JPH0543452U - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

Info

Publication number
JPH0543452U
JPH0543452U JP9162291U JP9162291U JPH0543452U JP H0543452 U JPH0543452 U JP H0543452U JP 9162291 U JP9162291 U JP 9162291U JP 9162291 U JP9162291 U JP 9162291U JP H0543452 U JPH0543452 U JP H0543452U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
bimetal
locking lever
handle
circuit breaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9162291U
Other languages
English (en)
Inventor
博寿 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9162291U priority Critical patent/JPH0543452U/ja
Publication of JPH0543452U publication Critical patent/JPH0543452U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイメタル27を限時トリツプのアクチユエー
タとして使用する回路遮断器において、バイメタルが変
形してトリツプ機構の係止を解除する際に、バイメタル
が係止レバー等の係止機構に接触し、そこから電流が分
流するのを防止する。 【構成】 係止レバー7の表面にフツ素樹脂系乾燥被膜
潤滑剤7bを施す。 【効果】 バイメタル27と係止レバー7とがバイメタル
27の変形により接触しても、フツ素樹脂系乾燥被膜潤滑
剤7bにより電気的に絶縁され、これらの間には電流が流
れず分流は発生しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、回路遮断器は過負荷電流等の比較的小さな過電流が一定の時間持続し た場合に、電流を遮断すべくトリツプする機能(以下、限時トリツプと略称する )が設けられている。この限時トリツプを実行するためのアクチユエータとして バイメタルを用いることが知られている。すなわち、バイメタル自身に流れる電 流によってジュール発熱し、その熱によってバイメタルが湾曲し、トリツプ機構 の係止を解除する(周知に付図示せず)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、バイメタルが係止レバー等の係止機構に接触すると、電流が例えば 、バイメタル、係止レバー、回転軸、可動子などを通じて分流し、係止レバーや 軸等が溶融するという問題があることが知られている。
【0004】 この考案は以上のような問題点を解決するためになされたものであり、電流の 分流の発生しない回路遮断器を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る回路遮断器は、 ベースに回動操作可能に支持されたハンドルと、 一端が前記ハンドルに回転自在に連結され、前記ハンドルとともにトグルリン ク機構を形成するリンクと、 前記ベースに設けられた長円孔と回動自在に係合する軸を有し、一方の回動端 部に可動接点を有する可動子と、 前記可動子の軸により回動自在に軸支され、常時は前記可動子と前記リンクと が連結されるように前記リンクを係止するための、表面にフツ素樹脂系乾燥被膜 潤滑剤の被覆膜を施した係止レバーと、 所定値以上の過電流が流れたとき、前記係止レバーを回動させて前記リンクと 前記可動子との連結を解除し、前記可動接点を固定接点から開離させる過電流引 外し手段と、 を具備している。
【0006】
【作用】
過負荷電流等の比較的小さな過電流が流れた場合、ON状態にある過電流引外 し手段、例えば、バイメタルが自己のジュール発熱によって湾曲し、バイメタル の先端が係止レバーの係止を解除する。このとき、バイメタルと係止レバーとが 接触するが、係止レバーの表面はフツ素樹脂系乾燥被膜によって覆われており、 バイメタルと係止レバーとは電気的には絶縁され、これらの間には電流が流れず 、分流は発生しない。
【0007】
【実施例】
この考案に係る回路遮断器を、その一実施例を示す図1、図2及び図3を用い て説明する。図1はこの考案に係る回路遮断器のOFF(オフ)状態を示す断面 図、図2は同ON(オン)状態を示す断面図、図3は同トリツプ状態を示す断面 図である。
【0008】 各図において、ベース1は絶縁性材料で作成され、ハンドル2はベース1の一 部分で構成された軸101を中心として回動自在に軸支されている。ねじりばね3 は軸101に装着され、その腕の一つをベース1に、また他の腕をハンドル2に掛 けられ、ハンドル2を反時計方向に回転させるように付勢する。リンク4はピン を略U字状に曲げたものであり、一方の腕はハンドル2の内部突起201に設けら れた穴(図示せず)に回動自在に挿入され、他の腕は係止レバー7の係止部7aに 掛けられている。可動子5は軸6に回動自在に軸支され、一方軸6はベース1に 設けられた長円孔102にしゆう動自在に支持されている。可動子5はその一方の 回動端部に、係止部7aとともにリンク4を挟持する1対の第1及び第2のラツチ 面5a及び5bを有している。係止レバー7は軸6により可動子5に回動自在に軸支 されている。ねじりばね8は可動子5に設けられた軸11に装着され、一方に腕を 軸6に、また他の腕を係止レバー7に掛けられており、係止レバー7を可動子5 の付勢方向とは逆の方向に常時付勢している。係止レバー7の表面にはフツ素樹 脂系乾燥被膜潤滑処理7b(例えばテフロン(商標)コーテイング等)が施されて いる。
