JPH0543492A - 水素含有ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法 - Google Patents
水素含有ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法Info
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- JPH0543492A JPH0543492A JP20093791A JP20093791A JPH0543492A JP H0543492 A JPH0543492 A JP H0543492A JP 20093791 A JP20093791 A JP 20093791A JP 20093791 A JP20093791 A JP 20093791A JP H0543492 A JPH0543492 A JP H0543492A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水素含有フロンの貯蔵中、水素含有フロンを
使用しての工程中および製品使用時の長期に亘り、水素
含有フロンの分解を抑制する方法を提供することを主な
目的とする。 【構成】 1.水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニトロ化合物
の少なくとも1種および(2)アルキルアミン化合物の
少なくとも1種を配合することを特徴とする水素含有ハ
ロゲン化炭化水素の分解抑制方法。 2.水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニトロ化合物
の少なくとも1種、(2)アルキルアミン化合物の少な
くとも1種および(3)エポキシ化合物、環状窒素化合
物および不飽和アルコール化合物からなる群から選ばれ
た少なくとも1種を配合することを特徴とする水素含有
ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法。
使用しての工程中および製品使用時の長期に亘り、水素
含有フロンの分解を抑制する方法を提供することを主な
目的とする。 【構成】 1.水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニトロ化合物
の少なくとも1種および(2)アルキルアミン化合物の
少なくとも1種を配合することを特徴とする水素含有ハ
ロゲン化炭化水素の分解抑制方法。 2.水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニトロ化合物
の少なくとも1種、(2)アルキルアミン化合物の少な
くとも1種および(3)エポキシ化合物、環状窒素化合
物および不飽和アルコール化合物からなる群から選ばれ
た少なくとも1種を配合することを特徴とする水素含有
ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水素含有ハロゲン化炭
化水素の分解抑制方法に関し、さらに詳しくは、水素含
有ハロゲン化炭化水素にニトロ化合物とアルキルアミン
化合物との混合物を配合することにより、水素含有ハロ
ゲン化炭化水素の分解を抑制する方法に関する。
化水素の分解抑制方法に関し、さらに詳しくは、水素含
有ハロゲン化炭化水素にニトロ化合物とアルキルアミン
化合物との混合物を配合することにより、水素含有ハロ
ゲン化炭化水素の分解を抑制する方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】フッ素および塩素で完全に置
換されたハロゲン化炭化水素(以下フロンという)は、
オゾン層を破壊するので、使用および生産が制限される
にいたっている。従って、これらに代替し得る新たなフ
ロンの開発が切望され、その代表例として、オゾン層破
壊の危険性の無いもしくは少ない水素含有ハロゲン化炭
化水素(以下水素含有フロンという)が、有望視されて
いる。しかしながら、水素含有フロンは、一般に、従来
のフロンよりも安定性に欠けるとされている。
