JPH0543421Y2 - - Google Patents

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JPH0543421Y2
JPH0543421Y2 JP9917787U JP9917787U JPH0543421Y2 JP H0543421 Y2 JPH0543421 Y2 JP H0543421Y2 JP 9917787 U JP9917787 U JP 9917787U JP 9917787 U JP9917787 U JP 9917787U JP H0543421 Y2 JPH0543421 Y2 JP H0543421Y2
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JP
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diaphragm
base
bent part
ultrasonic transducer
elastic body
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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 本考案は自動車の車高センサ等に使用される空
中超音波トランスジユーサに関する。 従来の技術 圧電素子の広がり振動モード、或いは厚み縦振
動モードによつて超音波を発する空中超音波トラ
ンスジユーサの典型的な先行技術は第4図に示さ
れている。空中超音波トランスジユーサは、一方
側(第4図の下方側)に開口した金属製ケース1
と、金属製ケース1の前記開口に取付けられ金属
製ケース1を支持する基台2とを有する。金属製
ケース1は、円筒状の側部3と、放射面を構成す
る円板状の前面部4とを有し、この前面部4の厚
みt1は、側部3の厚みt2よりも極めて小さく
選ばれる。前面部4の背後面には、圧電素子5が
貼着されている。また基台2にはピン端子6a,
6bが挿通しており、このピン端子6aはリード
線7aを介して金属ケース1に接続され、ピン端
子6bはリード線7bを介して圧電素子5に接続
されている。 考案が解決しようとする問題点 上記構成を有する空中超音波トランスジユーサ
では、発振時に金属ケース1が全体としてピスト
ン運動的に振動する。したがつて、第5図に示す
ようにメインローブ11と共にサイドローブ12
も発生する。そのため、側面方向からの不要な超
音波を受けてしまうことがあり、検出精度が劣化
する。 またこのような構成を有する空中超音波トラン
スジユーサでは、半減角θ1/2は第1式で求められ
る。 θ1/2≒sin-1(0.71λ/d) ……(1) ここでλは波長を示し、dは反射面である前面
部4の直径を示す。この第1式から明らかなよう
にdを小さくすると半減角θ1/2が大きくなる。し
たがつてセンサの小型化の要請を達成すべく直径
dを小とすると、半減角θ1/2が大きくなり、これ
に起因してセンサの検出精度が劣化する。したが
つて従来からサイドローブのない、指向性の鋭い
しかも小型化された空中超音波トランスジユーサ
が所望されていた。 本考案の目的は、上述の技術的問題点を解決
し、サイドローブの発生を防ぎかつ指向性を鋭く
するようにすると共に可及的に装置の小型化を図
ることができるようにした空中超音波トランスジ
ユーサを提供することである。 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、金属製振
動板の背後面に圧電素子が貼着された構造を有す
る空中超音波トランスジユーサにおいて、前記振
動板を、少なくとも2回以上折り曲げて第1折曲
部、第2折曲部を有する段付状円形に形成し、こ
の振動板は、第2折曲部よりも開放端側のノード
ラインに沿つて振動板の表裏側に配設された第1
弾性体と第2弾性体により基台とカバー部との間
に弾性支持されると共に、前記第2弾性体を支持
する基台の外周面に取り付けられ、かつ超音波の
送出方向となる基台の前方側を周縁状に覆うカバ
ー体の内周端縁部が、前記振動板における第1折
曲部と第2折曲部との間で形成された側部に対し
て対向するように半径方向内方に向かうにつれて
縮径状に傾斜していることを特徴とするものであ
る。 作 用 本考案に従えば、振動板が2回以上折り曲げら
れた段付状円形に形成されて基台に弾性支持され
ているため、全方位的な指向性が得られる。また
前記基台の外周面に取り付けられているカバー体
の内周縁部が超音波の反射面を構成すべく半径方
向内方に向かうにつれて縮径状に傾斜しているた
め振動板の側部外周面から発振した超音波は、カ
バー体における反射面の角度に基づき反射して前
方に送出される。この反射面から前方に送出され
た超音波は、振動板の前面部から発振された超音
波と重畳される。したがつて、サイドローブの発
生を防ぐことができかつ指向性を鋭くすることが
できる。なお、反射面の傾斜角度を適宜調整する
ことによつて、指向性を変化させることが可能と
なる。 実施例 第1図は本考案の一実施例の空中超音波トラン
スジユーサ10の断面図であり、実施例では図面
の上側となる方向を前方側、又図面の下側となる
方向を背面側として説明する。空中超音波トラン
スジユーサ10は、基本的には背後面に圧電セラ
ミツクなどによつて実現される圧電素子11が貼
着された金属製振動板12と、振動板12を支持
する基台13と、カバー体14とを含む。基台1
3は、円板状の底部13aと、側壁13bとを有
する。底部13aには、環状の弾性体15が嵌ま
り込む環状の凹所16が形成されている。この弾
性体15は、たとえばゴムなどから成る。 前記基台13の側壁13bの外周面には、カバ
ー体14が取付けられる。このカバー体14は、
側壁13bに取付けられる取付部14aと、基台
13の前方側を周縁状に覆うカバー部14bとを
有すると共に、該カバー部14bはその内面で環
状の弾性体17を内接し、該弾性体17を抑える
押え片18と、該押え片18につらなり半径方向