【0009】 可動接点12は可動子5の一端部に固着され、可動接点12と対向する固定接点16 はベース1に固定された固定子15に固着されている。可動子5を付勢するための 引張りばね14はベース1に設けられた軸13と軸11との間に張架されている。コイ ル17はその一端を固定子15に電気的に接続され、他端は端子18に電気的に接続さ れている。端子18には線押え19及びねじ20が設けられ、外部導体(図示せず)を 接続する。ヨーク21はベース1に取り付けられ、磁路を形成する。コイル17はボ ビン24に巻回され、ボビン24の中空部にはプランジヤ22が遊かんされている。プ ランジヤ22はコイル17が励磁されたときに、ばね23の力に抗して図中左方向に吸 引される。ロツド25はプランジヤ22が吸引されたとき、図中左方向に駆動される 。可撓銅撚線26はその一端が可動子5に電気的に接続され、他端はバイメタル27 に接続されている。端子28はバイメタル27と電気的に接続され、さらに線押え29 及びねじ30が設けられ、外部導体(図示せず)が接続される。端子28にはバイメ タル27の係止レバー7に対する位置を微調整するための調整ねじ31が設けられ、 また、バイメタル27には絶縁チユーブ32が装着されている。アークランナ33は、 その一端が端子28に固着され、他端はベース1の溝部にかん合されている。アー クランナ33の両側面にはアークの走行方向に平行して無気質材製の側板34が配置 されている。消弧室35は、可動接点12と固定接点16との間に生ずるアークを消弧 するためのものであり、複数枚のグリツド36が所定の間隔になるように1対の側 板37により支持されている。
【0010】 以上のように構成された、この考案に係る回路遮断器において、図1に示す回 路遮断器のOFF状態と、図2に示すON状態のいずれの場合も、リンク4は可 動子5の両ラツチ面5a,5bと係止レバー7の係止部7aによって挾持されている。 図1に示すOFF状態からハンドル2を図中右方向に回転すると(ON操作)、 ハンドル2の内部端201とリンク4とで構成するトグルリンク機構がデツドポイ ントをこえて伸張し、可動子5は軸6を中心として反時計方向に回動する。その 結果、可動接点12が固定接点16に接触し、図2に示すON状態となる。
【0011】 反対に、ハンドル2を図中左方向に回転すると(OFF操作)、ハンドル2の 内部端201とリンク4とで構成する前記トグルリンク機構がデツドポイントをこ えて屈曲し、可動子5は軸6を中心として時計方向に回動し、可動接点12が固定 接点16から開離され、図1に示すOFF状態となる。
【0012】 過負荷電流等の比較的小さな過電流が流れた場合、図2に示すON状態にある バイメタル27が自己のジュール発熱によって湾曲し、バイメタルの先端27aが係 止レバー7を押圧し、係止レバー7が軸6を中心として時計方向に回動する。こ れによって、リンク4の他端の挾持が解除され、引張りばね14の付勢力によって 可動子5が軸6を中心として時計方向に回動される。その結果、図3に示すトリ ツプ状態になる。このとき、バイメタル27と係止レバー7とが接触するが、係止 レバー7の表面はフツ素樹脂系乾燥被膜7bによって覆われており、バイメタル27 と係止レバー7とは電気的には絶縁されている。従って、これらの間には電流が 流れず、係止レバー7、軸6及び可動子5を介して流れる分流は生じない。
【0013】 その後、ねじりばね3の付勢力によりハンドル2が反時計方向に回動され、リ ンク4の他端がラツチ面5a,5bと係止部7aとの間に位置し、リンク4がラツチ面5 a,5bと係止部7aにより挾持される。その結果、図1に示すOFF状態と同様の状 態になる。すなわち、自動的にリセツトされる。なお、上記トリツプ動作は、所 定の時延特性をもって行われる。
【0014】 一方、短絡電流等の大きな過電流が流れた場合、コイル17が励磁され、プラン ジヤ22が圧縮ばね23の付勢力に抗して吸引される。これによって、ロツド25が図 中左方向に押出され、係止レバー7が軸6を中心として時計方向に回転される。 その結果、リンク4の他端の挾持が解除され、引張りばね14の付勢力によって可 動子5が軸6を中心として時計方向に回動され、図3に示すトリツプ状態になる 。なお、この場合のトリツプ動作は所定の瞬時特性をもって行われる。
【0015】 上記実施例では、係止レバー7の表面に施す乾燥被膜潤滑剤7bとしてフツ素樹 脂系のものを用いたが、シリコン樹脂系のものであっても同様の効果を有する。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば係止レバー7にフツ素樹脂系乾燥被膜潤滑剤 処理7bを施してあるので、安価で分流の無い回路遮断器を得ることができるとい う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案に係る回路遮断器のOFF(オ
フ)状態を示す断面図
【図2】図2は同ON(オン)状態を示す断面図