換されたハロゲン化炭化水素(以下フロンという)は、
オゾン層を破壊するので、使用および生産が制限される
にいたっている。従って、これらに代替し得る新たなフ
ロンの開発が切望され、その代表例として、オゾン層破
壊の危険性の無いもしくは少ない水素含有ハロゲン化炭
化水素(以下水素含有フロンという)が、有望視されて
いる。しかしながら、水素含有フロンは、一般に、従来
のフロンよりも安定性に欠けるとされている。
【0003】水素含有フロンの安定化方法としては、ニ
トロ基を含有する炭化水素類を添加する方法(特開平1
−128944号公報)、ニトロ基を含有する炭化水素
類とエポキシ化合物とを添加する方法(特開平1−12
8945号公報)などが提案されている。
トロ基を含有する炭化水素類を添加する方法(特開平1
−128944号公報)、ニトロ基を含有する炭化水素
類とエポキシ化合物とを添加する方法(特開平1−12
8945号公報)などが提案されている。
【0004】上記の公開公報には、いずれもアルコール
性水酸基を有する化合物との共存状態で使用される場合
に不安定となる水素含有フロンの安定化方法が開示され
ており、例えば、溶剤やプロペラントに添加されるアル
コールの共存下での水素含有フロンの安定化方法、およ
び水素含有フロンを発泡剤として用いるウレタン発泡に
おけるウレタン原料中のポリオールの共存下での水素含
有フロンの安定化方法が記載されている。水素含有フロ
ンは、一般に不安定であるため、アルコール性水酸基を
有する化合物との共存下に使用される場合以外にも、水
または金属の存在下で或いは光、熱などの作用により分
解しやすい。従って、水素含有フロンは、その貯蔵中の
みならず、水素含有フロンを使用する工程および製品の
使用中にも徐々に分解している。しかしながら、上述の
公知方法では、この様な水素含有フロンが分解する条件
下での分解抑制効果は記載されておらず、事実そのよう
な分解効果が少ないものもある。従って、前記の種々の
条件下においても安定状態を維持し得る新たな分解抑制
方法の開発が切望されている。
性水酸基を有する化合物との共存状態で使用される場合
に不安定となる水素含有フロンの安定化方法が開示され
ており、例えば、溶剤やプロペラントに添加されるアル
コールの共存下での水素含有フロンの安定化方法、およ
び水素含有フロンを発泡剤として用いるウレタン発泡に
おけるウレタン原料中のポリオールの共存下での水素含
有フロンの安定化方法が記載されている。水素含有フロ
ンは、一般に不安定であるため、アルコール性水酸基を
有する化合物との共存下に使用される場合以外にも、水
または金属の存在下で或いは光、熱などの作用により分
解しやすい。従って、水素含有フロンは、その貯蔵中の
みならず、水素含有フロンを使用する工程および製品の
使用中にも徐々に分解している。しかしながら、上述の
公知方法では、この様な水素含有フロンが分解する条件
下での分解抑制効果は記載されておらず、事実そのよう
な分解効果が少ないものもある。従って、前記の種々の
条件下においても安定状態を維持し得る新たな分解抑制
方法の開発が切望されている。
【0005】本発明者は、上記の様な技術の現状に鑑み
て鋭意研究を重ねた結果、水素含有フロンにニトロ化合
物とアルキルアミン化合物との混合物またはこれにさら
に他の化合物を配合した混合物を安定化剤として配合す
る場合には、アルコール性水酸基を有する化合物の存在
或いは不存在に関係なく、種々の条件下、即ち貯蔵中、
使用中および製品のいずれの状況下においても、長期に
亘り水素含有フロンの分解抑制効果が達成されることを
見出した。
て鋭意研究を重ねた結果、水素含有フロンにニトロ化合
物とアルキルアミン化合物との混合物またはこれにさら
に他の化合物を配合した混合物を安定化剤として配合す
る場合には、アルコール性水酸基を有する化合物の存在
或いは不存在に関係なく、種々の条件下、即ち貯蔵中、
使用中および製品のいずれの状況下においても、長期に
亘り水素含有フロンの分解抑制効果が達成されることを
見出した。
【0006】すなわち、本発明は、下記の水素含有ハロ