内方に向かうにつれて縮径状に傾斜した傾斜片1
9とを有する。弾性体17は、たとえばゴムなど
から成る。前記傾斜片19の外表面は、後述する
ように振動板12から発振された超音波を反射さ
せて前方側に送出する反射面19aを構成する。 振動板12は、金属製平板が2回折曲げられて
段付状円形に形成され、圧電素子11を背面側に
備える前面部12aと、該前面部12aにつなが
り基本モードのノードライン近傍位置で折曲され
て外周側に向かうにつれて拡径した傾斜状の側部
12bと、該側部12bにつらなり2次モードの
ノードライン近傍位置で折曲され外周方向に延長
する平坦な周縁状のフランジ部12cとから構成
されている。 前記フランジ部12cはその上下面を弾性体1
5,17により挟持されており、該弾性体15,
17は基台13と押え片18との対向内面間で支
持されている。即ち金属振動板12は基台13に
弾性支持された状態と成る。このような金属振動
板12を段付状円形に折曲形成し、かつ前記フラ
ンジ部12Cで弾性支持することによつて全方位
的な指向性が得られると共に、2次モードの振動
を引き出すことができる。したがつて本考案に従
う振動板12では、基本モード以外に2次共振を
利用することができる。 なお、基台13の底部13aにはピン端子20
a,20bが挿通しており、ピン端子20aはリ
ード線21aを介して振動板12に接続され、ピ
ン端子20bはリード線21bを介して圧電素子
11に接続されている。底部13の背面側には、
シール部材22が充填されている。 次にこのような構成を有する空中超音波トラン
スジユーサの動作について説明する。圧電素子1
1に電圧が印加されると、振動板12が屈曲振動
する。これによつて前面部12aから超音波が発
振されると共に、第2図に示すように側部12b
外周面からもリング状の超音波が発振される。側
部12b外周面からの超音波は、第2図の参照符
Mで示すように反射面19aに反射して前方側に
放射される。これによつて前面部12aからの超
音波と側部12b外周面からの超音波とが、前方
側で重畳される。したがつて第3図に示すように
指向性を鋭くすることができる。また平面波を一
度反射面19aに反射させて超音波ビームを作つ
ているため、サイドローブが生じない。 なお、第2図1は反射面19aの傾斜角度αが
小さい場合の状態を示し、第2図2は傾斜角度α
が大きい場合の状態を示しており、第2図1およ
び第2図2から明らかなように第2図2の場合の
方は、第2図1の場合より指向性が鋭い。 こうして傾斜角度αを予め設定することによつ
て指向性を変化させることが可能となる。また特
定の場合に焦点を合わせることも可能となる。 第1表は本件考案者の実験結果を示す表であ
る。
【表】 なお、第1表は、放射面の直径が10mm、周波数
が40KHzの場合について求めたものであり、また
本件考案の傾斜角度αはα=40°としたものであ
る。 この第1表から明らかなように本件考案の場合
は、従来品に比べ格段に半減角θ1/2を小さくする
ことができた。したがつて半減角θ1/2をセンサの
検出精度の許容値範囲内に設定した場合、本考案
の方が従来品よりも放射面の直径を小さくするこ
とができるため、装置の小型化を図ることができ
る。 考案の効果 以上のように本考案のよれば、カバー体の前方
側周縁部が、反射面を構成すべく半径方向内方に
向かうにつれて縮径状に傾斜しているため、振動
板からの平面波を前記反射面に反射させて前方側
に放射させることができ、これによつてサイドロ
ーブの発生を防ぐことができる共に、指向性を鋭
くすることができる。また反射面の傾斜角度を予
め設定することによつて、指向性を変化させるこ
とが可能となる。さらに半減角を予め定めた値に
設定したとき、先行技術に比べ、放射面の直径を
小さくすることができ、したがつて装置の小型化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の空中超音波トラン
スジユーサ10の断面図、第2図は振動板12の
振動時に側部12b外周面から発振される超音波
の進行状態を示す図、第3図は本考案に従う空中
超音波トランスジユーサの指向性を示すグラフ、
第4図は典型的な先行技術の断面図、第5図は先
行技術の指向性を示すグラフである。 10……空中超音波トランスジユーサ、11…
…圧電素子、12……金属製振動板、12a……
前面部、12b……側部、12c……外向きフラ
ンジ部、13……基台、14……カバー体、1
5,17……弾性体、19……傾斜片、19a…
…反射面、α……反射面19aの傾斜角度。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属製振動板の背後面に圧電素子が貼着された
    構造を有する空中超音波トランスジユーサにおい
    て、 前記振動板を、少なくとも2回以上折り曲げて
    第1折曲部、第2折曲部を有する段付状円形に形
    成し、この振動板は、第2折曲部よりも開放端側
    のノードラインに沿つて振動板の表裏側に配設さ
    れた第1弾性体と第2弾性体により基台とカバー
    部との間に弾性支持されると共に、前記第2弾性
    体を支持する基台の外周面に取り付けられ、かつ
    超音波の送出方向となる基台の前方側を周縁状に
    覆うカバー体の内周端縁部が、前記振動板におけ
    る第1折曲部と第2折曲部との間で形成された側
    部に対して対向するように半径方向内方に向かう
    につれて縮径状に傾斜していることを特徴とする
    空中超音波トランスジユーサ。
JP9917787U 1987-06-26 1987-06-26 Expired - Lifetime JPH0543421Y2 (ja)

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JPS645181U JPS645181U (ja) 1989-01-12
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