的として創案されたものであつて、電機子が内 装される円筒形状のヨークと、電機子軸の出力側端部が回動自在に軸承され、か つヨークの該側開口端にインロー嵌合されるフロントブラケツトと、電機子軸の 反出力側端部が回動自在に軸承され、かつヨークの該側開口端にインロー嵌合さ れるリヤブラケツトと、これら両ブラケツト並びにヨークを一体的に固定するた めのセツトボルトと、電機子軸のリヤブラケツト側端部に設けたコンミテータに 摺接する刷子用の刷子ホルダステーと、電機子軸のスラスト受けをすべくフロン トブラケツトと電機子軸側の大径段差状部とのあいだに介装されるスラストプレ ートとを備えてなる電装品用モータにおいて、前記刷子ホルダステーを、外周縁 部がヨークとリヤブラケツトとのインロー嵌合部に挟持する一方、スラストプレ ートを、外周縁部がヨークとフロントブラケツトのインロー嵌合部に挟持される よう大径にしたことを特徴とするものである。
【0005】 そして本考案は、この構成によつて、ブラケツトが座屈してしまうことを回避 できると共に、スラストプレートを確実に固定できるようにしたものである。
【0006】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1はスタ ータモータであつて、該モータ1のケーシングは、電機子2が内装される円筒形 状のヨーク3の両側開口端に、電機子軸4の出力側端部が軸受5を介して回動自 在に軸承されるフロントブラケツト6と、電機子軸4の反出力側端部が軸受5a を介して回動自在に軸承されるリヤブラケツト7とをそれぞれインロー嵌合して 組付け、そしてこれら両ブラケツト6、7ならびにヨーク3を、フロントブラケ ツト6側から挿入されてリヤブラケツト7側に螺入されるセツトボルト8によつ て一体的に固定して形成されている。さらに、ヨーク3は肉薄の鉄等の強磁性金 属から形成され、またフロントおよびリヤブラケツト6、7はアルミニウム等の 軽金属から形成されており、これによつてケーシングの軽量化を計つている。
【0007】 9は電機子軸4の反出力側端部に設けられたコンミテータであつて、該コンミ テータ9には、刷子ホルダ10に径方向に向けて出没自在に収容された刷子11 が弾圧状に摺接している。この刷子ホルダ10は、円盤形状の刷子ホルダステー 12に一体的に取り付けられているが、刷子ホルダステー12は、外径寸法がヨ ーク外径寸法よりは小径であるがヨーク内径寸法よりも大径に設定されており、 その外周縁部がヨーク3とリヤブラケツト7とのインロー嵌合部13に挟持され ることでケーシングに固定組付けされるようになつている。
【0008】 一方、電機子軸4に形成されたフランジ部4a(本考案の大径段差状部に相当 する。)と、フロントブラケツト6にヨーク3側に向けて突設された外周壁6b とのあいだには、電機子軸4のフロントブラケツト6方向へのスラスト受けをす るためのスラストプレート14が介装されている。このスラストプレート14は 鉄板から形成されていて、径方向中間部でヨーク3側に向けて僅かに突出するよ うに屈曲した平皿形状のものであるが、このものは、前記刷子ホルダステー12 と同様、外径寸法がヨーク外径寸法よりは小径であるがヨーク内径寸法よりは大 径に設定されており、その外周縁部がヨーク3とフロントブラケツト7とのイン ロー嵌合部15に挟持されることでケーシングに固定組付けされるようになつて いる。尚、14aはスラストプレート14の外周縁部に形成された位置決め突起 、また、16は電機子軸フランジ部4aとスラストプレート14とのあいだに介 装されたワツシヤである。
【0009】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、モータ1のケーシングは、ヨ ーク3の両側開口端にフロントおよびリヤブラケツト6、7をそれぞれインロー 嵌合し、これら両ブラケツト6、7とヨーク3とをセツトボルト8で緊締するこ とで一体的に固定されることになるが、この場合に、ヨーク3とリヤブラケツト 7とのインロー嵌合部13には刷子ホルダステー12の外周縁部が挟持され、一 方、ヨーク3とフロントブラケツト6とのインロー嵌合部15にはスラストプレ ート14の外周縁部が挟持されており、インロー嵌合部13、15において、ヨ ーク端縁が、刷子ホルダステー12またはスラストプレート14にそれぞれ突当 たつた状態となつている。この結果、ヨーク3については肉薄の鉄等の強磁性金 属を採用する一方、フロントおよびリヤブラケツト6、7についてはアルミニウ ム等の軽金属を採用してケーシングの軽量化を計つたものであつても、セツトボ ルト8で緊締した場合に、薄いヨーク端縁が強度的に弱いブラケツト6、7に突 当たつてブラケツト6、7が座屈してしまうという不具合を確実に回避できるこ とになる。そのうえ、本実施例においてはスラストプレート14が鉄板で形成さ れているため、より確実にヨーク端縁を受止めることができる。
【0010】 しかもスラストプレート14は、その外周縁部がヨーク3とフロントブラケツ ト6とのインロー嵌合部15に挟持されていてケーシングに確実に固定されてい ると共に、電機子軸4のフロントブラケツト6方向へのスラスト負荷を受けた場 合には、内周縁部がワツシヤ16によつてフロントブラケツト6の筒状リブ6a 側に押圧されることになるため、モータ駆動時にスラストプレート14自体が振 動して異音が発生したりフロントブラケツト6が異常摩耗したりする等の不具合 を確実に無くすことができる。 尚、本考案は上記実施例に限定されないことは勿論であつて、スラストプレー ト14は、インロー嵌合部15に挟持される外周部分と、スラスト負荷を受ける 内周部分とが一体のものであれば、その中間部が切り抜かれてリブ状になつたも のでも良い。