ゲン化炭化水素の分解抑制方法を提供するものである: 1 水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニトロ化合物
の少なくとも1種および(2)アルキルアミン化合物の
少なくとも1種を配合することを特徴とする水素含有ハ
ロゲン化炭化水素の分解抑制方法(以下この組合わせを
第一の組成という場合がある)。 2 水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニトロ化合物
の少なくとも1種、(2)アルキルアミン化合物の少な
くとも1種および(3)エポキシ化合物、環状窒素化合
物および不飽和アルコール化合物からなる群から選ばれ
た少なくとも1種を配合することを特徴とする水素含有
ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法(以下この組合わせ
を第二の組成という場合がある)。なお、本明細書にお
いて、“%”および“部”とあるのは、それぞれ“重量
%”および“重量部”を意味するものとする。
ゲン化炭化水素の分解抑制方法を提供するものである: 1 水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニトロ化合物
の少なくとも1種および(2)アルキルアミン化合物の
少なくとも1種を配合することを特徴とする水素含有ハ
ロゲン化炭化水素の分解抑制方法(以下この組合わせを
第一の組成という場合がある)。 2 水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニトロ化合物
の少なくとも1種、(2)アルキルアミン化合物の少な
くとも1種および(3)エポキシ化合物、環状窒素化合
物および不飽和アルコール化合物からなる群から選ばれ
た少なくとも1種を配合することを特徴とする水素含有
ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法(以下この組合わせ
を第二の組成という場合がある)。なお、本明細書にお
いて、“%”および“部”とあるのは、それぞれ“重量
%”および“重量部”を意味するものとする。
【0007】本発明の対象となる水素含有ハロゲン化炭
化水素としては、下記のようなものが例示される。 水素含有クロロフルオロ炭化水素(HCFC)…ジクロ
ロモノフルオロメタン(HCFC−21;以下単に「2
1」の様に記載する)、モノクロロジフルオロメタン
(22)、ジクロロトリフルオロエタン(123)、モ
ノクロロテトラフルオロエタン(124)、ジクロロモ
ノフルオロエタン(141)、モノクロロジフルオロエ
タン(142)。 水素含有フルオロ炭化水素(HFC)…ジフルオロメタ
ン(32)、トリフルオロメタン(23)、ジフルオロ
エタン(152)、トリフルオロエタン(143)、テ
トラフルオロエタン(134)、ヘプタフルオロプロパ
ン(227)、ヘキサフルオロプロパン(236)。 上記の水素含有ハロゲン化炭化水素に異性体が存在する
場合には、異性体それぞれの単独でも、或いは異性体の
混合物としても、本発明の対象となり得る。
化水素としては、下記のようなものが例示される。 水素含有クロロフルオロ炭化水素(HCFC)…ジクロ
ロモノフルオロメタン(HCFC−21;以下単に「2
1」の様に記載する)、モノクロロジフルオロメタン
(22)、ジクロロトリフルオロエタン(123)、モ
ノクロロテトラフルオロエタン(124)、ジクロロモ
ノフルオロエタン(141)、モノクロロジフルオロエ
タン(142)。 水素含有フルオロ炭化水素(HFC)…ジフルオロメタ
ン(32)、トリフルオロメタン(23)、ジフルオロ
エタン(152)、トリフルオロエタン(143)、テ
トラフルオロエタン(134)、ヘプタフルオロプロパ
ン(227)、ヘキサフルオロプロパン(236)。 上記の水素含有ハロゲン化炭化水素に異性体が存在する
場合には、異性体それぞれの単独でも、或いは異性体の
混合物としても、本発明の対象となり得る。
【0008】本発明方法で使用する(1)ニトロ化合物
として、下記の如きものが例示される。 A.芳香族ニトロ化合物…ニトロベンゼン、ニトロトル