【図3】図3は同トリツプ状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ベース 2 ハンドル 3 ねじりばね 4 リンク 5 可動子 6 軸 7 係止レバー 7b フツ素樹脂系乾燥被膜潤滑剤 14 引張りばね 27 バイメタル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに回動操作可能に支持されたハン
    ドルと、 一端が前記ハンドルに回転自在に連結され、前記ハンド
    ルとともにトグルリンク機構を形成するリンクと、 前記ベースに設けられた長円孔と回動自在に係合する軸
    を有し、一方の回動端部に可動接点を有する可動子と、 前記可動子の軸により回動自在に軸支され、常時は前記
    可動子と前記リンクとが連結されるように前記リンクを
    係止するための、表面にフツ素樹脂系乾燥被膜潤滑剤の
    被覆膜を施した係止レバーと、 所定値以上の過電流が流れたとき、前記係止レバーを回
    動させて前記リンクと前記可動子との連結を解除し、前
    記可動接点を固定接点から開離させる過電流引外し手段
    と、 を具備する回路遮断器。
JP9162291U 1991-11-08 1991-11-08 回路遮断器 Pending JPH0543452U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9162291U JPH0543452U (ja) 1991-11-08 1991-11-08 回路遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9162291U JPH0543452U (ja) 1991-11-08 1991-11-08 回路遮断器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0543452U true JPH0543452U (ja) 1993-06-11

Family

ID=14031669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9162291U Pending JPH0543452U (ja) 1991-11-08 1991-11-08 回路遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0543452U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101301335B1 (ko) * 2011-12-14 2013-08-29 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 회로차단기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101301335B1 (ko) * 2011-12-14 2013-08-29 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 회로차단기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0119315Y2 (ja)
US4112270A (en) Means connecting circuit breaker and auxiliary feature modules
JPS63174238A (ja) 配線用しゃ断器接点装置
JPS58176843A (ja) 過電流保護スイツチ
US5162765A (en) Adjustable magnetic tripping device and circuit breaker including such device
US5185590A (en) Magnetic blow-out circuit breaker with booster loop/arc runner
JPH0127250Y2 (ja)
US4743878A (en) Circuit interrupter
US4611188A (en) Circuit breaker
JPH0543452U (ja) 回路遮断器
US4553116A (en) Molded case circuit breaker with resettable combined undervoltage and manual trip mechanism
US3171928A (en) Electric circuit breaker with cam surfaces and wedging roller
US4079346A (en) Mounting plate for molded case circuit breaker
US4620171A (en) Molded case circuit breaker with resettable combined undervoltage and manual trip mechanism
JPH0641328Y2 (ja) 回路遮断器
JPH0641325Y2 (ja) 回路遮断器
JPH0641326Y2 (ja) 回路遮断器
JPH0329873Y2 (ja)
JPS6136050Y2 (ja)
JPH021011Y2 (ja)
JPH0215308Y2 (ja)
JPH0735280Y2 (ja) 回路しや断器
JPS5917080Y2 (ja) ブレ−カ類の瞬時引外し装置
JPH021010Y2 (ja)
JPH0155742B2 (ja)