【0011】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、該ヨークの両 側開口端にはフロントブラケツトおよびリヤブラケツトがそれぞれインロー嵌合 され、これら両ブラケツト並びにヨークはセツトボルトによつて一体固定される ことになるが、この場合に、ヨークとリヤブラケツトとのインロー嵌合部には刷 子ホルダステーの外周縁部が挟持され、一方、ヨークとフロントブラケツトとの インロー嵌合部にはスラストプレートの外周縁部が挟持されており、各インロー 嵌合部において、ヨーク端縁が、刷子ホルダステーまたはスラストプレートにそ れぞれ突当たつた状態となつている。この結果、モータの軽量化を計るためヨー クについては肉薄の鉄等の強磁性金属を採用する一方、フロントおよびリヤブラ ケツトについてはアルミニウム等の軽金属を採用したものであつても、薄いヨー ク端縁が、強度的に弱いフロントおよびリヤブラケツトに直接突き当たることが 無いため、セツトボルトで緊締した場合にヨーク端縁によつてブラケツトが座屈 してしまうという不具合を確実に回避できることになり、高品質のものとするこ とができる。
【0012】 しかもスラストプレートは、その外周縁部がヨークとフロントブラケツトとの インロー嵌合部に挟持されてガタの無い状態で確実に固定取付けされることにな つて、モータ駆動時にスラストプレート自体が振動してしまうようなことが無く 、このためスラストプレートの振動によつて異音が発生したりフロントブラケツ トが異常摩耗したりする等の不具合を確実に無くすことができる。
【図1】モータの一部断面側面図である。
【図2】(A)はフロントブラケツトの背面図、(B)
は(A)のB−B断面図である。
は(A)のB−B断面図である。
【図3】(A)はスラストプレートの正面図、(B)は
(A)のB−B断面図である。
(A)のB−B断面図である。
【図4】(A)従来例を示すスラストプレートの正面
図、(B)は(A)のB−B断面図である。
図、(B)は(A)のB−B断面図である。
2 電機子 3 ヨーク 4 電機子軸 4a フランジ部 6 フロントブラケツト 7 リヤブラケツト 8 セツトボルト 9 コンミテータ 12 刷子ホルダステー 13 インロー嵌合部 14 スラストプレート 15 インロー嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】 電機子が内装される円筒形状のヨーク
と、電機子軸の出力側端部が回動自在に軸承され、かつ
ヨークの該側開口端にインロー嵌合されるフロントブラ
ケツトと、電機子軸の反出力側端部が回動自在に軸承さ
れ、かつヨークの該側開口端にインロー嵌合されるリヤ
ブラケツトと、これら両ブラケツト並びにヨークを一体
的に固定するためのセツトボルトと、電機子軸のリヤブ
ラケツト側端部に設けたコンミテータに摺接する刷子用
の刷子ホルダステーと、電機子軸のスラスト受けをすべ
くフロントブラケツトと電機子軸側の大径段差状部との
あいだに介装されるスラストプレートとを備えてなる電
装品用モータにおいて、前記刷子ホルダステーを、外周
縁部がヨークとリヤブラケツトとのインロー嵌合部に挟
持する一方、スラストプレートを、外周縁部がヨークと
フロントブラケツトのインロー嵌合部に挟持されるよう
大径にしたことを特徴とする電装品用モータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10205491U JPH0543763U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 電装品用モータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10205491U JPH0543763U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 電装品用モータ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543763U true JPH0543763U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14317059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10205491U Pending JPH0543763U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 電装品用モータ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543763U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002225732A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP10205491U patent/JPH0543763U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002225732A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP4609972B2 (ja) * | 2001-02-02 | 2011-01-12 | 株式会社ショーワ | 電動パワーステアリング装置 |
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