エン(o-,m-,p-)、クロロニトロベンゼン(o-,m-,p
-)、ニトロベンジルアルコール(o-,m- )、4−クロ
ロ−3−ニトロベンゾトリフルオリド、m-ジニトロベン
ゼン、2,4−ジニトロフルオロベンゼン、2,4−ジ
ニトロクロロベンゼン、p-ニトロフェネトール、3−ニ
トロスチレン、1,2,3−トリクロロ−4−ニトロベ
ンゼン、ニトロフェノール(o-,m-,p-)、ニトロアニソ
ール(o-,m-,p-)、フルオロニトロベンゼン(m-,p-
)、2−クロロ−6−ニトロトルエン、p−ニトロフ
ェネトール、ジニトロトルエン(2,4−、2,6−、
3,4−)、2,4−ジニトロアニソール、2,4−ジ
ニトロフェノール、o-ニトロベンジルアルコール、4−
ニトロカテコールなど。 B.脂肪族ニトロ化合物…ニトロメタン、ニトロエタ
ン、ニトロプロパン(1−,2−)など。 これらのニトロ化合物は、それぞれの単独で若しくは2
種以上を混合して使用することができる。これらのニト
ロ化合物中でも、ニトロベンゼン、ニトロメタン、ニト
ロスチレンおよびニトロカテコールがより好ましい。
として、下記の如きものが例示される。 A.芳香族ニトロ化合物…ニトロベンゼン、ニトロトル
エン(o-,m-,p-)、クロロニトロベンゼン(o-,m-,p
-)、ニトロベンジルアルコール(o-,m- )、4−クロ
ロ−3−ニトロベンゾトリフルオリド、m-ジニトロベン
ゼン、2,4−ジニトロフルオロベンゼン、2,4−ジ
ニトロクロロベンゼン、p-ニトロフェネトール、3−ニ
トロスチレン、1,2,3−トリクロロ−4−ニトロベ
ンゼン、ニトロフェノール(o-,m-,p-)、ニトロアニソ
ール(o-,m-,p-)、フルオロニトロベンゼン(m-,p-
)、2−クロロ−6−ニトロトルエン、p−ニトロフ
ェネトール、ジニトロトルエン(2,4−、2,6−、
3,4−)、2,4−ジニトロアニソール、2,4−ジ
ニトロフェノール、o-ニトロベンジルアルコール、4−
ニトロカテコールなど。 B.脂肪族ニトロ化合物…ニトロメタン、ニトロエタ
ン、ニトロプロパン(1−,2−)など。 これらのニトロ化合物は、それぞれの単独で若しくは2
種以上を混合して使用することができる。これらのニト
ロ化合物中でも、ニトロベンゼン、ニトロメタン、ニト
ロスチレンおよびニトロカテコールがより好ましい。
【0009】本発明方法で使用する(2)アルキルアミ
ン化合物として、下記の如きものが例示される。ジイソ
プロピルアミン、ジアリルアミン、ペンチルアミン、ヘ
キシルアミン、エチレンジアミンなど。これらのアルキ
ルアミン化合物も、それぞれの単独で若しくは2種以上
を混合して使用することができる。これらのアルキルア
ミン化合物中でも、ジイソプロピルアミンおよびジアリ
ルアミンがより好ましい。
ン化合物として、下記の如きものが例示される。ジイソ
プロピルアミン、ジアリルアミン、ペンチルアミン、ヘ
キシルアミン、エチレンジアミンなど。これらのアルキ
ルアミン化合物も、それぞれの単独で若しくは2種以上
を混合して使用することができる。これらのアルキルア
ミン化合物中でも、ジイソプロピルアミンおよびジアリ
ルアミンがより好ましい。
【0010】第一の組成では、水素含有ハロゲン化炭化
水素100部に対し、通常(1)ニトロ化合物0.05
〜5部程度および(2)アルキルアミン化合物0.05
〜5部程度(但し、両成分の合計は、0.1〜5部程
度)を配合する。より好ましい割合は、水素含有ハロゲ
ン化炭化水素100部に対し、(1)ニトロ化合物0.
1〜0.5部程度および(2)アルキルアミン化合物
0.1〜0.5部程度(但し、両成分の合計は、0.2
〜1部程度)である。(1)ニトロ化合物および(2)
アルキルアミン化合物の割合が、少なすぎる場合には、
所望の効果が達成されないのに対し、多すぎる場合に
は、それ以上の実質的な効果の改善は認められない。
水素100部に対し、通常(1)ニトロ化合物0.05
〜5部程度および(2)アルキルアミン化合物0.05
〜5部程度(但し、両成分の合計は、0.1〜5部程
度)を配合する。より好ましい割合は、水素含有ハロゲ
ン化炭化水素100部に対し、(1)ニトロ化合物0.
1〜0.5部程度および(2)アルキルアミン化合物
0.1〜0.5部程度(但し、両成分の合計は、0.2
〜1部程度)である。(1)ニトロ化合物および(2)
アルキルアミン化合物の割合が、少なすぎる場合には、
所望の効果が達成されないのに対し、多すぎる場合に
は、それ以上の実質的な効果の改善は認められない。
【0011】第二の組成では、(1)ニトロ化合物の少
なくとも1種と(2)アルキルアミン化合物の少なくと
も1種とに、さらに(3)エポキシ化合物、環状窒素化
合物および不飽和アルコール化合物からなる群から選ば
れた少なくとも1種を併用する。これらの併用化合物
(3)の具体例を例示すれば、下記の通りである。 エポキシ化合物…1,2−ブチレンオキシド、イソブチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、エピクロルヒドリ
ン、スチレンオキシド、グリシドールなど。これらエポ
キシ化合物中でも、1,2−ブチレンオキシドおよびエ
ピクロルヒドリンがより好ましい。 環状窒素化合物…メチルピロール(N−,2−,3
−)、ビニルピリジン(2−,4−)、N−メチルモル
ホリン、ベンゾトリアゾールなど。これらの環状窒素化
合物中でも、N−メチルピロールおよび4−ビニルピリ
ジンがより好ましい。 不飽和アルコール…プロパギルアルコール、3−メチル
−1−ブテン−3−オール、2−メチル−3−ブチン−
3−オールなど。これらの不飽和アルコール中でも、プ
ロパギルアルコールがより好ましい。 これらの併用化合物は、それぞれ単独で或いは2種以上
を組合わせて使用することが出来る。
なくとも1種と(2)アルキルアミン化合物の少なくと
も1種とに、さらに(3)エポキシ化合物、環状窒素化
合物および不飽和アルコール化合物からなる群から選ば
れた少なくとも1種を併用する。これらの併用化合物
(3)の具体例を例示すれば、下記の通りである。 エポキシ化合物…1,2−ブチレンオキシド、イソブチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、エピクロルヒドリ
ン、スチレンオキシド、グリシドールなど。これらエポ
キシ化合物中でも、1,2−ブチレンオキシドおよびエ
ピクロルヒドリンがより好ましい。 環状窒素化合物…メチルピロール(N−,2−,3
−)、ビニルピリジン(2−,4−)、N−メチルモル
ホリン、ベンゾトリアゾールなど。これらの環状窒素化
合物中でも、N−メチルピロールおよび4−ビニルピリ
ジンがより好ましい。 不飽和アルコール…プロパギルアルコール、3−メチル
−1−ブテン−3−オール、2−メチル−3−ブチン−
3−オールなど。これらの不飽和アルコール中でも、プ
ロパギルアルコールがより好ましい。 これらの併用化合物は、それぞれ単独で或いは2種以上
を組合わせて使用することが出来る。
【0012】第二の組成では、水素含有ハロゲン化炭化
水素100部に対し、通常(1)ニトロ化合物0.05
〜5部程度、(2)アルキルアミン化合物0.05〜5
部程度および併用化合物(3)0.05〜5部程度(但
し、3成分の合計は、0.15〜5部程度)を配合す
る。より好ましい割合は、水素含有ハロゲン化炭化水素
100部に対し、(1)ニトロ化合物0.1〜0.5部
程度、(2)アルキルアミン化合物0.1〜0.5部程
度および併用化合物(3)0.1〜1部程度(但し、3
成分の合計は、0.3〜1部程度)である。これら3成
分のいずれか1種の配合割合が、少なすぎる場合には、
所望の効果が達成されず、一方、多すぎる場合にも、効
果の実質的な改善は認められない。
水素100部に対し、通常(1)ニトロ化合物0.05
〜5部程度、(2)アルキルアミン化合物0.05〜5
部程度および併用化合物(3)0.05〜5部程度(但
し、3成分の合計は、0.15〜5部程度)を配合す
る。より好ましい割合は、水素含有ハロゲン化炭化水素
100部に対し、(1)ニトロ化合物0.1〜0.5部
程度、(2)アルキルアミン化合物0.1〜0.5部程
度および併用化合物(3)0.1〜1部程度(但し、3
成分の合計は、0.3〜1部程度)である。これら3成
分のいずれか1種の配合割合が、少なすぎる場合には、
所望の効果が達成されず、一方、多すぎる場合にも、効
果の実質的な改善は認められない。
【0013】上記の(1)ニトロ化合物および(2)ア
ルキルアミン化合物、或いは(1)ニトロ化合物、
(2)アルキルアミン化合物および併用化合物(3)か
らなる安定化剤成分は、対象とする水素含有フロンの使
用目的、用途、該フロンと混在する他の物質、貯蔵時、
製造時および製品使用時の温度条件などに応じて、フロ
ンに対する配合時期、配合手段などを任意に選択でき
る。
ルキルアミン化合物、或いは(1)ニトロ化合物、
(2)アルキルアミン化合物および併用化合物(3)か
らなる安定化剤成分は、対象とする水素含有フロンの使
用目的、用途、該フロンと混在する他の物質、貯蔵時、
製造時および製品使用時の温度条件などに応じて、フロ
ンに対する配合時期、配合手段などを任意に選択でき
る。
【0014】
【発明の効果】本発明方法によれば、水素含有フロンの
貯蔵中、使用中および製品中のいずれの時期乃至状態に
おいても、該フロンの安定性を著るしく高めることがで
きる。また、本発明方法は、アルコール性水酸基を有す
る化合物との共存状態で使用される条件下においても、
水素含有フロンの分解を抑制することができる。従っ
て、本発明は、発泡剤、冷媒、洗浄剤、噴射剤、消火
剤、溶剤、ドライエッチング剤などとして使用される水
素含有フロンの長期に亘る分解抑制方法として、実用上
極めて有用である。
貯蔵中、使用中および製品中のいずれの時期乃至状態に
おいても、該フロンの安定性を著るしく高めることがで
きる。また、本発明方法は、アルコール性水酸基を有す
る化合物との共存状態で使用される条件下においても、
水素含有フロンの分解を抑制することができる。従っ
て、本発明は、発泡剤、冷媒、洗浄剤、噴射剤、消火
剤、溶剤、ドライエッチング剤などとして使用される水
素含有フロンの長期に亘る分解抑制方法として、実用上
極めて有用である。
【0015】
【実施例】以下に実施例および比較例を示し、本発明の
特徴とするところをより一層明確にする。
特徴とするところをより一層明確にする。
【0016】実施例1 下記第1表に示す割合で各成分を混合し、硬質ポリウレ
タン製造用の混合液を調整した。 第 1 表 ポリオール 100部 触媒 2部 整泡剤 2部 純水 2部 発泡剤(フロンまたは水素含有フロン) 40部 注:ポリオール…商標“RX−500”、三洋化成(株)製 触媒…商標“U−CAT1000”、サンアボット(株)製 整泡剤…商標“SH−193”、東レシリコーン(株)製
タン製造用の混合液を調整した。 第 1 表 ポリオール 100部 触媒 2部 整泡剤 2部 純水 2部 発泡剤(フロンまたは水素含有フロン) 40部 注:ポリオール…商標“RX−500”、三洋化成(株)製 触媒…商標“U−CAT1000”、サンアボット(株)製 整泡剤…商標“SH−193”、東レシリコーン(株)製
【0017】得られた混合液に所定量の安定剤を混合
し、鉄製の耐圧容器に封入し、恒温槽中で60℃に保持
し、1ケ月間加熱試験を行なった。加熱試験に際して、
水素含有フロンまたはフロンの分解が生ずると、特定の
分解ガスが発生するので、その濃度をガスクロマトグラ
フにより測定し、貯蔵時の水素含有フロンまたはフロン
の分解抑制能を判断した。
し、鉄製の耐圧容器に封入し、恒温槽中で60℃に保持
し、1ケ月間加熱試験を行なった。加熱試験に際して、
水素含有フロンまたはフロンの分解が生ずると、特定の
分解ガスが発生するので、その濃度をガスクロマトグラ
フにより測定し、貯蔵時の水素含有フロンまたはフロン
の分解抑制能を判断した。
【0018】また、上記で得られた混合液100部に粗
製ポリイソシアネート(商標“MR−100”、日本ポ
リウレタン(株)製)102部を加え、ハンドミキシン
グによりウレタンフォームを製造した後、1日熟成し、
次いで、1日熟成後のウレタンフォームを10cm角の
大きさに切断し、アルミニウム製ラミネートパックによ
り真空パックした。次いで、真空パックされたウレタン
フォームをプレスで潰し、発熱反応により生成する分解
ガスの濃度をガスクロマトグラフにより測定して、フォ
ーム形成反応時の水素含有フロンまたはフロンの分解抑
制能を判断した。
製ポリイソシアネート(商標“MR−100”、日本ポ
リウレタン(株)製)102部を加え、ハンドミキシン
グによりウレタンフォームを製造した後、1日熟成し、
次いで、1日熟成後のウレタンフォームを10cm角の
大きさに切断し、アルミニウム製ラミネートパックによ
り真空パックした。次いで、真空パックされたウレタン
フォームをプレスで潰し、発熱反応により生成する分解
ガスの濃度をガスクロマトグラフにより測定して、フォ
ーム形成反応時の水素含有フロンまたはフロンの分解抑
制能を判断した。
【0019】また、上記と同様にして真空パックしたウ
レタンフォームを恒温槽で90℃に保持し、2週間加熱
した後の分解ガス濃度をガスクロマトグラフにより測定
して、エージング中の水素含有フロンまたはフロンの分
解抑制能を判断した。
レタンフォームを恒温槽で90℃に保持し、2週間加熱
した後の分解ガス濃度をガスクロマトグラフにより測定
して、エージング中の水素含有フロンまたはフロンの分
解抑制能を判断した。
【0020】さらに、冷媒としての用途を想定した保存
試験を行なった。すなわち、鉄、銅およびアルミニウム
の試験片(それぞれ5mm×50mm×2mm)を同時に収容
した100mlの耐圧ガラス容器に水素含有フロン123
とパラフィン系鉱油との混合物(80/20;重量比)
100gを入れ、第3A表の比較例5〜8および第3B
表の実施例1〜9に示す安定剤を所定量添加し、90℃
で2週間加熱して分解抑制能を判断した。
試験を行なった。すなわち、鉄、銅およびアルミニウム
の試験片(それぞれ5mm×50mm×2mm)を同時に収容
した100mlの耐圧ガラス容器に水素含有フロン123
とパラフィン系鉱油との混合物(80/20;重量比)
100gを入れ、第3A表の比較例5〜8および第3B
表の実施例1〜9に示す安定剤を所定量添加し、90℃
で2週間加熱して分解抑制能を判断した。
【0021】第2−A表乃至第2−C表に発泡剤中の種
類、安定化剤の種類および発泡剤100部に対する安定
化剤の添加量(部)を示す。また、第3−A表乃至第3
−C表に各試験段階での分解ガス生成濃度(発泡剤基
準)を示す。 第 2−A 表比較例 発泡剤 安 定 化 剤 添加量 1 11 なし − 2 11 ニトロベンゼン 1.0 3 11 ニトロメタン 1.0 4 11 ジイソプロピルアミン 1.0 5 123 なし − 6 123 ニトロベンゼン 1.0 7 123 ニトロメタン 1.0 8 123 ジイソプロピルアミン 1.0 9 11 ニトロベンゼン 0.5 ジイソプロピルアミン 0.5 10 11 ニトロメタン 0.5 ジアリルアミン 0.5 11 11 4−ニトロカテコール 0.5 ジイソプロピルアミン 0.5
類、安定化剤の種類および発泡剤100部に対する安定
化剤の添加量(部)を示す。また、第3−A表乃至第3
−C表に各試験段階での分解ガス生成濃度(発泡剤基
準)を示す。 第 2−A 表比較例 発泡剤 安 定 化 剤 添加量 1 11 なし − 2 11 ニトロベンゼン 1.0 3 11 ニトロメタン 1.0 4 11 ジイソプロピルアミン 1.0 5 123 なし − 6 123 ニトロベンゼン 1.0 7 123 ニトロメタン 1.0 8 123 ジイソプロピルアミン 1.0 9 11 ニトロベンゼン 0.5 ジイソプロピルアミン 0.5 10 11 ニトロメタン 0.5 ジアリルアミン 0.5 11 11 4−ニトロカテコール 0.5 ジイソプロピルアミン 0.5
【0022】 第 2−B 表実施例 発泡剤 安 定 化 剤 添加量 1 123 ニトロベンゼン 0.2 ジイソプロピルアミン 0.3 2 123 ニトロメタン 0.2 ジアリルアミン 0.3 3 123 p−ニトロカテコール 0.2 ジイソプロピルアミン 0.3 4 123 ニトロベンゼン 0.1 ジイソプロピルアミン 0.3 N−メチルピロール 0.3 5 123 ニトロメタン 0.2 ジアリルアミン 0.3 4−ビニルピリジン 0.3 6 123 3−ニトロスチレン 0.1 ジイソプロピルアミン 0.3 ベンゾトリアゾール 0.3 7 123 m−ニトロトルエン 0.1 ジアリルアミン 0.3 2,3−ブタンジオール 0.3 8 123 o−ニトロアニソール 0.1 ジイソプロピルアミン 0.3 プロパギルアルコール 0.3 9 123 p−ニトロフェネトール 0.1 ジイソプロピルアミン 0.3 1,2−ブチレンオキシド 0.5
【0023】 第 2−C 表実施例 発泡剤 安 定 化 剤 添加量 10 141b ニトロベンゼン 0.2 ジイソプロピルアミン 0.3 11 141b ニトロメタン 0.2 ジアリルアミン 0.3 12 141b 4−ニトロカテコール 0.2 ジイソプロピルアミン 0.3 13 141b ニトロベンゼン 0.1 ジイソプロピルアミン 0.3 N−メチルピロール 0.3 14 141b ニトロメタン 0.2 ジアリルアミン 0.3 4−ビニルピリジン 0.3 15 141b 3−ニトロスチレン 0.1 ジイソプロピルアミン 0.3 ベンゾトリアゾール 0.3 16 141b m−ニトロトルエン 0.1 ジアリルアミン 0.3 2、3−ブタンジオール 0.3 17 141b o−ニトロアニソール 0.1 ジイソプロピルアミン 0.3 プロパギルアルコール 0.3 18 141b p−ニトロフェネトール 0.1 ジイソプロピルアミン 0.3 1,2−ブチレンオキシド 0.5
【0024】 第 3−A 表 分解ガス生成濃度(ppm) 比較例 貯 蔵 中 反 応 中 エージング中 保存中 1 20000 350 6400 − 2 2300 120 5800 − 3 5800 380 8500 − 4 18000 400 7500 − 5 3600 470 4100 1100 6 170 70 1300 450 7 500 250 2900 250 8 2500 400 3800 800 9 15000 320 6200 − 10 18000 450 8000 − 11 16000 340 7000 − 注:比較例1〜4および9〜11(CFC−11使用)
では、ジクロロモノフルオロメタン(HCFC−21)
が発生した。 比較例5〜8(HCFC−123使用)では、1−クロ
ロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−13
3a)が発生した。
では、ジクロロモノフルオロメタン(HCFC−21)
が発生した。 比較例5〜8(HCFC−123使用)では、1−クロ
ロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−13
3a)が発生した。
【0025】 第 3−B 表 分解ガス生成濃度(ppm) 実施例 貯 蔵 中 反 応 中 エージング中 保存中 1 200 0 840 400 2 620 20 1200 210 3 290 0 720 390 4 180 0 380 360 5 580 0 490 190 6 120 0 300 170 7 140 0 380 260 8 180 0 420 290 9 140 0 320 220 注:実施例1〜9(HCFC−123使用)では、1−
クロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−
133a)が発生した。
クロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−
133a)が発生した。
【0026】 第 3−C 表 分解ガス生成濃度(ppm) 実施例 貯 蔵 中 反 応 中 エージング中 10 280 0 1100 11 700 0 1300 12 300 0 820 13 240 0 450 14 700 0 620 15 140 0 340 16 180 0 400 17 160 0 480 18 140 0 360 注:実施例10〜18(HCFC−141b使用)で
は、主に1−クロロ−1−フルオロエチレンが発生し
た。
は、主に1−クロロ−1−フルオロエチレンが発生し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手 哲 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 土屋 立美 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 藤原 克樹 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニ
トロ化合物の少なくとも1種および(2)アルキルアミ
ン化合物の少なくとも1種を配合することを特徴とする
水素含有ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法。 - 【請求項2】 水素含有ハロゲン化炭化水素に(1)ニ
トロ化合物の少なくとも1種、(2)アルキルアミン化
合物の少なくとも1種および(3)エポキシ化合物、環
状窒素化合物および不飽和アルコール化合物からなる群
から選ばれた少なくとも1種を配合することを特徴とす
る水素含有ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20093791A JPH0543492A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 水素含有ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20093791A JPH0543492A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 水素含有ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543492A true JPH0543492A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16432777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20093791A Pending JPH0543492A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 水素含有ハロゲン化炭化水素の分解抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543492A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7862749B2 (en) | 2004-05-28 | 2011-01-04 | Albemarle Corporation | Flame retardant polyurethanes and additives therefor |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20093791A patent/JPH0543492A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7862749B2 (en) | 2004-05-28 | 2011-01-04 | Albemarle Corporation | Flame retardant polyurethanes and additives therefor |
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